JP2005527679A - 安定化させたポリプロピレン - Google Patents

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グレート・レークス・ケミカル(ヨーロッパ)・ゲーエムベーハー
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Abstract

a)ポリプロピレンの重量を基準に100ppmまたはそれ未満の1種のフェノール性抗酸化剤又はフェノール性抗酸化剤の混合物からなる第1安定剤成分;(b)ポリプロピレンの重量を基準に500〜1000ppmの1種のホスファイト抗酸化剤又はホスファイト抗酸化剤の混合物からなる第2安定剤成分;及び場合により(c)ポリプロピレンの重量を基準に100ppm〜5000ppmの1種のヒンダードアミン光安定剤単独又はそのような安定剤の混合物からなる第3安定剤成分を含むポリプロピレン組成物。ポリプロピレン組成物は、繊維の形態が有利である。好適なフェノール性抗酸化剤は1,3,5-トリス(4-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-2,6 ジメチルベンジル)-1,3,5-トリアジン-2,4,6-(1H,3H,5H)-トリオン(Lowinox 1790)である。好適なホスファイト抗酸化剤はトリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル) ホスファイト(Alkanox 240)である。好適な任意のヒンダードアミン光安定剤は4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジンとジメチルサクシネートとからなるポリマー(Lowilite 62)である。

Description

発明の詳細な説明
本発明は安定化させたポリプロピレン組成物に関し、さらに詳細には、安定化させたポリプロピレン繊維(しかしそれだけではない)に関する。
ポリプロピレン(PP)繊維は、geo/agroテキスタイル、カーテン、おむつ、医療用布、ティッシュー、大袋およびネットを含む広い分野の用途を有する。
これらの全ての用途は、通常、245℃〜300℃の温度で行われる過酷な押出や紡糸に耐えるためにPPが安定化されている必要がある。安定化プロセスは、通常、フェノール性抗酸化剤及びホスファイト抗酸化剤の安定化混合物のPPへの添加により得られる。時々、さらに光に対するPP繊維の安定化も要求され、このとき、例えば、ヒンダードアミンのようなUV安定剤を加える。これらのUV安定化剤は、時々、LTHA要求のための必要性もある。
PP繊維において維持されるべき特性は:
粘度(MFI:Melt Flow Indexとして測定)
加工中の着色(YI:Yellowness Indexとして測定)
プロパン及びブタンの燃焼により家庭内で普通形成されるNOxガスに露出している間の着色(ガス退色)
である。
要求される特性は、一般的に、加工中にPPの分解を防ぐフェノール性抗酸化剤がホスファイト(高温でかつ空気(酸素)の存在下でポリマー中に形成されるヒドロペルオキシドの異種分解によりフェノール性抗酸化剤の効力を増強することが知られている)と組合わされることにより与えられる。ホスファイトによるフェノール性抗酸化剤の効力の増強は「相乗効果」として知られている。
たとえフェノール性抗酸化剤がPPの良好な加工安定性を与えるとしても、殆どのフェノール性抗酸化剤は、空気又はNOxガスによりそれらが着色したキノンに酸化されることにより黄色化(YI)の欠点を示す。
僅かに限られた数のフェノール性抗酸化剤が全ての要求特性に対して許容できるバランスを与えるが、それらの例には、Lowinox 1790 - 1,3,5-トリス(4-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-2,6 ジメチルベンジル)-1,3,5-トリアジン-2,4,6-(1H,3H,5H)-トリオン;Irganox 1425 -ジエチルビス(CC3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル)メチル)ホスホネート)カルシウム; Anox IC-14 (1,3,5-トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート)及びAnox 20 テトラキスメチレン(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシヒドロシンナメート)メタン等がある。
これらの許容できるフェノール性抗酸化剤の全ては非常に高濃度である、500〜1500ppmの範囲に及び、しかもホスファイトと1:1〜1:4(フェノール:ホスファイト)で使用される。
ごく最近、市場にフェノール成分の代わりにベンゾフラノン又はジアルキルヒドロキシルアミンを使用した幾つかの「フェノールフリー」配合物が出現してきた。たとえこれらの新規なシステムが旧システムよりもいくらかの利点を与えるとしても、依然としていくらかの欠点がある。例えば、繊維紡糸に使用されるPPは低粘度でなければならず、そして重合反応器から来るPPは2〜12のMFIを示すので、押出の間により短い鎖に長いポリマー鎖が破断されることによるPPの「減成(degrade)」を必要とし、これは押出の間に特殊な過酸化物の導入によりもたらされる。得られるPPは、「制御されたレオロジーPP “controlled rheology PP」又は「クラックPP “cracked PP”」と呼ばれる。必要なMFIが重合から直接的に得られ、過酸化物の使用を必要としないのは、非常に僅かな場合のみである。
しかし、前述の高価な過酸化物の消費は、安定化システムの種類と濃度に依存する。幾つかのフェノール性抗酸化剤と幾つかのホスファイトとは高レベルの過酸化物の分解を与え、繊維製造のコストとポリマーの官能特性をより悪化させるポリマーへの副生成物の蓄積とに明白な影響をもたらすことが周知である。残念なことに、さらに、ベンゾフラノン及びジアルキルヒドロキシルアミンは過酸化物と反応し、過酸化物の一部を破壊し、ヒドロキシルアミンの場合、着色した副生成物をもたらす。
これは、現在市場にある安定化システムに、たとえそれらのうちの幾つかが非常に高価だとしても、同時に繊維製造の全ての要求事項を満足できるものはないことを意味する。ある場合には、非常に悪い着色により良好なMFIが達成される。その他のある場合では、「クラックPP」のために過酸化物の大量消費となり、又は「ガス退色 “gas fading” 」特性が非常に劣る。したがって、繊維製造は、最終PP用途に要求される最も重要な特性に関して、異なる配合物を選択しかつ使用することが余儀なくされる。一方、好まれるのはそれらが求める全ての用途のために有効な正確な一種類の配合物であるであろう。
上述の全ての検討に加え、いくらかのPP繊維用途、例えば、おしめや布においてがヒトの皮膚に接触することを念頭に置かなければならない。プラスチックからの安定剤の溶出可能性(extractability)は安定剤の化学的性質とそれらの濃度(勾配効果)に依存することが周知である。安定剤の濃度が高ければ高いほど、皮膚から吸収される確率が高い。PP繊維中の安定剤の全濃度を下げると健康とさらにコストに非常に大きく影響する。
我々は、驚いたことに、非常に低フェノール濃度の安定剤配合物が、非常に良好な加工安定性(MFI)、非常に低い着色性(YI)及び非常に低いガス退色性(gas fading)を与えることができることを見出した。これらの配合物は、上述の「フェノールフリー」システムにより得られる性能と同等かそれよりも良好であり、制御レオロジー用途に使用される過酸化物にわずかしか影響を与えない利点を有する。
本発明では、
(a)ポリプロピレンの重量を基準に100ppmまたはそれ未満の1種のフェノール性抗酸化剤又はフェノール性抗酸化剤の混合物からなる第1安定剤成分;
(b)ポリプロピレンの重量を基準に500〜1000ppmの1種のホスファイト抗酸化剤又はホスファイト抗酸化剤の混合物からなる第2安定剤成分;及び場合により
(c)ポリプロピレンの重量を基準に100ppm〜5000ppmの1種のヒンダードアミン光安定剤又はそのような安定剤の混合物からなる第3安定剤成分
を含むポリプロピレン組成物を提供する。
好ましくは、ポリプレン組成物は100〜50ppmのフェノール性抗酸化剤またはフェノール性抗酸化剤の混合物を含む。
本発明の好適な実施態様では、ポリプロピレン組成物はポリプロピレン繊維の形態である。
フェノール性抗酸化剤は、好ましくは、より少ないヒンダードフェノール、すなわち、いくらかの立体障害を示すが、2,6-ジ-t-ブチルフェノールを基準に、より一般的な抗酸化剤の立体障害の高いレベルにはないフェノールである。
さらに好ましくは、ヒンダードフェノール抗酸化剤は、1,3,5-トリス(4-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-2,6ジメチルベンジル)-1,3,5-トリアジン-2,4,6-(1H,3H,5H)-トリオン(Lowinox 1790);2,2'-メチレンビス(6-t-ブチル-4-メチルフェノール) (Lowinox 22 M46);4,4'-ブチリデンビス(2-t-ブチル-5-メチルフェノール) (Lowinox 44B25);2,2'-イソブチリデンビス(4,6-ジメチルフェノール) (Lowinox 22IB46);及び1,1,3-トリス(2'-メチル-4'-ヒドロキシ-5'-t-ブチルフェノール)ブタン(Lowinox CA22);2,5-ジ-t-アミルヒドロキノン(Lowinox AH25);2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-(1-メチルシクロヘキシル)フェノール(Lowinox WSP);4,4'-チオビス(2-t-ブチル-5-メチルフェノール) Lowinox TBM6;2,2'-チオビス(6-t-ブチル-4-メチルフェノール) Lowinox TBP6;及びトリエチレングリコールビス[3-(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオネート] (Lowinox GP45)の少なくとも一種から選択される。
ホスファイト抗酸化剤は、好ましくは、トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ホスファイト(Alkanox 240)、ビス (2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト (Alkanox P-24);及びテトラキス(2,4-ジ-ブチルフェニル)-4,4'ビフェニレンジホスホナイト(Alkanox 24-44)、及びビス(2,4-ジクミルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト(Doverphos S-9228)の少なくとも一種から選択される。
ヒンダードアミン光安定剤は、好ましくは、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジンエタノールとジメチルサクシネートとからなるポリマー(Lowilite 62);ポリ((6-((1,1,3,3-テトラメチルブチル)アミノ)-s-トリアジン-2,4ジイル)(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ)ヘキサメチレン(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ))) (Lowilite 94);及びNI,NII,NIII,NIV-テトラキス(2,4-ビス-1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)-n-ブチルアミノ)-1,3,5-トリアジン-6-イル)-4,7-ジアザデカン-1,10-ジアミン(Chimassorb 119)の少なくとも一種から選択される。
ポリプロピレン組成物中のフェノール性抗酸化剤対ホスファイト抗酸化剤の好適な比率は、重量基準で1:10〜1:20の範囲内である。
本発明はポリプロピレン組成物を安定化させる方法でもあり、当該方法はポリプロピレン組成物中に上記で定義した成分(a)、成分(b)及び場合により成分(c)を含む少なくとも一つの混合物を配合することを含む。
別の態様で、本発明は、ポリプロピレン組成物を安定化するために上記で定義した成分(a)、成分(b)及び場合により成分(c)を含む少なくとも一つの混合物を含む安定化組成物の使用でもある。
さらに別の態様で、本発明は、上記で定義した成分(a)、成分(b)及び場合により成分(c)を含む少なくとも一つの混合物を含む、ポリプロピレン組成物のための安定化配合物でもある。
従来技術は、一定のレベルまで、フェノール性抗酸化剤の濃度が高くなればなるほどMFI性能がより良好となることを教示するが、一方で本発明は、非常に良いMFI性能が、非常に低レベルのフェノール性抗酸化剤で得ることができることを教示する。
さらに、従来技術は、フェノール抗酸化剤対ホスファイト抗酸化剤の最適比率が重量基準で1:1〜1:4の範囲内である。しかし、本発明は、重量基準で1:10〜1:20のフェノール性抗酸化剤対ホスファイト抗酸化剤の比率が健康、環境及びコスト面から利点を与えることを示す。
本発明の二成分ブレンド及び三成分ブレンドが、ポリプロピレン繊維用途に予期されない良好な結果を与える安定剤パッケージを提供する。本発明の安定剤ブレンドは現在の技術水準の安定化システムよりも独特な向上性能を与え、匹敵〜良好な加工安定性、良好〜匹敵する着色安定性、より良好なガス退色性能、さらに制御レオロジーグレードにおいて過酸化物とのより低い相互作用を提供する。この特性の組み合わせは、高性能のポリプロピレン繊維用途に非常に望ましい。FiberPlus、 Lowinox、 Alkanox、 Anox、 Lowilite 及びNDBはGreat Lakes Chemical Corporationの商標である。
Fiberstab、Irgastab、Irganox及びChimassorbは、Ciba Geigyの商標である。
DoverphosはDover Chemical Corporationの商標である。
GenoxはGE Speciality Chemicalsの商標である。
本発明の実施態様を、単なる例により記載する。
ポリプロピレン粉末における本発明の安定剤ブレンドの製造についての一般的記載
A) 添加剤の混合
フェノール性抗酸化剤、ホスファイト抗酸化剤、ヒンダードアミン抗酸化剤、酸スカベンジャー、過酸化物及びその他のものであることができる添加剤とポリプロピレン粉末との混合は下記のようにして行い、そして安定剤の物理的形態に大きく依存する。添加剤は、粉末形態、液体形態、及びダストでないブレンド(No Dust Blend: NDB)形態で使用できる。
1.粉末形態の添加剤
プラスチック製袋中にポリプロピレン粉末の50%を秤量し、粉末添加剤を別に秤量し、袋中のポリプロピレン粉末に加える。次いで、残りのポリプロピレン粉末を加え、袋を窒素で膨らませ、異なる方向に少なくとも2分間振とうさせる。
2.液体形態の添加剤
使用する過酸化物は液体である。上記1で記載したように、プラスチック製袋中にポリプロピレン粉末の50%を秤量し、次いで、ポリプレンの少量(総ポリプロピレンから差し引く)をアルミニウム製パン中に秤量する。ポリプロピレン粉末の入ったこのパンにピペットを使用して正確量の過酸化物を加え、約10分間(又は均一な粉末混合物が形成されるまで)スパーテルで混合する。次いで、アルミニウム製パンの内容物をプラスチック製袋の中のポリプロピレン粉末に加え、残りのポリプロピレン粉末を加え、袋を窒素で膨らませ、異なる方向に少なくとも2分間振とうさせる。
3.NDB形態の添加物
NDBブレンドは、米国特許第5240642号及び欧州特許出願第514784号にしたがいポリマーキャリヤーなしの添加剤のプレブレンドである。同様なブレンドが、「ワンパック “one packs” 」と呼ばれ、代わりの供給者から入手できる。
添加剤がこの特定の物理的形態であるとき、先ず、NDBまたは「ワンパック」を、乳鉢と乳棒により再度粉末化する。添加剤とポリプロピレン粉末とを混合するために、上述1に記載したとおりの方法にしたがうことができる。
B) 添加剤/ポリプロピレン粉末混合物の加工
プラスチック製袋の振とう2分後、混合物をブラベンダー一軸スクリュー押出機のホッパー中に入れる(圧縮比 3:1、 L/D 25、 Dスクリュー 19 mm、スクリュー速度 60 rpm)。
最初のメルトフローのクラックが所望されるとき、先ず、混合物をブラベンダー一軸スクリュー押出機で下記の設定を使用して押し出す。
−温度態様:200−215−235−250℃
−窒素シール下で1押出パス。
クラックを所望しないとき、システムに過酸化物を添加しないが、ブラベンダー一軸スクリュー押出機で上記の設定を使用して押し出す。ストランドを集めペレット化する。この最初の押出パスを配合パス(compounding pass)又はパスゼロ(pass zero)と称する。
異なる添加剤配合の性能を評価するためにパスゼロ後の配合物をブラベンダー一軸スクリュー押出機で下記の設定を使用して押し出す。
−温度態様:200−215−250−275℃
−開放空気中で5押出パス。
各押出パス後、ストランドを集めペレット化する。ペレットを、1、3及び5押出パス後、別の測定(着色度、メルトフロー値)について集めたが、一方、抗ガス退色抵抗性を繊維で測定する。
C) 異なる配合物の性能試験
1、3及び5押出パス後に集めるペレットにおける黄色化インデックス(YI)の測定は、配合物の着色安定性を決定する。黄色化インデックスは標準ASTM E313にしたがって測定する。
1、3及び5押出パス後に集めるペレットにおけるメルトフロー(MFI)の測定は、配合物の加工安定性を決定する。メルトフローは標準ISO 1133にしたがって測定する。
ガス退色抵抗性をフィルム又は繊維試料で測定し、NOxガスの存在下の配合物の黄色化を測定する。ガス退色抵抗性は、ポリプロピレン繊維用途に重要な特性である。貯蔵中、繊維をしばしばNOxガスに露出し、ポリプロピレン繊維の高い表面対容積比が与えられ、特に微細デニール繊維がこの変色現象に敏感である。ガス退色抵抗性を、AATCC法23にしたがって、デルタEを測定することにより試験する。
以下の例では、安定剤配合物/システムが次のように確認される。
FiberPlus NCは本発明の二成分配合物である- [1:10] Lowinox 1790/Alkanox 240。
FiberPlus LTは本発明の三成分配合物である [1:10] - Lowinox 1790/Alkanox 240 + Lowilite 62。
FiberPlus LL は本発明の三成分配合物である- 7% Lowinox 1790 + 70% Alkanox 240 + 23% Lowilite 62。
FiberPlus HLは本発明の三成分配合物である- 6.5% Lowinox 1790 + 65% Alkanox 240 + 28.5% Lowilite 94。
Fiberplus BW は本発明の三成分配合物である- 7% Lowinox 1790 + 70% Alkanox 240 + 23% Lowilite 94。
Irganox B501WおよびAnox IC-14/Alkanox 240システムはフェノール含有システムの技術水準にある例である。
Fiberstab L112、Irgastab FS 410、Irgastab FS 210及びGenox EP/Chimassorb 944システム「フェノールフリー」システムの技術水準にある例である。
例 1
例1はSpheripol PP樹脂の本発明の配合物に関する。上述した一般的記載にあるようにして配合物を混合、加工及び試験する。ppmで添加する。押出は、240−275−300℃で行う。
下記の表1は、非クラックポリプロピレンにおける本発明の二成分及び三成分配合物並びに技術水準配合物を示す。
下記の表2は、クラックポリプロピレンにおける本発明の二成分及び三成分配合物並びに技術水準配合物を示す。
下記の表3〜7に試験結果の概要を示す。
Figure 2005527679
Figure 2005527679
Figure 2005527679
本発明の「クラック」及び「非クラック」PP配合物H及びIの双方とも、「伝統 “traditional” 」(G)及び「技術水準」(L、M)配合物と比較して、最も良いMFI及び匹敵するYIを示す。
Figure 2005527679
本発明のH及びI配合物は、「伝統」(G)及び「技術水準」(L、M)配合物と比較して、最良のYI及び匹敵するMFIを示す。
Figure 2005527679
本発明のA及びB配合物は、良好なMFIおよび良好なYIを示し、AはCと比較して匹敵するYI及びより良好なMFIであり、一方、BはEと比較してMFI及びYIの双方とも匹敵し、FはMFI及びYIの双方とも最悪である。
Figure 2005527679
本発明の配合物(I)は5押出で良好なMFIを示し、「技術水準」Lと比較して匹敵するが、YIにおいて相当良好であり、H及びIの双方ともL及びMよりもMFI及びYIについてより良好である。
Figure 2005527679
本発明のA及びB配合物は、「伝統」(C、E)及び「技術水準」(D、F)配合物の双方と比較してガス退色について最良の値を示す。
Figure 2005527679
本発明のH及びI配合物は、Mと共に最良であるが、しかし、Mは押出中のYIについて最悪のものの一つである(表5を参照)。
Figure 2005527679
PP繊維の「技術水準」と認められる配合物Mは、最も高い過酸化物消費を示す。
上記の結果は、本発明の例示配合物が、「非クラック」及び「クラック」Spheripol PPの双方とも、より古い及び新しい安定化システムの双方と比較するとき、PP繊維に要求される性能のうち最もバランスが良く、このため、コストの節約を与えるのに加え、全てのそれらの最終用途の要求事項を満足する単一の配合物を使用者に提供する。
例 2
例2は、PP樹脂のその他のタイプにおける本発明のFiberPlus配合物に関する。
下記の表8及び9は、クラックPP(EI Paso/Rexene technology, MFI 30)におけるFiberPlus NC及び「フェノールフリー」システムIrgastab FS410についてのデータと試験結果を示す。
Figure 2005527679
Figure 2005527679
FiberPlus NCは、Irgastab FS 410「フェノールフリー」システムに対して試験したとき、より低い過酸化物消費、より良好なガス退色及び匹敵するYIを示す。
下記の表10は、非クラックBP/Amoco Slurry PPにおけるFiberPlusシステム及び技術水準のシステムのデータを示し、表11は、これらのシステムの試験の結果を示す。
樹脂: 非クラックPP、BP/Amoco Slurry technology、MFI 12
試験: ペレットでMFI及びYIを275℃で測定する多数回パス押出
Figure 2005527679
Figure 2005527679
表11のデータは、FiberPlusシステムが技術水準システムと同等のMFIを有することを示す。さらに、各FiberPlusはその匹敵し得る技術水準システムの色と一致できる。
下記の表12は、クラックBP/Amoco Slurry PPにおけるFiberPlusシステム及び技術水準システムのデータを示し、表13はこれらのシステムを試験する結果を示す。
樹脂: クラックPP BP/Amoco Slurry technology、MFI 12
遊離基源としてTrigonox101を用いて2〜28−29をクラックする。
Figure 2005527679
Figure 2005527679
表13のデータは、FiberPlusシステムが技術水準システムに対して下記の利点を提供することを示す。
(a) より低い過酸化物消費そしてしたがって技術水準の「フェノールフリー」システムよりより低い過酸化物相互作用
(b) その匹敵し得る技術水準システムの加工性能と一致する各FiberPlusシステムの加工性能。
例 3
例3は、(i) ホスファイト単独を使用する実験並びに(ii) 例1及び2に使用したものから異なるホスファイトを使用する実験に関する。
Alkanox 240をAlkanox P-24により置き換えた実験は、異なるホスファイトが本発明の安定剤配合物に使用され得ることを示すことにある。
システムは、非クラックPP(Spheripol technology、MFI 12)における1000ppmにおける試験であり、参照として1000ppmの[1:2] Anox 20/Alkanox 240に対する試験だった。
下記の表14及び15にデータの概要を示す。
Figure 2005527679
Figure 2005527679
結果は、技術水準Alkanox 240/Anox 20に対して比較して、本発明のLowinox 1790/Alkanox P-24がより良好なMFI及びYIを示す。結果は、少量のLowinox 1790の添加が、Alkanox 240単独と比較したときMFIを如何に改良するかを示す。
例 4
例4は、Alkanox 240システムに異なる低量のヒンダードAOを使用する実験に関する。
実験の目的は、その他の低量のヒンダードフェノールが本発明の安定剤配合物に使用され得ることを示すことにある。
Figure 2005527679
Figure 2005527679
表17の結果は、第3欄において、Alkanox 240への少量のLowinox CA22の添加が、Alkanox 240へのLowinox 1790(第3欄)の添加とMFI及びYIについて類似の結果を与えることを示すが、第2欄は、Lowinox CA22/Lowinox 1790のブレンドが1:9の比率で使用するとき、MFIが依然としてより良好であることを示す。二種の「低立体障害」フェノールは、したがって予期されない相乗性を示す。
例 5
例5は、種々の量のHALSを用いる実験に関する。
本実験の目的は、技術水準システムに対してHALSレベルの増加に伴うFiberPlusシステムの性能を確かめることにある。
樹脂: 非クラックPP(BP/Amoco Slurry、MFI 12)
試験: ペレットにおけるMFI(ISO 1133)及びYI(ASTM E313)を測定するMPE
フィルムにおけるガス退色[AATCC method 23]
フィルムにおけるUV試験[SAEFJ1885]
Figure 2005527679
Figure 2005527679
Figure 2005527679
Figure 2005527679
Figure 2005527679
Figure 2005527679
例 6
例6は、高濃度におけるAnox 20 及びHALSを使用することに関する。
Anox 20/Lowilite 94相乗性が非クラックPP(BP/Amoco Slurry technology)において1000ppmで発生した。
樹脂: BP/Amoco Slurry PP、非クラック、MFI 12
試験: ペレットにおけるMFI及びYIを測定する多数回パス押出
Figure 2005527679
Figure 2005527679
例5及び6の結果からの観察:
(a) FiberPlus NCは表に示されている通りにHALS濃度の増加から悪影響をもたらさない。例えば、Lowilite 62の量を250ppmから2000ppmに増加させるとき、MFIは依然として良好であり、YIはわずかばかし増加し、そしてガス退色は同じレベルを維持する。同じものをその他のHALS、例えば、Lowilite 94及びChimassorb 119に適用する。
(b) 結果は、HALS濃度の増加及びAnox 20の減少がYIに顕著な改良と共に悪化させる場合、「技術水準」フェノール/ホスファイトブレンド、例えば、Anox 20/Alkanox 240と比較するとき、FiberPlus NCの平均性能が如何に良好かを示す。
(c) HALS濃度の増加はFiberPlus NCの引っ張り強度を増加させる。

Claims (11)

  1. (a)ポリプロピレンの重量を基準に100ppmまたはそれ未満の1種のフェノール性抗酸化剤又はフェノール性抗酸化剤の混合物からなる第1安定剤成分;
    (b)ポリプロピレンの重量を基準に500〜1000ppmの1種のホスファイト抗酸化剤又はホスファイト抗酸化剤の混合物からなる第2安定剤成分;及び場合により
    (c)ポリプロピレンの重量を基準に100ppm〜5000ppmの1種のヒンダードアミン光安定剤又はそのような安定剤の混合物からなる第3安定剤成分
    を含むポリプロピレン組成物。
  2. 100ppm〜50ppmの1種のフェノール性抗酸化剤又はフェノール性抗酸化剤の混合物を含む請求項1に記載のポリプロピレン組成物。
  3. 前記組成物がポリプロピレン繊維の形態である請求項1又は2に記載のポリプロピレン組成物。
  4. フェノール性抗酸化剤がヒンダードフェノール抗酸化剤である請求項1〜3のいずれかに記載のポリプロピレン組成物。
  5. フェノール性抗酸化剤が、1,3,5-トリス(4-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-2,6-ジメチルベンジル)-1,3,5-トリアジン-2,4,6-(1H,3H,5H)-トリオン; 2,2'-メチレンビス (6-t-ブチル-4-メチルフェノール); 4,4'-ブチリデンビス(2-t-ブチル-5-メチルフェノール); 2,2'-イソブチリデンビス (4,6-ジメチルフェノール); 1,1,3-トリス (2'-メチル-4'-ヒドロキシ-5'-t-ブチルフェニル)ブタン; 2,5-ジ-t-アミルヒドロキノン; 2,2'-メチレンビス[4-メチル-6-(1-メチルシクロヘキシル)フェノール; 4,4'-チオビス(2-t-ブチル-5-メチルフェノール); 2,2'-チオビス(6-t-ブチル-4-メチルフェノール)及びトリエチレングリコールビス(3-(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェノール)プロピオネートの少なくとも一つから選択される請求項1〜4のいずれかに記載のポリプロピレン組成物。
  6. ホスファイト抗酸化剤が、トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ホスファイト、ビス (2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト;並びにテトラキス(2,4-ジ-ブチルフェニル)-4,4'ビスフェニレンジホスホナイト及びビス(2,4-ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトの少なくとも一つから選択される請求項1〜5のいずれかに記載のポリプロピレン組成物。
  7. ヒンダードアミン光安定剤が、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジンエタノールとジメチルサクシネートとからなるポリマー;ポリ((6-((1,1,3,3-テトラメチルブチル)アミノ)-s-トリアジン-2,4ジイル)(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ)ヘキサメチレン(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ)));及びNI,NII,NIII,NIV-テトラキス(2,4-ビス(N-1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)-n-ブチルアミノ)-1,3,5-トリアジン-6-イル)-4,7-ジアザデカン-1,10-ジアミンの少なくとも一つから選択される請求項1〜6のいずれかに記載のポリプロピレン組成物。
  8. フェノール性抗酸化剤対ホスファイト抗酸化剤の比率が重量基準で1:10〜1:20の範囲内である請求項1〜7のいずれかに記載のポリプロピレン組成物。
  9. ポリプロピレン組成物中に、請求項1全てに記載の成分(a)、成分(b)及び場合により成分(c)を含む少なくとも一つの混合物を配合することを含むポリプロピレン組成物の安定化方法。
  10. ポリプロピレン組成物を安定化するための請求項1全てに記載の成分(a)、成分(b)及び場合により成分(c)を含む少なくとも一つの混合物を含む配合物の使用。
  11. 請求項1全てに記載の成分(a)、成分(b)及び場合により成分(c)全てを含む少なくとも一つの混合物を含むポリプロピレン組成物のための安定化用配合物。
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