JP2005502276A - 回転可能なキーパッドおよび表示部を備える電子デバイス - Google Patents
回転可能なキーパッドおよび表示部を備える電子デバイス Download PDFInfo
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Abstract
文字入力領域キーパッド（１０２）および電子デバイス（１００）の表示画像（１１０）の向きを変えるための方法および装置。文字入力領域（１０２）の向きは、電子デバイス（１００）のハウジング（１０８）に相対して感知される。電子デバイス（１００）の表示部（１０４）上の表示画像（１１０）は、文字入力領域（１０２）の向きの関数として、ハウジング（１０８）に対する所定の向きに変化したその向きを有する。ハウジング（１０８）は、物理的に回転できるキーパッド（１０２）および電子的に回転できる表示画像（１１０）とを有する。センサは、電子デバイス（１００）のハウジング（１０８）に対するキーパッド（１０２）の向きを表すセンサ信号を供給する。表示部駆動回路は、表示部（１０４）上に表示画像（１１０）を形成する。プロセッサは、センサ信号を受信し、それに応じてキーパッド（１０２）の向きの関数であるハウジング（１０８）に対する向きで、表示画像（１１０）を表示部（１０４）上に形成するために、表示部駆動回路を修正する。
Description
【技術分野】
【０００１】
本発明は、通信デバイスまたは携帯型電子デバイス一般に関し、より詳細には回転可能なキーパッドおよびディスプレイを有する電子デバイスに関する。
【背景技術】
【０００２】
携帯電話などの電子デバイスは、従来技術において周知である。最近、携帯電話は、音声通信以外の機能も有するようになってきている。例えば、携帯電話が、インターネットに対してインタフェースとして機能することができるようなモデムを有する携帯電話も市販されている。それによりユーザは電子メールを送受信することができる。
【０００３】
典型的な携帯電話およびユーザインタフェースは、スピーカ、マイクロフォン、表示部、およびキーパッドなどの文字入力装置を有する。電子メールを受信するために、ユーザは、サービス・プロバイダとの接続を開始し、電子メールをダウンロードする。次に、この電子メールは携帯電話の表示部上に表示される。表示部は、通常その幅よりも長い長さを有する。例えば、米国特許第６，０００，３３６号にこのような携帯電話が開示されている。
【０００４】
場合によっては、例えば、電子メールを読むために、縦長の面に対応する意味での横長の面に画像を表示することが望ましいことがある。従来技術による電子デバイスは、電子スクリーン上に１つまたは２つの異なる向きに情報を表示することができる。例えば、米国特許第５，９２６，３６４号および米国特許第６，０００，３３６号を参照されたい。しかし、情報の表示が縦長の面から横長の面に変化した場合には、通常の携帯電話のキーパッドは表示されている情報に対して正しい方向を向かない。また、いずれのモードの場合でも、ディスプレイに対するキーパッドの位置は、右利きおよび左利きのユーザに対して何時でもでも最も使い易い方向を向くわけではない。
【０００５】
下記の添付の図面を参照しながら、本発明の以下の詳細な説明を注意深く読めば、当業者なら本発明の種々の態様、機能および利点をよりよく理解することができるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明は、文字入力領域（例えば、キーパッド、タッチスクリーン等）および電子デバイスの表示画像の向きを変えるための方法および装置に関する。文字入力領域の向きは、電子デバイスのハウジングに相対して感知される。電子デバイスの表示部上の表示画像は、文字入力領域の向きの関数として、ハウジングに相対した所定の向きに変化したその向きを有する。ハウジングは物理的に回転可能なキーパッド、および電子的に回転可能な表示画像とを有する。センサは、電子デバイスのハウジングに相対したキーパッドの向きを表すセンサ信号を供給する。表示部駆動回路は、表示部上に表示画像を形成する。プロセッサは、センサ信号を受信し、それに応じてキーパッドの向きの関数であるハウジングに対する向きを有する表示画像を表示部上に形成するために表示部駆動回路を修正する。
【０００７】
キーパッドは、キー・ハウジング内に複数のキーを有し、およびキーの動きを感知する複数のキー・センサ（例えば、ドーム）を有する。キー・センサは、キー・ハウジングに隣接するセンサ・ハウジング内に設けられる。キー・センサは、抵抗センサであっても、容量センサであっても、バブルスイッチであってもよい。キーパッドは、少なくとも第１および第２、およびできれば第３の向きを有する。第２の向きは、第１の位置から反時計方向にほぼ９０度回転している。第３の向きは、第１の向きから時計方向にほぼ９０度回転している。キーパッドは、また、第１の向きからほぼ１８０度回転している第４の向きを有することができる。電子デバイスは、さらに、キー・センサに相対してキーを再マッピングするための少なくとも１つの参照表を有する。
【０００８】
本発明は広い適用範囲を有し、移動可能なキーパッドおよび電子的に移動可能な表示部を有する、すべてのタイプの電子デバイスで役立つ。図１は、本発明の一実施形態の携帯電話１００を示す。携帯電話１００は、キーパッド１０２を有するハウジング１０８およびその上に装着されている表示スクリーン１０４を有する。図１に示す向きの場合には、表示部１０４は、その幅より長い高さを有するが、標準携帯電話の場合には通常このようになっている。しかし、携帯電話１００においては、キーパッド１０２は物理的に回転可能である。
【０００９】
図２の場合には、キーパッド１０２は、図１の第１の向きと比較した場合、第２の向きに反時計方向に９０度回転している。キーパッド１０２の回転に応じて、文字２００は、このときは表示部１０４上の横長の面内に表示されている。図１の場合には、文字１００は表示部１０４上の縦長の面内に表示されている。
【００１０】
図３は、キーパッド１０２が時計方向にほぼ９０度回転している携帯電話１００の第３の向きである。この第３の向きの場合には、キーパッド１０２は、表示部１０４の右側に位置する。文字３００は、現在、図２の文字２００の横長の面に対応する意味での横長の面内に表示されている。
【００１１】
図４は、携帯電話１００のキーパッド１０２が、図１のキーパッドの位置から１８０度回転している第３の向きである。そのため、表示部１０４はキーパッド１０２の下に設けられる。この向きの場合には、文字４００は、図１の縦長の面と反対の縦長の面内に位置する。本発明は、キーパッド１０２の他の回転角度も含むこと、および表示部の他の電子的に回転可能な向きも含むことを理解されたい。
【００１２】
図５は、本発明を示す全ブロック図である。プロセッサ５００は、通信を確立する携帯電話の他の素子に対して、またスピーカおよびマイクロフォン（図示せず）のような標準素子に対して、インタフェースとして機能する。本発明の場合には、プロセッサ５００は、キーパッド５０２から信号を受信する。センサ５０４は、プロセッサ５００に対してキーパッド５０２の回転の向きを示すセンサ信号を供給する。プロセッサ５００は、キーパッド５０２の異なる向きの場合のキー・センサに対するキーを再マッピングするために、少なくとも１つの参照表５０６を使用する。次に、プロセッサ５００は、表示部５１０上に表示画像を形成するために、適当な表示部駆動回路５０８を使用する。ディスプレイ上で画像を回転するための表示部駆動回路５０８の使用は、当業者にとって周知の技術である。
【００１３】
図６および図７について説明すると、携帯電話１００のある例は、頂部カバー６０１、キーパッド組立体６１１、プリント基板６０３および基部６０５または後部カバーを含む。頂部カバー６０１は、円形開口部６０９内に形成されている回転可能な円形キーパッド・シート６０７を有する。キーパッド組立体６１１は、キーパッドディスク６１５、キーパッド薄膜６０８、およびキーパッド支持部６０６を有する。キーパッド支持部６０６は、複数のキー６１０を有するマイラー（ｍｙｌａｒ）バブル・キーパッド薄膜のようなキーパッド薄膜６０８を支持する。キーパッドディスク６１５は、キー６１０を収容するために間隔を置いて設置されている開口部６１８を有する。
【００１４】
図８，９について説明すると、基部６０３は、キー６１０が押された場合に、キー・センサ６３６を動作させるために、押されたキーへの接触のために適宜位置合わせされている、キー・センサ６３６を備えた、ドーム・シート・アレイ６６２を有する。このようなドーム・シート・アレイとしては、当業者であれば周知のマイラー・バブル薄膜構造を使用することができる。抵抗センサまたは容量センサなどの他のタイプのキー・センサ６３６も使用し得る。これらのキー・センサも当業者にとって周知である。
【００１５】
従って、文字入力領域は、キーパッド支持部６０６、キーパッドディスク６１５、およびキーパッド支持部とキーパッドディスクとの間に挿入されているキーパッド薄膜６０８を有し、回転可能なキーパッド組立体を含む。キーパッド支持部６０６は複数の突起６３０を有する。この実施形態の場合には、上記突起は、キーパッド支持部の外周辺部から突き出ていて、キーパッド支持部６０６の円周部で等間隔で設置されている。この例の場合には、複数の突起は相互に約９０度の間隔を有する。この例の場合には、上記複数の突起は、キーパッド支持部６０６と同一平面上に位置している。しかし、任意の適当な構成も使用し得る。
【００１６】
キーパッド薄膜６０８は、キーパッドディスク６１５の一部として一体に成型されている、タブ６３４に対応するノッチ６３２を含む。さらに、キーパッド支持部６０６は、各キーの底面が、ドーム・シート・アレイ６６２内の対応するドームに接触することができるようにするために、キーパッド薄膜６０８上にキーパッド６１０に対応する開口部６３７を含む。
【００１７】
キーパッドディスク６１５は、また、そうしたい場合には、キーパッドをもっと楽に回転するために、ユーザが自分の親指または他の指を、回転することができるディスク組立体内に挿入することができるように、指止め６５０を含むことができる。従って、キーパッドディスク６１５は、指止め６５０を含む。そうしたい場合には、指止めの代わりに突起面を使用することが可能である。
【００１８】
図８〜図１０は、タブ６３４、回転することができるキーパッド・シート６０７、およびキーパッド組立体６１１の他の構造を説明するためのものである。図８に示すように、頂部カバーの前部ハウジング内の円形開口部６０９は、回転可能なキーパッド・シート６０７を形成している表面により形成されている。回転可能なキーパッド・シート６０７は、キーパッドディスク６１５の外周底面８００を支持する。前部ハウジングの底面上の隆起８０２または突起は、タブ６３４内の中空部８０４内に嵌入する。従って、タブは、キーパッドディスク６１５をサポートし、ディスクを位置決めする方向を決め、キーパッドディスク６１５、それ故、組立体および前部ハウジングを保持し、隆起８０２および中空部８０４を通して前部ハウジングに接続している。タブ６３４は、前部ハウジングを収容するための溝を含む。
【００１９】
図９は、キーが押された場合に、ドーム状のシート・アレイ６６２上に位置するキーパッド・センサ６３６と接触するように、開口部６３７を貫通する突起９００を有するキー６１０である。
【００２０】
図１０は、中空部内の隆起を通して前部ハウジングに結合しているキーパッドディスク内のタブ６３４を備える回転することができるキーパッド組立体である。さらに、この図は、突起６３０を収容するために、タブの裏面に位置するタブ６３４内のスロット１０００を示す。この図は、また、タブが突起６３０を適切に収容することができるように、適当な幅の隙間を形成することができるノッチ６３２も示す。
【００２１】
キーパッドの向きを検出するためには、いくつかの方法を使用することができる。例えば、ユーザは、キーパッドが回転し、次に、搭載プロセッサが１つまたは２つのキーに基づいて、キーパッドがどの方向を向いているのかを検出した後で、回転することができるキーパッド組立体内（またはタッチスクリーン上）の１つまたは２つのキーを押すことができる。プロセスを適切にスタートするには、１つまたは２つのキーを何時押したらよいのかをユーザに知らせるために、適切なグラフィック・ユーザ・インタフェースを、ディスプレイ上にユーザに対して表示することができる。他の実施形態の場合には、回転することができるキーパッドの向きの感知は、例えば、キー１０６のような固定ファンクション・キーのような回転できないキーを、現在の向きにより押す回数を、ディスプレイ上のグラフィック・ユーザ・インタフェースを通してユーザに指示することにより行うことができる。例えば、ユーザは、キー１０６を押して、キーパッドが１８０度回転したことを表示させることもできるし、ファンクション・キーの中の他のキーを押して、キーパッドが９０度回転したことを表示させることもできる。別の方法としては、例えば、同じファンクション・キーを何回も押して、回転することができるキーパッドが向いている方向を表示させることもできる。以下に説明するように、回転することができるキーパッド組立体の向きを示す感知信号を発生するために、センサを使用することができる。通常の当業者であれば、他の技術を思い浮かべることができるだろう。
【００２２】
本発明の一実施形態によれば、キーパッド組立体６１１は、携帯電話１００の前部ハウジング６０１内で物理的に回転することができる。他の実施形態の場合には、キーパッド組立体の代わりにタッチスクリーンを使用することができる。この実施形態の場合には、キーはタッチスクリーン上のエリアとして表示される。これらのキーは、スクリーン上の画像の向きに対して視覚的に回転する。
【００２３】
図１１は、矢印９００の方向への回転を示す部分斜視図のキーパッド７００のための回り止め機構の実施形態である。キーパッド７００が所定の向きの中の１つに回転すると、ハウジング７０２上の回り止め７０４がキーパッド７００の下面７０８上の中空部７０６と係合し、キーパッドを正しい位置に固定する。電子デバイス内でキーパッドを回転させ、係合させるために多くの他の物理構造を使用することができることを理解されたい。
【００２４】
図１２は、ハウジング７０２に対するキーパッド７００の向きを検出するセンサ１０００のある実施形態である。隆起したエリア１００２は、キーパッド７００の下面７０８に取り付けられている。所定の向きに回転すると、隆起エリア１００２はセンサ１０００（図１２のスイッチ）と係合し、ライン１００４上にセンサ信号を供給する。
【００２５】
図１３は、キーパッド７００の下面７０８に取り付けられている金属リフレクタ１１０２によりキーパッド７００の向きを感知する発光ダイオード（ＬＥＤ）およびフォトダイオードである別のセンサ１１００である。図１４は、キーパッド７００の下面７０８に取り付けられている磁石１２０２により作動する磁気読取スイッチであるもう１つの別のセンサ１２００である。図５のところで説明したように、センサ５０４は、センサ信号をプロセッサ５００に送り、プロセッサ５００は、次に、キーパッド５０２の物理的向きに対して正しい向きにディスプレイ５１０上の画像を形成するために、適当な表示部駆動回路５０８を選択する。
【００２６】
図１〜図４に示す電子デバイスまたは携帯電話１００においては、キーパッドとして、キーおよびキー・センサが一緒に回転する組立体を使用することができる。この場合には、携帯電話のキーパッドと他の回路間に柔軟な配線を行わなければならない。しかし、図１５は、キー・ハウジング１３００が固定センサ・ハウジング１３０２に対して回転する省スペース・システムを示す。すなわち、キー１３０４は、キー・センサ１３０６に対して位置または向きを変える。図１５も、センサ１３１０にキー・ハウジング１３００の向きを示すセンサ素子１３０８である。キー・ハウジング１３００が９０度回転すると、キー１３０４はいくつかのキー・センサ１３０６と整合する。それ故、動作中、プロセッサ５００は、キー１３０４の新しい向きに対してキー・センサ１３０６を再マッピングしなければならない。本発明の場合には、この再マッピングは図５に示す素子５０６の参照表により行われる。参照表の使用方法は、当業者であれば周知のものである。キーパッドのキーにキー・センサを割り当てるための他の周知の手段の使用も本発明の範囲に含まれる。
【００２７】
図１６は、３つのキーの幅を有し、４つのキーの長さを有するキーのアレイ１４０２を有するキーパッド・ハウジング１４００である。中心点１４０４を中心にしてキーパッド１４００を回転するには、センサのアレイ１４０６を図１６に示すように配置しなければならない。この実施形態の場合には、センサの２つのグループを使用する（一方のグループを黒い点で示し、他方のグループを中空の円で示す）。キー・センサ・グループは、キーパッド１４００の回転の向きによりキー１４０２に対して選択され、マッピングされる。キー１４０２およびキー・センサ１４０６に対するキーパッド１４００の多数の他の構造も本発明の範囲に含まれる。
【００２８】
すでに説明したように、文字入力領域の向きの感知は、タッチスクリーンおよび文字入力領域の必要な向きを示すために、ペンまたは指を使用するユーザのようなＧＵＩインタフェースからの入力を通してのキーパッドの向きの感知、ドーム・シート・アレイを通してのキーパッドの向きの感知、ファンクション・キーまたは他の回転できないキーのような固定キーを通してのキーパッドの向きの感知、およびセンサを通してのキーパッドの向きの感知のうちの任意の１つの感知方法により行うことができる。
【００２９】
従来技術の場合には、ディスプレイが縦長の面から、横長の面に変化し、電子デバイスまたは携帯電話がその方向を向いた場合には、キーパッドはキーの配列に対して操作しにくい方向になる。さらに、キーパッドが画像の右側になった場合には、携帯電話の向きは左利きの人にとってキーパッドを操作しにくい方向になる。さらに、例えば、電子メールを読むために、縦長の面に対向する横長の面内に画像を表示することが望ましい。しかし、従来技術のデバイスは、ユーザの現在のニーズを完全に満たすようには十分適合できていない。すなわち、ポートレートおよび横長の面およびそれに対するキーパッドの向きについて、従来技術による現在の携帯電話および他の電子デバイスは多くの欠点を持つ。
【００３０】
本発明は図に示す装置の特定の詳細な説明に限定されるものではなく、他の種々の修正および用途も考えられる。本発明の真の精神および範囲から逸脱することなしに、上記装置および方法でいくつかの他の変更を行うことができる。それ故、上記説明の主題は例示としてのものであって、本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【００３１】
【図１】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図２】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図３】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図４】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図５】本発明の例示としての一実施形態による携帯電話のブロック図。
【図６】本発明の例示としての一実施形態による携帯型デバイスの分解斜視図。
【図７】本発明の例示としての一実施形態による回転することができるキーパッドを示す分解斜視図。
【図８】本発明の一実施形態によるキーパッド組立体の一例を示す部分断面図。
【図９】本発明の一実施形態によるキーパッド組立体の一例を示す部分断面図。
【図１０】本発明の一実施形態によるキーパッド組立体の一例を示す部分断面図。
【図１１】本発明の一実施形態によるキーパッド支持部の他の実施形態を示す分解斜視図。
【図１２】本発明のデバイスの一実施形態によるキーパッドの向きを検出するためのセンサの部分断面図。
【図１３】本発明のデバイスの一実施形態によるキーパッドの向きを検出するためのセンサの部分断面図。
【図１４】本発明のデバイスの一実施形態によるキーパッドの向きを検出するためのセンサの部分断面図。
【図１５】本発明の一実施形態によるキーパッド内のキー・センサに対するキーの位置を示す上面図。
【図１６】本発明によるキー・センサ（例えば、ドーム）に対するキーの別の構成を示す上面図。
【０００１】
本発明は、通信デバイスまたは携帯型電子デバイス一般に関し、より詳細には回転可能なキーパッドおよびディスプレイを有する電子デバイスに関する。
【背景技術】
【０００２】
携帯電話などの電子デバイスは、従来技術において周知である。最近、携帯電話は、音声通信以外の機能も有するようになってきている。例えば、携帯電話が、インターネットに対してインタフェースとして機能することができるようなモデムを有する携帯電話も市販されている。それによりユーザは電子メールを送受信することができる。
【０００３】
典型的な携帯電話およびユーザインタフェースは、スピーカ、マイクロフォン、表示部、およびキーパッドなどの文字入力装置を有する。電子メールを受信するために、ユーザは、サービス・プロバイダとの接続を開始し、電子メールをダウンロードする。次に、この電子メールは携帯電話の表示部上に表示される。表示部は、通常その幅よりも長い長さを有する。例えば、米国特許第６，０００，３３６号にこのような携帯電話が開示されている。
【０００４】
場合によっては、例えば、電子メールを読むために、縦長の面に対応する意味での横長の面に画像を表示することが望ましいことがある。従来技術による電子デバイスは、電子スクリーン上に１つまたは２つの異なる向きに情報を表示することができる。例えば、米国特許第５，９２６，３６４号および米国特許第６，０００，３３６号を参照されたい。しかし、情報の表示が縦長の面から横長の面に変化した場合には、通常の携帯電話のキーパッドは表示されている情報に対して正しい方向を向かない。また、いずれのモードの場合でも、ディスプレイに対するキーパッドの位置は、右利きおよび左利きのユーザに対して何時でもでも最も使い易い方向を向くわけではない。
【０００５】
下記の添付の図面を参照しながら、本発明の以下の詳細な説明を注意深く読めば、当業者なら本発明の種々の態様、機能および利点をよりよく理解することができるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明は、文字入力領域（例えば、キーパッド、タッチスクリーン等）および電子デバイスの表示画像の向きを変えるための方法および装置に関する。文字入力領域の向きは、電子デバイスのハウジングに相対して感知される。電子デバイスの表示部上の表示画像は、文字入力領域の向きの関数として、ハウジングに相対した所定の向きに変化したその向きを有する。ハウジングは物理的に回転可能なキーパッド、および電子的に回転可能な表示画像とを有する。センサは、電子デバイスのハウジングに相対したキーパッドの向きを表すセンサ信号を供給する。表示部駆動回路は、表示部上に表示画像を形成する。プロセッサは、センサ信号を受信し、それに応じてキーパッドの向きの関数であるハウジングに対する向きを有する表示画像を表示部上に形成するために表示部駆動回路を修正する。
【０００７】
キーパッドは、キー・ハウジング内に複数のキーを有し、およびキーの動きを感知する複数のキー・センサ（例えば、ドーム）を有する。キー・センサは、キー・ハウジングに隣接するセンサ・ハウジング内に設けられる。キー・センサは、抵抗センサであっても、容量センサであっても、バブルスイッチであってもよい。キーパッドは、少なくとも第１および第２、およびできれば第３の向きを有する。第２の向きは、第１の位置から反時計方向にほぼ９０度回転している。第３の向きは、第１の向きから時計方向にほぼ９０度回転している。キーパッドは、また、第１の向きからほぼ１８０度回転している第４の向きを有することができる。電子デバイスは、さらに、キー・センサに相対してキーを再マッピングするための少なくとも１つの参照表を有する。
【０００８】
本発明は広い適用範囲を有し、移動可能なキーパッドおよび電子的に移動可能な表示部を有する、すべてのタイプの電子デバイスで役立つ。図１は、本発明の一実施形態の携帯電話１００を示す。携帯電話１００は、キーパッド１０２を有するハウジング１０８およびその上に装着されている表示スクリーン１０４を有する。図１に示す向きの場合には、表示部１０４は、その幅より長い高さを有するが、標準携帯電話の場合には通常このようになっている。しかし、携帯電話１００においては、キーパッド１０２は物理的に回転可能である。
【０００９】
図２の場合には、キーパッド１０２は、図１の第１の向きと比較した場合、第２の向きに反時計方向に９０度回転している。キーパッド１０２の回転に応じて、文字２００は、このときは表示部１０４上の横長の面内に表示されている。図１の場合には、文字１００は表示部１０４上の縦長の面内に表示されている。
【００１０】
図３は、キーパッド１０２が時計方向にほぼ９０度回転している携帯電話１００の第３の向きである。この第３の向きの場合には、キーパッド１０２は、表示部１０４の右側に位置する。文字３００は、現在、図２の文字２００の横長の面に対応する意味での横長の面内に表示されている。
【００１１】
図４は、携帯電話１００のキーパッド１０２が、図１のキーパッドの位置から１８０度回転している第３の向きである。そのため、表示部１０４はキーパッド１０２の下に設けられる。この向きの場合には、文字４００は、図１の縦長の面と反対の縦長の面内に位置する。本発明は、キーパッド１０２の他の回転角度も含むこと、および表示部の他の電子的に回転可能な向きも含むことを理解されたい。
【００１２】
図５は、本発明を示す全ブロック図である。プロセッサ５００は、通信を確立する携帯電話の他の素子に対して、またスピーカおよびマイクロフォン（図示せず）のような標準素子に対して、インタフェースとして機能する。本発明の場合には、プロセッサ５００は、キーパッド５０２から信号を受信する。センサ５０４は、プロセッサ５００に対してキーパッド５０２の回転の向きを示すセンサ信号を供給する。プロセッサ５００は、キーパッド５０２の異なる向きの場合のキー・センサに対するキーを再マッピングするために、少なくとも１つの参照表５０６を使用する。次に、プロセッサ５００は、表示部５１０上に表示画像を形成するために、適当な表示部駆動回路５０８を使用する。ディスプレイ上で画像を回転するための表示部駆動回路５０８の使用は、当業者にとって周知の技術である。
【００１３】
図６および図７について説明すると、携帯電話１００のある例は、頂部カバー６０１、キーパッド組立体６１１、プリント基板６０３および基部６０５または後部カバーを含む。頂部カバー６０１は、円形開口部６０９内に形成されている回転可能な円形キーパッド・シート６０７を有する。キーパッド組立体６１１は、キーパッドディスク６１５、キーパッド薄膜６０８、およびキーパッド支持部６０６を有する。キーパッド支持部６０６は、複数のキー６１０を有するマイラー（ｍｙｌａｒ）バブル・キーパッド薄膜のようなキーパッド薄膜６０８を支持する。キーパッドディスク６１５は、キー６１０を収容するために間隔を置いて設置されている開口部６１８を有する。
【００１４】
図８，９について説明すると、基部６０３は、キー６１０が押された場合に、キー・センサ６３６を動作させるために、押されたキーへの接触のために適宜位置合わせされている、キー・センサ６３６を備えた、ドーム・シート・アレイ６６２を有する。このようなドーム・シート・アレイとしては、当業者であれば周知のマイラー・バブル薄膜構造を使用することができる。抵抗センサまたは容量センサなどの他のタイプのキー・センサ６３６も使用し得る。これらのキー・センサも当業者にとって周知である。
【００１５】
従って、文字入力領域は、キーパッド支持部６０６、キーパッドディスク６１５、およびキーパッド支持部とキーパッドディスクとの間に挿入されているキーパッド薄膜６０８を有し、回転可能なキーパッド組立体を含む。キーパッド支持部６０６は複数の突起６３０を有する。この実施形態の場合には、上記突起は、キーパッド支持部の外周辺部から突き出ていて、キーパッド支持部６０６の円周部で等間隔で設置されている。この例の場合には、複数の突起は相互に約９０度の間隔を有する。この例の場合には、上記複数の突起は、キーパッド支持部６０６と同一平面上に位置している。しかし、任意の適当な構成も使用し得る。
【００１６】
キーパッド薄膜６０８は、キーパッドディスク６１５の一部として一体に成型されている、タブ６３４に対応するノッチ６３２を含む。さらに、キーパッド支持部６０６は、各キーの底面が、ドーム・シート・アレイ６６２内の対応するドームに接触することができるようにするために、キーパッド薄膜６０８上にキーパッド６１０に対応する開口部６３７を含む。
【００１７】
キーパッドディスク６１５は、また、そうしたい場合には、キーパッドをもっと楽に回転するために、ユーザが自分の親指または他の指を、回転することができるディスク組立体内に挿入することができるように、指止め６５０を含むことができる。従って、キーパッドディスク６１５は、指止め６５０を含む。そうしたい場合には、指止めの代わりに突起面を使用することが可能である。
【００１８】
図８〜図１０は、タブ６３４、回転することができるキーパッド・シート６０７、およびキーパッド組立体６１１の他の構造を説明するためのものである。図８に示すように、頂部カバーの前部ハウジング内の円形開口部６０９は、回転可能なキーパッド・シート６０７を形成している表面により形成されている。回転可能なキーパッド・シート６０７は、キーパッドディスク６１５の外周底面８００を支持する。前部ハウジングの底面上の隆起８０２または突起は、タブ６３４内の中空部８０４内に嵌入する。従って、タブは、キーパッドディスク６１５をサポートし、ディスクを位置決めする方向を決め、キーパッドディスク６１５、それ故、組立体および前部ハウジングを保持し、隆起８０２および中空部８０４を通して前部ハウジングに接続している。タブ６３４は、前部ハウジングを収容するための溝を含む。
【００１９】
図９は、キーが押された場合に、ドーム状のシート・アレイ６６２上に位置するキーパッド・センサ６３６と接触するように、開口部６３７を貫通する突起９００を有するキー６１０である。
【００２０】
図１０は、中空部内の隆起を通して前部ハウジングに結合しているキーパッドディスク内のタブ６３４を備える回転することができるキーパッド組立体である。さらに、この図は、突起６３０を収容するために、タブの裏面に位置するタブ６３４内のスロット１０００を示す。この図は、また、タブが突起６３０を適切に収容することができるように、適当な幅の隙間を形成することができるノッチ６３２も示す。
【００２１】
キーパッドの向きを検出するためには、いくつかの方法を使用することができる。例えば、ユーザは、キーパッドが回転し、次に、搭載プロセッサが１つまたは２つのキーに基づいて、キーパッドがどの方向を向いているのかを検出した後で、回転することができるキーパッド組立体内（またはタッチスクリーン上）の１つまたは２つのキーを押すことができる。プロセスを適切にスタートするには、１つまたは２つのキーを何時押したらよいのかをユーザに知らせるために、適切なグラフィック・ユーザ・インタフェースを、ディスプレイ上にユーザに対して表示することができる。他の実施形態の場合には、回転することができるキーパッドの向きの感知は、例えば、キー１０６のような固定ファンクション・キーのような回転できないキーを、現在の向きにより押す回数を、ディスプレイ上のグラフィック・ユーザ・インタフェースを通してユーザに指示することにより行うことができる。例えば、ユーザは、キー１０６を押して、キーパッドが１８０度回転したことを表示させることもできるし、ファンクション・キーの中の他のキーを押して、キーパッドが９０度回転したことを表示させることもできる。別の方法としては、例えば、同じファンクション・キーを何回も押して、回転することができるキーパッドが向いている方向を表示させることもできる。以下に説明するように、回転することができるキーパッド組立体の向きを示す感知信号を発生するために、センサを使用することができる。通常の当業者であれば、他の技術を思い浮かべることができるだろう。
【００２２】
本発明の一実施形態によれば、キーパッド組立体６１１は、携帯電話１００の前部ハウジング６０１内で物理的に回転することができる。他の実施形態の場合には、キーパッド組立体の代わりにタッチスクリーンを使用することができる。この実施形態の場合には、キーはタッチスクリーン上のエリアとして表示される。これらのキーは、スクリーン上の画像の向きに対して視覚的に回転する。
【００２３】
図１１は、矢印９００の方向への回転を示す部分斜視図のキーパッド７００のための回り止め機構の実施形態である。キーパッド７００が所定の向きの中の１つに回転すると、ハウジング７０２上の回り止め７０４がキーパッド７００の下面７０８上の中空部７０６と係合し、キーパッドを正しい位置に固定する。電子デバイス内でキーパッドを回転させ、係合させるために多くの他の物理構造を使用することができることを理解されたい。
【００２４】
図１２は、ハウジング７０２に対するキーパッド７００の向きを検出するセンサ１０００のある実施形態である。隆起したエリア１００２は、キーパッド７００の下面７０８に取り付けられている。所定の向きに回転すると、隆起エリア１００２はセンサ１０００（図１２のスイッチ）と係合し、ライン１００４上にセンサ信号を供給する。
【００２５】
図１３は、キーパッド７００の下面７０８に取り付けられている金属リフレクタ１１０２によりキーパッド７００の向きを感知する発光ダイオード（ＬＥＤ）およびフォトダイオードである別のセンサ１１００である。図１４は、キーパッド７００の下面７０８に取り付けられている磁石１２０２により作動する磁気読取スイッチであるもう１つの別のセンサ１２００である。図５のところで説明したように、センサ５０４は、センサ信号をプロセッサ５００に送り、プロセッサ５００は、次に、キーパッド５０２の物理的向きに対して正しい向きにディスプレイ５１０上の画像を形成するために、適当な表示部駆動回路５０８を選択する。
【００２６】
図１〜図４に示す電子デバイスまたは携帯電話１００においては、キーパッドとして、キーおよびキー・センサが一緒に回転する組立体を使用することができる。この場合には、携帯電話のキーパッドと他の回路間に柔軟な配線を行わなければならない。しかし、図１５は、キー・ハウジング１３００が固定センサ・ハウジング１３０２に対して回転する省スペース・システムを示す。すなわち、キー１３０４は、キー・センサ１３０６に対して位置または向きを変える。図１５も、センサ１３１０にキー・ハウジング１３００の向きを示すセンサ素子１３０８である。キー・ハウジング１３００が９０度回転すると、キー１３０４はいくつかのキー・センサ１３０６と整合する。それ故、動作中、プロセッサ５００は、キー１３０４の新しい向きに対してキー・センサ１３０６を再マッピングしなければならない。本発明の場合には、この再マッピングは図５に示す素子５０６の参照表により行われる。参照表の使用方法は、当業者であれば周知のものである。キーパッドのキーにキー・センサを割り当てるための他の周知の手段の使用も本発明の範囲に含まれる。
【００２７】
図１６は、３つのキーの幅を有し、４つのキーの長さを有するキーのアレイ１４０２を有するキーパッド・ハウジング１４００である。中心点１４０４を中心にしてキーパッド１４００を回転するには、センサのアレイ１４０６を図１６に示すように配置しなければならない。この実施形態の場合には、センサの２つのグループを使用する（一方のグループを黒い点で示し、他方のグループを中空の円で示す）。キー・センサ・グループは、キーパッド１４００の回転の向きによりキー１４０２に対して選択され、マッピングされる。キー１４０２およびキー・センサ１４０６に対するキーパッド１４００の多数の他の構造も本発明の範囲に含まれる。
【００２８】
すでに説明したように、文字入力領域の向きの感知は、タッチスクリーンおよび文字入力領域の必要な向きを示すために、ペンまたは指を使用するユーザのようなＧＵＩインタフェースからの入力を通してのキーパッドの向きの感知、ドーム・シート・アレイを通してのキーパッドの向きの感知、ファンクション・キーまたは他の回転できないキーのような固定キーを通してのキーパッドの向きの感知、およびセンサを通してのキーパッドの向きの感知のうちの任意の１つの感知方法により行うことができる。
【００２９】
従来技術の場合には、ディスプレイが縦長の面から、横長の面に変化し、電子デバイスまたは携帯電話がその方向を向いた場合には、キーパッドはキーの配列に対して操作しにくい方向になる。さらに、キーパッドが画像の右側になった場合には、携帯電話の向きは左利きの人にとってキーパッドを操作しにくい方向になる。さらに、例えば、電子メールを読むために、縦長の面に対向する横長の面内に画像を表示することが望ましい。しかし、従来技術のデバイスは、ユーザの現在のニーズを完全に満たすようには十分適合できていない。すなわち、ポートレートおよび横長の面およびそれに対するキーパッドの向きについて、従来技術による現在の携帯電話および他の電子デバイスは多くの欠点を持つ。
【００３０】
本発明は図に示す装置の特定の詳細な説明に限定されるものではなく、他の種々の修正および用途も考えられる。本発明の真の精神および範囲から逸脱することなしに、上記装置および方法でいくつかの他の変更を行うことができる。それ故、上記説明の主題は例示としてのものであって、本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【００３１】
【図１】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図２】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図３】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図４】異なる構成の本発明の例示としての一実施形態による携帯電話を示す斜視図。
【図５】本発明の例示としての一実施形態による携帯電話のブロック図。
【図６】本発明の例示としての一実施形態による携帯型デバイスの分解斜視図。
【図７】本発明の例示としての一実施形態による回転することができるキーパッドを示す分解斜視図。
【図８】本発明の一実施形態によるキーパッド組立体の一例を示す部分断面図。
【図９】本発明の一実施形態によるキーパッド組立体の一例を示す部分断面図。
【図１０】本発明の一実施形態によるキーパッド組立体の一例を示す部分断面図。
【図１１】本発明の一実施形態によるキーパッド支持部の他の実施形態を示す分解斜視図。
【図１２】本発明のデバイスの一実施形態によるキーパッドの向きを検出するためのセンサの部分断面図。
【図１３】本発明のデバイスの一実施形態によるキーパッドの向きを検出するためのセンサの部分断面図。
【図１４】本発明のデバイスの一実施形態によるキーパッドの向きを検出するためのセンサの部分断面図。
【図１５】本発明の一実施形態によるキーパッド内のキー・センサに対するキーの位置を示す上面図。
【図１６】本発明によるキー・センサ（例えば、ドーム）に対するキーの別の構成を示す上面図。
Claims (25)
- 電子デバイス用の文字入力領域および表示画像の方向を定める方法であって、
前記電子デバイスのハウジングに相対した入力領域の向きを感知するステップと、
前記ハウジングに相対した前記電子デバイスの表示部上の表示画像の向きを、前記入力領域の向きの関数として構成するステップとを備える方法。 - 前記入力領域の向きを感知するステップは、ＧＵＩインタフェースからの入力を通して、ドーム・シート・アレイ、固定キーおよびセンサを通して、のうちの少なくとも１つによって前記向きを感知するステップを備える請求項１に記載の方法。
- 物理的に回転可能な入力領域の向きを決定することにより入力領域の向きを感知し、前記表示画像の向きを電子的に回転することにより前記表示画像の向きを構成する、請求項１に記載の方法。
- キーパッドの向きを感知することによって前記入力領域の向きを感知する、請求項１に記載の方法。
- 参照表に基づいて、キー・センサに相対してキーを再マッピングする、請求項４に記載の方法。
- 前記入力領域の向きを感知した場合に、前記電子デバイスの画像を形成する表示部駆動回路を修正する、請求項１に記載の方法。
- ハウジングを有する携帯型電子デバイスであって、
前記ハウジング上に配置される入力領域と、
前記ハウジング上に配置され、表示画像を有する表示部と、
前記ハウジングに相対した前記入力領域の向きを表すセンサ信号を供給するためのセンサと、
前記センサ信号に応じて、前記表示部上における、前記入力領域の向きに相対した、前記入力領域の向きの関数としての前記表示画像の向きを変更するための表示システムとを備える携帯型電子デバイス。 - 前記文字入力領域が回転可能であり、
前記表示画像が電子的に回転可能である請求項７に記載のデバイス。 - 前記文字入力領域が、タッチスクリーンを有し、キーを視覚的に回転可能な請求項７に記載のデバイス。
- 前記入力領域がキーパッドである請求項７に記載のデバイス。
- 前記入力領域が、キーパッド支持部と、キーパッドディスクと、前記キーパッド支持部とキーパッドディスクとの間に設けられたキーパッド薄膜とを有した回転可能のキーパッド組立体からなる、請求項７に記載のデバイス。
- 前記キーパッド支持部が複数の突起を有し、前記キーパッド薄膜が対応するノッチを有し、前記キーパッドディスクが前記ノッチおよび複数の突起に対応する複数のタブを有する、請求項１１に記載のデバイス。
- 前記複数のタブの各々は、キーパッド支持部の突起を収容するためのスロットと、前記デバイスのカバーの表面に対して回転によって係合可能なシート面とを有する、請求項１２に記載のデバイス。
- 前記入力領域が少なくとも第１の向き、第２の向き、および可能な場合には第３の向きを有し、前記第２の向きが前記第１の向きから反時計方向にほぼ９０度回転し、前記第３の向きが前記第１の向きから時計方向にほぼ９０度回転する、請求項７に記載のデバイス。
- 前記文字入力領域が前記第１の向きからほぼ１８０度回転する第４の向きを有する、請求項１４に記載のデバイス。
- 前記電子デバイスが、前記キー・センサに相対して、前記キーを再マッピングするための少なくとも１つの参照表をさらに有する、請求項７に記載のデバイス。
- 前記電子デバイスは、前記表示部上の前記表示画像を形成するための複数の表示部駆動回路と、前記センサ信号を受信し、それに応じて前記文字入力領域の向きの関数として、前記ディスプレイ上に前記表示画像を形成するために、前記電子デバイスにおいて前記表示部駆動回路を修正するプロセッサとをさらに備える、請求項８に記載のデバイス。
- 物理的に回転可能なキーパッドと、
表示画像を有する表示部と、
前記電子デバイスに相対した前記キーパッドの向きを表すセンサ信号を供給するためのセンサと、
前記表示部上の前記表示画像を形成するための表示部駆動回路と、
前記センサ信号を受信し、それに応じて前記キーパッドの向きの関数である向きで前記表示部上に前記表示画像を形成するために前記表示部駆動回路を修正するプロセッサとを備える、携帯型電子デバイス。 - 前記キーパッドは、キー・ハウジング内に保持されている複数のキーと、前記キーの作動を感知し、センサ・ハウジング上に設けられた複数のキー・センサとを有する、請求項１８に記載のデバイス。
- 前記キー・センサが抵抗センサ、容量センサおよびバブルスイッチのうちの１つである、請求項１９に記載のデバイス。
- 前記キーパッドが少なくとも第１の向き、第２の向き、および可能な場合には第３の向きを有し、前記第２の向きが前記第１の向きから反時計方向にほぼ９０度回転し、前記第３の向きが前記第１の向きから時計方向にほぼ９０度回転する、請求項１８に記載のデバイス。
- 前記キーパッドが前記第１の向きからほぼ１８０度回転する前記第４の向きを有する、請求項２１に記載のデバイス。
- 前記電子デバイスが、さらに、前記キー・センサに相対して、前記キーを再マッピングするための少なくとも１つの参照表を備える、請求項１８に記載のデバイス。
- ハウジングと、
前記ハウジング上に回動可能に設けられ、少なくとも第１の位置と第２の位置との間で回動により位置決め可能なキーパッドと、
前記ハウジング上に設けられた表示部と、
前記表示部は、前記キーパッドが第１の位置にある場合に第１の表示構成を有することと、
前記表示部は、前記キーパッドが第２の位置にある場合に、第２の表示構成を有することとを備える、携帯型電子デバイス。 - 前記キーパッドが前記第１の位置と前記第２の位置との間の第１の角度で回動され、前記第１の表示構成が前記第２の表示構成に相対して第２の角度にて回動され、前記第１の角度は前記第２の角度と同一である、請求項２４に記載のデバイス。
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