JP2005511996A - アクティブ・トルク・バイアス継手 - Google Patents

アクティブ・トルク・バイアス継手 Download PDF

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Abstract

トルク継手(14)は、車両(A)の主駆動輪(2)を動力装置(6)に直接接続させつつ、車両(A)の従駆動輪(4)を可変トルク継手(14)を通じて車両(A)の動力装置(6)へ間接的に接続する。継手(14)は、従輪(4)へ依然としてトルクを伝達しながら、主輪(2)と従輪(4)の角速度の変動を補償する。継手(14)は、軸X周りに配置された磁性粒子クラッチ(38)と、同じ軸(X)周りに配置された遊星ギアセット(36)とを有する。継手(14)は、トルクが伝達される2つの経路を有する。一方は機械的経路であり、他方はクラッチ経路である。トルクのほとんどは機械的経路を通じて伝達され、クラッチ経路は滑りを受け入れ、従輪(4)に伝達されるトルクの割合を制御する。この制御は、クラッチ(38)を通って流れる電流の大きさのみによって決まる。

Description

本発明は、概して、トルク伝達に係り、特に、車両の車輪にトルクを分配するトルク継手(torque coupling)及び該継手を備えた車両に関する。
自動車、スポーツ・ユーティリティ・ビークル、バン、軽トラックなどのほとんどの軽車両は車輪を4つ持つ。しかし、通常の車両では、車両を推進するエンジンは2輪にしかつなげられていない。かつての車両では、後輪駆動が一般的であったが、最近では、前輪駆動が一般的である。確かに、かつての車両の中には例えばアーミー・ジープ(Army Jeep)のように4輪駆動車もあった。しかし、その種の車両は2輪のみに動力が伝達された状態で運転されることが多かった。より多くのトラクションが必要な場合、エンジンは、手動操作のトランスファー・ケースを通じて、残りの2輪につなげられた。後輪及び前輪は、エンジンから伝達されたトルクを固定比で分け合っていた。
近年、自動車メーカは、より最新式の車両の一部にいわゆる「全輪駆動」を搭載している。この種の典型的な車両においては、エンジン・トルクが前輪と後輪に分けられ、標準的に、4輪すべてで車両を駆動する。エンジンは、そのパワーをトランスミッションを通じて伝達する。トランスミッションは、主駆動輪として機能する2輪に直接接続される。残りの2輪は、従駆動輪として機能し、主輪と従輪の間のわずかな速度変動を調整するトルク継手を通じてトランスミッションに接続される。主駆動輪とトランスミッションの間にはディファレンシャルが置かれる。しかし、主輪とトランスミッションの間が滑らないという意味でその接続は直接的である。継手と従輪の間には別のディファレンシャルが存在する。しかし、継手が従輪とトランスミッションの間の滑りを許容するため、その意味でこの接続は間接的である。トルク継手は、トルクを主従輪間に分ける。
さらに、全輪駆動車両の中には、変動する道路状況及び作動状況により良く適応するために主従輪間のトルクを変える能力を備えた継手を有するものもある。
この種の車両では、従輪に伝達される全トルクがトルク継手のクラッチを通るため、その結果として、継手は大きく重い。これとは別に、そのようなクラッチは複雑でもあり、しばしば多数のプレートとこれらプレートをまとめて可変な力で押す複雑な機構とを含む。実際、このようなクラッチを通じて伝達されるトルクは、プレートに掛けられた力だけでなく、プレート間の滑り及び温度にも依存する。これはクラッチの制御を難しくする。
本発明は、クラッチと遊星セットとを有するトルク継手であって、クラッチ及び遊星セットが継手を通る2つのトルク伝達経路、一方が機械的経路で他方がクラッチ経路、が存在するように接続されるトルク継手に関する。クラッチ経路のクラッチは、継手における滑りに適応し、各経路において伝達されるトルク量を制御する。クラッチ経路を通って伝達されるトルクに対する機械的経路を通って伝達されるトルクの割合は、遊星セットのデザイン及びその比によって決定される。また、本発明は、主輪と、従輪と、動力装置とを有する車両であって、動力装置が、主輪に直接接続されると共に、従輪にはトルク継手を通って接続される車両に関する。トルク継手のクラッチを通って伝達されるトルク量は、主従輪間のトルク配分を制御する。
対応する参照文字は、添付図面全体を通じて、対応する部品を示す。
添付図面を参照すると、自動車(乗用車)、スポーツ・ユーティリティ・ビークル、バン、又はトラックなどの車両A(図1)が、前輪である主駆動輪2と、後輪である従駆動輪4とを有する。また、車両Aは、トランスミッション8に結合されたエンジン6も有する。エンジン6は縦置きでも横置きでもよく、トランスミッション8はオートマでもマニュアルでもよい。エンジン6及びトランスミッション8は、トランスミッション出力シャフト10を通じてトルクを伝達する動力装置を構成する。トランスミッション出力シャフト10は、基本的には、トランスミッション8のメインシャフトである。トランスミッション8のシャフト10は、主ディファレンシャル12を通じて、主駆動輪2に接続される。この接続は、出力シャフト10と主駆動輪2の間に滑りが発生しないという意味で、直接的である。また、トランスミッション8のシャフト10は、ドライブシャフト18、トルク継手14、及び従ディファレンシャル16を通じて、従駆動輪4に接続される。この接続は、継手14が従輪4とトランスミッション・シャフト10の間及び従輪4と主輪2の間にある程度の滑りを許容するため、間接的である。この滑りは、主輪2と従輪4の間のわずかな速度変動を受け入れる。これら変動は、例えば、タイヤサイズの違いやカーブを走行中に生じ得る。トルク継手14は、主ディファレンシャル12又はその近くに配置され、車両A内を縦に延びるドライブシャフト18を通じて、トランスミッション8のシャフト10に接続される、ことが好ましい。
別の車両B(図2)は、基本的には車両Aと同じ構成要素を有するが、組み付けられ方が異なる。車両Bにおいては、主駆動輪2及び主ディファレンシャル12が車両Bのリア側にあり、従駆動輪4及び従ディファレンシャル16が車両Bのフロント側にある。車両Bのフロント側にあるエンジン6及びトランスミッション8は縦に置かれる。トランスミッション8のシャフト10及び主ディファレンシャル12は、主ドライブシャフト22を通じて、接続される。トルク継手14は、チェーン24を通じて、シャフト10に接続され、継手14は、従ドライブシャフト26を通じて、従ディファレンシャル16に接続される。
車両A及びBの各々は、車両A又はBが作動している状況を反映した電気信号を生成する様々なセンサを持ち、これら信号はそれらを評価し、トルク継手14を制御する車載マイクロプロセッサに送られる。実際、この信号により、トルク継手14はトランスミッション8のシャフト10に伝達されたトルクを主駆動輪2と従駆動輪4の間で分配し、車両A又はBがセンサによって監視された運転状況に最も良く対応できるようにする。監視される運転状況は、例えば、車輪2及び4の各輪の角速度、縦方向加速度、横方向加速度、トランスミッション8のシャフト10に伝達されたトルク、エンジン6のスロットルの位置、及び、ステアリング・ギアの位置(舵角)などである。
トルク継手14は、車両A又はBがその時運転されている状況に最も良く沿うように、トランスミッション8に伝達されたトルクを主駆動輪2と従駆動輪4の間に配分する。トルク継手14は、トランスミッション8のシャフト10に接続された入力部又は入力軸32と、従ディファレンシャル16に接続された出力部又は出力軸34とを有する(図3)。2つの軸32及び34は、共通の軸X周りに回転する。また、継手14は、軸X周りに配置され、入力軸32及び出力軸34の双方に接続された、遊星ギアセット36を含む。最後に、継手14は、同じく軸X周りに配置された磁粉クラッチ38を有する。クラッチ38は、滑りが発生した場合に入力軸32から遊星ギアセット36へトルクが伝達されるように、入力軸32を遊星ギアセット36へ結合させる。継手14は、入力軸32と出力軸34の間に2つのトルク伝達経路を提供する(図4)。一方は遊星ギアセット36を通る完全に機械的な経路であり、他方は、クラッチ38と遊星ギアセット36の双方を通るクラッチ経路である。ほとんどのトルクは機械的経路を通るため、機械的経路は高トルク経路である。クラッチ経路は低トルク経路として機能する。
遊星ギアセット36は、クラッチ38内に延びるスタブシャフト44を備えた太陽ギア42を有する(図3)。また、遊星ギアセット36は、リングギア46も有する。入力軸32は、フランジ48及び小ネジ50を通じて、リングギア46に結合される。小ネジ50は、クラッチ38を貫き、入力軸32及びリングギア46をクラッチ38に結合させる。加えて、遊星ギアセット36は、太陽ギア42とリングギア46の間に配置され、双方と係合した、遊星ギア52を有する。最後に、遊星ギアセット36は、スピンドル56を含むキャリア54を有する。遊星ギア52はスピンドル56上で回転する。キャリア54は、出力軸34に直接接続される。ギア42、46、及び52及びキャリア54は、遊星ギアセット36の要素を構成する。
磁粉クラッチ38は、入力軸32上のフランジ48と遊星ギアセット36のリングギア46の間に嵌められ、双方に小ネジ50で固定された電磁石60を有する(図3)。結果として、入力軸32、そのフランジ48、リングギア46、及び電磁石60は、すべて一体となって、軸X周りに回転する。電磁石60は、軸Xに向けて内側を向いた円筒面62と、コイル64とを有する。コイル64には、一連の固定ブラシ66及び電磁石60と共に回転する一連のスリップリング68を通じて、電流が供給される。
電磁石60及びそのコイル64に加えて、クラッチ38は、電機子70を有する。電機子70は、電磁石60内に配置され、遊星ギアセット36のスタブシャフト44上にフィットするスリーブ72を有する。また、電機子70は、軸Xとは逆の電磁石60の円筒面62の方に向けて外側を向いた円筒面74を有する。円筒面62と円筒面74の間にはわずかな隙間gが存在する。電機子70の両端からは環状空洞76が外へ開いている。この環状空洞76は、電磁石60を電機子70上に支持する転がり軸受78を収容する。
軸受78は、電機子70のスリーブ72周りにフィットする。軸受78の周りには電磁石がフィットする。入力軸32、リングギア46、及び電磁石60が1つのユニットとして軸X周りに回転し、同様に、スタブシャフト44、太陽ギア42、及び電機子70が別の一ユニットとなって軸X周りに回転する、ように構成される。普段、これら2つのユニットは、わずかに異なる角速度で回転する。この角速度の差は、アクスル又はタイヤのデザインによってもたらされる。クラッチ38が係合すると、スタブシャフト44及び太陽ギア42は、必要な反応トルクを提供し、上記2つのユニットを共に回転させる。
クラッチ38は磁化することが可能なフェラス物質(ferrous substance)の微粒子80を含む。これらは、隙間gに存在する。軸受78は、シール82によって磁性粒子80から隔離される。コイル64に電流が流されると、粒子80は磁化され、電磁石60を電機子70に接続する。これにより、電磁石60と電機子70の間でトルクが伝達できるようになり、さらに電磁石60と電機子70の間で滑ることが可能となる。伝達されるトルク量は、単にコイル64によって導かれる電流量によって決められ、滑りの大きさや温度から完全に独立している。実際、トルクと電流の関係は、直交座標系にプロットすると、かなり直線に近づく(図5)。車両A又はBの運転状態を反映した信号をセンサがフィードする先であるマイクロプロセッサは、クラッチ38のコイル64に供給される電流量を制御する。ただし、この電流量は、加減抵抗器などの手動操作装置によっても制御されてもよい。
車両A又はBの運転中、エンジン6(図1)が発生するトルクは、該トルクを変える能力を有するトランスミッション8を通じて伝達されるため、トランスミッション8のシャフト10に伝達されるトルクは、エンジン6によって伝達されるそれとは異なり得る。トランスミッション・シャフト10におけるトルクの一部は、主ディファレンシャル10を通じて主駆動輪2に伝達される。この伝達には、車輪2とトランスミッション・シャフト10の間に一切の滑りを伴わない。残りのトルクは、従輪4に伝達される。この伝達には、トランスミッション・シャフト10と従輪4との間にいくらかの滑りを伴い、この滑りはトルク継手14の内部で生じる。主輪2および従輪4に伝達されるトルクの総量は、基本的に、トランスミッション8のシャフト10におけるトルクと等しい。しかし、そのトルクの主輪2と従輪4の間での配分は等しくなくてもよく、ほとんどの運転状況下では等しくない。主輪2と従輪4の間のトルク配分は、トルク継手14のクラッチ38のコイル64を通過する電流量によって決まる。コイル64を通る電流が大きくなると、従輪4に伝達されるトルクの割合が高くなる(図5)。
トルク継手14の入力軸32に連結されたトランスミッション8のシャフト10は、入力軸32を回転させ、入力軸32にトルクを伝達する。継手14内では、トルクは2つの経路に分岐し、その後再結合するため、少なくともクラッチ38で生じる滑りが最小限のとき、継手14の出力軸34におけるトルクは、基本的に、入力32におけるトルクと等しい。一方の経路(機械的経路)では、トルクは入力軸32及びそのフランジ48から遊星ギア52を通って遊星ギアセット36のリングギア46に伝達され、その後遊星キャリア54に伝達され、最後に出力軸34に伝達される。他方の経路(クラッチ経路)では、トルクは入力軸32及びそのフランジ48からクラッチ38の電磁石60に伝達され、その後電磁石60と電機子80の間の隙間g内の磁性粒子80を通り、その後スタブシャフト44を通って遊星セット36の太陽ギア42へ伝達され、その後遊星ギア52を通り、最後にキャリア54を通って出力軸34へ伝達される。遊星ギアセット36とクラッチ38の間は、機械的経路がクラッチ経路より多くのトルクを伝達するように連結される。
上記2つの経路間でのトルクの分割は、リングギア46と太陽ギア42の間のギア比U:
U=(リングギア46上の歯数)/(太陽ギア42上の歯数)
によって決まる。比Uが高くなるほど、クラッチ経路を通って伝達されるトルク量が少なくなる。逆に言えば、機械的経路を通って伝達されるトルクが多くなる。この関係、すなわちクラッチ38におけるトルクに対する出力軸34におけるトルク、は継手14の出力トルクを直交座標系にプロットすることによって実証することができる(図6)。
ここで2つのプロット図(図5及び6)を参照すると、クラッチ38のコイル64において電流が減少すると、出力軸34を通って従輪4に伝達される総トルクが減少する。出力軸34におけるトルクは、入力軸32におけるトルクを略等しいため、主駆動輪2へ伝達されるトルク量が比較的大きいまま、トランスミッション8のシャフト10から継手14の入力軸32に転送されるトルク量が比較的少なくなる。逆に言えば、クラッチ38のコイル64を流れる電流が増えると、クラッチ38はより多くのトルクを伝達する。このトルクはクラッチ経路におけるより多くのトルクへと変換され、さらに出力軸34及び入力軸32における比敵的に大きいトルクをもたらす。入力軸32からより大きいトルクが要求されても、主駆動輪2へのトルクは少ないままである。したがって、磁性粒子クラッチ38のコイル64を通る電流量は、トルク継手14を通って導かれるトランスミッション・シャフト10における総トルクのうち従輪4に伝達されるトルク量を決定する。トランスミッション・シャフト10からの残りのトルクは、主輪2へ向かう。要するに、時性粒子クラッチ38のコイル64に流れる電流が、主輪2と従輪4の間のトルクの分割を制御すると共に、該電流がクラッチ38についての唯一の制御パラメータである。これは、プレートに掛けられる圧力、クラッチにおける滑り量、及び温度などの他の変数がクラッチを通じて伝達されるトルク量を制御する従来のプレートタイプのクラッチとは対照的である。さらに、本発明におけるトルクと電流の関係は線形に近いため、主駆動輪2と従駆動輪4の間のトルクの割当を良好に制御することができる。
クラッチ38は、典型的な運転状況下で、幾分滑る。その際、入力軸32は出力軸34より若干速く回転するが、角速度の差はわずかであり、非常にわずかな出力の損失しかもたらさない。
トルク継手14を通って伝達されるトルクのほとんどは、機械的経路を通り、クラッチ経路は相対的にほとんど通らない。ゆえに、クラッチ38を比較的コンパクト且つ軽量にすることができる。さらに、コイル64及びコイル64を通過する電流は、継手14を通って伝達されるトルクを制御する。これは、プレートチアプのクラッチで用いられるピストン、ボールランプ(ball ramp)、及び他の装置より複雑さが大幅に低減している。
車両A又はBにおけるセンサは、車両が経験する運転状況を常に監視し、これら運転状況を反映した信号をマイクロプロセッサに送信する。次いで、マイクロプロセッサは、主輪2へ伝達されるトルク及び従輪4へ伝達されるトルクがこれら運転状況に最も良く適合するように、クラッチ38のコイル64を通る電流量を制御する。
改良型トルク継手86(図7)は、継手14(図4)と同じ運動学的原理に依拠するが、幾分異なる構成を有する。改良型継手86では、入力軸32がクラッチ38の電機子70上のスリーブ72と、遊星セット36の太陽ギア42とを通って延びる。入力軸32とスリーブ72とが嵌め合いスプラインを通じて係合すると、太陽ギア42は入力軸32周りで自由に回転できる。太陽ギア42を過ぎて、入力軸32は、フランジ88を通じてリングギア46に接続される。他方、太陽ギア42は、別のフランジ90に連結され、電磁石60を貫いてフランジ90と螺合する小ネジ92を用いてクラッチ38の電磁石60に固定される。出力軸34は、ドラム94に連結される。ドラム94内では遊星セット36が回転する。ドラム94は遊星セット36のキャリア54に接続される。
別の改良型継手100(図8)は、基本的には同じクラッチを利用するが、ただし、継手14及び86用のセット36とは幾分異なる運動学的原理で作動する遊星セット102に依拠する。遊星セット102は、2つの太陽ギア104及び106を有する。これら2つの太陽ギア104及び106が軸X周りに回転している間、太陽ギア104は入力軸32に接続され、太陽ギア106は出力軸34に接続され、互いに離れている。太陽ギア104及び106は、スピンドル114を備えたキャリア112に連結された遊星ギア108及び110と噛み合う。実際、遊星ギア108及び110は、ペアで設けられ、各ペアは、キャリア112の1つのスピンドル114の周囲に配置された1つの遊星ギア108と1つの遊星ギア110とを有する。1組の遊星ギア108及び110は、これらが一体となって同じ角速度でそれらのスピンドル114周りに回転するように、結合される。キャリア112は、クラッチ28の電磁石に取り付けられ、クラッチ38の電機子70は太陽ギア104と当然入力軸32にも取り付けられる。ギア104、106、108、及び110、及び、キャリア112は、すべて、遊星セット102の要素を構成する。
継手100の作動中、継手100内で入力軸32に掛けられるトルクは、機械的経路とクラッチ経路とに分離され、その後再結合されるため、出力軸34におけるトルクは、基本的に、入力軸32に掛かるトルクと同じである。機械的経路において、トルクは、太陽ギア104から遊星ギア108及びギア108に結合された遊星ギア110に伝達され、さらにギア110に接続された太陽ギア106及び出力軸34に伝達される。クラッチ経路において、トルクは、入力軸32から磁性粒子クラッチ38の電機子70に伝達され、さらにクラッチの電磁石60に伝達される。電磁石60は、キャリア112と通じて遊星ギア108及び110に連結されているため、キャリア112及び遊星ギア108及び110を軸X周りに回転させ、よってトルクをクラッチ38の電磁石60から太陽ギア106へ伝達する。太陽ギア106は遊星ギア110と係合しているため、当然、このトルクは太陽ギア106が接続された出力軸34にも伝達される。
車両A及びBにおいて、1つのトルク継手14が主輪2と従輪4の間でトルクを配分するが、複数の継手14、更に言えば複数の継手86又は100、を用いて更に別の車両Cの4つの車輪(2、4)のすべての間でトルクを配分してもよい(図9)。車両Cにおいて、各輪(2、4)は、自身のアクスルシャフト120を有し、各アクスルシャフトは別々のトルク継手14の出力軸34に接続されている。車両Cのフロントにおける2つのトルク継手14は、共通の横軸122に接続された入力軸32を有する。これは、車両のリアでも同様であり、2つのリア継手14の入力軸32が別の横軸124に接続されている。横軸122及び124はいずれも、ディファレンシャル12又は14や継手14を間に介在せずに、トランスミッションのシャフト10に接続される。車両Cの運転中、トランスミッション8のシャフト10に伝達されるトルクは、トランスミッション・シャフト10と横軸122又は124のいずれかとの間に一切滑りを伴わずに、横軸122及び124に伝達される。4つの継手14は、個々の車輪(2、4)に伝達されるトルクを制御するため、トランスミッション・シャフト10におけるトルクは、これら4つの継手14についてクラッチ38の電磁石60に流れる電流を変えることによって、4つの車輪(2、4)の間に配分される。例えば、車輪4のうちの一方が滑り始めた場合、その車輪における継手14についてクラッチ38を流れる電流を低減して、より良いトラクションを有する残りの車輪(2、4)により多くのトルクが伝達されるようにすることができる。
他の変形例も可能であり、それらは遊星セット36又は102を異なる結合で採用してもよく、或いは、異なる遊星セットを採用してもよい。結合や遊星セットにかかわらず、本構成はトルクを機械的回路とクラッチ経路とに分離させ、トルクのほとんどに機械的経路を通らせるべきである。同様に、軸32から伝達されたトルクが軸34に掛けられるように、入力軸32と出力軸34とを逆にすることもできる。さらに、遊星セット36、102は、ギアリングに依拠する必要はなく、代わりに、摩擦面を用いてトラクション装置又はドライブとしてもよい。実際、継手14、86、100は、車両の従輪4へのトルク伝達に制限される必要はない。これら継手は、自動車以外の機械にも用途を持つ。また、自動車においても、異なる場所で用いられてもよい。
本発明に従って組み立てられ本発明を具現化したトルク継手が備えられた前輪駆動車両の概略図である。 上記トルク継手が備えられた後輪駆動車両の概略図である。 上記トルク継手の縦断面図である。 上記継手の運動学的説明図である。 上記継手のクラッチによって伝達されるトルクを該継手の磁気クラッチを流れる電流の関数として示したグラフである。 上記継手を通って伝達されるトルクをそのクラッチを通って伝達されるトルクの関数として示したグラフである。 改良型トルク継手の縦断面図である。 別の改良型トルク継手の運動学的説明図である。 本発明に係るトルク継手が各輪に配置された自動車の概略図である。

Claims (22)

  1. 主輪、従輪、エンジン、及び前記主駆動輪へ直接接続されたトランスミッションとを備えた車両において、前記トランスミッションを前記従駆動輪と間接的に接続させるトルク継手であって、
    前記トランスミッションに接続された入力トルク部と、
    前記従駆動輪に接続された出力トルク部と、
    異なる角速度で回転可能な第一及び第二のクラッチ部を備えたクラッチと、
    軸周りに配置された第一、第二、第三、及び第四の要素を含む遊星セットとを有し、
    前記クラッチは、前記クラッチ部が異なる角速度で回転するとき、前記クラッチ部間でトルクを伝達させることができ、
    前記第一のクラッチ部は前記トルク部の一方に接続され、
    前記第一の要素は前記第一のクラッチ部及び前記トルク部の一方に接続され、
    前記第二の要素は前記第二のクラッチ部に接続され、
    前記第三の要素は前記トルク部の他方に接続され、
    前記第四の要素は前記第一の要素と前記第二の要素の間及び前記第二の要素と前記第三の要素の間に接続される、ことを特徴とするトルク継手。
  2. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記クラッチは磁性粒子クラッチである、ことを特徴とする組み合わせ。
  3. 請求項2記載の組み合わせであって、
    クラッチ部は前記遊星セットの軸と同軸上の共通軸周りに回転する、ことを特徴とする組み合わせ。
  4. 請求項3記載の組み合わせであって、
    前記入力及び出力トルク部は同じ軸周りでも回転する、ことを特徴とする組み合わせ。
  5. 請求項4記載の組み合わせであって、
    前記第二の要素は前記軸周りに回転する太陽素子であり、
    前記第一の要素は前記軸周りに配置されたリング素子であり、
    前記第四の要素は前記太陽素子と前記リング素子の間に配置され、該太陽素子及び該リング素子と係合した遊星素子であり、
    前記第三の要素は前記軸周りに回転するキャリア素子であり、
    前記遊星素子は前記キャリア素子上で回転する、ことを特徴とする組み合わせ。
  6. 請求項4記載の組み合わせであって、
    前記第一の要素は前記軸周りに回転する太陽素子であり、
    前記第三の要素も前記軸周りに回転する太陽素子であり、
    前記第四の要素は前記2つの太陽素子と係合した遊星素子であり、
    前記第二の要素はキャリア素子であり、
    前記第四の要素は前記キャリア素子周りに回転する、ことを特徴とする組み合わせ。
  7. トルク継手であって、
    トルク源に接続可能な入力トルク部と、
    トルクを伝達する出力トルク部と、
    共通軸周りに回転する第一及び第二のクラッチ部を備えたクラッチと、
    同じ軸周りに配置され、該軸周りに配置された第一、第二、第三、及び第四の要素を有する遊星ギアセットとを有し、
    前記クラッチは、前記クラッチ部が異なる角速度で回転するときに、前記クラッチ部間でトルクを伝達することができ、
    前記第一のクラッチ部は前記トルク部の一方に接続され、
    前記第一の要素は前記第一のクラッチ部及び前記トルク部の一方に接続され、
    前記第二の要素は前記第二のクラッチ部に接続され、
    前記第三の要素は前記トルク部の他方に接続され、
    前記第四の要素は前記第一の要素と前記第二の要素の間及び前記第二の要素及び前記第三の要素の間に接続される、ことを特徴とするトルク継手。
  8. 請求項7記載のトルク継手であって、
    前記クラッチ部は対向した面を有し、
    前記クラッチは、更に、前記対向した面と前記クラッチ部の一方の電気コイルとの間に磁性粒子を有し、
    前記トルク部間で伝達されるトルクは、前記コイルを流れる電流によって決まる、ことを特徴とするトルク継手。
  9. 請求項8記載のトルク継手であって、
    前記クラッチ部の一方は、前記クラッチ部の他方の内部に配置される、ことを特徴とするトルク継手。
  10. 請求項9記載のトルク継手であって、
    前記第一のクラッチ部は前記第二のクラッチ部を囲む、ことを特徴とするトルク継手。
  11. 請求項9記載のトルク継手であって、
    前記第二のクラッチ部は前記第一のクラッチ部を囲む、ことを特徴とするトルク継手。
  12. 請求項8記載のトルク継手と組み合わせて、
    動力装置と、
    該動力装置に直接接続された第一の車輪と、
    請求項8記載のトルク継手を通じて前記動力装置に間接的に接続された第二の車輪とを有する車両。
  13. 請求項8記載のトルク継手と組み合わせて、
    動力装置と、
    車両を横断する軸に略沿って揃えられた車輪と、
    前記揃えられた車輪の各々と前記動力装置との間をそれぞれ接続する請求項8記載の継手とを有し、
    前記継手は、トルクが、前記揃えられた車輪の各々へその車輪用の前記トルク継手を通って伝達されるように、前記揃えられた車輪の各々と前記動力装置との間に接続された、車両。
  14. 請求項8記載の組み合わせであって、
    前記第二の要素は前記軸周りに回転する太陽素子であり、
    前記第一の要素は前記軸周りに配置されたリング素子であり、
    前記第四の要素は前記太陽素子と前記リング素子の間に配置され、該太陽素子及び該リング素子と係合した遊星素子であり、
    前記第三の要素は前記軸周りに回転するキャリア素子であり、
    前記遊星素子は前記キャリア素子上で回転する、ことを特徴とする組み合わせ。
  15. 請求項8記載の組み合わせであって、
    前記第一の要素は前記軸周りに回転する太陽素子であり、
    前記第三の要素も前記軸周りに回転する太陽素子であり、
    前記第四の要素は前記2つの太陽素子と係合した遊星素子であり、
    前記第二の要素はキャリア素子であり、
    前記第四の要素は前記キャリア素子周りに回転する、ことを特徴とする組み合わせ。
  16. トルク継手であって、
    内側クラッチ部及び外側クラッチ部を備えた磁性粒子クラッチと、
    遊星ギアセットとを有し、
    前記内側クラッチ部及び前記外側クラッチ部は、軸周りに配置されると共に、わずかに離間して対向した面を備え、
    前記磁性粒子クラッチは、前記面の間のスペースに磁性粒子を有し、
    前記磁性粒子クラッチは、前記内側クラッチ部及び前記外側クラッチ部の一方にコイルを有し、
    すべては前記クラッチによって伝達されるトルクは、前記コイルを流れる電流によって決まるようにされ、
    前記遊星ギアセットは、同じ軸周りに配置され、前記クラッチ部に一方に接続された太陽ギアと、該太陽ギアを囲むと共に前記クラッチ部の他方に接続されたリングギアと、前記太陽ギアと前記リングギアの間に配置され、該太陽ギア及び該リングギアと係合する郵政ギアと、前記軸周りに回転可能なキャリアとを有し、
    前記キャリアはスピンドルを備え、
    前記遊星ギアは、前記スピンドル周りに回転する、ことを特徴とするトルク継手。
  17. 請求項16記載のトルク継手であって、
    トルク入力部及びトルク出力部を更に有し、
    前記トルク入力部及び前記トルク出力部のうち、一方は前記リングギアに接続され、他方は前記キャリアに接続される、ことを特徴とするトルク継手。
  18. トルク継手であって、
    内側クラッチ部及び外側クラッチ部を備えた磁性粒子クラッチと、
    遊星ギアセットとを有し、
    前記内側クラッチ部及び前記外側クラッチ部は、軸周りに配置されると共に、わずかに離間して対向した面を備え、
    前記磁性粒子クラッチは、前記面の間のスペースに磁性粒子を有し、
    前記磁性粒子クラッチは、前記内側クラッチ部及び前記外側クラッチ部の一方にコイルを有し、
    すべては前記クラッチによって伝達されるトルクは、前記コイルを流れる電流によって決まるようにされ、
    前記遊星ギアセットは、同じ軸周りに配置され、前記内側クラッチ部に接続された第一の太陽ギアと、第二の太陽ギアと、該第一及び第二の太陽ギア係合し、互いに連結された遊星ギアと、前記軸周りに回転可能なキャリアとを有し、
    前記キャリアはスピンドルを備え、
    前記遊星ギアは、前記スピンドル周りに回転し、
    前記キャリアは、前記外側クラッチ部に接続される、ことを特徴とするトルク継手。
  19. 請求項18記載のトルク継手であって、
    トルク入力部及びトルク出力部を更に有し、
    前記トルク入力部及び前記トルク出力部のうち、一方は前記クラッチ部の一方及び前記第一の太陽ギアに接続され、他方は前記第二の太陽ギアに接続される、ことを特徴とするトルク継手。
  20. 主輪と、従輪と、前記主輪に直接接続された動力装置とを備えた車両において、前記動力装置と前記従輪とを接続し、前記主輪と前記従輪の間でトルクを配分するトルク継手であって、
    クラッチと、
    遊星セットとを有し、
    前記クラッチ及び前記遊星セットは、前記動力装置と前記従輪の間で伝達されるトルクが通る機械的経路及びクラッチ経路が存在するように接続され、
    前記クラッチ経路を通って伝達されるトルク量が、前記機械的経路を通って伝達される量との関係において、前記クラッチにより可変であり、
    前記主輪と前記従輪の間でのトルク配分は前記クラッチによって制御される、ことを特徴とするトルク継手。
  21. 請求項20記載の組み合わせであって、
    前記クラッチは、電気コイルを含む磁性粒子クラッチであり、
    前記クラッチ経路を通って伝達されるトルクの割合は、前記コイルを流れる電流によって決まる、ことを特徴とするトルク継手。
  22. トルク継手であって、
    磁性粒子クラッチを有し、
    前記磁性粒子クラッチは、コイルと、遊星セットとを含み、
    前記コイル及び前記遊星セットは、前記継手を通って伝達されるトルクが通る機械的経路及びクラッチ経路が存在するように接続され、
    前記クラッチ経路を通って伝達されるトルク量が、前記機械的経路を通って伝達される量との関係において、前記クラッチにより可変であり、前記コイルを流れる電流によって決まる、ことを特徴とするトルク継手。
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