JP2005352371A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2005352371A JP2004175517A JP2004175517A JP2005352371A JP 2005352371 A JP2005352371 A JP 2005352371A JP 2004175517 A JP2004175517 A JP 2004175517A JP 2004175517 A JP2004175517 A JP 2004175517A JP 2005352371 A JP2005352371 A JP 2005352371A
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Abstract

【課題】画像形成装置において、ラインの縦横比を測定し、補正を行うことにより画像の再現性を維持する。
【解決手段】像担持体11上に潜像を形成する潜像形成手段20と、該潜像を現像剤担持体で担持したトナーを用いて現像する現像手段13と、形成された顕像を転写材S上に中間転写体30を介して転写する転写手段50と、転写画像を転写材上に定着する定着手段60とを有する画像形成装置において、像担持体11上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置70Y,70M,70C,70Bkによって撮像し、像担持体と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、ライン幅の比から像担持体と現像剤担持体との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成方法及び、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものであり、より詳しくは、像担持体または中間転写体上に存在するパターンのライン幅の計測手段、さらにその幅を維持する手段を用いた画像形成方法及び画像形成装置に関する。
従来から電子写真方式を利用するデジタル複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置が広く使用されている。このような画像形成装置では、像担持体となる感光体上にレーザビームで静電潜像を形成し、該潜像をトナーで現像して顕像化した後、その顕画像を記録紙などの転写材(記録部材)上に、直接または中間転写体を用いて転写し、転写後の画像を定着することによって画像を形成している。
近年、電子写真方式の画像形成方法及び装置においても高画質が要求されているが、円筒状の現像スリーブ上に現像剤を磁力にて保持し、現像スリーブが回転することにより連続して感光体に現像剤を供給する方式では、線の再現において主走査方向と副走査方向では差が生じてしまう。
この問題に対しては従来から多くの提案がなされてきた。例えば特許文献1に記載の従来技術では、ライン幅の補正を半導体レーザ(LD)の光量にて行い、狙いのライン幅を得ることが提案されている。しかし従来例では縦横のライン形成について、それぞれLD光量または形成するドット数を変えなければならなく、処理が複雑となってしまうため出力時間が長くなることが考えられる。
特開平9−050155号公報
近年、画像形成装置の高画質化が進む中で、その画質の維持にも着目する必要がある。材料の劣化等からか出力枚数の増加に伴い画質は劣化していく。ここでラインの縦横比の経時変化について観察してみたところ、出力枚数の増加に伴い主に横ラインに乱れが生じたため、縦横比も悪化した。ラインの縦横比が悪いと画像の再現性が得られず、縦横比を経時で安定化させるように補正を行うことが高画質を維持するためには重要である。
現在用いられている画質維持の方法としては、トナーの帯電量や感光体への付着量といった情報を元に補正を行っており、そこには形状等の画像としての情報は考慮されていないため直接画質を補正してはいないといえる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ラインの縦横比を測定し、補正を行うことにより画像の再現性を維持することができる画像形成方法及び画像形成装置を提供することである。
より詳しくは、電子写真方式の画像形成方法及び装置において、縦ラインと横ラインの幅の差を抑えることで、高画質を得ることを目的とする。さらには、微小ドットの再現性が良いトナーを用いることで、縦横比を改善するための線速比補正量を少なくすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では以下のような手段を採っている。
本発明の第1の手段は、像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像剤担持体で担持したトナーを用いて現像した後、形成された顕像を転写材上に直接または中間転写体を介して転写し、該転写画像を転写材上に定着する電子写真方式の画像形成方法において、前記像担持体または中間転写体上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置によって撮像し、前記像担持体または中間転写体と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から像担持体と現像剤担持体との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御することを特徴とする(請求項1)。
本発明の第2の手段は、第1の手段の画像形成方法において、前記ライン縦横比の測定を一定回数作像後の作像間に行い、一定範囲を外れたときに補正を行うことを特徴とする(請求項2)。
また、本発明の第3の手段は、第1の手段の画像形成方法において、前記現像手段で用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする(請求項3)。
本発明の第4の手段は、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像を現像剤担持体で担持したトナーを用いて現像する現像手段と、形成された顕像を転写材上に直接または中間転写体を介して転写する転写手段と、該転写画像を転写材上に定着する定着手段とを有する電子写真方式の画像形成装置において、前記像担持体または中間転写体上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置によって撮像し、前記像担持体または中間転写体と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から像担持体と現像剤担持体との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御することを特徴とする(請求項4)。
本発明の第5の手段は、第4の手段の画像形成装置において、前記ライン縦横比の測定を一定回数作像後の作像間に行い、一定範囲を外れたときに補正を行うことを特徴とする(請求項5)。
また、本発明の第6の手段は、第4の手段の画像形成装置において、前記現像手段で用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする(請求項6)。
像担持体(例えば感光体)と現像剤担持体(例えば現像スリーブ)に線速比を設けると、副走査方向では穂が潜像に接触する機会が増加するために、潜像がトナーで現像されやすくなるのに対し、主走査方向では穂によるトナー顕像の掻き取りのために、幅が狭くなってしまう。その結果、同一ドット幅で形成したはずの縦ラインと横ラインの幅に差が生じてしまう。線速比は通常、不可変であるために初期に設定した結果の縦横比がその機種の実力となる。
そこで本発明に係る画像形成方法または画像形成装置では、像担持体または中間転写体上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置によって撮像し、前記像担持体または中間転写体と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から像担持体と現像剤担持体との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御することにより、像担持体上または中間転写体上の主走査方向ラインと副走査方向ラインの幅を測定し、差を抑えるような線速比を選択できるので、ラインの縦横比の改善を容易に行うことができる。
電子写真方式の画像形成方法及び装置においては、材料の劣化、環境変動などによりトナー付着状態にも変化が起きることでライン縦横比は経時で変化していく。付着状態の補正には電位やトナー濃度の調整が行われているが、主に付着量に関する調整であるため付着量に感度の無い画質項目に関しては他の現像条件の調整を行わなければならない。
そこで本発明に係る画像形成方法または画像形成装置では、前記ライン縦横比の測定を一定回数作像後の作像間に行い、一定範囲を外れたときに補正を行うことを特徴とするので、作像間に前記パターンを形成し、測定を行い、縦ライン幅と横ライン幅の比が一定範囲を外れたときに前記補正を行うことにより、経時で安定した縦横比を保持することができる。
さらに、本発明に係る画像形成方法または画像形成装置において、600dpi以上の微少ドットを再現するためには、トナーの体積平均粒径は3〜8μmが好ましい。また、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)は1.00〜1.40の範囲にあることが好ましい。(Dv/Dn)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
このトナーを使用することで微小ドットの再現性がよくなり、縦横比の線速比による補正量も少なくすることができる。
以下、本発明係る画像形成方法及び画像形成装置の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置は、光導電層を有する像担持体(以下、感光体と呼ぶ)をタンデム式に4本配列し、前記4本の感光体をイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の4色の画像形成に割り当てて、これらを色重ねすることによりカラー画像を形成する、電子写真方式のカラー画像形成装置である。
このカラー画像形成装置は、装置本体内にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの可視画像を形成する、第1、第2、第3、第4の画像形成部10Y,10M,10C,10Bkをタンデムに配列しているが、各画像形成部10Y,10M,10C,10Bkはそれぞれ光導電層を有するドラム状の感光体(感光体ドラム)11Y,11M,11C,11Bkを備えている。本実施形態では、直径φ60mmの感光体ドラムを用いている。
そして、この各画像形成部10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkの周囲には、画像形成手段を構成する帯電装置12Y,12M,12C,12Bk、露光装置20、現像装置13Y,13M,13C,13Bk、クリーニング装置等14Y,14M,14C,14Bkが配置され、また、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkは現像装置13Y,13M,13C,13Bkとクリーニング装置14Y,14M,14C,14Bkの間で、中間転写体である中間転写ベルト30に当接している。
この中間転写ベルト30は駆動ローラ31と従動ローラ32,33に架設されており、各感光体ドラムと対向する位置の裏面側には転写バイアス印加用の転写バイアスローラ35Y,35M,35C,35Bkが配設されている。また、中間転写ベルト30には、中間転写ベルトクリーニング装置34が設けられている。さらに、この中間転写ベルト30には接離機構が設けられており、モノクロ(白黒)画像の形成時には、中間転写ベルト30が駆動ローラ31側を支点として、イエロー、シアン、マゼンタの感光体ドラム11Y,11M,11Cから離間し、ブラックの感光体ドラム11Bkのみと接触した状態となるようになっている。
中間転写ベルト30の駆動ローラ31と対向する位置には2次転写手段である紙転写ベルト50が当接しており、この紙転写ベルト50は、駆動ローラ51と従動ローラ52,53及び加圧ローラ54に架設されている。また、紙転写ベルト50には、紙転写ベルトクリーニング装置55が設けられている。
さらに紙転写ベルト50の転写紙搬送方向上流側には、中間転写ベルト30上への画像転写のタイミングに合わせて、中間転写ベルト30と紙転写ベルト50のニップ部に転写紙Sを給紙するレジストローラ40が設けられており、さらにその上流側には、図示しない転写紙の給紙部(給紙カセット、給紙トレイ、給紙・搬送手段等)が設けられている。また、紙転写ベルト50の転写紙搬送方向下流側には、転写紙Sに転写されたトナー画像を加熱・加圧して定着する定着装置60が設けられている。
次に本発明に係る画像形成装置のカラー画像形成のプロセスについて説明する。カラー画像の形成時には、まず、第1、第2、第3、第4の画像形成部10Y,10M,10C,10Bkにおいて、所定の時間差で回転する各感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkの表面に帯電装置12Y,12M,12C,12Bkである帯電ローラによって均一に電荷が付与されて、約−650Vに均一帯電が行われる。露光装置20は図示の例ではレーザー走査光学系を用いており、図示しない4つの半導体レーザ(LD)光源からの4つの光束を、一つの偏向器(例えば回転多面鏡)21で4つの光路に振り分けて偏向走査し、それぞれの光束を走査結像用レンズ22,24やミラー23等を介して4つの感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkに照射し、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像データに対応した画像露光を施し、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkの表面の光導電層上に静電潜像を形成する。そして、その静電潜像に各色の現像装置13Y,13M,13C,13Bkに備えられた現像剤担持体(例えば現像スリーブ)から、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の現像剤を用いて現像が行われて、潜像を各色のトナー像として顕像化する。
ここで現像行程について説明する。各色の現像装置13Y,13M,13C,13Bkは、2成分現像剤を収容した現像容器内に、円筒状の現像スリーブと、攪拌スクリュー、及び現像スリーブの表面にトナー薄層を形成するドクターブレード等を配置して構成されている。現像スリーブ内には複数の固定磁石(または複数の磁極が着磁されたマグネットローラ)が配置されており、磁石の磁力により、回転する現像スリーブ上に現像剤が汲み上げられ、担持されるようになっている。
現像スリーブは、少なくとも現像時は感光体ドラムに対して近接して配置され、表面に担持した現像剤が感光体ドラムに接触する状態で現像できる様に設定されている。本実施形態で用いた2成分現像剤は、重合法によって製造した平均粒径6〜7μmのネガ帯電トナーと、平均粒径が35μmの磁性キャリアを混合して構成されている。トナーとキャリアの混合比は重量比で2:23として、トナー濃度制御により設定されている。
また、現像時には、現像スリーブには現像バイアスとして、本実施形態では−500Vが印加されて現像が行われている。
次に転写行程について説明する。第1の画像形成部10Yで感光体ドラム11Y上に顕像化されたトナー像は、第1の中間転写部で中間転写ベルト30に転写され、その後、第2、第3、第4の画像形成部10M,10C,10Bkの順でそれぞれの感光体ドラム11M,11C,11Bk上のトナー像は中間転写ベルト30に順次転写が行われ、これにより中間転写ベルト30上に4色の色重ねしたカラー画像が形成される。
この中間転写ベルト30上に色重ねをして形成されたトナー像は、2次転写部で紙転写ベルト50により転写材である転写紙Sに転写が行われ、その後、定着装置60によりトナー像は転写紙Sに熱定着されて、画像が定着された転写紙Sが図示しない排紙部に出力される。
以上のような構成の画像形成装置において、本発明では、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkまたは中間転写ベルト30上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置70によって撮像し、前記感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkまたは中間転写ベルト30と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から像担持体(感光体ドラム)と現像剤担持体(現像スリーブ)との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御するものである。ここで、図1は、中間転写ベルト30に対向して画像撮像装置70を配置し、中間転写ベルト30上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置70によって撮像する構成例を示している。また、図2は、各画像形成部10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkに対向して画像撮像装置70Y,70M,70C,70Bkを配置し、各感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bk上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置70Y,70M,70C,70Bkによって撮像する構成を示している。尚、図1と図2では画像撮像装置の設置位置が異なるだけであり、その他の構成、動作は同じである。以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
[実施例1]
本発明に係る画像形成装置では、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkまたは中間転写ベルト30上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置70Y,70M,70C,70Bk(または70)によって撮像し、感光体ドラムまたは中間転写ベルトと該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から感光体ドラムと現像剤担持体(現像スリーブ)との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御する。また、前記ライン縦横比の測定を一定回数作像後の作像間に行い、一定範囲を外れたときに補正を行う。
より具体的には、同数のドット幅の主走査方向と副走査方向のラインで形成された十字パターンを感光体ドラム上または中間転写ベルト上に形成させたときに、ラインの縦横比を測定し、その縦横比を補正することを一定間隔で行うことで経時での安定性を図ったものである。
まず個々のドット形状の抽出に関して説明する。図1の構成の場合は、中間転写ベルト30上の十字パターンを画像撮像装置70によって撮像し、十字パターンの縦および横ラインの幅をフォトセンサの反射光量により測定する。また、図2の構成の場合は、各感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bk上の十字パターンをそれぞれ画像撮像装置70Y,70M,70C,70Bkによって撮像し、各十字パターンの縦および横ラインの幅をフォトセンサの反射光量により測定する。
測定した結果の値が一定値aを超えたときに現像スリーブと感光体ドラムの線速比を変更し、縦横比の補正を行う。今回、測定に使用したパターンは図3に示すとおりであり、10回作像するごとにパターンの形成および測定を作像間で行った。
次に縦横比の乱れについて説明する。図4の(a)において横ラインの幅が縦ラインと比較して狭くなっており、縦横比が一定値aを超えている。このaの値を閾値として線速比を下げることにより補正を行ったものが図4の(b)となり、縦横比の改善が行われている。
ここで、図5に出力枚数に対する縦横比の変化を示す(尚、図5の出力枚数の単位[K枚]は[×1000枚]を略記したものであり、例えば10[K枚]は10000[枚]である)。
図5を見ると、本発明の方式ににより、ドット縦横比の乱れを検知したときに線速比を制御することにより縦横比が改善され、経時で維持できていることが確認できた。
[実施例2]
次に本発明に係る画像形成方法及び装置では、各色の現像装置13Y,13M,13C,13Bkで用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする。すなわち、実施例1での改善に適する特性のトナーを用いることにより、補正量を少なくするものである。
ここで、実施例1と同様の実験を以下に示す水準1〜4のトナーにて行った。その結果を下記の表1、表2に示す。表1、表2の実験結果より明らかなように、体積平均粒径(Dv)が3〜8μmであり、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることが経時変動での線速比の平均補正量が少なく、適していることが確認できた。
Figure 2005352371
Figure 2005352371
以上説明したように、本発明では、像担持体または中間転写体上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置によって撮像し、前記像担持体または中間転写体と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から像担持体と現像剤担持体との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御することにより、像担持体上または中間転写体上の主走査方向ラインと副走査方向ラインの幅を測定し、差を抑えるような線速比を選択できるので、ラインの縦横比の改善を容易に行うことができる。また、前記ライン縦横比の測定を一定回数作像後の作像間に行い、一定範囲を外れたときに補正を行うことを特徴とするので、作像間に前記パターンを形成し、測定を行い、縦ライン幅と横ライン幅の比が一定範囲を外れたときに前記補正を行うことにより、経時で安定した縦横比を保持することができる。さらに、本発明では、現像手段で用いられるトナーは、体積平均粒径(Dv)が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることにより、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
従って、本発明によれば、ラインの縦横比を測定し、補正を行うことにより画像の再現性を維持することができる画像形成方法及び画像系装置を提供することができ、高品位な画像を得ることができる複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ等の画像形成装置を実現することができる。
以上のように、本発明は複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に適用することにより優れた効果を得ることができる。
本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。 本発明の別の実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。 測定に用いた十字パターンの一例を示す図である。 感光体と現像スリーブの線速比の変更による縦横比改善の様子を示す図である。 画像出力枚数と縦横比の関係を示す図である。
符号の説明
10Y,10M,10C,10Bk:画像形成部
11Y,11M,11C,11Bk:感光体ドラム(像担持体)
12Y,12M,12C,12Bk:帯電装置
13Y,13M,13C,13Bk:現像装置
14Y,14M,14C,14Bk:クリーニング装置
20:露光装置
30:中間転写ベルト(中間転写体)
34:中間転写ベルトクリーニング装置
35Y,35M,35C,35Bk:転写バイアスローラ
40:レジストローラ
50:紙転写ベルト
55:紙転写ベルトクリーニング装置
60:定着装置
70,70Y,70M,70C,70Bk:画像撮像装置

Claims (6)

  1. 像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像剤担持体で担持したトナーを用いて現像した後、形成された顕像を転写材上に直接または中間転写体を介して転写し、該転写画像を転写材上に定着する電子写真方式の画像形成方法において、
    前記像担持体または中間転写体上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置によって撮像し、前記像担持体または中間転写体と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から像担持体と現像剤担持体との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御することを特徴とする画像形成方法。
  2. 請求項1記載の画像形成方法において、
    前記ライン縦横比の測定を一定回数作像後の作像間に行い、一定範囲を外れたときに補正を行うことを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項1記載の画像形成方法において、
    前記現像手段で用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成方法。
  4. 像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像を現像剤担持体で担持したトナーを用いて現像する現像手段と、形成された顕像を転写材上に直接または中間転写体を介して転写する転写手段と、該転写画像を転写材上に定着する定着手段とを有する電子写真方式の画像形成装置において、
    前記像担持体または中間転写体上に形成した、主走査方向と副走査方向について同数のドット幅のラインで形成された十字パターンを画像撮像装置によって撮像し、前記像担持体または中間転写体と該パターンとの濃度差をフォトセンサにて検知し、それぞれ主走査ラインと副走査ラインの幅を反射光量にて検出し、前記ライン幅の比から像担持体と現像剤担持体との線速比を制御する手段を有し、前記ラインの縦横比を制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記ライン縦横比の測定を一定回数作像後の作像間に行い、一定範囲を外れたときに補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記現像手段で用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
JP2004175517A 2004-06-14 2004-06-14 画像形成方法及び画像形成装置 Pending JP2005352371A (ja)

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