JP2005500925A - 光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は偏光レンズが有する短所と光可逆性変色レンズが有する短所を相互補完して偏光レンズの長所と光可逆性変色レンズが有する長所を相互取ったことを特徴とする。
即ち,日光中で一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズ素材が遮断できない道路と車両,その他反射体から反射屈折されながら視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を遮断する効果を見ることができながら,トンネルや室内空間においても事物や視野が暗く見えない光可逆性変色度数偏光サングラスレンズおよびその製造方法に関するものである。
即ち,日光中で一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズ素材が遮断できない道路と車両,その他反射体から反射屈折されながら視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を遮断する効果を見ることができながら,トンネルや室内空間においても事物や視野が暗く見えない光可逆性変色度数偏光サングラスレンズおよびその製造方法に関するものである。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は光可逆性変色度数偏光サングラスレンズに関するものであって,より詳しくは、偏光レンズが有する短所と光可逆性変色(Photochromic)レンズが有する短所を相互補完して偏光レンズの長所と光可逆性変色レンズが有する長所を相互取った光可逆性変色度数偏向サングラスレンズ及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
サングラスに、どのぐらいの色調を添加しなければ明るい所を見る時、目が眩しくなく、暗い所を見る時、暗くうっとうしく見える現象がなくなるか?正答が無い質問である。明るい所を目が眩しくないように見ようと基準を決めて色調を付与したとすれば、濃色を添加したはずであるから暗い所では暗くうっとうしいはずであろうし、反対に暗い所を暗くうっとうしく無く見ようと基準を決めて色調を付与したとすれば、より薄い色を添加したはずであるから明るい所で目が眩しいほかない。即ち、固定された色調を有するサングラスレンズでは,両方をすべて安らかに見ることができない。
【0003】
一般サングラスは、現在よく知られているように、ガラスや透明プラスチック素材に色彩を付与して、着色の効果によって目が眩しいのを防ぐ機能と、紫外線吸収剤をレンズに混入して、太陽光線内の紫外線が眼球に到達しないように防ぐ機能を目的に使用されている。
【0004】
ところが、着色サングラスは、室内やトンネル等暗い空間では視野があまり暗くなる問題が生ずる。よって、太陽光線の紫外線に反応して野外空間では,光可逆性変色化合物による作用でレンズがより暗くなり、室内やトンネル等紫外線の無い空間では、レンズの色がより明るくなる光可逆性変色サングラスレンズが市販されている。
【0005】
ところが、このようなレンズは、一般着色サングラスであるか、若しくは光可逆性変色サングラスであるか、すべてが道路と車両、その他、反斜体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい反射光線、即ち、干渉光線(横波)を遮断することができない。
【0006】
一方、偏光レンズは、一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズが有する機能も持っているが、併せて、道路と車両、その他、反射体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を垂直の網構造でなった偏光板が、レンズの間に内蔵されているので、横波反射を遮断する効果が一層表れ、一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズの素材より一段階さらに進歩されたサングラスレンズ素材として脚光を受けている。
【0007】
ところが、偏光レンズは、必須的に生産当時PVA(ポリビニールアルコール)に一定な濃度のヨードで染着処理する過程を経るが、このように染着処理した結果、色度が固定されているため、トンネルや室内空間で事物や視野が暗く見える現象が起こる短所がある。
【0008】
本発明は、高品質高付加価値の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを経済的に大量製造する製造方法及びこれに因って生産された光可逆性変色度数編光サングラスレンズに関するものである。サングラスは、目が眩しいのを防ぐために又は、紫外線、有害光線等を遮断するために着用(かける)するが、一般的に知られているレンズ種類としては、(1)着色ガラスレンズ(2)着色プラスチックレンズ(3)光可逆性変色ガラスレンズ(米国コーニンググラスワークス製品)(4)偏光ガラスレンズ(米国ポラロイドコーポレーション製品)、そして、(5)偏光セルロースアセテートフィルム(日本クラレイ製品等)等が今まで一般的に使用されている。
【0009】
この内、(1)(2)の素材は、ただ、事物と視野を着色の効果で暗く見える効果と紫外線吸収剤を含ませて紫外線の透過を抑制する機能のみを有しているので、日光が照らす野外空間では使用できるが、トンネルや室内空間で事物やや視野が暗く見える短所がある。特に、運転中である場合、非常に危険になる。そこで、紫外線に反応する(3)光可逆性変色レンズが発明され市販されているが、道路と車両、その他、反射体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい反射光線即ち、干渉光線を遮断できない短所を有する。
【0010】
さらに、(4)(5)素材は、(1)(2)(3)素材が有する機能は勿論であり、併せて、道路と車両、その他、反射体から反射屈折されながら視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を垂直の網構造からなった偏光板がレンズの間に内蔵されているので、横波反射を遮断する効果がさらに表れ、(1)(2)(3)の素材より一段階さらに進歩されたサングラスレンズ素材として脚光を受けている。
【0011】
ところが、(3)偏光レンズは、必須的に生産当時、PVAに一定な濃度のヨードで染着処理する過程を経るようになるが、このように、染着処理した結果、色度が固定されているため、トンネルや室内空間で事物や視野が暗く見える現象が起こる短所がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、偏光レンズが有する短所と光可逆性変色レンズが有する短所を相互補完して偏光レンズの長所と光可逆性変色レンズが有する長所を相互取って新しい発明をなそうとする。
【0013】
即ち、日光の中で(1)(2)素材が遮断できない道路と車輌、その他、反射体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を遮断する効果を見ることができながらも、トンネルや室内空間においても事物や視野が暗く見えない光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ及びその製造方法に関するものである。
【0014】
本発明を説明するために二つの分野に対する理解が必要であるが、第一、光可逆性変色分野と第二、偏光に関する分野に対する理解である。先ず、光可逆性変色について説明し、偏光に関して説明する。
【0015】
一般的に外部刺激に対して物質自体の色相が可逆的に変わる現象をクロミズム(chromism)といい、このような刺激源として、熱、光、電気、溶媒等が知られている。
【0016】
クロミズムの種類としては、熱によって色相が可逆的に変化する現象であるサーモクロミズム(例、感熱染料)、光、特に紫外線によって色相が可逆的に変化する現象であるフオトクロミズム(例、調光ガラス)、電気によって色相が可逆的に変化する現象であるエレクトロクロミズム(例、液晶デイスプレイ、溶媒によって色相が可逆的に変化する現象であるソルベイトクロミズム(例、pH指示薬)等がある。このようなクロミズム現象の中、フオトクロミズムは、光の照射有無に従って作動されるので、本発明の光可逆性プラスチック及びレンズ、例えば、眼科用レンズのような眼科用材料や光学材料、サングラスレンズ、スキー眼鏡、ひさし、カメラレンズ及びフイルターのようなものを製造するのに使用され得る。ここで、使用された“光学材料”とは、レンズ及び透明体を含む。
【0017】
光の照射と遮断によって可逆的に色相が変化するフオトクロミック材料に関する多くの研究が進行されてきた。大韓民国特許0142804号、特許0145266号、特に、米国特許3,562,172、3,578,602、4,215,010及び4,342,668に公知されたようなスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物は、特に、サングラスと眼科用レンズに有用なものと表れる。このような結晶形態の又は透明な媒体の中、溶液や分散液形態の光可逆性変色化合物は、太陽光線や紫外線に露出された時、無色から直に青色に変わり、暗所に置くか強い紫外線照射が無い状態では元來の色に戻る。
【0018】
その中、スピロベンゾピラン化合物は、光変色性、光伝導性、感光特性、光メモリ特性を有するので、表示素子や光素子にも多くの応用が期待されている化合物である。これにより光変色性を表す特定のベンゾピラン及びナフトピランを始めとする一連のピラン誘導体(米国特許第3,567,605号及び米国特許第5,238,981号)、スピロアダマンタン基がベンゾピラン又はナフトピラン環の2-位に結合された一連の光互変性(phototropy)スピロピラン誘導体(ヨーロッパ特許公開第246,114号、同特許公開第250,193号)、スピロオキサジン化合物(日本公開特許平3−81278号、韓国特許公報92−8620号、EP0432841A2号、EP0600669A1号、EP0600688A1号)が知られている。
【0019】
スピロベンゾピラン化合物は、スピロオキサジンに比べて合成が簡単な長所を有する。公知の化合物としては、ニトロ基、スルホン酸基、ヒドロキシ基等が置換されているスピロベンゾピラン化合物(日本公開特許公報平3−20626号、日本公開特許公報平2-264246号、日本公開特許公報平4−116545号、日本公開特許公報平4−116546号、EP0414476A1号、EP0483542A1号、EP0502506A1号)がある。
【0020】
本発明に適用するに適合なスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物とスピロベンゾピレン化合物を光可逆性変色製品として利用するために高分子材料化する方法としては、モノマーにスピロ(インドリン)ナフトキサジンまたはスピロベンゾピレン化合物誘導体を添加した後、その重合体を成形するか、直接高分子に混ぜた後、溶融成形する。この場合、成形加工温度における耐熱性、高分子材種類、常用性、光安定剤と酸化防止剤及び各種の添加剤、そして、大気中の空気等の要因を考慮する必要がある。この時、利用される高分子材料としては、ポリメタクリル系、セルロース系、ポリビニルブチラール系、ポリエステル系、ポリスチレン系等が幅広く利用されている。スピロ(インドリン)ナフトキサジン類を光可逆性変色製品に利用した例としては、高分子材料化して光量調節の目的にフィルムまたは薄い板状の材料をプラスチックサングラス、スキー用眼鏡、日光ひさし、自動車や建物窓に使用した例がある。
【0021】
光可逆性変色性質を有するスピロベンゾピレン化合物は、次の化学式(1)と(2)で表すことができる。
【0022】
【化1】
【0023】
【化2】
上記式において,
R1は、水素原子または炭素数1−22のアルキル、または水素原子、ハロゲン基、ヒドロキシ基、グリシト゛キシ基、アミン基、ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、アクリル基、アミノ基またはマケプト基に置換された炭素数1−22のアルキル、炭素数1−22のアルケニル、炭素数1−22のアルコキシ、置換または非置換されたフェニル、フェニルアルキルを表し;
R2は、それぞれ水素原子、ハロゲン基、シアノ基、カルボキシ基、置換されたアミノ基、ニトロ基、炭素数1−10のアルキル、炭素数1−10のアルコキシ、炭素数1−10のアルキルカルボキシ基、フェニル基またはR1で置換されたフェニル基を表し;
-X-は-CO-,-CO2-,-S-,-S02-,-C
C-,-O-,−C(R1)2-,-C(R1)=C(R1)-,-N=N-,-NR1-を表し;
YはXと同一であるか(CH2)n,-[-C(R1)(R2)-]n-,-[-X-C(R2)2-C(R1)2-]n-中のいずれかの一置換基であるか二つ以上の置換基であり;
mは1〜10の数であり;また
nは0〜20の数である。
【0024】
上記化学式(1)において,置換されるか非置換されたアルキル基の例としては,メチル基,エチル基,n-プロピル基,イソプロピル基,n-ブチル基,イソブチル基,sec-ブチル基,t-ブチル基,n-ペンチル基,イソペンチル基,ネオペンチル基,1,4-ジメチルプロピル基,n-ヘキシル基,シクロへキシル基,1,3-ジメチルブチル基,1-イソプロピルプロピル基,1,2-ジメチルブチル基,n-ヘプチル基,1,4-ジメチルペンチル基,2-メチル-1-イソプロピルプロピル基,1-エチル-3-メチルブチル基,n-オクチル基,2-エチルへキシル基,3-メチル-1-イソプロピルブチル基,2-メチル-1-イソプロピルブチル基,1-t-ブチル-2-メチルプロピル基及びn-ノニル基等の炭化水素基;メトキシメチル基,メトキシエチル基,エトキシエチル基,プロポキシエチル基,ブトキシエチル基,メトキシエトキシエチル基,エトキシエトキシエチル基,ジメトキシメチル基,ジエトキシメチル基,ジメチル基エチル基及びジエトキシエチル基等のアルコキシアルキル基;及びクロロメチル基,2,2,2-トリクロロエチル基,トリフルオロメチル基,1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロピル基等のハロゲン化アルキル基を挙げることができる。
【0025】
R1は炭素数10以下のアルキルであり,Xは-CO-または-S-であり,またYは-CO-である化合物(1)が好ましい。
【0026】
化学式(1)のスピロベンゾピラン化合物はテトラヒドロフラン,トルエン,炭素数1〜10以下の低級アルコール,アセトニトリル,アセトン,ジメチルスルポキシド(DMSO),ジメチルホルムアミド(DMF),α-メチルナフタレン,メトキシナフタレン,クロロナフタレン,ジフェニルエタン,エチレングリコール,キノリン,ジクロロベンゼン,ジクロロトルエン,プロピレンカーボネート,スルホラン,キシレンまたは1種以上のこれらの混合物から構成された群から選ばれた溶媒中で,上記化学式(1)と(2)を−5℃ないし100℃の範囲内で30分ないし5日間反応させることによって製造する。
【0027】
R3は,水素原子,ハロゲン基,ヒドロキシ基,グリシトキシ基,アミン基,エポキシ基,メタクリル基,アクリル基またはマケプト基であり,R4は,ハロゲン基,ヒドロキシ基,カルボン酸基またはアルデヒド基である。
【0028】
上記方法において,反応温度は塩基の反応性に従って上記範囲内で別に選ぶことができる。
【0029】
化学式(1)と(2)の化合物は市販される化合物を利用するか公知の方法によって製造される(韓国特許出願第98−18556号),化学式(1)化合物の製造方法の一例として,[6−フェニルカルボニル−1’,3’,3’-トリメチルスピロ[2H-1-ベンゾピラン-2,2’-インドリン]-4”-イル]4-(4’-オキチルオキシフェニル)ベンゾエート(PCSBPI-OOBP)は[6-フェニルカルボニル-1’,3’,3’-トリメチルスピロ[2H-1-ベンゾピラン-2,2’-インドリン]-4”-イル]を4’オキチルオキシ-4-ビフェニルカルボキシ酸と反応させて製造する。この時,反応溶媒は有機溶媒,例えば,ジクロロメタン,クロロホルム等の一般的な有機溶媒であり,反応を促進するために酸または塩基触媒,例えば,ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC),4-(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)及びアミン等から選ばれた1〜3種の化合物を追加することができる。反応温度は-5℃ないし100℃であり,反応時間は30分ないし5日程度である。このように製造されたスピロべンゾピラン化合物は200-340nM波長帯の紫外線に照射させば青い光を表し,可視光を照射すれば,さらに無色を呈する光可逆性変色性質を有する。
【0030】
特に,スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物はべンゼン,トルエン,クロロホルム,エチルアセテート,メチルエチルケトン,アセトン,エチルアルコール,メチルアルコール,アセトニトリル,テトラヒドロフラン,ジオキサン,エチレングリコールのメチルエーテル,ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,メチルセロソルブ,モルポリン及びエチレングリコールのような通常的な有機溶媒に溶解させ得るため,透明プラスチック及びレンズ例えば,眼科用レンズのような眼科用材料や光学材料,サングラスレンズ,スキー眼鏡,ひさし,カメラレンズ及びフイルターのようなものを製造するのに使用される重合体に混入することができる。ここで,使用された“光学材料”とは,レンズ及び透明体を含む。適用される物質には例えば:ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体,ポリアクリレート,ポリ(アルキルアクリレート)例えば,ポリメチルメタクリレート(PMMA)、メチルメタクリレート(MMA),ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリ(スチレン-メチルメタクリレート)共重合体,ポリ(スチレン-アクリロ二トリル)共重合体及びポリビニルブチラールが含まれる。透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物または適用物質に適合である。
【0031】
光可逆性変色化合物を溶解させるのに使用される溶媒の量は,被適用体(host)に適用した時,被適用体中に光可逆性変色有効量の化合物を提供し得る光可逆性変色組成物を得るのに十分でなければならない。
【0032】
被適用物質に適用されるか,混入される光可逆性変色化合物またはこれを含有する組成物の量は臨界的なものでなく,普通光照射時,望む組成物の色の強度及び光可逆性変色化合物を混入するか適用する時,使用される方法に従って異なるようになる。普通化合物が多く添加されるほど色相が一層濃くなる。一般的にこのような量を光可逆性変色量という。一般的に被適用体に混入される光可逆性変色化合物の量は,被適用体重量を基準に約0.01-20重量%,普通は0.05-10重量%である。換言すれば,光可逆性変色効果を表すのに使用される光可逆性変色化合物の量は,被適用体の厚さと係わりなく被適用体表面積(cm2)当り光可逆性変色試薬約1-10mg範囲である。従って,光可逆性変色化合物は薄いサンプル,フィルムまたはコーテイングに高濃度に存在し,厚いサンプルに一層低い濃度に存在する。
【0033】
スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物または透明な重合体,共重合体またはこのような透明な重合体の混合物と適当な有機溶媒から製造された無色のまたは透明な溶液中に溶解させることができ,例えば,上記言及された有機溶媒中,一つまたはそれ以上に溶解された透明な被適用体重合体がある。このような溶液の例には,ポリビニルアセテート-アセトン溶液,ニトロセルロース-アセトニトリル溶液,ポリビニルクロライド-メチルエチルケトン溶液,ポリメチルメタクリレート-アセトン溶液,セルロースアセテート-ジメチルホルムアミド溶液,ポリビニルピロリドン-アセトニトリル溶液,ポリスチレン-ベンゼン溶液及びエチルセルロース-メチルクロライド溶液が含まれる。
【0034】
上記の光可逆性変色溶液または組成物は,セルローストリアセテート,ポリエチレンテレフタレートまたは酸化バリウム紙のような透明な支持体に適用させた後,乾燥させて光可逆性変色物質を得ることができ,これは紫外線によって青色になった後,紫外線光源除去後,無色に戻ることができる。
【0035】
スピロ(インドリン)ナフトキサジン類またはスピロベンゾピレン化合物は光可逆性変色化合物やこれを含有する組成物は透明な固体重合有機物質例えば,合成プラスチック被適用物質に適用するか,その内部に混入させることができる。被適用物質は,光学的に清い物質例えば,眼科用レンズのような眼科用材料や窓,風よけガラス等のような用途に有用な物質が好ましい。光可逆性変色化合物を含有する被適用物質は,光可逆性変色プラスチックフィルム,シート及びレンズ例えば,サングラスレンズ,スキー眼鏡,ひさし,カメラレンズ及びフイルターのようなものを製造するのに使用することができる。ここで使用された“光学材料”とは,レンズ及び透明体を含む。
【0036】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズに使用され得る透明な被適用物質には,例えば:ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体,ポリアクリレート、ポリ(アルキルアクリレート)例えば,ポリメチルメタクリレート,セルロースアセテート,セルローストリアセテート,セルロースアセテートプロピオネート,セルロースアセテートブチテート,ポリ(ビニルアセテート),ポリ(ビニルアルコール),ポリウレタン,ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリ(スチレン-メチルメタクリレート)共重合体,ポリ(スチレン-アクリロニトリル)共重合体及びポリビニルブチラールが含まれる。透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物または被適用物質に適合である。被適用物質はポリ(4,4’-ジオキシジフェニル2,2-プロパン)のようなポリカーボネート(LEXANという商品名で販売される);商品名PLEXIGLASで販売されるポリメチルメタクリレート:商品名CR-39で販売されるポリオール(アリルカーボネート)の重合体特に,ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)及び例えば,ビニールアセテートとその共重合体例えば, 80-90%のジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)と,10-20%のビニールアセテートの共重合体;特に,80-85%のビス(アリルカーボネート)と15-20%のビニルアセテート,セルロースアセテート,セルロースプロピオネート,セルロースブチレート,ポリスチレン及びメチルメタクリレート,ビニルアセテート及びアクリロニトリルとその共重合体及びセルロースアセテートブチレートから製造された光学的に透明な重合有機物質が好ましい。
【0037】
重合されて透明な光可逆性変色レンズを形成できるポリオール(アリルカーボネート)は直鎖または分枝鎖脂肪族または芳香族液体ポリオールのアリルカーボネート例えば,脂肪族グリコールビス(アリルカーボネート)化合物またはアルキリデンビスフエノール(アルキルカーボネート)化合物である。これらの単量体はポリオール例えば,グリコールの不飽和ポリカーボネートで描写され得る。単量体は,この分野の公知された方法例えば,米国特許2,370,567及び2,403,113の方法によって製造され得る。
【0038】
第2に,偏光について説明する。
【0039】
360°全方向の振動面を有する自然光がガラスや水のような面から50°または、それ以上の反射角で反射する時,目が眩しい反射光で視野に入ってくる。このような偏光現象は,明るい真昼に道路面で起こる目が眩しい日光の反射光であり得るし,雨が降る日に、道路面で起こる雨水の反射で有り得るし、前車の後窓ガラスから反射される目が眩しい日光であり得る。また,釣りをする時,浮きを眺める水面で起こる目が眩しい日光であり得るが,このような反射光線は、偏光化された光線であるので,着色効果だけを与える一般サングラスレンズや光可逆性レンズでは防ぐことができず,専ら,垂直方向に偏光させることができる偏光サングラスレンズだけが,このような目が眩しい光を防ぐことができる((株)東亜出版社発行高等学校物理教科書I)。
【0040】
偏光フィルムとは,360°全方向の振動面を有する自然光を一定方向の振動面を有する光だけを透過させ,残りの光は吸収して偏光された光を得ることができる線偏光子が,いろいろな偏光素子等の中,最も一般的な偏光子として用いられている。偏光子の製造は公知された既存の技術または大韓民国特許第10−0263821号の方法によって製造され得る。現在ヨードで染着処理したPVAフィルムを偏光基材フィルムとし,PVAより寸法や変形に対する安定性と耐磨耗性が良いCTA(セルローストリアセテート)フィルムをこの偏光基材フィルムを保護する保護フィルムとして構成させた積層形薄膜偏光板が市販されている。ヨードで染着し偏光子処理されたPVAフィルムは耐水性と耐久性が余り弱いため,CTA/PVA/CTAで両面を積層して使用するが,しかし,偏光セルロースアセテートフィルムは薄膜シート型であり,主に電子計算機,液晶計器板,携帯電話液晶画面等々主に工業用に使用されているのみで,いくらかは無度数用偏光サングラスレンズ用にも使用されている。
【0041】
ところが,偏光サングラスレンズも一般着色のサングラスレンズのように必須的に生産当時,PVAに一定な濃度のヨードで染着処理する過程を経るようになるが,このように染着処理した結果,色度が固定されているために,トンネルや室内空間で事物や視野が暗く見える現象が起こる短所がある。従って,偏光子をなすPVAを染着する時,室内空間で暗くないように見られるように基本的に色調を薄く染着し,日光の下では濃い色調で見られるように紫外線に反応して光可逆性変色性質を有する光可逆性変色物質が適当量混入された透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物を例えば:MMA(メチルメタクリレート)が光源から近い底面部(層)に位置するように積層して紫外線の照射に反応して色が濃くなる光可逆性変色サングラスの役割をするように発明した。
【0042】
一方,一般サングラスでは遮断できない道路と車輌,その他反射体から反射屈折されながら視野に入って来る偏光化された目が眩しい横波反射干渉光線を垂直の網構造からなった偏光板がレンズの間に内蔵されているので遮断する効果がさらに表れ,一般のサングラスより優れた機能と性能を偏光サングラスが有しているにも拘わらず,今まで視力が悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスを低廉な価格で供給できるように大量生産できる製造方法が提示された事例がない。
【0043】
今まで,度数がない偏光サングラスは,種々の方法で製品化されて使用者に比較的に低廉な価格で提示されている。一方,視力が悪いので眼鏡をかけなければならない人達は,度数があるサングラスを使用することができるが,反射光の遮断効果がある偏光サングラスを度数状態で使用することは非常に難しいことであった。
【0044】
度数偏光レンズを提供するための試みは,専らガラス偏光レンズにおいてのみ可能であったし,研磨加工性の難しさのため,非常に高価の製品価格のままに使用者の購買に応じて来ている現実において,視力が悪い人が偏光サングラスをかける方法は,簡易方法として本人の度数眼鏡の上に無度数の偏光サングラスの玉を重ね鏡(クリップオン)の形態で重ね被せて使用する方法が精一杯である。
【0045】
本発明は比較的に単純で簡単に大量の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを生産することができる。大量生産の結果に従って現在より遥かに低廉な価格で全世界の消費者の購買に応ずることができる。
【0046】
(発明の要旨)
本発明は,日光の中で一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズ素材が遮断できない道路と車輌,その他反射体から反射屈折されながら,視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を遮断する効果を見ることができながらも,トンネルや室内空間においても事物や視野が暗く見えない光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ及びその製造方法に関するものである。
【0047】
本発明では従来技術の問題点を解決しようと研究していたついでに,透明な重合体,共重合体及び透明な共重合体の混合物に大韓民国特許0142804号,特許0145266号,特に,米国特許3,562,172、3,578,602、4,215,010及び4,342,668に公知されたようなスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色眼科用レンズのような眼科用材料やサングラスレンズ,スキー眼鏡,ひさし,カメラレンズ及びフイルターを製造することができるということに着目して,本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを完成するに至った。
【0048】
偏光フィルムとは,360°全方向の振動面を有する自然光を一定方向の振動面を有する光だけを透過させ,残りの光は吸収して偏光された光を得ることができるサン偏光子が種々の偏光素子等の中,最も一般的な偏光子として用いている。偏光子の製造は公知された既存の技術または大韓民国特許第10−0263821号の方法によって製造されることもできる。現在ヨードで染着処理したPVAフィルムを偏光基材フィルムとし,PVAより寸法や変形に対する安定性と耐磨耗性が良いCTAフィルムをこの偏光基材フィルムを保護する保護フィルムとして構成させた積重型薄膜偏光板が市販されている。ヨードで染着し偏光子処理されたPVAフィルムは耐水性と耐久性が余りにも弱いため,CTA/PVA/CTAで両面積層して使用するが,しかし,偏光セルロースアセテートフィルムは薄膜シート形であり,主に電子計算機,液晶計器板,携帯電話液晶画面等主に工業用に使用されているのみで,たまに無度数用偏光サングラスレンズ用にも使用されている。
【0049】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に使用される変色レンズは上のCTAフィルムが積重される位置の中,光源から近い前面部に位置させ紫外線の照射に反応して光可逆性変色素材の役割を全うするようにしなければならない。そのために,スピロ(インドリン)ナフトキ化合物またはスピロベンゾピレン化合物をベンゼン,トルエン,クロロホルム,エチルアセテート,メチルエチルケトン,アセトン,エチルアルコール,メチルアルコール,アセトニトニル,テトラハイドロフラン,ジオキサン,エチレングリコールのメチルエーテル,ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,メチルセロソルブ,モルホリン及びエチレングリコールのような通常的な有機溶媒に溶解させた後,次のような透明な重合体,共重合体及び透明な共重合体の混合物に混入して光可逆性変色素材に硬化させCTA/PVA/CTAで積層していた位置を透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物,例えば:MMA/PVA/MMA(メチルメタクリレートメチル)式に積層する。この時,光源から近い前面部(層)に光可逆性変色物質が混入された透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物例えば:MMAが位置するように積層して紫外線の照射に反応して光可逆性変色素材の役割を全うするようにしなければならない。以後透過される紫外線は後面の光源から最も遠い後面部(層)に積層される透明な共重合体の及び透明な共重合体の混合物例えば:MMAに混入された紫外線吸収剤によって遮断される効果を見ることができる。
【0050】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に適用するために,スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色レンズに作る物質には,例えば,ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体,ポリアクリレート,ポリ(アルキルアクリレート)例えば,ポリメチルメタクリレート(PMMA-ポリメチルメタクリレート),メチルメタクリレート(MMA−メチルメタクリレート),ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリ(スチレンーメチルメタクリレート)共重合体,ポリ(スチレン-アクリロニトリル) 共重合体及びポリビニルブチラールが含まれる。透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物も適用物質として適合である。
【0051】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に適用するために,スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色レンズに作る物質は,ポリ(4,4−ジオキシジフェニル2,2−プロパン)のようなポリカーボネート(LEXANという商品名で販売される);商品名PLEXIGLASで販売されるポリメチルメタクリレート:商品名CR−39で販売されるポリオール(アリルカーボネート)の重合体,特にジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)及び例えば,ビニルアセテートとその共重合体例えば,80−90%のジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)と10〜20%のビニルアセテートの共重合体;特に80〜85%のビス(アリルカーボネート)と15−20%のビニルアセテートから製造された光学的に透明な重合有機物質が好ましい。
【0052】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に適用するためにスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色レンズに作る物質には重合され透明な光可逆性レンズを形成できるポリオール(アリルカーボネート)は直鎖または分枝鎖脂肪族または芳香族液体ポリオールのアリルカーボネート例えば,脂肪族グリコールビス(アリルカーボネート)化合物またはアルキリデンビスフエノ-ルビス(アルキルカーボネート)化合物である。これらの単量体はポリオール例えば,グリコールの不飽和ポリカーボネートで描写され得る。単量体はこの分野の公知された方法例えば,米国特許2,370,567及び2,403,113の方法によって製造し得る。
【0053】
そして,今まで偏光子素材を利用して度数が無い無度数偏光サングラス製品は容易に作られている。ところが,視力の悪い人が度数のある偏光サングラス製品を着用(かける)するには多くの困難な点がある。偏光サングラスが一般のサングラスより目が眩しい反射光を遮断する優れた機能と性能を有するにも拘わらず,今まで視力が悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスを低廉な価格で供給できるように大量生産できる製造方法が提示された事例が無い。
【0054】
今まで度数が無い偏光サングラスは、種々の方法で製品化されて使用者に比較的に低廉な価格で提示されている。一方視力が悪いので眼鏡をかけなければならない人達は度数のあるサングラスを使用することができるが,反射光の遮断効果がある偏光サングラスを度数状態で使用することはとても難しいことであった。
【0055】
このような中で,度数偏光レンズを提供するための試みは専ら,ガラス偏光レンズにおいてのみ可能であったが,加工性の困難さのため,非常に高価の製品価格で使用者の購買に応じている現実から視力の悪い人が偏光サングラスをかける方法は,簡易方法で本人の度数眼鏡の上に無度数偏光サングラス玉を重ね鏡の形態で重ね被せて使用する方法が精一杯であった。
【0056】
偏光レンズにおいて,偏光セルロースアセテートフィルム素材はヨードを含有するか,異色染料が固着されたポリビニルアルコール(PVA)系フィルムは,偏光フィルムとしてよく知られている。このような通常的な偏光フィルムは偏光性能は優れているが,耐熱性及び耐湿性はそれほど優れていない。このような問題を解決しようとセルロ-スアセテートを基材とする保護フィルムで積層化させることが提案され,このような方法で製造した偏光フィルムが市販されている。しかし,薄膜の薄いシート形態の製品であるので度数を具現することができず,また,眼科用レンズに使用するには光線の透過率が悪く,物性が比較的に軟性であるので,容易に表面に傷が生ずる等,光線透過率が悪いので眼科用レンズの素材としては適合でなく,主に電子計算機,液晶計器板,携帯電話液晶画面等主に工業用に使用されているが,現在一部で無度数偏光サングラスのレンズ素材として使用されている。
【0057】
偏光ガラスレンズは偏光板を取り囲む両面がアセテートフィルムでなくガラスであるため,硬度は高いので傷には強いが,着用感が悪い。プラスチック眼科用レンズより表面の適当重量が大きいため,種々の不利な点があり,例えば消費者が使用する時,着用感が重く,究極的にガラスであるという物理的性質のため,より大きいレンズを提供することができなくなる。
【0058】
しかし,ガラス偏光レンズを眼鏡店のレンズ研磨機(一名玉湿機)で表面を研磨すると,求めようとする度数の偏光レンズを作ることができる。
【0059】
ところが,このように度数を加工する方法は, 使用者に高価の研磨加工費を負担させるばかりでなく,プラスチックレンズより重量が重いので根本的に着用感が悪くなる。
【0060】
偏光サングラスが一般サングラスより優れた機能と性能を有しているにも拘わらず,今まで視力が悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスをより軽く作り,低廉な価格で供給できるように大量生産できる製造方法が提示された事例がなかったことに起因して,また,本発明が提示される。本発明は単純で簡単に大量の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを生産することができる。大量生産の結果によって現在より遥かに低廉な価格で全世界消費者の購買に応ずることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0061】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズの製造方法はPVA(Polyvinylalcohol)を延伸し,ヨード染色した後,ヨード粒子をPVAフィルムに硼酸水溶液において染着固定化させた後,乾燥させて偏光子8を得る1段階工程,透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5で度数レンズが数個以上数十個配列された形態の度数レンズ板5’を作る2段階工程,透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5にスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物17を混入して光可逆性変色無度数レンズ板5”を作る3段階工程,1段階工程の偏光子8と3段階工程の無度数レンズ板5”を紫外線硬化樹脂9または接着剤で接着ローラー加工する4段階工程,4段階工程の偏光子8面と2段階工程の度数レンズ板5’の平面を紫外線硬化樹脂9または接着剤で接着ローラー加工して透明な光可逆性変色度数偏光サングラスレンズが数個以上数十個配列された形態の積層板10を完成する5段階工程,5段階工程を終えた光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10をスクラッチを防止するために両面をハードコーテイング剤13で塗り乾燥処理した後,レンズとしての曲面角を与えるベンディング工程を経る6段階工程から構成される。
【0062】
以下本発明の製造方法を各段階別により具体的に説明する。
【0063】
本発明が実施される事例を説明すれば次のとおりであるが,本発明がこれら実施事例に極限することに意図されないし,該当分野の塾練された技術者によって明らかな各種変更及び修正が可能である。
【0064】
(実施例1)
[偏光子の製膜]
先ず,厚さ75−95μm程度のPVAフィルムを30−50℃温度の水槽内で膨潤処理した後,長さ方向に3〜8倍延伸させ,PVAフィルムの構成分子構造を線状に一側方向に配向させた後,0.5−5%濃度のヨード水溶液(I2 Water Solution)中に含浸させヨード分子をPVAフィルムに染着させた後,次いで,25℃-50℃の硼酸水溶液3−4%中で一側方向に1−4分間浸させることにより、染着されたヨード粒子をPVAフィルムに固定させた後、乾燥させ偏光子8を作る。
【0065】
(実施例2)
[度数レンズ板の製造]
耐熱板ガラスで度数眼鏡に適合するように各度数(ジオプター)に合う凹,凸レンズ鋳型2が数個以上数十個配列された鋳型枠3を作った後,封合剤(シーラント)4を廻した後,紫外線吸収剤(アブソーベント)18を混入させた上記の透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5を充填する。
【0066】
その上をさらに他の耐熱平板ガラス6で覆った後,締め金7で締めて内に入っている透明な共重合体及び透明な共重合体5の混合物が流出しないようにした状態で硬化させて透明な度数レンズが数個以上数十個が配列された形態の度数レンズ板5’を作って実施例1の偏光子8と積層する一方の端面を求める。成形された度数レンズ板5’の厚さは最小0.4mm以上から各度数に合う厚さに作れば適当である。
【0067】
凹,凸レンズ鋳型2が数個以上数十個配列された度数レンズ板5’を作るための鋳型枠3は耐熱板ガラスの代わりに,耐熱セラミックまたは金型を使用することもできる。
【0068】
(実施例3)
[光可逆性変色レンズに作るための無度数レンズ板の製造]
スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またスピロベンゾピレン化合物17をベンゼン,トルエン,クロロホルム,エチルアセテート,メチルエチルケトン,アセトン,エチルアルコール,メチルアルコール,アセトニトリル,テトラヒドロフラン,ジオキサン,エチレングリコールのメチルエーテル,ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,メチルセロソルブ,モルホリン及びエチレングリコールのような通常的な有機溶媒に溶解させるか,上記言及された有機溶媒の中一つまたはそれ以上に溶解された透明な被適用体重合体溶液例えば,ポリビニルアセテートーアセトン溶液,ニトロセルロース-アセトニトリル溶液,ポリビニルクロライド-メチルエチルケトン溶液,ポリメチルメタクリレート-アセトン溶液,セルロース アセテート-ジメチルホルムアミド溶液,ポリビニルピロリドン-アセトニトリル溶液,ポリスチレン-べンゼン溶液及びエチルセルロース-メチルクロライド溶液に常温で撹拌しながら溶解させた後,上記の共重合体及び透明な共重合体の混合物5に約0.01−20重量%,普通は0.05−10重量%混入し,撹拌器で十分に分散されるように撹拌した後,耐熱平板ガラス6に封合剤4を廻した後に充填し,その上にさらに他の耐熱平板ガラス6で覆った後,締め金7で締めて内に入っている透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5が流出しないようにした状態に硬化させて透明な光可逆性変色無度数板5”を作って実施例1の偏光子8を積層するさらに他の一方の端面を求める。サイズは,実施例2におけるより横縦が若干大きく,厚さは約0.2−1.0mm程度に作ることにより,作業性を良くすることができ,本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ1を軽量化することができる。
【0069】
(実施例4)
[光可逆性変色無度数板と偏光子の接着]
光可逆性変色無度数板5”と実施例1の偏光子8の間に紫外線硬化樹脂9を投入し,圧着ローラーに通過させた後,紫外線を照射して硬化することにより接着を完成する。この工程で紫外線の波長は250〜350nmが好ましく,紫外線光源と板間の間隔は5〜25cm程度であれば十分であり,露出時間は紫外線硬化剤の成分構成に従って,異なり得るが5−20分程度露出が適当である。
【0070】
(実施例5)
[度数偏光レンズ積層板の完成]
実施例4の偏光子8面と実施例2の透明な度数レンズが数個以上数十個配列された度数レンズ板5’の平たな面を紫外線硬化樹脂9を投入し,実施例4のように紫外線を照射して接着することにより,本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズが数個以上数十個が配列された形態の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10を完成する。
【0071】
(実施例6)
[両面ハードコーテイング及びレンズ曲面ベンディング工程]
このように完成された光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10にスクラッチを防止するために両面をハードコーテイング剤13を塗りオーブンで減圧乾燥処理した後,レンズとしての曲面角を与えるベンディング工程を経ることにより本発明が完成されるが,この時,光可逆性変色性質がある無度数板5”が必ずサングラス着用者が光源を眺める時,光源の前面部に位置できるようにプレスベンディング金型に載せる時,下方向に位置しなければならない。
【0072】
上の加工を全て経て作られた光可逆性変色度数偏光サングラスレンズが数個以上数十個配列された形態の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10は,そのままベンディングすれば折れるので前処理過程で内部温度が70℃-120℃であるチェンバーで5−25秒程度加熱した後,サングラスレンズとして有するべき曲面16(一般的に基本曲率6.00−8.00)がベンディング雌金型14とベンディング雄金型15に曲面が定められたプレスベンディング金型のために載せられてプレスベンディング機の圧力によって鋳型(Mold2)部分の一つ一つがそれぞれ雄15金型によってA方向に押されサングラスレンズ曲面が完成,冷却されて鋳型2の形に従って一つ一つがそれぞれ曲折率(ジオプター)を有する光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ1に作られることによって本発明が完成される。
【0073】
このような過程において,実施例1の段階は公知された既存の方法を使用して制作が可能であり,実施例2の段階おいて使用される凹,凸レンズ鋳型2には必ず鋳型一つ一つ毎に偏光子の縦軸標識11方向が陰刻または陽刻で表示されなければならない。それは,偏光軸方向を分からないままでは偏光サングラスに加工をすることができないからである。実施例6の段階を経て完成された度数偏光レンズ1がサングラスに製品化される時,偏光軸方向に合わせて加工できるように偏光子の軸方向の標識がなければならないし,併せて,レンズが有する固有度数標識12も陰刻または陽刻で表示されなければならない。度数偏光レンズ製品が完成された後,保管,流通時に掻きまぜられても容易に区分することができる。
【0074】
実施例4と実施例5の接着過程において,一定な接着と厚さを一定に得るために,上,下に配置された圧着ローラーに通過させて密着させる加工が行われるが,この時,実施例2の度数レンズ用鋳型枠3に刻まれるそれぞれの度数レンズ鋳型1を配列する時,横,縦方向に一列に配列をする時,ローラーがレンズの高点と低点を過ぎる時,生じ得る高い偏差のために上下に遊隙が生じ得るので,これを防ぐために度数レンズ用鋳型枠3に刻まれるそれぞれの度数レンズ鋳型2を配列する時,長さ方向の菱形に配列をすることにより,ローラー加工の高さ安定性を求めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は,偏光レンズが有する短所と光可逆性変色レンズが有する短所を相互補完して,偏光レンズの長所と光可逆性変色レンズが有する長所を相互取って目が眩しい反射光線も遮断しながらトンネルに入っても暗くならないサングラスの発明を成そうとする。
【0076】
即ち,日光の中で,一般サングラスレンズや光可逆性変色サングラスレンズ素材が遮断できない道路と車両,その他反射体から反射屈折されながら視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線は,偏光膜によって遮断する効果を見ながら,太陽光中に含まれた200-380nMの波長帯を有する紫外線に反応して紫外線が照射される野外空間では,レンズの色強度がもう少し濃くなるが,紫外線が照射されないトンネルや室内空間ではレンズの本来の色に戻って薄くなる光可逆性変色効果を利用して,偏光子生産時点で偏光子を成すPVAを染着する時,室内空間において暗くないように見られるように基本的に色調を薄く染着し,日光の下では,濃い色調で見られるように紫外線に反応して,光可逆性変色性質を有する光可逆性変色物質が適当量混入された透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物を[例えば:MMA]光源から近い前面部(層)に位置するように積層して紫外線の照射に反応して色が濃くなる光可逆性変色サングラスの役割をするように発明をした。偏光サングラスレンズをかけてもトンネルや室内で事物や視野が暗く見えない効果が表れるようになることによって,運転してトンネルに進入してもサングラスを外さないようになる便利で安全性が保障される効果を使用者に与えることができる。
【0077】
本発明のように光可逆性変色度数偏光サングラス用レンズ及び製造方法が提示された事例が全世界的になかった。
【0078】
そして,今まで,度数の無い偏光サングラスは,種々の方法で製品化されて使用者に比較的に低廉な価格で提示されている。一方,視力が悪いので眼鏡をかけなければならない人達は,度数のあるサングラスを使用することができるが,反射光の遮断効果がある偏光サングラスを度数状態で使用することはとても難しいことであった。視力の悪い人に度数偏光レンズを提供するための試みは専らガラスの偏光レンズにおいてのみ可能であった。ガラス偏光レンズを眼鏡店のレンズ研磨機(一名;玉湿機)で表面を研磨すれば求めようとする度数の偏光レンズを作ることができるが,このように加工する方法は使用者に高価の研磨加工費を負担させるばかりでなく,プラスチックレンズより重量が重いので根本的に着用感が悪くなる。研磨加工性の困難のため,非常に高価の製品価格帯で消費者の購買に応じている現実から視力が悪い人が偏光サングラスをかける方法は,簡易方法で本人の度数眼鏡の上に無度数偏光サングラス玉を重ね鏡の形態で重ね被せて使用する方法が精一杯であった。
【0079】
偏光サングラスが一般のサングラスより優れた機能と性能を有するにも係わらず,今まで視力の悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスを低廉な価格で供給することができなかったが,本発明でガラスより着用感が軽く,低廉な価格で供給できるように大量生産することができる製造方法が提示されることにより,大量生産の結果によって現在より遥かに低廉な価格で全世界消費者の購買に応ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】光可逆性変色度数偏光サングラスレンズの積層断面図である。
【図2】度数偏光レンズ板生産用型枠組立て斜視図である。
【図3】度数偏光レンズ板及び無度数板型枠締金斜視図の断面図である。
【図4】光可逆性変色度数偏光レンズ板積層斜視図である。
【図5】各鋳型の偏光子縦軸方向,屈折率表示正面図である。
【図6】サングラス曲面形成用ベンディング金型の凹,凸金型形態図である。
【0001】
本発明は光可逆性変色度数偏光サングラスレンズに関するものであって,より詳しくは、偏光レンズが有する短所と光可逆性変色(Photochromic)レンズが有する短所を相互補完して偏光レンズの長所と光可逆性変色レンズが有する長所を相互取った光可逆性変色度数偏向サングラスレンズ及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
サングラスに、どのぐらいの色調を添加しなければ明るい所を見る時、目が眩しくなく、暗い所を見る時、暗くうっとうしく見える現象がなくなるか?正答が無い質問である。明るい所を目が眩しくないように見ようと基準を決めて色調を付与したとすれば、濃色を添加したはずであるから暗い所では暗くうっとうしいはずであろうし、反対に暗い所を暗くうっとうしく無く見ようと基準を決めて色調を付与したとすれば、より薄い色を添加したはずであるから明るい所で目が眩しいほかない。即ち、固定された色調を有するサングラスレンズでは,両方をすべて安らかに見ることができない。
【0003】
一般サングラスは、現在よく知られているように、ガラスや透明プラスチック素材に色彩を付与して、着色の効果によって目が眩しいのを防ぐ機能と、紫外線吸収剤をレンズに混入して、太陽光線内の紫外線が眼球に到達しないように防ぐ機能を目的に使用されている。
【0004】
ところが、着色サングラスは、室内やトンネル等暗い空間では視野があまり暗くなる問題が生ずる。よって、太陽光線の紫外線に反応して野外空間では,光可逆性変色化合物による作用でレンズがより暗くなり、室内やトンネル等紫外線の無い空間では、レンズの色がより明るくなる光可逆性変色サングラスレンズが市販されている。
【0005】
ところが、このようなレンズは、一般着色サングラスであるか、若しくは光可逆性変色サングラスであるか、すべてが道路と車両、その他、反斜体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい反射光線、即ち、干渉光線(横波)を遮断することができない。
【0006】
一方、偏光レンズは、一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズが有する機能も持っているが、併せて、道路と車両、その他、反射体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を垂直の網構造でなった偏光板が、レンズの間に内蔵されているので、横波反射を遮断する効果が一層表れ、一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズの素材より一段階さらに進歩されたサングラスレンズ素材として脚光を受けている。
【0007】
ところが、偏光レンズは、必須的に生産当時PVA(ポリビニールアルコール)に一定な濃度のヨードで染着処理する過程を経るが、このように染着処理した結果、色度が固定されているため、トンネルや室内空間で事物や視野が暗く見える現象が起こる短所がある。
【0008】
本発明は、高品質高付加価値の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを経済的に大量製造する製造方法及びこれに因って生産された光可逆性変色度数編光サングラスレンズに関するものである。サングラスは、目が眩しいのを防ぐために又は、紫外線、有害光線等を遮断するために着用(かける)するが、一般的に知られているレンズ種類としては、(1)着色ガラスレンズ(2)着色プラスチックレンズ(3)光可逆性変色ガラスレンズ(米国コーニンググラスワークス製品)(4)偏光ガラスレンズ(米国ポラロイドコーポレーション製品)、そして、(5)偏光セルロースアセテートフィルム(日本クラレイ製品等)等が今まで一般的に使用されている。
【0009】
この内、(1)(2)の素材は、ただ、事物と視野を着色の効果で暗く見える効果と紫外線吸収剤を含ませて紫外線の透過を抑制する機能のみを有しているので、日光が照らす野外空間では使用できるが、トンネルや室内空間で事物やや視野が暗く見える短所がある。特に、運転中である場合、非常に危険になる。そこで、紫外線に反応する(3)光可逆性変色レンズが発明され市販されているが、道路と車両、その他、反射体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい反射光線即ち、干渉光線を遮断できない短所を有する。
【0010】
さらに、(4)(5)素材は、(1)(2)(3)素材が有する機能は勿論であり、併せて、道路と車両、その他、反射体から反射屈折されながら視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を垂直の網構造からなった偏光板がレンズの間に内蔵されているので、横波反射を遮断する効果がさらに表れ、(1)(2)(3)の素材より一段階さらに進歩されたサングラスレンズ素材として脚光を受けている。
【0011】
ところが、(3)偏光レンズは、必須的に生産当時、PVAに一定な濃度のヨードで染着処理する過程を経るようになるが、このように、染着処理した結果、色度が固定されているため、トンネルや室内空間で事物や視野が暗く見える現象が起こる短所がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、偏光レンズが有する短所と光可逆性変色レンズが有する短所を相互補完して偏光レンズの長所と光可逆性変色レンズが有する長所を相互取って新しい発明をなそうとする。
【0013】
即ち、日光の中で(1)(2)素材が遮断できない道路と車輌、その他、反射体から反射屈折されながら、視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を遮断する効果を見ることができながらも、トンネルや室内空間においても事物や視野が暗く見えない光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ及びその製造方法に関するものである。
【0014】
本発明を説明するために二つの分野に対する理解が必要であるが、第一、光可逆性変色分野と第二、偏光に関する分野に対する理解である。先ず、光可逆性変色について説明し、偏光に関して説明する。
【0015】
一般的に外部刺激に対して物質自体の色相が可逆的に変わる現象をクロミズム(chromism)といい、このような刺激源として、熱、光、電気、溶媒等が知られている。
【0016】
クロミズムの種類としては、熱によって色相が可逆的に変化する現象であるサーモクロミズム(例、感熱染料)、光、特に紫外線によって色相が可逆的に変化する現象であるフオトクロミズム(例、調光ガラス)、電気によって色相が可逆的に変化する現象であるエレクトロクロミズム(例、液晶デイスプレイ、溶媒によって色相が可逆的に変化する現象であるソルベイトクロミズム(例、pH指示薬)等がある。このようなクロミズム現象の中、フオトクロミズムは、光の照射有無に従って作動されるので、本発明の光可逆性プラスチック及びレンズ、例えば、眼科用レンズのような眼科用材料や光学材料、サングラスレンズ、スキー眼鏡、ひさし、カメラレンズ及びフイルターのようなものを製造するのに使用され得る。ここで、使用された“光学材料”とは、レンズ及び透明体を含む。
【0017】
光の照射と遮断によって可逆的に色相が変化するフオトクロミック材料に関する多くの研究が進行されてきた。大韓民国特許0142804号、特許0145266号、特に、米国特許3,562,172、3,578,602、4,215,010及び4,342,668に公知されたようなスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物は、特に、サングラスと眼科用レンズに有用なものと表れる。このような結晶形態の又は透明な媒体の中、溶液や分散液形態の光可逆性変色化合物は、太陽光線や紫外線に露出された時、無色から直に青色に変わり、暗所に置くか強い紫外線照射が無い状態では元來の色に戻る。
【0018】
その中、スピロベンゾピラン化合物は、光変色性、光伝導性、感光特性、光メモリ特性を有するので、表示素子や光素子にも多くの応用が期待されている化合物である。これにより光変色性を表す特定のベンゾピラン及びナフトピランを始めとする一連のピラン誘導体(米国特許第3,567,605号及び米国特許第5,238,981号)、スピロアダマンタン基がベンゾピラン又はナフトピラン環の2-位に結合された一連の光互変性(phototropy)スピロピラン誘導体(ヨーロッパ特許公開第246,114号、同特許公開第250,193号)、スピロオキサジン化合物(日本公開特許平3−81278号、韓国特許公報92−8620号、EP0432841A2号、EP0600669A1号、EP0600688A1号)が知られている。
【0019】
スピロベンゾピラン化合物は、スピロオキサジンに比べて合成が簡単な長所を有する。公知の化合物としては、ニトロ基、スルホン酸基、ヒドロキシ基等が置換されているスピロベンゾピラン化合物(日本公開特許公報平3−20626号、日本公開特許公報平2-264246号、日本公開特許公報平4−116545号、日本公開特許公報平4−116546号、EP0414476A1号、EP0483542A1号、EP0502506A1号)がある。
【0020】
本発明に適用するに適合なスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物とスピロベンゾピレン化合物を光可逆性変色製品として利用するために高分子材料化する方法としては、モノマーにスピロ(インドリン)ナフトキサジンまたはスピロベンゾピレン化合物誘導体を添加した後、その重合体を成形するか、直接高分子に混ぜた後、溶融成形する。この場合、成形加工温度における耐熱性、高分子材種類、常用性、光安定剤と酸化防止剤及び各種の添加剤、そして、大気中の空気等の要因を考慮する必要がある。この時、利用される高分子材料としては、ポリメタクリル系、セルロース系、ポリビニルブチラール系、ポリエステル系、ポリスチレン系等が幅広く利用されている。スピロ(インドリン)ナフトキサジン類を光可逆性変色製品に利用した例としては、高分子材料化して光量調節の目的にフィルムまたは薄い板状の材料をプラスチックサングラス、スキー用眼鏡、日光ひさし、自動車や建物窓に使用した例がある。
【0021】
光可逆性変色性質を有するスピロベンゾピレン化合物は、次の化学式(1)と(2)で表すことができる。
【0022】
【化1】
【0023】
【化2】
上記式において,
R1は、水素原子または炭素数1−22のアルキル、または水素原子、ハロゲン基、ヒドロキシ基、グリシト゛キシ基、アミン基、ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、アクリル基、アミノ基またはマケプト基に置換された炭素数1−22のアルキル、炭素数1−22のアルケニル、炭素数1−22のアルコキシ、置換または非置換されたフェニル、フェニルアルキルを表し;
R2は、それぞれ水素原子、ハロゲン基、シアノ基、カルボキシ基、置換されたアミノ基、ニトロ基、炭素数1−10のアルキル、炭素数1−10のアルコキシ、炭素数1−10のアルキルカルボキシ基、フェニル基またはR1で置換されたフェニル基を表し;
-X-は-CO-,-CO2-,-S-,-S02-,-C
C-,-O-,−C(R1)2-,-C(R1)=C(R1)-,-N=N-,-NR1-を表し;
YはXと同一であるか(CH2)n,-[-C(R1)(R2)-]n-,-[-X-C(R2)2-C(R1)2-]n-中のいずれかの一置換基であるか二つ以上の置換基であり;
mは1〜10の数であり;また
nは0〜20の数である。
【0024】
上記化学式(1)において,置換されるか非置換されたアルキル基の例としては,メチル基,エチル基,n-プロピル基,イソプロピル基,n-ブチル基,イソブチル基,sec-ブチル基,t-ブチル基,n-ペンチル基,イソペンチル基,ネオペンチル基,1,4-ジメチルプロピル基,n-ヘキシル基,シクロへキシル基,1,3-ジメチルブチル基,1-イソプロピルプロピル基,1,2-ジメチルブチル基,n-ヘプチル基,1,4-ジメチルペンチル基,2-メチル-1-イソプロピルプロピル基,1-エチル-3-メチルブチル基,n-オクチル基,2-エチルへキシル基,3-メチル-1-イソプロピルブチル基,2-メチル-1-イソプロピルブチル基,1-t-ブチル-2-メチルプロピル基及びn-ノニル基等の炭化水素基;メトキシメチル基,メトキシエチル基,エトキシエチル基,プロポキシエチル基,ブトキシエチル基,メトキシエトキシエチル基,エトキシエトキシエチル基,ジメトキシメチル基,ジエトキシメチル基,ジメチル基エチル基及びジエトキシエチル基等のアルコキシアルキル基;及びクロロメチル基,2,2,2-トリクロロエチル基,トリフルオロメチル基,1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロピル基等のハロゲン化アルキル基を挙げることができる。
【0025】
R1は炭素数10以下のアルキルであり,Xは-CO-または-S-であり,またYは-CO-である化合物(1)が好ましい。
【0026】
化学式(1)のスピロベンゾピラン化合物はテトラヒドロフラン,トルエン,炭素数1〜10以下の低級アルコール,アセトニトリル,アセトン,ジメチルスルポキシド(DMSO),ジメチルホルムアミド(DMF),α-メチルナフタレン,メトキシナフタレン,クロロナフタレン,ジフェニルエタン,エチレングリコール,キノリン,ジクロロベンゼン,ジクロロトルエン,プロピレンカーボネート,スルホラン,キシレンまたは1種以上のこれらの混合物から構成された群から選ばれた溶媒中で,上記化学式(1)と(2)を−5℃ないし100℃の範囲内で30分ないし5日間反応させることによって製造する。
【0027】
R3は,水素原子,ハロゲン基,ヒドロキシ基,グリシトキシ基,アミン基,エポキシ基,メタクリル基,アクリル基またはマケプト基であり,R4は,ハロゲン基,ヒドロキシ基,カルボン酸基またはアルデヒド基である。
【0028】
上記方法において,反応温度は塩基の反応性に従って上記範囲内で別に選ぶことができる。
【0029】
化学式(1)と(2)の化合物は市販される化合物を利用するか公知の方法によって製造される(韓国特許出願第98−18556号),化学式(1)化合物の製造方法の一例として,[6−フェニルカルボニル−1’,3’,3’-トリメチルスピロ[2H-1-ベンゾピラン-2,2’-インドリン]-4”-イル]4-(4’-オキチルオキシフェニル)ベンゾエート(PCSBPI-OOBP)は[6-フェニルカルボニル-1’,3’,3’-トリメチルスピロ[2H-1-ベンゾピラン-2,2’-インドリン]-4”-イル]を4’オキチルオキシ-4-ビフェニルカルボキシ酸と反応させて製造する。この時,反応溶媒は有機溶媒,例えば,ジクロロメタン,クロロホルム等の一般的な有機溶媒であり,反応を促進するために酸または塩基触媒,例えば,ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC),4-(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)及びアミン等から選ばれた1〜3種の化合物を追加することができる。反応温度は-5℃ないし100℃であり,反応時間は30分ないし5日程度である。このように製造されたスピロべンゾピラン化合物は200-340nM波長帯の紫外線に照射させば青い光を表し,可視光を照射すれば,さらに無色を呈する光可逆性変色性質を有する。
【0030】
特に,スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物はべンゼン,トルエン,クロロホルム,エチルアセテート,メチルエチルケトン,アセトン,エチルアルコール,メチルアルコール,アセトニトリル,テトラヒドロフラン,ジオキサン,エチレングリコールのメチルエーテル,ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,メチルセロソルブ,モルポリン及びエチレングリコールのような通常的な有機溶媒に溶解させ得るため,透明プラスチック及びレンズ例えば,眼科用レンズのような眼科用材料や光学材料,サングラスレンズ,スキー眼鏡,ひさし,カメラレンズ及びフイルターのようなものを製造するのに使用される重合体に混入することができる。ここで,使用された“光学材料”とは,レンズ及び透明体を含む。適用される物質には例えば:ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体,ポリアクリレート,ポリ(アルキルアクリレート)例えば,ポリメチルメタクリレート(PMMA)、メチルメタクリレート(MMA),ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリ(スチレン-メチルメタクリレート)共重合体,ポリ(スチレン-アクリロ二トリル)共重合体及びポリビニルブチラールが含まれる。透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物または適用物質に適合である。
【0031】
光可逆性変色化合物を溶解させるのに使用される溶媒の量は,被適用体(host)に適用した時,被適用体中に光可逆性変色有効量の化合物を提供し得る光可逆性変色組成物を得るのに十分でなければならない。
【0032】
被適用物質に適用されるか,混入される光可逆性変色化合物またはこれを含有する組成物の量は臨界的なものでなく,普通光照射時,望む組成物の色の強度及び光可逆性変色化合物を混入するか適用する時,使用される方法に従って異なるようになる。普通化合物が多く添加されるほど色相が一層濃くなる。一般的にこのような量を光可逆性変色量という。一般的に被適用体に混入される光可逆性変色化合物の量は,被適用体重量を基準に約0.01-20重量%,普通は0.05-10重量%である。換言すれば,光可逆性変色効果を表すのに使用される光可逆性変色化合物の量は,被適用体の厚さと係わりなく被適用体表面積(cm2)当り光可逆性変色試薬約1-10mg範囲である。従って,光可逆性変色化合物は薄いサンプル,フィルムまたはコーテイングに高濃度に存在し,厚いサンプルに一層低い濃度に存在する。
【0033】
スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物または透明な重合体,共重合体またはこのような透明な重合体の混合物と適当な有機溶媒から製造された無色のまたは透明な溶液中に溶解させることができ,例えば,上記言及された有機溶媒中,一つまたはそれ以上に溶解された透明な被適用体重合体がある。このような溶液の例には,ポリビニルアセテート-アセトン溶液,ニトロセルロース-アセトニトリル溶液,ポリビニルクロライド-メチルエチルケトン溶液,ポリメチルメタクリレート-アセトン溶液,セルロースアセテート-ジメチルホルムアミド溶液,ポリビニルピロリドン-アセトニトリル溶液,ポリスチレン-ベンゼン溶液及びエチルセルロース-メチルクロライド溶液が含まれる。
【0034】
上記の光可逆性変色溶液または組成物は,セルローストリアセテート,ポリエチレンテレフタレートまたは酸化バリウム紙のような透明な支持体に適用させた後,乾燥させて光可逆性変色物質を得ることができ,これは紫外線によって青色になった後,紫外線光源除去後,無色に戻ることができる。
【0035】
スピロ(インドリン)ナフトキサジン類またはスピロベンゾピレン化合物は光可逆性変色化合物やこれを含有する組成物は透明な固体重合有機物質例えば,合成プラスチック被適用物質に適用するか,その内部に混入させることができる。被適用物質は,光学的に清い物質例えば,眼科用レンズのような眼科用材料や窓,風よけガラス等のような用途に有用な物質が好ましい。光可逆性変色化合物を含有する被適用物質は,光可逆性変色プラスチックフィルム,シート及びレンズ例えば,サングラスレンズ,スキー眼鏡,ひさし,カメラレンズ及びフイルターのようなものを製造するのに使用することができる。ここで使用された“光学材料”とは,レンズ及び透明体を含む。
【0036】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズに使用され得る透明な被適用物質には,例えば:ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体,ポリアクリレート、ポリ(アルキルアクリレート)例えば,ポリメチルメタクリレート,セルロースアセテート,セルローストリアセテート,セルロースアセテートプロピオネート,セルロースアセテートブチテート,ポリ(ビニルアセテート),ポリ(ビニルアルコール),ポリウレタン,ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリ(スチレン-メチルメタクリレート)共重合体,ポリ(スチレン-アクリロニトリル)共重合体及びポリビニルブチラールが含まれる。透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物または被適用物質に適合である。被適用物質はポリ(4,4’-ジオキシジフェニル2,2-プロパン)のようなポリカーボネート(LEXANという商品名で販売される);商品名PLEXIGLASで販売されるポリメチルメタクリレート:商品名CR-39で販売されるポリオール(アリルカーボネート)の重合体特に,ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)及び例えば,ビニールアセテートとその共重合体例えば, 80-90%のジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)と,10-20%のビニールアセテートの共重合体;特に,80-85%のビス(アリルカーボネート)と15-20%のビニルアセテート,セルロースアセテート,セルロースプロピオネート,セルロースブチレート,ポリスチレン及びメチルメタクリレート,ビニルアセテート及びアクリロニトリルとその共重合体及びセルロースアセテートブチレートから製造された光学的に透明な重合有機物質が好ましい。
【0037】
重合されて透明な光可逆性変色レンズを形成できるポリオール(アリルカーボネート)は直鎖または分枝鎖脂肪族または芳香族液体ポリオールのアリルカーボネート例えば,脂肪族グリコールビス(アリルカーボネート)化合物またはアルキリデンビスフエノール(アルキルカーボネート)化合物である。これらの単量体はポリオール例えば,グリコールの不飽和ポリカーボネートで描写され得る。単量体は,この分野の公知された方法例えば,米国特許2,370,567及び2,403,113の方法によって製造され得る。
【0038】
第2に,偏光について説明する。
【0039】
360°全方向の振動面を有する自然光がガラスや水のような面から50°または、それ以上の反射角で反射する時,目が眩しい反射光で視野に入ってくる。このような偏光現象は,明るい真昼に道路面で起こる目が眩しい日光の反射光であり得るし,雨が降る日に、道路面で起こる雨水の反射で有り得るし、前車の後窓ガラスから反射される目が眩しい日光であり得る。また,釣りをする時,浮きを眺める水面で起こる目が眩しい日光であり得るが,このような反射光線は、偏光化された光線であるので,着色効果だけを与える一般サングラスレンズや光可逆性レンズでは防ぐことができず,専ら,垂直方向に偏光させることができる偏光サングラスレンズだけが,このような目が眩しい光を防ぐことができる((株)東亜出版社発行高等学校物理教科書I)。
【0040】
偏光フィルムとは,360°全方向の振動面を有する自然光を一定方向の振動面を有する光だけを透過させ,残りの光は吸収して偏光された光を得ることができる線偏光子が,いろいろな偏光素子等の中,最も一般的な偏光子として用いられている。偏光子の製造は公知された既存の技術または大韓民国特許第10−0263821号の方法によって製造され得る。現在ヨードで染着処理したPVAフィルムを偏光基材フィルムとし,PVAより寸法や変形に対する安定性と耐磨耗性が良いCTA(セルローストリアセテート)フィルムをこの偏光基材フィルムを保護する保護フィルムとして構成させた積層形薄膜偏光板が市販されている。ヨードで染着し偏光子処理されたPVAフィルムは耐水性と耐久性が余り弱いため,CTA/PVA/CTAで両面を積層して使用するが,しかし,偏光セルロースアセテートフィルムは薄膜シート型であり,主に電子計算機,液晶計器板,携帯電話液晶画面等々主に工業用に使用されているのみで,いくらかは無度数用偏光サングラスレンズ用にも使用されている。
【0041】
ところが,偏光サングラスレンズも一般着色のサングラスレンズのように必須的に生産当時,PVAに一定な濃度のヨードで染着処理する過程を経るようになるが,このように染着処理した結果,色度が固定されているために,トンネルや室内空間で事物や視野が暗く見える現象が起こる短所がある。従って,偏光子をなすPVAを染着する時,室内空間で暗くないように見られるように基本的に色調を薄く染着し,日光の下では濃い色調で見られるように紫外線に反応して光可逆性変色性質を有する光可逆性変色物質が適当量混入された透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物を例えば:MMA(メチルメタクリレート)が光源から近い底面部(層)に位置するように積層して紫外線の照射に反応して色が濃くなる光可逆性変色サングラスの役割をするように発明した。
【0042】
一方,一般サングラスでは遮断できない道路と車輌,その他反射体から反射屈折されながら視野に入って来る偏光化された目が眩しい横波反射干渉光線を垂直の網構造からなった偏光板がレンズの間に内蔵されているので遮断する効果がさらに表れ,一般のサングラスより優れた機能と性能を偏光サングラスが有しているにも拘わらず,今まで視力が悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスを低廉な価格で供給できるように大量生産できる製造方法が提示された事例がない。
【0043】
今まで,度数がない偏光サングラスは,種々の方法で製品化されて使用者に比較的に低廉な価格で提示されている。一方,視力が悪いので眼鏡をかけなければならない人達は,度数があるサングラスを使用することができるが,反射光の遮断効果がある偏光サングラスを度数状態で使用することは非常に難しいことであった。
【0044】
度数偏光レンズを提供するための試みは,専らガラス偏光レンズにおいてのみ可能であったし,研磨加工性の難しさのため,非常に高価の製品価格のままに使用者の購買に応じて来ている現実において,視力が悪い人が偏光サングラスをかける方法は,簡易方法として本人の度数眼鏡の上に無度数の偏光サングラスの玉を重ね鏡(クリップオン)の形態で重ね被せて使用する方法が精一杯である。
【0045】
本発明は比較的に単純で簡単に大量の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを生産することができる。大量生産の結果に従って現在より遥かに低廉な価格で全世界の消費者の購買に応ずることができる。
【0046】
(発明の要旨)
本発明は,日光の中で一般サングラスと光可逆性変色サングラスレンズ素材が遮断できない道路と車輌,その他反射体から反射屈折されながら,視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線を遮断する効果を見ることができながらも,トンネルや室内空間においても事物や視野が暗く見えない光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ及びその製造方法に関するものである。
【0047】
本発明では従来技術の問題点を解決しようと研究していたついでに,透明な重合体,共重合体及び透明な共重合体の混合物に大韓民国特許0142804号,特許0145266号,特に,米国特許3,562,172、3,578,602、4,215,010及び4,342,668に公知されたようなスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色眼科用レンズのような眼科用材料やサングラスレンズ,スキー眼鏡,ひさし,カメラレンズ及びフイルターを製造することができるということに着目して,本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを完成するに至った。
【0048】
偏光フィルムとは,360°全方向の振動面を有する自然光を一定方向の振動面を有する光だけを透過させ,残りの光は吸収して偏光された光を得ることができるサン偏光子が種々の偏光素子等の中,最も一般的な偏光子として用いている。偏光子の製造は公知された既存の技術または大韓民国特許第10−0263821号の方法によって製造されることもできる。現在ヨードで染着処理したPVAフィルムを偏光基材フィルムとし,PVAより寸法や変形に対する安定性と耐磨耗性が良いCTAフィルムをこの偏光基材フィルムを保護する保護フィルムとして構成させた積重型薄膜偏光板が市販されている。ヨードで染着し偏光子処理されたPVAフィルムは耐水性と耐久性が余りにも弱いため,CTA/PVA/CTAで両面積層して使用するが,しかし,偏光セルロースアセテートフィルムは薄膜シート形であり,主に電子計算機,液晶計器板,携帯電話液晶画面等主に工業用に使用されているのみで,たまに無度数用偏光サングラスレンズ用にも使用されている。
【0049】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に使用される変色レンズは上のCTAフィルムが積重される位置の中,光源から近い前面部に位置させ紫外線の照射に反応して光可逆性変色素材の役割を全うするようにしなければならない。そのために,スピロ(インドリン)ナフトキ化合物またはスピロベンゾピレン化合物をベンゼン,トルエン,クロロホルム,エチルアセテート,メチルエチルケトン,アセトン,エチルアルコール,メチルアルコール,アセトニトニル,テトラハイドロフラン,ジオキサン,エチレングリコールのメチルエーテル,ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,メチルセロソルブ,モルホリン及びエチレングリコールのような通常的な有機溶媒に溶解させた後,次のような透明な重合体,共重合体及び透明な共重合体の混合物に混入して光可逆性変色素材に硬化させCTA/PVA/CTAで積層していた位置を透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物,例えば:MMA/PVA/MMA(メチルメタクリレートメチル)式に積層する。この時,光源から近い前面部(層)に光可逆性変色物質が混入された透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物例えば:MMAが位置するように積層して紫外線の照射に反応して光可逆性変色素材の役割を全うするようにしなければならない。以後透過される紫外線は後面の光源から最も遠い後面部(層)に積層される透明な共重合体の及び透明な共重合体の混合物例えば:MMAに混入された紫外線吸収剤によって遮断される効果を見ることができる。
【0050】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に適用するために,スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色レンズに作る物質には,例えば,ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体,ポリアクリレート,ポリ(アルキルアクリレート)例えば,ポリメチルメタクリレート(PMMA-ポリメチルメタクリレート),メチルメタクリレート(MMA−メチルメタクリレート),ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリ(スチレンーメチルメタクリレート)共重合体,ポリ(スチレン-アクリロニトリル) 共重合体及びポリビニルブチラールが含まれる。透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物も適用物質として適合である。
【0051】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に適用するために,スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色レンズに作る物質は,ポリ(4,4−ジオキシジフェニル2,2−プロパン)のようなポリカーボネート(LEXANという商品名で販売される);商品名PLEXIGLASで販売されるポリメチルメタクリレート:商品名CR−39で販売されるポリオール(アリルカーボネート)の重合体,特にジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)及び例えば,ビニルアセテートとその共重合体例えば,80−90%のジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)と10〜20%のビニルアセテートの共重合体;特に80〜85%のビス(アリルカーボネート)と15−20%のビニルアセテートから製造された光学的に透明な重合有機物質が好ましい。
【0052】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ用に適用するためにスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物を混入して光可逆性変色レンズに作る物質には重合され透明な光可逆性レンズを形成できるポリオール(アリルカーボネート)は直鎖または分枝鎖脂肪族または芳香族液体ポリオールのアリルカーボネート例えば,脂肪族グリコールビス(アリルカーボネート)化合物またはアルキリデンビスフエノ-ルビス(アルキルカーボネート)化合物である。これらの単量体はポリオール例えば,グリコールの不飽和ポリカーボネートで描写され得る。単量体はこの分野の公知された方法例えば,米国特許2,370,567及び2,403,113の方法によって製造し得る。
【0053】
そして,今まで偏光子素材を利用して度数が無い無度数偏光サングラス製品は容易に作られている。ところが,視力の悪い人が度数のある偏光サングラス製品を着用(かける)するには多くの困難な点がある。偏光サングラスが一般のサングラスより目が眩しい反射光を遮断する優れた機能と性能を有するにも拘わらず,今まで視力が悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスを低廉な価格で供給できるように大量生産できる製造方法が提示された事例が無い。
【0054】
今まで度数が無い偏光サングラスは、種々の方法で製品化されて使用者に比較的に低廉な価格で提示されている。一方視力が悪いので眼鏡をかけなければならない人達は度数のあるサングラスを使用することができるが,反射光の遮断効果がある偏光サングラスを度数状態で使用することはとても難しいことであった。
【0055】
このような中で,度数偏光レンズを提供するための試みは専ら,ガラス偏光レンズにおいてのみ可能であったが,加工性の困難さのため,非常に高価の製品価格で使用者の購買に応じている現実から視力の悪い人が偏光サングラスをかける方法は,簡易方法で本人の度数眼鏡の上に無度数偏光サングラス玉を重ね鏡の形態で重ね被せて使用する方法が精一杯であった。
【0056】
偏光レンズにおいて,偏光セルロースアセテートフィルム素材はヨードを含有するか,異色染料が固着されたポリビニルアルコール(PVA)系フィルムは,偏光フィルムとしてよく知られている。このような通常的な偏光フィルムは偏光性能は優れているが,耐熱性及び耐湿性はそれほど優れていない。このような問題を解決しようとセルロ-スアセテートを基材とする保護フィルムで積層化させることが提案され,このような方法で製造した偏光フィルムが市販されている。しかし,薄膜の薄いシート形態の製品であるので度数を具現することができず,また,眼科用レンズに使用するには光線の透過率が悪く,物性が比較的に軟性であるので,容易に表面に傷が生ずる等,光線透過率が悪いので眼科用レンズの素材としては適合でなく,主に電子計算機,液晶計器板,携帯電話液晶画面等主に工業用に使用されているが,現在一部で無度数偏光サングラスのレンズ素材として使用されている。
【0057】
偏光ガラスレンズは偏光板を取り囲む両面がアセテートフィルムでなくガラスであるため,硬度は高いので傷には強いが,着用感が悪い。プラスチック眼科用レンズより表面の適当重量が大きいため,種々の不利な点があり,例えば消費者が使用する時,着用感が重く,究極的にガラスであるという物理的性質のため,より大きいレンズを提供することができなくなる。
【0058】
しかし,ガラス偏光レンズを眼鏡店のレンズ研磨機(一名玉湿機)で表面を研磨すると,求めようとする度数の偏光レンズを作ることができる。
【0059】
ところが,このように度数を加工する方法は, 使用者に高価の研磨加工費を負担させるばかりでなく,プラスチックレンズより重量が重いので根本的に着用感が悪くなる。
【0060】
偏光サングラスが一般サングラスより優れた機能と性能を有しているにも拘わらず,今まで視力が悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスをより軽く作り,低廉な価格で供給できるように大量生産できる製造方法が提示された事例がなかったことに起因して,また,本発明が提示される。本発明は単純で簡単に大量の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズを生産することができる。大量生産の結果によって現在より遥かに低廉な価格で全世界消費者の購買に応ずることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0061】
本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズの製造方法はPVA(Polyvinylalcohol)を延伸し,ヨード染色した後,ヨード粒子をPVAフィルムに硼酸水溶液において染着固定化させた後,乾燥させて偏光子8を得る1段階工程,透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5で度数レンズが数個以上数十個配列された形態の度数レンズ板5’を作る2段階工程,透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5にスピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物17を混入して光可逆性変色無度数レンズ板5”を作る3段階工程,1段階工程の偏光子8と3段階工程の無度数レンズ板5”を紫外線硬化樹脂9または接着剤で接着ローラー加工する4段階工程,4段階工程の偏光子8面と2段階工程の度数レンズ板5’の平面を紫外線硬化樹脂9または接着剤で接着ローラー加工して透明な光可逆性変色度数偏光サングラスレンズが数個以上数十個配列された形態の積層板10を完成する5段階工程,5段階工程を終えた光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10をスクラッチを防止するために両面をハードコーテイング剤13で塗り乾燥処理した後,レンズとしての曲面角を与えるベンディング工程を経る6段階工程から構成される。
【0062】
以下本発明の製造方法を各段階別により具体的に説明する。
【0063】
本発明が実施される事例を説明すれば次のとおりであるが,本発明がこれら実施事例に極限することに意図されないし,該当分野の塾練された技術者によって明らかな各種変更及び修正が可能である。
【0064】
(実施例1)
[偏光子の製膜]
先ず,厚さ75−95μm程度のPVAフィルムを30−50℃温度の水槽内で膨潤処理した後,長さ方向に3〜8倍延伸させ,PVAフィルムの構成分子構造を線状に一側方向に配向させた後,0.5−5%濃度のヨード水溶液(I2 Water Solution)中に含浸させヨード分子をPVAフィルムに染着させた後,次いで,25℃-50℃の硼酸水溶液3−4%中で一側方向に1−4分間浸させることにより、染着されたヨード粒子をPVAフィルムに固定させた後、乾燥させ偏光子8を作る。
【0065】
(実施例2)
[度数レンズ板の製造]
耐熱板ガラスで度数眼鏡に適合するように各度数(ジオプター)に合う凹,凸レンズ鋳型2が数個以上数十個配列された鋳型枠3を作った後,封合剤(シーラント)4を廻した後,紫外線吸収剤(アブソーベント)18を混入させた上記の透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5を充填する。
【0066】
その上をさらに他の耐熱平板ガラス6で覆った後,締め金7で締めて内に入っている透明な共重合体及び透明な共重合体5の混合物が流出しないようにした状態で硬化させて透明な度数レンズが数個以上数十個が配列された形態の度数レンズ板5’を作って実施例1の偏光子8と積層する一方の端面を求める。成形された度数レンズ板5’の厚さは最小0.4mm以上から各度数に合う厚さに作れば適当である。
【0067】
凹,凸レンズ鋳型2が数個以上数十個配列された度数レンズ板5’を作るための鋳型枠3は耐熱板ガラスの代わりに,耐熱セラミックまたは金型を使用することもできる。
【0068】
(実施例3)
[光可逆性変色レンズに作るための無度数レンズ板の製造]
スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またスピロベンゾピレン化合物17をベンゼン,トルエン,クロロホルム,エチルアセテート,メチルエチルケトン,アセトン,エチルアルコール,メチルアルコール,アセトニトリル,テトラヒドロフラン,ジオキサン,エチレングリコールのメチルエーテル,ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,メチルセロソルブ,モルホリン及びエチレングリコールのような通常的な有機溶媒に溶解させるか,上記言及された有機溶媒の中一つまたはそれ以上に溶解された透明な被適用体重合体溶液例えば,ポリビニルアセテートーアセトン溶液,ニトロセルロース-アセトニトリル溶液,ポリビニルクロライド-メチルエチルケトン溶液,ポリメチルメタクリレート-アセトン溶液,セルロース アセテート-ジメチルホルムアミド溶液,ポリビニルピロリドン-アセトニトリル溶液,ポリスチレン-べンゼン溶液及びエチルセルロース-メチルクロライド溶液に常温で撹拌しながら溶解させた後,上記の共重合体及び透明な共重合体の混合物5に約0.01−20重量%,普通は0.05−10重量%混入し,撹拌器で十分に分散されるように撹拌した後,耐熱平板ガラス6に封合剤4を廻した後に充填し,その上にさらに他の耐熱平板ガラス6で覆った後,締め金7で締めて内に入っている透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物5が流出しないようにした状態に硬化させて透明な光可逆性変色無度数板5”を作って実施例1の偏光子8を積層するさらに他の一方の端面を求める。サイズは,実施例2におけるより横縦が若干大きく,厚さは約0.2−1.0mm程度に作ることにより,作業性を良くすることができ,本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ1を軽量化することができる。
【0069】
(実施例4)
[光可逆性変色無度数板と偏光子の接着]
光可逆性変色無度数板5”と実施例1の偏光子8の間に紫外線硬化樹脂9を投入し,圧着ローラーに通過させた後,紫外線を照射して硬化することにより接着を完成する。この工程で紫外線の波長は250〜350nmが好ましく,紫外線光源と板間の間隔は5〜25cm程度であれば十分であり,露出時間は紫外線硬化剤の成分構成に従って,異なり得るが5−20分程度露出が適当である。
【0070】
(実施例5)
[度数偏光レンズ積層板の完成]
実施例4の偏光子8面と実施例2の透明な度数レンズが数個以上数十個配列された度数レンズ板5’の平たな面を紫外線硬化樹脂9を投入し,実施例4のように紫外線を照射して接着することにより,本発明の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズが数個以上数十個が配列された形態の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10を完成する。
【0071】
(実施例6)
[両面ハードコーテイング及びレンズ曲面ベンディング工程]
このように完成された光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10にスクラッチを防止するために両面をハードコーテイング剤13を塗りオーブンで減圧乾燥処理した後,レンズとしての曲面角を与えるベンディング工程を経ることにより本発明が完成されるが,この時,光可逆性変色性質がある無度数板5”が必ずサングラス着用者が光源を眺める時,光源の前面部に位置できるようにプレスベンディング金型に載せる時,下方向に位置しなければならない。
【0072】
上の加工を全て経て作られた光可逆性変色度数偏光サングラスレンズが数個以上数十個配列された形態の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板10は,そのままベンディングすれば折れるので前処理過程で内部温度が70℃-120℃であるチェンバーで5−25秒程度加熱した後,サングラスレンズとして有するべき曲面16(一般的に基本曲率6.00−8.00)がベンディング雌金型14とベンディング雄金型15に曲面が定められたプレスベンディング金型のために載せられてプレスベンディング機の圧力によって鋳型(Mold2)部分の一つ一つがそれぞれ雄15金型によってA方向に押されサングラスレンズ曲面が完成,冷却されて鋳型2の形に従って一つ一つがそれぞれ曲折率(ジオプター)を有する光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ1に作られることによって本発明が完成される。
【0073】
このような過程において,実施例1の段階は公知された既存の方法を使用して制作が可能であり,実施例2の段階おいて使用される凹,凸レンズ鋳型2には必ず鋳型一つ一つ毎に偏光子の縦軸標識11方向が陰刻または陽刻で表示されなければならない。それは,偏光軸方向を分からないままでは偏光サングラスに加工をすることができないからである。実施例6の段階を経て完成された度数偏光レンズ1がサングラスに製品化される時,偏光軸方向に合わせて加工できるように偏光子の軸方向の標識がなければならないし,併せて,レンズが有する固有度数標識12も陰刻または陽刻で表示されなければならない。度数偏光レンズ製品が完成された後,保管,流通時に掻きまぜられても容易に区分することができる。
【0074】
実施例4と実施例5の接着過程において,一定な接着と厚さを一定に得るために,上,下に配置された圧着ローラーに通過させて密着させる加工が行われるが,この時,実施例2の度数レンズ用鋳型枠3に刻まれるそれぞれの度数レンズ鋳型1を配列する時,横,縦方向に一列に配列をする時,ローラーがレンズの高点と低点を過ぎる時,生じ得る高い偏差のために上下に遊隙が生じ得るので,これを防ぐために度数レンズ用鋳型枠3に刻まれるそれぞれの度数レンズ鋳型2を配列する時,長さ方向の菱形に配列をすることにより,ローラー加工の高さ安定性を求めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は,偏光レンズが有する短所と光可逆性変色レンズが有する短所を相互補完して,偏光レンズの長所と光可逆性変色レンズが有する長所を相互取って目が眩しい反射光線も遮断しながらトンネルに入っても暗くならないサングラスの発明を成そうとする。
【0076】
即ち,日光の中で,一般サングラスレンズや光可逆性変色サングラスレンズ素材が遮断できない道路と車両,その他反射体から反射屈折されながら視野に入ってくる偏光化された目が眩しい干渉光線は,偏光膜によって遮断する効果を見ながら,太陽光中に含まれた200-380nMの波長帯を有する紫外線に反応して紫外線が照射される野外空間では,レンズの色強度がもう少し濃くなるが,紫外線が照射されないトンネルや室内空間ではレンズの本来の色に戻って薄くなる光可逆性変色効果を利用して,偏光子生産時点で偏光子を成すPVAを染着する時,室内空間において暗くないように見られるように基本的に色調を薄く染着し,日光の下では,濃い色調で見られるように紫外線に反応して,光可逆性変色性質を有する光可逆性変色物質が適当量混入された透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物を[例えば:MMA]光源から近い前面部(層)に位置するように積層して紫外線の照射に反応して色が濃くなる光可逆性変色サングラスの役割をするように発明をした。偏光サングラスレンズをかけてもトンネルや室内で事物や視野が暗く見えない効果が表れるようになることによって,運転してトンネルに進入してもサングラスを外さないようになる便利で安全性が保障される効果を使用者に与えることができる。
【0077】
本発明のように光可逆性変色度数偏光サングラス用レンズ及び製造方法が提示された事例が全世界的になかった。
【0078】
そして,今まで,度数の無い偏光サングラスは,種々の方法で製品化されて使用者に比較的に低廉な価格で提示されている。一方,視力が悪いので眼鏡をかけなければならない人達は,度数のあるサングラスを使用することができるが,反射光の遮断効果がある偏光サングラスを度数状態で使用することはとても難しいことであった。視力の悪い人に度数偏光レンズを提供するための試みは専らガラスの偏光レンズにおいてのみ可能であった。ガラス偏光レンズを眼鏡店のレンズ研磨機(一名;玉湿機)で表面を研磨すれば求めようとする度数の偏光レンズを作ることができるが,このように加工する方法は使用者に高価の研磨加工費を負担させるばかりでなく,プラスチックレンズより重量が重いので根本的に着用感が悪くなる。研磨加工性の困難のため,非常に高価の製品価格帯で消費者の購買に応じている現実から視力が悪い人が偏光サングラスをかける方法は,簡易方法で本人の度数眼鏡の上に無度数偏光サングラス玉を重ね鏡の形態で重ね被せて使用する方法が精一杯であった。
【0079】
偏光サングラスが一般のサングラスより優れた機能と性能を有するにも係わらず,今まで視力の悪い人達が使用するのに適合な度数偏光サングラスを低廉な価格で供給することができなかったが,本発明でガラスより着用感が軽く,低廉な価格で供給できるように大量生産することができる製造方法が提示されることにより,大量生産の結果によって現在より遥かに低廉な価格で全世界消費者の購買に応ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】光可逆性変色度数偏光サングラスレンズの積層断面図である。
【図2】度数偏光レンズ板生産用型枠組立て斜視図である。
【図3】度数偏光レンズ板及び無度数板型枠締金斜視図の断面図である。
【図4】光可逆性変色度数偏光レンズ板積層斜視図である。
【図5】各鋳型の偏光子縦軸方向,屈折率表示正面図である。
【図6】サングラス曲面形成用ベンディング金型の凹,凸金型形態図である。
Claims (7)
- 耐熱板ガラスで度数眼鏡に適合するように各度数に合う凹,凸レンズ鋳型が数個以上、数十個が配列された鋳型枠の縁を封合剤で廻した後、紫外線吸収剤を混入させた上記の透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物を充填し、透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物を充填した後、他の耐熱平板ガラスで覆った後、締め金で締めて内に入っている透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物が流出しないようにした状態で硬化させて、透明な度数レンズが数個以上、数十個が配列された形態の透明な度数レンズ板を作って偏光子と積層する一方の端面を求め、スピロ(インドリン)ナフトキサジン化合物またはスピロベンゾピレン化合物をベンゼン、トルエン、クロロホルム、エチルアセテート、メチルエチルケトン、アセトン、エチルアルコール、メチルアルコール、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールのメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、メチルセロソルブ、モルホリン及びエチレングリコールのような通常的な有機溶媒に溶解させるか、上記言及された有機溶媒中の一つまたはそれ以上に溶解された透明な被適用体重合体溶液、例えば、ポリビニルアセテートーアセトン溶液、ニトロセルロース−アセトニトリル溶液、ポリビニルクロライド−メチルエチルケトン溶液、ポリメチルメタクリレート−アセトン溶液、セルロースアセテート−ジメチルホルムアミド溶液、ポリビニルピロリドン−アセトニトリル溶液、ポリスチレン−べンゼン溶液及びエチルセルロース-メチルクロライド溶液に撹拌しながら溶解させた後、透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物に約0.01−20重量%、普通は0.05−10重量%混入し、撹拌機で十分に分散されるように撹拌した後、耐熱平板ガラスに封合剤(Sealant)を廻した後に充填し、その上にさらに他の耐熱平板ガラスで覆った後、締め金で締めて、内に入っている透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物が流出しないようにした状態で硬化させて透明な光可逆性変色無度数板を作って実施例1の偏光子を積層するさらに他の一方の端面を求めた後、光可逆性変色無度数板と偏光子の間に紫外線硬化樹脂を投入し、圧着ローラーに通過させた後、250〜350nmの紫外線を照射して硬化させることにより、接着を完成し、さらに偏光子面と透明な度数レンズが数個以上、数10個が配列された度数レンズ板の平たな面に紫外線硬化樹脂を投入し、圧着ローラーに通過させた後、250〜350nmの紫外線を照射して接着することにより、光可逆性変色度数偏光サングラスレンズが数個以上、数10個配列された形態の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板を完成した後、光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ積層板にスクラッチを防止するために両面をハードコーテイング剤を塗り、オーブンで減圧乾燥処理した後、内部温度が70℃-120℃であるチェンバーで5-25秒程度予熱し、サングラスレンズとして有するべき曲面16(一般的に基本曲率6.00-8.00)であるベンディング凹金型とベンディング凸金型によって曲面が定められたプレスベンディング金型の上に載せられてプレスベンディング機の圧力によって鋳型部分の一つ一つがそれぞれ凸金型によってA方向に押さえられ、サングラスレンズ曲面が完成され、冷却されて鋳型の形に応じて一つ一つがそれぞれ屈折率を有する光可逆性変色度数偏光サングラスレンズに作られることを特徴とする光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ及びその製造方法。
- 透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物に混入する光可逆性変色基材をスピロ(インドリン)ピリドベンズオキサジン、スピロ(インドリン)ベンズオキサジン、スピロ(インドリン)ベンゾピラン、クロメン、スピロ(ベンズインドリン)ピリドベンズオキサジン、スピロ(ベンズインドリン)ナフトオキサジン、スピロ(ベンズインドリン)ナフトピラン、金属ジチゾネート、フルキド、フルキミド、スピロ(ジ)ハイドロインドリン及びこれら光可逆性変色基材の混合物からなるグループで選ばれて混入される光可逆性変色無度数偏光サングラスレンズを特徴とする請求項1に記載の光可逆性変色無度数偏光サングラスレンズ。
- 光可逆性変色度数偏光サングラスレンズの度数レンズ板が度数が全く無いことを特徴とする請求項1に記載の光可逆性変色無度数偏光サングラスレンズ。
- 光可逆性変色度数偏光サングラスレンズの上、下段に偏光子の縦軸方向標識とレンズが有する固有度数標識が陰刻または陽刻で表示されたことを特徴とする請求項1に記載の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ。
- 凹、凸レンズ鋳型が数個以上、数10個が配列された度数レンズ板を作るための鋳型枠が射出金型からなることを特徴とする請求項1に記載の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ。
- 凹、凸レンズ鋳型が数個以上、数10個が配列された度数レンズ板を作るための鋳型枠が耐熱セラミックからなることを特徴とする請求項1に記載の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ。
- 透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物は、ポリオール(アルキルカーボネート)重合体、ポリアクリレート、ポリ(アルキルアクリレート)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、メチルメタクリレート(MMA)、ポリカーボネート、ポリエチレンテトラフタレート、ポリスチレン、ポリ(スチレン-メチルメタクリレート)共重合体、ポリ(スチレン-アクリロニトリル)共重合体及びポリビニルブチラールで必須的に構成された群から選ばれた光学的に透明な共重合体及び透明な共重合体の混合物からなることを特徴とする請求項1に記載の光可逆性変色度数偏光サングラスレンズ。
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