JP2005526775A - キラルn−アリールピペラジンの合成方法 - Google Patents

キラルn−アリールピペラジンの合成方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、下記構造:
【化1】
Figure 2005526775

を有する、キラルN’−1−[ベンゾイル(2−ピリジル)アミノ]−2−プロパン側鎖を有する、N−アリールピペラジンの製造方法およびそのための中間体化合物の製造方法に関する。該方法において、キラリティは、ピペラジン環形成工程で誘導され、2−アミノピリジル置換は、置換により組み込まれる。得られたN、N’−二置換ピペラジンは、中枢神経系において5HT受容体で作用する。

Description

発明の詳細な説明
発明の分野
本発明は、キラル置換N−アリールピペラジン化合物を合成して、中枢神経系において5HT受容体に結合する化合物を得る方法およびそのための中間体に関する。
発明の背景
いくつかのN,N’二置換ピペラジン、特に、N−アリール置換を有するものは、中枢神経系に作用する(例えば、5HT受容体に結合する)。J. Med. Chem. (1995), 38(20), 4044-55および特開昭61−152655は、アニリンをビス(ジクロロエチル)アミンと反応させることを含む、アリールピペラジン核の慣用的な合成方法を教示している。得られたピペラジンは、得られた第二級アミンをアルキル化することにより合成される。
Figure 2005526775
また、この化学反応の「逆」バージョンも可能である。この方法において、アニリンマスタード様中間体は、アルキルアミンと、例えば、J. Labeled Compounds and RadioPharm. (1986) Vol XXIV, No. 4, 351に示されるように反応する。しかしながら、アニリンマスタードの一般的な入手性と比較してビス(2−クロロエチル)アミン塩酸塩の入手性は、本方法の魅力を低減させる。
Figure 2005526775
また、不斉アリールピペラジンは、ピペラジンをアリールトリフラートまたはブロマイドとカップリングさせることにより形成される。Tetrahedron Letters (1998), 39, 2219は、この方法での収率が、非常に(アリール)基質依存性であり、一般的に低いことを示している。
Figure 2005526775
窒素に関してキラル中心を有するピペラジンの形成が本発明の焦点である。キラルピペラジンを形成するいくつかの方法が知られている。1つの知られている方法はラセミ混合物を分割するものであり、これは、物質の半分を浪費する不利点を有する。
別の公知の方法は、キラル中心に結合した脱離基をアリールピペラジンで置換することである。しかしながら、妨害された脱離基の置換の障壁が問題である。脱離基の反応性を増大することにより、他の問題が生じる:特開平01−125357は、ベンジル−(S)−ブロモプロピオナートを1−ベンジルピペラジンと反応させて、期待される(R)異性体置換生成物を得ることを示唆している。また、置換プロセスを活性化するカルボニル基は、反応条件下での隣接キラル中心のラセミ化に対する感受性を増加させる。
WO95/33743は、活性アルキル化剤としてキラルサイクリックスルファメートを用いることによる活性化ラセミ化問題を排除する別法を報告している。
Figure 2005526775
サイクリックスルファメートがピペラジンと容易に反応する場合、スルファメートそれ自体は、調製するのに多数の工程を必要とする。Rが2−ピリジルである場合、例えば、4段階の分離化学工程または変換が必要とされる。
Acta Pol. Pharm., 56 (1), 41-47; 1999において、キラルアミノ酸がN−メチル−N,N−ビス(2−クロロエタン)と反応することが報告されている。ジカルボン酸基は、キラル中心を、反応の間および一連の合成操作の間の両方で、ラセミ化に対して感受性にさせる。
別の方法において、J. Med Chem. 30(10), 1779-87; 1987は、キラルベンジルアミンは、種々のマスタード、N−アルキルおよびN−アリールの両方と反応することが報告されている。用いられたキラルアミンを、分割により得た。
WO94/24115は、β−アルキル(およびアリール)オキシキラルアミンはマスタードと反応してピペラジン化合物を形成することが教示されている。
今日までは、ほとんどのN−アリールN’置換ピペラジンの合成は、N−アリールピペラジンの予備形成、ついで、N’のアルキル化を含む。この方法は、多くの化合物型を調製する効果的な方法である。しかしながら、調製するのに多工程合成を要するキラルアルキル化剤に依存しているので、これはキラリティαを窒素に誘導することの実用性が限られている。
発明の概要
本発明は、式VII:
Figure 2005526775
[式中:
RはC−Cアルキルであり、
Yは、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−CシクロアルキルまたはC−Cシクロアルコキシであり、
Arは、2,3−ジヒドロ−ベンゾジオキシン−5−イル、またはハロゲン、メトキシ、ハロメチル、ジハロメチルおよびトリハロメチルから独立して選択される3個までの置換基により置換されていてもよいフェニルである]
で示される化合物の製造方法であって:
a)式IIIで示される化合物を、キラル2−アミノ−1−(C−C)アルカノールと、極性非プロトン性溶媒中で反応させて、式IVで示される化合物を形成すること:
Figure 2005526775
[式中、Lは、Cl、Br、メシラートおよびトシラートから選択される脱離基を意味し、*はキラル中心を示す];
b)式IVで示される化合物を式Vで示される化合物に変換すること:
Figure 2005526775
[式中、Xは、Cl、Br、トリフラート、トシラートまたはメシラートである];
および
c)式Vで示される化合物を、非プロトン性溶媒中、式VIで示される化合物で処理すること:
Figure 2005526775
[式中、Mは、アルカリ金属(例えば、Na、Li、K)であり、Yは、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−CシクロアルキルおよびC−Cシクロアルコキシからなる群から選択される基を意味する]
を含む方法を含む。
さらに、本発明は、上記した工程(a)、(b)および(c)に加えて:
(d)式VIIで示される化合物を、プロトン酸で処理して、式
VIII:
Figure 2005526775
で示される化合物を得ること;および
(e)式VIIIで示される化合物を、塩化アロイル、臭化アロイルおよび無水アロイルから選択されるアロイル化合物で、塩基の存在下で処理して、式IX:
Figure 2005526775
[アリールは、6個以下の炭素原子を有する、ハロゲン原子、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、ニトリルおよびアミド置換基からなる群から独立して選択される3個までの置換基により置換されていてもよい、C−C12芳香族基を意味する]
で示される化合物を形成すること;
を含む式IXで示される化合物の製造方法を含む。
発明の詳細な記載
本発明の好ましい具体例は、5HT受容体で結合する、キラルN’−1−[ベンゾイル(2−ピリジル)アミノ]−2−プロパン側鎖を有するN−アリールピペラジンを製造する方法である。本発明の他の具体例は、そのための中間体化合物の製造方法である。本発明の方法において、キラリティは、ピペラジン環形成工程で導入される。
本発明の好ましい具体例において、合成は、式Iのアニリンをクロロエタノールで最初にジアルキル化することにより、式IIIで示される化合物を創成して、式IIで示されるジオールを形成することから開始する。別法として、式IIで示されるジオール化合物を、アニリンをハロ酢酸アルキルでジアルキル化し、ついで、還元することにより調製する。有利には、2個のヒドロキシル基を、適当な脱離基、例えばメシラート脱離基に変換する。
Figure 2005526775
ジメシラートを、キラル2−アミノ−1−プロパノール(アラニノール)と反応させて、所望のピペラジンを得る。本発明の別の具体例において、キラルアミノ化合物は、2−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−1−ペンタノールまたは2−アミノ−3−メチル−1−ブタノールである。メシラート以外の脱離基を、トシラート、クロロおよびブロモを含む、本発明の実施において用いることができる。アミン成分のキラリティは、工程において保存される。結晶化の間保護を必要としないアルコール基は、さらに構造的に同等なものと平衡状態である。ついで、得られた一級アルコールを、メタンスルホニルクロライドまたはブロマイドで処理することにより、置換するために活性化させる。この反応は、過渡中間体であるメシラートを形成して、式Vで示される化合物を与えると考えられている。
Figure 2005526775
本発明の好ましい具体例において、式Vで示される化合物を、2−(t−Boc)−アミノピリジン由来のアニオンと反応させて、アミノピリジル側鎖を誘導し、式VIIで示される化合物を製造する
Figure 2005526775
また、他の基を、tert−ブトキシ基に置き換えることも本発明の範囲内である;適当な基は、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−CシクロアルキルおよびC−Cシクロアルコキシを含む。該基が上記した環状基の1つである場合、1つまたはそれ以上の炭素原子が、環の外側に存在してもよく、例えば、シクロヘキシルメトキシまたはエチルシクロペンチルであってもよい。
さらに、式VIIで示される化合物は反応して、式VIIIおよびIXで示される化合物を形成することができる。好ましくは、t−Boc保護基を、HCl/EtOHで除去して、HCl塩として式VIIIで示されるアミンを形成する。この塩を遊離NH基の官能化に直接用いることができる。下記に説明する具体例が、塩化アロイルでのアシル化を示す場合、他のアシル誘導体も本発明の方法において用いることができる。
Figure 2005526775
本発明の合成は、ピペラジン形成工程の間にキラリティを組み込むこので、キラルアミンは、必要とされるすべてのものである。意外にも、すぐ近くに遊離ヒドロキシル基が存在する場合でさえも、本発明の反応は、非常に効果的である(例えば、III、IV)。
Figure 2005526775
ついで、ヒドロキシル基を、ハンドルとして用いて置換によりアミノピリジル官能性を誘導することができる。上記した副反応が、この置換の有用性をどの程度脅かしうるかは、表面上または従来技術からは明らかではない。多くは特定のアルキル化剤に非常に依存する。WO9703982において、アミノピリジンVIaを、非特異的な条件下、Xが脱離基である一般的な化合物Vaと反応させて、VIIaを得ることができる。本発明を開発する過程において、本発明者らは、アルキルアシル化合物(すなわち、VIb)のアニオンが、V(X=Cl)と反応する場合に、ピリジル窒素上で有意な量(約20%)の望ましくないアルキル化を生じさせ、化合物Xを形成することを観察した。本発明の好ましい具体例において、Yはアルコキシ基である。本発明は、キラリティがピペラジン環形成工程で導入され、2−アミノピリジル置換が置換により組み入れられる、N−アリールピペラジンの実際的な合成を提供する。
本発明に記載のようなt−Boc2−アミノピリジン、VIの使用は、類似の形成される副生成物の量を有意に抑制し(<7%)、所望の化合物VIIの割合を増加させる。先の項で示したように、t−Boc保護基は容易に除去することができ、ついで、遊離アミンをアシル化することができる。
本明細書および請求の範囲全体にわたって、特記しない限り、ハロゲンおよびハロなる用語は、F、ClおよびBrを意味し、アルキル、アルカン、アルカノールおよびアルコキシなる用語は、直鎖または分枝鎖アルキル基を含む。
以下の実施例は、本発明のある種の具体例を説明するために存在するものであって、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
実施例1
2−[(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール(II)
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イルアミン(31.1g、0.2mol)を、2−クロロエタノール(210mL、3.1mol)およびヒューニッヒ塩基(105mL、0.6mol)と混合する。得られた暗溶液を、120℃に加熱し、この温度でHPLCによりモニタリングを続けながら撹拌し続ける。12.5時間後、反応を停止させる。酢酸エチル(300mL)を加え、溶液を、希ブライン(1×250mL)、ついで、ブライン(2×75mL)で洗浄した。すべての水層を合し、KCOでpHを7に調節し、溶液を、酢酸エチル(2×100mL)でバックウォッシュする。ついで、すべての有機層を合し、2NのHCl(3×150mL)で抽出する。得られた水溶液を、固体KCOでpH7に中和し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出する。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、トルエン(2×50mL)でチェースして、残ったクロロエタノールを除去する。39.6g(80%)の粗生成物を、94面積%(LC−MS)純度の暗色油として得る。HNMR(CDCl)δ6.88−6.70(m,3H)、4.34−4.22(m,4H)、3.54(t,J=7.5Hz,4H)、3.18(t,J=7.5Hz,4H)。
実施例2
メタンスルホン酸2−[(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−(2−メタンスルホニルオキシ−エチル)−アミノ]−エチルエステル(III)
塩化メチレン(250mL)中のII(39.6g、0.165mol)およびトリエチルアミン(69mL、0.5mol)の溶液を、氷浴で5℃に冷却し、塩化メチレン(50mL)中の塩化メシル(38mL、0.5mol)の溶液を加える。添加は、18℃を上回らない温度で、0.5時間にわたって行う。氷浴を除去し、得られた懸濁液を、外界温度で1時間撹拌する。この時点で、TLCおよびHPLCは、出発物質が存在しないことを示していた。反応混合物を水(1×150mL)および5%のNaHCO水溶液(1×150mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して、IIIを赤色油として、粗収率67.0g(102%)で得た。HNMR(CDCl)δ6.85(m,1H)、6.63(m,2H)、4.28(m,8H)、3.55(t,J=7.5Hz,4H)、2.97(s,6H)。
実施例3
2−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−プロパン−1−オール(IV)
ジメシラートIII(67.0g、0.17mol)、D−アラニノール(14.0g、0.19mol)、臭化リチウム(31.0g、0.35mol)および炭酸カリウム(74.8g、0.54mol)を、アセトニトリル(750mL)と一緒に混合する。得られた懸濁液を、27時間HPLCでモニタリングしながら還流(82℃)する。反応混合物を冷却し、濾過し、非溶性残渣を、アセトニトリルで洗浄する。母液を減圧下で濃縮し、200cmのシリカゲルで濾過し、1.5LのEtOAc中のMeOH(10%)で溶出する。溶媒をロータリーエバポレーターで除去した後、残渣をEtOAc(200mL)中に溶解する。溶液を、水(2×50mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して、粘性金色油としてIVを得、これを、静置してゆっくりと結晶化させて、29.4g(63%)および純度88.3面積%(LC−MS)を得る。融点=91〜92℃。HNMR(CDCl)δ6.78(t,J=7.5Hz,1H)、6.55(m,2H)、4.29(m,4H)、3.45(dd,J=11,5Hz,1H)、3.38(t,J=11Hz,1H)、3.10(brm,4H)、2.86(m,3H)、2.63(m,2H)、0.96(d,J=7.5Hz,3H)。
実施例4
6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−1−メチル−6−アザ−3−アゾニアスピロ[2.5]オクタンクロライド(V)
粗化合物IV(29.4g、0.106mol)およびトリエチルアミン(16.2mL、0.116mol)を、CHCl(150mL)中に溶解し、この溶液に、CHCl(50mL)中の塩化メシル(8.6mL、0.111mol)の溶液を、5〜15℃に冷却して0.5時間にわたって加える。撹拌を外界温度で一晩続け、透明な赤色溶液を得る。この溶液を水(1×100mL)および5%NaHCO水溶液(1×100mL)で洗浄する。合した水層をCHCl(2×50mL)でバックウォッシュする。有機層をMgSOで乾燥し、濃縮して、Vを粘性赤色油として、31.6g(101%)得た。HNMR(CDCl)δ6.76(t,J=7.5Hz,1H)、6.55(m,2H)、4.27(m,4H)、4.11(m,1H)、3.10(m,4H)、2.8−2.64(m,5H)、2.54(dd,J=7.5,15Hz,1H)、1.55(d,3H)。
実施例5
{2−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−ピリジン−2−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(VII)
t−Boc−2−アミノピリジン(24.7g、0.127mol)およびナトリウムt−ブトキシド(19.3g、0.2mol)を、THF(250mL)と混合し、0.5時間室温で撹拌する。THF(100mL)中の塩化V(31.6g、0.106mol)を、ついで、固体KCO(23.4g、0.17mol)を混合物に加える。反応混合物を加熱還流(68℃)する。TLC(EtOAc/ヘキサン3:2、v/v)によりモニタリングしながら、還流温度で撹拌する。出発物質は97時間後にすべて消費される。反応混合物を、冷却し、EtOAc(400mL)で希釈し、水(3×150mL)およびブライン(1×100mL)で洗浄する。水層をEtOAc(2×75mL)で逆抽出する。合した有機溶液を、MgSOで乾燥し、濃縮して、(LC−MS)67.9%のVII(収率−69%)および10.8%のVを含有する、49gの粗油を得る。HNMR(CDCl)δ8.35(m,1H)、7.66−7.45(m,2H)、7.00(m,1H)、6.75(t,J=7.5H,1H)、6.55(brd,1H)、6.4(brd,1H)、4.3−4.15(m,6H)、3.82(dd,J=7,14Hz,1H)、2.88(m,2H)、2.70(m,4H)、2.50(m,2H)、1.50(s,9H)、0.94(d,J=7.5,3H)。
実施例6
{2−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−ピリジン−2−イル−アミン(VIII)
粗油としての化合物VII(49.0g、0.106mol)を、エタノール(150mL)中に溶解し、この溶液にエタノール(212mL)中の、1NのHCl溶液を加える。得られた溶液を18時間還流し、ついで、減圧下で濃縮して、出発物質が結晶化するまで少量(約100mL)にする。エーテル(100mL)を得られたスラリーにゆっくりと滴下し、混合物を外界温度で2時間撹拌する。灰色がかった結晶を濾過し、エタノール/エーテル(50:50)混合物で洗浄して、22.2gの化合物VIII(3工程にわたって49%)を得る。生成物を測定すると、LC−MSで97.9%である。ついで、このバッチを、メタノール(150mL)およびエーテル(200mL)から再結晶して、19.3gのVIIIを、99%の純度で得た。HNMR(CDOD)δ8.01(m,2H)、7.30(d,J=9Hz,1H)、7.08(t,J=7.4Hz,1H)、6.82(t,J=8.1Hz,1H)、6.63(m,2H)、4.30(m,4H)、4.10(m,1H)、3.80−2.90(m,9H)、1.55(d,J=6.2Hz,3H)。融点=245〜248℃
実施例7
4−シアノ−N−{2−[4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−N−ピリジン−2−イル−ベンズアミド(IXa)
化合物VIII(18.7g、0.044mol)を、90mLのEtOAcと混合した75mLの水中のKCO(21.2g、0.15mol)の溶液に、0〜5℃で加える。得られた二相系を0.5時間、固体が溶解するまで撹拌した。ついで、EtOAc(35mL)中のp−シアノベンゾイルクロライド(8.0g、0.048mol)の溶液を、5〜7℃で15分にわたって加えた。冷却浴を除去し、反応混合物を1時間外界温度で撹拌した。反応の完了をTLCにより確認した。
有機層を分離し、水(1×50mL)およびブライン(1×50mL)で洗浄した。合した水層を、EtOAc(1×60mL)でバックウォッシュした。合したEtOAc溶液を、MgSOで乾燥し、濾過し、ついで、0.5時間チャコールDarco(2g)と還流し、セライトにより濾過した。母液をヘプタン(90mL)で希釈し、シリカゲル(20g)で2時間スラリー化した。シリカゲルを濾過した後、濾液を濃縮して、IXaの遊離塩基を、粘性油を、LC純度94.5%で得た。
この油をEtOAc(100mL)中に溶解し、EtOAc中の37mLの1.2NのHClの溶液で、20〜25℃で処理した。白色固体として沈殿した塩酸塩を濾過により回収し、減圧下で乾燥させて、IXを収率20.8g(この工程で91%、1からの7工程で19.4%)で得た。HNMR(CDOD)δ8.59(m,1H)、7.72(m,1H)、7.66(d,J=8.3Hz,2H)、7.53(d,J=8.3Hz,2H)、7.36(m,1H)、7.03(d,J=8.3Hz,1H)、6.83(m,1H)、6.66(m,2H)、4.52(m,1H)、4.30(m,5H)、3.90(m,1H)、3.72(m,4H)、3.61(m,4H)、3.45(m,1H)、3.20(m,2H)、1.50(d,J=7Hz,3H)。
実施例8:ベンゾジオキサンアニリンのジエステルへのアルキル化
Figure 2005526775
トルエン(30mL)中のベンゾジオキサンアニリン(3.0g、20mmol)、ブロモ酢酸エチル(7.5mL、68mmol)、ヒューニッヒ塩基(12.5mL、72mmol)およびNaI(0.3g、2.0mmol)の混合物を加熱還流した。23時間後、反応混合物を室温に冷却した。水(25mL)を加えた。二層を分離した。水層をトルエン(25mL)で抽出した。合した有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、褐色油として6.5g(100%)のジエステルを得た。HNMR(CDCl)δ6.70(t,J=8.1Hz,1H)、6.3−6.6(m,2H)、4.1−4.3(m,12H)、1.2−1.3(m,6H)。
実施例9:ベンゾジオキサンジエステルのジオールへの還元
Figure 2005526775
THF(240mL)中のジエステル(24g、74.3mmol)の混合物を、0〜5℃に冷却し、ついで、LAHペレット(9.9g、260mmol)を、反応温度を10℃以下に維持しながらゆっくりと加えた。LAHの添加後、冷却浴を取り除き、撹拌を室温で一晩続けた。18時間撹拌した後、反応混合物をドライアイス/IPA浴で0±5%に冷却した。反応混合物に、水(10mL)、ついで、15%の水酸化ナトリウム(10mL)水溶液および水(30mL)をゆっくりと加えた。得られた混合物を、30分間撹拌し、ついで、濾過した。固体をTHF(100ml)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粘性の透明油として、14.5g(81%)の式IVで示されるジオールを98面積%(LC−MS)純度で得た。HNMR(CDCl)δ6.88−6.70(m,3H)、4.34−4.22(m,4H)、3.54(t,J=7.5Hz,4H)、3.18(t,J=7.5Hz,4H)。
本明細書で説明されていない本発明の多くのバリエーションを当業者は思いつくだろう。本発明は、本発明で説明され、記載された具体例に限定されるものではなく、添付の請求項の範囲内およびそれと同等のすべての対象のものを含む。

Claims (9)

  1. 式VII:
    Figure 2005526775
    [式中:
    Rは、C−Cアルキルであり、
    Yは、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、C−CシクロアルキルおよびC−Cシクロアルコキシからなる群から選択される基を意味し、
    Arは、2,3−ジヒドロ−ベンゾジオキシン−5−イル、またはハロゲン、メトキシ、ハロメチル、ジハロメチルおよびトリハロメチルから独立して選択される3個までの置換基により置換されていてもよいフェニルである]
    で示される化合物の製造方法であって、下記工程:
    a)式IIIで示される化合物を、キラル2−アミノ−1−(C−C)アルカノールと、極性非プロトン性溶媒中で反応させて、式IVで示される化合物を形成すること;
    Figure 2005526775
    [式中、Lは、Cl、Br、メシラート、トリフラートおよびトシラートからなる群から選択される脱離基であり、*はキラル中心を示す]
    b)式IVで示される化合物を、式Vで示される化合物に変換すること;
    Figure 2005526775
    [式中、XはClまたはBrである]および
    c)式Vで示される化合物を式VIで示される化合物で、非プロトン性溶媒中で処理すること;
    Figure 2005526775
    [式中、Mはアルカリ金属である]
    を含む方法。
  2. さらに、式VIIで示される化合物を、プロトン酸で処理して、式VIII:
    Figure 2005526775
    で示される化合物を形成することを含む、請求項1記載の方法。
  3. さらに、塩化アロイル、臭化アロイルまたは無水アロイルで、塩基の存在下で処理して、式IX:
    Figure 2005526775
    [式中、アリールは、ハロゲン原子、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、ニトリルおよびアミド置換基からなる群から選択される、各々6個以内の炭素原子を有する、3個までの置換基により置換されていてもよい、C−C12芳香族基を意味する]
    で示される化合物を形成することを含む、請求項2記載の方法。
  4. アリールが4−シアノフェニルである、請求項3記載の方法。
  5. 式IIIで示される化合物が、
    a)式Iで示される化合物を、2−クロロエタノールと、トリアルキルアミン塩基の存在下で反応させて、式IIで示される化合物を得ること;
    Figure 2005526775
    および、
    b)式IIで示される化合物を式IIIで示される化合物に変換すること、
    により形成される、請求項1〜4いずれか1項記載の方法。
  6. YがC−Cアルコキシ基である、請求項1〜5いずれか1項記載の方法。
  7. Yがtert−ブトキシである、請求項1〜6いずれか1項記載の方法。
  8. Arが、2,3−ジヒドロ−ベンゾジオキシン−5−イルである、請求項1〜7いずれか1項記載の方法。
  9. キラル2−アミノ−1−(C−C)アルカノールがD−2−アミノ−1−プロパノールであり、Rがメチルである、請求項1〜8いずれか1項記載の方法。
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