JP2005519532A - マルチレベル信号のためのソフト値計算 - Google Patents

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Abstract

マルチレベル信号のビットに対する信頼性の値(ソフト値)を計算するための準最適方法が開示されている。主要項だけを使って対数尤度値を近似する。いわゆる最大対数近似である。すなわち各ビット位置に対し、合計内で逆のビット値(S8、S6)の2つの最も近い信号シンボルだけを検討する。使用される変調方式はグレーラベリングを有する16QAMである。近似の2つのバージョンが提案されており、1つのバージョンでは受信された値と逆のビット値の最も近い2つのシンボルとの間の2つの距離(δ1、δ2)を使用する。計算を簡略化し、スピードアップするために、第2のバージョンでは第2の最も近いシンボルと受信した値との間の距離を近似するように、2つの最も近いシンボルの間の距離(δ3)を使う。更に、計算をスピードアップするためにルックアップテーブル内に予め計算した結果を記憶する。使用できる用途は特にソフト入力デコーディングと組み合わせたビットインターリーブ符号化変調(BICM)である。TCMおよびBCM方式にも有利である。

Description

本発明はデジタル通信システムに関し、より詳細にはマルチレベル信号のためのソフト信頼性の値を発生することに関する。
デジタル通信の分野では、多数の信号シンボル、すなわち信号空間内の多数のポイントを含む信号アルファベットに対し、多数のビットシーケンスをマッピングするのにマルチレベル変調が使用される。例えば複素信号空間内の1つのポイントに1つのビットシーケンスをマッピングできる。サイズMの信号アルファベットによりlog(M)ビットを各シンボルにマッピングすることが可能である。しかしながら、受信機で複数のシンボルが受信されるとき、これらシンボルはノイズによる影響を受け、送信されたビットシーケンスを検索する際に信号のデコーディングも影響を受ける。チャンネルコーディングと組み合わせてマルチレベル変調が使用される場合、多数のチャンネルデコーダ、例えばBCJRアルゴリズムに基づく繰り返しデコーダは1つの入力としていわゆるソフトビット値を必要とする。1つのソフトビット値は0または1である単一ビットの信頼性の値に対応する。
マルチレベル変調の例として、パルス振幅変調(PAM)におけるマルチ振幅レベル変調、位相シフトキーイング(PSK)におけるマルチ位相レベル変調、直交振幅変調(QAM)におけるマルチ信号ポイント変調を挙げることができる。
例えば携帯電話システムの第三世代に関連し、インターネット、ビデオおよび容量が必要なその他のアプリケーションのワイドバンドデジタル無線通信のために発生しつつある技術として、3GPP標準化機構の一部として指定された関連するワイドバンド符号分割マルチアクセス(WCDMA)がある。この技術では、16QAMを使用する高速ダウンリンク共用チャンネル(HS−DSCH)を含む高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)が提供される。例えば16QAMではM=16である。すなわち信号アルファベット内の各シンボルは4ビットを示す。将来のレリースはこれよりも大きい信号配置サイズ、例えば64QAMも含むことができる。
受信されたシンボルと信号アルファベットのすべての信号ポイントとの間の信号空間内のすべての距離を計算することにより、信号シンボルをどのようにソフトビット値に変換するかは知られている。特に最適な性能を得るために確立の対応する和に応じて尤度比が計算され、この場合、確率は計算された距離の関数である。尤度比の計算において、尤度比における確率の和に対する主要な寄与分を計算することによって確率の和を近似できる(A.J.ビタビ著「従来の符号のためのMAPデコーダの集中的正当化および簡略な実現」、通信における所定の分野に関するIEEEジャーナル、16(2)、1998年2月)。
この近似は性能を無視できる程度に低下させるだけで、計算上の複雑さを大幅に低減できるが、尤度比の計算を行うのに実際に信号ポイントのうちのどの2つが必要であるかを判断するのに、すべての信号ポイントに対するすべての距離計算が必要である。例えば16QAM変調では、受信された各シンボルに対して16の距離を計算しなければならない。特に高レートのシンボルをデコードしなければならない、例えばミリ秒ごとに数百個のシンボルをデコードしなければならない場合、特に上記性能の問題は深刻である。
ドイツ特許第DE19912825号は受信されたデータシンボルに対し、対応する8PSKのマルチシンボル配置の最も近い配置ポイントを識別する、データポイントを受信するための方法を開示している。その後、各ビット位置に対し、そのポイントにあり、識別された配置ポイントに最も近い異なる値を有するシンボルをルックアップテーブルからルックアップする。受信されたシンボルから2つの識別された配置ポイントまでの距離の差としてソフト値を計算する。従って、距離計算の回数が少なくなる。
本発明の目的は、計算の複雑さを低減した信頼性の値を発生する方法を提供することにある。
上記およびそれ以外の課題は、マルチレベル信号を受信する尤度情報を表示する信頼性の値であって、第1ビット位置を含む対応するビットシーケンスに各々が関連する多数の所定の信号シンボルに関して、受信したマルチレベル信号に対する信頼性の値を発生する方法が、
−受信したマルチレベル信号の最も近いシンボルとして前記多数の信号シンボルのうちの最初のシンボルを識別する工程と、
−前記多数の信号シンボルのうちの少なくとも第1信号シンボルおよび第2シンボルの予め計算され、記憶された距離関数に基づき、信頼性の値を推定する工程とを備え、前記第2信号シンボルがそれぞれの関連するビットシーケンスの第1ビット位置における、第1信号シンボルとは異なる二進値に対応する信号シンボルのうちの第1信号シンボルに最も近い信号シンボルである時に解決される。
所定の信号配置(コンステレーション)を仮定した場合、各信号シンボルおよび各ビット位置に対し、そのビット位置における反対の値を有する他の信号シンボルのうちのどれがその信号シンボルに最も近いかが判る。この情報に基づき、信号シンボルおよび反対のビット位置を有する最も近い信号シンボルの距離関数を予め計算し、ルックアップテーブルに記憶できる。ここで、「予め計算した距離関数」なる用語は、第1および第2信号シンボルからの信頼性の値の計算の中間結果を含むものである。
本発明者により信頼性の値の計算は第1信号シンボルおよび第2信号シンボルを仮定した場合に関数を予め計算した距離関数、すなわち第1および第2信号シンボルの予め計算した関数に基づくことができることを認識した。第2信号シンボルは第1信号シンボルよりもそれぞれの関連するビットシーケンスのうちの第1ビット位置において異なる二進値を有する多数の信号シンボルのうちのすべての信号シンボルの第1信号シンボルに最も近い信号シンボルである。従って、信号シンボルを受信した際に実行すべき計算の複雑さはかなり減少される。従って、上記方法は特に必要な計算リソースを低減するようなモバイル受信機における複雑さを低減した実現例に特に適す。
識別された信号ポイントまでの対応する距離だけを決定すればよいように、まず尤度比を計算するのに必要な最も近い信号ポイントを最初に決定することも別の利点となっている。このように、各ビットに対する尤度比を決定するのに、2つ以下の距離を計算すればよいので、計算上の複雑さが大幅に低減される。
本発明の好ましい実施例によれば、前記予め計算され、記憶された距離関数は、前記第1信号シンボルと前記第2信号シンボルとの間の第2距離を備え、前記信頼性の値を推定する前記工程は、前記受信した信号と前記第1信号シンボルとの間の第1距離を決定する工程を更に備える。従って、第1シンボルと第2シンボルとの間の実際の距離を予め計算し、記憶する。一旦、第1信号シンボルが識別されると、この記憶された距離をルックアップし、受信された信号と第2信号シンボルとの間の距離に対する近似値として使用できる。従って、1つの距離を計算するだけでよいので、計算上の複雑さが更に低減される。
前記信頼性の値を推定する前記工程が、所定の定数を乗算した、前記第1距離および前記第2距離の多項関数を決定する工程を含む時、対数を計算しなくてもよいので更に計算上の複雑さが低減する。一実施例では、多項関数は二乗された距離の差である。
本発明の更に別の好ましい実施例によれば、前記予め計算され、記憶された距離関数は、受信されたマルチレベル信号と前記信頼性の値との間の多数の関数関係のうちの1つを示し、前記信頼性の値を推定する前記工程は、前記第1信号シンボルおよび前記第1ビット位置に応じて前記多数の関数関係のうちの1つの関数関係を選択する工程を更に備える。従って、尤度の値の計算は対応する記憶された関数を計算する工程を含むだけである。この関数の関係は、計算を1回の乗算演算と一回の加算演算とに縮小できるように、信号成分の線形関数であることが好ましい。
更に別の好ましい実施例によれば、前記予め計算し、記憶した距離関数は、各信号シンボルおよびビット位置に対し、信頼性の値の近似式を含む。従って、この実施例によれば、最も近い信号シンボルが一旦識別されると、信頼性の値の近似値を直接ルックアップし、よってオンラインによる距離計算を不要にできる、計算上極めて効率的な方法を提供できる。
信号シンボルの数およびビットシーケンスの数のビット位置のインデックスの付いた複数の予め計算された距離関数を含むルックアップテーブル内に前記予め計算され、記憶された距離関数を記憶することが好ましい。
本発明の一実施例では、この方法はデコーダ、例えば入力信号としてソフト値を使用する他の任意のデコーダ、またはBCJRアルゴリズムを使用する繰り返しデコーダへの入力として信頼性の値を提供する工程を更に含む。本発明の利点は、かかるデコーダへの入力としてソフト値の正確で、かつリソースの効率のよい近似値を提供できることである。
例えばスライサー、すなわち信号と所定のスレッショルドとを比較する回路により、信号成分と所定のスレッショルドまたは判別境界とを比較することにより第1信号シンボルを識別できる。従って、受信された値とすべての信号シンボルとの間のすべての距離を計算しないで、最も近い信号シンボルを識別するための高速で、かつ計算上安価な方法が提供される。
本発明の別の利点は、本発明に係わる方法を実施するときにコスト上効果的な標準的部品を使用できることである。
尤度情報が対数尤度比を含むとき、対数尤度の使用は理論的にはソフト信頼性の値を計算する理論的に最適な方法に対応するので、高い性能の質が得られる。しかしながら、尤度情報を計算する他の方法、例えば信号パワーの対数尤度を使用することもできる。
本発明の好ましい実施例では、前記受信したマルチレベル信号に最も近いシンボルとして前記第1信号シンボルを識別する前記工程は、信号空間内のユークリッド距離測度に関して前記受信したマルチレベル信号に最も近いシンボルとして第1信号シンボルを識別する工程を含み、このユークリッド距離は尤度計算の確率に直接関係している。これとは異なり、ユークリッド距離の代わりに他の適当な公知の距離を使用してもよい。
信号空間は実数信号空間でもよいし、または複素信号空間でもよい。例えばQAM変調の2つの振幅変調された信号は、単一の搬送波上で送信されるが、90度位相がシフトされる。従って、その結果生じる信号ポイントはQAM信号のうちのいわゆる合相(I)成分および直交(Q)成分を示す複素平面に表示できる。一般に、M−QAMでは、対応する信号配置はM個の信号シンボルを含む。ここで、M=2(n=2、3、4、5、6、7など)である。
各信号シンボルの最も近いすべての近傍シンボルに関連するビットシーケンスが、その信号シンボルのビットシーケンスとは1ビットしか異ならないように、信号シンボルの数がビットシーケンスの数に関連している時、送信システムの誤り率が低くなる。この形態のマッピングはグレーマッピングと称される。
本発明は更にマルチレベル信号を受信する尤度情報を表示する信頼性の値であって、第1ビット位置を含む対応するビットシーケンスに各々が関連する多数の所定の信号シンボルに関して、受信したマルチレベル信号rに対する信頼性の値を発生するための装置において、
−受信したマルチレベル信号の最も近いシンボルとして前記多数の信号シンボルのうちの最初のシンボルを識別するようになっている第1処理手段と、
−前記多数の信号シンボルのうちの少なくとも第1信号シンボルおよび第2シンボルの予め計算され、記憶された距離関数を記憶するようになっている記憶手段とを備え、前記第2信号シンボルがそれぞれの関連するビットシーケンスの第1ビット位置における、第1信号シンボルとは異なる二進値に対応する信号シンボルのうちの第1信号シンボルに最も近い信号シンボルであり、
−予め計算され、記憶された距離関数に基づき信頼性の値を推定するようになっている第2処理手段を更に備えた信頼性の値を発生するための装置にも関する。
この装置は任意の処理ユニット、例えばプログラマブルマイクロプロセッサ、アプリケーション指定集積回路または他の集積回路、スマートカードまたは同等品によって実現できる。「処理手段」なる用語は汎用または特殊用プログラマブルマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など、もしくはこれらの組み合わせを含む。処理手段はコンピュータのCPU、マイクロプロセッサ、スマートカード、SIMカードまたは同等品でよい。第1処理手段と第2処理手段とは別個の処理手段、例えば別個の回路でもよいし、これらを1つの処理手段に組み合わせてもよく、例えばプログラマブルマイクロプロセッサによって実行される適当な命令によって実行してもよい。
「記憶手段」なる用語は磁気テープ、光ディスク、デジタルビデオディスク(DVD)、コンパクトディスク(CDまたはCD−ROM)、ミニディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、強誘電メモリ、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、EPROM、リードオンリーメモリ(ROM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、強磁性メモリ、光記憶装置、電荷結合デバイス、スマートカードなどを含む。
更に、本発明に係わる方法の上記特徴および工程を、本発明に係わる上記装置に組み込んでもよい。
本発明はこれまで説明し、次に説明するような装置を含むマルチレベル信号を受信するためのデバイスにも関する。
このデバイスは任意の電子機器、またはかかる電子機器の一部でよく、この場合、「電子機器」なる用語はコンピュータ、例えば固定およびポータブルPC、固定およびポータブルPC無線通信機器を含む。「ポータブル無線通信機器」なる用語はモバイル無線端末、例えばモバイル電話、ペイジャー、コミュニケイター、例えば電子オルガナイザー、スマートフォン、PDAまたは同等品を含む。
図面を参照し、好ましい実施例に関連して、以下、本発明についてより詳細に説明する。
図1aは、通信チャンネルを介し、送信機から無線信号を受信する、本発明の一実施例にかかわる受信機を略図で示す。送信機101は、ノイズチャンネル102を介し、受信機103へ信号sを送るようになっている。信号sは各信号ポイントがlog(M)ビットのそれぞれのビットシーケンスに関連する信号空間における一組のM個の信号ポイントS....Sのうちの1つを示す。送信チャンネル102内にノイズが存在する場合、受信機103は送信された信号sから偏位した信号r’を受信する。一実施例では、信号はスペクトル拡散技術を使った符号分割マルチアクセス(CDMA)信号である。受信機103は、受信されたスペクトル拡散信号を信号シンボルrに変換するための受信回路107を含む。この受信機は更に受信された信号シンボルrをデコードするためのチャンネルデコーダ106、すなわちBCJRまたはビタビデコーダを含む。このデコーダ106は入力信号としてソフトビット値を必要とする。従って、受信機103は受信された信号シンボルrのlog(M)ビットに対するソフト値を計算し、この計算したソフト値をデコーダ106に提供するようになっている。本発明によれば、受信機103はメモリ105、例えばオンチップメモリ、EPROM、フラッシュメモリまたは同等メモリを備え、このメモリには図3〜9を参照して好ましく説明するように、回路104にソフト値を効率的に計算するのに使用できるようにルックアップテーブルが記憶されている。
図1bは図 の受信回路103のより詳細なブロック図を略図で示している。回路107はCDMA信号を受信するのに適したRAKE受信機110を備える。すなわちいくつかの信号マルチパス成分を別々に処理するためのいくつかのベースバンド相関器を使用する受信機を含む。相関器の出力は改善された通信の信頼性および性能が得られるように組み合わされる(例えばジョン・G・プロアキス著、「デジタル通信」第4版、マクグロウヒル社、2000年版を参照)。受信され、サンプリングされた受信信号r’はRAKE受信機110へ送られ、この受信機はデコードすべき信号シンボルrを発生する。回路107はチャンネル推定器111とノイズ推定器112とを備え、例えば当業者に知られている任意の適当なチャンネル推定およびノイズ推定技術を実行する。チャンネル推定器は受信した無線信号r’を受信し、N個までの異なる無線パスまたはチャンネルタップを識別し、これらパスの対応する遅延時間Δ(k=1....N)および複素チャンネル推定値h=(hr1....hrN)を推定する。このチャンネル推定器111は更にRAKE受信機が使用する一組の複素組み合わせ重みw=[w....wを発生する。ここで、[]とは転置ベクトルを示す。例えばこれら重みは最適化基準、例えば受信された信号エネルギーを最大にする基準に従って決定できる。
こうして計算された遅延時間Δおよび組み合わせ重みはRAKE受信機110へ与えられる。RAKE受信機110はN個のチャンネルタップに従って着信信号を遅延する遅延回路115を含む。更に受信機110はスペクトル拡散された信号を逆拡散するよう、受信された信号のN個の遅延されたバージョンと、拡散コードcと乗算するための回路116と、信号を合計し、無線シンボルを形成するための回路117とを更に備える。更にRAKE受信機110はN個の無線シンボルの各々と組み合わせ重み(w、k=1、.... 、N、(ここで()は複素共役を示す)とを乗算するための乗算回路118を備える。最後にRAKE受信機110はソフト値計算回路104へ送られる受信されたシンボル推定値rを形成するよう、重み付けされたシンボルを計算する加算回路119を含む。
信号ポイントS....Sのマルチレベル配置を使用するとき、受信機で復調の成功を保証するように振幅情報を維持しなければならない。従って、基準ポイントS....Sを正しくスケーリングしなければならない。次に、トラヒックチャンネル、例えばHS−DSCHの実際の利得と異なることがあるチャンネル利得を有する基準チャンネルhrに基づき、チャンネル推定器111がチャンネル利得を推定すると仮定する。基準チャンネルとトラヒックチャンネルとの間の利得の差をgで表示できる。従って、RAKE受信機110の後の受信されたシンボルrを次のように表記できる。
Figure 2005519532
ここで、wはwのエルミート共役であり、wは内積を示し、sは送信されたシンボルであり、nはノイズ項、例えば加算的白色ガウスノイズ(AWGN)である。利得パラメータgは受信機に信号として送られ、wは受信機内の組み合わせ器によって選択され、hはチャンネル推定値である。従って、受信機では次の式(0)に従って正しく基準信号シンボルS....Sをスケーリングできる。
Figure 2005519532
図1bでは、受信回路107は上記スケーリングファクターgwを計算するようになっている回路113と、基準シンボルとスケーリングファクターとを乗算し、この結果、適当にスケーリングされた信号シンボル
Figure 2005519532

を生じさせるための乗算回路114とを備え、スケーリングされたシンボルはソフト値計算回路104へ送られる。
最後に、ノイズ推定器112はソフト値計算回路104へ送られる信号ノイズレベルσの推定値を発生する。
本発明によれば、ソフト値計算回路は受信された信号rに最も近い信号シンボルを探し、例えば図3〜9を参照して説明した実施例の1つに従い、ビットm(m=1、....log(M))に対する対応するソフト値Lを計算する。
図1a〜bを参照して説明した受信回路は単なる例にすぎず、本発明の範囲はこのタイプの受信機だけに限定されるものではないし、また上記信号シンボルのスケーリングに限定されるものでないことが理解できよう。
図2は16個の信号シンボルを有する信号配置を示す。この信号配置は二次元信号空間におけるM=16個の信号ポイントS〜S16を備える。すなわち16QAM信号配置におけるI/Q成分を含む。各信号ポイントの最も近い近傍ポイントまでの距離が同じとなるように、信号ポイントは一定に分布していることが好ましい。基準ポイントとは当該実現例に適した値をとり得る。しかしながら、これとは異なり、別の信号配置を選択してもよい。図2では信号ポイントS〜S16へ16個の異なるビットシーケンス0000〜1111(各シーケンスはlog(M)=4ビットから成る)がマッピングされる。信号ポイントへのビットシーケンスのマッピングは各信号ポイントが最も近い近傍ポイントのビットシーケンスから1ビットしか異ならないように選択することが好ましい。例えば図2では、信号ポイントSは3つの最も近い近傍ポイントS、SおよびS12を有する。Sのビットシーケンス、すなわち1111はビット位置4だけでSのシーケンス1110と異なっているだけである、などである。これとは異なり、他のマッピングも選択できる。
信号ポイントにマッピングされたどのビットと位置mに対しても信号配置内の信号ポイントを2つの組に分割でき、この場合、各組内の信号ポイントはその位置にてそれぞれビット値0および1を有する。次の説明では、m番目の位置にて0を有する信号ポイントの組をA0,mと表示し、m番目の位置にて1を有する対応する組をA1,mと表示する。例えば図2の例では、m=1の場合、A1,1={S、S、S、S、S11、S12、S15、S16}およびA0,1={S、S、S、S、S、S10、S13、S14}である。これら組は各々M/2要素を有する同じサイズである。
信号S、....、S16のうちの1つがノイズの多いチャンネルを通して送信されると、受信された信号は対応する分布に従って送信された信号とは異なることになる。受信された信号の分布の実際の形状および幅はノイズの特性に応じて決まる。図2において、×印201は受信された信号rの一例を示す。
デコーダ、例えばターボデコーダに受信された16QAM無線シンボルが提供される前、これらシンボルはソフト値に変換される。従って、どの16QAMシンボルの各ビットに対しても1つのソフト値が計算される。rにマッピングされたシーケンス内のm番目のビットのソフト値は次のように定義できる。
Figure 2005519532
ここで、sは送信された信号によって表示されるビットシーケンス内のm番目のビットであり、P(s=i|r)、i=0、1はビットsの後の確率(rは受信された信号である)である。第2の等式はs=1とs=0とは選択されたアルファベット内で等しい確率であると仮定していることが理解できよう。そうでない場合、確率の全体の比を次のように考慮しなければならない。しかしながら、このことは一定のファクターを生じるに過ぎない。従って、Lが確率の対数尤度比に対応する。等式(1)における確率P(r|s=i)を次のように表記できる。

Figure 2005519532
従って、上記確率の計算を行うには各々がジョイント確率P(r、s)を含むM/2の項にわたって総和を行う。このことは、特にMが大きい場合、例えばM=64である場合に、計算上費用が高くつく作業となる。
多くのアプリケーションでは上記ソフト値Lを次の式で近似できる。
Figure 2005519532
ここで、
Figure 2005519532

i=0、1は等式(2)における和に最大に寄与する結果を生じさせる信号ポイントである。従って、確率の計算にあたり、M/2項にわたる和は、次の式に従ってそれぞれの主要項によって近似される。
Figure 2005519532
上記近似式は「最大対数MAP」近似式と称されることが多く、この近似式は例えば信号対ノイズ比(SNR)が大きいときのガウスノイズの場合のように、上記和が主に1つの項によって決定される場合に良好な近似値を与える。上記確率は受信された信号rとそれぞれの信号ポイントとの間の距離に応じて決まる。例えば分散値σを有する加算的ゼロ平均ガウスノイズの場合、式(3)の対数尤度比を次のように拡張できる。
Figure 2005519532
Figure 2005519532

は上記式(0)に従い、受信された信号に対応するスケールにされていると仮定できることが理解できよう。次の説明では、i=0、1に対する
Figure 2005519532

を受信された信号rと組Ai,mにおける最も近い信号ポイントとの間の距離であると定義する。例えば図2において、m=1の場合、d0,1はrとA0,1内の最も近い信号ポイント、すなわちSとの間の距離δに対応し、d1,1はrとA1,1内の最も近い信号ポイント、すなわちSとの間の距離δに対応する。本発明によれば、式(5)における尤度比は、後により詳細に説明するように、まず最も近い信号ポイントSを識別し、次に距離δおよびδを決定することによって得られる。従って、最短の距離δおよびδを識別するためにrとすべての信号ポイントS....S16との間のすべての距離の高コストの計算作業を回避できる。ルックアップテーブルにより、Sを識別し、次にδを計算するのとは別に、SとSとの間の距離δをルックアップし、δの代わりの近似として使用し、よって更に必要となる計算リソースを節約できる。これについては図5〜6を参照してより詳細に説明する。図8〜9を参照し、本発明の別の実施例について説明する。
信頼性の値を上記のように推定する際には、QAM配置内の信号ポイントの適正なスケーリングを検討することが望ましいと理解できよう。このスケーリングを検討する場合、上記対数尤度比を次のように表記できる。
Figure 2005519532
図1bを参照して説明するように、図2の例のようなマルチレベル配置を使用するとき、受信機における復調の成功を保証するように振幅情報を維持しなければならない。従って、基準ポイントS,j=1、....16を適性にスケーリングしなければならない。このスケーリングを考慮する場合、上記対数尤度比を次のように表記できる。
Figure 2005519532
すなわち、正しくスケーリングした信号の場合、次のようになる。

Figure 2005519532
は信号対ノイズ比によって決まる定数である。
図3は信頼性の値を決定する方法のフローチャートである。この方法によれば、式(7)の近似を使用してソフト値Lを計算する。ステップ302では、ユークリッド距離に従い、rに最も近い信号ポイントS....Sの組からの信号ポイント
Figure 2005519532

を識別する。例えばsを識別する効率的な方法はスライサーを用いる方法である。ステップ303において、rと
Figure 2005519532

との間の距離δを計算する。その後、ビット位置m=1、....log(M)に対し、次のステップを実行する。ステップ304において、
Figure 2005519532

に近い信号ポイント
Figure 2005519532

をルックアップテーブル308でルックアップする。この信号はrに最も近く、
Figure 2005519532

ではなく、位置mにて逆のビット値を有する信号ポイントに対応する。ステップ305において、rと
Figure 2005519532

との間の距離δを計算する。距離δおよびδに基づき、次に上記式(7)に従ってソフト値Lを近似する。位置mにおける
Figure 2005519532

のビット値
Figure 2005519532

が0である場合、ソフト値はL=K(δ−(δにより近似される(ステップ306)。そうでない場合、ソフト値はL=K(δ−(δにより計算される(ステップ307)。ここで、Kは上記のようにノイズ分布に応じて決まる係数である。図2に示された例を参照すると、(×印201で表示された)受信された信号rまでの最も近い信号ポイントは、
Figure 2005519532

である。図3の方法を使って最初のビット位置m=1に対するソフト値Lを計算する際に、S内の第1ビットを
Figure 2005519532

と識別する。例えば図4に示されるような予め計算したルックアップテーブルから最初のビット位置内に「0」を有する最も近い信号ポイントは
Figure 2005519532

である。従って、距離δおよびδをδ=|r−S|とδ=|r−S|とそれぞれ計算でき、ここで||はユークリッド距離を示す。従って、ソフト値L1は次の式によって近似できる。
=K(δ−(δ
従って、上記式は最大で1+log(M)の距離計算を必要とする。その理由は、受信された信号に対して最も近い距離δを1回計算し(ステップ303)、各ビット位置mに対してステップ305で距離δを計算するからである。このことは、すべての信号ポイントに対するすべての距離を計算するときのM回の距離計算と比較すべきである。従って、この方法の計算上の複雑さはアルファベットのサイズに比例するのではなく、シンボルアルファベットのサイズと共に対数的に大きくなるにすぎない。このことは、特にアルファベットのサイズが大きい場合、計算上の複雑さをかなり低減できる。
図4は図3の方法と共に使用するためのルックアップテーブルの一例を示す。ルックアップテーブル308は予め計算された最も近い信号ポイントを識別し、このルックアップテーブルはビット番号mと信号ポイントS....Sのインデックスが付けられる。各行は信号ポイントS....Sのうちの1つに対応する。例えば行402内の各要素はビット位置mにてSと反対のビット値を有するすべての信号ポイントのうちでSに最も近い信号ポイントを識別するように、行402が信号ポイントSに対応する。テーブル308内の各エントリーはM個の信号ポイントのうちから1つを識別するのにlog(M)のビットを消費する。さらにテーブルはM行のlog(M)列からなる。従って、テーブルはM[log(M)]ビットが必要である。例えば、M=8では、メモリは72ビットを使用し、M=16ならメモリは256ビットを費やす。
更に、図5は本発明の一実施例にかかわる方法のフローチャートである。この実施例は再びソフト値Lの計算をするために式(7)の近似式を使用する。図3の方法の場合と同じように、ステップ501において信号rを受信し、ステップ502において、rに最も近いS....Sの組からの信号ポイント
Figure 2005519532

を、例えばスライサーによって識別する。ステップ503において、rと
Figure 2005519532

との間の距離δを計算する。その後、ビット位置m=1、....log(M)に対し、次のステップを実行する。ステップ504において、
Figure 2005519532


Figure 2005519532

に最も近く、位置mにおいて反対のビット値を有する信号ポイント
Figure 2005519532

との間の距離δをルックアップテーブル508内でルックアップする。その後、上記式(7)に従い、ソフト値Lを近似する際に、rと
Figure 2005519532

との間の距離δに対する近似値としてこの距離δを使用する。従って、位置mにおける
Figure 2005519532

のビット値
Figure 2005519532

が0である場合、ソフト値はL=K(δ−(δによって近似される(ステップ506)。そうでない場合、ソフト値はL=K(δ−(δによって近似される(ステップ507)。再びKはノイズ分布によって決まる係数である。再び図2に示された例を参照すると、受信された信号rに最も近い信号ポイントは
Figure 2005519532

である。図5の方法を使って最初のビット位置m=1に対するソフト値Lを計算するとき、S内の最初のビットを
Figure 2005519532

と識別する。例えば図8に示されるような予め計算したルックアップテーブルから、最初のビット位置において「0」を有する最も近い信号ポイントまでの距離はd1,8=δとなる。従って、距離δ1はδ=|r−S|と計算され、δはδによって近似される。従って、ソフト値LはL=K(δ−(δによって近似される。
従って、予め計算した距離δをδの近似値として使用すると、この実施例に係わる方法は1回の距離計算、すなわちδの計算をするだけでよい(ステップ503)。再びこのことは、すべての信号ポイントに対するすべての距離を計算するときのM回の距離計算を比較すべきである。
本発明の利点は、シンボルアルファベットのサイズと共に計算上の複雑さが大きくならず、ソフト値を近似化する計算上効率的な方法が得られるということである。
従って、ルックアップテーブルを記憶するのにほとんどの記憶空間が必要でないということも利点である。
本発明に係わる方法の別の利点は、ソフト値の良好な近似値が得られるので、デコード性能が良好となるということである。
図6は図5の実施例に係わるルックアップテーブルの一例を示す。このルックアップテーブル508はサイズMの配置内の信号ポイントの間の予め計算した距離を含む。テーブル508内の距離dm,kは信号ポイントSと位置mにおける反対のビット値を有する最も近い信号ポイントとの間のユークリッド距離を示す。ηビットを必要とする分解能で各距離を記憶し、テーブル508内の各エントリーはηビットを必要とすると仮定する。更に、このテーブルはMの行とlog(M)の列から成る。従って、テーブルはη M log(M)ビットを必要とする。例えばM=8の場合、メモリの消費数は24ηビットであり、M=16の場合、メモリの消費量は64ηビットである。従って、この実施例の別の利点はほとんど記憶容量を必要としないということであり、予め計算する距離の分解能がlog(M)ビットよりも高い(すなわちη>log(M))実施例では、図3〜4の方法と比較して処理時間とメモリ空間との間で妥協を図る。
各距離を1回だけ記憶することにより、追加記憶空間を節約できるということ、すなわちテーブルの2つ以上のエントリーに同じ距離が現れる場合、代わりにエントリーのうちの1つにその距離の参照を記憶すればよいということが理解できよう。
これとは異なり、ルックアップテーブルの他のレイアウトも使用できる。例えば位置実施例ではルックアップテーブルは信号ポイントSの間のすべてのM(M−1)/2の相互距離を含むことができるので、ηM(M−1)/2ビットの記憶が必要である。しかしながら、M>4の場合、この実施例は図6の実施例よりも大きい記憶容量を必要とする。
図7は信号シンボルが16個の信号配置の別の例を示す。図2と同じように、この信号配置は二次元信号空間内にM=16の信号ポイントS〜S16を含む。すなわち16QAM信号配置内にI/Q成分を含む。信号ポイントは各信号ポイントの最も近い近傍ポイントまでの距離が同じとなるように一定に分布している。図7の例では、信号ポイントは次のように選択されていると見なす。
Figure 2005519532
ここで、dは任意の定数であり、j=−1である。例えばdはd=1と選択できる。しかしながら、これとは異なり、他の信号配置も選択できる。
図7において、16の異なるビットシーケンス0000〜1111(各シーケンスはlog(16)=4から成る)を信号ポイントS、....、S16にマッピングする。信号ポイントへのビットシーケンスのマッピングはグレーマッピングとなるように選択される。すなわち各信号ポイントのビットシーケンスは最も近い近傍ポイントのビットシーケンスと1ビットしか異ならないように選択され、よってデコード性能を最適にすることが好ましい。
上記のように、1つの信号ポイントにマッピングされるどのビット位置に対しても、信号配置内の信号ポイントを2つの組A0,mとA1,mとに分割できる。ここで、各組内の信号ポイントはその位置においてそれぞれビット値0および1を有する。
図8は本発明の別の実施例に係わる方法のフローチャートを示す。再び、この信号はソフト値Lの計算のために式(7)の近似を利用する。図3の実施例と同じように、初期ステップ801において、信号rを受信する。受信された信号はr=Re(r)+jlm(r)として書き込みでき、次の記載ではrのI成分およびQ成分の大きさをそれぞれa=|Re(r)|およびb=|lm(r)|と表示される。ステップ802において、組み合わせ器内で受信されたシンボルが組み合わされた後にrに最も近い信号ポイントS....Sの組からの信号ポイント
Figure 2005519532

を識別する。この実施例では、信号ポイントの配置は図7の配置に対応すると仮定する。図7において、各信号ポイントは信号領域が一組の判別境界701から706だけ分離している1つの判別領域に対応する。従って、合相成分および直交成分の2回の比較を実行することにより、最も近い信号ポイント
Figure 2005519532

を見つけることができる。例えばRe(r)<0(判別境界705)およびRe(r)<−2d(判別境界706)である場合、およびlm(r)>0(判別境界702)およびlm(r)>2d(判別境界701)の場合、受信された信号はSに対応する判別領域にある。すなわち
Figure 2005519532

が最も近い信号ポイントとなる。その後、各ビット位置m=1、....、log(16)=1、....、4に対し、適当なスケーリングを仮定し、式(7)の近似を使ってソフト値Lを計算できる。従って、本例では最初のビットに対するソフト値Lは次のとおりである。
Figure 2005519532
従って、上記式では二乗された2つの距離(各距離はタイプ|x+jy|の計算を必要とする)を計算する代わりに、8dKを有する受信したシンボルの合相振幅aをスケーリングし、その後、定数−8Kdを加えることにより、ソフト値を計算できる。定数dは適当な正の実数として選択できることが更に理解できよう。
従って、Sに対応する判別領域における受信した信号に対する残りの3つのソフト値は次のように示される。

Figure 2005519532
図7の配置の場合のように、Sと比較して逆の第2、第3および第4ビットを有する最も近いシンボルはS=−3d−jd、S=−d+3jd、およびS=−3d+jdとなる。
図9のテーブル808はシンボルS、....、S16に対応するすべての判別領域およびすべてのビットm=1、....、4に対して計算されたソフト値を示す。テーブル808から判るように、受信された信号rの合相成分aまたは直交成分bの一方をスケーリングし、その後定数を加えることによってすべての値を計算できる。従って、テーブル808の予め計算された式を使ってソフト予めを極めて効率的に計算できる。1つの実現例では、ルックアップテーブル808の各エントリーはスケーリングファクターと、加算すべき定数と、所定のソフト値に対し、受信された信号rの合相成分aまたは直交成分bのいずれをスケーリングすべきかを表示するビットとを含むことができる。テーブルAは判別領域およびビット値のインデックスを付けることが好ましい。しかしながら、テーブル808のエントリーの多くは同じであることが理解できよう。従って、当業者であれば、別個のエントリーのリストを記憶し、テーブル808において対応するリストメンバーを参照することにより、テーブル808をメモリに効率的に記憶できることは明らかである。一般に、グレーコード化されるか、または別の一定性を示す配置では、テーブル808のメモリ消費量を少なくするのにテーブル808内のエントリーの冗長性を利用できる。
図8を再び参照すると、ステップ804〜805において、識別された判別領域およびすべてのビットに対するソフト値を計算する。ステップ804では、計算すべき関係、すなわちスケーリングファクターおよび加算すべき定数をメモリ内の記憶されたテーブル808、例えば図9に示されるようなルックアップテーブルから検索する。ステップ805において、検索された関係を計算すると、その結果、対応するビット数に対するソフト値が得られる。
テーブル808の関係を予め計算し、予め計算したソフト値を記憶することによって、受信機内の処理負荷を更に低減できることが理解できよう。本実施例では、受信された信号の合相成分および直交成分をmビットに量子化すると仮定すると、テーブル808のソフト値を予め計算し、どの異なる合相値および直交値に対しても作表化できるので、この実施例ではステップ805のスケーリングおよび加算が不要となり、必要な計算を更に少なくすることができる。しかしながら、予め計算されたソフト値のかかるテーブルはメモリ消費量を増す。上記説明ではa=|Re(r)|およびb=|lm(r)|をそれぞれrの実数部分および虚数部分の絶対値として、すなわち符号情報を有しないものとして定義した。従って、aおよびbの各々はn−1ビットで表示される。予め計算されるソフト値の各々をmビットで表示すべき場合、フルテーブルの総メモリ消費量は2n−1×4×16ビットとなる(16の判別領域の各々および4ビットの各々に対し、2n−1の異なるソフト値が記憶され、各値はmビットの精度を有する)。例えばm=4の場合、総メモリ量は512mビットとなる。しかしながら、この実施例では安宅占め計算されるテーブルはファクターKをかける必要がある。
テーブル808のエントリーの多くが同一であるという事実を利用し、更に図7の信号配置の対称性を利用することにより、上記メモリ消費量を更に低減できることが理解できよう。
以上で、受信されたシーケンスのビット値に対する信頼性の値を表示する対数尤度比として定義されたソフト値に関連して、本発明について説明したと理解できよう。しかしながら、信号ポイントに対する受信信号の距離に応じたソフト値の他の定義も同じように使用できる。
図2および7の信号配置は単なる例として利用したものであることも理解できよう。本発明に係わるソフト値の計算はこれら信号配置だけに限定されるものではない。
最後に図5〜6を参照して説明した実施例はメモリを節約するので、特に大きい信号配置に対して適すが、図8〜9の実施例は計算リソースを節約するので、中規模サイズの信号配置、例えば16QAMを実現するのに特に適すことが理解できよう。
本発明の一実施例に係わる受信機を略図で示す。 本発明の一実施例に係わる受信機を略図で示す。 16信号シンボルを有する信号配置の一例を示す。 信頼性の値を決定する方法のフローチャートを示す。 図3の方法で使用するためのルックアップテーブルの一例を示す。 本発明の一実施例に係わる方法のフローチャートを示す。 図5の実施例に係わるルックアップテーブルの一例を示す。 16の信号シンボルを有する信号配置の別の例を示す。 本発明の別の実施例に係わる方法のフローチャートを示す。 図8の実施例に係わるルックアップテーブルの一例を示す。

Claims (30)

  1. マルチレベル信号を受信する尤度情報を表示する信頼性の値であって、第1ビット位置(m)を含む対応するビットシーケンスに各々が関連する多数の所定の信号シンボル(S、....、S)に関して、受信したマルチレベル信号(r)に対する信頼性の値(Lk,m)を発生する方法において、
    −受信したマルチレベル信号の最も近いシンボルとして前記多数の信号シンボルのうちの最初のシンボル
    Figure 2005519532

    を識別する工程(502;802)と、
    −前記多数の信号シンボルのうちの少なくとも第1信号シンボルおよび第2シンボル
    Figure 2005519532

    の予め計算され、記憶された距離関数に基づき、信頼性の値を推定する工程(506、507;804、805)とを備え、前記第2信号シンボルがそれぞれの関連するビットシーケンスの第1ビット位置における、第1信号シンボルとは異なる二進値に対応する信号シンボルのうちの第1信号シンボルに最も近い信号シンボルである、信頼性の値を発生する方法。
  2. 前記予め計算され、記憶された距離関数が、受信されたマルチレベル信号と前記信頼性の値との間の多数の関数関係のうちの1つであり、前記信頼性の値を推定する前記工程が、前記第1信号シンボルおよび前記第1ビット位置に応じて前記多数の関数関係のうちの1つの関数関係を選択する工程(804)を更に備えることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記予め計算され、記憶された距離関数が、前記第1信号シンボルと前記第2信号シンボルとの間の第2距離(δ)を備え、前記信頼性の値を推定する前記工程が前記受信した信号と前記第1信号シンボルとの間の第1距離(δ)を決定する工程(503)を更に備えることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  4. 前記信頼性の値を推定する前記工程が、所定の定数(K)を乗算した、前記第1距離および前記第2距離の多項関数を決定する工程(506、507)を含むことを特徴とする、請求項3記載の方法。
  5. 前記受信したマルチレベル信号のノイズ分布に応じて前記所定の定数を選択することを特徴とする、請求項4記載の方法。
  6. 前記予め計算し、記憶した距離関数が、各信号シンボルおよびビット位置に対する信頼性の値の近似式を含むことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  7. 信号シンボルの数およびビットシーケンスの数のビット位置のインデックスの付いた複数の予め計算された距離関数を含むルックアップテーブル(508;808)内に前記予め計算され、記憶された距離関数を記憶することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 信頼性の値をデコーダ(106)への入力として提供する工程を更に含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 第1信号シンボルをスライサーにより識別することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 尤度情報が対数尤度比を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記受信したマルチレベル信号に最も近いシンボルとして前記第1信号シンボルを識別する前記工程が、信号空間内のユークリッド距離測度に関して前記受信したマルチレベル信号に最も近いシンボルとして第1信号シンボルを識別する工程を更に含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記信号空間が直交振幅変調における複素平面に関係することを特徴とする、請求項11記載の方法。
  13. 所定の信号シンボルの数が直交振幅変調方式のM個の信号シンボルから成り、ここで、Mは2の累乗でかつ2以上の数であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 各信号シンボルの最も近いすべての近傍シンボルに関連するビットシーケンスが、その信号シンボルのビットシーケンスとは1ビットしか異ならないように、信号シンボルの数がビットシーケンスの数に関連していることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. マルチレベル信号を受信する尤度情報を表示する信頼性の値であって、第1ビット位置(m)を含む対応するビットシーケンスに各々が関連する多数の所定の信号シンボル(S、....、S)に関して、受信したマルチレベル信号(r)に対する信頼性の値(Lk,m)を発生するための装置において、
    −受信したマルチレベル信号の最も近いシンボルとして前記多数の信号シンボルのうちの最初のシンボルを識別するようになっている第1処理手段(104)と、
    −前記多数の信号シンボルのうちの少なくとも第1信号シンボルおよび第2シンボルの予め計算され、記憶された距離関数を記憶するようになっている記憶手段(105)とを備え、前記第2信号シンボルがそれぞれの関連するビットシーケンスの第1ビット位置における、第1信号シンボルとは異なる二進値に対応する信号シンボルのうちの第1信号シンボルに最も近い信号シンボルであり、
    −予め計算され、記憶された距離関数に基づき信頼性の値を推定するようになっている第2処理手段(104)を更に備えた信頼性の値を発生するための装置。
  16. 前記予め計算され、記憶された距離関数が、受信されたマルチレベル信号と前記信頼性の値との間の多数の関数関係のうちの1つを表示し、前記第2処理手段が、前記第1信号シンボルおよび前記第1ビット位置に応じて前記多数の関数関係のうちの1つの関数関係を更に選択するようになっていることを特徴とする、請求項15記載の装置。
  17. 前記予め計算され、記憶された距離関数が、前記第1信号シンボルと前記第2信号シンボルとの間の第2距離であり、前記第2手段が更に前記受信した信号と前記第1信号シンボルとの間の第1距離を決定するようになっていることを特徴とする、請求項15記載の装置。
  18. 前記第2処理手段が、所定の定数を乗算した、前記第1距離および前記第2距離の多項関数を決定するようになっていることを特徴とする、請求項17記載の装置。
  19. 前記受信したマルチレベル信号のノイズ分布に応じて前記所定の定数を選択することを特徴とする、請求項18記載の装置。
  20. 前記記憶した情報が、各信号シンボルおよびビット位置に対する信頼性の値の近似式を含むことを特徴とする、請求項15記載の装置。
  21. 前記記憶手段が、信号シンボルの数およびビットシーケンスの数のビット位置のインデックスの付いた複数の予め計算された距離関数を記憶するようになっていることを特徴とする、請求項15〜20のいずれかに記載の装置。
  22. 前記第1手段がスライサーを更に含むことを特徴とする、請求項15〜21のいずれかに記載の装置。
  23. 尤度情報が対数尤度比を含むことを特徴とする、請求項15〜22のいずれかに記載の装置。
  24. 前記第1処理手段が、信号空間内のユークリッド距離測度に関して前記受信したマルチレベル信号に最も近いシンボルとして第1信号シンボルを識別するようになっていることを特徴とする、請求項15〜23のいずれかに記載の装置。
  25. 前記信号空間が直交振幅変調における複素平面に関係していることを特徴とする、請求項24記載の装置。
  26. 所定の信号シンボルの数が直交振幅変調方式のM個の信号シンボルから成り、ここで、Mが2の累乗でかつ2以上の数であることを特徴とする、請求項15〜25のいずれかに記載の装置。
  27. 各信号シンボルの最も近いすべての近傍シンボルに関連するビットシーケンスが、その信号シンボルのビットシーケンスとは1ビットしか異ならないように、信号シンボルの数がビットシーケンスの数に関連していることを特徴とする、請求項15〜26のいずれかに記載の装置。
  28. 請求項15〜27のいずれかに記載の装置を備えた、マルチレベル信号を受信するためのデバイス(103)。
  29. 前記デバイスが前記決定され他信頼性の値を表示する前記装置からの入力信号を受信するようになっているデコーダ(106)を更に含むことを特徴とする、請求項28記載のデバイス。
  30. 前記デバイスが移動端末であることを特徴とする、請求項28または29記載のデバイス。
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