JP2005500145A - ひげ剃り器の2つのタイプのシステム - Google Patents
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Abstract
少なくとも1つの切断ユニット3のためのホルダ2が取り付けられ得るハウジング1を、各々が有するひげ剃り器の2つのタイプのシステムであり、前記切断ユニットは、外側切断要素4と、この外側切断要素に対して回転自在に駆動される内側切断要素5とを有するとともに、前記切断ユニット3はホルダ2の開口8に着脱可能に取り付けられ得るシステムである。ひげ剃り器の2つのタイプのうち1つのタイプの外側切断要素4だけが、少なくとも1つの凹部11を備えており、当該ひげ剃り器の前記タイプのホルダ2は、外側切断要素4の凹部11に対応する少なくとも1つのカム12を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つの切断ユニットのためのホルダが取り付けられ得るハウジングを、各々が有するひげ剃り器の2つのタイプのシステムであって、前記切断ユニットは、毛挿入口を備える環状カバーにより形成される外側切断要素と、この外側切断要素に対して回転自在に駆動される毛切断手段を有する内側切断要素とを有し、前記ホルダは、前記切断ユニットが着脱可能に取り付けられ得る開口を備えるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ひげ剃り器のメーカーは、年間を通して前のタイプと比較すると改良点を特徴とするひげ剃り器の新しいタイプを市場に投入し続けるだろう。しかし、例えばその寸法及び機能性という点でそれらは全く申し分ないので、ひげ剃り器のさまざまなタイプ用の構成部品の大多数は、長い年月の間変わらないだろう。上記構成部品は、とりわけ、シェービングヘッドとも呼ばれる1つ又は複数の切断ユニットを有するシェービングヘッドホルダを含んでいる。このように、外側切断要素の直径、及び内側切断要素の関連寸法のような切断ユニットの主な寸法は、多くのタイプについて同じであり続けるだろう。第1の段落に参照される種類のひげ剃り器の場合、使用するうちにやがて切断要素における磨耗につながり、そうするとこのひげ剃り器はもはや適切に機能しなくなることから、切断ユニットはホルダから取り外されることが可能であり、この切断ユニットは通常はユーザ自身により交換されなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際には、ひげ剃り器の異なるタイプの切断ユニットは、それでもやはり、例えば、ひげ剃り器の機能性の点で不利な作用を及ぼす可能性があるので、ひげ剃り器のあるタイプの切断ユニットがひげ剃り器の異なるタイプに置かれてはならないような相違点を示す。
【0004】
例えば、水洗い可能なひげ剃り器のタイプ、すなわち、シェービングヘッドが水でゆすがれることができるタイプがある。ひげ剃り器の他のタイプは水洗い可能ではない。水洗い可能なひげ剃り器の切断要素は、水に接触することを可能にする材料から作られている。水洗い不可能なひげ剃り器の切断要素は、耐水性ではないより安価な材料であることが多い異なる材料から作られている。このことは、水洗い不可能なひげ剃り器用の切断要素は、水洗い可能なタイプのひげ剃り器に用いるのには適していないことを意味する。したがって、ユーザが自分のひげ剃り器に間違った切断要素を置かないように予防されなければならない。同じ状況が、シェービング乳液のような添加剤が使用されるひげ剃り器の場合にも起こる。ひげ剃り器のさまざまなタイプの切断ユニットは、その水洗い可能性の点だけでなく、シェービング乳液に対するその耐性の点でも異なっている。
【0005】
誤った切断ユニットとひげ剃り器との組み合わせの形成が防止されなければならない別の例を次に示す。十分な毛切断動作を実現するためには、内側及び外側切断要素の協働切断エッジの間における、いわゆる切断間隔は可能な限り小さくなければならない。ひげ剃り器の多くのタイプにおいて、このことは補助のばね式内側切断要素を用いることによって実施されている。その結果として、内側切断要素は、外側切断要素に圧縮応力(プレストレス)を与えながら、この外側切断要素に寄り掛かっており、すなわち、内側切断要素の切断エッジがある特定の力で外側切断要素の切断エッジに押し付けられている。このことは、協働切断エッジが力で離されがちであるように、毛の切断中に起こる切断力が仕向けられているので必要なことである。上記ばね力により、切断エッジの間の間隔(ギャップ)が切断中に大きくなり過ぎないように予防する。しかし、このばね力は、協働切断エッジの間にかなりの量の摩擦をさらにもたらす。この摩擦を低減するために、欧州特許出願公告公報EP−B1−0074684号において、内側切断要素に、外側切断要素の補助ベアリング面と協働する補助ベアリング面を供給することが提案されている。このことにより、補助ばね力が上記補助ベアリングの働きを介して外側切断要素に伝わり、最小の切断間隔が実施されるということが実現される。この摩擦損失は最小限であり、これは充電式ひげ剃り器の場合に重要なことである。したがって、このような切断ユニットを取り付けた充電式ひげ剃り器は、その切断要素がばね力により互いに接触する切断ユニットを取り付けた充電式ひげ剃り器よりも少ない電力を必要とする。したがって、高電力及び低電力の充電式ひげ剃り器が存在する。高電力のひげ剃り器用の切断ユニットが、低電力のひげ剃り器に取り付けられることが望ましくないことは明らかである。
【0006】
間違った切断ユニットをひげ剃り器に置くことが防止されなければならない第3の例は、外側切断要素の形状であって、特に毛挿入口が存在するその環状壁部分に関している。毛挿入口を備える壁部分がフラットなひげ剃り器のタイプ、また壁部分がやや湾曲しているタイプもある(欧州特許出願公告公報EP−B1−0652086号参照)。内側切断要素の切断エッジが外側切断要素の形状に適合されており、すなわち、上記に参照されたような湾曲した壁部分を有する外側切断要素は、対応する湾曲した切断エッジをもつ内側切断要素と釣り合っている。同じことがフラットな壁部分をもつ切断要素に当てはまる。外側切断要素の外側寸法は、上記切断要素がひげ剃り器の両方のタイプのホルダ内に取り付けられるような寸法である。ユーザが切断ユニットのあるものをひげ剃り器の異なるタイプの切断ユニットと交換するときは、例えば、切断ユニットの内側切断要素及び外側切断要素が互いに組み合わせられている限り、それ自身は問題とはならない。しかし、切断ユニットを洗浄する際、内側切断要素及び外側切断要素は、分解され、洗浄され、再び元通りに組み立てられる。やや球状の外側切断要素と関連付けられる内側切断要素が、フラットな外側切断要素に置かれる場合、又はその逆の場合にも、重大な問題が生じるだろう。このような状況は予防されなければならない。
【0007】
第1の段落に参照されたようなひげ剃り器に関する本発明の目的は、特定のタイプのひげ剃り器用の切断ユニットが、異なるタイプのひげ剃り器に置かれる可能性を未然に防ぐことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的のために、本発明によるシステムは、ひげ剃り器の2つのタイプのうち1つのタイプの外側切断要素だけが、少なくとも1つの凹部を備え、当該ひげ剃り器の前記タイプのホルダが、外側切断要素の凹部に対応する少なくとも1つのカムを備えることを特徴とする。切断ユニット及びホルダの特有な組み合わせが、1つ又は複数のカム及び1つ又は複数の凹部のこのような組み合わせにより得られることが可能であり、すなわち、特定の切断ユニットが、ひげ剃り器の特定のタイプのホルダにのみ置かれることができる。このようにして、不利な結果をもたらす可能性があるエラーの発生が防止される。
【0009】
さらに、本発明は、上記に参照されたようなシステムのひげ剃り器に用いられるために、毛挿入口及びエッジ部を備える環状カバーにより形成される外側切断要素と、この外側切断要素に対して回転自在に駆動される毛切断要素を有する内側切断要素とを有する切断ユニットであって、前記エッジ部が少なくとも1つの凹部を備えることを特徴とする切断ユニットに関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、ハウジング1と、このハウジングから取り外し可能である、及び/又はこのハウジングに対してピボット回転されるシェービングヘッドホルダ2とを有する回転式ひげ剃り器を示す。上記シェービングヘッドホルダは、シェービングヘッドとも呼ばれる3つの切断ユニット3があり、それぞれが、毛挿入口5を備える外側切断要素4と、この外側切断要素に対して回転自在に駆動される切断手段7を有する内側切断要素6とを有している。この内側切断要素は、ハウジング内に設けられているモータ(図示略)によって駆動される。
【0011】
図2に示されているように、シェービングヘッドホルダは、中に切断ユニット3が取り付けられ得る3つの開口8を有している。各々の外側切断要素4は、毛挿入口5が設けられている環状カバーにより形成されている。本例において、上記開口は実質的には半径方向に延在するスロットである。このカバーはフランジ形のエッジ部9を有している。シェービングヘッドホルダの各々の開口8は、環状の内向きに延在するエッジ部10を有している。切断ユニットが開口8に取り付けられるとき、カバーのエッジ部9は開口のエッジ部10上に支持されている。各々の切断ユニットは、図示されていない手段によってシェービングヘッドホルダに固定されている。本発明によると、各々の外側切断要素(カバー)は少なくとも1つの凹部を備えており、図2の例においては単に1つの凹部11が備えられている。上記凹部はフランジ形のエッジ部9に設けられている。シェービングヘッドホルダ2は、各開口の近傍に内向きに延在するカム12を備えており、このカムは外側切断要素の凹部11に対応する。切断ユニットはシェービングヘッドホルダの開口内に取り付けられており、このことは、カム12が上記凹部に滑り込ませるようにはめるような態様で行われなければならない。ユーザがこのような凹部を開口内に備えていない切断ユニットを取り付けようとすべき場合、前記はめ込みは不可能であるだろう。その切断ユニットはシェービングヘッドホルダにおいて水平に配置されず、そのことはユーザにより即座に気づかれるだろう。加えて、この切断ユニットは固定手段を用いてシェービングヘッドホルダの所定位置に適切に固定されることができず、その結果として、シェービングヘッドホルダもまた、ひげ剃り器のハウジングに適切に取り付けられることができない。特有な状況を得るために、多くの凹部及びカムの組み合わせが可能であることが理解されるであろう。カム及び凹部の数、並びにそれらの寸法及び形状の点における変形例もあり得る。
【0012】
図3は第2の例を示す。本例では、2つの凹部13及び14が外側切断要素4に設けられ、これら凹部はさらに大きさにおいて異なっている。シェービングヘッドホルダ2は、各々の開口8において凹部13及び14に対応する2つのカム15及び16を備えている。その外側切断要素4に凹部をもたない切断ユニット3が、図3のシェービングヘッドホルダ2の開口8に取り付けられないだけでなく、上記開口において図2による切断ユニットを取り付けることもまた不可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】3つの切断ユニットを有するひげ剃り器を示す。
【図2】第1の例による切断ユニットを備えるシェービングヘッドホルダの底面図である。
【図3】第2の例による切断ユニットを備えるシェービングヘッドホルダの底面図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つの切断ユニットのためのホルダが取り付けられ得るハウジングを、各々が有するひげ剃り器の2つのタイプのシステムであって、前記切断ユニットは、毛挿入口を備える環状カバーにより形成される外側切断要素と、この外側切断要素に対して回転自在に駆動される毛切断手段を有する内側切断要素とを有し、前記ホルダは、前記切断ユニットが着脱可能に取り付けられ得る開口を備えるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ひげ剃り器のメーカーは、年間を通して前のタイプと比較すると改良点を特徴とするひげ剃り器の新しいタイプを市場に投入し続けるだろう。しかし、例えばその寸法及び機能性という点でそれらは全く申し分ないので、ひげ剃り器のさまざまなタイプ用の構成部品の大多数は、長い年月の間変わらないだろう。上記構成部品は、とりわけ、シェービングヘッドとも呼ばれる1つ又は複数の切断ユニットを有するシェービングヘッドホルダを含んでいる。このように、外側切断要素の直径、及び内側切断要素の関連寸法のような切断ユニットの主な寸法は、多くのタイプについて同じであり続けるだろう。第1の段落に参照される種類のひげ剃り器の場合、使用するうちにやがて切断要素における磨耗につながり、そうするとこのひげ剃り器はもはや適切に機能しなくなることから、切断ユニットはホルダから取り外されることが可能であり、この切断ユニットは通常はユーザ自身により交換されなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際には、ひげ剃り器の異なるタイプの切断ユニットは、それでもやはり、例えば、ひげ剃り器の機能性の点で不利な作用を及ぼす可能性があるので、ひげ剃り器のあるタイプの切断ユニットがひげ剃り器の異なるタイプに置かれてはならないような相違点を示す。
【0004】
例えば、水洗い可能なひげ剃り器のタイプ、すなわち、シェービングヘッドが水でゆすがれることができるタイプがある。ひげ剃り器の他のタイプは水洗い可能ではない。水洗い可能なひげ剃り器の切断要素は、水に接触することを可能にする材料から作られている。水洗い不可能なひげ剃り器の切断要素は、耐水性ではないより安価な材料であることが多い異なる材料から作られている。このことは、水洗い不可能なひげ剃り器用の切断要素は、水洗い可能なタイプのひげ剃り器に用いるのには適していないことを意味する。したがって、ユーザが自分のひげ剃り器に間違った切断要素を置かないように予防されなければならない。同じ状況が、シェービング乳液のような添加剤が使用されるひげ剃り器の場合にも起こる。ひげ剃り器のさまざまなタイプの切断ユニットは、その水洗い可能性の点だけでなく、シェービング乳液に対するその耐性の点でも異なっている。
【0005】
誤った切断ユニットとひげ剃り器との組み合わせの形成が防止されなければならない別の例を次に示す。十分な毛切断動作を実現するためには、内側及び外側切断要素の協働切断エッジの間における、いわゆる切断間隔は可能な限り小さくなければならない。ひげ剃り器の多くのタイプにおいて、このことは補助のばね式内側切断要素を用いることによって実施されている。その結果として、内側切断要素は、外側切断要素に圧縮応力(プレストレス)を与えながら、この外側切断要素に寄り掛かっており、すなわち、内側切断要素の切断エッジがある特定の力で外側切断要素の切断エッジに押し付けられている。このことは、協働切断エッジが力で離されがちであるように、毛の切断中に起こる切断力が仕向けられているので必要なことである。上記ばね力により、切断エッジの間の間隔(ギャップ)が切断中に大きくなり過ぎないように予防する。しかし、このばね力は、協働切断エッジの間にかなりの量の摩擦をさらにもたらす。この摩擦を低減するために、欧州特許出願公告公報EP−B1−0074684号において、内側切断要素に、外側切断要素の補助ベアリング面と協働する補助ベアリング面を供給することが提案されている。このことにより、補助ばね力が上記補助ベアリングの働きを介して外側切断要素に伝わり、最小の切断間隔が実施されるということが実現される。この摩擦損失は最小限であり、これは充電式ひげ剃り器の場合に重要なことである。したがって、このような切断ユニットを取り付けた充電式ひげ剃り器は、その切断要素がばね力により互いに接触する切断ユニットを取り付けた充電式ひげ剃り器よりも少ない電力を必要とする。したがって、高電力及び低電力の充電式ひげ剃り器が存在する。高電力のひげ剃り器用の切断ユニットが、低電力のひげ剃り器に取り付けられることが望ましくないことは明らかである。
【0006】
間違った切断ユニットをひげ剃り器に置くことが防止されなければならない第3の例は、外側切断要素の形状であって、特に毛挿入口が存在するその環状壁部分に関している。毛挿入口を備える壁部分がフラットなひげ剃り器のタイプ、また壁部分がやや湾曲しているタイプもある(欧州特許出願公告公報EP−B1−0652086号参照)。内側切断要素の切断エッジが外側切断要素の形状に適合されており、すなわち、上記に参照されたような湾曲した壁部分を有する外側切断要素は、対応する湾曲した切断エッジをもつ内側切断要素と釣り合っている。同じことがフラットな壁部分をもつ切断要素に当てはまる。外側切断要素の外側寸法は、上記切断要素がひげ剃り器の両方のタイプのホルダ内に取り付けられるような寸法である。ユーザが切断ユニットのあるものをひげ剃り器の異なるタイプの切断ユニットと交換するときは、例えば、切断ユニットの内側切断要素及び外側切断要素が互いに組み合わせられている限り、それ自身は問題とはならない。しかし、切断ユニットを洗浄する際、内側切断要素及び外側切断要素は、分解され、洗浄され、再び元通りに組み立てられる。やや球状の外側切断要素と関連付けられる内側切断要素が、フラットな外側切断要素に置かれる場合、又はその逆の場合にも、重大な問題が生じるだろう。このような状況は予防されなければならない。
【0007】
第1の段落に参照されたようなひげ剃り器に関する本発明の目的は、特定のタイプのひげ剃り器用の切断ユニットが、異なるタイプのひげ剃り器に置かれる可能性を未然に防ぐことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的のために、本発明によるシステムは、ひげ剃り器の2つのタイプのうち1つのタイプの外側切断要素だけが、少なくとも1つの凹部を備え、当該ひげ剃り器の前記タイプのホルダが、外側切断要素の凹部に対応する少なくとも1つのカムを備えることを特徴とする。切断ユニット及びホルダの特有な組み合わせが、1つ又は複数のカム及び1つ又は複数の凹部のこのような組み合わせにより得られることが可能であり、すなわち、特定の切断ユニットが、ひげ剃り器の特定のタイプのホルダにのみ置かれることができる。このようにして、不利な結果をもたらす可能性があるエラーの発生が防止される。
【0009】
さらに、本発明は、上記に参照されたようなシステムのひげ剃り器に用いられるために、毛挿入口及びエッジ部を備える環状カバーにより形成される外側切断要素と、この外側切断要素に対して回転自在に駆動される毛切断要素を有する内側切断要素とを有する切断ユニットであって、前記エッジ部が少なくとも1つの凹部を備えることを特徴とする切断ユニットに関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、ハウジング1と、このハウジングから取り外し可能である、及び/又はこのハウジングに対してピボット回転されるシェービングヘッドホルダ2とを有する回転式ひげ剃り器を示す。上記シェービングヘッドホルダは、シェービングヘッドとも呼ばれる3つの切断ユニット3があり、それぞれが、毛挿入口5を備える外側切断要素4と、この外側切断要素に対して回転自在に駆動される切断手段7を有する内側切断要素6とを有している。この内側切断要素は、ハウジング内に設けられているモータ(図示略)によって駆動される。
【0011】
図2に示されているように、シェービングヘッドホルダは、中に切断ユニット3が取り付けられ得る3つの開口8を有している。各々の外側切断要素4は、毛挿入口5が設けられている環状カバーにより形成されている。本例において、上記開口は実質的には半径方向に延在するスロットである。このカバーはフランジ形のエッジ部9を有している。シェービングヘッドホルダの各々の開口8は、環状の内向きに延在するエッジ部10を有している。切断ユニットが開口8に取り付けられるとき、カバーのエッジ部9は開口のエッジ部10上に支持されている。各々の切断ユニットは、図示されていない手段によってシェービングヘッドホルダに固定されている。本発明によると、各々の外側切断要素(カバー)は少なくとも1つの凹部を備えており、図2の例においては単に1つの凹部11が備えられている。上記凹部はフランジ形のエッジ部9に設けられている。シェービングヘッドホルダ2は、各開口の近傍に内向きに延在するカム12を備えており、このカムは外側切断要素の凹部11に対応する。切断ユニットはシェービングヘッドホルダの開口内に取り付けられており、このことは、カム12が上記凹部に滑り込ませるようにはめるような態様で行われなければならない。ユーザがこのような凹部を開口内に備えていない切断ユニットを取り付けようとすべき場合、前記はめ込みは不可能であるだろう。その切断ユニットはシェービングヘッドホルダにおいて水平に配置されず、そのことはユーザにより即座に気づかれるだろう。加えて、この切断ユニットは固定手段を用いてシェービングヘッドホルダの所定位置に適切に固定されることができず、その結果として、シェービングヘッドホルダもまた、ひげ剃り器のハウジングに適切に取り付けられることができない。特有な状況を得るために、多くの凹部及びカムの組み合わせが可能であることが理解されるであろう。カム及び凹部の数、並びにそれらの寸法及び形状の点における変形例もあり得る。
【0012】
図3は第2の例を示す。本例では、2つの凹部13及び14が外側切断要素4に設けられ、これら凹部はさらに大きさにおいて異なっている。シェービングヘッドホルダ2は、各々の開口8において凹部13及び14に対応する2つのカム15及び16を備えている。その外側切断要素4に凹部をもたない切断ユニット3が、図3のシェービングヘッドホルダ2の開口8に取り付けられないだけでなく、上記開口において図2による切断ユニットを取り付けることもまた不可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】3つの切断ユニットを有するひげ剃り器を示す。
【図2】第1の例による切断ユニットを備えるシェービングヘッドホルダの底面図である。
【図3】第2の例による切断ユニットを備えるシェービングヘッドホルダの底面図である。
Claims (2)
- 少なくとも1つの切断ユニットのためのホルダが取り付けられ得るハウジングを、各々が有するひげ剃り器の2つのタイプのシステムであり、前記切断ユニットは、毛挿入口を備える環状カバーにより形成される外側切断要素と、前記外側切断要素に対して回転自在に駆動される毛切断手段を有する内側切断要素とを有し、前記ホルダは、前記切断ユニットが着脱可能に取り付けられ得る開口を備えるシステムであって、ひげ剃り器の前記2つのタイプのうち1つのタイプの前記外側切断要素だけが、少なくとも1つの凹部を備え、当該ひげ剃り器の前記タイプの前記ホルダが、前記外側切断要素の前記凹部に対応する少なくとも1つのカムを備えることを特徴とするシステム。
- 請求項1に記載のシステムのひげ剃り器に用いられるために、毛挿入口及びエッジ部を備える環状カバーにより形成される外側切断要素と、前記外側切断要素に対して回転自在に駆動される毛切断要素を有する内側切断要素とを有する切断ユニットであって、前記エッジ部が少なくとも1つの凹部を備えることを特徴とする切断ユニット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP01203168 | 2001-08-23 | ||
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Family Applications (1)
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EP (1) | EP1420923A1 (ja) |
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WO (1) | WO2003018272A1 (ja) |
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WO2020034053A1 (zh) * | 2018-08-11 | 2020-02-20 | 浙江夏隆电器有限公司 | 双向电动剃须刀 |
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