JP2005353198A - 光ピックアップ装置およびその製造方法 - Google Patents

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賢一 竹内
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Abstract

【課題】フレキシブル基板の回路導体が断線される心配がなく、容易にフレキシブル基板がハウジングに装備可能とされた光ピックアップ装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】電気/電子部品10,20,30が装備されるハウジング5と、電気/電子部品10,20,30に接続され且つハウジング5に装備されるフレキシブル基板100とを備えた光ピックアップ装置1において、ハウジング5に対しフレキシブル基板100が掛け止められる掛合部116,117がフレキシブル基板100に設けられ、掛合部116,117に対応した掛止部6,7がハウジング5に設けられ、ハウジング5にフレキシブル基板100が装備されるときに、掛止部6,7に掛合部116,117が掛止めされ、フレキシブル基板100が湾曲させられることで、フレキシブル基板100に折曲げ部が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば光ディスク装置に用いられるものとされ、光ピックアップ装置が組み立てられるときに、容易にフレキシブル基板がハウジングに装備可能とされた光ピックアップ装置およびそのような光ピックアップ装置の製造方法に関するものである。
図17〜図19は、従来の光ピックアップ装置の一形態を示すものである。
LDD510からLD520へ電流が流されて、LD520からレーザ光が出力される。「LD」は、「Laser Diode 」の略称とされる。また、「LDD」は、「LD Driver 」の略称とされ、LD520を駆動させてLD520からレーザ光を出させるレーザ駆動回路とされている。「LDD」は、レーザドライバ等と呼ばれている。レーザドライバ(LDD)510からレーザダイオード(LD)520に電流が供給され、LD520から出射されたレーザ光により、ディスク700に情報の記録が行われたり、ディスク700に記録された情報が再生されたりされる。
LD520から出力されたレーザ光は、回折格子530、中間レンズ540、ハーフミラー550、対物レンズ560を介して、ディスク700に照射される。ディスク700から反射されたレーザ光の一部は、PDIC570に当てられる。「PDIC」は、「Photo Diode IC」の略称とされている。PDIC570は、光を受けて、その信号を電気信号に変えて、光学式ピックアップ装置501のレンズホルダ(図示せず)のサーボ機構(図示せず)を動作させるためのものとされている。
また、LD520から出力されるレーザ光の一部は、FMD580に入る。「FMD」は、「Front Monitor Diode 」の略称とされる。フロントモニタダイオード(FMD)は、レーザダイオードから出力されるレーザ光をモニタして、レーザダイオードの制御のためにフィードバックをかけるものとされている。
前記LDD510、前記LD520、前記回折格子530、前記中間レンズ540、前記ハーフミラー550、前記対物レンズ560、前記PDIC570、前記FMD580は、不図示のハウジングに装備される。ハウジングとは、部品が収容される箱形のもの等の物が入れられる箱や、箱に類似したものを意味するものとされている。
また、図17に示す前記LDD510、前記LD520、前記PDIC570、前記FMD580は、FPC505に通電可能に接続されている。「FPC」は、「Flexible Printed Circuit」の略称とされている。フレキシブルプリント回路体(FPC)は、複数の回路導体が絶縁シートに印刷されて、例えば銅箔などの金属箔が絶縁シートに並設され、その上に保護層が設けられたものとされている。光学式ピックアップ装置501は、上述した各種のものを備えるものとして構成されている。なお、光学式ピックアップ装置501は、図示されたもの以外に、他のもの(図示せず)も備えるものとされているが、図17においては、それらの他のものは、便宜上、省略した。
前記光学式ピックアップ装置501が用いられて、メディアにおける情報などのデータの再生または記録が行われる。メディアとして、例えば、CD−ROM,DVD−ROMなどの読出し専用の光ディスクや、CD−R,DVD±Rなどの追記型の光ディスクや、CD−RW,DVD±RW,DVD−RAMなどの書込み/消去や書換え可能なタイプの光ディスクなどといった各種光ディスクが挙げられる。
「CD」は、「Compact Disc」の略称とされる。また、「DVD」は、「Digital Versatile Disc」もしくは「Digital Video Disc」の略称とされる。また、「CD−ROM」もしくは「DVD−ROM」の「ROM」は、「Read Only Memory」の略称とされ、CD−ROMもしくはDVD−ROMは、読出し専用のものとされている。また、「CD−R」もしくは「DVD±R」の「R」は、「Recordable」の略称とされ、CD−RもしくはDVD±Rは、書込み可能なものとされている。また、「CD−RW」もしくは「DVD±RW」の「RW」は、「ReWritable」の略称とされ、CD−RWもしくはDVD±RWは、書換え可能なものとされている。また、「DVD−RAM」は、「Digital Versatile Disc Random Access Memory 」の略称とされ、読み書き・消去が可能なものとされている。
光ピックアップ装置501は、前記各種の光ディスクに記録されたデータを再生させたり、前記書込み可能もしくは書換え可能な各種光ディスクにデータを記録させたりするものとされている。
また、図17〜図19に示す前記従来のもの以外に、例えばFPCの折曲げ作業が容易とされ、かつ折曲げ位置が正確なものとされたフレキシブルプリントサーキット及び対物レンズ駆動装置というものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平5−259588号公報(第1,2頁、第1,2図)
しかしながら、図18に示す上記従来のFPC505にあっては、FPC505に設けられたアルミニウム板575の近傍において、FPC505の一部505a(図18(a))を、図18(d)の如く、略直角に折り曲げようとした場合、FPC505の一部505a(図18(b))を単に普通に折り曲げただけでは、図18(c)の如く、FPC505の一部505aは、略元通りの略平面形状に戻ろうとされる。このため、光ピックアップ装置の形状や設計仕様などに対応して、FPC505を折り曲げた状態で精度よくハウジングに取り付けるという作業は、困難で煩雑な作業とされていた。
このようなことから、FPC505の一部505a(図18(a))を、図19(a)の如く、折目が付けられるほど強く折り曲げて、FPC505を、一旦、約180°の角度に折り返し、FPC505をこの状態に維持させて、図19(b)の如く、FPC505に略直角の折曲げ癖を付けさせ、その後、FPC505をハウジングに取り付けるといった組立作業が行われていた。FPC505(図19(a))の一部505aは、一旦、約180°の角度に強く折り曲げられて保持されるため、FPC505などのフレキシブル基板505の一部505aにおける回路導体は、断線され易くなるといったことが懸念されていた。
本発明は、上記問題点を解決した光ピックアップ装置およびその製造方法を提供することにある。具体的には、本発明は、上記した点に鑑み、フレキシブル基板の回路導体が断線される心配がなく、容易にフレキシブル基板がハウジングに装備可能とされた光ピックアップ装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る光ピックアップ装置は、電気/電子部品が装備されるハウジングと、該電気/電子部品に接続され且つ該ハウジングに装備されるフレキシブル基板とを備えた光ピックアップ装置において、前記ハウジングに対し前記フレキシブル基板が掛け止められる掛合部が該フレキシブル基板に設けられ、該掛合
部に対応した掛止部が該ハウジングに設けられ、該ハウジングに該フレキシブル基板が装備されるときに、該掛止部に該掛合部が掛止めされ、該フレキシブル基板が湾曲させられることで、該フレキシブル基板に折曲げ部が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、フレキシブル基板は、容易にハウジングに装備されることとなる。ハウジングに設けられた掛止部に、フレキシブル基板に設けられた掛合部が掛け止められるので、フレキシブル基板は、簡単にハウジングに備えられる。また、ハウジングの掛止部に、フレキシブル基板の掛合部が掛止めされた状態で、フレキシブル基板が湾曲させられるので、ハウジングの形状に対応した折曲げ部がフレキシブル基板に形成されることとなる。従って、困難で煩雑な作業が伴われることなく、フレキシブル基板は、ハウジングに装備されることとなる。
請求項2に係る光ピックアップ装置は、請求項1記載の光ピックアップ装置において、前記掛止部は、前記ハウジングから該ハウジングの外側に向けて突出形成された掛止突出部を備え、該掛止突出部に対応して、前記掛合部は、前記フレキシブル基板に設けられた掛合孔部もしくは掛合凹部を備えることを特徴とする。
上記構成により、フレキシブル基板に設けられた掛合孔部が、ハウジングに設けられた掛止突出部に掛止めされるので、フレキシブル基板は、容易にハウジングに備えられることとなる。ハウジングの外側に向けて突出形成された掛止突出部に、フレキシブル基板の掛合孔部が掛け止められるので、ハウジングに対するフレキシブル基板の取付作業は、行われ易いものとなる。例えばフレキシブル基板に後加工が行われることにより、フレキシブル基板に設けられた掛合部は、掛合凹部を備えるものとされたものも使用可能とされる。
請求項3に係る光ピックアップ装置は、請求項1又は2記載の光ピックアップ装置において、前記掛止部に対し、前記掛合部が掛止めされる係止突出部が、該掛止部に備えられたことを特徴とする。
上記構成により、フレキシブル基板は、容易かつ確実にハウジングに備えられることとなる。フレキシブル基板に設けられた掛合部は、ハウジングに設けられた掛止部および掛止部に備えられた係止突出部に掛り合わせられるので、ハウジングからフレキシブル基板が不用意に外されるということは、回避され易くなる。従って、ハウジングに対するフレキシブル基板の取付作業が行われるときに、ハウジングからフレキシブル基板が不用意に外されるといった不具合の発生は、未然に防止されることとなる。
請求項4に係る光ピックアップ装置は、請求項3記載の光ピックアップ装置において、前記係止突出部は、前記ハウジングの外側に向けて突出形成され、且つ、該ハウジングの外側に向けて突出形成された前記掛止部の掛止突出部に対し、略直交する方向に沿って突出形成されたことを特徴とする。
上記構成により、フレキシブル基板は、さらに容易かつ確実にハウジングに備えられることとなる。ハウジングの掛止部に備えられた係止突出部は、ハウジングの外側に向けて突出形成され、且つ、ハウジングの外側に向けて突出形成された掛止部の掛止突出部に対し、略直交する方向に沿って突出形成されているので、フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられたときに、ハウジングの掛止部からフレキシブル基板の掛合部が不用意に外されるということは、より回避され易くなる。従って、ハウジングからフレキシブル基板が不用意に外されるといった不具合の発生は、さらに防止されることとなる。
請求項5に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、前記フレキシブル基板が湾曲された状態で加熱されることで、該フレキシブル基板が元の略平面状態に戻されることなく、該フレキシブル基板に前記折曲げ部が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、フレキシブル基板に、確実に折曲げ部が形成されることとなる。フレキシブル基板が湾曲された状態で加熱されるので、フレキシブル基板が元の略平面状態に戻されることのない折曲げ部が、フレキシブル基板に形成されることとなる。また、フレキシブル基板が湾曲された状態で加熱され、これにより、フレキシブル基板に折曲げ部が形成されるから、緩やかに曲げられた折曲げ部がフレキシブル基板に形成されることとなる。従って、フレキシブル基板に折曲げ部を形成させるために、フレキシブル基板に折目が付けられるほど強くフレキシブル基板が折り曲げられ、このことから、フレキシブル基板の回路導体が断線されるといった心配は、解消されることとなる。
請求項6に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜5の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、前記フレキシブル基板に前記電気/電子部品が装着され、前記掛止部に該電気/電子部品が接着されることで、該フレキシブル基板が湾曲された状態で、前記ハウジングに対し該電気/電子部品が固定されたことを特徴とする。
上記構成により、フレキシブル基板に装着された電気/電子部品は、ハウジングに固定され易いものとなる。ハウジングの形状に対応した折曲げ部がフレキシブル基板に形成されているので、フレキシブル基板上の電気/電子部品がハウジングに接着されるときに、ハウジングに対し電気/電子部品が大きく位置ずれされるということは、回避されることとなる。これにより、フレキシブル基板上の電気/電子部品は、ハウジングの定められた位置に容易に接着されて固定されることとなる。従って、フレキシブル基板上に装着された電気/電子部品をハウジングに固定させる作業は、効率よく迅速に行われることとなる。
請求項7に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜6の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、前記掛合部の一部は、除去されたことを特徴とする。
上記構成により、光ピックアップ装置における不要な部分は、除去されることとなる。フレキシブル基板の掛合部は、光ピックアップ装置の組立工程において、容易に光ピックアップ装置が組み立てられるために必要なものとされる。従って、光ピックアップ装置が組み立てられたのちに、フレキシブル基板の掛合部は、その主な役割を終えたものとされる。例えば光ピックアップ装置からフレキシブル基板の掛合部が甚だしく突出されていた場合、そのような光ピックアップ装置は、取り扱われ難いものとされるといったことが心配されていた。しかしながら、組み立てられた光ピックアップ装置において、不要となったフレキシブル基板の掛合部の一部は除去されているので、取り扱われ易い光ピックアップ装置が提供されることとなる。
請求項8に係る光ピックアップ装置の製造方法は、電気/電子部品が装備されるハウジングにフレキシブル基板を装備させるときに、該ハウジングに設けられた掛止部に、該フレキシブル基板に設けられた掛合部を掛り合わせ、該フレキシブル基板を湾曲させ、その状態で熱処理を行うことを特徴とする。
上記構成により、光ピックアップ装置が製造されるときに、ハウジングの形状に対応した湾曲ぐせがフレキシブル基板に付けられることとなる。ハウジングに設けられた掛止部に、フレキシブル基板に設けられた掛合部を掛り合わせ、フレキシブル基板を湾曲させ、その状態で熱処理を行うので、フレキシブル基板が元の略平面状態に戻されるということ
は回避され、フレキシブル基板は、ハウジングの形状に対応して緩やかなカーブを描いた状態で、ハウジングに装備されることとなる。従って、フレキシブル基板に折曲げ部を形成させるために、フレキシブル基板に折目が付けられるほど強くフレキシブル基板が折り曲げられ、このことから、フレキシブル基板の回路導体が断線されるといった心配は、解消されることとなる。また、困難で煩雑な作業が伴われることなく、フレキシブル基板は、ハウジングに装備されることとなる。
請求項9に係る光ピックアップ装置の製造方法は、請求項8記載の光ピックアップ装置の製造方法において、前記熱処理は、前記フレキシブル基板のくせ付け処理と、前記ハウジングの寸法安定化処理とを兼ねることを特徴とする。
上記構成により、光ピックアップ装置の製造工程は、簡素化されることとなる。従来の光ピックアップ装置が製造されるときの工程において、フレキシブル基板のくせ付け処理工程と、ハウジングの寸法安定化処理工程とは、別々に行われるものとされていた。しかしながら、フレキシブル基板のくせ付け処理と、ハウジングの寸法安定化処理とを兼ねた熱処理が行われるので、光ピックアップ装置が製造されるときの工程は、一つ減らされることとなる。従って、光ピックアップ装置の生産性は、向上されることとなる。また、これにより、製造コストが削減化されるので、価格が低減化された光ピックアップ装置の提供が可能となる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、容易にフレキシブル基板をハウジングに装備させることができる。ハウジングに設けられた掛止部に、フレキシブル基板に設けられた掛合部が掛け止められるので、フレキシブル基板は、簡単にハウジングに備えられる。また、ハウジングの掛止部に、フレキシブル基板の掛合部が掛止めされた状態で、フレキシブル基板が湾曲させられるので、ハウジングの形状に対応した折曲げ部がフレキシブル基板に形成される。従って、困難で煩雑な作業が伴われることなく、フレキシブル基板をハウジングに装備させることができる。
請求項2記載の発明によれば、フレキシブル基板に設けられた掛合孔部が、ハウジングに設けられた掛止突出部に掛止めされるので、フレキシブル基板は、容易にハウジングに備えられる。ハウジングの外側に向けて突出形成された掛止突出部に、フレキシブル基板の掛合孔部が掛け止められるので、ハウジングに対するフレキシブル基板の取付作業は、行われ易いものとなる。例えばフレキシブル基板に後加工が行われることにより、フレキシブル基板に設けられた掛合部は、掛合凹部を備えるものとされたものも使用可能とされる。
請求項3記載の発明によれば、フレキシブル基板は、容易かつ確実にハウジングに備えられる。フレキシブル基板に設けられた掛合部は、ハウジングに設けられた掛止部および掛止部に備えられた係止突出部に掛り合わせられるので、ハウジングからフレキシブル基板が不用意に外されるということは、回避され易くなる。従って、ハウジングに対するフレキシブル基板の取付作業が行われるときに、ハウジングからフレキシブル基板が不用意に外されるといった不具合の発生を、未然に防止させることができる。
請求項4記載の発明によれば、フレキシブル基板は、さらに容易かつ確実にハウジングに備えられるものとなる。ハウジングの掛止部に備えられた係止突出部は、ハウジングの外側に向けて突出形成され、且つ、ハウジングの外側に向けて突出形成された掛止部の掛止突出部に対し、略直交する方向に沿って突出形成されているので、フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられたときに、ハウジングの掛止部からフレキシブル基板の掛合部が不用意に外されるということは、より回避され易くなる。従って、
ハウジングからフレキシブル基板が不用意に外されるといった不具合の発生を、さらに防止させることができる。
請求項5記載の発明によれば、フレキシブル基板に、確実に折曲げ部を形成させることができる。フレキシブル基板を湾曲させた状態で加熱させるので、フレキシブル基板が元の略平面状態に戻されることのない折曲げ部を、フレキシブル基板に形成させることができる。また、フレキシブル基板を湾曲させた状態で加熱させ、これにより、フレキシブル基板に折曲げ部を形成させるから、緩やかに曲げられた折曲げ部をフレキシブル基板に形成させることができる。従って、フレキシブル基板に折曲げ部を形成させるために、フレキシブル基板に折目が付けられるほど強くフレキシブル基板が折り曲げられ、このことから、フレキシブル基板の回路導体が断線されるといった心配は、解消される。
請求項6記載の発明によれば、フレキシブル基板上に装着された電気/電子部品は、ハウジングに固定され易いものとなる。ハウジングの形状に対応した折曲げ部がフレキシブル基板に形成されているので、フレキシブル基板上の電気/電子部品がハウジングに接着されるときに、ハウジングに対し電気/電子部品が大きく位置ずれされるということは回避される。これにより、フレキシブル基板上の電気/電子部品は、ハウジングの定められた位置に容易に接着されて固定される。従って、フレキシブル基板上に装着された電気/電子部品をハウジングに固定させる作業は、効率よく迅速に行われる。
請求項7記載の発明によれば、光ピックアップ装置における不要な部分は、除去される。フレキシブル基板の掛合部は、光ピックアップ装置の組立工程において、容易に光ピックアップ装置が組み立てられるために必要なものとされる。従って、光ピックアップ装置が組み立てられたのちに、フレキシブル基板の掛合部は、その主な役割を終えたものとなる。例えば光ピックアップ装置からフレキシブル基板の掛合部が甚だしく突出されていた場合、そのような光ピックアップ装置は、取り扱われ難いものとされるといったことが心配されていた。しかしながら、組み立てられた光ピックアップ装置において、不要となったフレキシブル基板の掛合部の一部は除去されているので、取り扱われ易い光ピックアップ装置を提供することが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、光ピックアップ装置を製造するときに、ハウジングの形状に対応した湾曲ぐせをフレキシブル基板に付けることができる。ハウジングに設けられた掛止部に、フレキシブル基板に設けられた掛合部を掛り合わせ、フレキシブル基板を湾曲させ、その状態で熱処理を行うので、フレキシブル基板が元の略平面状態に戻されるということを回避でき、フレキシブル基板は、ハウジングの形状に対応して緩やかなカーブを描いた状態で、ハウジングに装備される。従って、フレキシブル基板に折曲げ部を形成させるために、フレキシブル基板に折目が付けられるほど強くフレキシブル基板を折り曲げ、このことから、フレキシブル基板の回路導体が断線されるといった心配は、解消される。また、困難で煩雑な作業が伴われることなく、ハウジングにフレキシブル基板を装備させることができる。
請求項9記載の発明によれば、光ピックアップ装置の製造工程を簡素化させることができる。従来の光ピックアップ装置が製造されるときの工程において、フレキシブル基板のくせ付け処理工程と、ハウジングの寸法安定化処理工程とは、別々に行われるものとされていた。しかしながら、フレキシブル基板のくせ付け処理と、ハウジングの寸法安定化処理とを兼ねた熱処理を行うことで、光ピックアップ装置が製造されるときの工程を一つ減らすことができる。従って、光ピックアップ装置の生産性を向上させることができる。また、これにより、製造コストが削減化されるので、価格が低減化された光ピックアップ装置を提供することができる。
以下に本発明に係る光ピックアップ装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図16は、本発明に係る光ピックアップ装置の一実施形態を示すものである。図1〜図7は、光ピックアップ装置を上面側から眺めた斜視図とされている。また、図8〜図11は、光ピックアップ装置を下面側から眺めた斜視図とされている。この明細書における「上下」の定義は、光ピックアップ装置を説明するための便宜上のものとされる。
不図示のレーザドライバからレーザダイオード20(図1〜図6)へ電流が流されて、レーザダイオード20からレーザ光が出力される。レーザダイオード20は、電流をレーザ光に変える電気/電子部品20とされている。不図示のレーザドライバは、レーザダイオード20を駆動させて、レーザダイオード20からレーザ光を出させるレーザ駆動回路とされている。不図示のレーザドライバは、電気/電子部品とされる。また、上述した如く、レーザドライバは、「LD Driver 」と呼ばれ、「LDD」と略称されている。
CDを再生させるために、レーザダイオード20から約790nm(ナノメータ)の波長のレーザ光が出力される。また、DVDを再生させるために、レーザダイオード20から約650nmの波長のレーザ光が出力される。このように、レーザダイオード20は、異なる波長のレーザ光を出射可能な2波長レーザダイオード20として構成されている。上述した如く、レーザダイオード(Laser Diode )は、「LD」と略称されている。LD20として2波長LD20が用いられることにより、例えばLDの部品点数が削減化され、光ピックアップ装置1の小型軽量化が図られる。
前記2波長LD20は、放熱性に優れる金属製のレーザホルダ25内に収容されている。レーザホルダ25内にLD20が収められていることから、レーザホルダ25は、LDホルダ25などと呼ばれている。
不図示のレーザドライバからLD20に電流が供給され、LD20から出射されたレーザ光により、不図示のディスクに情報の記録が行われたり、不図示のディスクに記録された情報が再生されたりされる。
LD20から出力されたレーザ光は、不図示の回折格子、不図示のプリズム、中間レンズ40(図2〜図6)、リフレクトミラー、対物レンズ60を介して、不図示のディスクに照射される。
不図示の回折格子は、光の回折を利用して、LD20から出されたレーザ光を一つのメインビームと、二つのサブビームとに分ける役割を果すものとされている。また、不図示のプリズムは、DVD用のレーザ光が透過されるときに、非点が出されないものとさせる役目を果す。また、中間レンズ40は、レーザ光を集める役割を果すものとされている。また、リフレクトミラーは、レーザ光を全反射させるものとされている。リフレクトミラー(Reflect Mirror)は、「RM」と略称される。リフレクトミラーに代えて、例えばハーフミラーが用いられたものも使用可能とされる。対物レンズ60は、LD20から出されたレーザ光を、CDやDVDなどのディスク上に集光させる役割を果すものとされている。対物レンズは、「Objective Lens」と呼ばれ、「OBL」と略称される。合成樹脂製の対物レンズ60は、合成樹脂製のレンズホルダ65に装着されている。
不図示のディスクから反射されたレーザ光の一部は、ハウジング本体5Hの内側に取り付けられたハーフミラー55(図1)を通り、ハーフミラー55の先に設けられた略矩形状の開口部5Dを通り抜けて、ハウジング本体5Hの外側に設けられた光検出器10(図
6,図7,図11,図16)に当てられる。光検出器10は、CDもしくはDVDなどのディスク(図示せず)から反射されたレーザ光の一部の光軸延長線上に位置するものとされている。また、光検出器10は、レーザ光を受けて、その信号を電気信号に変える電気/電子部品10とされている。詳しく説明すると、光検出器10は、レーザ光を受けて、その信号を電気信号に変え、アクチュエータ30(図2〜図6)のサーボ機構により、OBL60を備えたレンズホルダ65を適正な位置に動作させるためのものとされている。
上述した如く、光検出器は、「Photo Diode IC」と呼ばれ、「PDIC」と略称されている。ハーフミラー55(図1)は、一部のレーザ光を透過させ、一部のレーザ光を反射させるものとされている。ハーフミラー(Half Mirror )は、「HM」と略称される。
アクチェータとは、移動させたり調整させたりするものを意味する。アクチュエータ30(図2,図3)は、レンズホルダ65の内側に巻かれた略矩形円筒状のコイル32と、略矩形円筒状のコイル32の近傍に位置する磁石34とを備えるものとして構成されている。また、電流が流されるコイル32を備えたレンズホルダ65は、アクチュエータ30を構成するものとされる。アクチュエータ30は、コイル32に電流が流されたときに動作する電気/電子部品30とされる。アクチュエータ30により、OBL60を備えたレンズホルダ65のフォーカス制御や、トラッキング制御が行われる。
また、例えば図1〜図16に示す光ピックアップ装置1に、LD20から出力されるレーザ光をモニタして、LD20の制御のためにフィードバックをかけさせるフロントモニタダイオード(図示せず)が装備されたものも使用可能とされる。
不図示の前記LDDと、前記LD20と、前記アクチュエータ30と、前記PDIC10とは、フレキシブル基板100に通電可能に接続される。また、PDIC10、LD20などの各種電気/電子部品は、フレキシブル基板100に装着される(図2〜図11)。
図1の如く、フレキシブル基板100は、フレキシブル基板100の本体を構成するメイン回路部101と、メイン回路部101から枝分れ形成されたサブ回路部110,120とを少なくとも備えるものとして形成されている。フレキシブル基板100は、可撓性に優れる薄肉状の回路基板として形成されている。
フレキシブル基板100の各部について詳しく説明すると、フレキシブル基板100は、フレキシブル基板100の本体を構成するメイン回路部101と、メイン回路部101から延設されPDIC10と通電可能に接続される第一サブ回路部110と、メイン回路部101から延設され2波長LD20と通電可能に接続される第二サブ回路部120と、メイン回路部101から延設されレンズホルダ65を駆動させるアクチュエータ30と通電可能に接続される第三サブ回路部とを少なくとも備えるものとして形成されている。
フレキシブル基板100として、フレキシブルプリント回路体が用いられた。上述した如く、フレキシブルプリント回路体(Flexible Printed Circuit)は、「FPC」と略称されている。FPCは、複数の回路導体(図示せず)が絶縁シートに印刷されて、例えば銅箔などの金属箔(図示せず)が絶縁シートに並設され、その上に保護層(図示せず)が設けられたものとされている。図1〜図16に示すFPC100の回路導体は、省略されている。FPC100は、便宜上、簡略化されたものとして示されている。
半田付けが行われることで、フレキシブル基板100に、PDIC10などの各種電気/電子部品が通電可能に接続されるために、FPC100の基部は、耐熱性に優れるポリイミド系樹脂などの耐熱性合成重合体が用いられて形成されている。ポリイミド樹脂が用
いられて基部が形成されたFPCとして、例えば日東電工社製のものなどが挙げられる。
また、PDIC10がFPC100の第一サブ回路部110に精度よく半田付けされるために、PDIC10に対応して、アルミニウム板18などの補強板18が、FPC100の第一サブ回路部110に装備されている。PDIC10が設けられたFPC100の一面側に対し、反対側の面にアルミニウム板18などの補強板18が設けられている。
また、半田材として、環境に配慮された鉛を含有しない半田いわゆる鉛フリー半田が用いられた。半田材として、鉛フリー半田が用いられていれば、例えば光ピックアップ装置1もしくは光ピックアップ装置1に装備されたフレキシブル基板100が廃棄されるときに、鉛により自然環境に影響が及ぼされるということは回避される。鉛フリー半田として、例えば千住金属工業社製:エコソルダM30などが挙げられる。なお、前記鉛フリー半田に代えて、通常の半田材が用いられたものも使用可能とされる。通常の半田材として、例えば千住金属工業社製:スパークルペーストOZシリーズ等が挙げられる。
LD20(図2〜図6)が収容されたLDホルダ25と、不図示の回折格子と、プリズムと、RMと、中間レンズ40と、HM55と、PDIC10と、FPC100とは、ハウジング5に装備される。また、対物レンズ60を適正な位置に動作させるアクチュエータ30は、ハウジング5に構成される。光ピックアップ装置1は、上述した各種のものを備えるものとして構成されている。
ハウジング5は、不図示の回折格子と、プリズムと、RMと、中間レンズ40と、HM55(図1)と、OBL60(図2〜図7)を備えたレンズホルダ65と、アクチュエータ30を構成するもの等とが収容されるハウジング本体5Hを備えるものとされている。
また、ハウジング5は、上記各部品が装備されるハウジング本体5Hと、ハウジング本体5Hから突設され、光ピックアップ装置1が組み立てられるときにFPC100が掛け止められ、PDIC10が接着される掛止部6,7(図1〜図16)と、ハウジング本体5Hから突設され第一ガイド軸(図示せず)と合わせられる第一ガイド部5Iと、第一ガイド部5Iに対し反対側に向けてハウジング本体5Hから突設され第二ガイド軸(図示せず)と合わせられる第二ガイド部5II,5IIとを備えるものとして形成されている。
前記第一ガイド部5Iと、前記第二ガイド部5II,5IIと、前記掛止部6,7とは、射出成形が行われて前記ハウジング本体5Hと一体成形されている。前記掛止部6,7と、前記第一ガイド部5Iと、前記第二ガイド部5II,5IIと、前記ハウジング本体5Hとは、射出成形により一つのものとして形成されている。
このようにハウジング5は、合成樹脂などの合成重合体が基材として用いられ、射出成形法に基づいて形成されている。射出成形法に基づいてハウジング5が形成されることにより、図1〜図5に示す複雑な形状のハウジング5とされていても、効率よく大量にハウジング5が生産される。また、合成樹脂などの合成重合体が用いられてハウジング5が形成されることにより、金属製ハウジングよりも軽量化されたハウジング5が形成されることとなる。従って、光ピックアップ装置1の軽量化が図られる。また、これにより、光ピックアップ装置1が内蔵された光ディスク装置(図示せず)の軽量化を図ることができる。
図1の如く、この光ピックアップ装置1は、上記各電気/電子部品10,20,30(図2)が装備されるハウジング5(図1)と、各電気/電子部品10,20,30(図2)に通電可能に接続され且つハウジング5に装備されるFPC100(図1,図2)とを少なくとも備えるものとして構成されている。上述した如く、ハウジングとは、部品が収
容される箱形のもの等の物が入れられる箱や、箱に類似したものを意味する。
ハウジング5に対しFPC100が掛け止められる一対の掛合部116,117が、FPC100に設けられている。詳しく説明すると、ハウジング5に対し、FPC100の第一サブ回路部110が引っ掛けられることが可能とされた掛合部116が、FPC100の第一サブ回路部110の端部116rに設けられている。FPC100に設けられた一対の掛合部116,117に対応して、ハウジング5に一対の掛止部6,7が設けられている。詳しく説明すると、FPC100の第一サブ回路部110に設けられた掛合部116に対応して、ハウジング5の一端部5S(図1)に掛止部6が設けられている。FPC100の第一サブ回路部110に設けられた一方の掛合部116は、図9および図14の如く、ハウジング5に設けられた一方の掛止部6に対し、仮止め可能なものとされている。
ハウジング5にFPC100が装備されるときに、ハウジング5に設けられた一対の掛止部6,7に、FPC100に設けられた一対の掛合部116,117が掛け止められる。詳しく説明すると、ハウジング5にFPC100が装備されるときに、ハウジング5の一端部5Sに設けられた一方の掛止部6に、FPC100の第一サブ回路部110に設けられた一方の掛合部116が引っ掛けられる(図8,図9,図14)。また、ハウジング5(図1〜図4,図12,図13,図14)にFPC100が装備されるときに、ハウジング5の一端部5Sに設けられた他方の掛止部7に、FPC100の第一サブ回路部110に設けられた他方の掛合部117が通される。FPC100(図1〜図4,図8,図12,図13)が湾曲させられて、図9および図14に示す状態とされることで、緩やかに曲げられた各折曲げ部113a,113bがFPC100に形成される。
このようにすれば、FPC100は、容易にハウジング5に装備される。ハウジング5の一端部5Sに設けられた一対の掛止部6,7に、FPC100の第一サブ回路部110に設けられた一対の掛合部116,117が掛け止められるので、FPC100は、簡単にハウジング5に備えられる。
また、ハウジング5の端部5Sに設けられた一方の掛止部6に、FPC100の第一サブ回路部110の端部116rに設けられた一方の掛合部116が掛止めされた状態で、FPC100が湾曲させられるので、ハウジング5の形状に対応した各折曲げ部113a,113bがFPC100に形成される。従って、困難で煩雑な作業が伴われることなく、FPC100は、ハウジング5に装備される。
ハウジング5に設けられた一対の掛止部6,7は、ハウジング5の一端部5Sからハウジング5の外側に向けて突出形成された一対の掛止突出部6p,7pを備えるものとして構成されている。
図1の如く、一対の掛止部6,7は、ハウジング本体5Hに対し、第一ガイド部5Iが延設される方向と同じ方向に沿って延設されている。一対の掛止部6,7を構成する掛止突出部6p,7pは、不図示のディスクから反射されたレーザ光の一部の光軸延長線上に沿って、ハウジング本体5Hに設けられた開口部5Dからハウジング本体5Hの外側に向けて延設されている。また、一方の突出部6と、他方の突出部7とは、平行に並ばされている。ハウジング5に設けられた一対の掛止突出部6p,7pは、ハウジング5の周壁5Aから、ハウジング5の外側へ向けて互いに略平行に延設された一対の平板状の掛止突出部6p,7pとして形成されている。
ハウジング5の掛止部6,7を構成する掛止突出部6p,7pに対応して、FPC100に設けられた掛合部116,117は、FPC100の第一サブ回路部110に設けら
れた掛合孔部116p,117p(図1,図8)もしくは掛合凹部116q(図7,図11)を備えるものとして構成されている。FPC100に打抜き加工が行われることで、FPC100の第一サブ回路部110に掛合孔部116p,117p(図1)が形成される。また、FPC100の掛合孔部116pの一部116rに切取り加工が行われることで、FPC100の第一サブ回路部110に掛合凹部116qが形成される。
FPC100に設けられた掛合孔部116p,117pが、ハウジング5に設けられた掛止突出部6p,7pに掛止めされるので、FPC100は、容易にハウジング5に備えられる。ハウジング5の外側に向けて突出形成された掛止突出部6p,7pに、FPC100の掛合孔部116p,117pが掛け止められるので、ハウジング5に対するFPC100の取付作業は、行われ易いものとなる。また、例えばFPC100の掛合部116に切取り加工などの後加工が行われることにより、FPC100に設けられた掛合孔部116pは、掛合凹部116q(図7,図11)を備えるものとされたものも使用可能とされる。
図9,図12〜図14の如く、ハウジング5の掛止部6に対し、FPC100の掛合部116が掛止めされる係止突出部6sが、ハウジング5の掛止部6に備えられている。詳しく説明すると、ハウジング5に設けられた掛止部6に対し、FPC100の掛合部116を構成する掛合孔部116pが確実に引っ掛けられる略突出片状の係止突出部6sが、ハウジング5の掛止部6に設けられている。
このような係止突出部6sが、ハウジング5の掛止部6に備えられていれば、FPC100は、容易かつ確実にハウジング5に備えられることとなる。FPC100に設けられた掛合部116は、ハウジング5に設けられた掛止部6および掛止部6に備えられた係止突出部6sに掛り合わせられるので、ハウジング5からFPC100が不用意に外されるということは、回避され易くなる。従って、ハウジング5に対するFPC100の取付作業が行われるときに、ハウジング5からFPC100が不用意に外されるといった不具合の発生は、未然に防止される。
ハウジング5の掛止部6に備えられた係止突出部6sは、ハウジング5の外側に向けて突出形成されている。また、ハウジング5の掛止部6に備えられた係止突出部6sは、ハウジング5の外側に向けて突出形成された掛止部6の掛止突出部6pに対し、略直交する方向に沿って突出形成されている。
このような係止突出部6sが、ハウジング5の掛止部6に設けられていれば、FPC100は、さらに容易かつ確実にハウジング5に備えられることとなる。ハウジング5の掛止部6に備えられた係止突出部6sは、ハウジング5の外側に向けて突出形成され、且つ、ハウジング5の外側に向けて突出形成された掛止部6の掛止突出部6pに対し、略直交する方向に沿って突出形成されているので、FPC100の掛合部116がハウジング5の掛止部6に掛り合わせられたときに、ハウジング5の掛止部6からFPC100の掛合部116が不用意に外されるということは、より回避され易くなる。従って、ハウジング5からFPC100が不用意に外されるといった不具合の発生は、さらに防止されることとなる。
例えば、ハウジング5の一端部5Sからハウジング5の外側に向けて突出形成された掛止突出部6pに対し、掛止突出部6pの反対側に向けて尖った状態で設けられた係止突出部(図示せず)も使用可能とされる。
図4,図9,図14の如く、FPC100の第一サブ回路部110が湾曲された状態で、約80℃、12時間の条件下で加熱されることで、FPC100の第一サブ回路部11
0にくせ付け工程が行われる。これにより、FPC100の第一サブ回路部110が元の略平面状態に戻されることなく、略直角に曲げられた緩やかな各折曲げ部113a,113bが、確実にFPC100に形成される。
FPC100の第一サブ回路部110が湾曲された状態で、80℃、12時間の条件下で加熱されるので、FPC100が元の略平面状態に戻されることのない略直角の各折曲げ部113a,113bが、FPC100の第一サブ回路部110に形成される。また、FPC100の第一サブ回路部110が湾曲された状態で加熱され、これにより、FPC100の第一サブ回路部110に各折曲げ部113a,113bが形成されるから、緩やかに略直角に曲げられた各折曲げ部113a,113bが、FPC100の第一サブ回路部110に形成されることとなる。
従って、フレキシブル基板505(図19)に折曲げ部505aを形成させるために、フレキシブル基板505に、折目が付けられるほど強くフレキシブル基板505が折り曲げられ、このことから、フレキシブル基板505の回路導体が断線されるといった心配は、解消される。
以下に、光ピックアップ装置1の製造方法が行われる工程に沿って説明する。
図1の如く、上記各電気/電子部品10,20,30(図2)が装備されるハウジング5にFPC100を装備させるときに、先ず、ハウジング5に設けられた掛止部6,7(図1,図13)に、FPC100に設けられた掛合部116,117を掛り合わせる(図1〜図4,図8,図9,図12〜図14)。そのときに、FPC100の第一サブ回路部110を湾曲させて、第一サブ回路部110の第一サブ回路部110に、略直角とされた各折曲げ部113a,113bを形成させる(図4,図9,図14)。その状態で、約80℃、12時間の熱処理を行う。
このようにすれば、光ピックアップ装置1が製造されるときに、ハウジング5の形状に対応した湾曲ぐせがFPC100に付けられる。ハウジング5に設けられた掛止部6,7に、FPC100に設けられた掛合部116,117を掛り合わせ、FPC100を湾曲させ、その状態で、約80℃、12時間の熱処理を行うので、FPC100が元の略平面状態に戻されるということは回避され、FPC100は、ハウジング5の形状に対応して緩やかなカーブを描いた状態で、ハウジング5に装備される。
従って、フレキシブル基板505(図19)に折曲げ部505aを形成させるために、フレキシブル基板505に、はっきりとした折目が付けられるほど強くフレキシブル基板505が折り曲げられ、このことから、フレキシブル基板505の回路導体が断線されるといった心配は、解消される。また、困難で煩雑な作業が伴われることなく、FPC100は、ハウジング5に装備される。
FPC100の基部は、ポリイミド樹脂が用いられて形成されている。ポリイミド樹脂製の基部を備えるFPCとして、例えば日東電工社製のものなどが挙げられる。
また、一対の掛止部6,7は、熱可塑性合成樹脂材料が用いられ射出成形法に基づいて、ハウジング本体5Hに一体成形されている。一対の掛止部6,7と、ハウジング本体5Hとは、一つのものとして形成されている。熱可塑性合成樹脂として、例えば熱安定性性や、絶縁特性などの電気的特性や、機械的特性や、寸法安定性などに優れるポリフェニレンサルファイド等のポリアリーレンサルファイド系樹脂などが挙げられる。ポリフェニレンサルファイド(Poly Phenylene Sulfide)は、「PPS」と略称されている。ポリフェニレンサルファイド樹脂を基材としたものとして、例えば大日本インキ化学工業株式会社
製:DIC・PPS_ガラス繊維強化耐熱タイプ(架橋型)FZ−1130−D5等が挙げられる。基材にガラス繊維が混合されることで、ハウジング5の機械的特性などが強化される。前記PPSが用いられてハウジング5が形成された。
前記熱処理は、ポリイミド製FPC100のくせ付け処理と、ポリフェニレンサルファイド製ハウジング5の寸法安定化処理いわゆるアニールとを兼ねた処理とされている。アニールとは、材料内部に残留する歪みを取り除くために、成形品を数時間加熱させ、数時間かけて徐冷させる処理を意味する。
このような熱処理が行われるものとされていれば、光ピックアップ装置1の製造工程は、簡素化される。従来の光ピックアップ装置(1)が製造されるときの工程において、ポリイミド製フレキシブル基板(100)のくせ付け処理工程と、ポリフェニレンサルファイド製ハウジング(5)の寸法安定化処理工程いわゆるアニールとは、別々に行われるものとされていた。
しかしながら、ポリイミド製FPC100のくせ付け処理と、ポリフェニレンサルファイド製ハウジング5の寸法安定化処理いわゆるアニールとを兼ねた熱処理が行われるので、光ピックアップ装置1が製造されるときの工程は、一つ減らされる。従って、光ピックアップ装置1の生産性は、向上される。また、これにより、製造コストが削減化されるので、価格が低減化された光ピックアップ装置1の提供が可能となる。
FPC100(図1,図8,図12)の第一サブ回路部110の回路導体(図示せず)に、PDIC10が半田付けされることで、FPC100の第一サブ回路部110にPDIC10が装着される。
また、図5,図10,図15の如く、ハウジング5にPDIC10が接着されるときに、光が当てられることで硬化する光硬化型接着剤206,207が用いられて接着作業が行われた。詳しく説明すると、ハウジング5に対し、PDIC10が接着されて固定されるときに、紫外線が照射されることで硬化する紫外線硬化型接着剤206,207が用いられて接着が行われ、ハウジング5にPDIC10が固定された。接着用掛止部6,7の先端部6a,7aに接着剤206,207が塗布された。
紫外線硬化型接着剤206,207が用いられて、ハウジング5の接着用掛止部6,7を構成する各掛止突出部6p,7pに、PDIC10が、直接、接着されることで、FPC100の第一サブ回路部110が緩やかに湾曲された状態で、ハウジング5に対しPDIC10が固定される。
このようにすることで、FPC100の第一サブ回路部110に装着されたPDIC10は、ハウジング5に固定され易いものとなる。ハウジング5の形状に対応した各折曲げ部113a,113bが、加熱処理によってFPC100の第一サブ回路部110に予め形成されているので、FPC100を構成する第一サブ回路部110上のPDIC10が、ハウジング5の各掛止突出部6p,7pに接着されるときに、ハウジング5に対しPDIC10が大きく位置ずれされるということは、回避される。これにより、FPC100上のPDIC10は、ハウジング5の各掛止突出部6p,7pの先端部6a,7a(図1,図8,図14)に容易に接着されて固定される(図5,図10,図15)。従って、FPC100上に装着されたPDIC10をハウジング5に固定させる作業は、効率よく迅速に行われる。
また、ハウジング5に、直接、PDIC10が接着されていれば、PDIC10は、ハウジング5に精度よく装備され続ける。光ピックアップ装置1は、例えば約0℃〜70℃
の温度条件下で使用されることが考えられる。しかしながら、このような大きな温度変化条件下で光ピックアップ装置1が使用されることがあっても、ハウジング5に対し、PDIC10に大きな位置ずれが発生されるということは、回避される。従って、PDIC10に入る光の焦点に大きな変化が生じることなく、光ピックアップ装置1のアクチュエータ30を構成するサーボ機構は、安定した動作を行うこととなる。ハウジング5に、直接、PDIC10が接着されることで、正確なサーボ機能が発揮されることとなる。
接着剤206(図10)は、ハウジング本体5Hに設けられた一方の接着用掛止部6の先端面部6aからFPC100の第一サブ回路部110に設けられた一方の掛合孔部116pを通り抜けPDIC10に塗布される。また、接着剤207(図5)は、ハウジング本体5Hに設けられた他方の接着用掛止部7の先端面部7aからFPC100の第一サブ回路部110に設けられた他方の掛合孔部117pを通り抜けPDIC10に塗布される。
このようにすることで、FPC100に取り付けられたPDIC10がハウジング5に固定されるときに、FPC100に邪魔されることなく、PDIC10は、接着剤206,207によってハウジング5に固定される。
また、紫外線硬化型接着剤206,207などの光硬化型接着剤206,207が用いられて接着工程が行われるものとされていれば、PDIC10は、容易で迅速にハウジング5に固定される。光硬化型接着剤206,207に光が当てられることで、光硬化型接着剤206,207の硬化反応が促進され、ハウジング5に対し、PDIC10は、接着される。詳しく説明すると、紫外線硬化型接着剤206,207に紫外線が照射されることで、紫外線硬化型接着剤206,207の硬化反応が促進され、ハウジング5に対し、PDIC10は、速やかに接着される。また、接着剤206,207として紫外線硬化型接着剤206,207などの光硬化型接着剤206,207が用いられているから、ハウジング5に対し、PDIC10は、精度よく固定される。
光硬化型接着剤の一種とされる紫外線硬化型接着剤として、例えば米国NORLAND社製:光学UV接着剤NOA77等が挙げられる。光学UV接着剤NOA77等の紫外線硬化型接着剤は、アクリル系のものとされ、一液性の紫外線硬化型接着剤とされているため、二液性の紫外線硬化型接着剤が使用されるときに行われる液と液との混合作業が不要とされる。従って、接着剤の塗布工程は、迅速で効率的に行われることとなる。「UV」とは、「ultraviolet 」を意味し、「ultraviolet radiation 」は、「紫外線」を意味する。紫外線硬化型接着剤は、UV硬化型接着剤などと呼ばれている。光ピックアップ装置やフレキシブル基板の設計仕様などにより、例えば二液性の紫外線硬化型接着剤が用いられて接着工程が行われたものも使用可能とされる。二液性の紫外線硬化型接着剤として、例えば二液性エポキシ系の紫外線硬化型接着剤などが挙げられる。
FPC100の第一サブ回路部110に設けられた掛合部116の一部116r(図5,図10,図15)は、不要な部分とされるため、刃物などで切断されて除去される(図6,図11,図16)。
このような不要部除去工程が行われることで、光ピックアップ装置1における不要な部分は、除去される。FPC100の第一サブ回路部110に設けられた掛合部116は、光ピックアップ装置1の組立工程において、容易で迅速に光ピックアップ装置1が組み立てられるために必要なものとされる。従って、光ピックアップ装置1が組み立てられたのちに、FPC100の掛合部116は、その主な役割を終えたものとされる。
例えば光ピックアップ装置(1)からフレキシブル基板(100)の掛合部(116)
の一部(116r)が甚だしく突出されていた場合、そのような光ピックアップ装置(1)は、取り扱われ難いものとされるといったことが心配されていた。しかしながら、組み立てられた光ピックアップ装置1(図7)において、不要となったFPC100の掛合部116の一部116rは除去されているので、取り扱われ易い光ピックアップ装置1が、光ピックアップ装置1の組立メーカや、光ディスク装置(図示せず)の組立メーカなどに提供されることとなる。
FPC100(図5,図10,図15)の掛合部116の一部116rが除去されることで、FPC100の掛合部116に設けられた他方の折曲げ部113bも無くされる(図6,図11,図16)。FPC100の掛合部116に設けられた一方の折曲げ部113aは、緩やかなカーブを描く略直角な折曲げ部113aとして残される。
図7の如く、ハウジング5の上面に、ハウジング5内の各種のものを保護する被覆板150が被せられる。放熱性に優れる金属製の被覆板150には、レンズホルダ65の周辺を囲む合成重合体製の黒色系囲み部材160が設けられている。ハウジング5の第一ガイド部5Iに、第一ガイド軸(図示せず)が合わせられ、ハウジング5の第二ガイド部5II,5IIに、第二ガイド軸(図示せず)が合わせられる。光ピックアップ装置1のハウジング5は、前記第一ガイド軸および前記第二ガイド軸に支持された状態で移動される。ハウジング5に設けられた各ガイド部5I,5II,5IIは、ハウジング本体5Hと同じ耐熱性合成重合体を基材とするものから形成されているので、摺動性に優れたものとされる。光ピックアップ装置1のハウジング5は、フレキシブル基板100のメイン回路部101の長手方向に略沿って移動される。光ピックアップ装置1は、上記した組立方法に基づいて組み上げられる。
上記光ピックアップ装置1を備える不図示の光ディスク装置は、例えば、ノート型パソコンや、デスクトップ型パソコンなどのパソコンや、CDプレーヤや、DVDプレーヤなどの音響機器などに装備可能なものとされる。パソコンは、パーソナルコンピュータ(Personal Computer )の略称とされる。
本発明の光ピックアップ装置は、図示されたものに限定されるものではない。本発明のものは、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能なものとされる。
本発明に係る光ピックアップ装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 フレキシブル基板がハウジングに装備される状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられる状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられた状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の電気/電子部品がハウジングの掛止部に接着された状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の掛合部の一部が除去された状態を示す斜視図である。 光ピックアップ装置が組み立てられた状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられる状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられた状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の電気/電子部品がハウジングの掛止部に接着された状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板の掛合部の一部が除去された状態を示す斜視図である。 フレキシブル基板がハウジングに装備される状態を示す説明図である。 フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられる状態を示す説明図である。 フレキシブル基板の掛合部がハウジングの掛止部に掛り合わせられた状態を示す説明図である。 フレキシブル基板の電気/電子部品がハウジングの掛止部に接着された状態を示す説明図である。 フレキシブル基板の掛合部の一部が除去された状態を示す説明図である。 従来の光ピックアップ装置の一形態を示す説明図である。 (a)は従来のフレキシブル基板を示す側面図、(b)は従来のフレキシブル基板が折り返された状態を示す側面図、(c)は従来のフレキシブル基板が略平面状に戻される状態を示す側面図、(d)は従来のフレキシブル基板が曲げられた状態を示す側面図である。 (a)は従来のフレキシブル基板が折り返されて折目が付けられた状態を示す側面図、(b)は従来のフレキシブル基板に折目が付けられた状態で曲げられた状態を示す側面図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
5 ハウジング
5I 第一ガイド部(ガイド部)
5II 第二ガイド部(ガイド部)
5A 周壁
5D 開口部
5H ハウジング本体
5S 一端部(端部)
6 一方の掛止部(掛止部)
6a,7a 先端面部(先端部)
6p 掛止突出部
6s 係止突出部
7 他方の掛止部(掛止部)
7p 掛止突出部
10 光検出器(電気/電子部品)
18 アルミニウム板(補強板)
20 レーザダイオード(電気/電子部品)
25 LDホルダ(レーザホルダ)
30 アクチュエータ(電気/電子部品)
32 コイル
34 磁石
40 中間レンズ
55 HM(ハーフミラー)
60 OBL(対物レンズ)
65 レンズホルダ
100 FPC(フレキシブル基板)
101 メイン回路部
110 第一サブ回路部(サブ回路部)
113a 一方の折曲げ部(折曲げ部)
113b 他方の折曲げ部(折曲げ部)
116 一方の掛合部(掛合部)
116p 一方の掛合孔部(掛合孔部)
116q 掛合凹部
116r 端部(一部)
117 他方の掛合部(掛合部)
117p 他方の掛合孔部(掛合孔部)
120 第二サブ回路部(サブ回路部)
150 被覆板
160 囲み部材
206,207 紫外線硬化型接着剤(接着剤)

Claims (9)

  1. 電気/電子部品が装備されるハウジングと、該電気/電子部品に接続され且つ該ハウジングに装備されるフレキシブル基板とを備えた光ピックアップ装置において、前記ハウジングに対し前記フレキシブル基板が掛け止められる掛合部が該フレキシブル基板に設けられ、該掛合部に対応した掛止部が該ハウジングに設けられ、該ハウジングに該フレキシブル基板が装備されるときに、該掛止部に該掛合部が掛止めされ、該フレキシブル基板が湾曲させられることで、該フレキシブル基板に折曲げ部が形成されたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記掛止部は、前記ハウジングから該ハウジングの外側に向けて突出形成された掛止突出部を備え、該掛止突出部に対応して、前記掛合部は、前記フレキシブル基板に設けられた掛合孔部もしくは掛合凹部を備えることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記掛止部に対し、前記掛合部が掛止めされる係止突出部が、該掛止部に備えられたことを特徴とする請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記係止突出部は、前記ハウジングの外側に向けて突出形成され、且つ、該ハウジングの外側に向けて突出形成された前記掛止部の掛止突出部に対し、略直交する方向に沿って突出形成されたことを特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記フレキシブル基板が湾曲された状態で加熱されることで、該フレキシブル基板が元の略平面状態に戻されることなく、該フレキシブル基板に前記折曲げ部が形成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記フレキシブル基板に前記電気/電子部品が装着され、前記掛止部に該電気/電子部品が接着されることで、該フレキシブル基板が湾曲された状態で、前記ハウジングに対し該電気/電子部品が固定されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記掛合部の一部は、除去されたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  8. 電気/電子部品が装備されるハウジングにフレキシブル基板を装備させるときに、該ハウジングに設けられた掛止部に、該フレキシブル基板に設けられた掛合部を掛り合わせ、該フレキシブル基板を湾曲させ、その状態で熱処理を行うことを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  9. 前記熱処理は、前記フレキシブル基板のくせ付け処理と、前記ハウジングの寸法安定化処理とを兼ねることを特徴とする請求項8記載の光ピックアップ装置の製造方法。
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