JP2005352346A - カメラ撮影用部材 - Google Patents

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JP2005352346A JP2004175214A JP2004175214A JP2005352346A JP 2005352346 A JP2005352346 A JP 2005352346A JP 2004175214 A JP2004175214 A JP 2004175214A JP 2004175214 A JP2004175214 A JP 2004175214A JP 2005352346 A JP2005352346 A JP 2005352346A
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Abstract

【課題】 万華鏡として使用できるカメラ撮影用部材で、カメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができて、経済的であり、また、レンズが突出した形状を有するカメラに装着できるカメラ撮影用部材を提供する。
【解決手段】 カメラ撮影用部材Aは、本体部10と、取付け部50とを有し、本体部10は、筒状部20と、筒状部20の内側に設けられ、鏡面が形成された鏡部30等を有している。取付け部50は、方形状の板状を呈し、鏡部30の端部の開口に合わせて開口部が形成されている。このカメラ撮影用部材Aは、取付け部50を介してレンズ取付け部材60に取り付け、レンズ取り付け部材60は、一眼レフタイプのカメラのレンズに取り付けて使用する。このレンズ取付け部材60は、その一部を交換することにより、大きさの異なるカメラレンズにも適用可能となり、1つのカメラ撮影用部材によりカメラレンズの大きさが異なる場合でも対応できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、カメラ撮影用部材に関するものであり、特に、カメラに取り付けて使用する部材に関するものである。
従来より、カメラ撮影に用いる部材で、万華鏡として機能させるための部材が存在する。例えば、特許文献1に示すように、カメラレンズに取り付けるタイプのものや、特許文献2に示すように、レンズ付きフィルムやデジタルカメラ等に取り付けるタイプのものが存在する。
実開昭63−173235号公報 特開平11−52454号公報
しかし、上記特許文献1に記載の図案作製用撮影装置においては、カメラレンズの先端にネジ式によって取り付けるものであるので、レンズの大きさが異なる場合には、レンズの大きさに応じて異なる大きさのネジ部を有する図案作製用撮影装置を用意しなければならず、経済的でない。
また、特許文献2に記載の汎用フォトフィルターにおいては、レンズ付きフィルムのタイプのカメラやデジタルカメラ等に用いるものであるが、紐状の装着部材を設けた構成であるので、箱状のカメラには適しているが、いわゆる一眼レフタイプのカメラやデジタル一眼レフタイプのカメラ等レンズが突出した形状を有するカメラ(レンズが着脱可能なもののみならず、レンズが取り外しできないものを含む)には適していない。
そこで、本発明は、万華鏡として使用できるカメラ撮影用部材で、カメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができて、経済的であり、また、レンズが突出した形状を有するカメラに装着できるカメラ撮影用部材を提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、カメラ撮影に用いる部材であるカメラ撮影用部材であって、筒状を呈する鏡部で、内側の面の少なくとも一部が鏡面となっている鏡部と、該鏡部の端部に設けられた板状の取付け部で、開口部を有する取付け部と、を有することを特徴とする。
この第1の構成のカメラ撮影用部材においては、取付け部が設けられているので、この取付け部をカメラレンズに着脱可能な部材であるレンズ取付け部材に取り付ける。なお、このレンズ取付け部材は予めカメラのレンズに取り付けておく。すると、カメラのレンズの先端に該レンズ取付け部材を介してカメラ撮影用部材が取り付けられた状態となるので、該鏡部内の空間に被写体を配置して撮影を行う。取付け部には、開口部が設けられているので、被写体の撮影に支障となることがない。このようにカメラ撮影用部材を用いて撮影を行うと、万華鏡のようにして被写体を撮影することができる。また、上記のように、レンズ取付け部材を介することによりカメラレンズに装着できるので、レンズが突出した形状を有するカメラに装着でき、また、上記レンズ取付け部材の一部を交換することにより、大きさの異なるカメラレンズにも適用できるようにすることにより、1つのカメラ撮影用部材によりカメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができ、経済的である。
また、第2には、カメラ撮影に用いる部材であるカメラ撮影用部材であって、円筒状を呈する筒状部と、該筒状部の内側に設けられた鏡部で、鏡面を有する鏡板部の複数を配設してなる鏡部と、を有する本体部と、該本体部の端部に設けられた板状の取付け部で、該鏡部の端部の開口部の位置に対応して形成された開口部を有する取付け部と、を有することを特徴とする。
この第2の構成のカメラ撮影用部材においては、取付け部が設けられているので、この取付け部をカメラレンズに着脱可能な部材であるレンズ取付け部材に取り付ける。なお、このレンズ取付け部材は予めカメラのレンズに取り付けておく。すると、カメラのレンズの先端に該レンズ取付け部材を介してカメラ撮影用部材が取り付けられた状態となるので、該鏡部内の空間に被写体を配置して撮影を行う。取付け部には、開口部が設けられているので、被写体の撮影に支障となることがない。このようにカメラ撮影用部材を用いて撮影を行うと、万華鏡のようにして被写体を撮影することができる。また、上記のように、レンズ取付け部材を介することによりカメラレンズに装着できるので、レンズが突出した形状を有するカメラに装着でき、また、上記レンズ取付け部材の一部を交換することにより、大きさの異なるカメラレンズにも適用できるようにすることにより、1つのカメラ撮影用部材によりカメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができ、経済的である。
なお、上記第2の構成において、鏡部においては、複数の鏡板部が筒状に配設されているようにしてもよい。また、上記第1及び第2の構成において、取付け部は、正方形状の外形を有していることが好ましい。また、上記第1及び第2の構成において、鏡部の内側の面の全部が鏡面になっている場合でもよく、鏡部の内側の面の一部が鏡面になっている場合でもよい。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記鏡部の内側の面が正n角形(nは3以上の整数)に形成されていることを特徴とする。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、上記取付け部が、上記鏡部の両側に設けられ、取付け部に形成された開口部の形状及び/又は大きさが2つの取付け部において異なることを特徴とする。このように、鏡部の両側に取付け部が設けられ、各取付け部に設けられた開口部の形状が異なるので、ユーザは、所望の取付け部をレンズ取付け部材に取り付けて使用する。そして、取付け部に設けられた開口部の形状が異なるので、2つの取付け部のうちいずれをレンズ取付け部材に取り付けるかによって異なる撮影結果を得ることができる。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、上記取付け部が、カメラレンズに着脱可能な部材であるレンズ取付け部材に着脱可能であることを特徴とする。
なお、上記各構成において、取付け部に形成された開口部は、切欠部としてもよい。
本発明に基づくカメラ撮影用部材を用いて撮影を行うと、万華鏡のようにして被写体を撮影することができる。また、レンズ取付け部材を介することによりカメラレンズに装着できるので、カメラレンズが突出した形状を有するカメラに装着でき、また、上記レンズ取付け部材の一部を交換することにより、大きさの異なるカメラレンズにも適用できるようにすることにより、1つのカメラ撮影用部材によりカメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができ、経済的である。
本発明においては、万華鏡として使用できるカメラ撮影用部材で、カメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができて、経済的であり、また、レンズが突出した形状を有するカメラに装着できるカメラ撮影用部材を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づくカメラ撮影用部材Aは、図1〜図3に示すように構成され、本体部10と、取付け部50とを有している。
この本体部10は、全体に筒状を呈し、内部に複数の鏡板部を有している。つまり、本体部10は、筒状部20と、鏡部30と、リング状部40とを有している。
筒状部20は、円筒状を呈した部材である。この筒状部20は、合成樹脂により形成されているが、他の素材により形成してもよい。
また、鏡部30は、該筒状部20の内側に設けられ、複数(具体的には、10枚)の鏡板部から構成される。つまり、鏡部30は、鏡板部30aと、鏡板部30bと、鏡板部30cと、鏡板部30dと、鏡板部30eと、鏡板部30fと、鏡板部30gと、鏡体部30hと、鏡板部30iと、鏡板部30jを有している。鏡板部30a〜30jにおける各鏡板部は、帯板状を呈し、内側の面は鏡面となっている。各鏡板部の長手方向に沿った端部は、筒状部20の内側面に接した状態となっていて、各鏡板部の形状、大きさは同じに形成され、隣接する鏡板部同士は隙間なく接した状態となっている。このようにして、隣接する鏡板部同士は同じ角度をなしていて、鏡板部30aと鏡板部30fは平行に対向しており、また、鏡板部30bと鏡板部30gは平行に対向しており、また、鏡板部30cと鏡板部30hは平行に対向しており、また、鏡板部30dと鏡板部30iは平行に対向しており、また、鏡板部30eと鏡板部30jは平行に対向している。また、各鏡板部の鏡面(すなわち、内側面)に対する垂線で鏡板部の幅方向の中心を通る垂線は、筒状部20の軸芯と交差するように構成されている。例えば、図3に示すように、鏡板部30eの鏡面に対する垂線で鏡板部30eの幅方向の中心を通る垂線S1は、筒状部20の軸芯Q1と交差するようになっている。このようにして、鏡部30は全体に正十角形を呈し、鏡部30の内側の面も正十角形を呈している。
これら鏡板部のX方向の端部は、その一方は、取付け部50と接着して固定され、また、他方は、筒状部20の端部の内側に設けられたリング状部40に接着して固定されている。また、鏡板部の長手方向に沿った端部は、筒状部20の内側面に接しているので、該端部と内側面とは、接着により固定されている。
また、リング状部40は、リング状を呈し、筒状部20の内側に設けられている。つまり、リング状部40は、円形の外形と円形の内径を有するリング状を呈していて、リング状部40の外形は、筒状部20の内径と同様に形成されていて、このリング状部40は、筒状部20の内側に嵌合した状態となっている。なお、このリング状部40は、その外周面が筒状部20の内周面と接着されることにより、筒状部20と固定されている。なお、このリング状部40の内径は、取付け部50における開口部52の径(直径)と同じに形成されている。
次に、取付け部50は、本体部10の端部、すなわち、本体部10におけるリング状部40が設けられている側とは反対側の端部に取り付けられていて、正方形状の外形を有する板状を呈し、その中央には、開口部52を有している。つまり、取付け部50における一方の面は、本体部10の筒状部20端部及び鏡部30の端部と接着されていることにより、取付け部50は、本体部10に固着されている。また、この取付け部50の幅T1と幅T2とは同じに形成されていて、この幅T1、T2は、図4に示すようなレンズ取付け部材60の支持部材64、66に支持可能な幅に形成されている。つまり、支持部材64、66における溝部において互いに対向する溝部の奧部間の距離をR1とし、溝部の手前部間の距離をR2とした場合に、該幅T1、T2は、R1以下でR2よりも大きな幅を有している。また、開口部52は円形を呈し、その直径は、互いに対向する鏡板部間の距離と同じ又はやや小さく形成されている。また、開口部52は、鏡部30の一方の開口に対応して設けられていて、開口部52の中心位置と、鏡部30における中心位置とは一致するように構成されている。つまり、筒状部20や鏡部30の軸芯は、開口部52の中心を通るようになっている。
次に、上記構成のカメラ撮影用部材Aをカメラレンズに取り付けるためのレンズ取付け部材60は、図4に示すように、本体部61と、着脱部材70とを有している。
この本体部61は、全体に略リング状を呈していて、リング状を呈するリング状部62と、リング状部62の手前側の両側に設けられた支持部材64、66と、突出片部68を有している。このリング状部62の背面側には、着脱部材70を掛止するための爪部が複数設けられている。また、支持部材64、66は、左右対称に形成され、支持部材64、支持部材66ともに、一対の溝部を有している。つまり、支持部材64は、縦方向に形成された一対の溝部64a、64bを有していて、溝部64aと溝部64bとは平行に形成されている。また、同様に、支持部材66は、縦方向に形成された一対の溝部66a、66bを有していて、溝部66aと溝部66bとは平行に形成されている。そして、溝部64aと溝部66aとは互いに対向して設けられ、この溝部64aと溝部66aとによって取付け部50を支持できるようになっている。また、同様に、溝部64bと溝部66bとは互いに対向して設けられ、この溝部64bと溝部66bとによって取付け部50を支持できるようになっている。なお、支持部材64には、溝部64bの背面側に溝部64cが設けられ、また、支持部材66には、溝部66bの背面側には溝部66cが設けられているが、これら溝部64c、66cは、取付け部50を装着するための溝部ではない。また、突出片部68は、略板状を呈し、リング状部62の手前側の下側に設けられている。この突出片部68は、カメラ撮影用部材Aの取付け部50を溝部64b、66b間に装着した場合に、取付け部50の下端を支持するように形成されている。
また、着脱部材70は、全体に略リング状を呈していて、リング状を呈する本体部72と、該本体部72の開口部に背面側に突出した突出筒部74とを有している。この本体部72は、円形の外形を有する板状を呈し、その中心には円形の開口部を有している。この本体部72は、上記本体部61に対して着脱自在となっている。また、突出筒部74は、本体部72に設けられた開口部から背面側に連設されていて、筒状を呈し、その外周面には、カメラレンズと螺着するためのネジ部が設けられている。
以上のように、レンズ取付け部材60は、カメラレンズに着脱可能な部材であり、カメラ撮影用部材Aの取付け部50を支持部材64、66等により支持するものであるといえる。
なお、上記の構成のレンズ取付け部材60における本体部61としては、株式会社ケンコー製の「マルチホルダー」を用いるのが好ましい。また、着脱部材70としては、同じく株式会社ケンコー製の「アダプターリング」を用いるのが好ましい。
次に、上記構成のカメラ撮影用部材Aの使用状態について説明する。まず、上記構成のレンズ取付け部材60をカメラレンズに取り付ける。つまり、図6に示すように、レンズ取付け部材60をカメラKにおけるカメラレンズK1に取り付ける。すなわち、レンズ取付け部材60における突出筒部74をカメラレンズK1に設けられたネジ部と螺着させて、レンズ取付け部材60をカメラレンズK1に取り付ける。この場合カメラレンズK1は、例えば、一眼レフ用のカメラレンズであるが、他のカメラレンズでもよい。
次に、カメラ撮影用部材Aを上記レンズ取付け部材60に取り付ける。すなわち、カメラ撮影用部材Aの取付け部50をレンズ取付け部60の支持部材64、66に設けられた溝部に挿通して支持部材64、66に支持させる。この場合に、溝部64a、66aを用いても、溝部64b、66bを用いてもよいが、カメラ撮影用部材A内になるべく光を取り込みたい場合には、溝部64a、66aを用いるのが好ましい。つまり、本体部61と取付け部50間の距離が大きくなるので、溝部64a、66aに支持させる方が溝部64b、66bに支持させるよりはカメラ撮影用部材A内に入り込む光は多くなる。一方、溝部64b、66bに支持させる場合には、突出片部68に取付け部50が支持されるので、固着の度合いとしては、溝部64b、66bの方が好ましいといえる。カメラ撮影用部材Aをレンズ取付け部材60を介してカメラKのカメラレンズK1に取り付けた状態は、図6のようになり、また、カメラ撮影用部材Aとレンズ取付け部材60との取付け状態の詳細は図5に示すようになる。
そして、被写体をカメラ撮影用部材A内に配置して撮影を行う。例えば、被写体を卓上に配置し、この被写体にカメラ撮影用部材Aの本体部10を被せて該被写体をカメラ撮影用部材A内の鏡部30で囲まれた空間内に配置させて撮影を行う。すると、被写体は、鏡部30内に配置されているので、万華鏡のように使用することができる。なお、被写体を透明な板の上に配置した上でカメラ撮影用部材Aの本体部10を被せて撮影すると、より明るさを得ることができる。
なお、大きさが異なるカメラレンズに用いる場合には、上記着脱部材70を複数の大きさのカメラレンズごとに用意しておくことにより、レンズ取付け部材60における該着脱部材70を使用するカメラレンズに適したものに交換すればよい。そして、レンズ取付け部材60の本体部61にカメラ撮影用部材Aを取り付けて撮影を行う。なお、カメラレンズがカメラから取り外しできないタイプの場合には、当然、そのカメラレンズに適した着脱部材70を有するレンズ取付け部材60を用いればよい。
以上のように、本実施例のカメラ撮影用部材Aによれば、被写体を万華鏡のように撮影することができ、また、レンズ取付け部材を介することによりカメラレンズに装着できるので、カメラレンズが突出した形状を有するカメラに装着できる。また、上記レンズ取付け部材60の一部を交換することにより、1つのカメラ撮影用部材Aによりカメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができ、経済的である。
次に、実施例2のカメラ撮影用部材について説明する。実施例2におけるカメラ撮影用部材Bは、図7〜図9に示すように構成され、本体部110と、取付け部140と、取付け部150とを有している。
この本体部110は、全体に筒状を呈し、内部に複数の鏡板部を有している。つまり、本体部110は、筒状部120と、鏡部130とを有している。
筒状部120は、円筒状を呈した部材である。この筒状部120は、合成樹脂により形成されているが、他の素材により形成してもよい。
また、鏡部130は、該筒状部120の内側に設けられ、複数(具体的には、3枚)の鏡板部から構成される。つまり、鏡部130は、鏡板部130aと、鏡板部130bと、鏡板部130cとを有している。鏡板部130a〜130cにおける各鏡板部は、帯板状を呈し、内側の面は鏡面となっている。各鏡板部の長手方向に沿った端部は、筒状部120の内側面に接した状態となっていて、各鏡板部の形状、大きさは同じに形成され、隣接する鏡板部同士は隙間なく接した状態となっている。このようにして、隣接する鏡板部同士は同じ角度(具体的には、60度)をなしている。また、各鏡板部の鏡面(すなわち、内側面)に対する垂線で鏡板部の幅方向の中心を通る垂線は、筒状部120の軸芯と交差するように構成されている。例えば、図9に示すように、鏡板部130bの鏡面に対する垂線で鏡板部130bの幅方向の中心を通る垂線S2は、筒状部120の軸芯Q2と交差するようになっている。このようにして、鏡部130は正三角形を呈している。鏡部130の内側の面も正三角形を呈している。
これら鏡板部のX方向の端部は、その一方は、取付け部140と接着して固定され、また、他方は、取付け部150と接着して固定されている。また、鏡板部の長手方向に沿った端部は、筒状部120の内側面に接しているので、該端部と内側面とは、接着により固定されている。
次に、取付け部140は、本体部110の端部、すなわち、本体部110における一方の端部に取り付けられていて、正方形状の外形を有する板状を呈し、その中央には、開口部142を有している。つまり、取付け部140における一方の面は、本体部110の筒状部120端部及び鏡部130の端部と接着されていることにより、取付け部140は、本体部110に固着されている。また、この取付け部140の幅T1と幅T2とは同じに形成されていて、この幅T1、T2は、図4に示すようなレンズ取付け部材60の支持部材64、66に支持可能な幅に形成されている。つまり、支持部材64、66における溝部において互いに対向する溝部の奧部間の距離をR1とし、溝部の手前部間の距離をR2とした場合に、該幅T1、T2は、R1以下でR2よりも大きな幅を有している。また、開口部142は円形を呈し、その直径は、鏡部130の内側が形成する正三角形内に収まる大きさとなっている。つまり、開口部142の半径は、軸芯Q2から鏡板部までの距離と同等か又は若干小さく形成されている。また、開口部142は、鏡部130の一方の開口に対応して設けられていて、開口部142の中心位置と、鏡部130における中心位置とは一致するように構成されている。つまり、筒状部120や鏡部130の軸芯は、開口部142の中心を通るようになっている。
次に、取付け部150は、本体部110の端部、すなわち、本体部110における他方の端部に取り付けられていて、上記取付け部140と比較すると、開口部の構成が異なる。つまり、取付け部150は、正方形状の外形を有する板状を呈し、その中央には、開口部152を有している。つまり、取付け部150における一方の面は、本体部110の筒状部120端部及び鏡部130の端部と接着されていることにより、取付け部150は、本体部110に固着されている。また、この取付け部150の幅T1と幅T2とは同じに形成されていて、この幅T1、T2は、図4に示すようなレンズ取付け部材60の支持部材64、66に支持可能な幅に形成されている。つまり、支持部材64、66における溝部において互いに対向する溝部の奧部間の距離をR1とし、溝部の手前部間の距離をR2とした場合に、該幅T1、T2は、R1以下でR2よりも大きな幅を有している。また、開口部152は正三角形を呈し、その大きさは、鏡部130の内側が形成する正三角形内に収まる大きさとなっている。つまり、開口部152の大きさは、鏡部130の内側が形成する正三角形と同等か又はやや小さく形成されている。なお、開口部152は、鏡部130の他方の開口に対応して設けられている。
なお、このカメラ撮影用部材Bに用いるレンズ取付け部材の構成は上記実施例1の場合と同様であるので、説明を省略する。
次に、上記構成のカメラ撮影用部材Bの使用状態について説明する。まず、上記構成のレンズ取付け部材60をカメラレンズに取り付ける。つまり、レンズ取付け部材60における突出筒部74をカメラレンズに設けられたネジ部と螺着させて、レンズ取付け部材60をカメラレンズに取り付ける。この場合カメラレンズは、例えば、一眼レフ用のカメラレンズであるが、他のカメラレンズでもよい。
次に、カメラ撮影用部材Bを上記レンズ取付け部材60に取り付ける。すなわち、カメラ撮影用部材Bの取付け部140又は取付け部150をレンズ取付け部60の支持部材64、66に設けられた溝部に挿通して支持部材64、66に支持させる。この場合に、溝部64a、66aを用いても、溝部64b、66bを用いてもよいが、カメラ撮影用部材B内になるべく光を取り込みたい場合には、溝部64a、66aを用いるのが好ましい。つまり、本体部61と取付け部140(又は取付け部150)間の距離が大きくなるので、溝部64a、66aに支持させる方が溝部64b、66bに支持させるよりはカメラ撮影用部材B内に入り込む光は多くなる。一方、溝部64b、66bに支持させる場合には、突出片部68に取付け部140(又は取付け部150)が支持されるので、固着の度合いとしては、溝部64b、66bの方が好ましいといえる。なお、取付け部140と取付け部150とでは、開口部の形状が異なるので、ユーザは、取付け部140と取付け部150のうち所望の取付け部をレンズ取付け部材60に取り付ける。
そして、被写体をカメラ撮影用部材B内に配置して撮影を行う。例えば、被写体を卓上に配置し、この被写体にカメラ撮影用部材Bの本体部110を被せて該被写体をカメラ撮影用部材B内の鏡部130で囲まれた空間内に配置させて撮影を行う。すると、被写体は、鏡部130内に配置されているので、万華鏡のように使用することができる。なお、被写体を透明な板の上に配置した上でカメラ撮影用部材Bの本体部110を被せて撮影すると、より明るさを得ることができる。
なお、大きさが異なるカメラレンズに用いる場合には、上記着脱部材70を複数の大きさのカメラレンズごとに用意しておくことにより、レンズ取付け部材60における該着脱部材70を使用するカメラレンズに適したものに交換すればよい。そして、レンズ取付け部材60の本体部61にカメラ撮影用部材Bを取り付けて撮影を行う。
以上のように、本実施例のカメラ撮影用部材Bによれば、被写体を万華鏡のように撮影することができ、また、レンズ取付け部材を介することによりカメラレンズに装着できるので、カメラレンズが突出した形状を有するカメラに装着できる。また、上記レンズ取付け部材60の一部を交換することにより、1つのカメラ撮影用部材Bによりカメラレンズの大きさが異なる場合でも対応することができ、経済的である。
なお、上記実施例1においては、鏡面が十面であるものとして説明したが、これには限られず、基本的に三面以上であればよい。また、実施例1においては、取付け部は本体部10の一方にのみ設けるものとして説明したが、実施例2のように両側に取付け部を設けてその開口部の形状を異なるものとしてもよい。
また、上記実施例2においては、鏡面が三面であるものとして説明したが、これには限られず、基本的に三面以上であればよい。また、実施例2においては、取付け部は本体部110の両側に設けるものとして説明したが、実施例1のように一方にのみ設けるものとしてもよい。
また、上記実施例1におけるカメラ撮影用部材については、鏡部30の内側の面が正十角形を呈し、上記実施例2におけるカメラ撮影用部材については、鏡部130の内側の面が正三角形を呈するとしたが、他の構成でもよく、例えば、鏡部の内側の面が正n角形(nは3以上の整数)に形成されていればよい。また、鏡部の内側の面が正n角形(nは3以上の整数)ではなく、単にn角形(nは3以上の整数)としてもよい。例えば、実施例2では、鏡部130の内側の面は正三角形をなすとしたが、正三角形以外の三角形状であってもよい。
また、鏡部の内側の面が正n角形(nは3以上の整数)又はn角形(nは3以上の整数)としたが、鏡面を一部省略した形態としてもよい。例えば、実施例2においては、鏡板部130a、130b、130cが設けられているとしたが、そのうちの1つには、鏡面が設けられない構成としてもよい。つまり、鏡部の内側の面の全てに鏡面が形成されない場合でもよい。例えば、鏡板部130aと鏡板部130bの内側の面には鏡面が形成されているが、鏡板部130cの内側の面には鏡面が形成されない構成とする。つまり、鏡部の内側の面をn角形(nは3以上の整数)としつつ、そのうちの2面以上に鏡面が形成されていればよい。
また、上記の説明では、鏡部は軸線方向には同一に形成され、鏡部の内側の径は、軸線方向には同じに形成されているとしたが、鏡部の内側の径が異なるようにしてもよい。例えば、鏡部の内側の面の径が徐々に変化するようにする。具体的には、実施例2において、鏡部130を取付け部140、150の一方から他方側に行くに従い鏡部130の内側の径が徐々に(例えば、比例して)小さくなるように形成する。つまり、鏡部130の内側の面がテーパー状に形成されることになる。
また、上記の説明では、鏡部の内側の面がn角形に形成されるとしたが、これには限られず、例えば、鏡部の内側の面が円柱状に形成され、円柱状の鏡面が形成されるようにしてもよい。また、鏡部の内側の面が円錐台状に形成され、円錐台状の鏡面が形成されるようにしてもよい。また、このように鏡部の内側の面が円柱状や円錐台状に形成される場合でも、鏡面はその一部にのみ形成されるようにしてもよい。
また、上記実施例1における筒状部10や、実施例2における筒状部110は、透明体により形成してもよい。
本発明の実施例1に基づくカメラ撮影用部材の構成を示す前方斜視図である。 本発明の実施例1に基づくカメラ撮影用部材の構成を示す後方斜視図である。 図1におけるX−X断面図である。 レンズ取付け部材の構成を示す前方斜視図である。 実施例1のカメラ撮影用部材をレンズ取付け部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 カメラ撮影用部材をレンズ取付け部材を介してカメラに取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例2に基づくカメラ撮影用部材の構成を示す前方斜視図である。 本発明の実施例2に基づくカメラ撮影用部材の構成を示す後方斜視図である。 図7におけるY−Y断面図である。
符号の説明
A、B カメラ撮影用部材
10、110 本体部
20、120 筒状部
30、130 鏡部
30a、30b、30c、30d、30e、30f、30g、30h、30i、30j、130a、130b、130c 鏡板部
50、140、150 取付け部
52、142、152 開口部

Claims (5)

  1. カメラ撮影に用いる部材であるカメラ撮影用部材であって、
    筒状を呈する鏡部で、内側の面の少なくとも一部が鏡面となっている鏡部と、
    該鏡部の端部に設けられた板状の取付け部で、開口部を有する取付け部と、
    を有することを特徴とするカメラ撮影用部材。
  2. カメラ撮影に用いる部材であるカメラ撮影用部材であって、
    円筒状を呈する筒状部と、
    該筒状部の内側に設けられた鏡部で、鏡面を有する鏡板部の複数を配設してなる鏡部と、を有する本体部と、
    該本体部の端部に設けられた板状の取付け部で、該鏡部の端部の開口部の位置に対応して形成された開口部を有する取付け部と、
    を有することを特徴とするカメラ撮影用部材。
  3. 上記鏡部の内側の面が正n角形(nは3以上の整数)に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ撮影用部材。
  4. 上記取付け部が、上記鏡部の両側に設けられ、取付け部に形成された開口部の形状及び/又は大きさが2つの取付け部において異なることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載のカメラ撮影用部材。
  5. 上記取付け部が、カメラレンズに着脱可能な部材であるレンズ取付け部材に着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載のカメラ撮影用部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008086628A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Hiroshima Univ 被写体物品撮影用の鏡装置と、該鏡装置を用いた撮影方法

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