JP2005500501A - 高温排ガスの冷却方法及び装置並びに燃焼処理装置 - Google Patents
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Abstract
高温の排ガスを少量の水で効果的に冷却することができる高温排ガスの冷却方法及びその装置を提供するとともに、この冷却装置を備えた燃焼処理装置を提供する。高温の排ガスが流れる経路内に排ガスの流れと直角な水膜を形成し、この水膜中に高温の排ガスを通過させることによって排ガスを冷却する方法である。冷却装置は、上方に高温排ガス導入部(51)を、下方に冷却排ガス排出部(52)を有する円筒状の冷却室(53)と、高温排ガス導入部の近傍に配置した複数の水スプレー管(54)とを備えている。水スプレー管(54)のスプレーノズル(58)は、その噴出軸線が略同一水平面上で冷却室(53)の中心方向に向くようにして、かつ、各スプレーノズル(58)から噴出した水滴同士が相互に衝突するように配置されている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温排ガスの冷却方法及び装置並びに燃焼処理装置に関し、詳しくは、各種燃焼処理に伴なって排出される高温排ガスを冷却する方法及びそのための装置構造に関するとともに、この冷却装置を備えた燃焼処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
製鉄やゴミの焼却、有毒成分の燃焼処理等によって高温排ガスが発生する。このような高温排ガスをそのまま大気放出することは、公害防止上許されない。したがって、通常は、排ガスを冷却してから排出している。
【0003】
図7は、従来の排ガス冷却装置の一例を示す縦断面図である。高温排ガスは、冷却装置11を構成する冷却室12内へ、上部の導入口13から導入されて周壁下部の排出口14から排出される。この過程で、導入された高温排ガスは、冷却室12の上部に設けたスプレー管15のスプレーノズル16から噴出した水に接触して冷却される。排出口14から排出された冷却後の排ガスに含まれる固形物や水滴は、デミスター17内に設けられた充填材18により捕捉される。デミスター17には、充填材18を洗浄するための水を噴出するスプレー19が設けられている。
【0004】
この冷却装置11では、スプレーノズル16から噴出される水は、排ガスの流れ方向と同方向とされ、通気抵抗にならないように考慮されている。スプレーノズル16から噴出して排ガスを冷却した後の水は、冷却室12の底部に設けた排水口20から排出される。この排水口20に接続した排水管21には、上方に屈曲したトラップ22が設けられ、排水管21から排ガスが流出することを防止している。また、排水管21の下流端は、水槽23内に溜まった水中に挿入されており、排水管21を通って大気が冷却室12に逆流することを防止している。
【0005】
しかし、このような従来の冷却装置では、高温排ガスを冷却するために大量の水が必要であり、排ガスと水とを十分に接触させるために大きな冷却室を必要としていた。さらに、冷却室とは別に排ガスから固形物や水滴を除去するデミスターを設けたり、ガスが流通しない排水構造を採用したりする必要があった。したがって、冷却装置全体が大型化するという不都合があった。
【0006】
そこで本発明は、高温の排ガスを少量の水で効果的に冷却することができ、装置の小型化も図れる冷却方法及び装置を提供するとともに、この冷却装置と一体化した燃焼処理装置を提供することを目的としている。
【発明の開示】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の高温排ガスの冷却方法は、高温排ガスが流れる経路内に、該排ガスの流れと直角方向の水膜を形成し、この水膜中に前記高温排ガスを通過させることにある。
【0008】
本発明の高温排ガスの冷却装置は、上方に高温排ガス導入部を、下方に冷却排ガス排出部及び排水部を有する中空の冷却室と、前記高温排ガス導入部の近傍に配置した複数の水スプレー管とを含み、該複数の水スプレー管のスプレーノズルを同一水平面上に配置するとともに、各スプレーノズルから噴出する水の方向を、高温排ガス導入部から冷却室内に流入する高温排ガスの流れに直角で、かつ、冷却室内で相互に衝突するように配置している。
【0009】
前記冷却排ガス排出部は、前記冷却室の周壁下部から室内に突出した排気管であることが好ましい。また、好ましくは、前記複数のスプレーノズルは、その軸線が水平面上で冷却室中心方向に対して同一方向に5〜15度の角度を有するようにそれぞれ配置されていることである。さらに、前記冷却室は、内筒と外筒とからなる二重筒構造とし、内筒の上部開口をスプレーノズル部を介して前記高温排ガス導入部に連通させ、該内筒の下部開口を外筒の底板上面近傍に配置し、前記外筒の上部に冷却排ガス排出部を設けるとともに、冷却排ガス排出部と内筒の下部開口との間には、内筒の外周と外筒の内周に亘ってデミスターを設置することが好ましい。前記排水部は、冷却室底部に開口して冷却室内に連通する排水口と、該排水口より上方位置に開口するように接続した排水管とを有する排水室を備えている。
【0010】
本発明の燃焼処理装置は、上述のように形成した高温排ガスの冷却装置の上方に、水平火炎を形成するバーナーを備えた燃焼室を連設した構成を含んでいる。
【0011】
本発明によれば、スプレーノズルから噴出する水滴が相互に衝突してより小さな水滴となり、かつ、小さな水滴によって水膜が形成され、この水膜中を高温の排ガスが通過するようにしたので、気液の接触効率が向上して高温排ガスの冷却効率が向上し、従来より少ない水量で従来と同等の冷却性能が得られる。また、装置全体の小型化も図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、本発明の高温排ガスの冷却方法を実施するための本発明の冷却装置の第1形態例を示す縦断面図である。
【0013】
この冷却装置50は、上方に高温排ガス導入部51を、周壁下部に冷却排ガス排出部52を有する円筒状の冷却室53と、前記高温排ガス導入部51の近傍に配置した複数の水スプレー管54と、冷却室53の底部に設けられた排水部55とを備えている。この排水部55には、図7の従来例と同様に、排水管が接続され、該排水管に上方に屈曲したトラップが設けられ、排水管から排ガスが流出することを防止している。また、排水管の下流端は、水中に挿入されており、排水管を通って大気が冷却室に逆流することを防止している。冷却室53の上部内周には耐熱材料による内張56が施されている。また、冷却室53の周壁には点検窓57が設けられている。
【0014】
水スプレー管54に設けられた複数のスプレーノズル58は、その噴出軸線が略同一水平面上で冷却室53の中心方向に向くようにして、かつ、各スプレーノズル58から噴出した水滴同士が相互に衝突するように配置されている。また、各スプレーノズル58には、水を水平方向に扇状に噴出する扇形ノズルを使用している。
【0015】
このように、スプレーノズル部58aに複数のスプレーノズル58を配置することにより、冷却室53内には、高温排ガスの流れ方向と直角な方向の水膜が、ガスの流れ通路を全面封鎖するような状態で形成される。しかも、スプレーノズル58から噴出した水滴の大部分が相互に衝突して細かな水滴が発生する。
【0016】
水スプレー管54の設置数は任意であり、冷却室53の大きさや高温排ガスの温度及び流量(流速)に応じて3本以上設けることができる。また、スプレーノズル58は、水スプレー管54に1個ずつとしてもよいが、一つの水スプレー管54に複数のスプレーノズル58を設けるようにしてもよい。さらに、複数のスプレーノズル58は、等間隔で設けることが好ましい。
【0017】
冷却排ガス排出部52に接続した排気管59には、充填材60を収納したデミスター61が設けられている。デミスター61の後段には、冷却排ガス吸引用のブロワー(図示せず)が設けられている。冷却排ガス排出部52から排出された冷却排ガスに含まれる固形物や水滴は、デミスター61を通過するときに充填材60により捕捉される。この充填材60は、スプレー62から噴出する水によって定期的に洗浄される。
【0018】
このように形成した冷却装置50において、高温排ガス導入部51から冷却室53内に導入された高温排ガスは、前記スプレーノズル58から噴出した水によって形成される水膜を通過する過程で冷却される。水膜を形成した水滴は、自重によって室内を落下するので、高温排ガスの流れに対して抵抗になることはない。また、衝突によって細かな水滴となった水は、高温排ガスとの接触によって瞬時に蒸発するので、水の蒸発潜熱を高温排ガスの冷却に有効に利用することができる。
【0019】
したがって、高温排ガスと水とを確実に接触させることができ、水の蒸発潜熱も効果的に利用することができるので、冷却効率が向上し、従来と同等の冷却を行う場合、従来より使用水量を大幅に低減させることができ、装置の小型化も図れる。
【0020】
図2は、本発明の冷却装置の第2形態例を示す縦断面図である。なお、以下の説明において、前記第1形態例に記載した冷却装置の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0021】
本形態例では、前記冷却排ガス排出部52に、冷却室53の周壁下部から室内に水平方向に突出した排気管65を設け、ガス吸入口66部分を冷却室53の中心部で開口させている。このように構成することにより、冷却室53内における排ガスの流れが均等化するので、全体としての冷却効果を更に向上させることができる。さらに、本形態例では、冷却室53の下部に傾斜板67を設けて吹き溜まり部が形成されないようにしている。
【0022】
図3は、スプレーノズルの配置例を示す冷却室の横断面図である。本例では、120度間隔に設けられた3個のスプレーノズル58の噴出軸線Sを、冷却室53の中心Cの方向に対してそれぞれ同一方向に角度αを設けて配置したものである。このように、スプレーノズル58の噴出軸線Sを冷却室中心Cの方向に対して同一方向にそれぞれ傾けることにより、各スプレーノズル58から噴出した水が、図3に矢印Aで示すように反時計回りに冷却室53内を旋回する状態となり、高温排ガスの流れ方向と直角な方向の面を有する回転水膜が冷却室53内に形成される。このような回転水膜を形成することにより、高温排ガスが水膜を通過する際に水膜の回転運動の影響を受けてガス自身も回転し、これによって撹拌効果が発生して冷却効果をより高めることができる。
【0023】
前記角度αは、冷却室53の状態、高温排ガスの状態、スプレーノズルの配置数によって適宜最適な角度を選択することができるが、通常は5〜15度の範囲内が適当である。角度αが5度未満だと水膜に十分な旋回力を与えることができず、15度を超える角度にすると、スプレーノズル58の配置数を多くしないとガスの流れ通路を全面封鎖することが困難となって必要水量が増加することがある。
【0024】
図4は、本発明の冷却装置の第3形態例を示す縦断面図である。この冷却装置は、冷却室53を、上下が開口した内筒71と、この内筒71を囲むようにして配置される上下が閉塞した外筒72との二重筒構造としている。内筒71の上部開口は、前記スプレーノズル部58aを介して前記高温排ガス導入部51に連通している。この構成により、前記内筒71の上部開口と前記高温排ガス導入部51との間に、前記スプレーノズル58により水膜が形成される。さらに、内筒71の上部は、二重壁構造の水槽73に囲まれており、この水槽73の内・外周壁74,75を貫通して水スプレー管54が設けられている。水槽73には、内・外周壁74,75間に冷却水を供給するパイプ76が設けられている。両壁74,75間に供給された冷却水は、内壁74上部に設けたVノッチ77から該内壁74と内筒71の上部外周との間に流下し、さらに、内筒71の上部に設けたVノッチ78から内筒71内に流下する。
【0025】
本形態例に示す内筒71は、上下方向中間部を小径に形成してこの部分のガス流速を上げることにより、ガスと水滴との接触効率を向上させ、高温排ガスの冷却効果を高めている。なお、内筒71はストレートパイプであってもよい。
【0026】
内筒71の下部開口は、外筒72の底板上面近傍に配置されており、外筒72の周壁上部には、前記冷却排ガス排出部52が設けられている。冷却排ガス排出部52と内筒71の下部開口との間には、内筒71の外周と外筒72の内周に亘ってデミスター79を構成する充填材が設けられている。
【0027】
したがって、高温排ガス導入部51から冷却室53内に導入された高温排ガスは、スプレーノズル58からの水膜を横切り、内筒71内を水滴と接触しながら下方に流れて冷却された後、内筒71の下部開口から外筒72内に流出して内筒71の外周と外筒72の内周との間を上昇し、デミスター79を通過するときに含有する固形物や水滴が除去され、冷却排ガス排出部52から排出される。したがって、排気管に設けていたデミスターを省略することが可能となり、排気関係の配管スペースを小さくできる。固形物の付着等によって汚れた充填材は、その上方に設けたスプレー80から噴出する水によって洗浄することができる。
【0028】
さらに、本形態例では、外筒72の周壁下部を貫通して、先端にスプレーノズル81を有する水スプレー管82が設けられている。このスプレーノズル81は、内筒71の下方に前記同様の水膜を形成し、内筒71の下部開口から流出するガスを更に冷却する。
【0029】
排水部55は、外筒72と一体的に形成した排水室83を有している。この排水室83は、冷却室53の底部に開口して冷却室内に連通する排水口84と、該排水口84の上縁よりも上方位置に開口するように接続した排水管85とを備えている。この排水管85の開口下縁の位置は、前記スプレーノズル81が設けられている場合は、スプレーノズル81よりも下方位置になるように設定される。スプレーノズル81が設けられていない場合は、内筒71の下部開口よりも下方位置にあればよい。
【0030】
冷却室53の底部に流下した水は、排水口84を通って排水室83内に流入し、排水管85から排出される。このとき、排水管85が排水口84よりも高位置に設けられているので、冷却室底部には、排水口84を水で塞ぐようにして排水管85の位置まで水が溜まる。このようにして排水口84を水で塞ぐことにより、排水口84を通ってガスが流通することを防止できるので、排水部55から排ガスが流出したり、大気が冷却室53に流入することを防止できる。したがって、排水管85の途中にトラップを設ける必要が無くなるので、排水関係の配管スペースを小さくできる。
【0031】
このように、冷却室53を二重筒構造として内部にデミスター79を収納し、また、トラップ機能を有する排水室83を冷却室53と一体的に形成することにより、冷却装置全体の小型化を図れる。なお、必要に応じて、排気管や排水管に従来と同様のデミスターやトラップを設けてもよい。
【0032】
図5は本発明の燃焼処理装置の一形態例を示す縦断面図、図6はバーナーの要部を示す縦断面図であって、前述のように形成した高温排ガスの冷却装置と、各種燃焼処理、例えば有害成分を含むガスの除害処理を行う燃焼装置とを一体化したものである。
【0033】
燃焼処理装置100は、前述のように形成した冷却装置の冷却室53の上方に燃焼処理を行う燃焼室101を連設したものであり、燃焼室101の下端部が冷却室53上端部の高温排ガス導入部51に直接連結された状態となっている。
【0034】
燃焼室101は、上方に燃焼処理対象ガスが導入されるガス導入管102とパイロットバーナー103とが設けられ、その下方に平面火炎を形成するバーナー104が設けられている。バーナー104は、図6に示すように、リング状の内側面にV溝型ノズル105が形成され、該V溝型ノズル105の一方にLPG等の燃料を供給する燃料通路106が、他方には空気や酸素富化空気等の支燃性ガスを供給する支燃性ガス通路107が設けられている。前記燃料通路106や支燃性ガス通路107は、前記V溝型ノズル105の内周面に沿って複数箇所に設けられており、燃料通路106から燃料を、支燃性ガス通路107から支燃性ガスを吹き出し、この状態で前記パイロットバーナー103で点火することにより、燃焼処理対象ガスの流れ方向に直角な平面火炎が形成される。
【0035】
なお、平面火炎を形成するバーナーは、例えば特開2001−82733号公報に記載された構造のものが最適であり、燃焼室101の構造もこの公報に記載された構造が最適であるが、本発明においては、これらの構造に限定されるものではなく、燃焼処理を行う対象物やその量等の条件に応じて適宜な構造を採用することが可能であり、例えばバーナーにおいては、燃料と支燃性ガスとをバーナー内部で混合してから噴出するように形成することもできる。
【0036】
また、燃焼室101は、金属製の外筒108と焼結金属製の内筒109とからなる二重壁構造に形成されており、内筒109の下端が、前記高温排ガス導入部51と一体化した状態となっている。したがって、燃焼室101での燃焼によって発生した高温排ガスは、内筒109の下方から冷却室53内に流入し、冷却室53内に前述のようにして配置された複数個のスプレーノズル58から噴出する水により形成される水膜を通過することによって冷却され、冷却排ガス排出部52から、ブロワー(図示せず)によって吸引されて排出される。
【0037】
この燃焼処理装置100は、ガス導入管102から燃焼室101に導入された燃焼処理対象ガスがバーナー104により形成される平面火炎を通過することによって所定の燃焼処理が行われ、生成した高温排ガスが冷却装置50内に直接導入されて冷却される。このように、燃焼処理対象ガスの流れ方向に直角な平面火炎を形成するバーナー104を備えた燃焼室101と、高温排ガスの流れ方向に直角な水膜を形成する冷却装置50とを組み合わせた燃焼処理装置は、平面火炎と平面水膜とを近接して配置することができるので、ガス流れ方向の寸法を短くすることができ、装置全体をコンパクトに製作することができる。
【0038】
実施例
図5に示す構造の燃焼室を用い、有害ガスであるシラン(SiH4)を3%含有する窒素からなる燃焼処理対象ガスを毎分200リットルの割合でガス導入管から燃焼室内に導入し、LPGを燃料として空気を支燃性ガスとするバーナーで形成した平面火炎中を通過させ、シランを燃焼させて除害処理を行った。このとき、燃焼室からは、約1000℃の高温排ガスが毎分800リットルで発生した。
【0039】
ここで、スプレーノズル54の噴出軸線を冷却室の中心方向に向けて配置した前記第1形態例の冷却装置を使用し、前記高温排ガスを毎分5リットルの水で冷却したところ、冷却排ガス排出部から排出されたガスの温度は73℃となった。一方、前記図7に示した従来の冷却装置に前記高温排ガスを導入して水で冷却したところ、高温排ガスを73℃に冷却するためには毎分20リットル以上の水を使用する必要があった。
【0040】
次に、冷却排ガス排出部を冷却室内に突出させた前記第2形態例の構造の冷却装置を使用して同条件で高温排ガスの冷却を行ったところ、冷却排ガス排出部から排出されたガスは71℃となった。これにより、冷却排ガス排出部を冷却室内に突出させることによって冷却効率が高まることが分かる。
【0041】
さらに、前記第2形態例の冷却装置において、図3に示すように、スプレーノズルの噴出軸線を冷却室中心方向に対してそれぞれ10度ずつ傾けて配置し、回転水膜を形成させた状態で高温排ガスの冷却を同条件で行った。その結果、冷却排ガス排出部から排出されたガスは69.5℃となった。これにより、水膜を旋回状態にすることによって冷却効率を更に向上できることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の冷却装置の第1形態例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の冷却装置の第2形態例を示す縦断面図である。
【図3】スプレーノズルの配置例を示す冷却室の横断面図である。
【図4】本発明の冷却装置の第3形態例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の燃焼処理装置の一形態例を示す縦断面図である。
【図6】バーナーの要部を示す縦断面図である。
【図7】従来のガス冷却装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0043】
50…冷却装置、51…高温排ガス導入部、52…冷却排ガス排出部52、53…冷却室、54…水スプレー管、55…排水部、56…内張、57…点検窓、58…スプレーノズル、59…排気管、60…充填材、61…デミスター、62…スプレー、65…排気管、66…ガス吸入口、67…傾斜板、71…内筒、72…外筒、73…水槽、74,75…内・外周壁、76…パイプ、77,78…Vノッチ、79…デミスター、80…スプレー、81…スプレーノズル、82…水スプレー管、83…排水室、84…排水口、85…排水管、100…燃焼処理装置、101…燃焼室、102…ガス導入管、103…パイロットバーナー、104…バーナー、105…V溝型ノズル、106…燃料通路、107…支燃性ガス通路、108…外筒、109…内筒
【0001】
本発明は、高温排ガスの冷却方法及び装置並びに燃焼処理装置に関し、詳しくは、各種燃焼処理に伴なって排出される高温排ガスを冷却する方法及びそのための装置構造に関するとともに、この冷却装置を備えた燃焼処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
製鉄やゴミの焼却、有毒成分の燃焼処理等によって高温排ガスが発生する。このような高温排ガスをそのまま大気放出することは、公害防止上許されない。したがって、通常は、排ガスを冷却してから排出している。
【0003】
図7は、従来の排ガス冷却装置の一例を示す縦断面図である。高温排ガスは、冷却装置11を構成する冷却室12内へ、上部の導入口13から導入されて周壁下部の排出口14から排出される。この過程で、導入された高温排ガスは、冷却室12の上部に設けたスプレー管15のスプレーノズル16から噴出した水に接触して冷却される。排出口14から排出された冷却後の排ガスに含まれる固形物や水滴は、デミスター17内に設けられた充填材18により捕捉される。デミスター17には、充填材18を洗浄するための水を噴出するスプレー19が設けられている。
【0004】
この冷却装置11では、スプレーノズル16から噴出される水は、排ガスの流れ方向と同方向とされ、通気抵抗にならないように考慮されている。スプレーノズル16から噴出して排ガスを冷却した後の水は、冷却室12の底部に設けた排水口20から排出される。この排水口20に接続した排水管21には、上方に屈曲したトラップ22が設けられ、排水管21から排ガスが流出することを防止している。また、排水管21の下流端は、水槽23内に溜まった水中に挿入されており、排水管21を通って大気が冷却室12に逆流することを防止している。
【0005】
しかし、このような従来の冷却装置では、高温排ガスを冷却するために大量の水が必要であり、排ガスと水とを十分に接触させるために大きな冷却室を必要としていた。さらに、冷却室とは別に排ガスから固形物や水滴を除去するデミスターを設けたり、ガスが流通しない排水構造を採用したりする必要があった。したがって、冷却装置全体が大型化するという不都合があった。
【0006】
そこで本発明は、高温の排ガスを少量の水で効果的に冷却することができ、装置の小型化も図れる冷却方法及び装置を提供するとともに、この冷却装置と一体化した燃焼処理装置を提供することを目的としている。
【発明の開示】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の高温排ガスの冷却方法は、高温排ガスが流れる経路内に、該排ガスの流れと直角方向の水膜を形成し、この水膜中に前記高温排ガスを通過させることにある。
【0008】
本発明の高温排ガスの冷却装置は、上方に高温排ガス導入部を、下方に冷却排ガス排出部及び排水部を有する中空の冷却室と、前記高温排ガス導入部の近傍に配置した複数の水スプレー管とを含み、該複数の水スプレー管のスプレーノズルを同一水平面上に配置するとともに、各スプレーノズルから噴出する水の方向を、高温排ガス導入部から冷却室内に流入する高温排ガスの流れに直角で、かつ、冷却室内で相互に衝突するように配置している。
【0009】
前記冷却排ガス排出部は、前記冷却室の周壁下部から室内に突出した排気管であることが好ましい。また、好ましくは、前記複数のスプレーノズルは、その軸線が水平面上で冷却室中心方向に対して同一方向に5〜15度の角度を有するようにそれぞれ配置されていることである。さらに、前記冷却室は、内筒と外筒とからなる二重筒構造とし、内筒の上部開口をスプレーノズル部を介して前記高温排ガス導入部に連通させ、該内筒の下部開口を外筒の底板上面近傍に配置し、前記外筒の上部に冷却排ガス排出部を設けるとともに、冷却排ガス排出部と内筒の下部開口との間には、内筒の外周と外筒の内周に亘ってデミスターを設置することが好ましい。前記排水部は、冷却室底部に開口して冷却室内に連通する排水口と、該排水口より上方位置に開口するように接続した排水管とを有する排水室を備えている。
【0010】
本発明の燃焼処理装置は、上述のように形成した高温排ガスの冷却装置の上方に、水平火炎を形成するバーナーを備えた燃焼室を連設した構成を含んでいる。
【0011】
本発明によれば、スプレーノズルから噴出する水滴が相互に衝突してより小さな水滴となり、かつ、小さな水滴によって水膜が形成され、この水膜中を高温の排ガスが通過するようにしたので、気液の接触効率が向上して高温排ガスの冷却効率が向上し、従来より少ない水量で従来と同等の冷却性能が得られる。また、装置全体の小型化も図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、本発明の高温排ガスの冷却方法を実施するための本発明の冷却装置の第1形態例を示す縦断面図である。
【0013】
この冷却装置50は、上方に高温排ガス導入部51を、周壁下部に冷却排ガス排出部52を有する円筒状の冷却室53と、前記高温排ガス導入部51の近傍に配置した複数の水スプレー管54と、冷却室53の底部に設けられた排水部55とを備えている。この排水部55には、図7の従来例と同様に、排水管が接続され、該排水管に上方に屈曲したトラップが設けられ、排水管から排ガスが流出することを防止している。また、排水管の下流端は、水中に挿入されており、排水管を通って大気が冷却室に逆流することを防止している。冷却室53の上部内周には耐熱材料による内張56が施されている。また、冷却室53の周壁には点検窓57が設けられている。
【0014】
水スプレー管54に設けられた複数のスプレーノズル58は、その噴出軸線が略同一水平面上で冷却室53の中心方向に向くようにして、かつ、各スプレーノズル58から噴出した水滴同士が相互に衝突するように配置されている。また、各スプレーノズル58には、水を水平方向に扇状に噴出する扇形ノズルを使用している。
【0015】
このように、スプレーノズル部58aに複数のスプレーノズル58を配置することにより、冷却室53内には、高温排ガスの流れ方向と直角な方向の水膜が、ガスの流れ通路を全面封鎖するような状態で形成される。しかも、スプレーノズル58から噴出した水滴の大部分が相互に衝突して細かな水滴が発生する。
【0016】
水スプレー管54の設置数は任意であり、冷却室53の大きさや高温排ガスの温度及び流量(流速)に応じて3本以上設けることができる。また、スプレーノズル58は、水スプレー管54に1個ずつとしてもよいが、一つの水スプレー管54に複数のスプレーノズル58を設けるようにしてもよい。さらに、複数のスプレーノズル58は、等間隔で設けることが好ましい。
【0017】
冷却排ガス排出部52に接続した排気管59には、充填材60を収納したデミスター61が設けられている。デミスター61の後段には、冷却排ガス吸引用のブロワー(図示せず)が設けられている。冷却排ガス排出部52から排出された冷却排ガスに含まれる固形物や水滴は、デミスター61を通過するときに充填材60により捕捉される。この充填材60は、スプレー62から噴出する水によって定期的に洗浄される。
【0018】
このように形成した冷却装置50において、高温排ガス導入部51から冷却室53内に導入された高温排ガスは、前記スプレーノズル58から噴出した水によって形成される水膜を通過する過程で冷却される。水膜を形成した水滴は、自重によって室内を落下するので、高温排ガスの流れに対して抵抗になることはない。また、衝突によって細かな水滴となった水は、高温排ガスとの接触によって瞬時に蒸発するので、水の蒸発潜熱を高温排ガスの冷却に有効に利用することができる。
【0019】
したがって、高温排ガスと水とを確実に接触させることができ、水の蒸発潜熱も効果的に利用することができるので、冷却効率が向上し、従来と同等の冷却を行う場合、従来より使用水量を大幅に低減させることができ、装置の小型化も図れる。
【0020】
図2は、本発明の冷却装置の第2形態例を示す縦断面図である。なお、以下の説明において、前記第1形態例に記載した冷却装置の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0021】
本形態例では、前記冷却排ガス排出部52に、冷却室53の周壁下部から室内に水平方向に突出した排気管65を設け、ガス吸入口66部分を冷却室53の中心部で開口させている。このように構成することにより、冷却室53内における排ガスの流れが均等化するので、全体としての冷却効果を更に向上させることができる。さらに、本形態例では、冷却室53の下部に傾斜板67を設けて吹き溜まり部が形成されないようにしている。
【0022】
図3は、スプレーノズルの配置例を示す冷却室の横断面図である。本例では、120度間隔に設けられた3個のスプレーノズル58の噴出軸線Sを、冷却室53の中心Cの方向に対してそれぞれ同一方向に角度αを設けて配置したものである。このように、スプレーノズル58の噴出軸線Sを冷却室中心Cの方向に対して同一方向にそれぞれ傾けることにより、各スプレーノズル58から噴出した水が、図3に矢印Aで示すように反時計回りに冷却室53内を旋回する状態となり、高温排ガスの流れ方向と直角な方向の面を有する回転水膜が冷却室53内に形成される。このような回転水膜を形成することにより、高温排ガスが水膜を通過する際に水膜の回転運動の影響を受けてガス自身も回転し、これによって撹拌効果が発生して冷却効果をより高めることができる。
【0023】
前記角度αは、冷却室53の状態、高温排ガスの状態、スプレーノズルの配置数によって適宜最適な角度を選択することができるが、通常は5〜15度の範囲内が適当である。角度αが5度未満だと水膜に十分な旋回力を与えることができず、15度を超える角度にすると、スプレーノズル58の配置数を多くしないとガスの流れ通路を全面封鎖することが困難となって必要水量が増加することがある。
【0024】
図4は、本発明の冷却装置の第3形態例を示す縦断面図である。この冷却装置は、冷却室53を、上下が開口した内筒71と、この内筒71を囲むようにして配置される上下が閉塞した外筒72との二重筒構造としている。内筒71の上部開口は、前記スプレーノズル部58aを介して前記高温排ガス導入部51に連通している。この構成により、前記内筒71の上部開口と前記高温排ガス導入部51との間に、前記スプレーノズル58により水膜が形成される。さらに、内筒71の上部は、二重壁構造の水槽73に囲まれており、この水槽73の内・外周壁74,75を貫通して水スプレー管54が設けられている。水槽73には、内・外周壁74,75間に冷却水を供給するパイプ76が設けられている。両壁74,75間に供給された冷却水は、内壁74上部に設けたVノッチ77から該内壁74と内筒71の上部外周との間に流下し、さらに、内筒71の上部に設けたVノッチ78から内筒71内に流下する。
【0025】
本形態例に示す内筒71は、上下方向中間部を小径に形成してこの部分のガス流速を上げることにより、ガスと水滴との接触効率を向上させ、高温排ガスの冷却効果を高めている。なお、内筒71はストレートパイプであってもよい。
【0026】
内筒71の下部開口は、外筒72の底板上面近傍に配置されており、外筒72の周壁上部には、前記冷却排ガス排出部52が設けられている。冷却排ガス排出部52と内筒71の下部開口との間には、内筒71の外周と外筒72の内周に亘ってデミスター79を構成する充填材が設けられている。
【0027】
したがって、高温排ガス導入部51から冷却室53内に導入された高温排ガスは、スプレーノズル58からの水膜を横切り、内筒71内を水滴と接触しながら下方に流れて冷却された後、内筒71の下部開口から外筒72内に流出して内筒71の外周と外筒72の内周との間を上昇し、デミスター79を通過するときに含有する固形物や水滴が除去され、冷却排ガス排出部52から排出される。したがって、排気管に設けていたデミスターを省略することが可能となり、排気関係の配管スペースを小さくできる。固形物の付着等によって汚れた充填材は、その上方に設けたスプレー80から噴出する水によって洗浄することができる。
【0028】
さらに、本形態例では、外筒72の周壁下部を貫通して、先端にスプレーノズル81を有する水スプレー管82が設けられている。このスプレーノズル81は、内筒71の下方に前記同様の水膜を形成し、内筒71の下部開口から流出するガスを更に冷却する。
【0029】
排水部55は、外筒72と一体的に形成した排水室83を有している。この排水室83は、冷却室53の底部に開口して冷却室内に連通する排水口84と、該排水口84の上縁よりも上方位置に開口するように接続した排水管85とを備えている。この排水管85の開口下縁の位置は、前記スプレーノズル81が設けられている場合は、スプレーノズル81よりも下方位置になるように設定される。スプレーノズル81が設けられていない場合は、内筒71の下部開口よりも下方位置にあればよい。
【0030】
冷却室53の底部に流下した水は、排水口84を通って排水室83内に流入し、排水管85から排出される。このとき、排水管85が排水口84よりも高位置に設けられているので、冷却室底部には、排水口84を水で塞ぐようにして排水管85の位置まで水が溜まる。このようにして排水口84を水で塞ぐことにより、排水口84を通ってガスが流通することを防止できるので、排水部55から排ガスが流出したり、大気が冷却室53に流入することを防止できる。したがって、排水管85の途中にトラップを設ける必要が無くなるので、排水関係の配管スペースを小さくできる。
【0031】
このように、冷却室53を二重筒構造として内部にデミスター79を収納し、また、トラップ機能を有する排水室83を冷却室53と一体的に形成することにより、冷却装置全体の小型化を図れる。なお、必要に応じて、排気管や排水管に従来と同様のデミスターやトラップを設けてもよい。
【0032】
図5は本発明の燃焼処理装置の一形態例を示す縦断面図、図6はバーナーの要部を示す縦断面図であって、前述のように形成した高温排ガスの冷却装置と、各種燃焼処理、例えば有害成分を含むガスの除害処理を行う燃焼装置とを一体化したものである。
【0033】
燃焼処理装置100は、前述のように形成した冷却装置の冷却室53の上方に燃焼処理を行う燃焼室101を連設したものであり、燃焼室101の下端部が冷却室53上端部の高温排ガス導入部51に直接連結された状態となっている。
【0034】
燃焼室101は、上方に燃焼処理対象ガスが導入されるガス導入管102とパイロットバーナー103とが設けられ、その下方に平面火炎を形成するバーナー104が設けられている。バーナー104は、図6に示すように、リング状の内側面にV溝型ノズル105が形成され、該V溝型ノズル105の一方にLPG等の燃料を供給する燃料通路106が、他方には空気や酸素富化空気等の支燃性ガスを供給する支燃性ガス通路107が設けられている。前記燃料通路106や支燃性ガス通路107は、前記V溝型ノズル105の内周面に沿って複数箇所に設けられており、燃料通路106から燃料を、支燃性ガス通路107から支燃性ガスを吹き出し、この状態で前記パイロットバーナー103で点火することにより、燃焼処理対象ガスの流れ方向に直角な平面火炎が形成される。
【0035】
なお、平面火炎を形成するバーナーは、例えば特開2001−82733号公報に記載された構造のものが最適であり、燃焼室101の構造もこの公報に記載された構造が最適であるが、本発明においては、これらの構造に限定されるものではなく、燃焼処理を行う対象物やその量等の条件に応じて適宜な構造を採用することが可能であり、例えばバーナーにおいては、燃料と支燃性ガスとをバーナー内部で混合してから噴出するように形成することもできる。
【0036】
また、燃焼室101は、金属製の外筒108と焼結金属製の内筒109とからなる二重壁構造に形成されており、内筒109の下端が、前記高温排ガス導入部51と一体化した状態となっている。したがって、燃焼室101での燃焼によって発生した高温排ガスは、内筒109の下方から冷却室53内に流入し、冷却室53内に前述のようにして配置された複数個のスプレーノズル58から噴出する水により形成される水膜を通過することによって冷却され、冷却排ガス排出部52から、ブロワー(図示せず)によって吸引されて排出される。
【0037】
この燃焼処理装置100は、ガス導入管102から燃焼室101に導入された燃焼処理対象ガスがバーナー104により形成される平面火炎を通過することによって所定の燃焼処理が行われ、生成した高温排ガスが冷却装置50内に直接導入されて冷却される。このように、燃焼処理対象ガスの流れ方向に直角な平面火炎を形成するバーナー104を備えた燃焼室101と、高温排ガスの流れ方向に直角な水膜を形成する冷却装置50とを組み合わせた燃焼処理装置は、平面火炎と平面水膜とを近接して配置することができるので、ガス流れ方向の寸法を短くすることができ、装置全体をコンパクトに製作することができる。
【0038】
実施例
図5に示す構造の燃焼室を用い、有害ガスであるシラン(SiH4)を3%含有する窒素からなる燃焼処理対象ガスを毎分200リットルの割合でガス導入管から燃焼室内に導入し、LPGを燃料として空気を支燃性ガスとするバーナーで形成した平面火炎中を通過させ、シランを燃焼させて除害処理を行った。このとき、燃焼室からは、約1000℃の高温排ガスが毎分800リットルで発生した。
【0039】
ここで、スプレーノズル54の噴出軸線を冷却室の中心方向に向けて配置した前記第1形態例の冷却装置を使用し、前記高温排ガスを毎分5リットルの水で冷却したところ、冷却排ガス排出部から排出されたガスの温度は73℃となった。一方、前記図7に示した従来の冷却装置に前記高温排ガスを導入して水で冷却したところ、高温排ガスを73℃に冷却するためには毎分20リットル以上の水を使用する必要があった。
【0040】
次に、冷却排ガス排出部を冷却室内に突出させた前記第2形態例の構造の冷却装置を使用して同条件で高温排ガスの冷却を行ったところ、冷却排ガス排出部から排出されたガスは71℃となった。これにより、冷却排ガス排出部を冷却室内に突出させることによって冷却効率が高まることが分かる。
【0041】
さらに、前記第2形態例の冷却装置において、図3に示すように、スプレーノズルの噴出軸線を冷却室中心方向に対してそれぞれ10度ずつ傾けて配置し、回転水膜を形成させた状態で高温排ガスの冷却を同条件で行った。その結果、冷却排ガス排出部から排出されたガスは69.5℃となった。これにより、水膜を旋回状態にすることによって冷却効率を更に向上できることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の冷却装置の第1形態例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の冷却装置の第2形態例を示す縦断面図である。
【図3】スプレーノズルの配置例を示す冷却室の横断面図である。
【図4】本発明の冷却装置の第3形態例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の燃焼処理装置の一形態例を示す縦断面図である。
【図6】バーナーの要部を示す縦断面図である。
【図7】従来のガス冷却装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0043】
50…冷却装置、51…高温排ガス導入部、52…冷却排ガス排出部52、53…冷却室、54…水スプレー管、55…排水部、56…内張、57…点検窓、58…スプレーノズル、59…排気管、60…充填材、61…デミスター、62…スプレー、65…排気管、66…ガス吸入口、67…傾斜板、71…内筒、72…外筒、73…水槽、74,75…内・外周壁、76…パイプ、77,78…Vノッチ、79…デミスター、80…スプレー、81…スプレーノズル、82…水スプレー管、83…排水室、84…排水口、85…排水管、100…燃焼処理装置、101…燃焼室、102…ガス導入管、103…パイロットバーナー、104…バーナー、105…V溝型ノズル、106…燃料通路、107…支燃性ガス通路、108…外筒、109…内筒
Claims (7)
- 高温排ガスが流れる経路内に、該排ガスの流れと直角方向の水膜を形成し、この水膜中に前記高温排ガスを通過させることを含む高温排ガスの冷却方法。
- 上方に高温排ガス導入部を、下方に冷却排ガス排出部及び排水部を有する中空の冷却室と、前記高温排ガス導入部の近傍に配置した複数の水スプレー管とを含み、該複数の水スプレー管のスプレーノズルを同一水平面上に配置するとともに、各スプレーノズルから噴出する水の方向を、高温排ガス導入部から冷却室内に流入する高温排ガスの流れに直角で、かつ、冷却室内で相互に衝突するように配置した高温排ガスの冷却装置。
- 前記冷却排ガス排出部は、前記冷却室の周壁下部から室内に突出した排気管である請求項2記載の高温排ガスの冷却装置。
- 前記複数のスプレーノズルは、その軸線が水平面上で冷却室中心方向に対して同一方向に5〜15度の角度を有するようにそれぞれ配置されている請求項2又は3記載の高温排ガスの冷却装置。
- 前記冷却室を内筒と外筒とからなる二重筒構造とし、内筒の上部開口をスプレーノズル部を介して前記高温排ガス導入部に連通させ、該内筒の下部開口を外筒の底板上面近傍に配置し、前記外筒の上部に冷却排ガス排出部を設けるとともに、冷却排ガス排出部と内筒の下部開口との間には、内筒の外周と外筒の内周に亘ってデミスターを設置した請求項2又は4記載の高温排ガスの冷却装置。
- 前記排水部は、冷却室底部に開口して冷却室内に連通する排水口と、該排水口より上方位置に開口するように接続した排水管とを有する排水室を備えている請求項2乃至5のいずれか1項に記載の高温排ガスの冷却装置。
- 請求項2記載の高温排ガスの冷却装置の上方に、水平火炎を形成するバーナーを備えた燃焼室を連設した燃焼処理装置。
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