JP2012232381A - 動力工具 - Google Patents

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JP2012232381A JP2011102652A JP2011102652A JP2012232381A JP 2012232381 A JP2012232381 A JP 2012232381A JP 2011102652 A JP2011102652 A JP 2011102652A JP 2011102652 A JP2011102652 A JP 2011102652A JP 2012232381 A JP2012232381 A JP 2012232381A
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敦 角
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裕司 喜嶋
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Abstract

【課題】先端工具を出力軸に取り付ける作業を容易にすることである。
【解決手段】ハウジングに収容された電動モータにより、ハウジングから突出する出力軸22を駆動する電動工具において、出力軸22を鋼材等の磁石に接着する材質により形成し、その先端に円板状の工具取付部31を一体に設ける。工具取付部31に設けられたねじ孔31cにねじ結合するボルトにより、工具取付部31とワッシャとの間に基盤13aを挟み込んで先端工具13を出力軸22に取り付ける構造とする。工具取付部31に磁石41を設け、この磁石41の磁力により先端工具13の基盤13aを工具取付部31に接着して、ボルトの締結前において、先端工具13を工具取付部31に仮保持させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、出力軸に取り付けられた先端工具により被処理物を処理する動力工具に関する。
電動モータやエアモータ等の駆動源により出力軸に取り付けられた先端工具を駆動して被処理物を処理するようにした動力工具としては、駆動源により出力軸を回転駆動するようにした回転駆動タイプと、駆動源により出力軸を所定の角度範囲で回転方向に振動させるようにした振動駆動タイプのものが知られている。
回転駆動タイプの動力工具としては、例えばディスクグラインダーが知られている。ディスクグラインダーは、その出力軸の先端に先端工具として円板形の砥石やダイヤモンドカッター、カップ型砥石等が取り付けられ、研削作業や切断作業等に用いられる。
一方、振動駆動タイプの動力工具は、駆動源の回転を回転方向の往復運動に変換する振動機構部を備えており、出力軸は1°〜5°の角度範囲、2000〜30000往復/分の速さで回転方向に振動駆動されるようになっている。振動駆動タイプの動力工具では、その先端工具として鋸歯を備えたもの、端部または平面部にダイヤモンドチップやカーバイトチップ等が固定されたもの、スクレーパ形状のもの等が用いられ、切断作業、研削、研磨作業、剥離作業等の様々な作業に用いられる。
このような動力工具では、先端工具は出力軸に設けられた工具取付部に取り付けられる。従来の動力工具では、工具取付部にねじ孔を設け、このねじ孔にねじ結合するボルトやねじ等の締結部材により先端工具を工具取付部に固定するようにしている。
しかしながら、従来の動力工具のように、ボルトやネジ等の締結部材を用いて先端工具を出力軸に固定するようにした構造では、先端工具を出力軸に固定する際に、片方の手で先端工具を工具取付部に押し付けた状態に保持しながら、他方の手でネジ等の締結部材を工具取付部にねじ結合させる作業を行う必要がある。特に、振動駆動タイプの動力工具に用いられる先端工具は、その歯やチップ等は回転方向の一部にのみ設けられ、全体として出力軸を中心に非対称な形状となるので、先端工具を工具取付部に保持させることは困難である。そのため、先端工具を出力軸に取り付ける作業は煩雑であった。
本発明の目的は、先端工具を出力軸に取り付ける作業を容易にすることにある。
本発明の動力工具は、駆動源と、前記駆動源により駆動される出力軸と、前記出力軸に設けられ、先端工具が取り付けられる工具取付部と、を備えた動力工具であって、磁力を前記工具取付部に付加可能な磁石を備えることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記磁石は永久磁石であることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記工具取付部は前記先端工具に接する当接面を備え、前記磁石は前記当接面に設けられていることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記磁石は、前記工具取付部に磁力を付加する第1の位置と、前記工具取付部に磁力を付加しない第2の位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記工具取付部が前記磁石で形成されていることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記工具取付部は前記先端工具との間に取り付けられるアダプタを備え、前記磁石が前記アダプタに設けられていることを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記先端工具は前記出力軸を中心に非対称の形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の動力工具は、ハウジングに収容された電動モータと、前記ハウジングから突出する出力軸と、前記出力軸に設けられる工具取付部と、前記ハウジングに収容され、前記電動モータの出力を回転方向の往復運動に変換して前記出力軸に伝達する振動機構部と、前記出力軸を中心に非対称な形状に形成され、前記工具取付部に取り付けられる先端工具と、を備えた動力工具であって、磁力を前記工具取付部に付加可能な磁石を備えることを特徴とする。
本発明の動力工具は、駆動源と、前記駆動源により駆動される出力軸と、前記出力軸に設けられ、先端工具が取り付けられる工具取付部と、を備えた動力工具であって、前記先端工具を前記工具取付部に仮保持可能な仮保持手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、磁力を工具取付部に付加可能な磁石を設けるようにしたので、この磁石の磁力により先端工具を工具取付部に接着させ、工具取付部に仮保持させることができる。これにより、先端工具を手で保持することなく工具取付部に固定する作業を行うことを可能として、先端工具を出力軸へ取り付ける作業を容易にすることができる。
本発明の一実施の形態である電動工具の断面図である。 (a)、(b)は、それぞれ図1に示す振動機構部の詳細を示す説明図である。 図1に示す工具取付部への先端工具の取付構造を示す分解斜視図である。 図3に示す工具取付部の平面図である。 先端工具を工具取付部に仮保持させた状態を示す断面図である。 図1に示す電動工具の変形例であり、(a)は工具取付部に磁力を付加した状態を示す断面図、(b)は工具取付部に磁力を付加しない状態を示す断面図である。 図1に示す電動工具の変形例であり、工具取付部と先端工具との間に取り付けられるアダプタに磁石を設けた場合を示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1に示す電動工具11は、電動モータ12を駆動源とした携帯型つまり手持ち式の動力工具であり、先端工具を付け替えることにより様々な作業に用いられる。例えば、端部に鋸歯を備えた先端工具が取り付けられることにより切断作業に用いられ、端部または平面部にダイヤモンドチップやカーバイトチップ等が固定された先端工具が取り付けられることにより研削、研磨作業に用いられる。図示する場合では、先端工具として剥離作業等に用いられるスクレーパ形状の先端工具13が取り付けられている。
この電動工具11は円筒形状のハウジング14を備え、駆動源である電動モータ12はこのハウジング14の内部に収容されている。ハウジング14の後端部にはバッテリ15が着脱自在に装着され、このバッテリ15は駆動回路16を介して電動モータ12に接続されている。駆動回路16と電動モータ12との間にはスイッチ17が設けられ、このスイッチ17に接続された長い板状の連結片18の操作突起18aがハウジング14の側面に形成された窓部14aに配置されている。連結片18の操作突起18aが窓部14aに沿ってスライド操作されると、スイッチ17がオンされ、バッテリ15から駆動回路16を介して供給される電力により電動モータ12が駆動される。駆動回路16にはスピードダイアル16aが設けられ、このスピードダイアル16aの回転操作により、電動モータ12の回転数が増減される。
ハウジング14の内部には電動モータ12に固定された樹脂製のホルダ21が収容されている。ホルダ21には電動モータ12のモータ軸12aに直角にスピンドルとも呼ばれる出力軸22が軸受23a,23bにより回転自在に支持され、この出力軸22の先端はホルダ21やハウジング14から突出している。
ホルダ21には、電動モータ12のモータ軸12aの回転を回転方向の往復運動に変換して出力軸22に伝達するために、振動機構部24が設けられている。図2に示すように、振動機構部24は電動モータ12のモータ軸12aに固定されるスピンドル25を備え、このスピンドル25はモータ軸12aに対して偏心する偏心軸25aを備え、偏心軸25aにはボールベアリング26が装着されている。偏心軸25aと出力軸22との間にはスイングアーム(運動変換アーム)27が設けられ、このスイングアーム27の一端に出力軸22が圧入等の手段により固定されている。スイングアーム27の他端は出力軸22に平行に延びる一対のアーム部27aを備えたU字形状に形成されている。これらのアーム部27aはボールベアリング26の外径に等しい間隔を開けて並んで配置され、各アーム部27aは、その内側面においてボールベアリング26の外周面に当接している。つまり、スイングアーム27の他端は各アーム部27aの間にボールベアリング26を挟み込んだ状態となってボールベアリング26つまり偏心軸25aに連結されている。
なお、スピンドル25の先端部はホルダ21に装着された軸受28により回転自在に支持されている。
電動モータ12が作動すると、モータ軸12aとともにスピンドル25が回転し、偏心軸25aに装着されたボールベアリング26がモータ軸12aの軸心を中心として偏心運動する。ボールベアリング26が偏心運動すると、図2(a)、(b)に示すように、スイングアーム27のアーム部27aがボールベアリング26により偏心軸25aの径方向に駆動され、スイングアーム27が出力軸22を中心として所定の角度範囲で揺動する。これにより、電動モータ12の回転は振動機構部24により所定の角度範囲の回転方向の往復運動(振動運動)に変換されて出力軸22に伝達される。このように、この電動工具11は、電動モータ12により出力軸22が回転方向に振動駆動される振動駆動タイプとなっている。
なお、ボールベアリング26の外周面は軸方向に向けて湾曲しており、スイングアーム27が出力軸22を中心として回転方向に往復運動(揺動)し、偏心軸25aに対して傾斜しても、アーム部27aの内側面がボールベアリング26の外周面に沿うようになっている。
図1に示すように、先端工具13は出力軸22の先端に設けられた工具取付部31に取り付けられる。工具取付部31は出力軸22と一体に鋼材等の磁石に接着する材料により形成され、図3〜図5に示すように、その形状は、出力軸22と同軸且つ出力軸22より大径の円板形状(フランジ形状)となっている。図4に示すように、工具取付部31の軸方向端面は、軸方向に垂直な円形の当接面31aとなっており、その軸心には六角形状の位置決め突起31bが一体に突出形成されている。また、工具取付部31の軸心にはねじ孔31cが設けられ、このねじ孔31cは位置決め突起31bの中心部に開口するとともに、軸方向に沿って出力軸22の部分にまで延びている。
一方、先端工具13は、長方形状の板材を段差状に折り曲げて形成された基盤13aを備えている。この基盤13aは、例えば鋼板など磁石に接着する材質により形成されている。基盤13aの長手方向の一端には鋼板製のスクレーパ本体13bが溶接により固定され、これにより先端工具13はスクレーパとして構成されている。スクレーパ本体13bの先端には鋸形状の歯13cが設けられ、この歯13cの部分を用いて剥離作業等が行われる。
先端工具13は、基盤13aの長手方向のスクレーパ本体13bが設けられない他端側の部分が工具取付部31とワッシャ32との間に挟み込まれ、ねじ孔31cにねじ結合する固定用のボルト33でこれらが締結されることにより、工具取付部31に取り付けられる。つまり、先端工具13は出力軸22に設けられた工具取付部31にボルト33により固定されている。
先端工具13の基盤13aの工具取付部31に取り付けられる長手方向の他端側には、工具取付部31の位置決め突起31bに対応した六角形状の位置決め孔13dが設けられ、この位置決め孔13dが位置決め突起31bに係合することにより、先端工具13は工具取付部31に対して回転方向に位置決めされるようになっている。先端工具13の工具取付部31に対する回転方向の位置(向き)は、位置決め突起31bに対する位置決め孔13dの係合位置を回転方向にずらすことにより、回転方向に60°毎にずらすことができる。
前述のように、この先端工具13は、基盤13aの一端にスクレーパ本体13bが固定されるとともに、基盤13aの他端側において工具取付部31に取り付けられる構造であるので、出力軸22の軸心を中心に見たときに出力軸22の中心に非対称な形状となっている。つまり、この先端工具13は、工具取付部31において出力軸22に取り付けられたときに、出力軸22の軸心から径方向の一方側にのみ突出する構成となっている。したがって、工具取付部31に取り付けられた状態においては、先端工具13の重心は出力軸22の軸方向から径方向にずれている。
図3〜図5に示すように、工具取付部31には3つの磁石41が設けられている。
これらの磁石41は、フェライト磁石、ネオジム磁石等の希土類磁石などの永久磁石により、それぞれ円柱状に形成されており、その軸方向を出力軸22と平行として工具取付部31に埋設されている。磁石41は、その軸方向端面が工具取付部31の当接面31aと同一面状となるとともに、互いに周方向に等間隔に並べて配置されている。なお、各磁石41は、圧入、接着等の手段により工具取付部31に固定されている。
これらの磁石41が設けられることにより、工具取付部31には磁力が付加されている。これにより、図5に示すように、ボルト33の締結前においても、先端工具13を工具取付部31に仮保持させることができる。つまり、先端工具13の基盤13aを工具取付部31の当接面31aに当接させることにより、この基盤13aを磁石41の磁力により工具取付部31に接着させて仮保持させることができる。したがって、先端工具13を出力軸22に取り付ける際には、先端工具13を手で保持することなく、工具取付部31に仮保持させることにより、両手を用いてねじ孔へのボルト33の締結作業つまり先端工具13の取り付け作業を行うことが可能となる。
特に、図示する先端工具13のように、工具取付部31に取り付けられた状態において、その重心が出力軸22の軸方向から径方向にずれることになる先端工具13では、先端工具13を手で工具取付部31に仮保持することが困難となるが、本発明の電動工具11では、このような先端工具13についても、工具取付部31に設けた磁石41により工具取付部31に仮保持させることができるので、先端工具13を手で保持することを不要として、両手を用いて容易にボルト33の締結作業等の取り付け作業を行うことができる。
このように、この電動工具11では、工具取付部31に設けた磁石41の磁力により、先端工具13を工具取付部31に仮保持させることができるので、先端工具13を手で保持することなく、ボルト33の締結作業等の取り付け作業を行うことを可能として、先端工具13の出力軸22へ取り付け作業を容易にすることができる。
また、磁石41として永久磁石を用いるようにしたので、簡単、安価な構成で先端工具13を工具取付部31に仮保持させることができる。
さらに、磁石41を工具取付部31の当接面31aに設けるようにしたので、小さく安価な磁石41を用いて確実に先端工具13を工具取付部31に仮保持させることができる。したがって、この電動工具11のコストを低減することができる。
図6は図1に示す電動工具の変形例であり、(a)は工具取付部に磁力を付加した状態を示す断面図、(b)は工具取付部に磁力を付加しない状態を示す断面図である。
図1に示す場合では、工具取付部31に3つの磁石41を設け、これらの磁石41により工具取付部31に磁力を付加して先端工具13を工具取付部31に仮保持させるようにしている。
これに対して、図6に示す変形例では、スイッチ17に連結される連結片18を操作突起18aに対してスイッチ17とは反対側に延長した構成とし、この連結片18の延長された先端部に一体に設けた円筒状の保持部18bに磁石41を取り付け、この磁石41を出力軸22の工具取付部31が設けられる側とは反対側の軸方向端面に当接させるようにしている。この場合、出力軸22と工具取付部31は鋼材等の透磁率の高い材質で形成され、磁石41の磁力は出力軸22を通して工具取付部31に付加される。この場合においても、磁石41としてはフェライト磁石、ネオジム磁石等の希土類磁石などの永久磁石が用いられている。
なお、連結片18は磁石41が装着される延長部分や保持部18bが一体に形成された構造でも、別体に形成された延長部分や保持部18bを組み立てる構造であってもよい。
また、図6に示す変形例では、磁石41を連結片18に取り付けることにより、操作突起18aの操作に応じて、磁石41が工具取付部31に磁力を付加する位置と工具取付部31に磁力を付加しない位置とに移動する構成とされている。すなわち、連結片18がスイッチ17をオフする位置にあるときには、図6(a)に示すように、磁石41は出力軸22に当接して工具取付部31に磁力を付加する位置(第1の位置)とされる。一方、操作突起18aが操作されて連結片18がスイッチ17をオンする位置となったときには、図6(b)に示すよう、磁石41は出力軸22から離れて工具取付部31に磁力を付加しない位置(第2の位置)とされる。先端工具13を出力軸22に取り付ける際には、電動工具11のスイッチ17がオフされるので、図6(a)に示すように、磁石41が出力軸22に接して工具取付部31に磁力が付加され、先端工具13を工具取付部31に仮保持させることができる。一方、出力軸22に先端工具13が取り付けられ、電動工具11のスイッチ17がオンされて作業が行われるときには、図6(b)に示すように、磁石41が出力軸22から離れて工具取付部31に磁力が付加されないので、作業により生じた鉄粉や鉄屑等が工具取付部31に接着されることが防止される。したがって、先端工具13の付け替えの際に、工具取付部31に付着した鉄粉や鉄屑等が先端工具13と工具取付部31との間に混入して、不意な取り付けミスが生じることを防止することができる。
また、図6に示す構造では、磁石41はハウジング14の内部に収容されるので、作業により生じた鉄粉や鉄屑等が磁石41に接着されることも防止される。さらに、作業時には、磁石41は出力軸22から離れた状態とされるので、磁石41が出力軸22に接して摩擦抵抗を生じることがなく、また、磁石41が設けられない分、出力軸22や工具取付部31が軽量化されるので、この電動工具11の作動効率を高めることができる。
なお、図6に示す場合では、磁石41をスイッチ17に連結された連結片18に取り付けることにより、工具取付部31に磁力を付加する位置と工具取付部31に磁力を付加しない位置とに移動されるようにしているが、これに限らず、例えばハウジング14に連結片18とは別に、磁石41を工具取付部31に磁力を付加する位置と工具取付部31に磁力を付加しない位置とに移動させるための移動部材を設け、この移動部材に磁石41を設けるようにしてもよい。
図7は図1に示す電動工具の変形例であり、工具取付部と先端工具との間に取り付けられるアダプタに磁石を設けた場合を示す断面図である。
アダプタ42は、工具取付部31に設けられる位置決め突起31bとは異なる形状ないし構造の位置決め手段を備えた先端工具13を用いる場合に、工具取付部31と先端工具13との間に装着されて、工具取付部31に先端工具13を取り付けられるようにするものである。このアダプタ42は、鋼材等の磁石に接着可能な材質で形成され、その軸方向の一端側には位置決め突起31bに対応した形状の位置決め凹部42aが設けられている。先端工具13の基盤13aには、図3に示す場合とは相違して、周方向に並ぶ複数の位置決め孔43が設けられ、アダプタ42の軸方向の他端側には、先端工具13のこれらの位置決め孔43に対応した複数の位置決めボス42bが周方向に並べて設けられている。
図7に示す場合では、磁石41を工具取付部31ではなく、このアダプタ42に設けるようにしている。これにより、磁石41の磁力によりアダプタ42を工具取付部31に接着させて工具取付部31に仮保持させることができるとともに、先端工具13をアダプタ42に接着して、アダプタ42つまり工具取付部31に仮保持させることができる。
なお、図6、図7においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、本発明の動力工具として、電動モータ12を駆動源とした電動工具11を例示しているが、これに限らず、例えばエアモータなど、他の駆動源を備えた動力工具に本発明を適用するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、本発明の動力工具として振動駆動タイプの電動工具11を例示しているが、これに限らず、例えばディスクグラインダーなど、回転駆動タイプの電動工具に本発明を適用してもよい。この場合、先端工具としては、出力軸の中心に非対称な形状のものに限らず、例えばホイール砥石など、出力軸の中心に対称な形状のものが用いられてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、工具取付部31やアダプタ42に磁石41を設けるようにしているが、これに限らず、工具取付部31やアダプタ42それ自体を磁石で形成するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、3つの磁石41を工具取付部31の当接面31aに周方向に等間隔に並べて配置するようにしているが、これに限らず、円筒状に形成された1つの磁石をねじ孔31cを取り囲むように工具取付部31に配置するようにしてもよい。磁石41の数も3つに限らず、任意の数を設けることができる。
さらに、前記実施の形態においては、磁石41を工具取付部31の当接面31aに配置するようにしているが、これに限らず、磁石41の磁力により工具取付部31に基盤13aを接着可能な磁力を付加できる構成であれば、例えば工具取付部31の上面など、工具取付部31の他の部位に磁石41を配置するようにしてもよい。この場合、磁石41として高い磁力を有するものを用い、工具取付部31の材質を透磁率の高い材質で形成することが好ましい。
さらに、前記実施の形態においては、磁石41を永久磁石により構成するようにしているが、これに限らず、磁石41を電磁石により構成するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、バッテリ15から供給される電力により電動モータ12を駆動する構成としているが、これに限らず、電源コードを介して商用電源から供給される電力により電動モータ12を駆動する構成としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、磁石41によって、先端工具13を工具取付部31に保持する構成としたが、他の構造によって、先端工具13を工具取付部31に保持する構成としてもよい。例えば、工具取付部31に仮保持手段として粘着シートを貼り付けて、先端工具13を保持する構成としたり、工具取付部に仮保持手段としてOリングを設け、Oリングを弾性変形させることにより先端工具13を工具取付部31に保持する構成としたりしてもよい。また、他の構造で先端工具13を工具取付部31に保持させるようにしてもよい。
11 電動工具(動力工具)
12 電動モータ(駆動源)
12a モータ軸
13 先端工具
13a 基盤
13b スクレーパ本体
13c 歯
13d 位置決め孔
14 ハウジング
14a 窓部
15 バッテリ
16 駆動回路
16a スピードダイアル
17 スイッチ
18 連結片
18a 操作突起
18b 保持部
21 ホルダ
22 出力軸
23a,23b 軸受
24 振動機構部
25 スピンドル
25a 偏心軸
26 ボールベアリング
27 スイングアーム
27a アーム部
28 軸受
31 工具取付部
31a 当接面
31b 位置決め突起
31c ねじ孔
32 ワッシャ
33 ボルト
41 磁石
42 アダプタ
42a 位置決め凹部
42b 位置決めボス
43 位置決め孔

Claims (9)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源により駆動される出力軸と、
    前記出力軸に設けられ、先端工具が取り付けられる工具取付部と、を備えた動力工具であって、
    磁力を前記工具取付部に付加可能な磁石を備えることを特徴とする動力工具。
  2. 前記磁石は永久磁石であることを特徴とする請求項1記載の動力工具。
  3. 前記工具取付部は前記先端工具に接する当接面を備え、前記磁石は前記当接面に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の動力工具。
  4. 前記磁石は、前記工具取付部に磁力を付加する第1の位置と、前記工具取付部に磁力を付加しない第2の位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の動力工具。
  5. 前記工具取付部が前記磁石で形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の動力工具。
  6. 前記工具取付部は前記先端工具との間に取り付けられるアダプタを備え、前記磁石が前記アダプタに設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の動力工具。
  7. 前記先端工具は前記出力軸を中心に非対称の形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の動力工具。
  8. ハウジングに収容された電動モータと、
    前記ハウジングから突出する出力軸と、
    前記出力軸に設けられる工具取付部と、
    前記ハウジングに収容され、前記電動モータの出力を回転方向の往復運動に変換して前記出力軸に伝達する振動機構部と、
    前記出力軸を中心に非対称な形状に形成され、前記工具取付部に取り付けられる先端工具と、を備えた動力工具であって、
    磁力を前記工具取付部に付加可能な磁石を備えることを特徴とする動力工具。
  9. 駆動源と、
    前記駆動源により駆動される出力軸と、
    前記出力軸に設けられ、先端工具が取り付けられる工具取付部と、を備えた動力工具であって、
    前記先端工具を前記工具取付部に仮保持可能な仮保持手段を有することを特徴とする動力工具。
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