JP2005515953A - アルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラスおよびその使用 - Google Patents

アルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラスおよびその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、以下の組成(酸化物含有量基準の重量百分率)、SiO2 >58〜62、B23 0〜5.5、Al23 13.5〜17.5、MgO 0〜7、CaO 5.5〜14、SrO 0〜8、BaO 6〜14、ZrO2 0〜2、CeO2 0.001〜0.5、TiO2 0.01〜2を有するアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラスに関する。このガラスは、ハロゲン電球のバルブ材料として使用するのに特に好適である。

Description

本発明は、ハロゲンランプ用ガラスとして特に好適なアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラスおよびその使用に関する。
ハロゲンランプ用のガラスには、熱負荷に対する耐性(転移温度Tgで表され、バルブ温度が650℃以上である場合はTgが700℃以上であることが必要である)ならびに電極および給電材料に溶着できること(熱膨張がその材質に適合すること、すなわち熱膨張係数が一致または類似していることに反映され、例えば、モリブデン製の部品に適合させるためにはα20/300が4.3×10-6/K〜4.95×10-6/Kであることが必要である)に関するものだけでなく、透過性に関しても一定の要求が課せられている。
例えば、ランプからの発光効率を高くするためには可視波長領域(VIS)の光透過率を最大限にすることが必要である。赤外領域(IR)の透過率を高くすることも同様に望ましい。その理由は、より多くの熱放射を放散させてランプ内の温度をより低いままにしておくことができるからである。これによってハロゲンランプは一層高い熱負荷に耐えられるものとなる。紫外領域(UV)については透過率を最小限にすることが必要であり、不透明な紫外領域(すなわち、肉厚1mmの層に対する透過率が0.01未満)から透明な可視領域への移行部分を可能な限り短く、すなわちこの領域の透過率曲線を可能な限り急にすることが必要である。したがってこれは紫外吸収端(UV edge)(透過率が58%になるところに定められる)を指している。紫外吸収端を280〜400nmの波長範囲内に設定できるようにすることが必要である。
熱負荷に対する耐性が改良されたランプを提供する場合、バルブ材料となるガラスの透過率に課せられる最低限の要件は、可視領域に加えて赤外領域も、すなわち500nm〜1500nmの波長範囲における肉厚1.0mmの試料に対する分光透過率が少なくとも0.9である、というものである。
ハロゲンランプバルブのバルブ用ガラスとして使用されるガラスは実質的にアルカリ金属酸化物を含まないものでなければならない。その理由は、アルカリ金属イオンがランプのハロゲン再生サイクルに悪影響を及ぼし、その結果、タングステンがフィラメント上に付着するよりもむしろガラスバルブの内側に付着して遮蔽性(disruptive)の黒色被膜と化すためである。
付着物が白熱タングステンフィラメント上で成長するという別の問題もある。これによりランプの寿命に悪影響が及ぼされる。
ハロゲンランプの内側に白色の付着物が形成されるという別の問題もある。これはランプに封入されたハロゲンがガラス表面と反応することによって形成されたハロゲン化物が付着したものである。この種の付着物は発光効率を低下させる。
これまでハロゲンランプに使用されてきたガラスには様々な欠点があり、特に赤外線透過率に関する高い要求を満足するものではなかった。
したがって、本発明の目的は、紫外吸収端の調整が可能であり、可視および赤外領域の透過率が高く、かつ熱膨張がモリブデンの膨張特性に適合する、ハロゲンランプバルブのバルブ材料として使用するのに好適な紫外線不透過ガラスを提供することにある。
具体的には、本発明の目的は、ハロゲンランプのバルブ用ガラスとして使用した場合に、フィラメント上で成長したりバルブの内側に形成される上述した付着物の形成が低減されるガラスを見出すことにある。
この目的は、主請求項に係るアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラスによって達成される。
このガラスは、基礎ガラス系(酸化物基準の重量百分率)、
SiO2 >58〜62
23 0〜5.5
Al23 13.5〜17.5
MgO 0〜7
CaO 5.5〜14
SrO 0〜8
BaO 6〜14
ZrO2 0〜2
を含むものである。
これに属するガラスまたは類似の基礎ガラス系は、DE 197 47 355 C1号明細書、DE 197 47 354 C1号明細書、DE 197 58 481 C1号明細書、国際公開第99/14794号パンフレット、DE 100 06 305 A1号明細書、およびDE 100 22 769 A1号明細書より既に知られている。
本発明には、2種類の成分CeO2およびTiO2が当該ガラス中に特定の比率で、具体的には、CeO2が0.001〜0.5重量%、TiO2が0.01〜2重量%存在することが不可欠である。この2種類の成分が上記した量で同時に存在することによって、紫外吸収端が280nm〜400nmの間の所望の波長範囲内に維持され、好ましくはこれを310nm〜350nmの間に設定できるようになり、赤外領域の吸収が最小限に抑えられる。CeO2およびTiO2が同時に存在することによって紫外線が相乗的に遮蔽される、すなわち個々の紫外線遮蔽作用の和を超える作用が得られる。CeO2をTiO2と併せて添加することによりガラスの耐ソラリゼーション性が高くなる。CeO2は清澄剤としても作用する。
CeO2が上述した含有量を超えると可視領域の吸収が増大することとなり、茶色に変色する原因となるであろう。TiO2の含有量がより高くなると紫外吸収端をより長波長側の可視領域にシフトさせることとなり、それによってガラスが黄色に変色してしまうであろう。
CeO2の含有量は、好ましくは0.001〜0.2重量%である。好ましくはCeO2含有量は0.01〜0.2重量%であり、特に好ましくはCeO2含有量は0.01〜0.1重量%である。さらに、好ましくはTiO2含有量は0.01〜1重量%であり、特に好ましくは0.03〜0.8重量%であり、特に非常に好ましくは0.1〜0.8重量%である。
上述した範囲の組成を有するガラスをハロゲンランプバルブのバルブ用ガラスとして使用する場合は実質的にアルカリ金属酸化物を含まないことが必要である。アルカリ金属イオンはランプのハロゲン再生サイクルを破壊するためである。この文脈においてアルカリ金属酸化物を実質的に含まないという用語は、不純物に由来するアルカリ金属酸化物の含有量として0.1重量%までを許容するものと理解されたい。
さらに、本発明によるガラスは、酸化鉄を実質的に含まない、すなわち不可避的不純物を除く酸化鉄を含まない。酸化鉄は可視領域および特に赤外領域の透過率を低下させるものである。標準的に用いられるガラス製造条件下で標準的な原料を用いた場合において遮蔽作用を強めることのない不可避的な酸化鉄不純物の量は、Fe23にすると0.04重量%までであろう。
驚くべきことに、原子番号の大きな元素を含む添加物、すなわちCeO2およびTiO2は、バッチを溶融する際に何ら問題を生じさせることがなく、この場合において使用するアルカリ金属を含まないガラス系においてさえもガラス欠陥を生じさせることがない。
本発明によるガラスの熱膨張係数α20/300は4.3×10-6/K〜4.95×10-6/Kの間にある。このことは、ハロゲンランプバルブによく用いられる、ガラス内に挿通される導入部(glass leadthrough)の材料であるモリブデンに熱膨張がよく適合していることを意味している。
本発明によるガラスの転移温度Tgは少なくとも780℃であり、したがってこれは、ハロゲンランプバルブ用ガラスに好適な熱負荷に対する耐性を有している。
本発明によるガラスの透過率曲線、特にλ=500nm〜λ=1500nmの分光透過率(試料の肉厚1.0mm)が0.9以上であることは、このガラスがまさしく改良型ハロゲンランプバルブ用ガラスとして用いるのにも好適であることを意味している。
好ましい一実施態様においては、当該ガラスの組成はこの範囲内にある(酸化物基準の重量百分率)。
SiO2 59〜62
23 3〜5.5
Al23 13.5〜15.5
MgO 2.5〜5
CaO 8.2〜10.5
BaO 8.5〜9.5
ZrO2 0〜1
CeO2 0.001〜0.2 好ましくは0.01〜0.1
TiO2 0.01〜2 好ましくは0.01〜1
この組成範囲内にあるガラスは、特にバルブ温度が650℃以下のハロゲンランプバルブのガラスとして好適である。
別の好ましい実施態様においては、当該ガラスの組成はこの範囲内にある(酸化物基準の重量百分率)。
SiO2 >58〜62
23 0〜1 好ましくは0.2〜0.7
Al23 14〜17.5 好ましくは15〜17.5
MgO 0〜6 好ましくは0〜<1
CaO 5.5〜14
SrO 0〜8
BaO 6〜14 好ましくは6〜10
ZrO2 0〜1 好ましくは0.05〜1
CeO2 0.001〜0.2 好ましくは0.01〜0.1
TiO2 0.01〜2 好ましくは0.01〜1
この組成範囲内にあるガラスは、特にバルブ温度が650℃を超えるハロゲンランプバルブのガラスとして好適である。
本発明によるガラスの利点、特に透過特性が改善されることは例示的な実施態様から明らかになる。例示的実施態様のガラスおよび比較用ガラスの製造には標準的な原料を使用した。バッチ組成を計算する際は、一部の原料、例えばZrO2中にもTiO2が不純物として存在することを考慮した。石英ガラス製の実験用坩堝内でよく均質化したバッチを1640℃で溶融した後、清澄させて均質化した。
基礎ガラス組成(酸化物基準の重量百分率)が、SiO2 60.85、Al23 16.5、CaO 13.5、B23 0.3、ZrO2 1.0、BaO 7.85、であるガラスを製造した。このガラスはさらにこれらを含有する。
例示的実施態様1(A1)
CeO2 190ppm、TiO2 1100ppm、Fe23(不純物) 320ppm
例示的実施態様2(A2)
CeO2 240ppm、TiO2 470ppm、Fe23(不純物) 260ppm
比較例1(V1)
CeO2 <10ppm、TiO2 170ppm、Fe23 440ppm
例示的実施態様3(A3)
CeO2 580ppm、TiO2 150ppm、Fe23(不純物)220ppm
例示的実施態様4(A4)
CeO2 830ppm、TiO2 160ppm、Fe23(不純物) 240ppm
例示的実施態様5(A5)
CeO2 10ppm、TiO2 570ppm、Fe23(不純物) 230ppm
例示的実施態様6(A6)
CeO2 10ppm、TiO2 850ppm、Fe23(不純物) 160ppm
例示的実施態様7(A7)
CeO2 100ppm、TiO2 5000ppm、Fe23(不純物) 290ppm
比較例2(V2)
CeO2 なし、TiO2 なし、Fe23 500ppm
比較例3(V3)
CeO2 なし、TiO2 なし、Fe23 290ppm
例示的実施態様8(A8)
CeO2 10ppm、TiO2 5000ppm、Fe23(不純物) 290ppm
比較例4(V4)
CeO2 なし、TiO2 なし、Fe23 290ppm
どのガラスもアルカリ金属の含有量は300ppm未満である。
どのガラスもTgは790℃であり、α20/300は4.7×10-6/Kである。
図1は、例示的実施態様A1、A2、および比較例V1(どの場合も試料の肉厚は1.0mm)の500nm〜1500nmの波長範囲における透過率曲線(波長に対する分光透過率)を示すものである。図1から、規定のTiO2およびCeO2が添加された本発明によるガラスは、同じ基礎ガラスにFe23を添加した従来技術によるものと特に比較しても高い透過率を示すことが実証される。赤外線透過率が高くなっているため、このガラスをランプバルブ用ガラスとして使用すると放熱性がより高いものになる。このことは結局、本発明のガラスを用いて製造されたランプの熱負荷に対する耐性がより高くなることを意味している。
τ330(1mm)、すなわち肉厚1mmの試料の波長λ=330nmにおける分光透過率の測定値を例示的実施態様A1〜A6および比較例V1について測定した。A1は58.9%、A2は57.6%、V1は58.1%、A3は42.6%、A4は33.5%、A5は71.0%、A6は69.2%である。
透過率が58%となる位置に紫外吸収端を定める場合、τ330が58%未満であるということは紫外吸収端が330nmを超えることを示し、τ330が58%を超えるということは紫外吸収端が330nm未満であることを示している。したがって、これらの例示的実施態様から、紫外吸収端を所望の波長領域内で変化させられる、すなわち調整できることが例証される。
図2は、200nm〜500nmの波長範囲における透過率曲線(例示的実施態様A1、A2、および比較例V1(どの場合も試料の肉厚は1.0mm)の、波長に対する分光透過率)を示すものである。これらのガラスの330nmにおける透過率は約58%であり、ここがこれらの紫外吸収端の位置となる。図2から、紫外線の吸収が高く(透過率0.01%未満)、かつ紫外吸収端の傾きが急なことが実証される。図2から、本発明に従い添加がなされたガラスの紫外吸収端を、従来技術のFe23が添加されたガラスと同じ位置に設定できることが実証される。
したがって、図2からわかるように、本発明によるCeO2およびTiO2を添加したガラスは、Fe23の添加を不要にすることを可能にし、それによって何ら不都合を生じることなく、図1で明らかになったような高い赤外線透過率という利点を達成するものである。
図3は、実施例A7ならびにV2およびV3のガラスから作製したバルブを備えたランプのタングステンコイルフィラメント表面に異常成長(pathological growth)した付着物の分析評価を示すものである。この試験は、ヘッドライトに適用される条件下でH7タイプのランプを用いて実施した。点灯時間を約1000時間とした。
目視による評価体系(1(非常によい、付着物なし)〜6(極めて悪い、多量の付着物によってフィラメントコイルが短絡))に基づく分析評価を実施した。この結果から、本発明のCeO2およびTiO2が添加されたガラスを用いた場合は、白熱タングステンフィラメント上に認められる付着物が大幅に低減されることが示される。これにより、ランプの寿命が大幅に延長される。
V3の結果は、Fe23含有量を低減するだけでも付着物の成長がわずかに低減されることを示すものである。これをさらに低減しようとしてFe23含有量をさらに低減しても成功の度合いは限られており、また、このことを可能にするためには極端に鉄の少ない原料を使用する以外にないと思われる。そうするとガラスの製造コストが極端に増加することになる。したがって、本発明が示すガラスは、使用する原料の純度に特別な要求を課することなく、フィラメント上に成長する付着物の量を低減することとランプの寿命を長期化することとに関する所望の改善を可能にするものである。すなわち、その結果として、不純物であるFe23に対するランプ用ガラスの許容量が増し、したがって、より廉価に製造されるものとなる。
図4は、実施例A8およびV4のガラスとハロゲンランプに使用されている封入ガスとを接触させることによって形成された白色の付着物の分析評価を示すものである。次のように試験を行った。ガラス管部分を溶着してアンプル状にした。このアンプルに1000ppmのCl2BrCHを2.5barのキセノンと一緒に封入した。次いでこれらを700℃の炉内に92時間放置した。
目視による評価体系(1(非常によい、付着物なし)〜6(極めて悪い、多量の付着物))に基づく分析評価を行った。その結果から、本発明によるCeO2およびTiO2が添加されたガラスに観察される白色の付着物は極めて少ないことが示される。これにより、ランプ動作中の発光効率が改善される。
したがって、本発明が示すガラスは、紫外吸収端の調整が可能であり、可視および赤外領域の透過率が高く、かつ熱膨張係数がモリブデンの膨張特性に適合しており、ハロゲンランプバルブのガラスとして使用するのにまさに好適なものである。このことは特に、本ガラスから製造されたバルブを備えたハロゲンランプのバルブの内側に付着物がより生じにくいことと、タングステンフィラメント上に付着物がより成長しにくいこととによるものである。
例示的実施態様A1、A2、および比較例V1(どの場合も試料の肉厚は1.0mm)の500nm〜1500nmの波長範囲における透過率曲線(波長に対する分光透過率)を示すものである。 200nm〜500nmの波長範囲における透過率曲線(例示的実施態様A1、A2、および比較例V1(どの場合も試料の肉厚は1.0mm)の、波長に対する分光透過率)を示すものである。 実施例A7ならびにV2およびV3のガラスから作製したバルブを備えたランプのタングステンコイルフィラメント表面に異常成長(pathological growth)した付着物の分析評価を示すものである。 実施例A8およびV4のガラスとハロゲンランプに使用されている封入ガスとを接触させることによって形成された白色の付着物の分析評価を示すものである。

Claims (9)

  1. 組成(酸化物基準の重量百分率)、
    SiO2 >58 〜62
    23 0〜5.5
    Al23 13.5〜17.5
    MgO 0〜7
    CaO 5.5〜14
    SrO 0〜8
    BaO 6〜14
    ZrO2 0〜2
    CeO2 0.001〜0.5
    TiO2 0.01〜2
    を有する、アルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  2. 組成(酸化物基準の重量百分率)、
    SiO2 59〜62
    23 3〜5.5
    Al23 13.5〜15.5
    MgO 2.5〜5
    CaO 8.2〜10.5
    BaO 8.5〜9.5
    ZrO2 0〜1
    CeO2 0.001〜0.2
    TiO2 0.01〜2
    を特徴とする、請求項1に記載のアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  3. 組成(酸化物基準の重量百分率)、
    SiO2 >58〜62
    23 0〜1
    Al23 14〜17.5
    MgO 0〜6
    CaO 5.5〜14
    SrO 0〜8
    BaO 6〜14
    ZrO2 0〜1
    CeO2 0.001〜0.2
    TiO2 0.01〜2
    を特徴とする、請求項1に記載のアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  4. 組成(酸化物基準の重量百分率)、
    SiO2 >58〜62
    23 0.2〜0.7
    Al23 15〜17.5
    MgO 0〜<1
    CaO 5.5〜14
    SrO 0〜8
    BaO 6〜10
    ZrO2 0.05〜1
    CeO2 0.001〜0.2
    TiO2 0.01〜2
    を特徴とする、請求項1または3に記載のアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  5. CeO2含有量が、0.01重量%〜0.2重量%、好ましくは0.01重量%〜0.1重量%であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  6. TiO2含有量が、0.01重量%〜1重量%、好ましくは0.03重量%〜0.8重量%、特に好ましくは0.1重量%〜0.8重量%であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  7. 不可避的不純物を除き酸化鉄を含まないことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  8. 肉厚が1.0mmの試料のλ=500nm〜λ=1500nmにおける分光透過率が0.9mm以上である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のアルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のガラスの、ハロゲンランプバルブのバルブ材料としての使用。
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