JP2005500049A5 - - Google Patents

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本発明者らはまた、単離したヒトDC由来のRNAから合成したcDNAから、GID2遺伝子(ポリヌクレオチド)のGID2.1およびGID2.2転写物のコピーを含む組換え体クローンを単離および同定することができることも発見した。DC由来のcDNAから直接同定した配列の再増幅、および複数のクローンの解析により、コンセンサス配列が、GID2.1転写物のポリヌクレオチド配列番号2、ポリペプチドをコードする配列番号3、および対応するコードされるポリペプチド配列番号4、ならびに、GID2.2転写物のポリヌクレオチド配列番号5および対応するコードされるポリペプチド配列番号6を含むことを明らかにする。配列番号2および配列番号5は、GID2遺伝子(ポリヌクレオチド)のおそらく異なってスプライシングされた転写物であり、GID2遺伝子のコード能力の多様性を反映している。コードされるGID2ポリペプチド配列GID2.1 配列番号4およびGID2.2 配列番号6は、2つの公知のタンパク質であるV7(CD101)白血球表面糖タンパク質およびプロスタグランジンF2αレセプター(FPRP)の調節タンパク質に相同であり、特性化されていないKIAA1436タンパク質に相同である。V7は、活性化T細胞、単球および顆粒球、ならびにT細胞のサブ集団および特定のアクセサリー細胞上に発現されており、T細胞中でのシグナル−1形質導入、すなわち、T細胞レセプター複合体の架橋によって生成されるシグナルの媒介において、役割を果たすことが示されている(Ruegg,C.L.ら,J.Immunol.154[1995]4434−4443)。マウスのFPRPは、F2αレセプター分子に物理的に結合し、その表面転位を防ぎ、したがって、プロスタグランジンF2による細胞性刺激を負に調節することが示されている(Orlicky,D.J.and S.K.Nordeen,Prostaglandins Leukot.Essent.Fatty Acids 55[1996]261−268、Orlicky D.J.,Prostaglandins Leukot.Essent.Fatty Acids 54[1996]247−259)。GID2ポリペプチドGID2.1 配列番号4およびGID2.2 配列番号6、ならびに相同であるV7タンパク質およびFPRPは、複数の免疫グロブリン様および主要組織適合性複合体ドメインを含み、多くの免疫に関係している活性に必要な重要な細胞内シグナルに関連している、免疫グロブリンスーパーファミリーの推定上の新規メンバーである。本発明者らは、DCにおける遺伝子の機能および関連する免疫反応性に関して、DCでのGID2発現が、T細胞を刺激するDCの能力を強化にすることが公知の薬剤での処置に応答して誘導され、DCのこの特性が、免疫系におけるその鍵となる調節の役割の中心であることを観察した。DCの刺激に応答するGID2遺伝子(ポリヌクレオチド)発現の誘導を、図2に示す。さらに、本発明者らは、抗原提示細胞中でのGID2.2の異所性発現が、T細胞増殖を正に調節することを発見した(実施例16および図8ならびに9を参照のこと)。
候補化合物には、本発明のスクリーニングアッセイにおいて、a)、b)、c)またはd)のいずれかに対する作用が未知である、例えば天然または合成化合物ライブラリー、すなわち化学的要素の合成集合内に存在する、上記のような化学構成要素の任意の1つが含まれる。
また別のアプローチにおいて、本発明の樹状細胞または同様の生物学的機能の免疫系の細胞中での本発明の遺伝子の発現は、発現遮断技術を用いて阻害することができる場合もある。そのような公知の技術には、例えば、O’Connor,J.Neurochem(1991)56:560、「Oligodeoxynucleotides as Antisense Inhibitor of Gene Expression」,CRC Press,Boca Raton,Fla.(1988)により内部で合成されたかまたは別に投与されたかいずれかであるアンチセンスオリゴヌクレオチドの使用が含まれる。あるいは、オリゴマー、例えば本発明の遺伝子とともに三重へリックスを形成するオリゴヌクレオチドを、例えばLeeら,Nuc Acids Res(1979)6:3073、Cooneyら,Science(1988)241:456、Dervanら,Science(1991)251:1360にしたがって、提供することもできる。そのようなオリゴマーは、それ自体投与することができ、また、in vivoで発現させることができる場合もある。
本発明の薬理学的組成物の全身投与の好ましい形態には、注射、典型的には静脈内注射が含まれる。皮下、筋肉内または腹膜内のような、他の注射経路も使用しうる。全身投与の他の方法には、例えば胆汁塩またはフシジン酸または他の界面活性剤のような浸潤剤、またはジメチルスルホキシドまたはアルコール類のような溶媒を用いる、経粘膜および経皮投与が含まれる。さらに、腸溶性またはカプセル封入処方で適切に処方される場合、経口投与も可能であり得る。本発明の組成物の投与にはまた、例えば、軟膏、パッチ、ゲルの形態などのような、局所および/または局在でもあり得る。
必要な投与量範囲は、選択されるアゴニストまたはアンタゴニスト、投与経路、薬理学的組成物の性質、処置する対象の臨床状態、および医師の判断に依存しうる。しかしながら、適切な用量は、対象の体重1kgあたり、0.1〜100μgのアゴニストまたはアンタゴニストの範囲である。しかしながら、入手可能な化合物の種類、および種々の投与経路の異なる有効性の観点から、必要な用量の変量を予測することができる。例えば、経口投与は、静脈内注射による投与に比べて高い用量が必要であることが予測される。これらの投与量レベルの変量は、例えば、最適化のための標準的な経験的作業により調整することができる。
xviii)ヒトBASP1、GID2、GID3またはGID4遺伝子または相補体または変異体または組換え体、あるいは本発明のヒトまたはオルトログBASP1、GID2、GID3またはGID4プロモーター配列を安定にまたは条件的に含みそして発現するように操作されている、本発明のトランスジェニック実験動物(その中ではトランスジーンが、内因性BASP1、GID2、GID3またはGID4オルトログ遺伝子の異種または同種置換物として、あるいは第2の遺伝子座における置換物または挿入物として産出され、続いて免疫刺激によってチャレンジするを、漸増濃度の試験するアンタゴニストまたはアゴニストで処理し、上記の作用のいずれかを上記の方法のいずれかによって測定し、そしてアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いて、相互作用−妨害ポリペプチドを用いて、またはBASP1、GID2、GID3またはGID4とは無関係な第2の遺伝子の発現または活性のアンタゴニストもしくはアゴニストを用いて処理したかまたは処理していない動物で見られる作用と比較する。

Claims (19)

  1. BASP1、GID2、GID3およびGID4から選択される免疫系の樹状細胞中で発現された、単離遺伝子。
  2. 配列番号1または配列番号2または配列番号3または配列番号5または配列番号7または配列番号8または配列番号10または配列番号11のポリヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載の単離遺伝子。
  3. 配列番号4、または配列番号6または配列番号9または配列番号12のポリペプチドをコードしている、請求項1または2のいずれか1つに記載の単離遺伝子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の、GID2.1、GID3および/またはGID4遺伝子によってコードされる単離ポリペプチド。
  5. 請求項1〜3のいずれかの1つに記載の遺伝子、ならびに/あるいは請求項4に記載のおよび/または配列番号6のポリペプチドを含む、ベクター。
  6. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の遺伝子、または組換え体ベクターの一部分としての、相当する単離プロモーター配列を含む発現系であって、前記発現系またはその一部が、適合する宿主細胞に存在する場合に、前記発現系またはその一部が、請求項1〜4のいずれか1つに記載のポリヌクレオチドおよび/またはポリペプチド、および/または配列番号6のポリペプチドを産出することが可能である、発現系。
  7. 請求項6に記載の発現系を含む単離宿主細胞。
  8. 急性および慢性炎症疾患、または疾患の治療的処置に関連した望まない免疫応答のような、または疾患の可能性に関する診断キットであって、
    (a)例えば、配列番号4または配列番号6または配列番号9または配列番号12の配列をコードしている遺伝子、
    (b)(a)の配列に相補的なヌクレオチド配列、
    (c)ポリペプチド、または
    (d)ポリペプチドに対する抗体
    を含むキット。
  9. 請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドに対する単離抗体。
  10. 請求項4に記載のポリペプチドの産出およびまたは生物学的活性を減少させるか、増強する、アゴニストまたはアンタゴニストを同定するための、スクリーニングのためのアッセイであって、以下の
    (a)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチド、
    (b)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドを含む、発現系を保持している宿主細胞、
    (c)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドを含む融合ポリペプチドを発現する、マーカーポリヌクレオチドに融合した、相当する遺伝子プロモーターおよび組換え体ポリヌクレオチドトランスジーンを含む、発現系を保持している宿主細胞、または
    (d)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドに対する抗体、
    を含むアッセイ。
  11. 請求項1〜3のいずれか1に記載の遺伝子の発現および、または生物学的活性のアンタゴニストまたはアゴニストであって、前記アンタゴニストまたはアゴニストが以下の方法段階
    A)
    (a)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチド、
    (b)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドを含む発現系を保持している宿主細胞、
    (c)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドを含む融合ポリペプチドを発現する、マーカーポリヌクレオチドに融合した、相当する遺伝子プロモーターおよび組換え体ポリヌクレオチドトランスジーンを含む、発現系を保持している宿主細胞、または
    (d)請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドに対する抗体
    を、候補化合物と接触させること、
    B)a)、b)、c)またはd)のいずれかに対する候補化合物の効果を測定すること、
    C)段階B)にて測定したアゴニストまたはアンタゴニストを選択すること、
    によって提供されることを特徴とする、アンタゴニストまたはアゴニスト。
  12. 薬剤としての使用のための、請求項11に記載のアンタゴニストまたはアゴニスト。
  13. 薬理学的に許容可能な担体(単数または複数)/賦形剤(単数または複数)との組み合わせで、治療有効量の請求項11に記載のアゴニストまたはアンタゴニストを含む、薬理学的組成物。
  14. 請求項1〜3の任意の1つに記載の遺伝子の、過剰または不十分な発現レベル両方に関する、あるいは請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドの過剰または不十分な発現レベル両方に関する異常な状態を処置する方法であって、前記処置を必要な対象へ、治療有効量の、請求項11に記載のアゴニストまたはアンタゴニストを投与することを含む、方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、前記処置すべき異常な状態、例えば、アレルギー性またはアトピー性皮膚炎のような炎症性皮膚疾患、および、その症状が、腸および大腸、肺および脈管組織のような他の組織で見られる慢性炎症疾患を含む、急性および慢性炎症疾患;例えば自己免疫疾患での異常免疫応答、または、移植拒絶反応発症におけるような疾患の処置治療に関連した望まない免疫応答のような;例えば癌のような疾患での免疫過剰反応または抑制、および持続性ウイルスまたは細菌感染に関連した望まない免疫応答を含む、方法。
  16. 免疫系のDC中で発現され、相当するポリペプチド配列のタンパク質をコードしている、請求項1に記載の遺伝子であって、そのDCでの発現が、免疫応答が疾患の病因、進行および/または症状の悪化の第一要素である疾患での治療的介入のために、DC中の特定の分子標的として、炎症性刺激によって調節される、遺伝子。
  17. 抗体ではない二重特異的試薬であって、請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドに結合し、かつウイルス、細菌または真核寄生生物に、または癌細胞に結合する能力を有している、試薬。
  18. 哺乳動物における免疫応答を誘導するための方法であって、前記哺乳動物に、疾患から前記哺乳動物を保護するために、抗体および/またはT細胞免疫応答を生じるのに十分な量で、請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドを接種することを含む方法。
  19. 哺乳動物に導入したときに、前記哺乳動物において、請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドに対する免疫応答を誘導する、免疫学的/ワクチン処方(組成物)であって、前記処方が、請求項4または配列番号6に記載のポリペプチド、または請求項4または配列番号6に記載のポリペプチドを含む発現ベクター、あるいは請求項4または配列番号6のポリペプチドを含む発現ベクターを含む、前記処置される哺乳動物由来の細胞を含む宿主細胞を含む、免疫学的/ワクチン処方(組成物)。
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