JP2005513511A - アンテナ・アレイを用いたofdm信号のパッシブ・レーダ受信機におけるクラッタの排除 - Google Patents

アンテナ・アレイを用いたofdm信号のパッシブ・レーダ受信機におけるクラッタの排除 Download PDF

Info

Publication number
JP2005513511A
JP2005513511A JP2003556828A JP2003556828A JP2005513511A JP 2005513511 A JP2005513511 A JP 2005513511A JP 2003556828 A JP2003556828 A JP 2003556828A JP 2003556828 A JP2003556828 A JP 2003556828A JP 2005513511 A JP2005513511 A JP 2005513511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
signals
symbol
received
direct path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003556828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3736558B2 (ja
Inventor
ドミニク プーラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Office National dEtudes et de Recherches Aerospatiales ONERA
Original Assignee
Office National dEtudes et de Recherches Aerospatiales ONERA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Office National dEtudes et de Recherches Aerospatiales ONERA filed Critical Office National dEtudes et de Recherches Aerospatiales ONERA
Publication of JP2005513511A publication Critical patent/JP2005513511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3736558B2 publication Critical patent/JP3736558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/02Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00
    • G01S7/41Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00 using analysis of echo signal for target characterisation; Target signature; Target cross-section
    • G01S7/414Discriminating targets with respect to background clutter
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/003Bistatic radar systems; Multistatic radar systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/02Systems using reflection of radio waves, e.g. primary radar systems; Analogous systems
    • G01S13/50Systems of measurement based on relative movement of target
    • G01S13/52Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds
    • G01S13/522Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds using transmissions of interrupted pulse modulated waves
    • G01S13/524Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds using transmissions of interrupted pulse modulated waves based upon the phase or frequency shift resulting from movement of objects, with reference to the transmitted signals, e.g. coherent MTi
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/02Systems using reflection of radio waves, e.g. primary radar systems; Analogous systems
    • G01S13/06Systems determining position data of a target
    • G01S13/08Systems for measuring distance only
    • G01S13/10Systems for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse modulated waves
    • G01S13/24Systems for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse modulated waves using frequency agility of carrier wave

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 それぞれが符号化直交キャリア上に発信される、シンボルのフレームから成るOFDM受信信号用の、アンテナ・アレイを有するパッシブ・レーダ受信機を提供する。
【解決手段】 受信信号をデジタル・シンボルにフォーマットした後、受信機から、異なる距離にあり、かつ受信機に対して異なる方向にあるダミーOFDMエミッタからのダミー信号が生成され、アンテナによって受信された信号に加算される。修正された受信信号は、逆共分散行列によってフィルタリングされて、少なくとも好ましくないゼロ・ドップラー効果信号が除去され、直接パスの盲目セクタを生成しないで、等方性受信線図が得られるようにし、それによって、直接パスに沿って移動標的を検出する。

Description

本発明は、それぞれが直交符号化キャリア上に発信される、シンボルのフレームから成る無線信号を受信するパッシブ・レーダ受信機に関する。
レーダ分野において、移動標的について、理論的に達成可能な検出性能限界を達成することは不可能ではないが一般に難しい。というのは、検出性能は、レーダ受信機の同調フィルタの出力部で信号対熱雑音比によって調整されるが、実際には、概して同調フィルタの出力部での熱雑音ではなくクラッタによって調整されるためである。本発明の文脈において、クラッタという用語は、ゼロ・ドップラー効果を伴う全てのパスという広い意味で解釈されるべきである。たとえば、遠方のエミッタおよび受信機を有するバイスタティック・レーダの場合、クラッタは、以下のパス、すなわち、エミッタからの直接パスおよび固定障害物による反射をたどって受信される各パスの全てを示す。
当技術分野においてこれらの好ましくない信号を排除する種々の方法が知られているが、無視できない欠点を有している。たとえば、センサのアレイによって受信された信号の共分散行列を使用することに基づく適応排除法は、以下の制限を有する。
−これらの方法は、その方向を特徴とする、限られた数の無相関干渉信号のみを除去する。したがって、これらの方法は、異なる時間遅延を有するマルチパスにおいて、反射をたどる受信パスが多い時には、クラッタを克服するという点では最適化されない。
−これらの方法によって、排除信号と関連し、そこの上では標的を検出することが不可能になる盲目軸を作成することになる。
−これらの方法は、角度圧縮後にその信号対雑音比が正である信号のみを排除する。この排除は、レーダ処理の始めに、すなわち、距離−ドップラー圧縮の前に行われる場合には限定的である。
本発明は、より詳細には、特定の直交周波数分割多重(OFDM)信号のパッシブ・レーダ受信機によって受信されたクラッタの全てのゼロ・ドップラー効果信号を排除することを対象とする。OFDM信号は、複数の位相状態または複数の振幅状態で、位相符号化された多数の直交サブキャリアを同時に発信すること、すなわち、フーリエ変換の意味での、間隔1/Tの等間隔で、有限期間Tにわたる直交線のスペクトルを特徴とする。
仏国特許出願FR 2776438に開示されているバイスタティック・レーダは、欧州デジタル音声放送(DAB)標準およびデジタル・ビデオ放送(DVB)標準準拠の無線およびテレビ放送において、符号化されたOFDM(COFDM)デジタル無線信号を処理する。これらの信号(したがって、パッシブ・レーダ受信機の用途の場合に使用される機会のある(of opportunity)エミッタによって送出される信号)は、白色雑音に対するのと同様に、発信されたスペクトルを確実に最適使用し、マルチパス伝搬および干渉に耐性(resistant)を有する。
上述の特許出願によれば、レーダ受信機は、信号を検出するための複数の受信アンテナを備える。レーダ処理は、受信した信号を発信信号時間基準とドップラー−距離相関させることに基づく。時間基準は、実施される無線電気通信オペレーションに従って記録信号を復号化することによって得られる。
しかし、レーダ・システムのバイスタティックな性質のために、直接パス信号の電力は、標的によって反射される必要信号の電力に比較して大きい。直接パスは、ドップラー−距離相関を行う前に排除されるべきである。直接パスの距離−ドップラー2次ローブに含まれるエネルギーは、一般に、熱雑音よりかなり大きく、その結果、直接パスの近傍に位置する標的は検出するのが難しい。
出願人によって2001年2月7日に出願された、仏国特許出願番号01−01695(未公開)は、伝搬チャネルによって受信され、それぞれが直交符号化キャリア上に発信された、シンボルのフレームから成るOFDM無線信号用のレーダ受信機を提案する。レーダ受信機は、ドップラー−距離相関の前に、直接パスを、より包括的には、好ましくないゼロ・ドップラー効果信号を受信信号の処理に寄与するように相関させること(contribution correlation)を除去しようと試みる。言及しているレーザ受信機は、受信信号をデジタル・シンボル信号の形態に変換する整形手段と、移動標的を弁別するドップラー−距離相関手段と、シンボル信号内の、少なくとも好ましくないゼロ・ドップラー効果信号を除去するフィルタリング手段であって、それによって、標的によって後方散乱された信号を実質的に含むフィルタリングされた信号を相関手段に適用する、フィルタリング手段とを備える。レーダ受信機は複数の受信アンテナを備えることができる。
しかし、それぞれが各キャリアに関連するシンボル信号のスペクトル線の積によって決まる、共分散行列の逆行列に基づくフィルタリング手段は、クラッタの全て、すなわち、実質的に好ましくないゼロ・ドップラー効果信号を排除するが、受信機は、等方性空間カバリジ(coverage)を提供しない。フィルタリング後、受信チャネルに対応するフィルタリングされた信号の照射エネルギー線図の特徴は、特に、相関ゼロ・ドップラー効果信号の電力が大きい場合に、相関ゼロ・ドップラー効果信号が受信される方向に、盲目セクタ、すなわち「ギャップ」があることである。
受信OFDM信号の線を適応フィルタリングすることによって、移動標的に関連する指向性ベクトルとフィルタリングされなければならないゼロ・ドップラー効果信号と関連するベクトルのうちの1つの間の相関から生ずる可能性のある排除損失がもたらされる。好ましくないゼロ・ドップラー効果信号が除去される盲目方向にある移動標的はもはや検出することができない。
本発明の目的は、適用可能な場合、除去されるべき直接パス指向性ベクトルと指向性標的ベクトルの共線性に関連する、すなわち、直接パス信号と移動標的によって後方散乱する任意の信号の相関に関連する損失を制限することである。フィルタリング後、少し減衰した等方性の受信線図が得られ、その線図では、ゼロ・ドップラー効果信号の寄与が除去されている。
この目的を達するために、伝搬チャネルを介して受信され、それぞれが符号化された直交キャリア上に発信される、シンボルのフレームから成る無線信号を処理し、N個の受信機手段と、上記受信機手段によって受信されたN個の信号をN個のデジタル・シンボル信号に変換する整形手段であって、Nは1を超える整数である、整形手段と、移動標的を弁別するドップラー−距離相関手段とを備えるレーダ受信機は、上記N個の受信されたシンボル信号における好ましくないゼロ・ドップラー効果信号を表す、基準信号に類似し、N次元基準フレームにおいて互いに直交し、かつ、上記発信されたシンボルの実際のエミッタとレーダ受信機の間の実際の直接パスの指向性ベクトルに直交する指向性ベクトルに沿って事実上発信された、上記キャリアの帯域の逆数の異なる整数倍だけ、互いに対して遅延し、かつ、上記実際の直接パスに対して時間遅延した、N−1個のダミー信号を作成する手段と、受信された各シンボル信号を上記N−1個のダミー信号に加算する手段であって、それによって、修正された受信信号を生成する、加算する手段と、上記修正された受信信号における好ましくないゼロ・ドップラー効果信号を除去するフィルタリング手段であって、それによって、標的によって後方散乱した信号を実質的に含むフィルタリング済みシンボル信号を前記相関手段に適用する、フィルタリング手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、レーダ受信機から異なる距離にあり、かつレーダ受信機に対して異なる方向にある複数のダミーOFDMエミッタからのダミー信号は、アンテナによって実際に受信された信号に加算されて、「合成(composite)」伝搬チャネルを表す修正された受信信号を生成するようにされる。合成チャネルは、OFDMキャリア帯域内の伝搬ベクトルを特徴としており、その伝搬ベクトルは、平均して、直接パスおよび自由空間マルチパスについて、可能な全ての指向性ベクトルにほぼ直交している。フィルタリング後の照射エネルギー線図は事実上等方性であり、ドップラー効果信号の除去によってもたらされる盲目セクタすなわちギャップはもはや存在しない。したがって、移動標的を、実際の直接パス指向性ベクトルに沿って検出することができる。
フーリエ変換後に受信したデジタル・シンボル信号を処理して直交キャリアに対応するスペクトル線のグループにすることに基づく好ましい実施形態において、N−1個のダミー信号を作成する手段は、N個の成分を有する上記直接パス指向性ベクトルを、N次共分散行列の関数として推定する手段であって、上記共分散行列のそれぞれは、各キャリアに関連するグループ内での、上記受信シンボル信号のスペクトル線の2個ずつの積で決まる、推定する手段と、直接パス・ベクトルおよびN−1個の直交指向性ベクトルで構成される正規直交(orthonomic)基底を構成する手段と、上記基準信号と、上記N−1個の直交ベクトルの方向によって決まる角度係数と、上記帯域の逆数との異なる整数倍数の積によって決まる、上記実際の直接パスに対する時間遅延係数との積の関数として、上記N−1個のダミー信号を発生させる手段(83)とを備える。
基準信号のスペクトル線を生成するために、レーダ受信機は、上記伝搬チャネルの伝達関数の係数を、各シンボルについて、上記受信シンボル信号の1つのスペクトル線の関数として推定し、各フレームにわたって上記伝達関数の係数を平均化する手段を備えることができる。別法において、上記推定された直接パス指向性ベクトルに対する標的の方向の関数として、上記基準信号の上記スペクトル線を補正する手段が設けられる。上記基準信号のスペクトル線の関数として、発信信号の複製を推定する手段であって、上記推定された複製は、上記ドップラー−距離相関手段において、上記フィルタリング済みシンボル信号と相関させられる、推定する手段もまた設けられる。
上述した特許出願番号01−01695に開示されているレーダ受信機と同様に、フィルタリング手段は、N次共分散行列を推定する手段であって、上記共分散行列のそれぞれは、各キャリアに関連するグループ内での、上記修正された受信信号のスペクトル線の2個ずつの積で決まる、推定する手段と、上記共分散行列の逆行列を引き出す手段と、上記修正され受信信号における上記キャリアにそれぞれ関連する上記スペクトル線のグループを、上記各逆行列で上記スペクトル線のグループを乗算することによって、フィルタリングする手段であって、それによって、フィルタリングされたスペクトル線のグループが生成される、フィルタリングする手段とを備える。フィルタリング手段に続いて、レーダ受信機はさらに、上記フィルタリングされたスペクトル線のグループを、標的によって後方散乱した信号を実質的に含む、上記相関手段に適用される、フィルタリング済みシンボル信号に合成する手段を備える。この実施形態はまた相関された符号化COFDM信号以外の散乱も除去する。
伝搬チャネルの伝達関数をよりよく特徴付けるために、共分散行列がそれによって決まるスペクトル線の積は、シンボルのスペクトル線によって決まり、各フレームにわたって平均化される。
本発明の他の特徴および利点は、対応する添付図面を参照して示される本発明の複数の好ましい実施形態の以下の説明を読むことでより明らかになるであろう。
COFDM無線通信信号の主要な特性は、図1を参照して、以下で要約される。
これらのベースバンド信号は、シンボル周期T’で発信される。発信されたシンボルのそれぞれに含まれるメッセージは、同時に発信される多数の正弦波によって搬送される。これらの正弦波は、以降で、簡単にするために「キャリア」と呼ぶ、サブキャリアを構成し、位相符号化または振幅符号化される。キャリア周波数f〜fは、間隔1/Tで等間隔である。発信される各シンボルSは、時間周期T’(T’>T)の間に、以下のようにキャリアを合算した結果である。
ここで、jは−1の平方根(j=−1)を示し、tは時間を示す。
したがって、周波数f=k/T(1≦k≦s)のキャリアは期間Tと直交する。Δ=T’−Tはガード時間を示す。
したがって、解析周期Tにわたって、COFDM信号は、周波数ステップ1/Tの等間隔で、それぞれが幅1/TのK個の線のスペクトルを含む帯域信号K/Tを構成する。キャリアは、たとえば、アルファベット(1+j、1−j、−1+j、−1−j)に属する複素係数CK,i,によって表現される4状態位相符号を用いて個別に変調される。
実際、K個の周波数およびI個の時間スロットから成る時分割多重および周波数分割多重において、データ・メッセージは、数個のシンボル期間T’にわたって数個の周波数fのみを占めることができる。
発信時にシンボルはフレームに構成される。図2に示す各フレームは、I個のシンボルS〜Sから成る。フレームの第1シンボルSは、何の情報も搬送しない「ゼロ」シンボルであり、発信した信号の変調キャリア周波数Fから成る。シンボルSは、フレーム同期のために、すなわち、時間基準を提供するために使用される。フレームの第2シンボルSは、とりわけ、伝搬チャネルを学習するためにレーダ受信機で使用され、エミッタにおいて所定位相を有する周波数f〜fのK個のキャリアすなわち正弦波を含む。シンボルSにおける、これらK個のキャリア(各キャリアfは周波数および位相基準として役立つ)は、発信信号を推定するためにレーダ受信機で使用される。第1の2つのシンボルのおかげで、少なくとも発信パラメータF、T、およびf〜fはこうして得ることができる。他のシンボルS〜Sは、各シンボルを部分的にまたはその他の方法で占める1つまたは複数のデータ・メッセージを搬送するように意図される。
無線通信において、受信されたシンボルは、時間周期Tにわたって受信された受信COFDM信号の周波数解析を使って回復される。発信された周波数が、フーリエ変換(FFT)の意味で直交していれば、キャリアのそれぞれが復調されて、情報が再構成される。
実際、発信された周波数の直交性は、以下の形態の干渉によって悪くなる。
−シンボル間、キャリア内干渉:さまざまに符号化された信号が重なること、または、解析時間Tが符号には適当でない。
−シンボル間、キャリア間干渉:解析時間Tにわたる非直交信号。
−シンボル内、キャリア内干渉:さまざまに符号化された信号が重なること。
−シンボル内、キャリア間干渉:不変でない信号。
これらの干渉は、エミッタと受信機の間の伝搬チャネルのマルチパスに関連する。
ガード時間Δを各シンボル周期T’に付加することは、ガード時間Δが、マルチパスによってもたらされる伝搬チャネルの時間的広がりより大きい場合、全ての種類の干渉が除去される。したがって、各期間T’について、長さTの範囲が存在し、その範囲では、受信マルチパス信号が同じように符号化される。
ドップラー−距離相関、COFDM信号のあいまいさ(ambiguity)関数、特に、その2次ローブのあいまいさ関数を含む受信信号の処理が調査しなければならない。COFDM波形に関連する、あいまいさ関数の2次ローブは、距離−ドップラー平面において比較的均一であり、1次ローブに対する2次ローブのレベルは、−10log10(I.K)である。2次ローブは、1次ローブの基部においてより低い。
従来のレーダ・バランスについての解析が示すことは、一般に、直接パスに関連する2次ローブ内に含まれるエネルギーが熱雑音に対して支配的であることである。
たとえば、図3に示すバイスタティック・レーダを考える。バイスタティック・レーダは、P=1000Wの電磁パワーを照射するエミッタEM、G=10dBの受信機REアンテナ利得、周波数F=300MHzに対応するλ=1mの波長、d=40kmの受信機距離、40kmに等しい、エミッタ−標的間距離EM−CBおよび標的−受信機距離CB−RE、F=6dBの雑音ファクタ、レーダ等価表面(equivalent surface)SER=0dB、125msのフレーム期間について期間Tおよび250μsのガード時間を持つI=100のシンボル、およびB=1.5MHzの帯域幅についてK=1500のキャリアを有する。
図4は、エミッタEMと受信機REの間のリンク・バランスを示す。
直接パス、およびマルチパスによってもたらされたクラッタに付随する(attached)2次ローブ内に含まれるエネルギーは、熱雑音に対して支配的である。直接パス・ローブ・エネルギーレベルは、198−186=12dBの信号対熱雑音比を有する標的の推定レベルを超えて、186−135=51dBである。
本発明によるパッシブ・レーダ受信機は、ドップラー−距離相関前に、広帯域受信信号内の直接パスおよびクラッタ、ならびに干渉信号などの散乱を効率的に排除して、移動標的を検出するようにする。
図5を参照すると、仏国特許出願番号01−01695による、OFDM信号用のアンテナ・アレイによるパッシブ・レーダ受信機REは、受信信号整形回路1、フーリエ解析器2、相関信号フィルタリング回路3、フーリエシンセサイザ4、相関信号検出器5、発信信号複製推定器6および標的特定回路7を備える。
受信信号整形回路1は、従来、その入力に、CODFM無線信号およびテレビ放送信号の受信用の、複数のそれぞれの受信機段12〜12(N=2)に接続されたN個の受信アンテナ・アレイ11〜11を備える。したがって、レーダ受信機REは、アンテナ11〜11とそれぞれ連結した、回路1〜4および7において、また回路間において、N個の並列受信機チャネルの形態で構成される(structured)。
周波数変換に続いて、1=n=Nである各受信機段12は、受信された各ベースバンド無線信号X(t)をデジタル化し、デジタル化した信号を発信およびチャネル・パラメータ推定回路13に加える。
(t)=TD(t)+SC(t)+B(t)
ここで、発信された各シンボル
について、シンボルSの指標iを無視すると、
は、図3に示すように、固定反射器RFによってもたらされ、クラッタに対応する、直接パスおよびマルチパス上の、少なくとも1個のエミッタEM、または、おそらく複数のOFDMエミッタから受信されるOFDM信号を示す。HKnは、線fに対するこれらのパスに関連する伝搬チャネルEM−11の伝達関数の対応する複素係数を示す。信号TD(t)は、直接パスおよびマルチパスによってもたらされる好ましくないゼロ・ドップラー効果信号を重ならせることによって構成される。これらの好ましくない信号は、「相関信号」と呼ばれる。
は、少なくとも1つの移動標的CBによる発信OFDM信号の後方散乱によってもたらされ、したがって、ノンゼロ・ドップラー効果を受ける、受信されたOFDM信号を示す。この信号は、そのパワーが、相関信号TD(t)のパワーと比較して非常に小さい、抽出されるべき好ましい信号を構成する。hは標的CBの狭帯域伝達関数である。τは直接パスと標的によって反射されるパスの間のパスの差を示す。νは標的のドップラー周波数である。
(t)は、干渉および熱雑音信号などの相関OFDM信号以外の、散乱(scatterer)と呼ばれる、好ましい帯域内で受信された信号を示す。
回路13は、キャリア周波数Fおよびシンボル周期Tなどの発信信号のパラメータを、N個の受信信号におけるフレーム(図2)の第1の2つのシンボルSおよびSの解析の関数として推定して、時間基準を構成するようにする。発信信号の周期T’および各シンボルの期間Tを知れば、チャネルの時間的な長さは、チャネルの時間的長さより長い、各ガード時間Δ内で受信された信号を解析することによって、前の時間基準に同期させるプロセスから引き出される。
次に、受信信号は、切り捨て回路14において、周期的に切り捨てられる。期間Tの受信シンボルの不変の部分は、各周期T’のガード時間Δにおいて、受信信号を差し引くことによって、特に、各周期において引き出されたチャネル長さを差し引くことによって回復される。
期間Tの、受信されたデジタル・ベースバンド信号X(t)〜X(t)のそれぞれの各部分は、次に、フーリエ解析器2に加えられる。解析器は、ヒルベルト変換を用いて、各期間Tについて、各信号X(t)の実数成分および虚数成分を生成し、それら成分を高速フーリエ変換(FFT)を用いて解析して、切り捨て回路14によって送出された各シンボルSの周波数スペクトルを供給するようにする。解析器2は、周波数f〜fに関連する、受信信号X(t)の各シンボルについてのK個のスペクトル線SP1n〜SPKnを提供し、そのスペクトル線をフィルタリング回路3内の共分散行列計算モジュール31に並列に適用する。他の周波数と無関係に発信された周波数に関連する各スペクトル線SPによって搬送される情報は、一方では、対応するスペクトル線の符号化に、他方では、伝搬チャネルの伝達関数Hに関連する。
フィルタリング回路3は、3つのソフトウェア・モジュール、すなわち、モジュール31、共分散逆行列計算モジュール32、およびフィルタリング・モジュール33を含む。
解析器2によって送出された周波数fの各線SPについて、モジュール31は、N×N共分散行列Rを推定する。N×N共分散行列Rでは、所与のランクnの行は、所与のアンテナ11に関連する受信スペクトル線SPkNとN個のアンテナ11〜11に関連する受信スペクトル線SPk1〜SPkNの共役との積でできており、積は、所定の時間周期中にシンボルについて平均化される。ここで、1≦n≦Nである。前記積を平均化するための前もって決められた時間周期は、シンボル期間Tより大幅に長いのが好ましく、通常、フレームの期間である。すなわち、積はI−1個のシンボルS〜Sにわたって平均化される。多数のシンボル、すなわち、フレームを構成する約100のシンボルにわたる前記積の平均化は、アンテナによって受信される、好ましくない高レベル信号に対して標的信号を無相関にする。スペクトル線の相互直交性によって、共分散行列R〜Rが符号化に無関係になる。
次に、モジュール32は、K個の共分散行列の逆行列R −1〜R −1を引き出し、格納する。これらのK個のN×N逆行列は、モジュール33においてK個のフィルタとして使用されて、スペクトル解析器2によって送出された、それぞれが、N個のスペクトル線(SP11〜SP1N)から(SPK1〜SPKN)を有するK個の各グループをフィルタリングするようにする。したがって、所与の周波数fについて受信されたN個のスペクトル線SPk1〜SPkNの各グループは、フィルタによってフィルタリングされ、フィルタは、各シンボルについて、そのシンボルについて受信されたN個のスペクトル線SPk1〜SPkNから成る列ベクトルと周波数fと逆行列R −1との積を供給する。それぞれがフィルタリング回路3によって供給される、K個のフィルタリングされたスペクトル線のN個のグループにおいて、直接パスおよびマルチパスおよび散乱によってもたらされる相関したゼロ・ドップラー効果信号の寄与は除去されている。NK個のフィルタリングされたスペクトル線は、次に、シンセサイザ4内の高速逆フーリエ変換(FFT−1)によって合成され、シンセサイザは、それぞれが、標的後方散乱信号SC(t)〜SC(t)を含む、N個の時間シンボル信号X’(t)〜X’(t)を、標的弁別回路7に送出する。
信号X’(t)〜X’(t)の照射エネルギー線図は、図6に示すように、相関したOFDM信号TD(t)〜TD(t)および散乱B(t)〜B(t)が受信される方向に、盲目軸、すなわち「ギャップ」を有する。
各シンボル・フレームの繰り返し学習段階において、検出器5は、スペクトル解析器2によって送出され、整形された受信信号のうちの1つに関連するフレームの各シンボルのK個のスペクトル線から、たとえば、第1アンテナ11を介して受信された信号X(t)の線SP11〜SPK1から、
となるような、基準信号SR(t)のスペクトル線SR〜SRを引き出す。
は、アンテナ11によって受信されたフレームのシンボルS〜Sの間に、線SPk1について、伝搬チャネル伝達関数のI−1個の係数を平均化したものである。換言すれば、
であり、この関係は、チャネルの伝達関数が、瞬時の振幅変動および位相変動にあまり依存しないようにすることによって、チャネルの伝達関数の推定を改善する。この平均化が意味することは、後方散乱された標的信号SC(t)が無視できて、伝搬チャネルおよび相関信号が特徴付けられることである。雑音信号b(t)は、フレームにおいて受信された散乱の平均を示し、実質的に、散乱B(t)より小さい分散を有する熱雑音から成る。
フレームにわたって平均化された伝達関数の係数
を推定し、格納した後、検出器5は、フレームにわたって平均化されたゼロ・ドップラー効果相関信号のスペクトル線、すなわち、係数
によって決まる信号SR(t)の平均化された線SR〜SRを、推定器6のK個の入力に加える。推定器6は、標的弁別回路7内のN個のドップラー−距離相関器71に加えられる「狭帯域」発信信号の複製Re(t)を生成する。
仏国特許出願FR 2776438に開示されているレーダ受信機のドップラー・チャネルと同様に、標的弁別回路7は、N個のドップラー−距離相関器71〜71および角度集束回路72〜72を含む。各相関器72内のドップラー・チャネルは、ドップラー効果のために、互いに対して前もって決めた周波数オフセットが割り当てられている。ドップラー・チャネルは、周波数の変更によって、フィルタリング信号X’(t)の複数の速度事例(case)を構成し、それぞれが、各キャリアf〜fについて、発信信号の複製Re(τ)に相関させられて、距離事例において、移動標的に対応する相関ピークを求めるようにする。合算後、角度集束回路72は、移動標的の角度位置事例を求める。最後に、一定の偽警報処理回路73は、探索中の移動標的についての位置データおよび速度データに関連する「プロット」を抽出する。
上述したものの別法として、フィルタリング回路3は、仏国特許出願番号01−01695の、図5に示すタイプのものである。回路3は、平均化された伝搬チャネル伝達関数の係数
に対応し、検出器3によって生成された基準信号SR(t)のK個の平均化された線のそれぞれを、各受信信号X(t)のK個のスペクトル線から差し引くN個の減算器を含み、それによって、回路7のドップラー・チャネルにおいて並列に処理されるべきアンテナと同じ数のフィルタリング信号X’(t)〜X’(t)を、シンセサイザ4を介して生成するようにする。
ここで、図7を参照すると、本発明は、伝搬チャネル修正回路8を実質的に付加して、直接パスおよびマルチパスによってもたらされる、相関したゼロ・ドップラー効果信号を排除することによって得られる、図6に示すのと同様な線図において、盲目角度セクタSAを除去するようにする。回路8は、スペクトル解析器2のKN個の出力と加算回路9のKN個の第1入力の間で接続され、加算回路は、KN個の第2入力を介して、スペクトル解析器2によって送出されたスペクトル線SP11〜SPKNを受取る。
適応フィルタリングに基づく直接パス信号の排除は、相関に関連する損失すなわち移動標的に関連する指向性ベクトルおよび実際の直接パス指向性ベクトルの共線性を意味する。特に、直接パスが自由空間タイプである場合、適応角度フィルタリング原理による直接パスの排除は、従来、盲目角度セクタSAの現象を生じさせる。回路8の機能は、特に、直接パスが、盲目角度セクタSAが生成されることなく排除されるように直接パスを修正して、標的ベクトルと直接パス・ベクトルの相関に伴う損失を制限することである。次に、本発明は、標的パス指向性ベクトルと直接パス指向性ベクトルの共線性を修正する。その理由は、本発明は、検出器5によって生成された、主に、直接パス信号を表す基準信号SR(t)を知って、その後、それによって、もはや標的指向性ベクトルと共線性を持たない、修正された直接パス指向性ベクトルを排除するためである。
しかし、受信された直接パス軸に沿う盲目セクタを除去することによって、直接パスの修正された軸に沿う別の盲目セクタが発生するであろう。本発明はまた、直接パス・ベクトルの修正によってもたらされた損失を平均化することによって、この欠点を解消し、その結果、空間は、標的特定回路7において、擬似等方性のあるカバリジを有すると観測される。
修正回路8は、実質的に3つの縦続接続されたソフトウェア・モジュール、すなわち、直接パス指向性ベクトル推定器81、正規直交基底構成器82、およびダミー信号発生器83を含む。
推定器81は、スペクトル解析器2によって供給されたKN個のスペクトル線SP11〜SPKNを処理し、スペクトル線を、発信されたキャリアf〜fのK個の線に関連するK個のグループ(SP11〜SP1N)から(SPK1〜SPKN)に分割して、K次元共分散行列R〜Rを求めるようにする。フィルタリング回路3内の計算モジュール31の場合と同様に、所与のランクnの行は、アンテナ11に関連するスペクトル線SPkNに対する、N個のアンテナ11〜11に関連するスペクトル線SPk1〜SPkNの共役による相関でできており、スペクトル線の積は、シンボル期間T、たとえば、フレームの期間より長い、前もって決めた時間周期の間で2つずつ平均化される。
推定器81は、次に、K個の共分散正方行列R〜Rの行列式を計算して、そこから、各行列Rについて、N個の要素を有するN個の固有ベクトルVk1〜VkNおよび関連する固有値λk1〜λkNを引き出すようにする。推定器81は、固有値の最大値λkmax
と関連し、直接パス指向性ベクトルに対応する固有ベクトルVkmaxを引き出す。N−1個の他の固有値は、雑音と事後に(a priori)関連する。
最後に、推定器81は、最大固有値と関連するK個の固有ベクトルV1max〜VKmaxを平均化して、N個の成分を有する直接パス指向性ベクトルVTD
を生成する。
構成器82は、N個の直交ベクトルU〜U(そのうちの第1のUは直接パス指向性ベクトルVTDである)の2つずつの正規直交基底を構成する。このベクトル基底は、任意の形態をとることができる。すなわち、実際の直接パス・ベクトルの方向に対する、受信アンテナ・アレイ11〜11の角度位置とは無関係である。
たとえば、反復シュミット正規直交化アルゴリズムを用いて、ベクトルVTDに直交する第2ベクトルUが作成され、その後、第1の2つのU=VTDおよびUと直交する第3ベクトルUなど、ベクトルVTDおよび以前に作成されたN−2個のベクトルに直交するベクトルUまでが作成される。基底のN個のベクトルU〜Uはそれぞれ、直接パス・ベクトルのその‖VTD‖に等しい絶対値(modulus)および直接パス・ベクトルU=VTDのN個の成分によって定義される「アンテナ初期基準フレーム」内のN個の成分を有する。
上述したものの別法として、構成器82は、正規直交基底の使用またはアンテナ・アレイの関数パラメータの使用に基づいた、他の従来法によって、正規直交基底を構成する。
実際の直接パスに伴う「盲目の」指向性ベクトルの「感度を抑制する」ために、発生器83は、「盲目の」直接パス・ベクトルに直交する空間から得られるN−1個の「全体として」相関したダミー信号を生成し、ダミー信号を加算回路9に加える。実際の直接パス伝搬チャネルのこの修正は、指向性ベクトルによって決まる合成受信信号の処理に反映され、合成受信信号の一部は、実際の直接パス・ベクトルに直交する。発生器83は、発信された線f〜fのそれぞれについて、この感度抑制に関与して、加算回路9の後の回路3および7において、平均化損失を最適化し、等方性空間カバリジを有する合成信号を処理するようにする。
発生器83は、発信された基準信号SR(t)に比例する、N−1個のダミー発信信号SF〜SFを生成する。周波数f〜fに対応するダミー発信信号のK個のスペクトル線SR〜SRは、相関信号検出器5によって供給される。図8において、所与の周波数fの照射エネルギー線図D〜Dによって図解的に示されるように、実際の発信信号の有効周波数帯域B=[f、f]にわたって広がった各ダミー信号SF(ここで、2≦n≦N−1)は、ダミー・エミッタEFから来るように見える。受信アンテナのアレイ11〜11に対するダミー・エミッタの方向は、構成器3によって発生器83に供給される正規直交基底の各ベクトルUの方向である。
発生器83において、各ダミー・エミッタEFから、および実際のエミッタEMから各アンテナ11への直接パスの間の時間遅延τは、プログラムすることによって前もって決められる。各遅延時間τ(ここで、2≦n≦N−1)は、発信信号の帯域B=[f、f]の逆数1/Bの整数倍Mであり、整数倍数M〜Mは互いに異なる。1組のダミー信号SF〜SFN−1は、それぞれの各受信信号X(t)を用いて、合成チャネルを作成し、その時、合成チャネルの周波数周期はアンテナ・アレイによって受信される信号の帯域Bに等しい。時間遅延τ〜τは、たとえば、指標nが2からNへ増加していく順で、1/Bに等しいステップだけ異なるが、他の規則的な分布または不規則な分布を持って互いに異なっていてもよい。
各ダミー信号SFの線SF1n〜SFKn(ここで、2≦n≦N)は、基準信号の線SR〜SRと正規直交基底の各ベクトルUの方向によって決まる各角度係数と各時間遅延M/B(ここで、MはM〜Mn−1およびMn−1〜Mとは異なる)によって決まる各時間遅延係数の積から引き出される。
ダミー信号全てのK個のスペクトル線SF〜SFは、加算回路9において、各アンテナ11によって実際に受信される各信号X(t)のK個のスペクトル線SF1n〜SFkNにそれぞれ加算される。換言すれば、周波数fに対応する受信信号X(t)の線SFknは、加算回路9において、N−1個のダミー信号SF〜SFの全ての線SFk2〜SFkNに加算されて、修正された受信信号XMを表す、結果の合算信号が生成される。回路9は、N個の修正信号XM〜XMの各線をフィルタリング回路3内の計算モジュール31に適用し、計算モジュールは、図5に示す実施形態における、各信号X(t)〜X(t)のスペクトル線と同じ方法で各線を処理する。受信した信号とダミー信号SF〜SFを重ならせることによって作成した合成チャネルは、次に、複数狭帯域モードで、フィルタリング回路3によって排除されるが、図9の照射エネルギー線図Dの全体を図6の線図と比較することによって示されるように、等方性である合成チャネルの排除後に損失が発生する。信号対(雑音+排除後の干渉)比は、同じ最小値および最大値を有するが、損失は、等方性であり、10log[(N−1)/N]に等しいことがわかる。
次に、発信基準信号SR(t)を使用して、複数のダミー・エミッタから成るダミー源が再構成される。発生器83において、正規直交基底のベクトルU〜Uによって決まる各角度係数によって重み付けられた信号SR(t)は、加算回路9において、アンテナ11〜11によって受信された信号X(t)〜X(t)のそれぞれに加算される。ダミー信号SF〜SFは、特定の伝搬チャネルを再構成し、特定の伝搬チャネルの伝搬ベクトルは、平均して、発信された信号の周波数帯域f〜fを超えており、設計上、想定可能な全ての自由空間指向性ベクトルに直交する。この周波数帯域において、先に定義したダミー信号の平均相関は、自由空間標的パスにかかわらず、1/Nに等しく、N=2の最小のアンテナに関して3dBの最大損失を意味する。次に、フィルタリング後のカバリジが「平滑化され」、等方性になる。
上述したものの別法として、検出器5は、基準信号SRのスペクトル線SR〜SRの推定値を、推定器81によって供給された直接パス指向性ベクトルVTDに対する仮定した標的の方向の関数として補正することができる。この別法は、フィルタリングが行われた後に、基準信号と標的信号を無相関にすることによって得られるであろう標的方向の損失を予想する。
発信されたCOFDM信号における連続するシンボルのタイミング図である。 COFDM信号のタイミング図である。 エミッタと受信機の間のパス、すなわち、直接パス、マルチパス、および標的によって反射したパスを示す図である。 相関器の出力に寄与する種々の成分(直接パス、マルチパス、標的、雑音)の出力を示す図である。 1個のアンテナが仏国特許出願番号01−01695に従う、レーダ受信機の概略ブロック図である。 複数のアンテナが図5に従う、レーダ受信機の概略ブロック図である。 図5に示す複数のアンテナを有するレーダ受信機を改善するための、本発明による伝搬チャネル修正回路の概略ブロック図である。 所与の周波数について、N−1個のダミー・エミッタによって発信された信号の重なりを示す図である。 本発明によって等方性損失が得られるように発信されたN−1個のダミー信号重なりを示す図である。
符号の説明
1 受信信号整形回路
11〜11 受信アンテナ
12〜12 受信段
13 発信およびチャネル・パラメータ推定回路
14 切り捨て回路
2 フーリエ(スペクトル)解析器
3 フィルタリング回路
4 シンセサイザ
5 検出器
6 推定器
7 標的弁別回路
8 伝搬チャネル修正回路
9 加算回路
31 共分散行列計算モジュール
32 逆行列計算モジュール
33 フィルタリング・モジュール
71 ドップラー距離相関器
72 角度集束
81 直接パス指向性推定器 82 正規直交基底構成器
83 ダミー信号発生器

Claims (7)

  1. 伝搬チャネル(EM−RE)を介して受信され、それぞれが符号化された直交キャリア(f〜f)上に発信された、シンボルのフレームを含む無線信号を処理し、N個の受信機手段(11、12〜11、12)と、前記受信機手段によって受信されたN個の信号をN個のデジタル・シンボル信号(X〜X)に変換し、Nは1を超える整数である整形手段と、移動標的を弁別するドップラー距離相関手段(7)とを備えるレーダ受信機であって、前記N個の受信されたシンボル信号(X〜X)において好ましくないゼロ・ドップラー効果信号(TD)を表す基準信号(SR)に類似している、また、N次元基準フレームにおいて互いに直交し、かつ前記発信されたシンボルの実際のエミッタ(EM)とレーダ受信機(RE)の間の実際の直接パスの指向性ベクトル(VTD)に直交する指向性ベクトル(U〜U)に沿って事実上発信された、前記キャリアの帯域の逆数の異なる整数倍だけ、互いに対して時間遅延し、かつ前記実際の直接パスに対して時間遅延した、N−1個のダミー信号(SF〜SF)を作成する手段(8)と、各受信シンボル信号(X〜X)を前記N−1個のダミー信号(SF〜SF)に加算し、修正された受信信号(SPM〜SPM)を生成する手段(9)と、標的(CB)によって後方散乱された信号(SC)を実質的に含むフィルタリング済みシンボル信号(X’〜X’)を前記相関手段(7)に適用するために、前記修正された受信信号における好ましくないゼロ・ドップラー効果信号(TD)を除去するフィルタリング手段(3)とを備えることを特徴とするレーダ受信機。
  2. 前記作成手段(8)は、N個の成分を有する前記直接パス指向性ベクトル(VTD)を、N次共分散行列の関数として推定する手段(81)であって、前記共分散行列のそれぞれは、各キャリア(f)に関連するグループ内での、前記受信シンボル信号(X〜X)のスペクトル線(SPk1〜SPkN)の2個ずつの積で決まる手段と、直接パス・ベクトル(VTD=U)およびN−1個の直交指向性ベクトル(U〜U)で構成される正規直交基底を構成する手段(82)と、前記基準信号(SR)と、前記N−1個の直交ベクトルの方向によって決まる角度係数と、前記帯域の逆数と異なる整数倍数との積によって決まる、前記実際の直接パスに対する時間遅延係数との積の関数として、前記N−1個のダミー信号(SF〜SF)を生成する手段(83)とを備える請求項1に記載のレーダ受信機。
  3. 前記伝搬チャネル(EM−RE)の伝達関数の係数を、各シンボルについて、前記受信シンボル信号の1つ(X)のスペクトル線(SP11〜SPK1)の関数として推定し、前記基準信号のスペクトル線(SR〜SR)を生成するために、各フレームにわたって前記伝達関数の係数を平均化する手段(5)を備える請求項1または請求項2に記載のレーダ受信機。
  4. 前記推定された直接パス指向性ベクトルに対する標的の方向の関数として、前記基準信号の前記スペクトル線(SR〜SR)を補正する手段(5)を備える請求項2および請求項3に記載のレーダ受信機。
  5. 前記基準信号(TD)のスペクトル線(SR〜SR)の関数として、発信信号の複製(Re)を推定する手段(6)であって、前記推定された複製は、前記ドップラー−距離相関手段(7)において、前記フィルタリング済みシンボル信号(X’〜X’)と相関させられる手段を備える請求項3または請求項4に記載のレーダ受信機。
  6. 前記フィルタリング手段(3)は、N次共分散行列(R〜R)を推定する手段(31)であって、前記共分散行列のそれぞれは、各キャリア(f)に関連するグループ内での、前記修正された受信信号(SPM〜SPM)のスペクトル線(SPk1〜SPkN)の2個ずつの積で決まる手段と、前記共分散行列の逆行列を推論する手段(32)と、前記各逆行列によって前記スペクトル線のグループを乗算することによって、前記修正された受信信号における前記キャリア(f〜f)にそれぞれ関連する前記スペクトル線のグループをフィルタリングする手段(33)とを備えること、および、レーダ受信機は、前記フィルタリングされたスペクトル線のグループを、標的(CB)によって後方散乱された信号を実質的に含む、前記相関手段(7)に適用されるフィルタリング済みシンボル信号(X’〜X’)に合成する手段(4)をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のレーダ受信機。
  7. 前記共分散行列が決まる前記スペクトル線の積は、シンボルのスペクトル線によって決まり、各フレームにわたって平均化される請求項2または6に記載のレーダ受信機。
JP2003556828A 2001-12-26 2002-12-19 アンテナ・アレイを用いたofdm信号のパッシブ・レーダ受信機におけるクラッタの排除 Expired - Lifetime JP3736558B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0116898A FR2834072B1 (fr) 2001-12-26 2001-12-26 Rejection de fouillis dans un recepteur radar passif de sign aux ofdm a reseau d'antennes
PCT/FR2002/004468 WO2003056358A1 (fr) 2001-12-26 2002-12-19 Rejection de fouillis dans un recepteur radar passif de signaux ofdm a reseau d'antennes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005513511A true JP2005513511A (ja) 2005-05-12
JP3736558B2 JP3736558B2 (ja) 2006-01-18

Family

ID=8871011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003556828A Expired - Lifetime JP3736558B2 (ja) 2001-12-26 2002-12-19 アンテナ・アレイを用いたofdm信号のパッシブ・レーダ受信機におけるクラッタの排除

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6999025B2 (ja)
EP (1) EP1476768B1 (ja)
JP (1) JP3736558B2 (ja)
AT (1) ATE511107T1 (ja)
AU (1) AU2002364473A1 (ja)
ES (1) ES2365701T3 (ja)
FR (1) FR2834072B1 (ja)
WO (1) WO2003056358A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327942A (ja) * 2006-05-12 2007-12-20 Mitsubishi Electric Corp レーダ信号処理装置及びレーダ信号処理方法
JP2008128657A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Denso Corp 通信統合レーダ装置、通信統合レーダシステム
JP2010256082A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2019164060A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 三菱電機株式会社 レーダ装置
WO2023037395A1 (ja) * 2021-09-07 2023-03-16 三菱電機株式会社 検出装置および検出方法

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2834072B1 (fr) * 2001-12-26 2006-08-04 Onera (Off Nat Aerospatiale) Rejection de fouillis dans un recepteur radar passif de sign aux ofdm a reseau d'antennes
GB2405276B (en) * 2003-08-21 2005-10-12 Motorola Inc Measuring distance using wireless communication
JP4555656B2 (ja) * 2003-10-16 2010-10-06 日本放送協会 電波到来方向推定装置
US7433383B2 (en) * 2004-12-31 2008-10-07 Intel Corporation Techniques to detect radar in a communication signal
US7864884B2 (en) * 2006-04-27 2011-01-04 Nokia Corporation Signal detection in OFDM system
US8045927B2 (en) * 2006-04-27 2011-10-25 Nokia Corporation Signal detection in multicarrier communication system
US7538720B2 (en) * 2007-01-17 2009-05-26 C & P Technologies, Inc. Simultaneous savings in bandwidth and energy using waveform design in presence of interference and noise
FR2915288B1 (fr) * 2007-04-17 2009-06-05 Thales Sa Procede de depollution de signaux pour un antibrouillage centralise.
EP2093589B1 (en) * 2008-02-22 2010-09-29 Thales Nederland B.V. A method for measuring the radial velocity of a target with a Doppler radar
ES2351868T3 (es) * 2008-05-23 2011-02-11 Thales Nederland B.V. Procedimiento para evaluar la posición y la velocidad de un objetivo con un radar que emite una forma de onda ofdm.
US8743863B2 (en) * 2008-08-20 2014-06-03 Qualcomm Incorporated Method for ranging devices using code sequences in WLANs
FR2951553A1 (fr) * 2009-10-20 2011-04-22 Thales Sa Procede de pistage associant un radar passif a d'autres senseurs
KR100971773B1 (ko) * 2009-11-13 2010-07-21 엘아이지넥스원 주식회사 전자 정보 수신기의 신호 식별 방법
EP2542914A4 (en) * 2010-03-01 2017-01-04 LESKIW, Chris System and method for using orthogonally-coded active source signals for reflected signal analysis
WO2012111141A1 (ja) * 2011-02-18 2012-08-23 三菱電機株式会社 パッシブレーダ装置
US8633850B2 (en) * 2011-10-26 2014-01-21 The Boeing Company Identifying a location of a target object using a monopulse radar system and space-time adaptive processing (STAP)
FR3006060B1 (fr) * 2013-05-24 2016-12-02 Thales Sa Procede de localisation d'une cible et systeme radar multistatique pour la mise en œuvre d'un tel procede
GB201319151D0 (en) * 2013-10-30 2013-12-25 Ucl Business Plc Apparatus and method for performing passive sesing
US20160195607A1 (en) * 2015-01-06 2016-07-07 Radar Obstacle Detection Ltd. Short-ragne obstacle detection radar using stepped frequency pulse train
CN104849711A (zh) * 2015-04-22 2015-08-19 大连理工大学 基于频域的i-ofdm mimo雷达信号的多普勒补偿方法
US10126421B2 (en) * 2015-05-15 2018-11-13 Maxlinear, Inc. Dynamic OFDM symbol shaping for radar applications
DE102015210454A1 (de) * 2015-06-08 2016-12-08 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Radarvorrichtung
SG11201805360RA (en) 2016-01-26 2018-07-30 Sony Corp Apparatus and method
WO2018204993A1 (en) 2017-05-12 2018-11-15 Locata Corporation Pty Ltd Methods and apparatus for characterising the environment of a user platform
CN110531323B (zh) * 2019-08-27 2021-08-17 武汉大学深圳研究院 一种适用于mimo/ofdm外辐射源雷达的参考信号重构方法
CN114578296B (zh) * 2022-03-02 2022-10-04 哈尔滨工业大学 基于相位编码信号的间歇采样干扰抑制方法
CN115453477B (zh) * 2022-08-03 2024-06-25 西安电子科技大学 一种外辐射源雷达监视通道信号中多径杂波的对消方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2719382B1 (fr) * 1994-05-02 1996-05-31 Thomson Csf Procédé de détection radar discrète et système de mise en Óoeuvre.
FR2776438B1 (fr) * 1996-04-30 2000-05-05 Dassault Electronique Systeme de detection de mobiles, utilisant les emissions de telediffusion numerique d'un reseau d'emetteurs terrestres
FR2820507B1 (fr) * 2001-02-07 2003-03-28 Onera (Off Nat Aerospatiale) Rejection de fouillis dans un recepteur radar passif de signaux ofdm
JP2003028949A (ja) * 2001-07-10 2003-01-29 Fujitsu Ltd 送受信装置およびレーダ装置
FR2834072B1 (fr) * 2001-12-26 2006-08-04 Onera (Off Nat Aerospatiale) Rejection de fouillis dans un recepteur radar passif de sign aux ofdm a reseau d'antennes

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327942A (ja) * 2006-05-12 2007-12-20 Mitsubishi Electric Corp レーダ信号処理装置及びレーダ信号処理方法
JP2008128657A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Denso Corp 通信統合レーダ装置、通信統合レーダシステム
JP2010256082A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2019164060A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 三菱電機株式会社 レーダ装置
WO2023037395A1 (ja) * 2021-09-07 2023-03-16 三菱電機株式会社 検出装置および検出方法
JPWO2023037395A1 (ja) * 2021-09-07 2023-03-16
JP7345710B2 (ja) 2021-09-07 2023-09-15 三菱電機株式会社 検出装置および検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU2002364473A1 (en) 2003-07-15
ES2365701T3 (es) 2011-10-10
EP1476768B1 (fr) 2011-05-25
FR2834072B1 (fr) 2006-08-04
ATE511107T1 (de) 2011-06-15
US6999025B2 (en) 2006-02-14
WO2003056358A1 (fr) 2003-07-10
JP3736558B2 (ja) 2006-01-18
FR2834072A1 (fr) 2003-06-27
US20040257270A1 (en) 2004-12-23
EP1476768A1 (fr) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3736558B2 (ja) アンテナ・アレイを用いたofdm信号のパッシブ・レーダ受信機におけるクラッタの排除
JP3918735B2 (ja) Ofdm信号のパッシブ・レーダ受信機におけるクラッタの排除
US10505620B2 (en) Receiving apparatus and receiving method, and program and recording medium
Zaimbashi Target detection in analog terrestrial TV-based passive radar sensor: Joint delay-Doppler estimation
US6907270B1 (en) Method and apparatus for reduced rank channel estimation in a communications system
CN110531323B (zh) 一种适用于mimo/ofdm外辐射源雷达的参考信号重构方法
US7477192B1 (en) Direction finding system and method
Fabrizio et al. Adaptive cancellation of nonstationary interference in HF antenna arrays
Grossi et al. Adaptive detection and localization exploiting the IEEE 802.11 ad standard
CN111095015B (zh) 一种用于通过利用每载波多信道施照器源的一无源雷达系统检测一目标的方法及系统
CN107431525B (zh) 接收装置和接收方法
CN112751629A (zh) 基于时频图像处理的宽带特定信号检测方法
CN112526497B (zh) 一种压缩感知雷达干扰抑制稀疏观测方法
Zhang et al. Reference signal reconstruction under oversampling for DTMB-based passive radar
Rashid et al. Multitarget joint delay and Doppler-shift estimation in bistatic passive radar
Xianrong et al. HF passive bistatic radar based on DRM illuminators
Zemmari Reference signal extraction for GSM passive coherent location
US7783110B2 (en) Semicoherent channel estimator
CN104601514B (zh) 联合子空间投影与clean的干扰抑制方法
CN108594200B (zh) 一种被动式mimo雷达的全相参目标检测方法
Karpovich et al. Field tests of a random-padded OTFSM waveform in a joint sensing and communication system
CN110519187B (zh) 一种适用于dtmb信号过采样重构的信道估计方法
CN117607849B (zh) 面向多目标复杂场景的距离速度联合高精度感知方法及系统
CN117607849A (zh) 面向多目标复杂场景的距离速度联合高精度感知方法及系统
Cherniakov Ambiguity Function Correction in Passive Radar: DTV‐T Signal

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3736558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101104

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111104

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121104

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131104

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term