JP5456556B2 - 作業工具 - Google Patents

作業工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5456556B2
JP5456556B2 JP2010100363A JP2010100363A JP5456556B2 JP 5456556 B2 JP5456556 B2 JP 5456556B2 JP 2010100363 A JP2010100363 A JP 2010100363A JP 2010100363 A JP2010100363 A JP 2010100363A JP 5456556 B2 JP5456556 B2 JP 5456556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
clamping element
tip tool
tip
types
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010100363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011230204A (ja
Inventor
智之 太田
正規 古澤
憲 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2010100363A priority Critical patent/JP5456556B2/ja
Priority to US13/089,815 priority patent/US9199353B2/en
Priority to EP11163478.8A priority patent/EP2380702B1/en
Publication of JP2011230204A publication Critical patent/JP2011230204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5456556B2 publication Critical patent/JP5456556B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B23/00Portable grinding machines, e.g. hand-guided; Accessories therefor
    • B24B23/02Portable grinding machines, e.g. hand-guided; Accessories therefor with rotating grinding tools; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B45/00Means for securing grinding wheels on rotary arbors
    • B24B45/003Accessories therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/16Longitudinal screw clamp
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/33Member applies axial force component
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/34Accessory or component
    • Y10T279/3406Adapter
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/34Accessory or component
    • Y10T279/3487Tool or work stop or locator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

本発明は、先端工具を駆動して被加工材に所定の加工作業を行う作業工具であって、先端工具を駆動軸の先端に固定する技術、特に複数種類の先端工具を選択して付け替える技術に関する。
複数種類の先端工具を選択して付け替えることにより、切断作業、剥離作業あるいは研磨作業等の様々な作業に適用することが可能な作業工具(マルチツール)が提供されている。この作業工具は、先端工具を駆動軸の軸回りに往復揺動運動で駆動することによって、上記の様々な作業を可能としている。この作業工具では、選択された先端工具を2つの挟着フランジの間に挟着する固定方式が採用されている。挟着フランジ間に挟着された先端工具が、当該挟着フランジに対して周方向に相対移動することを規制する、すなわち回り止めのために、挟着フランジの一方には先端工具に形成された所定形状の突部受入孔に嵌め合い係合する固定突部が形成されている。このような挟着式固定構造を備えた作業工具は、例えば特開2002−233972号公報(特許文献1)またはEP1819490特許明細書(特許文献2)に記載されている。
上記の挟着式固定構造の場合、挟着フランジに形成される固定突部と先端工具に形成される突部受入孔とは、互いに対応した関係に設定される。このため、突部受入孔の形状あるいは位置が異なる場合には、当該突部受入孔付きの先端工具については、これを取り付けることができず、合理的とはいえない。
特開2002−233972号公報 EP1819490特許明細書
本発明は、かかる点に鑑み、作業工具において、駆動軸に選択的に付け替えられる複数種類の先端工具の挟着固定を合理的に行う上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る作業工具の好ましい形態は、複数種類から任意に選択された先端工具を駆動するための駆動軸と、駆動軸に設けられた第1の挟着要素と、駆動軸から分離して設けられた第2の挟着要素とを有し、選択された先端工具を、第1の挟着要素と第2の挟着要素との間で挟着して固定するように構成される。複数種類の先端工具それぞれは、当該先端工具の種類に応じて形成された孔を有する。そして、第1または第2の挟着要素のいずれか一方は、先端工具の種類に応じて設けられた孔に係合する、先端工具の種類に応じた複数種類の突状係合部を有する。なお、本発明における「複数種類の先端工具」とは、製造会社別で分類された先端工具、あるいは機能別で分類された先端工具等を広く包含する。また、本発明における「孔」とは、先端工具を固定するために設けられる孔であり、先端工具の種類に応じて、位置、形、数等が定められる。また、本発明における「作業工具」とは、典型的には先端工具を駆動軸の軸回りに往復揺動運動で駆動することにより、複数種類の加工作業を遂行することが可能な作業工具にこれに該当するが、例えば先端工具を回転駆動して切断作業を行う丸鋸のような単一の加工作業のみに用いられる作業工具を好適に包含する。
本発明の好ましい形態によれば、第1または第2の挟着要素のいずれか一方には、先端工具の種類に応じて設けられた孔に係合する、先端工具の種類に応じた複数種類の突状係合部を設けたことにより、複数種類の先端工具を任意に選択して第1の挟着要素と第2の挟着要素との間で挟着して固定することができる。第1の挟着要素と第2の挟着要素間に挟着された先端工具は、当該先端工具の孔に突状係合部が係合することによって周方向の相対移動が規制され、駆動軸からの動力を確実に受けることができる。
本発明に係る更なる形態によれば、突状係合部は、第1または第2の挟着要素のいずれか一方の軸端面から軸方向に突出する突起によって形成されている。なお、本発明の突起については、横断面が円形、角形等、適宜形状に設定することが可能であるし、また任意の個数を設定することが可能である。
本発明に係る更なる形態によれば、突状係合部は、第1または第2の挟着要素のいずれか一方の軸端面に同一径上に配列された複数の突起によって形成されている。本発明によれば、複数の突起を同一径上に備えることで所定の強度を容易に確保できる。
本発明に係る更なる形態によれば、第2の挟着要素は、先端工具の種類に応じて形成された孔と係合する突状係合部を有する、先端工具の種類に応じた複数種類のフランジ部材によって形成されている。先端工具は、典型的には、駆動軸の長軸方向と交差する方向に往復揺動運動を行う。フランジ部材は、駆動軸の長軸方向と交差する方向の面を有しており、当該面を、先端工具を保持するための挟着面とする円盤状部材であり、当該挟着面の摩擦及び突状係合部の孔との係合により先端工具を受ける。
本発明は、複数種類のフランジ部材を選択的に使用可能としたものであり、準備される先端工具の種類数に容易に対応可能である。
本発明に係る更なる形態によれば、第2の挟着要素は、軸方向の一端面と他端面に先端工具の種類に応じて形成された孔と係合する突状係合部を有するフランジ部材によって形成されるとともに、選択された先端工具の種類に対応する突状係合部を有する面が第1の挟着要素と対向する向きとなるように駆動軸または当該第1の挟着要素に対し反転して装着することが可能とされている。
本発明によれば、フランジ部材を表裏反転して使用する構成のため、当該フランジ部材は、先端工具の付け替え時以外では第1の挟着要素または駆動軸に固定されるので、紛失することがない。
本発明に係る更なる形態によれば、第1の挟着要素は、軸方向の一端面と他端面に先端工具の種類に応じて形成された孔と係合する突状係合部を有するフランジ部材によって形成されるともに、選択された先端工具の種類に対応する突状係合部を有する面が第2の挟着要素と対向する向きとなるように駆動軸に対し反転して装着することが可能とされている。
本発明によれば、フランジ部材を表裏反転して使用する構成のため、当該フランジ部材は、先端工具の付け替え時以外には第1の挟着要素または駆動軸に固定されるので、紛失することがない。
本発明に係る更なる形態によれば、第2の挟着要素に突状係合部が形成され、第1の挟着要素に突状係合部に応じた固定孔が形成されており、先端工具を第1の挟着要素と第2の挟着要素との間に挟着する際、先端工具の孔に係合された突状係合部の端部が固定孔に嵌合し、これにより第1の挟着要素と第2の挟着要素が軸線回りに相対回動することを規制する構成とした。
本発明によれば、複数種類の先端工具を選択的に挟着して固定する構成を成立しつつ、第2の挟着要素を第1の挟着要素に対して周方向に強固に固定することができる。このため、先端工具を往復揺動運動で駆動する作業工具において有効となる。
本発明に係る更なる形態によれば、第1の挟着要素に形成される複数種類の固定孔は、同一平面に形成されている。
本発明に係る更なる形態によれば、複数種類の先端工具それぞれは、中心部に開口を有し、第1の挟着要素は、選択された先端工具を第1及び第2の挟着要素によって挟着する際、先端工具の開口を通して第2の挟着要素側に突出する横断面非円形の軸部を有し、第2の挟着要素は、軸部と嵌合することで第1の挟着要素に対する当該第2の挟着要素の周方向の位置決めをなす、軸部の横断面形状と一致する非円形の貫通孔を有する。本発明における「非円形の軸部」と「非円形の貫通孔」は、典型的には二面幅を有する軸部と、それに対応する小判形の孔がこれに該当するが、この形状以外の角形の形状であっても差し支えない。
本発明によれば、先端工具を挟着固定する際、第1の挟着要素に対する第2の挟着要素の位置決めを容易に行うことができる。このため、先端工具の付け替え作業を楽に行うことができる。
また、本発明の別の形態によれば、複数種類から任意に選択された先端工具を作業工具の駆動軸に固定するためのアタッチメントが構成される。アタッチメントは、駆動軸に取付けられる第1の挟着要素と、駆動軸から分離して設けられた第2の挟着要素とを有し、選択された先端工具を、第1の挟着要素と第2の挟着要素との間で挟着して固定するように構成されている。複数種類の先端工具のそれぞれは、当該先端工具の種類に応じて設けられた孔を有している。そして、第1または第2の挟着要素のいずれか一方は、孔に係合する、先端工具の種類に応じた複数種類の突状係合部を有する。
本発明によれば、上記のように構成されたアタッチメントを用いて複数種類から任意に選択された先端工具を作業工具の駆動軸に固定することができる。
本発明によれば、作業工具において、駆動軸に選択的に付け替えられる複数種類の先端工具の挟着固定を合理的に行う上で有効な技術が提供されることとなった。
本発明の第1の実施形態に係る作業工具の全体構成を示す側断面図である。 図1のA−A線断面図である。 第1の実施形態に係るツールホルダのインナ側フランジ部材を示す縦断面図である。 同じくインナ側フランジ部材を下面側から見た図(底面図)である。 ツールホルダのアウタ側フランジ部材を示す平面図である。 同じくアウタ側フランジ部材を示す縦断面図である。 ツールホルダの他のアウタ側フランジ部材を示す平面図である。 同じく他のアウタ側フランジ部材を示す縦断面図である。 先端工具を示す平面図である。 同じく先端工具を示す縦断面図である。 他の先端工具を示す平面図である。 同じく他の先端工具を示す縦断面図である。 ツールホルダに対する先端工具の挟着固定状態を示す縦断面図である。 同じく他の先端工具の挟着固定状態を示す縦断面図である。 第2の実施形態に係るツールホルダのアウタ側フランジ部材を示す平面図である。 同じくアウタ側フランジ部材を示す縦断面図である。 同じくアウタ側フランジ部材を示す底面図である。 ツールホルダに対する先端工具の挟着固定状態を示す縦断面図である。 同じく他の先端工具の挟着固定状態を示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る駆動軸を示す側面図である。 同じく駆動軸を示す底面図である。 図21のB−B線断面図である。 第3の実施形態に係るツールホルダのインナ側フランジ部材を示す平面図である。 同じくインナ側フランジ部材を示す縦断面図である。 同じくインナ側フランジ部材を示す底面図である。 ツールホルダに対する先端工具の挟着固定状態を示す縦断面図である。 同じく他の先端工具の挟着固定状態を示す縦断面図である。 変形例の駆動軸及びインナ側フランジ部材を示す側面図である。 図28のC矢視図である。 変形例のアウタ側フランジ部材を示す平面図である。 同じくアウタ側フランジ部材を示す縦断面図である。 変形例における挟着固定を説明する側面図である。 図32のD矢視図である。
以下、本発明の実施形態につき、図1〜図14を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、作業工具の一例として、複数種類の先端工具を選択して付け替えることにより、切断作業、剥離作業あるいは研磨作業等の様々な作業に適用することが可能な電動式の作業工具(以下、マルチツールという)を用いて説明する。マルチツール101は、図1に示すように、概括的に見て、マルチツール101の外郭を形成する工具本体部としての本体部103と、本体部103の先端領域にツールホルダ131を介して配置される先端工具109とを主体として構成される。本体部103は、モータハウジング105、モータハウジング105の一端側に連接されるメカハウジング107を主体として構成される。先端工具109は、本発明における「先端工具」に対応する。なお、説明の便宜上、本体部103の長軸方向における先端工具109側を前、その反対側を後という。
モータハウジング105は略円筒状に形成されるとともに、その内部には駆動モータ111が収容されている。駆動モータ111は、その回転軸線方向が先端工具109の長軸方向と交差するように配置されている。なお、駆動モータ111は、モータハウジング105に配置されたモータ操作用のスイッチ(便宜上図示を省略する)を作業者が操作することによって通電駆動される。モータハウジング105の前端部に連接されるメカハウジング107内には、駆動モータ111の回転出力を水平方向の往復揺動運動に変換して先端工具109に伝達する運動変換機構113が収容されている。
運動変換機構113は、図1及び図2に示すように、駆動モータ111のモータ出力軸111aの先端に設けられた偏心軸と121と、偏心軸121によって揺動運動されるスイングアーム123と、スイングアーム123の揺動中心を構成するとともに、先端工具109が取付けられる駆動軸125とを主体として構成される。偏心軸121は、モータ出力軸111aの回転軸線から径方向に所定量だけ離間した偏心位置に設けられ、駆動モータ111が通電駆動されると、モータ出力軸111aの回転軸線回りを回転(公転動作)する。
スイングアーム123は、モータ出力軸111aの長軸方向に延在されている。スイングアーム123は、延在方向の一端(前端)が駆動軸125に固着され、延在方向の他端には二股状の係合部124を有し、当該係合部124が偏心軸121に取り付けられた軸受127の外輪を外側から挟むように係合されている。従って、偏心軸121が公転動作すると、スイングアーム123は、駆動軸121の軸中心を支点にして水平方向に往復動作される。
駆動軸125は、その長軸方向がモータ出力軸111aの回転軸線に対し直交状に配置され、軸受129によってメカハウジング107に回転自在に支持されるとともに、軸方向の一端がメカハウジング107の下面から外部(下方)に突出されており、その先端部に先端工具109を固定するための工具固定部を構成するツールホルダ131が設けられている。なお、ツールホルダ131に付け替えられて複数の加工作業に適用される先端工具109としては、例えば被加工材の切断作業に用いられるカットソーブレード、塗装剥離作業に用いられるスクレーパー、あるいは研削・研磨作業に用いられるペーパー保持パッド等がある。
上記のように構成されたマルチツール101において、加工作業を遂行するべく、作業者がモータハウジング105の外面を片手あるいは両手で把持し、便宜上図示を省略するスイッチノブを操作して駆動モータ111を通電駆動すると、モータ出力軸111aの中心回りを公転動作する偏心軸121に係合するスイングアーム123と共に駆動軸125が高速で往復回動動作する。このため、駆動軸125の先端にツールホルダ131を介して固定された先端工具109は、当該駆動軸125の軸中心を支点にして往復揺動運動を行う。すなわち、駆動軸125を中心とした先端工具109の往復揺動運動により被加工材に所定の加工作業を遂行することができる。
次に上記のように構成されたマルチツール101において、駆動軸125に先端工具109を固定するためのツールホルダ131につき、図3〜図14を参照しつつ説明する。ツールホルダ131は、本発明における「アタッチメント」に対応する。先端工具109をツールホルダ131に固定するために当該先端工具109に形成される孔形状は、製造会社別、あるいは機能別(作業別)で異なる場合がある。そこで、本実施の形態に係るマルチツール101では、種類によって孔形状が異なっている複数種類、本実施の形態では2種類の先端工具109を選択的に付け替えることができるようにツールホルダ131を改良したものである。
本実施の形態に係るツールホルダ131は、対向状に配置される2つのフランジ部材間に先端工具109を挟着して固定する構成であり、駆動軸125に固着される一方(本体側)の挟着部材としてのインナ側フランジ部材133と、駆動軸125から分離して設けられる他方(工具側)の挟着部材としての複数個のアウタ側フランジ部材135A、135Bと、当該アウタ側フランジ部材135Aまたは135Bを駆動軸125に固定するための鍔付き固定ネジ137とによって構成されている。インナ側フランジ部材133は、本発明における「第1の挟着要素」に対応し、アウタ側フランジ部材135は、本発明における「第2の挟着要素」に対応する。
なお、ツールホルダ131のインナ側フランジ部材133とアウタ側フランジ部材135Aまたは135Bとによって挟着されて固定される先端工具109は、例えば概ね方形状あるいは扇形状の板状部材によって形成されている。図9及び図10に示すように、複数種類(2種類)のうちの一方の先端工具109A(以下、第1先端工具という)は、ツールホルダ131によって挟着固定される領域に、円形孔161と、当該円形孔161の周りに円環状をなすように等間隔で配列された多数の小孔(小孔群)163とを有する。また、図11及び図12に示すように、他方の先端工具109B(以下、第2先端工具という)は、円形孔165と、当該円形孔165に連接して外向きに所定長さで延在されるとともに周方向に等間隔で配列された多数の切欠き孔(切欠き孔)167とを有する。なお、切欠き孔167は、先端及び円形孔165との連接部が曲面状に形成されている。また、第1先端工具109Aの多数の小孔163と、第2先端工具109Bの切欠き孔167とは、中心からの距離が異なる同一半径上に設けられている。本実施の形態では、径方向において、第1先端工具109Aの小孔163が外側(外周側)配置、第2先端工具109Bの切欠き孔167が内側(内周側)配置とされている。第1及び第2の先端工具109A,109Bの小孔163及び切欠き孔167は、当該第1及び第2の先端工具109A,109Bを固定するために備えられる孔であり、それぞれ本発明における「種類に応じて形成された孔」に対応する。また円形孔161,165は、本発明における「開口」に対応する。
複数種類のアウタ側フランジ部材135A,135Bは、共に駆動軸125に対して着脱自在な円盤状部材によって形成される。第1先端工具109Aを固定するために用いられる一方のアウタ側フランジ部材135Aは、図5及び図6に示すように、中心部に固定ネジ137が貫通する円形の取付孔147を有するとともに、軸方向の一方の端面を先端工具の外面と接触して保持する挟着面とするものであり、当該端面には軸方向に互いに平行に突出する多数の係合ピン149を有する。多数の係合ピン149は、第1先端工具109Aの小孔163と対応して設けられ、取付孔147の周りに円環状をなすように等間隔で配置されている。すなわち、多数の係合ピン149は、取付孔147の周りにおいて、第1先端工具109Aの小孔163と同一の半径上に小孔163と同一の配列間隔で配置されている。
同様に、第2先端工具109Bを固定するために用いられる他方のアウタ側フランジ部材135Bは、図7及び図8に示すように、中心部に固定ネジ137が貫通する円形の取付孔151を有するとともに、軸方向の一方の端面を先端工具の外面と接触して保持する挟着面とするものであり、当該端面には軸方向に互いに平行に突出する多数の係合ピン153を有する。多数の係合ピン153は、第2先端工具109Bの切欠き孔167と対応して設けられ、取付孔151の周りに円環状をなすように等間隔で配置されている。すなわち、多数の係合ピン153は、取付孔151の周りにおいて、第2先端工具109Bの切欠き孔167と同一半径上に切欠き孔167と同一の配列間隔で配置されている。このため、径方向において、第1先端工具用のアウタ側フランジ部材135Aの係合ピン149が外側(外周側)配置とされ、第2先端工具用のアウタ側フランジ部材135Bの係合ピン153が内側(内周側)配置とされている。これら両係合ピン149,153は、それぞれ本発明における「係合突状部」及び「突起」に対応する。
駆動軸125の軸中心には、軸方向に延びるネジ孔125aが形成されている。上記のように構成されるアウタ側フランジ部材135A,135Bは、駆動軸125のネジ孔125aに締着固定される固定ネジ137の鍔部137aにより、先端工具109A,109Bと対向する面と反対側の面(外面)を固定ネジ137の鍔部137aにより押圧されて固定される(図13、図14参照)。
インナ側フランジ部材133は、図3及び図4に示すように、中心部に円形の組付孔141を有する円盤状部材であり、駆動軸125の先端部に形成された小径の取付軸部125bが組付孔141に嵌合されることによって当該駆動軸125に取付けられている。インナ側フランジ部材133の軸方向一端面、すなわち先端工具の外面と接触して保持する挟着面には、同一平面上の組付孔の孔中心からの距離が異なる2つの半径上にそれぞれ多数の有底状の丸孔143,145が周方向に等間隔で形成されている。外周側に配列された多数の丸孔143は、一方のアウタ側フランジ部材135Aに形成された多数の係合ピン149と対応し、内周側に配列された多数の丸孔145は、他方のアウタ側フランジ部材135Bの多数の係合ピン153と対応する。すなわち、先端工具109Aまたは109Bの固定時において、係合ピン149または153の先端が丸孔143または145に挿入されることで、インナ側フランジ部材133に対するアウタ側フランジ部材135Aまたは135Bの周方向の相対移動が規制される構成とされる。丸孔143,145は、本発明における「固定孔」に対応する。
本実施の形態に係るツールホルダ131は、上記のように構成されている。図13にはツールホルダ131に第1先端工具109Aが固定された状態が示されている。第1先端工具109Aは、インナ側フランジ部材133と一方のアウタ側フランジ部材135Aとの間に挟着されて固定される。この挟着固定時において、一方のアウタ側フランジ部材135Aの多数の係合ピン149が、第1先端工具109Aの多数の小孔163にそれぞれ係合するとともに、当該小孔163を貫通して突出した先端部分がインナ側フランジ部材133の外周側の多数の丸孔143にそれぞれ嵌入される。これによって第1先端工具109Bは、ツールホルダ131に対し周方向に相対移動が規制された状態でしっかりと固定される。
第1先端工具109Aから第2先端工具109Bに付け替えるときは、固定ネジ137を駆動軸125から取り外したのち、アウタ側フランジ部材135A、第1先端工具109Aを順次取り外す。その後、第2先端工具109Bをインナ側ハウジング部材133に重ね、更にその上に他方のアウタ側フランジ部材135Bを重ねた状態で、固定ネジ137を駆動軸のネジ孔にねじ込むことにより第2先端工具109Bをツールホルダ131に付け替えることができる。図14にはツールホルダ131に対し第2先端工具109Bが固定された状態が示される。挟着固定時において、他方のアウタ側フランジ部材135Bの係合ピン153が、第2先端工具109Bの切欠き孔167にそれぞれ係合されるとともに、当該切欠き孔167を貫通して突出した先端部分がインナ側フランジ部材133の内周側の多数の丸孔145にそれぞれ嵌入される。これによって、第1先端工具109Bは、ツールホルダ131に対し周方向に相対移動が規制された状態でしっかりと固定される。
このように、本実施の形態によれば、第1先端工具109Aの小孔163に対応する係合ピン149を設けたアウタ側フランジ部材135Aと、第2先端工具109Bの切欠き孔167に対応する係合ピン153を設けたアウタ側フランジ部材135Bとの2種類を備えたことにより、先端工具109Aまたは109Bに対応するアウタ側フランジ部材135Aまたは135Bを選択的に用いて当該先端工具109A,109Bを付け替えることができる。
本実施の形態は、複数種類の先端工具109A,109Bの孔形状に対応した複数のアウタ側フランジ部材135A,135Bを準備し、固定すべき先端工具の孔形状に対応するアウタ側フランジ部材を用いて付け替える方式である。このため、先端工具が2種類以上に分類される場合であっても、当該分類数に対応するアウタ側フランジ部材を準備することで、2種類を越える種類の先端工具の付け替えが可能である。
(本発明の第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態につき、図15〜図19を参照しつつ説明する。この実施の形態は、ツールホルダ131の変形例であって、本発明における「第2の挟着要素」に対応するアウタ側フランジ部材171を表裏反転して使用する構成としたものである。このために、本実施の形態では、図15〜図17に示すように、アウタ側フランジ部材171の中心部には、円形の取付孔173が形成されるとともに、軸方向の一方の端面(表面側)には、第1先端工具109Aの多数の小孔163に対応する多数の係合ピン175が軸方向に互いに平行に突設され、軸方向の他方の端面(裏面側)には、第2先端工具109Bの多数の切欠き孔167に対応する多数の係合ピン177が軸方向に互いに平行に突設されている。
第1先端工具用として備えられる表面側の多数の係合ピン175は、図15に示すように、取付孔173を取り囲むように円環状に配置される。すなわち、第1先端工具109Aの小孔163と同一の半径上に小孔163と同一の配列間隔で配置されている。また第2先端工具用として備えられる裏面側の多数の係合ピン177は、図17に示すように、取付孔173を取り囲むように円環状に配置される。すなわち、第2先端工具109Bの切欠き孔167と同一半径上に切欠き孔167と同一の配列間隔で配置されている。従って、アウタ側フランジ部材171の径方向において、第1先端工具用として備えられる係合ピン175が外側(外周側)配置とされ、第2先端工具用として備えられる係合ピン177が内側(内周側)配置とされる。両係合ピン175,177は、それぞれ本発明における「係合突状部」及び「突起」に対応する。
アウタ側フランジ部材171は、駆動軸125のネジ孔125aに締着固定される固定ネジ179の鍔部179aにより押圧されて固定される。当該押圧固定時において係合ピン175,177との干渉を避けるべく、固定ネジ179の鍔部179aは、第1先端工具用として円環状に配置される係合ピン175の円環状の内側に位置するように外径が設定されるとともに、アウタ側フランジ部材171と対向する押圧面には、第2先端工具用の係合ピン177との干渉を回避する逃し凹部179bが設定されている。なお、上記以外については、前述した第1の実施形態と同様に構成されるため、同一符号を付してその説明を省略する。
上記のように構成された本実施の形態に係るツールホルダ131によれば、アウタ側フランジ部材171を表裏反転して使用することにより、第1先端工具109Aと第2先端工具109Bとを選択的に付け替えることができる。図18にはインナ側フランジ部材133とアウタ側フランジ部材171との間に第1先端工具109Aが挟着固定された状態が示され、図19には第2先端工具109Bが挟着固定された状態が示される。インナ側フランジ部材133は、本発明における「第1の挟着要素」に対応する。
第1先端工具109Aの挟着固定状態では、アウタ側フランジ部材171の表面側に設けられた外側配置の係合ピン175が第1先端工具109Aの小孔163に係合するとともに、インナ側ハウジング部材133の外側配置の丸孔143に嵌入される。これによって第1先端工具109Aは、ツールホルダ131に対し周方向の相対移動が規制された状態でしっかりと固定される。また第2先端工具109Bの挟着固定状態では、アウタ側フランジ部材171の裏面側に設けられた内側配置の係合ピン177が第2先端工具109Bの切欠き孔167に係合するとともに、インナ側ハウジング部材133の内側配置の丸孔145に嵌入される。これによって第2先端工具109Bは、ツールホルダ131に対し周方向の相対移動が規制された状態でしっかりと固定される。
また、本実施の形態では、アウタ側フランジ部材171の表裏両面を利用した反転使用方式としたことにより、付け替え時以外ではアウタ側フランジ部材171がマルチツール101の本体部103側に取り付いているため、紛失するといったことが回避される。
(本発明の第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態につき、図20〜図27を参照しつつ説明する。この実施の形態は、ツールホルダ131の変形例であり、本発明における「第1の挟着要素」に対応するインナ側フランジ部材181を表裏反転して使用する構成としたものである。このために、本実施の形態では、インナ側フランジ部材181が駆動軸125の先端部に形成された小径の取付軸部125bに対して着脱自在に嵌合する構成とされる。図20〜図22に示すように、駆動軸125の端部には、インナ側フランジ部材181の軸方向端面を受ける座面125cと、この座面125cから突出する取付軸部125bが形成されており、当該取付軸部125bは、二面幅を有する横断面略小判型に形成されている。
インナ側フランジ部材181は、図23〜図25に示すように、中心部に略小判型の取付孔183が形成されており、当該取付孔183が駆動軸125の横断面小判型の取付軸部125bに嵌合されることで周方向の相対移動が規制された状態で駆動軸125の座面125cによって受けられる。すなわち、インナ側フランジ部材181は駆動軸125と周方向には一体化される。インナ側フランジ部材181の軸方向の一方の端面(表面側)には、第1先端工具109Aの多数の小孔163に対応する多数の係合ピン185が周方向に円環状をなすように等間隔で設けられ、軸方向の他方の端面(裏面側)には、第2先端工具109Bの多数の切欠き孔167に対応する多数の係合ピン187が周方向に円環状をなすように等間隔で設けられる。
第1先端工具用として備えられる表面側の多数の係合ピン185は、図23に示すように、取付孔183を取り囲むように円環状に配置される。すなわち、第1先端工具109Aの小孔163と同一の半径上に小孔163と同一の配列間隔で配置されている。第2先端工具用として備えられる裏面側の多数の係合ピン187は、図25に示すように、取付孔183を取り囲むように円環状に配置される。すなわち、第2先端工具109Bの切欠き孔167と同一半径上に切欠き孔167と同一の配列間隔で配置されている。従って、インナ側フランジ部材181の径方向において、第1先端工具用として備えられる係合ピン185が外側(外周側)配置とされ、第2先端工具用として備えられる係合ピン187が内側(内周側)配置とされる。両係合ピン185,187は、それぞれ本発明における「係合突状部」及び「突起」に対応する。一方、アウタ側フランジ部材189は、固定ネジの頭部をフランジとして兼用する構成であり、ネジ部189aを駆動軸125のネジ孔125aにねじ込むことで駆動軸125に締着される。アウタ側フランジ部材189は、本発明における「第2の挟着要素」に対応する。
上記のように構成された本実施の形態に係るツールホルダ131によれば、インナ側フランジ部材181を表裏反転して使用することにより、第1先端工具109Aと第2先端工具109Bとを選択的に付け替えることができる。図26にはインナ側フランジ部材181とアウタ側フランジ部材189との間に第1先端工具109Aが挟着固定された状態が示され、図27には第2先端工具109Bが挟着固定された状態が示される。
第1先端工具109Aの挟着固定状態では、インナ側フランジ部材181の表面側に設けられた外側配置の係合ピン185が第1先端工具109Aの小孔163に係合する。これによって第1先端工具109Aは、ツールホルダ131に対し周方向の相対移動が規制された状態でしっかりと固定される。また第2先端工具109Bの挟着固定状態では、インナ側フランジ部材181の裏面側に設けられた内側配置の係合ピン187が第2先端工具109Bの切欠き孔167に係合する。これによって第2先端工具109Bは、ツールホルダ131に対し周方向の相対移動が規制された状態でしっかりと固定される。
本実施の形態によれば、表裏両面を利用しての反転使用方式としたことにより、インナ側フランジ部材181に係合ピン185,187を設ける構成でありながら、種類に応じて形成される孔形状の異なる複数種類の先端工具109A,109Bの選択的付け替えが可能となった。また、表裏両面を利用した反転使用方式のため、第2の実施形態の場合と同様、付け替え時以外ではインナ側フランジ部材181がマルチツール101の本体部103側に取り付いているため、紛失するといったことが回避される。
なお、本実施の形態では、駆動軸125の座面125cは、使用しない側の係合ピン185または187との干渉を回避するべく、第1先端工具用として円環状に配置される係合ピン185の円環状の内側に位置するように外径が設定されるとともに、第2先端工具用の係合ピン187との干渉を回避する逃し凹部125dを有する。
ところで、アウタ側フランジ部材135A,135B,171に係合ピン149,153,175,177を設ける構成の場合、先端工具109Aまたは109Bの挟着固定作業時において、アウタ側フランジ部材135A,135B,171の係合ピン149,153,175,177を先端工具109A,109Bの小孔163または切欠き孔167を通してインナ側フランジ部材133の丸孔143または145に挿入する際、当該丸孔143または145の位置が見辛い。
そこで、図28〜図33に示す変形例では、駆動軸191の先端部にインナ側フランジ部材193を貫通して所定長さで突出する取付軸部191aを設けるとともに、当該取付軸部191aを二面幅191bが形成された横断面略小判型に形成する。またこれに対応してアウタ側フランジ部材195に略小判型の取付孔195aを形成し、取付孔195aと取付軸部191aとの嵌め合いにより、インナ側フランジ部材193とアウタ側フランジ部材195との周方向の位置決めをなす構成としている。
従って、ツールホルダ131に先端工具109Aまたは109Bを固定する場合において、アウタ側フランジ部材195の取付孔195aを通して駆動軸191の取付軸部191aに対する取付孔195aの周方向の相対位置を視認し、当該取付孔195aを取付軸部191aに嵌め込めば、インナ側フランジ部材193とアウタ側フランジ部材195の周方向の位置決めがなされる。このため、アウタ側フランジ部材195の係合ピン197が先端工具109Aまたは109Bの小孔(図示省略)を通してインナ側フランジ部材193の丸孔194に容易に挿入することができる。
なお、上述した実施の形態における先端工具109A,109Bの孔形状については、あくまでも一例を示したものであり、その形状、位置あるいは数等については適宜変更する可能性を有し、それに対応して係合ピン及び当該係合ピンが嵌合する丸孔についても変更される。
また、本実施の形態は、作業工具として、先端工具109A,109Bが往復揺動運動することで被加工材に所定の加工作業を遂行するマルチツール101の場合で説明したが、マルチツール101に限らず、例えば先端工具が回転運動することで被加工材の切断作業を行う切断工具に適用しても構わない。
なお、本発明の趣旨に鑑み、以下の態様を構成することができる。
(態様1)
「複数種類から任意に選択された先端工具を駆動するための駆動軸と、前記駆動軸に設けられた第1の挟着要素と、前記駆動軸から分離して設けられた第2の挟着要素とを有し、
選択された先端工具を、前記第1の挟着要素と前記第2の挟着要素との間で挟着して固定するように構成された作業工具であって、
複数種類の先端工具のそれぞれは、当該先端工具の種類に応じて設けられた孔を有し、
前記第1または第2の挟着要素のいずれか一方は、前記先端工具の種類に応じて設けられた孔に係合する、前記先端工具の種類に応じた複数種類の突状係合部を有し、
種類に応じて形成された孔を有する複数種類の先端工具の中から任意に選択した当該先端工具を第1の挟着要素と第2の挟着要素との間で挟着して固定することができるようにしたことを特徴とする作業工具。」
(態様2)
「第2の挟着要素は、当該駆動軸に固定可能とされている。」
(態様3)
「態様2において、前記第2の挟着要素の前記駆動軸に対する固定は、前記駆動軸の先端から当該駆動軸の軸方向にねじ込まれる固定ネジの頭部で押圧されることによりなされる。」
(態様4)
「第2の挟着要素を構成するフランジ部材は、前記駆動軸の長軸方向と交差する方向の面を有し、当該面が前記駆動軸の長軸方向と交差する方向に往復揺動運動を行う先端工具を保持するための挟着面である。」
(態様5)
「第1または第2の挟着要素のいずれか一方の軸端面に形成される突状係合部は、円環状に配列された複数の突起によって形成されている。」
101 マルチツール(作業工具)
103 本体部
105 モータハウジング
107 メカハウジング
109 先端工具
109A 第1先端工具
109B 第2先端工具
111 駆動モータ
111a モータ出力軸
113 運動変換機構
121 偏心軸
123 スイングアーム
124 係合部
125 駆動軸
125a ネジ孔
125b 取付軸部
125c 座面
125d 逃し凹部
127 軸受
129 軸受
131 ツールホルダ(工具固定部)
133 インナ側フランジ部材(第1の挟着要素)
135A,135B アウタ側フランジ部材(第2の挟着要素)
137 固定ネジ
137a 鍔部
141 組付孔
143,145 丸孔(固定孔)
147 取付孔
149 係合ピン(突状係合部)(突起)
151 取付孔
153 係合ピン(突状係合部)(突起)
161 円形孔
163 小孔(固定用の孔)
165 円形孔
167 切欠き孔(固定用の孔)
171 アウタ側フランジ部材(第2の挟着要素)
173 取付孔
175,177 係合ピン(突状係合部)(突起)
179 固定ネジ
179a 鍔部
179b 逃し凹部
181 インナ側フランジ部材(第1の挟着要素)
183 小判型の取付孔
185,187 係合ピン(突状係合部)(突起)
189 アウタ側フランジ部材(第2の挟着要素)
191 駆動軸
191a 取付軸部
191b 二面幅
193 インナ側フランジ部材(第1の挟着要素)
194 丸孔(固定孔)
195 アウタ側フランジ部材(第2の挟着要素)
195a 取付孔
197 係合ピン(突状係合部)(突起)

Claims (10)

  1. 複数種類から任意に選択された先端工具を駆動するための駆動軸と、前記駆動軸に設けられた第1の挟着要素と、前記駆動軸から分離して設けられた第2の挟着要素とを有し、
    選択された前記先端工具を、前記第1の挟着要素と前記第2の挟着要素との間で挟着して固定するように構成された作業工具であって、
    複数種類の先端工具のそれぞれは、当該先端工具の種類に応じて設けられた孔を有し、
    前記第1または第2の挟着要素のいずれか一方は、前記孔に係合する、前記先端工具の種類に応じた複数種類の突状係合部を有することを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記突状係合部は、前記第1または第2の挟着要素のいずれか一方の軸端面から軸方向に突出する突起によって形成されていることを特徴とする作業工具。
  3. 請求項2に記載の作業工具であって、
    前記突状係合部は、第1または第2の挟着要素のいずれか一方の軸端面に同一径上に配列された複数の突起によって形成されていることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の作業工具であって、
    前記第2の挟着要素は、前記先端工具の種類に応じて形成された孔と係合する突状係合部を有する、前記先端工具の種類に応じた複数種類のフランジ部材によって形成されていることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の作業工具であって、
    前記第2の挟着要素は、軸方向の一端面と他端面に前記先端工具の種類に応じて形成された孔と係合する突状係合部を有するフランジ部材によって形成されるとともに、選択された先端工具の種類に対応する突状係合部を有する面が前記第1の挟着要素と対向する向きとなるように前記駆動軸または当該第1の挟着要素に対し反転して装着することが可能とされていることを特徴とする作業工具。
  6. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の作業工具であって、
    前記第1の挟着要素は、軸方向の一端面と他端面に前記先端工具の種類に応じて形成された孔と係合する突状係合部を有するフランジ部材によって形成されるともに、選択された先端工具の種類に対応する突状係合部を有する面が前記第2の挟着要素と対向する向きとなるように前記駆動軸に対し反転して装着することが可能とされていることを特徴とする作業工具。
  7. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の作業工具であって、
    前記第2の挟着要素に前記先端工具の種類に応じて形成された孔と係合する複数種類の突状係合部が形成され、前記第1の挟着要素に前記複数種類の突状係合部に応じた複数種類の固定孔が形成されており、選択された先端工具を前記第1の挟着要素と前記第2の挟着要素との間に挟着する際、前記先端工具の孔に係合された前記突状係合部の端部が前記固定孔に嵌合し、これにより前記第1の挟着要素と第2の挟着要素が軸線回りに相対回動することを規制する構成としたことを特徴とする作業工具。
  8. 請求項7に記載の作業工具であって、
    前記複数種類の固定孔は、同一平面に形成されていることを特徴とする作業工具。
  9. 請求項7または8に記載の作業工具であって、
    前記複数種類の先端工具それぞれは、中心部に開口を有し、
    前記第1の挟着要素は、選択された先端工具を前記第1及び第2の挟着要素によって挟着する際、前記先端工具の開口を通して第2の挟着要素側に突出する横断面非円形の軸部を有し、前記第2の挟着要素は、前記軸部と嵌合することで前記第1の挟着要素に対する当該第2の挟着要素の周方向の位置決めをなす、前記軸部の横断面形状と一致する非円形の貫通孔を有することを特徴とする作業工具。
  10. 複数種類から任意に選択された先端工具を作業工具の駆動軸に固定するためのアタッチメントであって、
    前記駆動軸に取付けられる第1の挟着要素と、前記駆動軸から分離して設けられた第2の挟着要素とを有し、
    選択された前記先端工具を、前記第1の挟着要素と前記第2の挟着要素との間で挟着して固定するように構成されており、
    複数種類の先端工具のそれぞれは、当該先端工具の種類に応じて設けられた孔を有し、
    前記第1または第2の挟着要素のいずれか一方は、前記孔に係合する、前記先端工具の種類に応じた複数種類の突状係合部を有することを特徴とするアタッチメント。
JP2010100363A 2010-04-23 2010-04-23 作業工具 Expired - Fee Related JP5456556B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100363A JP5456556B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 作業工具
US13/089,815 US9199353B2 (en) 2010-04-23 2011-04-19 Power tool
EP11163478.8A EP2380702B1 (en) 2010-04-23 2011-04-21 Power tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100363A JP5456556B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 作業工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011230204A JP2011230204A (ja) 2011-11-17
JP5456556B2 true JP5456556B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=44275944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010100363A Expired - Fee Related JP5456556B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 作業工具

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9199353B2 (ja)
EP (1) EP2380702B1 (ja)
JP (1) JP5456556B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007036786A1 (de) * 2007-04-19 2008-10-23 Robert Bosch Gmbh Adapter für eine motorisch angetriebene Werkzeugmaschine mit drehbar anzutreibendem Werkzeug
CN102259328B (zh) * 2010-05-28 2014-07-30 南京德朔实业有限公司 用于将工作元件适配到动力工具轴端的适配器
CN102601712A (zh) * 2011-01-19 2012-07-25 日立工机株式会社 集尘适配器与包括集尘适配器的电动工具
WO2013067960A1 (zh) * 2011-11-11 2013-05-16 苏州宝时得电动工具有限公司 工作头
CN105215949A (zh) * 2011-11-11 2016-01-06 苏州宝时得电动工具有限公司 工作头
JP5746645B2 (ja) 2012-02-03 2015-07-08 株式会社マキタ 作業工具
JP2013169623A (ja) 2012-02-21 2013-09-02 Makita Corp 作業工具
JP5852901B2 (ja) 2012-02-24 2016-02-03 株式会社マキタ 往復回転式電動工具
USD682652S1 (en) 2012-05-14 2013-05-21 Campbell Hausfeld/Scott Fetzer Company Tool accessory hub
US9555554B2 (en) * 2013-05-06 2017-01-31 Milwaukee Electric Tool Corporation Oscillating multi-tool system
DE202014102422U1 (de) 2013-05-31 2014-08-08 Hitachi Koki Co., Ltd. Elektroleistungswerkzeug
JP2015024486A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 日立工機株式会社 電動工具
US10131042B2 (en) 2013-10-21 2018-11-20 Milwaukee Electric Tool Corporation Adapter for power tool devices
CN106078431A (zh) * 2016-07-28 2016-11-09 长葛市世军机械加工厂 机械圆孔打磨工具
USD814900S1 (en) * 2017-01-16 2018-04-10 Black & Decker Inc. Blade for oscillating power tools
JP7096032B2 (ja) 2018-03-28 2022-07-05 株式会社マキタ マルチツール

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE959323C (de) * 1955-07-05 1957-03-07 Inh Dipl Ing Rudolf Mey Kreissaegenblatt-Spannvorrichtung
DE2941358A1 (de) 1979-10-12 1981-04-23 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Befestigungsvorrichtung fuer ein kreissaegeblatt auf einem antriebszapfen
US5027512A (en) * 1990-05-09 1991-07-02 Andrews Edward A Manual cutter insert tool
US5309598A (en) * 1993-06-01 1994-05-10 Carpenter Joyce A Paint scraper kit
US5366312A (en) 1993-08-18 1994-11-22 Surgiquip, Inc. Surgical saw blade attachment assembly
US5491896A (en) * 1993-12-17 1996-02-20 Ryobi Motor Products Attachment and accessory scraper blades for detail sander
US5658304A (en) * 1995-10-18 1997-08-19 Linvatec Corporation Wrenchless and adapterless collet system for surgical blades
US5729904A (en) * 1995-11-01 1998-03-24 Linvatec Corporation Wrenchless collect for surgical blade
US6134743A (en) * 1998-08-19 2000-10-24 Pacific Handy Cutter, Inc. Scraping tool system
DE10061559A1 (de) 2000-12-07 2002-06-13 C & E Fein Gmbh & Co Kg Aufnahme zur Befestigung eines Werkzeuges an einer Antriebswelle und Adapter hierzu
JP3762973B2 (ja) * 2001-10-11 2006-04-05 伊東電機株式会社 手持ち式動力切断具
US7833241B2 (en) 2002-11-12 2010-11-16 Stryker Corporation Surgical saw blade coupler
DE10361810A1 (de) * 2003-12-30 2005-07-28 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine mit Spanneinrichtung
DE102004050798A1 (de) 2004-10-19 2006-04-20 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zum Befestigen eines Werkzeugs an einer oszillierend antreibbaren Antriebswelle einer Handwerkzeugmaschine
JP4328365B2 (ja) * 2007-04-05 2009-09-09 功 小濱 草刈り・稲刈り用の刃物台
US8920424B2 (en) * 2008-06-11 2014-12-30 Medtronic Ps Medical, Inc. Micro-saw blade for bone-cutting surgical saws
US8523868B2 (en) * 2008-06-11 2013-09-03 Medtronic Ps Medical, Inc. Surgical cutting instrument with dual surface interlocking coupling arrangement

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011230204A (ja) 2011-11-17
EP2380702A3 (en) 2013-11-06
EP2380702A2 (en) 2011-10-26
US9199353B2 (en) 2015-12-01
EP2380702B1 (en) 2016-04-20
US20110260414A1 (en) 2011-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5456556B2 (ja) 作業工具
US10144110B2 (en) Work tool
JP6703417B2 (ja) 作業工具
US10099341B2 (en) Power tool
CN106466834B (zh) 作业工具
WO2017036403A1 (zh) 手持式工具及其夹紧装置
US20080057846A1 (en) Tool-Mounting Attachment
JP2016144862A (ja) 作業工具
JP6697894B2 (ja) 作業工具
US10906153B2 (en) Work tool
WO2010099762A1 (zh) 剪切刀具
JP5718207B2 (ja) 作業工具
JP7252043B2 (ja) 作業工具
JP2012232382A (ja) 動力工具
WO2017142092A1 (ja) 作業工具
JP7075300B2 (ja) 作業工具
JP6502786B2 (ja) 作業工具
WO2013065615A1 (ja) 作業工具
JP2013220515A (ja) 作業工具
WO2006101014A1 (ja) 作業工具
JP6529169B2 (ja) 作業工具
JP7234579B2 (ja) 電動工具
JP5750073B2 (ja) 作業工具
JP7219020B2 (ja) 作業工具
JP2013244553A (ja) 作業工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5456556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees