JP2005354631A - テレビジョン受信システム、チューナおよびテレビジョン受信方法 - Google Patents

テレビジョン受信システム、チューナおよびテレビジョン受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 設置位置の適否を素早く判断することが可能なテレビジョン受信システム、チューナおよびテレビジョン受信方法の提供を課題とする。
【解決手段】 本発明において、他のコントロールユニット120に外部選局データがある場合に、外部選局データに記憶された各チャンネルの周波数および指向方向D1〜D16についてのみ受信状態の判断を行うようにしている(部分スキャン)。このようにすることにより、新規に導入するコントロールユニット20であっても全スキャンを行うことなくスムーズにチャンネル設定を行うことができる。さらに、スマートアンテナユニット10の設置位置を変更する度に、全スキャンが行われて作業時間が長くなることを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビジョン受信システム、チューナおよびテレビジョン受信方法に関する。
従来、この種のテレビジョン受信システムとして、各周波数においてアンテナを全方向回転させつつAGC電圧を検出し、同AGC電圧が極値となる方向をスキャンするものが知られている(例えば、特許文献1、参照。)。
かかるテレビジョン受信システムによれば、いずれの方向から放送電波が発信されたとしても、良好な受信状態を実現することが可能であった。
特開平7−7442号公報
しかしながら、各周波数においてアンテナを全方向回転するには時間がかかり、AGC電圧が極値となる方向をスキャンするための所要時間が長いという課題があった。特に、新規に購入したテレビジョン受信システムには予め選局についてのデータが設定されておらず、上述したスキャンを必ず行わなければならないという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、チャンネル設定をスムーズに行うことができるテレビジョン受信システム、チューナおよびテレビジョン受信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明では、複数の可変指向方向を有するスマートアンテナと、同スマートアンテナにおける同指向方向を切り換えるアンテナコントロール部と、同スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出するチューナ部と、同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する再生部と、書換可能な不揮発性メモリとを備えるチューナとからなるテレビジョン受信システムにおいて、
上記チューナは、受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係を上記不揮発性メモリに選局データとして記憶する選局データ記憶手段と、外部機器と通信を行う通信手段と、同通信手段にて通信可能な外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する選局データ検出手段と、上記選局データ検出手段にて検出された上記選局データに相当するデータに基づいて各チャンネルの受信を行い、その受信状態から受信可能なチャンネルを検出する部分スキャン手段と、予め記憶されている上記選局データに記憶された受信可能な既存チャンネル数と上記部分スキャン手段にて検出された受信可能な新規チャンネル数との比較結果を使用者に伝達する伝達手段と、上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者による上記スマートアンテナの位置変更の有無を確認する位置変更確認手段と、上記位置変更確認手段にて上記位置変更が確認されたとき上記部分スキャン手段を再度実行する再スキャン手段と、上記通信手段にて通信可能な外部機器に記憶されているユーザー設定情報を取得し、同ユーザー設定情報を記憶するユーザー設定情報記憶手段とを具備するとともに、上記選局データ記憶手段は部分スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを記憶する構成としてある。
上記のように構成した請求項1の発明は、スマートアンテナには複数の可変指向方向が設けられる。アンテナコントロール部は複数の上記指向方向のうち上記スマートアンテナに設定するものを切り換える。チューナ部は上記スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出し、再生部は同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する。
選局データは受信可能なチャンネルと当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係である。上記選局データ記憶手段はこの選局データを書換可能な不揮発性メモリに記憶する。通信手段により外部機器と通信が可能であり、選局データ検出手段は当該外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する。そして、検出された場合には部分スキャン手段が検出された上記選局データに相当するデータに基づいて各チャンネルの受信を行う。さらに、部分スキャン手段は、同部分スキャン手段を行う際の受信状態から受信可能なチャンネルを検出する。
伝達手段は、予め記憶されている上記選局データに相当するデータに記憶された受信可能な既存チャンネル数と上記部分スキャン手段にて検出された受信可能な新規チャンネル数との比較結果を使用者に伝達する。位置変更確認手段は、上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者による上記スマートアンテナの位置変更の有無を確認する。この位置変更が確認された場合、再スキャン手段は上記部分スキャン手段を再度実行させる。そして、上記選局データ記憶手段は上記部分スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを上記不揮発性メモリに記憶する。このとき、ユーザー設定情報記憶手段は、上記外部機器に記憶されているユーザー設定情報を取得し、同ユーザー設定情報を上記不揮発性メモリに記憶する。
上記部分スキャン手段は上記位置変更が確認される度に行われることとなるが、予め上記外部機器の上記選局データに記憶されているチャンネルについてのみスキャンを行うことができるため、素早くスキャンを行うことができる。すなわち、上記位置変更が確認される度に、全ての周波数および上記指向方向についてのスキャンを行わなくて済む。さらに、上記外部機器の上記選局データを利用することができるため、上記不揮発性メモリに上記選局データが予め記憶されていない場合にも、上記外部機器に記憶された上記選局データに相当するデータに基づいて上記部分スキャン手段を行うことができる。なお、上記部分スキャン手段は上記選局データに相当するデータの少なくとも一部のデータに基づいてスキャンを行えば良い。例えば、上記指向方向については上記選局データに相当するデータに記憶されているものを使用せず、最適な上記指向方向を検索しても良い。
また、上記伝達手段によって上記比較結果が伝達されるため、使用者は以前受信できていたチャンネルと今回の上記部分スキャン手段によって受信可能と判断されたチャンネルとの比較を行うことができる。従って、上記スマートアンテナの位置変更に伴い受信状態が向上したか劣化したかを簡単に判断することができ、最適な位置に上記スマートアンテナを設置することができる。なお、上記比較結果は既存チャンネル数と新規チャンネル数との比較が分かれば良く、単に双方の数値を表示するものであっても良いし、双方の大小関係を表示するものであっても良い。
ここで、本発明のテレビジョン受信システムの構成要素は単独の機器に備えられるものであっても良いし、他の機器に備えられるものであっても良い。例えば、テレビジョン受信システムボックス等のセットトップボックスに単独で本発明の構成要素を備えさせても良いし、テレビジョンやビデオ等に本発明の構成要素を複合的に備えさせても良い。
また、請求項2にかかる発明は、複数の可変指向方向を有するスマートアンテナと、同スマートアンテナにおける同指向方向を切り換えるアンテナコントロール部と、同スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出するチューナ部と、同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する再生部と、書換可能な不揮発性メモリとを備えるチューナとからなるテレビジョン受信システムにおいて、
上記チューナは、受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係を上記不揮発性メモリに選局データとして記憶する選局データ記憶手段と、外部機器と通信を行う通信手段と、同通信手段にて通信可能な外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する選局データ検出手段と、上記選局データ検出手段にて検出された上記選局データに相当するデータに基づいて各チャンネルの受信を行い、その受信状態から受信可能なチャンネルを検出する部分スキャン手段とを具備するとともに、上記選局データ記憶手段は部分スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを記憶する構成としてある。
上記のように構成した請求項2の発明は、スマートアンテナには複数の可変指向方向が設けられる。アンテナコントロール部は複数の上記指向方向のうち上記スマートアンテナに設定するものを切り換える。チューナ部は上記スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出し、再生部は同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する。
選局データは受信可能なチャンネルと当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係である。上記選局データ記憶手段はこの選局データを書換可能な不揮発性メモリに記憶する。通信手段により外部機器と通信が可能であり、選局データ検出手段は当該外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する。そして、検出された場合には検出された上記選局データに相当するデータ基づいて部分スキャン手段が各チャンネルの受信を行う。さらに、部分スキャン手段は、同部分スキャン手段を行う際の受信状態から受信可能なチャンネルを検出する。そして、上記選局データ記憶手段は上記部分スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを上記不揮発性メモリに記憶する。
さらに、請求項3にかかる発明は、予め記憶されている上記選局データに相当するデータに記憶された受信可能な既存チャンネル数と上記部分スキャン手段にて検出された受信可能な新規チャンネル数との比較結果を使用者に伝達する伝達手段を具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項3の発明は、伝達手段は、予め記憶されている上記選局データに相当するデータに記憶された受信可能な既存チャンネル数と上記部分スキャン手段にて検出された受信可能な新規チャンネル数との比較結果を使用者に伝達する。これにより、使用者は以前外部機器にて受信できていたチャンネルと今回の上記部分スキャン手段によって受信可能と判断されたチャンネルとの比較を行うことができる。
また、請求項4にかかる発明は、上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者による上記スマートアンテナの位置変更の有無を確認する位置変更確認手段と、
上記位置変更確認手段にて上記位置変更が確認されたとき上記部分スキャン手段を再度実行する再スキャン手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項4の発明は、位置変更確認手段は、上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者による上記スマートアンテナの位置変更の有無を確認する。この位置変更が確認された場合、再スキャン手段は上記部分スキャン手段を再度実行させる。すなわち、使用者が上記比較結果に満足しない場合に、使用者は上記スマートアンテナの設置位置を変更する。そして、新たな設置位置にて上記部分スキャン手段を再度実行させることができる。
さらに、請求項5にかかる発明は、上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者の指示に応じて、上記チューナ部が抽出する周波数帯域をシフトさせつつ、同抽出された周波数成分に含まれる周波信号をスキャンすることにより受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向とを検出する全スキャン手段を具備するとともに、上記選局データ記憶手段は上記全スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを上記不揮発性メモリに記憶する構成としてある。
上記のように構成した請求項5の発明は、全スキャン手段は、上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者の指示に応じて全スキャンを実行させる。この全スキャンにおいては、上記チューナ部が抽出する周波数帯域をシフトさせつつ、同抽出された周波数成分に含まれる周波信号をスキャンすることにより受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向とが検出される。すなわち、使用者の指示によって、受信可能なチャンネルを全てスキャンすることができる。そして、上記選局データ記憶手段は上記全スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを上記不揮発性メモリに記憶する。
さらに、請求項6にかかる発明は、上記通信手段にて通信可能な外部機器に記憶されているユーザー設定情報を取得し、同ユーザー設定情報を上記不揮発性メモリに記憶するユーザー設定情報記憶手段を具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項6の発明は、ユーザー設定情報記憶手段は、上記外部機器に記憶されているユーザー設定情報を取得し、同ユーザー設定情報を上記不揮発性メモリに記憶する。これにより、上記外部機器において設定しておいた上記ユーザー設定情報を有効に利用することができ、再度同様のユーザー設定を行わなくても済む。
上述したようなスマートアンテナを用いて放送電波を受信する手法は必ずしも実体のある装置に限られるものではなく、請求項8に記載した発明のように方法の発明としても有効である。また、上述したテレビジョン受信システムは単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としては、各種の態様を含むものである。例えば、請求項7のようにチューナとしても本発明を実現することが可能である。また、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
以上説明したように、請求項1、請求項2、請求項7および請求項8にかかる発明によれば、チャンネル設定をスムーズに行うことができるテレビジョン受信システム、チューナおよびテレビジョン受信方法を提供することができる。
請求項3にかかる発明によれば、使用者に設置位置の適否を認識させることができる。
請求項4にかかる発明によれば、変更された設置位置の適否を確認することができる。
請求項5にかかる発明によれば、必要に応じては前回受信できなかったチャンネルも受信可能とすることができる。
請求項6にかかる発明によれば、外部機器において設定しておいたユーザー設定情報を有効に利用することができる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)テレビジョン受信システムの構成:
(2)スマートアンテナ設置作業:
(3)変形例:
(4)まとめ:
図1は、本発明にかかるテレビジョン受信システムの概略構成を示している。同図において、テレビジョン30が備えられており、同テレビジョン30と図示しないケーブルで接続された略矩形箱状のコントロールユニット20が備えられている。コントロールユニット20はいわゆるセットトップボックスであり、テレビジョン30と接続可能な限り任意の位置に設置することができる。コントロールユニット20にはアンテナケーブル16が接続されており、アンテナケーブル16を介してコントロールユニット20とスマートアンテナユニット10とが接続している。さらに、コントロールユニット20には同コントロールユニット20とほぼ同様の構成をした外部機器としてコントロールユニット120が接続されている。コントロールユニット20とコントロールユニット120とはLANケーブル15を介して接続されている。なお、コントロールユニット20は新規に導入する機器であり、他のコントロールユニット120はこれまで使用してきた機器であるものとする。
スマートアンテナユニット10は床面に安定して設置するための脚部17を有しており、同脚部から略円柱状の柱部18が略鉛直に立設している。同柱部18の上端には略円盤状のアンテナ保持部19が保持されている。アンテナ保持部19は略水平とされており、その側面からは4本の棒状指向性アンテナ11,11,11,11が外側に向かって放射状に突出している。互いに隣接する指向性アンテナ11同士がなす角度はそれぞれ90度とされているため、指向性アンテナ11,11,11,11はアンテナ保持部19の側面の円周方向に均等に配設されていることとなる。また、指向性アンテナ11,11,11,11は、それぞれ伸長可能であり使用者が適宜引き出して使用することが可能となっている。
指向性アンテナ11,11,11,11はそれぞれ独立して放送電波を受信することが可能であり、それぞれ軸方向外側の方向に対して受信感度が高いものとなっている。すなわち、それぞれ軸方向外側の方向に対して受信感度が高い4本の指向性アンテナ11,11,11,11をアンテナ保持部19の周方向に均等に配置することにより、全方向に対して受信感度が良好なアンテナを構成することができる。かかる構成により、地上波のテレビジョン放送電波がスマートアンテナユニット10のいずれの方向から発信されたとしても、いずれかの指向性アンテナ11,11,11,11にて放送電波を受信することができる。すなわち、スマートアンテナユニット10が受信可能な放送電波の方向に指向性をなくすことができるため、より多くの放送局から発信されるテレビジョン放送電波を受信することができ、より多くのチャンネルを楽しむことが可能となる。
ただし、常時、全方向から放送電波を受信可能とすると、所望の放送局から発信される放送電波以外の方向から発信されるノイズ電波も受信してしまうこととなるため、受像するチャンネルに応じて受信可能とする指向方向を限定するような制御を行うものとしている。また、各指向性アンテナ11,11,11,11から入力される位相量をそれぞれ制御し、合成することにより、細かい指向方向の切換を行っている。以下、スマートアンテナユニット10の内部構成について説明する。
図2は、スマートアンテナユニット10の内部構成を概念的に示している。同図において、4本の指向性アンテナ11,11,11,11がそれぞれ位相器12,12,12,12と接続されている。位相器12,12,12,12は指向性アンテナ11,11,11,11から入力される信号の位相量をそれぞれ制御することができる回路であり、コントロールユニット20から出力されるバイアス電圧に応じて位相を遅らすことが可能となっている。位相器12,12,12,12にて位相量が制御された信号は合成器14に入力され、同合成器14にて合成される。合成器14にて合成された信号はブースター回路13に入力され、増幅される。
このように、4本の指向性アンテナ11,11,11,11から入力された信号の位相を可変させつつ合成させることにより、4本の指向性アンテナ11,11,11,11が軸方向のみならず任意の方向に指向性を持つようにすることができる。すなわち、各位相器12,12,12,12の位相量を適当な値に設定することにより、スマートアンテナユニット10により形成される主ビームの方向を任意の方向とすることができる。
図3は、コントロールユニット20の内部構成を概念的に示している。なお、コントロールユニット20とLAN接続される別のコントロールユニット120は、コントロールユニット20と同様の構成であるため説明を省略する。同図において、コントロールユニット20は、スマートアンテナユニット10における各位相器12,12,12,12の位相量を制御するアンテナコントロール部21と、スマートアンテナユニット10から周波信号を入力するチューナ部22とを備えている。コントロールユニット20はCPU28aの指令にしたがってスマートアンテナユニット10に設定する指向方向を切り換えるための信号を生成する。具体的には、各位相器12,12,12,12に出力するバイアス電圧を可変させることにより、スマートアンテナユニット10における指向方向を可変させている。コントロールユニット20は各位相器12,12,12,12に出力するバイアス電圧の組み合わせを記憶させるための図示しないROMを備えている。このバイアス電圧の組み合わせは16パターン記憶されており、コントロールユニット20はCPU28aの指令にしたがっていずれかのパターンを各位相器12,12,12,12に出力する。
すなわち、以上の構成によりスマートアンテナユニット10は16とおりの指向方向を実現することが可能となる。図4は、上記16パターンに対応する指向方向を表している。同図において、アンテナ保持部19を中心として放射状に均一な16方位の指向方向を設定することが可能となっている。すなわち、隣接し合う指向方向の角度差は360/16=22.5度で、均等となっている。このように、アンテナ保持部19を中心として均等に指向方向を設定することにより、いずれの方向から入射する放送電波にも追従することができる。なお、紙面上方の指向方向をD1とし、時計回りにD2,D3,D4・・・D16と識別するものと定義する。
図3に示すチューナ部22は、いわゆるシンセサイザ方式のテレビジョン受信システムの構成とされ、選局制御信号としてPLLデータ、すなわち、PLLループにおける可変分周回路の分周比のデータがチューナ部22に与えられる。また、チューナ部22では、CPU28aからの選局制御信号としてのPLLデータを受けて、入力された周波信号から所望の周波数帯域の周波信号を抽出することにより、複数のチャンネルの中から一つのチャンネルを選択する。CPU28aはチューナ部22における周波数のずれを検出し、この検出結果に基づいてAFT電圧をチューナ部22に供給する。そして、チューナ部22がAFT電圧に応じて、抽出する周波数帯域を補正することにより、最適な選局が行われるようになっている。
チューナ部22の出力は、デジタル再生部23とアナログ再生部24のいずれかに供給される。すなわち、本実施形態にかかるコントロールユニット20は、デジタル放送とアナログ放送の双方を再生することが可能となっている。デジタル再生部23は、デジタルI/F23aと復調回路23bとデスクランブル部23cとデマルチプレックス部23dとMPEGデコーダ23gとから構成されている。チューナ部22から周波信号が入力されるデジタルI/F23aにはA/Dコンバータが備えられており、このデジタルI/F23aから信号の供給を受ける復調部には、チャンネルイコライザ、エラー訂正デコード部等も備えられている。
すなわち、デジタルI/F23aと復調回路23bは、チューナ部22から入力される周波信号をデジタル信号に変換するとともに、CPU28aからの制御情報に基づいてデジタル復調した信号に対していわゆるゴーストキャンセルを行う。さらに、デジタルI/F23aと復調回路23bは、伝送路上で発生したビット誤りを訂正し、トランスポートストリーム(TS)出力を得る。なお、以上の処理において復調回路23bは、全体のデータに対する上記ビット誤りの割合をエラーレートとして検出している。
また、復調回路23bにて復調およびエラー訂正処理を行うことにより得られたトランスポートストリームはデスクランブル部23cに供給される。トランスポートストリームは、通常、スクランブルがかかっているため、このままでは適正に映像・音声を再生することはできない。そこで、デスクランブル部23cがトランスポートストリームに対してデ・スクランブル処理を行うことにより、トランスポートストリームを再生可能なデータ配列に復元する。デ・スクランブル処理が行われたトランスポートストリームは、映像信号や音声信号や文字情報等が多重化された形式となっており、デマルチプレックス部23dに供給される。デマルチプレックス部23dでは入力されたデータに対してデ・マルチプレックス処理を行う。すなわち、ここで多重化が解除される。なお、デスクランブル部23cとデマルチプレックス部23dとはそれぞれの処理を行う際にワークエリアとしてDRAM23eを利用することが可能である。
デ・マルチプレックス処理にて多重化が解除されると、映像信号および音声信号が所定の方式により圧縮されたMPEGデータと、例えば番組に関する文字情報といった映像信号や音声信号以外のデータに分離され、後者のデータはCPU28aに供給される。また、所定の周波数帯において複数のチャンネルのMPEGデータが多重化されて搬送される場合においては、これらについても多重化が解除される。前者のMPEGデータはMPEGデコーダ23gに供給され、同MPEGデコーダ23gにて圧縮解凍処理、つまりMPEGデコード処理が行われる。MPEGデータをMPEGデコード処理することにより、デジタル映像信号とデジタル音声信号とが生成され、同生成されたデジタル映像信号はさらにアナログの映像信号に変換される。
MPEGデコーダ23gはOSD処理部23hを備えており、映像に所定の静止画面を重ねて表示したり、所定の静止画像を差し替えて表示するなどの処理も行うことができるようにされている。OSD処理部23hは受信された文字情報等のデータをCPU28aから入力し、同文字情報等のデータに基づいて静止画像等を生成することが可能となっている。
なお、MPEGデコーダ23gはMPEGデコード処理やOSD処理を行う際にワークエリアとしてDRAM23fを利用することが可能である。このように、MPEGデコーダ23gは圧縮解凍処理を実行可能であるとともに、OSD処理部23hにてグラフィックス処理を実行可能になっている。そして、圧縮解凍・アナログ変換された映像信号は映像出力部26に供給され、同映像出力部26にて同映像信号がテレビジョン30に出力される。テレビジョン30に対してアナログ映像信号を出力する方式としては、コンポジット出力やSーVideo出力等の各種方式を採用することができる。
一方、MPEGデコード処理により生成された音声信号は、D/A変換部25に入力され、同D/A変換部25にてアナログ音声信号に変換される。このアナログ音声信号は音声出力部27に入力され、同音声出力部27からテレビジョン30に出力される。ただし、テレビジョン30がオプティカル入力端子等を備え、デジタル音声信号を受け付けることができれば、D/A変換部25を介することなくデジタル音声信号をそのままテレビジョン30に出力させても良い。
一方、アナログ再生部24は、アナログI/F24aと復調回路24bとNTSCデコーダ24dと音声デコーダ24eとから構成されている。アナログI/F24aと復調回路24bは、チューナ部22から入力される中間周波信号を増幅させるAGC回路24b1を備えている。AGC回路24b1における中間周波信号の増幅率はAGC電圧により規定されており、同AGC電圧は同AGC回路24b1にて増幅された中間周波信号の振幅レベルに応じて変動する。すなわち、AGC回路24b1はAGC電圧をフィードバック信号として中間周波信号を増幅させている。
具体的に、増幅された中間周波信号が強い場合には増幅率を低下させるべくAGC電圧を低下させ、増幅された中間周波信号が弱い場合には増幅率を増加させるべくAGC電圧を増加させる。すなわち、本実施形態においてAGC電圧が高いほどチューナ部22から入力される中間周波信号が弱いと言える。これにより、増幅された中間周波信号の振幅レベルをほぼ一定とすることができるため、各チャンネル間で再現される色に違いがないようにすることができる。また、AGC電圧は増幅された中間周波信号を所定の基準電圧と比較することにより生成されているため、増幅後の中間周波信号の振幅レベルは理想的な値を維持することができる。AGC電圧はCPU28aに出力されており、同出力されたAGC電圧に基づいてCPU28aが各種制御を実行させる。
復調回路24bは復調した中間周波信号を分離することにより、NTSC形式のアナログ映像信号とアナログ音声信号とを生成する。同生成されたアナログ映像信号はNTSCデコーダ24dに入力され、同NTSCデコーダ24dにてCCIR656形式のデジタル映像信号に変換される。なお、NTSC形式はアナログテレビジョン信号の標準形式であり、色を再現するための信号と15.75kHzの水平同期信号と60Hzの垂直同期信号等が含まれる。復調回路24bには水平同期信号と垂直同期信号とを抽出するための同期分離回路24b2が備えられている。そして、NTSCデコーダ24dは、この同期分離回路24b2が抽出した水平同期信号と垂直同期信号に基づいて同期の取れたデジタル映像信号を生成することが可能となっている。なお、CCIR656形式はYUVの各要素がデジタル階調で表現されるデジタル映像信号の形式である。一方、復調回路24bにて分離されたアナログ音声信号は音声デコーダ24eに供給され、同音声デコーダ24eにて左右独立したステレオ音声信号に分離される。
NTSCデコーダ24dにて生成されたデジタル映像信号は、MPEGデコーダ23gに入力され、上述と同様にOSD処理やアナログ変換が行われる。そして、アナログ変換された映像信号は映像出力部26に供給され、同映像出力部26からテレビジョン30に出力される。一方、音声信号が音声出力部27に入力され、同音声出力部27からテレビジョン30に出力される。
上述したCPU28aはバス29に接続されており、バス29に接続されたRAM28bをワークエリアとしながら、当該コントロールユニット20の各種機能を実現するための制御処理を実行する。この制御処理を実行するプログラムは、予めROM28cに格納されており、CPU28aは、適宜ROM28cから所定のプログラムをRAM28bに読み込みつつ制御処理を実行することになる。また、バス29には書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM28dが備えられており、CPU28aはEEPROM28dに記憶された各種データを使用して制御処理を実行する。
EEPROM28dに記憶されるデータの一例として、選局データ28d1が記憶されている。図5は、この選局データ28d1の一例を示している。選局データ28d1は、リモコン送信機40等にて指定可能なチャンネル番号と、チューナ部22にて抽出を行う周波数帯域と、受信に好適な指向方向D1〜D16とが対応づけられたテーブルであり、CPU28aが同テーブルを参照することにより指定されたチャンネル番号に対応した周波数帯域と受信に使用する指向方向D1〜D16を特定することが可能となっている。なお、本実施形態においてチューナ部22はシンセサイザ方式を採用しているため、チャンネル番号と分周比のデータとの対応関係が選局データ28d1として記憶されている。
このような選局データ28d1として、予め最適な組み合わせを記憶しておくことにより、最適な条件で各チャンネルを受像することができる。チャンネル番号毎に放送電波の発信局が異なり、スマートアンテナユニット10に対してチャンネル番号毎に異なる方向から放送電波が入射することが考えられる。従って、チャンネル番号に応じて放送電波の入射方向が合致する指向方向D1〜D16を予め設定しておくことは、良好な受信品質を確保するために重要である。最適な指向方向D1〜D16を特定する情報は、CPU28aを通じてアンテナコントロール部21に供給され、これに基づいて各位相器12,12,12,12にバイアス電圧が出力される。ここで、最適な指向方向D1〜D16とは、原則的に受像するチャンネル番号に対応する放送電波の放送局が存在する方向と一致する指向方向D1〜D16である。すなわち、放送局が存在する方向と一致する方向の指向方向D1〜D16を設定することにより、強い放送電波を受信すること可能となるとともに、他方向からのノイズ電波の影響を受けにくくすることができる。
また、EEPROM28dにはOSD処理部23hにてOSD画像を生成するためのOSDデータ28d2が記憶されている。CPU28aはリモコン送信機40からの指令や各回路の動作状況等に応じて、適宜、OSDデータ28d2を読み出して、OSD処理部23hにOSDデータ28d2を供給する。例えば、CPU28aが使用者に対して警告が必要であると判断すると、警告画面が生成可能なOSDデータ28d2を読み出して、OSD処理部23hに警告画面を映像に組み込むよう指令する。また、EEPROM28dにはスマートアンテナユニット10の設置位置を特定するための住所情報が格納された住所データ28d4や、放送電波の発信元である放送局についての情報が格納された放送局データ28d3等が記憶されている。このようなデータは、リモコンI/F28eやバスI/F28fやICカードI/F28gやLANI/F28hを介して入力され、EEPROM28dに記憶される。
バス29にはリモコン送信機I/F28eが接続されており、外部機器としてのリモコン送信機40から出力される赤外線明滅信号を入力可能になっている。この赤外線明滅信号はバス29を介してCPU28aに送出され、CPU28aは対応する制御処理を実行する。また、バス29には外部機器とケーブルを介して接続するためのバスI/F28fと、ICカードとデータを授受するためのICカードI/F28gとLAN規格に準拠した外部機器と通信を行うためのLANI/F28hが接続されている。バスI/F28fおよびICカードI/F28gから読み取った情報は、バス29を介してCPU28aに送出され、CPU28aにて所定の処理が行われる。
(2)コントロールユニット導入作業:
図6は、スマートアンテナ設置作業の流れを示している。スマートアンテナ設置作業は、新たにコントロールユニット20を導入する際に行われる作業である。同図において、スマートアンテナ設置作業を開始させると、まずステップS100にてコントロールユニット20と他のコントロールユニット120との接続を行い、同コントロールユニット20はこの接続が完了したことを確認する。コントロールユニット20とコントロールユニット120とはそれぞれに備えられたLANI/F28h等を利用して、LANケーブル15によって接続されている。そして、コントロールユニット20とコントロールユニット120とは共通するLANプロトコルが導入されており、同LANプロトコルに基づいて両者はデータ通信を行うことが可能となっている(通信工程)。
ステップS110では、選局データ28d1に相当するデータ(外部選局データという。以下同じ。)がコントロールユニット120に記憶されているかどうかを検出する(選局データ検出工程)。なお、コントロールユニット20はこの時点で工場出荷状態であるため、EEPROM28dには選局データ28d1が記憶されていないものとする。これに対して、他のコントロールユニット120はこれまで使用してきた機器であるため、予め各チャンネルについての周波数および指向方向の最適化がなされており、外部選局データが記憶されているものとする。
各チャンネルについての周波数および指向方向を格納する選局データには各機種共通のコードを添付する規約等を設けておき、ステップS110にて外部選局データを検出するにあたっては、このコードを検索するようにしても良い。また、外部選局データを記憶するメモリのアドレスに各機種共通の規約を設け、同アドレスにおけるデータの有無を確認するようにしても良い。このようにすることにより、異なる機種間でも外部選局データを検出することが可能となる。また、各チャンネルについての周波数および指向方向を格納するデータにおける各データの配列、形式等を共通化させておくことにより、異機種間でも外部選局データから周波数や指向方向等の情報を取得することができる。ステップS110において、CPU28aは、リモコンI/F28eを介して使用者によるスマートアンテナ設置作業の開始の指示を受け付け、これに応じて外部選局データを検索する。
ここで、予め外部選局データが記憶されていない場合には、ステップS170にて全スキャンを実行する(全スキャン工程)。全スキャンにおいては、チューナ部22が抽出する周波信号の周波数を全域にわたってシフトさせていく。全域にわたってシフトさせれば良く、周波数を徐々に増減させても良いし、ランダムに周波数をシフトさせても良い。また、各周波数においてスマートアンテナユニット10に設定する指向方向D1〜D16を順に切り換えていくことにより、各指向方向D1〜D16に対する各周波数の受信状態を検出する。
そして、各周波数においていずれの指向方向D1〜D16に設定しても所定の条件を満たす信号が検出されない場合には、当該周波数においては受信可能なチャンネルがないと判断される。一方、各周波数においていずれかの指向方向D1〜D16に設定したときに所定の条件を満たす信号が検出される場合には、当該周波数において受信可能なチャンネルが存在すると判断する。このような判断を全周波数領域において行うことにより、全周波数領域において受信可能なチャンネルが判明する。
なお、各周波数において受信可能なチャンネルが存在すると判断するための上記所定の条件は種々のものを採用することができる。例えば、アナログChのスキャンにおいては信号強度やAGC電圧や同期信号の有無等を上記所定の条件として採用することができる。一方、デジタルChのスキャンにおいては信号強度やAGC電圧やエラーレート等を上記所定の条件として採用することができる。また、例えば信号強度を上記所定の条件とした場合には、各周波数において各指向方向D1〜D16の設定時にて受信される信号強度を比較する。
そして、最も理想的な信号強度となる指向方向D1〜D16を当該周波数のチャンネルを受信するための最も好適な指向方向D1〜D16であると特定する。そして、ステップS180にて、全スキャンにて検出された受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたりチューナ部22が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたりアンテナコントロール部21が切り換える指向方向D1〜D16との対応関係を選局データ28d1として新たに記憶させる。これにより、現在において最も良好な受信状態を実現できる選局データ28d1を記憶することができ、以降は選局データ28d1を使用して各チャンネルの選局を行うことが可能となる。
一方、外部選局データがコントロールユニット120に記憶されている場合には、外部選局データを読み出す。具体的には、図5に示す指定可能なチャンネル番号と、チューナ部22にて抽出を行う周波数帯域と、受信に好適な指向方向D1〜D16との対応関係に相当するデータが取得される。そして、ステップS120においては、この対応関係に基づいて部分スキャンを実行させる(部分スキャン工程)。この部分スキャンでは、チューナ部22が外部選局データにおいて各チャンネル毎に記憶されている周波数の周波信号を順に抽出する。このとき、アンテナコントロール部21は、各チャンネルに対応して記憶された指向方向D1〜D16にスマートアンテナユニット10が切り換えられるよう各位相器12,12,12,12にそれぞれ所定のバイアス電圧を供給する。
そして、各チャンネルを受信したときの信号状態が所定の条件を満足するか否かによって、各チャンネルが受信可能であるか否かを判定する。なお、各周波数において受信可能なチャンネルが存在すると判断するための上記所定の条件は種々のものを採用することができる。例えば、アナログチャンネルのスキャンにおいては信号強度やAGC電圧や同期信号の有無等を上記所定の条件として採用することができる。一方、デジタルチャンネルのスキャンにおいては信号強度やAGC電圧やエラーレート等を上記所定の条件として採用することができる。
ステップS130では、部分スキャンによって受信可能と判断されたチャンネル数(新規チャンネル数)と、外部選局データに記憶されているチャンネル数(既存チャンネル数)とを比較する表示を行う(伝達工程)。具体的には、この画像を表示させるためのOSDデータ28d2が予めEEPROM28dに記憶されており、OSD処理部23hが同OSDデータ28d2を画像データに組み込むことにより、同画像が出力される。なお、OSDデータ28d2はROM28cに記憶されていても良い。また、チャンネル数の比較結果は必ずしも映像によって伝達する必要はなく、音声によって伝達するようにしても良い。
このように、新規チャンネル数と既存チャンネル数との比較が表示されると使用者は、これまで他のコントロールユニット120において視聴していたチャンネルを今後も視聴できるかどうかを確認することができる。新規チャンネル数が既存チャンネル数より著しく減少していれば、今まで視聴していたチャンネルの大半が今後視聴できなることを認識することができる、一方、新規チャンネル数と既存チャンネル数とが同等であれば今まで視聴していたチャンネルを今後も視聴することができると認識することができる。
ステップS140では、以上の認識において使用者が新規チャンネル数と既存チャンネル数との比較結果に満足するか否かを受け付ける。具体的には、CPU28aがリモコンI/F28eを介して使用者による入力を受け付けている。ここで、使用者から満足するという入力が受け付けられた場合には、ステップS170にて選局データ28d1をEEPROM28dに記憶する。すなわち、部分スキャンによって受信可能と判断されたチャンネルについての周波数と指向方向D1〜D16とを新たに記憶させる。ただし、受信可能と判断された各チャンネルについては予め記憶されていた外部選局データと同じ周波数と指向方向D1〜D16とが記憶されるため、実質的には外部選局データをEEPROM28dに複製し、部分スキャンにて新たに受信できないと判断されたチャンネルについてのデータのみが削除されることとなる。
一方、ステップS140にて使用者が満足しないと入力した場合には、ステップS150にて、”1.他のチャンネルをスキャンする”、または、”2.スマートアンテナユニット10の設置位置の変更”、の入力を受け付ける。そして、”1.”が選択された場合には、上述した全スキャンを実行する。これにより、現在のスマートアンテナユニット10の設置位置にて可能な限り多くのチャンネルを受信できるように検索することができる。例えば、当該設置位置にスマートアンテナユニット10を設置せざるを得ない場合や、過去に受信可能であったチャンネルに不満がある場合等には、”1.”を選択することが有効であると考えられる。
ステップS150にて”2.”が選択された場合には、ステップS160にてスマートアンテナユニット10の設置位置が変更されたか否かを確認する(位置変更確認工程)。使用者が新規チャンネル数と既存チャンネル数との比較結果に満足せず、スマートアンテナユニット10の設置位置を変更することにより以前と同等もしくはそれ以上のチャンネルを受信することができると期待する場合には、使用者はスマートアンテナユニット10の設置位置を変更する。そして、使用者がスマートアンテナユニット10の設置位置した旨をリモコン送信機40を利用して入力すると、CPU28aがリモコンI/F28eを介してスマートアンテナユニット10の設置位置が変更されたことを認識する。
以上のようにしてスマートアンテナユニット10の設置位置が変更されたことが認識されると、ステップS120にて再度部分スキャンを実行させる(再スキャン工程)。すなわち、これまで受信可能であった各チャンネルが新たな設置位置にて受信可能であるか否かを判定する。そして、ステップS130以降が繰り返して実行される。
ステップS180にて選局データ28d1を記憶すると、ステップS190にてユーザー設定データをEEPROM28dに複製する。すなわち、他のコントロールユニット120において記憶されているユーザー設定データを検索し、使用可能なユーザー設定データがあれば同ユーザー設定データをEEPROM28dに複製する。例えば、住所データ28d4をユーザー設定データとして複製することにより、使用者が再度新規のコントロールユニット20に対して住所を登録しなくても済む。なお、ユーザー設定データをEEPROM28dに複製するにあたり、機種毎に仕様が異なる場合があるため、複製する機種に応じた編集を行うようにしても良い。
以上説明したスマートアンテナ設置作業において、既設の外部選局データがある場合に、外部選局データに記憶された各チャンネルの周波数および指向方向D1〜D16についてのみ受信状態の判断を行うようにしている(部分スキャン)。このようにすることにより、工場出荷状態で新品のコントロールユニット20においても全スキャンを行うことなくて済むため、作業時間が長くなることを防止することができる。特に、他のコントロールユニット120からコントロールユニット20に買い換えた場合には、これまで他のコントロールユニット120により視聴できたチャンネルを視聴できれば満足と考える使用者が多いと考えられるため、これまで視聴できたチャンネルについてのみ受信の可否を確認すれば十分であると言える。むろん、これまで視聴できたチャンネルでは満足できない使用者は、ステップS170にて全スキャンを実行させれば良い。
なお、本実施形態において、部分スキャンでは外部選局データに記憶された各チャンネルの周波数および指向方向D1〜D16についてのみ受信状態の判断を行うようにしたが、選局データ28d1に記憶された各チャンネルの周波数のみを適用し、指向方向D1〜D16については最適な方向を全スキャンと同様に検索しても良い。この場合であっても、全周波数についてスキャンする必要はないため、完全な全スキャンを実行するより大幅に作業時間を短縮することができる。特に、他のコントロールユニット120がスマートアンテナユニット10に対応しておらず、外部選局データに指向方向D1〜D16に相当するデータが記憶されていない場合には、部分スキャンにおいて最適な指向方向D1〜D16を検索するのが好適である。
また、既存チャンネル数と新規チャンネル数との比較により、使用者は変更後の設置位置における受信状態の適否を簡単に判断することができる。従って、より良い設置位置にスマートアンテナユニット10を設置することができる。むろん、スマートアンテナユニット10の設置位置を変更する度に、受信可能となったチャンネルの数やチャンネルの内容を別作業により確認する必要もない。本実施形態において、予め外部選局データに記憶されている既存チャンネル数と最後に行った部分スキャンにより受信可能と判断された新規チャンネル数のみが比較表示されるものとしたが、部分スキャンを複数回行った場合にはそれぞれの部分スキャンにおいて受信可能と判断された新規チャンネル数を蓄積させておき、これらをリストとして表示するようにしても良い。このようにすることにより、どの位置にスマートアンテナユニット10を設置したときに最も多くの新規チャンネル数となったかを簡単に認識することができ、使用者の作業効率を向上させることができる。
(3)変形例:
以上においては、本発明のチューナの機能を実現するコントロールユニット20とテレビジョン30とが別装置とされているが、テレビジョン30がスマートアンテナユニット10を直接コントロールするようにすることも可能である。図7は、そのための構成を示している。同図において、コントロールユニット20に備えられていた各種回路はテレビジョン130に備えられており、映像信号と音声信号はテレビジョン130に備えられるモニタおよびスピーカにそれぞれ出力されている。なお、モニタとして液晶パネルやプラズマパネル等のデジタル表示素子を適用する場合には、デジタル映像信号のままモニタに出力することが可能である。
また、上述した実施例ではコントロールユニット20と他のコントロールユニット120とはLANケーブルによって接続するものとしたが、他の通信手段によるものであっても良い。さらに、直接接続するものに限られず、記録媒体を介して外部選局データを取得するようにしても良い。上述したコントロールユニット20においてはICカードI/F28gを利用して、外部選局データを取得することも可能である。
(4)まとめ:
以上説明したように、本発明において、他のコントロールユニット120に外部選局データがある場合に、外部選局データに記憶された各チャンネルの周波数および指向方向D1〜D16についてのみ受信状態の判断を行うようにしている(部分スキャン)。このようにすることにより、新規に導入するコントロールユニット20であっても全スキャンを行うことなくスムーズにチャンネル設定を行うことができる。さらに、スマートアンテナユニット10の設置位置を変更する度に、全スキャンが行われて作業時間が長くなることを防止することができる。
テレビジョン受信システムの外観斜視図である。 スマートアンテナユニットの回路ブロック図である。 コントロールユニットの回路ブロック図である。 指向方向を示す模式図である。 選局データを示す表である。 コントロールユニット導入作業のフローチャートである。 変形例にかかるテレビジョン受信システムの回路ブロック図である。
符号の説明
10…スマートアンテナユニット
11…指向性アンテナ
12…位相器
13…ブースター回路
14…合成器
16…アンテナケーブル
17…脚部
18…柱部
19…アンテナ保持部
20…コントロールユニット
21…アンテナコントロール部
22…チューナ部
23…デジタル再生部
23b…復調回路
23c…デスクランブル部
23d…デマルチプレックス部
23e,23f…DRAM
23g…MPEGデコーダ
23h…OSD処理部
24…アナログ再生部
24b…復調回路
24b1…AGC回路
24b2…同期分離回路
24d…NTSCデコーダ
24e…音声デコーダ
26…映像出力部
27…音声出力部
28a…CPU
28b…RAM
28c…ROM
28d…EEPROM
28d1…選局データ
28d2…OSDデータ
28d3…放送局情報
28d4…住所情報
29…バス
30…テレビジョン
40…リモコン送信機

Claims (8)

  1. 複数の可変指向方向を有するスマートアンテナと、
    同スマートアンテナにおける同指向方向を切り換えるアンテナコントロール部と、同スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出するチューナ部と、同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する再生部と、書換可能な不揮発性メモリとを備えるチューナとからなるテレビジョン受信システムにおいて、
    上記チューナは、
    受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係を上記不揮発性メモリに選局データとして記憶する選局データ記憶手段と、
    外部機器と通信を行う通信手段と、
    同通信手段にて通信可能な外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する選局データ検出手段と、
    上記選局データ検出手段にて検出された上記選局データに相当するデータに基づいて各チャンネルの受信を行い、その受信状態から受信可能なチャンネルを検出する部分スキャン手段と、
    予め記憶されている上記選局データに記憶された受信可能な既存チャンネル数と上記部分スキャン手段にて検出された受信可能な新規チャンネル数との比較結果を使用者に伝達する伝達手段と、
    上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者による上記スマートアンテナの位置変更の有無を確認する位置変更確認手段と、
    上記位置変更確認手段にて上記位置変更が確認されたとき上記部分スキャン手段を再度実行する再スキャン手段と、
    上記通信手段にて通信可能な外部機器に記憶されているユーザー設定情報を取得し、同ユーザー設定情報を上記不揮発性メモリに記憶するユーザー設定情報記憶手段とを具備するとともに、
    上記選局データ記憶手段は部分スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを記憶することを特徴とするテレビジョン受信システム。
  2. 複数の可変指向方向を有するスマートアンテナと、
    同スマートアンテナにおける同指向方向を切り換えるアンテナコントロール部と、同スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出するチューナ部と、同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する再生部と、書換可能な不揮発性メモリとを備えるチューナとからなるテレビジョン受信システムにおいて、
    上記チューナは、
    受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係を上記不揮発性メモリに選局データとして記憶する選局データ記憶手段と、
    外部機器と通信を行う通信手段と、
    同通信手段にて通信可能な外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する選局データ検出手段と、
    上記選局データ検出手段にて検出された上記選局データに相当するデータに基づいて各チャンネルの受信を行い、その受信状態から受信可能なチャンネルを検出する部分スキャン手段とを具備するとともに、
    上記選局データ記憶手段は部分スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを記憶することを特徴とするテレビジョン受信システム。
  3. 予め記憶されている上記選局データに相当するデータに記憶された受信可能な既存チャンネル数と上記部分スキャン手段にて検出された受信可能な新規チャンネル数との比較結果を使用者に伝達する伝達手段を具備することを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受信システム。
  4. 上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者による上記スマートアンテナの位置変更の有無を確認する位置変更確認手段と、
    上記位置変更確認手段にて上記位置変更が確認されたとき上記部分スキャン手段を再度実行する再スキャン手段とを具備することを特徴とする請求項3に記載のテレビジョン受信システム。
  5. 上記比較結果を使用者に伝達した後に使用者の指示に応じて、上記チューナ部が抽出する周波数帯域をシフトさせつつ、同抽出された周波数成分に含まれる周波信号をスキャンすることにより受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向とを検出する全スキャン手段を具備するとともに、
    上記選局データ記憶手段は上記全スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを記憶することを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載のテレビジョン受信システム。
  6. 上記通信手段にて通信可能な外部機器に記憶されているユーザー設定情報を取得し、同ユーザー設定情報を上記不揮発性メモリに記憶するユーザー設定情報記憶手段を具備することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載のテレビジョン受信システム。
  7. 複数の可変指向方向を有するスマートアンテナの同指向方向を切り換えるアンテナコントロール部と、同スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出するチューナ部と、同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する再生部と、書換可能な不揮発性メモリとを備えるチューナとを具備するチューナにおいて、
    受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係を上記不揮発性メモリに選局データとして記憶する選局データ記憶手段と、
    外部機器と通信を行う通信手段と、
    同通信手段にて通信可能な外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する選局データ検出手段と、
    上記選局データ検出手段にて検出された上記選局データに相当するデータに基づいて各チャンネルの受信を行い、その受信状態から受信可能なチャンネルを検出する部分スキャン手段とを具備するとともに、
    上記選局データ記憶手段は部分スキャン手段による検出結果に基づいて上記選局データを記憶することを特徴とするチューナ。
  8. 複数の可変指向方向を有するスマートアンテナの同指向方向を切り換えるアンテナコントロール部と、同スマートアンテナにて受信した周波信号から所望の周波数成分を抽出するチューナ部と、同チューナ部にて抽出された周波信号から映像信号を生成する再生部と、書換可能な不揮発性メモリとを用いて行うテレビジョン受信方法において、
    受信可能なチャンネルと、当該チャンネルを受信するにあたり上記チューナ部が抽出を行う周波数と、当該チャンネルを受信するにあたり上記アンテナコントロール部が切り換える上記指向方向との対応関係を上記不揮発性メモリに選局データとして記憶する選局データ記憶工程と、
    外部機器と通信を行う通信工程と、
    同通信工程にて通信可能な外部機器に上記選局データに相当するデータが予め記憶されているか否かを検出する選局データ検出工程と、
    上記選局データ検出工程にて検出された上記選局データに相当するデータに基づいて各チャンネルの受信を行い、その受信状態から受信可能なチャンネルを検出する部分スキャン工程とを具備するとともに、
    上記選局データ記憶工程は部分スキャン工程による検出結果に基づいて上記選局データを記憶することを特徴とするテレビジョン受信方法。
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