JP2012232382A - 動力工具 - Google Patents

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JP2012232382A JP2011102653A JP2011102653A JP2012232382A JP 2012232382 A JP2012232382 A JP 2012232382A JP 2011102653 A JP2011102653 A JP 2011102653A JP 2011102653 A JP2011102653 A JP 2011102653A JP 2012232382 A JP2012232382 A JP 2012232382A
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敦 角
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Abstract

【課題】出力軸への先端工具の着脱作業を容易に行い得るようにすることである。
【解決手段】出力軸22の先端に先端工具13を取り付けるための工具取付部31を設ける。工具取付部31に先端工具13の基盤13aが差し込まれる工具取付孔35を設け、出力軸22の軸心に工具取付孔35に開口する収容孔22aを設ける。収容孔22aにピン部36aを備えた係合部材36を軸方向に移動自在に収容し、出力軸22に装着したノブ41を係止ピン42により係合部材36に連結する。収容孔22aに設けたスプリング37のばね力により、ピン部36aが基盤13aの挿通孔13a3に係合する保持位置に係合部材36を保持するとともに、ノブ41を軸方向へ操作することにより、係合部材36を保持位置から解除位置に移動させて先端工具13を工具取付部31に対して着脱できるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、出力軸に取り付けられた先端工具により被処理物を処理する動力工具に関する。
電動モータやエアモータ等の駆動源により出力軸に取り付けられた先端工具を駆動して被処理物を処理するようにした動力工具としては、駆動源により出力軸を所定の角度範囲で回転方向に振動させるようにした振動駆動タイプのものが知られている。
振動駆動タイプの動力工具は、駆動源の回転を回転方向の往復運動に変換する振動機構部を備えており、出力軸は1°〜5°の角度範囲、2000〜30000往復/分の速さで回転方向に振動駆動されるようになっている。
振動駆動タイプの動力工具は、切断作業、研削、研磨作業、剥離作業等の様々な作業に用いられ、その作業に応じて、鋸歯を備えた先端工具、端部または平面部にダイヤモンドチップやカーバイトチップ等が固定された先端工具、スクレーパ形状の先端工具等が用いられる。
これらの先端工具は出力軸に設けられた工具取付部に取り付けられる。従来の動力工具では、工具取付部にねじ孔を設け、このねじ孔にねじ結合するボルトやねじ等の締結部材により先端工具を工具取付部に固定するようにしている。
しかしながら、従来の動力工具のように、ボルトやネジ等の締結部材を用いて先端工具を出力軸に固定するようにした構造では、レンチ等の専用工具がないと先端工具の着脱を行うことができず、また、ボルトやネジ等を紛失すると先端工具を取り付けることができなくなるので、その作業は煩雑なものであった。
本発明の目的は、出力軸への先端工具の着脱作業を容易に行い得るようにすることにある。
本発明の動力工具は、駆動源と、前記駆動源により駆動される出力軸と、前記出力軸に設けられ、先端工具が取り付けられる工具取付部と、を備えた動力工具であって、前記先端工具に係合して前記先端工具を前記工具取付部に保持する第1の位置と、前記先端工具との係合が解除される第2の位置との間で前記出力軸の軸方向に移動自在の係合部材を有することを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記出力軸の軸方向に直交する方向から前記先端工具が前記工具取付部に取り付けられることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記係合部材を前記第1の位置に向けて付勢するばね部材を有することを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記出力軸の軸心に軸方向に延びる収容孔が設けられ、前記係合部材と前記ばね部材とが前記収容孔に収容されていることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記出力軸に軸方向に移動自在に操作部材が装着され、前記操作部材により前記係合部材が軸方向に操作されることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記工具取付部に前記出力軸を中心とした回転方向に移動自在に操作部材が装着され、前記操作部材により前記係合部材が軸方向に操作されることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記係合部材はピン部を備え、前記先端工具は前記ピン部が挿通される挿通孔を備えることを特徴とする。
本発明によれば、工具取付部に設けた係合部材を出力軸の軸方向に移動させることにより、先端工具を工具取付部に着脱可能にすることができるので、出力軸への先端工具の着脱作業に、ボルトやネジ等の締結部材やこれを締結するための専用工具を不要として、この動力工具の出力軸への先端工具の着脱作業を容易にすることができる。
本発明の一実施の形態である電動工具の断面図である。 (a)、(b)は、それぞれ図1に示す振動機構部の詳細を示す説明図である。 図1に示す工具取付部の詳細を示す断面図である。 工具取付部への先端工具の取り付け方向を示す平面図である。 図3におけるA−A線に沿う断面図である。 先端工具が着脱可能な状態の工具取付部の断面図である。 図1に示す工具取付部の変形例を示す断面図である。 (a)は図7におけるA−A線に沿う断面図であり、(b)は(a)に示す係合ピン部材が先端工具を着脱自在とする位置にまで移動した状態を示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1に示す電動工具11は、電動モータ12を駆動源とした携帯型つまり手持ち式の動力工具であり、先端工具を付け替えることにより様々な作業に用いられる。例えば、端部に鋸歯を備えた先端工具が取り付けられることにより切断作業に用いられ、端部または平面部にダイヤモンドチップやカーバイトチップ等が固定された先端工具が取り付けられることにより研削、研磨作業に用いられる。図示する場合では、先端工具として剥離作業等に用いられるスクレーパ形状の先端工具13が取り付けられている。
この電動工具11は円筒形状のハウジング14を備え、駆動源である電動モータ12はこのハウジング14の内部に収容されている。ハウジング14の後端部にはバッテリ15が着脱自在に装着され、このバッテリ15は駆動回路16を介して電動モータ12に接続されている。駆動回路16と電動モータ12との間にはスイッチ17が設けられ、このスイッチ17に接続された長い板状の連結片18の操作突起18aがハウジング14の側面に形成された窓部14aに配置されている。連結片18の操作突起18aが窓部14aに沿ってスライド操作されると、スイッチ17がオンされ、バッテリ15から駆動回路16を介して供給される電力により電動モータ12が駆動される。駆動回路16にはスピードダイアル16aが設けられ、このスピードダイアル16aの回転操作により、電動モータ12の回転数が増減される。
ハウジング14の内部には電動モータ12に固定された樹脂製のホルダ21が収容されている。ホルダ21には電動モータ12のモータ軸12aに直角にスピンドルとも呼ばれる出力軸22が軸受23a,23bにより回転自在に支持され、この出力軸22の先端はホルダ21やハウジング14から突出している。
ホルダ21には、電動モータ12のモータ軸12aの回転を回転方向の往復運動に変換して出力軸22に伝達するために、振動機構部24が設けられている。図2に示すように、振動機構部24は電動モータ12のモータ軸12aに固定されるスピンドル25を備え、このスピンドル25はモータ軸12aに対して偏心する偏心軸25aを備え、偏心軸25aにはボールベアリング26が装着されている。偏心軸25aと出力軸22との間にはスイングアーム(運動変換アーム)27が設けられ、このスイングアーム27の一端に出力軸22が圧入等の手段により固定されている。スイングアーム27の他端は出力軸22に平行に延びる一対のアーム部27aを備えたU字形状に形成されている。これらのアーム部27aはボールベアリング26の外径に等しい間隔を開けて並んで配置され、各アーム部27aは、その内側面においてボールベアリング26の外周面に当接している。つまり、スイングアーム27の他端は各アーム部27aの間にボールベアリング26を挟み込んだ状態となってボールベアリング26つまり偏心軸25aに連結されている。
なお、スピンドル25の先端部はホルダ21に装着された軸受28により回転自在に支持されている。
電動モータ12が作動すると、モータ軸12aとともにスピンドル25が回転し、偏心軸25aに装着されたボールベアリング26がモータ軸12aの軸心を中心として偏心運動する。ボールベアリング26が偏心運動すると、図2(a)、(b)に示すように、スイングアーム27のアーム部27aがボールベアリング26により偏心軸25aの径方向に駆動され、スイングアーム27が出力軸22を中心として所定の角度範囲で揺動する。これにより、電動モータ12の回転は振動機構部24により所定の角度範囲の回転方向の往復運動(振動運動)に変換されて出力軸22に伝達される。このように、この電動工具11は、電動モータ12により出力軸22が回転方向に振動駆動される振動駆動タイプとなっている。
なお、ボールベアリング26の外周面は軸方向に向けて湾曲しており、スイングアーム27が出力軸22を中心として回転方向に往復運動(揺動)し、偏心軸25aに対して傾斜しても、アーム部27aの内側面がボールベアリング26の外周面に沿うようになっている。
先端工具13は出力軸22の先端に設けられた工具取付部31に取り付けられる。図3に示すように、工具取付部31は、鋼材製の出力軸22の先端に出力軸22と一体に形成されたフランジ部32を備え、このフランジ部32は出力軸22と同軸且つ出力軸22より大径の円板形状に形成されている。フランジ部32の軸方向端面には、鋼材によりフランジ部32と同径の板状に形成されたプレート部材33が3本のねじ部材34により固定されている。フランジ部32とプレート部材33との間には、プレート部材33の表面の一部が凹まされることにより、工具取付孔35が設けられている。図4に示すように、工具取付孔35は、その開口厚みが一定であるとともに互いに平行な一対の側壁35aと、これらの側壁35aに垂直な底壁35bとを備えた外形略矩形のスロット状に形成されており、その一辺部分において工具取付部31の径方向外側となる側面(外周面)に開口している。
フランジ部32は周方向に等間隔に並ぶ4つのねじ孔32aを備え、プレート部材33は工具取付孔35の周りに回転方向に90度毎にずれて配置された3つのねじ部材34を、フランジ部32のいずれか3つのねじ孔32aにねじ結合させることにより、フランジ部32に固定されている。フランジ部32には周方向に等間隔に並ぶ4つのねじ孔32aが設けられるので、プレート部材33をフランジ部32に対して周方向に90度毎にずらして固定することができる。つまり、この工具取付部31は、出力軸22への先端工具13の取り付け方向を90度毎にずらすことができる構造となっている。
なお、フランジ部32に設けるねじ孔32aを任意の個数で任意の位置に設けることにより、出力軸22への先端工具13の取り付け方向を任意の角度に設定させることができるようにしてもよい。
先端工具13は、長方形状の鋼板等の板材を段差状に折り曲げて形成された基盤13aを備えている。基盤13aの長手方向の一端には鋼板製のスクレーパ本体13bが溶接により固定され、これにより先端工具13はスクレーパとして構成されている。スクレーパ本体13bの先端には鋸形状の歯13cが設けられ、この歯13cの部分を用いて剥離作業等が行われる。このように、先端工具13は、基盤13aの一端にスクレーパ本体13bが固定されるとともに、基盤13aの他端側において工具取付部31に取り付けられることにより、出力軸22の中心に非対称な形状となっている。
図4に示すように、先端工具13の基盤13aの基端部分は、工具取付部31に設けられた工具取付孔35に対応した形状に形成されている。つまり、基盤13aの基端部分は、その先端側の端辺13a1が両側辺13a2に対して直交する長方形状に形成されるとともに、その側辺13a2の間隔つまり基盤13aの幅寸法は工具取付孔35の側壁35aの間隔より僅かに小さくされている。先端工具13は、基盤13aの基端部分を工具取付孔35に出力軸22の軸方向に直交する方向つまり出力軸22の径方向から差し込むことにより、工具取付部31に取り付けられる。また、先端工具13は、基盤13aを工具取付孔35から出力軸22の径方向に引き出すことにより、工具取付部31から取り外される。このように、この電動工具11では、先端工具13は工具取付部31に対して出力軸22の軸方向に直交する方向に着脱される。
先端工具13が工具取付部31に取り付けられると、基盤13aの先端側の端辺13a1が工具取付孔35の底壁35bに当接するとともに、基盤13aの両側辺13a2が工具取付孔35の側壁35aに保持される。また、基盤13aの厚み寸法は工具取付孔35の厚み寸法よりも僅かに小さくなっており、基盤13aは工具取付孔35に軸方向についても保持される。これにより、基盤13aが工具取付孔35の内部で位置決めされ、先端工具13は工具取付部31に所定の向きで取り付けられることになる。
出力軸22の軸心には軸方向に延びる収容孔22aが設けられ、この収容孔22aには、先端工具13を工具取付部31に固定するための係合部材36が収容されている。図5に示すように、収容孔22aは出力軸22と同軸の断面円形に形成され、図3に示すように、出力軸22の軸方向に沿って延び、その一端は工具取付孔35の内部に開口している。係合部材36は鋼材により円柱状に形成され、その外周面を収容孔22aの内周面に摺接させた状態で収容孔22aの内部に収容され、収容孔22aの内部で出力軸22の軸方向に移動自在となっている。係合部材36の先端には、その軸心に位置して円柱状のピン部36aが一体に突出形成されており、工具取付孔35にはピン部36aに対応した形状の凹部35cが設けられている。一方、先端工具13の基盤13aにはピン部36aの外径よりも僅かに大径の円形の挿通孔13a3が設けられる。先端工具13が工具取付部31に取り付けられると、基盤13aの挿通孔13a3が工具取付孔35の凹部35cと同軸に重ねて配置される。
係合部材36は、図3に示すように、そのピン部36aが基盤13aの挿通孔13a3に係合して先端工具13を工具取付部31に保持する第1の位置としての保持位置から、図6に示すように、ピン部36aが基盤13aの挿通孔13a3から離脱してその係合が解除される第2の位置としての解除位置との間で、出力軸22の軸方向に移動することができる。係合部材36が保持位置となり、ピン部36aが基盤13aの挿通孔13a3と工具取付孔35の凹部35cとの係合することにより、基盤13aは係合部材36により工具取付孔35に係止され、先端工具13は工具取付部31に保持され、その離脱が防止される。反対に、係合部材36が軸方向に移動して解除位置とされると、ピン部36aの基盤13aの挿通孔13a3への係合が解除され、基盤13aが工具取付孔35に対して挿入、排出自在な状態、つまり先端工具13を着脱可能な状態とされる。
収容孔22aの内部には、係合部材36の背面側に位置して、ばね部材としてのスプリング37が収容され、このスプリング37により係合部材36は工具取付孔35に向けた軸方向に付勢されている。つまり、係合部材36は、スプリング37のばね力により保持位置に保持されており、不意に係合部材36が解除位置に向けて移動して先端工具13が工具取付部31から外れることが防止される。
スプリング37により保持位置に保持されている係合部材36を、解除位置に向けて軸方向に操作するために、出力軸22には操作部材としてのノブ41が装着されている。ノブ41は出力軸22の外周面に摺接する円環状に形成され、出力軸22に沿って軸方向に移動自在となっている。ノブ41の軸方向の一端には径方向に広がるスカート部41aが一体に設けられ、このスカート部41aの軸方向の他端側を向く面は、径方向に滑らかに立ち上がる湾曲形状に形成されている。このスカート部41aの湾曲形状部分に指を引っ掛けることにより、ノブ41を手動により容易に軸方向に操作することができる。
出力軸22には、軸方向に沿って延びるとともに収容孔22aと外部とを連通させる一対の案内溝22bが、互いに出力軸22の中心に対称に設けられている。一方、ノブ41には、その軸方向の中間部分を径方向に貫通する断面円形の装着孔41bが設けられ、係合部材36には、これを径方向に貫通する断面円形の係止孔36bが設けられている。ノブ41の装着孔41bと係合部材36の係止孔36bの内径は、案内溝22bの溝幅と略同一の寸法に設定されている。
ノブ41は、装着孔41bに係止ピン42が挿通され、この係止ピン42が出力軸22の案内溝22bと係合部材36の係止孔36bとに挿通されることにより、係合部材36に連結されている。したがって、ノブ41を出力軸22に沿って軸方向に移動させることにより、係合部材36を出力軸22の軸方向に移動させることができる。このとき、係止ピン42は出力軸22の案内溝22bに沿って移動する。このように、係合部材36は出力軸22に装着されたノブ41により軸方向に操作されるようになっている。
なお、係止ピン42は、圧入、接着等の手段により、ノブ41ないし係合部材36に固定され、その抜けが防止されている。
ノブ41が軸方向の図中上側に向けて手動により操作されると、図6に示すように、係合部材36はノブ41とともにスプリング37のばね力に抗して工具取付孔35とは反対側となる軸方向に向けて解除位置にまで移動する。この状態では、工具取付孔35の内部に係合部材36のピン部36aが突出していないので、基盤13aを工具取付孔35に対して挿入、排出することが可能であり、つまり工具取付部31は先端工具13が着脱可能な状態とされる。
一方、先端工具13の基盤13aを工具取付孔35に挿入した状態でノブ41を離すと、スプリング37のばね力により、係合部材36が解除位置から保持位置にまで移動して、ピン部36aが基盤13aの挿通孔13a3に係合して、先端工具13は工具取付部31に保持される。
このように、本発明の電動工具11では、出力軸22の収容孔22aに装着した係合部材36を基盤13aに係合させて先端工具13を工具取付部31に保持させるとともに、出力軸22に装着したノブ41を出力軸22の軸方向に操作することにより、係合部材36の基盤13aとの係合を解除して、先端工具13を工具取付部31に着脱可能にすることができる。これにより、ボルトやネジ等の締結部材やこれを締結するための専用工具を用いることなく、先端工具13を出力軸22に着脱させることができるので、その着脱作業が容易になる。
また、本発明の電動工具11では、スプリング37のばね力により、係合部材36を保持位置に保持するようにしたので、係合部材36を解除位置から保持位置に向けて移動させるためのノブ41の操作を不要として、先端工具13の工具取付部31への着脱作業をさらに容易にすることができる。
図7は図1に示す工具取付部の変形例を示す断面図であり、図8(a)は図7におけるA−A線に沿う断面図、図8(b)は同図(a)に示す係合ピン部材が先端工具を着脱自在とする位置にまで移動した状態を示す断面図である。なお、図7、図8においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図7に示す変形例では、工具取付部31は出力軸22とは別体に形成され、出力軸22の先端部に圧入やねじ結合等の手段により固定されている。工具取付部31には切削等の機械加工によりスロット状の工具取付孔35が設けられ、また、工具取付部31には工具取付孔35に開口する収容孔51が出力軸22の軸方向に平行に延びて設けられている。収容孔51には係合部材36が収容され、この係合部材36は収容孔51の内部で出力軸22の軸方向に平行な方向に移動自在となっている。係合部材36の先端には突起52が設けられ、この突起52に対応した凹部53が工具取付孔35に設けられている。係合部材36の他端にはフランジ54が一体に設けられ、このフランジ54の上部には半球状の天部55が一体に設けられている。フランジ54と収容孔51の外周に設けられた段差部56との間には、ばね部材としてのスプリング37が収容され、このスプリング37により係合部材36は基盤13aの挿通孔13a3に係合しない第2の位置としての解除位置に向けて付勢されている。
一方、工具取付部31の上面には、出力軸22を中心として回転方向に移動自在に操作部材としてのノブ41が装着されている。図8に示すように、このノブ41は傾斜面57aを備えた駆動片57に固定され、この駆動片57と一体に作動するようになっている。
ノブ41が図7中の手前側に向けて手動で操作されると、駆動片57が図8中で左側に向けて回転方向に移動し、傾斜面57aにより天部55が押されて、図8(a)に示すように、係合部材36は出力軸22の軸方向に向けて第1の位置としての保持位置にまで移動する。係合部材36が保持位置にまで移動すると、係合部材36が基盤13aの挿通孔13a3に挿通、係合し、先端工具13は工具取付部31に保持される。出力軸22には捩りばね58が装着され、この捩りばね58のばね力により、ノブ41は係合部材36を保持位置に保持する回転方向に付勢されている。これにより、係合部材36は保持位置に保持され、不意に係合部材36が解除位置に向けて移動して先端工具13が工具取付部31から外れることが防止される。
反対に、ノブ41が図7中で奥側に向けて手動で操作されると、駆動片57が図8中で右側に向けて回転方向に移動し、図8(b)に示すように、駆動片57の傾斜面57aの係合部材36の天部55との係合が解除され、係合部材36はスプリング37のばね力により解除位置にまで移動する。これにより、工具取付部31は先端工具13を着脱できる状態とされる。
このように、図7に示す変形例では、ノブ41を出力軸22の回転方向に操作することにより、係合部材36を、先端工具13を保持する保持位置と、先端工具13を着脱可能とする解除位置とに軸方向に移動させることができる。
また、この変形例の構造では、係合部材36が設けられる工具取付部31を出力軸22にねじ固定させるようにしているので、出力軸22を中実つまり図3に示すような収容孔が形成されない構成とすることができる。これにより、出力軸22の強度を高めて、この電動工具11の耐久性を高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、本発明の動力工具として、電動モータ12を駆動源とした電動工具11を例示しているが、これに限らず、例えばエアモータなど、他の駆動源を備えた動力工具に本発明を適用するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、本発明の動力工具として出力軸22が回転方向に振動駆動されるタイプの電動工具11を例示しているが、これに限らず、例えば先端工具13としてブレードが用いられるジグゾーやセーバソーなど、出力軸を軸方向に振動駆動する動力工具に本発明を適用してもよい。
さらに、前記実施の形態においては、バッテリ15から供給される電力により電動モータ12を駆動する構成としているが、これに限らず、電源コードを介して商用電源から供給される電力により電動モータ12を駆動する構成としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、係合部材36に設けられるピン部36aと基盤13aの挿通孔13a3とを断面円形に形成するようにしているが、これに限らず、これらを四角形状や六角形状など、他の形状に形成して、工具取付部31に対して基盤13aを廻り止めできる構成としてもよい。また、係合部材36に複数のピン部36aを設けるとともに、これらのピン部36aに対応した複数の挿通孔13a3を基盤13aに設けることにより、工具取付部31に対して基盤13aを廻り止めできる構成としてもよい。このように、工具取付部31に対して基盤13aを廻り止めする構成とした場合には、工具取付孔35の側壁35aや底壁35bにより基盤13aを保持させない構成としてもよい。
11 電動工具(動力工具)
12 電動モータ(駆動源)
12a モータ軸
13 先端工具
13a 基盤
13a1 端辺
13a2 側辺
13a3 挿通孔
13b スクレーパ本体
13c 歯
14 ハウジング
14a 窓部
15 バッテリ
16 駆動回路
16a スピードダイアル
17 スイッチ
18 連結片
18a 操作突起
21 ホルダ
22 出力軸
22a 収容孔
22b 案内溝
23a,23b 軸受
24 振動機構部
25 スピンドル
25a 偏心軸
26 ボールベアリング
27 スイングアーム
27a アーム部
28 軸受
31 工具取付部
32 フランジ部
32a ねじ孔
33 プレート部材
34 ねじ部材
35 工具取付孔
35a 側壁
35b 底壁
35c 凹部
36 係合部材
36a ピン部
36b 係止孔
37 スプリング(ばね部材)
41 ノブ(操作部材)
41a スカート部
41b 装着孔
42 係止ピン
51 収容孔
52 突起
53 凹部
54 フランジ
55 天部
56 段差部
57 駆動片
57a 傾斜面
58 捩りばね

Claims (7)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源により駆動される出力軸と、
    前記出力軸に設けられ、先端工具が取り付けられる工具取付部と、を備えた動力工具であって、
    前記先端工具に係合して前記先端工具を前記工具取付部に保持する第1の位置と、前記先端工具との係合が解除される第2の位置との間で前記出力軸の軸方向に移動自在の係合部材を有することを特徴とする動力工具。
  2. 前記出力軸の軸方向に直交する方向から前記先端工具が前記工具取付部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の動力工具。
  3. 前記係合部材を前記第1の位置に向けて付勢するばね部材を有することを特徴とする請求項1または2記載の動力工具。
  4. 前記出力軸の軸心に軸方向に延びる収容孔が設けられ、前記係合部材と前記ばね部材とが前記収容孔に収容されていることを特徴とする請求項3記載の動力工具。
  5. 前記出力軸に軸方向に移動自在に操作部材が装着され、前記操作部材により前記係合部材が軸方向に操作されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動力工具。
  6. 前記工具取付部に前記出力軸を中心とした回転方向に移動自在に操作部材が装着され、前記操作部材により前記係合部材が軸方向に操作されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動力工具。
  7. 前記係合部材はピン部を備え、前記先端工具は前記ピン部が挿通される挿通孔を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の動力工具。
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