JP2005505641A6 - 早期終結を減少させたフリーラジカル重合方法、前記方法を実施するための装置、及びそれにより形成される生成物 - Google Patents

早期終結を減少させたフリーラジカル重合方法、前記方法を実施するための装置、及びそれにより形成される生成物 Download PDF

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フリーラジカル重合メカニズムにより重合する方法、それにより形成される生成物、及びこの方法を実施するための装置を開示する。フリーラジカル重合メカニズムにより重合されるべき組成物を実質的に一定のラジエーションで照射し、該ラジエーションは実質的に脈動がないものである。脈動なしで実質的に一定のラジエーションを使用することは重合の早期終結を減少させる。実質的に一定のラジエーションは定電流直流電源によりパワーが与えられるランプの出力とすることが可能である。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は重合方法に関するものであって、該重合はフリーラジカル重合メカニズムにより発生するものであり、本発明はこの方法のために使用する装置に関するものであり、且つこの方法により製造された重合生成物に関するものであり、且つ、特に、重合の早期終結が減少されている。本発明は、物質の重合に適用可能であり、その場合にその重合メカニズムは重合される物質を制限することなしにフリーラジカル重合であり、且つ本発明は、例えば、C=C二重結合を有する物質の重合に適用可能であり、その場合に該重合は例えば光(紫外線等)での照射により開始されるフリーラジカル重合メカニズムによるものである。
【背景技術】
【0002】
例えばマイクロ波駆動型無電極紫外線ランプを使用する従来の光開始型フリーラジカル重合プロセスにおいては、整流した交番電流、又はパルス型電源を使用してマイクロ波を発生させる。これらのマイクロ波は光開始用の光として無電極紫外線ランプからパルス型紫外線を発生する。即ち、整流した交番電流又はパルス型電源は重合の光開始のためにランプからパルス型光出力を発生する。然しながら、この従来のプロセスは不所望に低い分子量を有する生成物を形成し且つ不所望に低い収量を有している。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第5,446,073号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、比較的高速で形成しながら形成された生成物(ポリマー)の分子量においてより狭い分布を有しており増加した収量及び増加した分子量を有しているフリーラジカル重合メカニズムにより生成される重合生成物を形成することが望ましい。即ち、収量(増加した収量)及び形成される生成物の分子量(増加した分子量)の両方においてラジエーション(例えば、紫外線等の光)により開始されるフリーラジカル重合メカニズムにより生成される生成物を改善し、且つ形成される生成物における分布(範囲)を減少させることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は、不都合に低い収量及び不都合に低い分子量の生成物を発生させるフリーラジカル重合の早期終結がフリーラジカル重合の光開始を与えるパルス型光学的出力に起因するものであることを突き止めた。この知見に基づいて、本発明は、例えば、重合を開始させ(光開始を与えるため)且つ重合を維持するために、重合プロセス期間中に、ある時間にわたって、例えば、一定の光強度のための一定のラジエーション(例えば、光)を適用する。
【0006】
更に、本発明によれば、一定の光出力は、一定出力(時間的)直流電源を使用することにより達成することが可能である。例えば、これに制限すべきわけではないが、一定出力(例えば、一定電流)直流電源は、マイクロ波でパワーが与えられるランプを駆動するためのマイクロ波を発生するために使用することが可能であり、該ランプは光開始のためにある時間にわたり一定の(一様な)連続的な光出力を発生し、それにより早期終結を減少させる。本発明の側面によれば、一定(一様)電流直流電源は、例えば、例えばランプを駆動するマイクロ波を発生するためにマグネトロンへある時間にわたって適用される一定電流を供給するために使用することが可能であり、該マイクロ波は該ランプ(無電極ランプ)から一定の光出力を発生して重合を進行させる。一定の光出力(リップルを有するこのない一定の強度)を与えることにより、早期終結が減少され且つ早期終結に起因して発生する不所望な効果は少なくとも減少される。
【0007】
別の例として、一定出力(例えば、一定電流)直流電源を、光開始のためにある時間にわたり一定の(一様な)連続的な光出力(リップルを有することのない一定の強度)を発生し、それにより早期終結を減少させるためにアークランプへパワーを与えるために使用することが可能である。
【0008】
従って、改善された特性を有しており、より高い分子量及び分子量の減少された分布(範囲)を有している改善されたポリマー生成物を形成することが可能であり、且つ該ポリマー生成物はより高い速度で生成することが可能である(例えば、シート物質を形成する場合に、硬化される生成物はより高い線速度で形成することが可能である)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明を特定且つ好適な実施例に関連して説明するが、それは本発明をこれらの実施例に制限することを意図するものでないことを理解すべきである。そうではなく、特許請求の範囲により定義される本発明の精神及び範囲内に包含されるものとして全ての変形例及び修正例及び均等物をカバーすることを意図している。
【0010】
本発明は、その例示的な側面において、フリーラジカル重合プロセス、該プロセスを実施するための装置及び形成される改善した生成物を意図している。本発明内における例示的プロセスによれば、フリーラジカル重合により重合されるべき物質(例えば、モノマー又はオリゴマー)を包含する組成物を、該組成物が重合に露呈されている時間期間中に、例えばフリーラジカル重合を開始させ且つ維持させるために、実質的に脈動なしで実質的に一定のラジエーションで照射させる。この処理は改善した特性を有する改良した生成物を生成し、且つより高い速度(より高い処理能力)において生成物を生成する。更に、実質的に一定のラジエーションを発生する装置は、実質的に脈動がなく実質的に一定のラジエーションを発生するラジエーション供給源(例えば、制限する訳ではないが、紫外線等の光供給源)、及び、例えば、実質的に脈動なしで実質的に一定のラジエーションを発生するために使用する一定の電流を出力する直流電源を包含している。例示的には、該ラジエーション供給源はマイクロ波により駆動されるUVランプとすることが可能であり、該直流電源がUVランプを駆動するために使用されるマイクロ波を発生するためにマイクロ波発生器へ印加される一定の電流を供給する。実質的に脈動がなく実質的に一定のラジエーションを使用することにより、フリーラジカル重合の早期終結を少なくとも減少させることが可能である。
【0011】
早期終結は、フリーラジカル重合メカニズムによるポリマーの形成において成長するマクロラジカルが光開始剤の光分解からの小さな一次ラジカルにより終結される状態のことを意味する。このことは、パルス型照射の下で発生し、その場合に脈動周波数は「定常状態」に到達するのに必要な時間よりも一層短い(定常状態とはラジカルの形成率が終結率(ラジカル・ラジカル結合率)と等しい状態である)。成長するマクロラジカル(増殖フェーズ)は、マクロラジカルの寸法及び重合媒体の粘度における非常に速い増加により発生される移動度の制限に起因してより低い終結率を有している。光の第一パルスの後に、一次ラジカルの殆どは増殖を促進させ、且つフリーラジカル重合の場合、増加させる(例えば、重合されるモノマー物質がアクリレートである場合には、アクリレート二重結合)。更に短いパルスの場合には、残存する光分解を起こさなかった光開始剤が新たな小さな一次ラジカルを発生させ、それは成長するマクロラジカルよりも一層高い移動度を有している。従って、基本的に、光開始剤のその後の光分解からのこれらの新たに発生された小さな一次ラジカル(パルス型UV光から発生する)は、連鎖成長の開始と競争して成長するマクロラジカルとの結合によりビラジカル終結を促進させ、重合プロセスの早期終結を発生させる。
【0012】
パルス型の光を開始し且つ本発明に基づいて脈動がなくある時間にわたり一定の光出力を使用することによって、重合を優先的に終結させる光開始剤の光分解が減少される。更に、該光を与えるランプにパワーを付与するために一定電流DC電源を使用することにより(例えば、該ランプがマイクロ波駆動型無電極ランプである場合には該ランプを駆動するためのマイクロ波を発生させるため、又はアークランプへパワーを与えるため)、上述した早期終結を減少させ且つ少なくともその不所望な効果を減少させるために、一定の光出力(例えば、一定の紫外光出力)を効果的に達成することが可能である。
【0013】
本発明を、ここにおいては、主に紫外線により活性化される光開始剤を使用するフリーラジカル重合に関連して説明するが、本発明はそれに制限されるものではない。即ち、本発明はフリーラジカル重合を活性化させるため(例えば、これに制限するものではないが、フリーラジカル重合を開始させるために開始剤を活性化させるため)に必要なエネルギ(例えば、光エネルギ)に依存して、その他のタイプの光(例えば、可視光、赤外光等)及びその他のタイプのラジエーションの実質的に脈動又はリップルのない一定の光出力の使用を包含している。
【0014】
図1(a)は加工物表面7(例えば、基板上のコーティング)を形成する組成物のフリーラジカル重合のための従来の技術を示している。この従来の技術は、加工物表面7を形成する組成物における光開始剤を活性化させるために紫外線11を発生するためにマイクロ波駆動型UVランプ3を駆動するためのマイクロ波を発生するために整流した交番電流又はパルス型直流電源1を使用する。図2(a)は本発明を例示しており、フリーラジカル重合を開始させるために、加工物表面7を形成する組成物中の光開始剤を活性化させるために紫外線15を発生するためにマイクロ波駆動型紫外線ランプ17を駆動するためにDC電源5を使用している。図1(b)及び2(b)は、夫々、時間の関数として電源1,5によって発生される電流を示しており、且つ図1(c)及び2(c)は、時間の関数として、従来の技術に基づいて及び本発明に基づいて夫々発生され加工物表面7へ適用される光出力11,15を夫々示している。参照番号9によって示される矢印はランプ3,13を通過して加工物表面7の移動方向を示している。
【0015】
従来の技術によれば、電源1は図1(b)に示したパルス型電流を発生し、且つランプ3によって発生される紫外線11は図1(c)に示したようにパルス型である。このパルス型の光は前述した如くフリーラジカル重合の早期終結を発生させる。
【0016】
図2(b)及び2(c)において理解されるように、本発明によれば、一定の電流が電源5から供給され、且つ紫外線ランプ13からある時間にわたり一定の光出力15が発生され且つ加工物表面へ適用され、前述したように、このことは早期終結を減少させ少なくとも不所望な効果を減少させ且つ増加した収量及びより高い分子量の生成物を与える。
【0017】
本発明の側面に基づいて使用することが可能なDC電源を図3に示してある。このDC電源は本発明において使用することが可能な電源の例示的なものであり且つ本発明を制限するものではない。この電源は、例示的に、例えばマグネトロンに対してある時間にわたり一定の電流を有する高い電圧出力を供給し、ランプはマイクロ波により駆動される無電極ランプである。マグネトロンがランプを駆動するためのマイクロ波を発生し、それはある時間にわたり一定の光出力を発生する。DC電源は、又、アークランプへパワーを与えるために使用することも可能である。
【0018】
より詳細に説明すると、図3は三相AC商用電圧を示しており、それはラインフィルタ及びコンタクトを介して通過した後に三相ブリッジ20により整流される。三相ブリッジ20はHブリッジ30へDC電圧を供給することが可能である。三相ブリッジ20とHブリッジ30との間にプレチャージリレー(且つ関連する抵抗)25及びコンデンサ27を設けることが可能である。プレチャージリレー(及び関連する抵抗)25は、コンデンサ27を充電するために使用される突入電流により発生される損傷を防止することが可能である。ブリッジ30はHとして配列させた4個の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を包含することが可能である。動作において、Hブリッジ30の2つの対角線上のトランジスタがスイッチングサイクルの半分の間同時的に導通状態となり、次いで、スイッチングサイクルの残りの半分の間Hブリッジ30の他の対角線上のトランジスタが導通状態となる。この動作は高電圧変圧器及び整流器(HVTR)組立体40へ交番電流を供給する。該トランジスタは高周波数(例えば約20kHz)で動作することが可能であり、従って高電圧変圧器の寸法及び重量を減少させることが可能である。マグネトロンへの電流を平滑化させるフィルタコンポーネントも、より高い動作周波数が使用される場合に、減少させることが可能である。
【0019】
位相シフター/パルス幅変調器50がIGBTトランジスタの制御を実施する。位相シフター/パルス幅変調器50への入力はマグネトロン電流及び電圧とすることが可能であり、それらはHVTR組立体40上で測定される。位相シフター/パルス幅変調器50は該トランジスタへの制御信号を調節することが可能であり、従ってそれはHVTR組立体40の出力における電流又は電圧のいずれかを規制する。このプロセスはフィードバック制御と呼ぶことが可能である。
【0020】
HVTR組立体40はマルチ出力変圧器を包含することが可能である。各出力は個別的な整流器及びフィルタ回路で整流することが可能である。該フィルタ回路は高周波数パルスを平滑化させ且つ基本的にDC電流をマグネトロンへ供給するためにエネルギ格納要素(例えば、インダクタ及びコンデンサ)を包含することが可能である。個別的な整流器出力は、マグネトロンにより必要とされる高電圧を発生させるために直列接続させることが可能である。
【0021】
エンジン制御回路60が必要とされる全体的な電源をモニタし且つ制御することが可能である。該エンジン制御回路は内部電圧及び電流をモニタするための必要な入力/出力回路を具備するプログラムされたマイクロプロセッサを包含することが可能である。
【0022】
本発明はいずれか特定のタイプのモノマー(例えば、アクリレート)の重合に制限されるものではなく、且つフリーラジカル重合メカニズム(即ち、フリーラジカルシステム)により発生する任意の重合に対して適用することが可能である。例えば、分子内のその他の構造に拘わらずに任意の種類のフリーラジカル重合可能なC=C二重結合は多かれ少なかれ早期終結に対して影響され、且つこのような早期終結は重合すべき組成物へ適用される一定の光出力を使用する本発明を適用することにより減少させることが可能である。
【0023】
本発明に対して適用することが可能な種々のグループの物質について以下に説明する。然しながら、強調されるべきことであるが、以下のものは、例えば、早期終結に対して影響を受け易い市販されているクラスの反応系の例であるに過ぎない。何故ならば、それらはフリーラジカル重合を行うものであり、且つ本発明はこれらのクラスの反応系に制限されるものではないからである。
【0024】
本発明が適用される一番目のクラスの物質は、フリーラジカル重合によりホモポリマーを形成するもの、即ち連鎖成長タイプの単独重合である。このクラスにおいては、1つのタイプの二重結合が使用されるに過ぎないが、該二重結合は任意の種類のバックボーンへ化学的に結合させることが可能であり、且つ任意の数のC=C二重結合が任意のバックボーンへ取付けることが可能である。典型的な例はアクリレート及びメタクリレートである。スチレン及びスチレン誘導体、Nビニルアミド、及びビニルエステルも、フリーラジカル重合により重合させることが可能であり且つ本発明に基づいてある時間にわたり一定の光出力を与える一定直流電源を使用することから利点が得られるC=C構造の典型的な例である。
【0025】
本発明を適用する2番目のクラスの物質は、連鎖成長タイプの共重合によりコポリマーを形成するものである。これは、単独重合に関連して上述した異なるモノマー又はオリゴマーを共に使用する。任意の比及び上述した任意のタイプのC=C二重結合で任意の数の異なるモノマー又はオリゴマーの混合物を使用することが可能であり、個々のモノマー/オリゴマーの反応性比に依存して、形成されるコポリマーは非常に異なる特性を有する。典型的な例はアクリレート/メタクリレート、アクリレート/不飽和ポリエステル、アクリレート/Nビニルアミドである。
【0026】
本発明が適用される3番目のクラスの物質は、交互共重合によりコポリマーを形成するものである。この場合には、任意のアクセプター(A)タイプのモノマー又はその混合物を、任意の数で且つ任意の比で任意のドナータイプ(D)モノマー又は任意の数及び任意の比におけるその混合物との混合物(モル比で1:1に近い)は交互共重合を発生する。この場合に、前述しなかった置換基を有するC=C結合を包含する付加的な数の潜在的且つ市販されているモノマー及びオリゴマーが存在している。これらは前述したような単独重合を発生することのないA及びDタイプのモノマーを包含している。種々のアクセプター及びドナータイプモノマーは発明者がJonsson,et al.の米国特許第5,446,073号に関連して記載されており、尚その特許の記載内容全体を引用により本明細書に取込む。典型的な例はフマル酸塩/ビニルエーテル、マレイン酸塩/ビニルエーテル、マレイミド/ビニルエーテルである。
【0027】
前述したことから理解されるように、フリーラジカル重合を介して発生する多くの異なるタイプの重合反応が本発明から利点が得られるものである。前述したクラスは使用することが可能な唯一の物質ではなく、フリーラジカル重合を介して重合が発生する限りその他のクラス及びタイプの物質を使用することが可能である。
【0028】
本発明はフリーラジカル重合により発生する任意の重合技術に対して適用することが可能である。モノマー及びオリゴマーは本発明の重合に基づいて重合させることが可能である。本発明に基づいて重合させることが可能なモノマーは、フリーラジカルより誘起されるプロセスにより重合させることが可能な少なくとも1個のC=Cを包含する分子を包含している。このようなモノマーはフリーラジカル重合を発生することが可能な全ての種類のC=C結合の任意の比における任意の数を包含することが可能である。
【0029】
以下においては、本発明のこれらの側面に基づいて達成される良好な結果を示すための比較と共に、本発明の種々の側面の例について説明する。これらの本発明に基づく例は一定電流(ある時間にわたり)直流電源を使用し且つ重合されるべき組成物へ適用される一定の光出力を供給し、且つリップル(パルス型光)を有する光の照射を与える可変電源を使用する例と比較される。フリーラジカル重合を発生するために照射される組成物が、テフロンスペーサー又は巻線型ドローダウンバーにより制御した15又は25ミクロンの膜圧で用意させた。コーティングした膜を空気の存在下と空気の不存在下の両方において硬化させた。各膜を以下の表1に記載した規定速度(fmp、即ち1分当たりのフィート)で照射ランプを通過させた。該組成物は光開始剤としてイルガキュア(Irgacure)184を包含しており、それは1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンである。該組成物は以下の表に記載したような量でイルガキュア(Irgacure)184を包含しており、且つフリーラジカル重合により重合するモノマーとしてイソボルニルアクリレート、HDDA(ヘキサンジオールジアクリレート)又はエトキシ化ノニルフェノールアクリレートを包含していた。光開始剤系のフリーラジカル重合におけるモノマーとしてCHVE(シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル)及びEMI(Nエチルマレイミド)を使用することも可能である。
【0030】
本発明に対応する以下の例は、マイクロ波駆動型紫外線ランプへ一定の電流を供給する「OMNI」DC電源(図3における電源図参照)を使用しており、それはある時間にわたり一定の紫外線出力で組成物を照射させた。比較技術として、「VPS−3」電源はパルス型電流を供給し、それは、マイクロ波駆動型紫外線ランプへ印加された場合に、パルス型(リップル型)の紫外線出力を供給した。
【0031】
以下の結果から、本発明に基づいて硬化された配合の二重結合(C=C)変換は比較技術を使用して達成される場合よりも約7%より高いものとすることが可能であることを理解することが可能である。以下のことから理解されるように、本発明に基づいて達成される有利な結果は、照射用の光を通過するその上にコーティング膜を具備する基板のより高い移動速度において特に大きいものである。
【0032】
【表1】
Figure 2005505641
【0033】
【表2】
Figure 2005505641
【0034】
【表3】
Figure 2005505641
【0035】
【表4】
Figure 2005505641
【0036】
【表5】
Figure 2005505641
【0037】
【表6】
Figure 2005505641
【0038】
表7及び8において、本発明に基づく「OMNI」電源を使用した場合及び比較として「VPS−3」電源を使用して硬化したサンプルについて行ったゲル透過クロマトグラフィ(GPC)測定の比較を示している。結果的に得られる分子量(MW)分布は「OMNI」電源を使用して硬化させたサンプルに対して著しくより狭い分布を明らかに示している。これは、「OMNI」電源を使用した場合には、短いポリマー鎖の割合が著しく小さいという事実に起因している。
【0039】
【表7】
Figure 2005505641
【0040】
【表8】
Figure 2005505641
【0041】
従って、一定出力のラジエーション(例えば、紫外線等の一定の出力光であるが、それに制限するものではなく、例えば赤外線及び可視光等のその他の開始用の光を使用することが可能である)を使用する本発明により、重合の早期終結を減少させることが可能である。更に、特に照射用の光を通過する組成物の高い速度においてモノマーのポリマーへの変化を改善することが可能であり、生成されるポリマーの分子量を改善(増加)することが可能であり、且つポリマー内の分子量の分布(範囲)を減少させることが可能であり、且つ生成されるポリマーの物理的及びその他の特性を改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】(a)は重合を開始させるためのエネルギを供給するためのマイクロ波駆動型紫外線(UV)ランプ及びマイクロ波を発生する場合の整流型交番電流又はパルス型直流電源を使用する従来技術に基づくポリマーを硬化(重合)するためのシステムを概略的に示しており、(b)はマイクロ波駆動型UVランプを駆動するためのマイクロ波を発生するための電源に対しての時間の関数としての電流出力を示しており、(c)は時間の関数としてのランプのUV光出力を示している。
【図2】(a)は重合を開始させるためのエネルギを供給するためのマイクロ波駆動型紫外線ランプ及びマイクロ波を発生する場合の直流電源を使用した本発明の例示的実施例に基づくポリマーを硬化(重合)させるためのシステムを概略的に示しており、(b)はマイクロ波駆動型UVランプを駆動するためのマイクロ波を発生するための電源に対しての時間の関数としての電流出力を示しており、(c)は時間の関数としてのランプのUV光出力を示している。
【図3】重合を開始させるために一定の光出力を発生するマイクロ波駆動型ランプを駆動するマイクロ波を発生する場合の本発明の例示的実施例に基づいて使用することが可能な直流電源の回路図。

Claims (22)

  1. フリーラジカル重合方法において、
    フリーラジカル重合により重合させることが可能な物質を包含する組成物を設け、
    前記フリーラジカル重合を開始させるために前記組成物をラジエーションで照射する、
    ことを包含しており、前記組成物が前記照射期間中実質的に脈動なしで実質的に一定のラジエーションで照射される方法。
  2. 請求項1において、前記照射する場合に、前記フリーラジカル重合を開始させるために前記組成物を紫外線で照射する方法。
  3. 請求項2において、前記紫外線が無電極ランプにより発生される方法。
  4. 請求項3において、前記無電極ランプがマイクロ波発生器により発生されるマイクロ波により駆動され、且つ前記マイクロ波発生器が定電流直流電源によりパワーが与えられる方法。
  5. 請求項4において、前記組成物が、又、光開始剤を包含している方法。
  6. 請求項2において、前記紫外線がアークランプにより発生される方法。
  7. 請求項6において、前記アークランプが定電流直流電源によりパワーが与えられる方法。
  8. 請求項1において、前記組成物が、又、光開始剤を包含している方法。
  9. 請求項1において、前記フリーラジカル重合により重合させることが可能な物質がフリーラジカル重合可能なC=C二重結合を有している方法。
  10. 請求項1において、前記フリーラジカル重合により重合させることが可能な物質がモノマー又はモノマーの混合物である方法。
  11. 請求項1において、前記照射により開始される前記フリーラジカル重合が単独重合である方法。
  12. 請求項1において、前記照射により開始される前記フリーラジカル重合が共重合である方法。
  13. 請求項12において、前記フリーラジカル重合により重合させることが可能な物質がアクセプターモノマーとドナーモノマーの両方を包含している方法。
  14. 請求項13において、前記アクセプターモノマー及びドナーモノマーが実質的に1:1のモル比で該物質内に包含されている方法。
  15. 請求項1において、前記フリーラジカル重合により重合させることが可能な物質がアクリレート及びメタクリレートのうちの少なくとも1つを包含している方法。
  16. 請求項15の方法により形成された生成物。
  17. 請求項8の方法により形成した生成物。
  18. 請求項5の方法により形成した生成物。
  19. 請求項1の方法により形成した生成物。
  20. フリーラジカル重合を実施する装置において、
    フリーラジカル重合により重合させることが可能な組成物を保持する支持構成体、
    前記フリーラジカル重合を開始させるために前記組成物を照射するためのラジエーション供給源、
    を有しており、前記ラジエーション供給源は前記組成物を照射するために実質的に脈動なしである時間にわたり実質的に一定な光出力を与えるべく適合されている装置。
  21. 請求項20において、前記ラジエーション供給源がマイクロ波駆動型ランプであり、且つ前記ランプを駆動するためのマイクロ波は定電流直流電源を使用して発生される装置。
  22. 請求項20において、前記ラジエーション供給源がアークランプであり、且つ前記アークランプを動作するためのパワーが定電流直流電源から来る装置。
JP2003508995A 2001-06-27 2002-05-29 早期終結を減少させたフリーラジカル重合方法、前記方法を実施するための装置、及びそれにより形成される生成物 Pending JP2005505641A (ja)

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