JP2005509123A - シース形グロープラグにおけるプラグヒーター及びシース形グロープラグ - Google Patents

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Abstract

本発明は、内燃機関用のシース形グロープラグ(5)において使用されるプラグヒーター(1)並びにシース形グロープラグ(5)の電気的特性及び機械的特性の改良に関わる。プラグヒーター(1)は、実質的に内位に位置する少なくとも1つの絶縁層(10)と実質的に外位に位置する第1導体層(15,16)とを有し、しかも前記の両層(10;15,16)はセラミック製の複合組織から成っている。前記プラグヒーター(1)は、同じくセラミック製の複合組織から成る第2導体層(20)を有している。前記第2導体層(20)は、プラグヒーター(1)の燃焼室寄り先端部(40)の領域で前記第1導体層(15,16)と接合されている。前記第2導体層(20)は、前記絶縁層(10)の内部に延在している。

Description

【0001】
技術分野:
本発明は、独立請求項1に記載した形式のシース形グロープラグにおけるプラグヒーター及び独立請求項10に記載した形式のシース形グロープラグに関する。
【0002】
背景技術:
ドイツ連邦共和国特許第10053327号明細書に基づいてすでに公知になっているディーゼルエンジン用のシース形グロープラグにおけるプラグヒーターは、実質的に内位に位置する少なくとも1つの絶縁層と、実質的に外位に位置する少なくとも1つの導体層とを有し、しかも前記の両層はセラミック製の複合組織から成っている。このようにして外位の導体層は、プラグヒーターの燃焼室寄り先端領域では、縦断面で見てU形の形状を有しているので、外位の導体層は、プラグヒーターの燃焼室寄り先端領域では絶縁層を包囲している。
【0003】
発明の開示:
独立請求項1に記載した構成手段を具備した本発明のプラグヒーター及び独立請求項10に記載した構成手段を具備した本発明のシース形グロープラグは、従来技術に対比して、プラグヒーターが、やはりセラミック製の複合組織から成る第2の導体層を有し、この第2導体層が、プラグヒーターの燃焼室寄り先端領域で第1導体層に接合されており、かつ第2導体層が絶縁層の内部に延在している点にある。このように導出部として、ひいては基準電位、例えば車体接地電位に接続するための第1導体層と、給電部として、ひいては使用電圧電位、例えば車両バッテリーの陽極に接続するための第2導体層が設けられている場合、前記基準電位に対するプラグヒーターの外的な電気絶縁を省くことが可能になる。第2導体層はその場合、プラグヒーターの燃焼室寄り先端領域を除いて絶縁層によって、すでに外部に対して電気的に絶縁されている。従ってプラグヒーターを外部に対して電気絶縁する絶縁層を設ける必要がなくなり、従って製作コストが削減される。従属請求項に列挙した構成手段によって、第1の独立請求項に記載したプラグヒーターの有利な構成と改良が可能である。
【0004】
第1導体層は基準電位、特に車体接地電位に接続され、かつ第2導体層は使用電圧電位、特に車両バッテリーの陽極に接続されているのが特に有利である。このようにすれば、前述のようにプラグヒーターの外部に対する電気絶縁を省くことが可能になる。
【0005】
第1導体層、第2導体層及び絶縁層は、横断面で見て実質的に回転対称形に配置されているのが特に有利である。このようにすればプラグヒーターの製造時に、加熱によって気体状物質が、各セラミック材料から分離され、絶縁層及び導体層の等方性収縮が実現される。
【0006】
更にまた、内燃機関におけるプラグヒーターの運用に伴ってプラグヒーターが周期的に加熱/冷却される場合、絶縁層と導体層との異なった熱膨張に基因して熱的に誘発される機械的応力を、大幅に低下させることが可能になる。
【0007】
また絶縁層と両導体層を実質的に回転対称形に配置することによって、プラグヒーターの真円性挙動が更に改善される。
【0008】
要するにこのようにすれば、プラグヒーターの熱的及び機械的な負荷耐性が高められ、ひいてはプラグヒーターの堅牢性も高められる。
【0009】
また絶縁層は横断面で見て、少なくとも1つの別の方向に比較してより大きな寸法を有する優先方向を有しているのが有利である。このようにすれば第1に、プラグヒーターの製造プロセスにおいて、特に絶縁層を第1導体層と接合する際の絶縁層の歪曲が充分に防止される。これによってプラグヒーターの機械的な堅牢性が高められる。更にまた電気抵抗が優先方向で高められるので、この方向では、第1導体層と第2導体層との間を流れる漏れ電流が少なくなる。
【0010】
更にまた、第2導体層は横断面で見て、少なくとも1つの別の方向に比較してより大きな寸法を有する優先方向を有しているのが有利である。このように構成すれば、プラグヒーターの製造時、特に第2導体層を絶縁層と接合する際に、第2導体層の撓曲が充分に回避される。これによってプラグヒーターの機械的な堅牢性が同じく高められる。
【0011】
また第1導体層は、プラグヒーターの燃焼室寄り先端部の領域では第1セラミック材料から成り、前記第1導体層はその他の領域では第2セラミック材料から成り、かつ前記第1セラミック材料は、前記第2セラミック材料よりも高い電気抵抗率を有しているのが有利である。このようにすれば第1導体層はプラグヒーターの燃焼室寄り先端部領域内では、燃焼室寄り先端部領域外部よりも高い電気抵抗を得ることができる。従ってプラグヒーターの加熱を、プラグヒーターの燃焼室寄り先端部領域に集中させることが可能になる。
【0012】
この利点は、プラグヒーターの燃焼室寄り先端部の領域では、総横断面積における絶縁層の分担比率分が増大するのに対して、総横断面積における両導体層の分担比率分が減少している場合にも得られる。
【0013】
発明を実施するための最良の形態:
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0014】
図1において符号5は、内燃機関、例えばディーゼルエンジンのシリンダヘッドに組込むためのシース形グロープラグを表わしている。該シース形グロープラグ5はプラグヒーター1を含んでいる。ケーシングにおけるプラグヒーター1の固定、或いは内燃機関のシリンダヘッドにおけるシース形グロープラグ5の固定に関わるシース形グロープラグ5のその他の構成要素は、概略図の故に図示されていない。図1ではプラグヒーター1はこの場合、縦断面図で示されている。プラグヒーター1は、実質的に内位に位置する絶縁層10を有し、該絶縁層は、実質的に外位に位置する第1導体層15,16によって包囲されている一方、第2導体層20を包囲している。従って該第2導体層20は絶縁層10の内部で延在している。この場合第1導体層15,16は管状に形成されており、かつ図2に示す通り、実質的に管形横断面を有している。第1導体層15,16によって包囲された絶縁層10も管状に形成されており、かつ図2に示す通り、実質的に管形横断面を有している。絶縁層10の内部にその場合、第2導体層20が延在し、該第2導体層は絶縁層10によって包囲されかつ円筒形に形成されているので、図2に示すように横断面で見れば、実質的に円形面を形成している。絶縁層10から第2導体層20を解放している、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域において、第2導体層20は第1導体層15,16と導電結合されており、しかも第1導体層15,16は、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40において絶縁層10と第2導体層20とを、図1の縦断面図で見ればほぼU字形に包囲している。
【0015】
第1導体層15,16、第2導体層20及び絶縁層10は夫々セラミック製の複合組織から成っている。絶縁層10のために使用されるセラミック製の複合組織はその場合、導体層15,16,20のために使用されるセラミック製の複合組織よりも著しく高い電気抵抗率を有している。このようにして第1導体層15,16と第2導体層20との間の漏れ電流は、第1導体層15,16を第2導体層20と結合しているプラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域を除けば、大幅に抑えられる。
【0016】
ところで例えば第1導体層15,16は使用電圧電位30、例えば車両バッテリーの陽極に、また第2導体層20は基準電位25、例えば車体接地電位に接続することもできる。この場合、第1導体層15,16はヒーター電流の導入部を表わし、また第2導体層20はヒーター電流の導出部を表わすことになる。しかし図1に示したように、第2導体層20を使用電圧電位30に、また第1導体層15,16を基準電位25に接続するのが特に有利である。この場合は第2導体層20がヒーター電流の導入部であり、第1導体層15,16はヒーター電流の導出部である。導入部としての第2導体層20はその場合すでに絶縁層10によって外部に対して絶縁されている。第1導体層15,16は、いずれにしても基準電位25に接続するために設けられているので、第1導体層が車体接地電位もしくは基準電位25に接触することがあっても、何の問題もなく、従って第1導体層15,16を、もう一度外部に対して絶縁する必要はない。プラグヒーター1の直径はその場合、例えば3.3mmであることができる。
【0017】
プラグヒーター1の先端部40の領域における電気抵抗を高めるためには、図1に示したように、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域において第1導体層15,16が第1セラミック材料16から成るのに対して、第1導体層15,16はその他の領域では第2セラミック材料15から成るようにすることができる。その場合第1セラミック材料16は、プラグヒーター1の稼働中に発生する温度において、第2セラミック材料15及び第2導体層20よりも高い電気抵抗率を有している。第1セラミック材料16はその場合、図1の縦断面図で見れば、絶縁層10と第2導体層20をU形状に包囲している。これによってプラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域における電気抵抗が増強されることによって、プラグヒーター1の加熱作用が、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域に集中され、従って可能な限り内燃機関の燃焼室内へシフトされることになる。これによって−20°Cから1000°Cへ昇温させるのに僅か2秒の加熱時間及び1200°C以上の持続温度が実現される。
【0018】
図1のA−A断面線に沿って断面した、図2のプラグヒーター1の横断面図に基づいて判るように、プラグヒーター1の前記第1実施形態では、第1導体層15,16、絶縁層10及び第2導体層20は実質的に互いに共軸に配置されている。その場合、第1導体層15,16と絶縁層10は夫々実質的に円環形横断面に形成されている。第2導体層20は実質的に円形面の横断面形状を有している。従って横断面図で見れば、第1導体層15,16と第2導体層20と絶縁層10との実質的に回転対称形の配置構成が生じる。製作時にプラグヒーター1は加熱され、第1導体層15,16、絶縁層10及び第2導体層20から気体状物質が分離される。その結果、これらの層は収縮する。このような収縮は、プラグヒーター1が焼結プロセス、加熱プレスプロセス、ヒートアイソスタティックなプレスプロセス又は類似の方法によって製造される場合にも発生する。絶縁層10はその場合、第1導体層15,16及び第2導体層20とは相異した組成に基づいて、その都度前記の両導体層とは異なった挙動で収縮する。全層10,15,16,20の回転対称形配置に基づいて全層10,15,16,20は等方性収縮を行うので、収縮差に基づいて比較的僅かな機械的応力が生じる。
【0019】
シリンダヘッド内でプラグヒーター1を運用する場合、プラグヒーター1の周期的な加熱と冷却が生じる。絶縁層10用の材料が第1導体層15,16及び第2導体層20の材料に対比して相異していることに基づいてその場合、第1導体層15,16及び第2導体層20に対比して絶縁層10の異なった熱膨張が生じる。その際に生じる熱的に誘発された機械的応力は、回転対称に基づいて著しく低減される。
【0020】
プラグヒーター1の全層10,15,16,20を実質的に同心的かつ回転対称形に配置したことによって得られる更なる利点は、前記の層が正確な同心性を有せず、製作誤差に基づいてやや非同心性をもって配置されている場合でさえも、プラグヒーター1の真円性が改善されることである。
【0021】
図2に示したようにプラグヒーター1の層10,15,16,20を実質的に回転対称形に配置した場合の利点は、絶縁層10が製作誤差に基づいてやや非同心的に位置していても、プラグヒーター1の電気抵抗挙動に変化を生ぜしめないことである。それというのは第2導体層20の横断面積も第1導体層15,16の横断面積も変化されないからである。
【0022】
図1及び図2に示した第1実施例の場合と同一の構成要素には同一符号を付しして示した図3及び図4の第2実施例の場合、プラグヒーター1は図3ではやはり縦断面図で示されている。図4は、図3のB−B断面線に沿ったプラグヒーター1の横断面図である。
【0023】
図3に示した第2実施例の場合も第1導体層15,16は、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域では第1セラミック材料16から成り、その他の領域では第2セラミック材料15から成っており、しかも第1セラミック材料16は、第2セラミック材料15よりも高い電気抵抗率を有している。択一的に、或いは図3に示したように付加的に、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域では、総横断面積における絶縁層10の分担比率分が増大するのに対して、総横断面積における両導体層15,16,20の分担比率分は減少するようにすることもできる。これを実現するために図3では、絶縁層10と第2導体層20の横断面積が等しいのに対して、第1導体層15,16の横断面積は、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域では、該燃焼室寄り先端部40の方に減少するようになっている。その場合、絶縁層10の横断面積は、図3に示したように一定であることができる。第2導体層20の横断面積はその場合、図3に示したように、やはり一定であることができる。この場合、図3に示したように総横断面積は、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の方に向かって減少される。また択一的に、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の方に向かっての第1導体層15,16の横断面積減少化は、燃焼室寄り先端部40の方に向かっての絶縁層10の横断面積増大化に随伴するので、プラグヒーター1の総横断面積は、プラグヒーターの全長にわたって実質的に一定である。この手段の目的は、第2実施例の場合も同様に、プラグヒーター1の燃焼室寄り先端部40の領域における電気抵抗を高めて、加熱出力を其処に集中するためである。
【0024】
図3のB−B断面線に沿って断面した図4に示した横断面は、プラグヒーター1の横断面縮小領域外に位置してはいるが、質的には、燃焼室寄り先端部40の領域における図3に示した横断面縮小領域についても該当する。第1導体層15,16、第2導体層20及び絶縁層10は、大体において互いに同心的ではあるが、もはや回転対称形には配置されていない。ここで重要な点は、第2実施形態の場合の絶縁層10の横断面が、第1実施形態の場合の絶縁層10に対比して、少なくとも1つの別の方向に比較してより大きな寸法を有する優先方向35を有していることである。つまり図4では絶縁層10が、プラグヒーター1の外縁にまで優先方向35に拡張されているので、第1導体層15,16は、燃焼室寄り先端部40の領域外で2分割されている。但し絶縁層10は優先方向35でプラグヒーター1の外縁に達するまで拡張されている必要はないので、第1導体層15,16の前記2分割は、必ずしも必要という訳ではない。絶縁層10のために優先方向35を使用することによって、プラグヒーター1の製造プロセスにおいて絶縁層10を第1導体層15,16に接合する際に、絶縁層10の屈撓を充分に回避することができるので、第1実施例で示した回転対称形の構成の場合よりもプラグヒーター1を特に機械的に堅牢に構成できるという利点が得られる。また図4では図示されてはいないが、第2導体層20の横断面も、択一的に又は絶縁層10に加えて、少なくとも1つの別の方向に比較して強く拡張された優先方向45を有することもできる。このようにすれば、プラグヒーター1の製造において絶縁層10と接合する際の第2導体層20の撓曲も充分に回避される。この構成手段によっても、第1実施例に示した回転対称形の配置構成に比較して、プラグヒーター1の機械的堅牢性が高められる。プラグヒーター1の製造時に第2導体層20及び絶縁層10の撓曲を共に避けようとする場合には、絶縁層10並びに第2導体層20の横断面は、少なくとも1つの別の方向に比較して強く拡張された優先方向を有していなければならない。
【0025】
図4に示したように絶縁層10が優先方向35を有している場合、この方向で電気絶縁作用が増強され、かつ第2導体層20と第1導体層15,16との間における漏れ電流の生成が著しく低下される。
【0026】
プラグヒーター1の成形は、低廉な大量生産法として射出成形法、トランスファー成形法、或いは泥しょう鋳込み法(鋳込み成形法)によって実現可能である。第1導体層15,16、第2導体層20及び絶縁層10のためには夫々、複合セラミックを使用することが可能であり、該複合セラミックは両導体層15,16,20の場合には、導電性充填物質を有するマトリックスとして構成されている。これによって、より高い使用温度、より高い耐食性及びより長期の耐用寿命が実現される。
【0027】
第1導体層15,16によって外位ヒーターを実現することによって、プラグヒーターの加熱時間が短縮され、かつ例えば−20°Cの場合でも、いわば内燃機関の即時始動が実現される。第2導体層20が、絶縁層10によって絶縁されて使用電圧電位30に接続されていることに基づいて、プラグヒーター1の外位の電気絶縁を省くことによって、製作費を削減することが可能である。プラグヒーター1の直径は例えば約3.3mmにすることができる。本明細書で説明されたプラグヒーター1を備えたシース形グロープラグ5は、例えばシリンダヘッドのM8−ケーシングに装着される。
【0028】
外位ヒーターが第1導体層15,16によって実現されることに基づいて、−20°Cから出発して数秒以内に1000°Cの温度に達し、かつ1200°C以上の持続温度が得られる。すでに述べたように第1セラミック材料16の抵抗が、第2セラミック材料15の抵抗及び第2導体層20の抵抗に対比して高められる場合、加熱時間を低減することが可能である。この手段によって持続温度の昇温も得られる。第2実施例の場合も第2導体層20は、第1実施例の場合と同様に絶縁層10の内部を案内されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1実施形態によるシース形グロープラグのプラグヒーターの縦断面図である。
【図2】
第1実施形態によるプラグヒーターの横断面図である。
【図3】
本発明の第2実施形態によるシース形グロープラグのプラグヒーターの縦断面図である。
【図4】
第2実施形態によるプラグヒーターの横断面図である。
【符号の説明】
1 プラグヒーター、 5 シース形グロープラグ、 10 絶縁層、 15 第1導体層又は第2セラミック材料、 16 第1導体層又は第1セラミック材料、 20 第2導体層、 25 基準電位、 30 使用電圧電位、 35 優先方向、 40 燃焼室寄り先端部、 45 優先方向

Claims (10)

  1. 内燃機関用のシース形グロープラグ(5)におけるプラグヒーター(1)であって、該プラグヒーター(1)が、実質的に内位に位置する少なくとも1つの絶縁層(10)と実質的に外位に位置する第1導体層(15,16)とを備えており、前記の両層(10;15,16)が、セラミック製の複合組織から成る形式のものにおいて、
    プラグヒーター(1)が、前記第1導体層(15,16)と同じくセラミック製の複合組織から成る第2導体層(20)を備えており、該第2導体層(20)が、プラグヒーター(1)の燃焼室寄り先端部(40)の領域で前記第1導体層(15,16)と接合されており、前記第2導体層(20)が、前記絶縁層(10)の内部に延在していることを特徴とする、内燃機関用のシース形グロープラグにおけるプラグヒーター(1)。
  2. 第1導体層(15,16)が、基準電位(25)、特に車体接地電位に接続されており、第2導体層(20)が、使用電圧電位(30)、特に車両バッテリーの陽極に接続されている、請求項1記載のプラグヒーター(1)。
  3. 第1導体層(15,16)、第2導体層(20)及び絶縁層(10)が、実質的に互いに共軸に配置されている、請求項1又は2記載のプラグヒーター(1)。
  4. 第1導体層(15,16)、第2導体層(20)及び絶縁層(10)が、横断面で見て実質的に回転対称形に配置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のプラグヒーター(1)。
  5. 第1導体層(15,16)及び絶縁層(10)が、横断面で見て実質的に円環形に形成されており、第2導体層(20)が、横断面で見て実質的に1つの円形面を形成している、請求項1から4までのいずれか1項記載のプラグヒーター(1)。
  6. 絶縁層(10)が、横断面で見て、少なくとも1つの別の方向に比較してより大きな寸法を有する優先方向(35)を有している、請求項1から3までのいずれか1項記載のプラグヒーター(1)。
  7. 第2導体層(20)が、横断面で見て、少なくとも1つの別の方向に比較してより大きな寸法を有する優先方向(45)を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載のプラグヒーター(1)。
  8. 第1導体層(15,16)が、プラグヒーター(1)の燃焼室寄り先端部(40)の領域では第1セラミック材料(16)から成り、前記第1導体層(15,16)が、その他の領域では第2セラミック材料(15)から成り、前記第1セラミック材料(16)が、前記第2セラミック材料(15)よりも高い電気抵抗率を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載のプラグヒーター(1)。
  9. プラグヒーター(1)の燃焼室寄り先端部(40)の領域では、総横断面積における絶縁層(10)の分担比率分が増大するのに対して、総横断面積における両導体層(15,16;20)の分担比率分が減少している、請求項1から8までのいずれか1項記載のプラグヒーター(1)。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項記載のプラグヒーター(1)を備えたシース形グロープラグ。
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