JP2005351550A - ガス圧縮膨張機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポスティッドロッド型ディスプレーサを具備したスターリング冷凍機において、死容積を低減することによって装置の高性能化および高効率化を図る。
【解決手段】 スターリング冷凍機1Aは、シリンダ3内に嵌挿されたピストン4およびディスプレーサ5と、ピストン4とディスプレーサ5との間に位置し、作動空間の一部を構成する圧縮室7と、圧縮室7をピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとに区画形成するとともにピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとを連通する連通孔32を含む仕切り壁31と、仕切り壁31の壁面の一部から延設され、先端部がディスプレーサ5にコイルバネ22,23を介して連結されたディスプレーサロッド20と、ディスプレーサ5のピストン4側の端面に突設され、少なくとも運転時において上記連通孔32に挿通する突部51とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガス圧縮膨張機に関し、特にフリーピストン型スターリング冷凍機に関する。
従来、ピストンおよびディスプレーサ等の作動体の往復動に伴う作動ガスの圧縮・膨張を利用することにより、低温・高温または電力あるいは動力を得るガス圧縮膨張機が知られている。その一つにスターリング冷凍機がある。
スターリング冷凍機は、作動媒体である作動ガスをピストンを用いて圧縮・膨張させる圧縮機と、圧縮機から吐出された作動ガスをディスプレーサを用いて圧縮・膨張させる膨張機とを組合わせたものである。従来のスターリング冷凍機においては、圧縮機と膨張機とが別々に構成されたものが一般的であったが、近年においては、ピストンとディスプレーサとを同軸上に配置することによりシリンダを共有化したスターリング冷凍機が一般化しつつある。また、ディスプレーサを直接駆動することなく、ピストンの往復動によって生じる作動ガスの圧力変化を受けてディスプレーサがピストンと共振するように構成された、いわゆるフリーピストン型のスターリング冷凍機が一般化しつつある。
フリーピストン型スターリング冷凍機の構成例としては、たとえば、図9に示すものが知られている(従来例1)。図9に示すように、従来例1におけるフリーピストン型スターリング冷凍機1Gにおいては、作動ガスが充填されたケーシング2内部に設置されたシリンダ3内に、作動体としてのピストン4およびディスプレーサ5が嵌挿されている。
ピストン4は、板バネ15を介してケーシング2に支持されており、駆動手段としてのリニアモータ6によって駆動されてシリンダ3内を軸方向に往復動する。ディスプレーサ5は、ピストン4によって圧縮・膨張される作動空間内に配置されており、ディスプレーサ5のピストン4側の端面から延びるディスプレーサロッド20と、ディスプレーサロッド20の先端に取付けられた板バネ16とを介してケーシング2に支持されている。ここで、ディスプレーサロッド20は、ピストン4に設けられた挿通孔内を貫通して延在している。
このように、ディスプレーサロッド20がピストン4を貫通し、その先端が板バネ16によってケーシング2に固定された構造のフリーディスプレーサは、エクステンディッドロッド型ディスプレーサと呼ばれる。
フリーピストン型スターリング冷凍機の他の構成例としては、たとえば、図10に示すものが知られている(従来例2)。図10に示すように、従来例2におけるフリーピストン型スターリング冷凍機1Hにおいては、上述の従来例1におけるフリーピストン型スターリング冷凍機1Gと同様に、作動ガスが充填されたケーシング2内部に設置されたシリンダ3内に、作動体としてのピストン4およびディスプレーサ5が嵌挿されている。
ピストン4は、板バネ15を介してケーシング2に支持されており、駆動手段としてのリニアモータ6によって駆動されてシリンダ3内を軸方向に往復動する。ディスプレーサ5は、ピストン4によって圧縮・膨張される作動空間内に配置されており、ディスプレーサ側シリンダ3bのピストン4側の端部に位置する仕切り壁31から延びるディスプレーサロッド20に、ガススプリング18を介して接続されている。
このように、ディスプレーサロッド20にガススプリング18を介して接続されたフリーディスプレーサは、ポスティッドロッド型ディスプレーサと呼ばれる。
以上において説明したエクステンディッドロッド型ディスプレーサまたはポスティッドロッド型ディスプレーサを備えたスターリング冷凍機1G,1Hにおいては、ディスプレーサ5が、リニアモータ6にて駆動されるピストン4によって生じる作動空間内のガス圧変動を受けてシリンダ3内を軸方向に周期的に往復動する。
なお、上述のエクステンディッドロッド型ディスプレーサを具備したフリーピストン型スターリング冷凍機は、たとえば特開2003−166768号公報(特許文献1)等に開示されている。また、上述のポスティッドロッド型ディスプレーサを具備したフリーピストン型スターリング冷凍機は、たとえば特開平1−273801号公報(特許文献2)等に開示されている。
特開2003−166768号公報 特開平1−273801号公報
しかしながら、上述の従来例1に示すエクステンディッドロッド型ディスプレーサを具備したフリーピストン型スターリング冷凍機1Gにおいては、ピストン4をディスプレーサロッド20が貫通するように構成する必要があるため、各部品の高い寸法精度とこれら部品の高い組付け精度が要求されることになる。このため、部品加工や組立て作業が非常に困難であり、また部品点数も多く必要になるため、高コストになるという問題を有している。そのため、製造の容易性および低コスト化の観点からは、上述の従来例2に示すポスティッドロッド型ディスプレーサを具備したフリーピストン型スターリング冷凍機1Hの構成を採用することが好ましい。
ところが、上述の従来例2の如くの構成を採用した場合には、高効率のスターリング冷凍機とすることが困難になるという問題が別途発生する。この運転効率の低下は、主に圧縮室7における死容積の増大が原因である。この点について、以下に詳細に示す。
図10に示すように、ポスティッドロッド型ディスプレーサを具備したスターリング冷凍機1Hにおいては、ディスプレーサ5を支持するためのディスプレーサロッド20が圧縮室7内に配設される必要がある。そのため、通常は、ディスプレーサ5が嵌挿されるディスプレーサ側シリンダ3bのピストン4側の端部に仕切り壁31が設けられ、この仕切り壁31の一部からディスプレーサロッド20がディスプレーサ5の往復動方向に向かって延設される。また、この仕切り壁31の所定位置には、圧縮室7を構成するピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとを連通する連通孔32が設けられており、作動ガスの流動が仕切り壁31によって阻害されないように構成されている。
ポスティッドロッド型ディスプレーサを具備したスターリング冷凍機1Hにおいては、その運転時において仕切り壁31にピストン4およびディスプレーサ5が接触しないように、ピストン4およびディスプレーサ5の振幅中心位置を決定する必要がある。そのため、エクステンディッドロッド型ディスプレーサを具備したスターリング冷凍機1Gに比べ、仕切り壁31の厚み分だけピストン4とディスプレーサ5とを離間配置する必要が生じる。さらには、エクステンディッドロッド型ディスプレーサを具備したスターリング冷凍機1Gにおいては実現可能である、ピストン4の軌道とディスプレーサ5の軌道との一部重複が行なえないため、その分だけピストン4とディスプレーサ5とを離間配置する必要も生じる。このため、自ずと圧縮室7の容積が増大し、これに伴って圧縮室7の死容積が増大する問題がある。圧縮室7の死容積が増大した場合には、ピストン4の往復動に伴う圧縮室7内の作動ガスの圧力変化が小さくなり、作動効率が低下するため、スターリング冷凍機1Hの性能が大幅に低下することになる。
そこで、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、ポスティッドロッド型ディスプレーサを具備したガス圧縮膨張機において、死容積を低減することによって装置の高性能化および高効率化を図る点にある。
本発明に基づくガス圧縮膨張機は、駆動手段に駆動されて往復動し、作動ガスが充填された作動空間内のガス圧を変動させるピストンと、上記作動空間内に配置され、上記ピストンが往復動することによって生じる上記作動ガスのガス圧変動を受けて往復動するディスプレーサと、上記ピストンと上記ディスプレーサとの間に位置し、上記作動空間の一部を構成する圧縮室と、上記圧縮室をピストン側空間とディスプレーサ側空間とに区画形成するとともに上記ピストン側空間と上記ディスプレーサ側空間とを連通する連通孔を含む仕切り壁と、上記仕切り壁の上記ディスプレーサ側に位置する壁面の一部から延設され、先端部が上記ディスプレーサに弾性連結されたディスプレーサロッドと、上記ピストンの上記ディスプレーサ側端面および上記ディスプレーサの上記ピストン側端面のうちの少なくともいずれか一方に突設され、少なくとも運転時において上記連通孔に挿通する突部とを備える。
このように構成することにより、ピストンの端面または/およびディスプレーサの端面に設けられた突部が占有する容積分だけ圧縮室の容積が低減されるため、圧縮室内に仕切り壁を設けることによって生じる死容積の増大を防止することが可能になる。このため、ピストンの往復動に伴う圧縮室内における作動ガスの圧力変化が大きくなり、高性能のガス圧縮膨張機とすることができる。
ここで、「少なくとも運転時において」とは、ガス圧縮膨張機が運転動作していない停止状態において突部が既に連通孔に挿通している場合、ガス圧縮膨張機が停止状態から低負荷運転動作に移行した際にはじめて突部が連通孔に挿通する場合、ガス圧縮膨張機が低負荷運転動作から高負荷運転動作に移行した際にはじめて突部が連通孔に挿通する場合などをすべて含める概念を示すものであり、いずれにせよ、想定されるピストンまたは/およびディスプレーサの往復動に際していずれかのタイミングで突部が連通孔に挿通した状態となれば、上記の表現に含まれることになる。
上記本発明に基づくガス圧縮膨張機にあっては、上記突部が上記連通孔に挿通した状態において、上記仕切り壁の上記連通孔を規定する内周面と上記突部の外周面との間のクリアランスが、上記ディスプレーサまたは上記ピストンの往復動方向と直交する断面において、上記径方向よりも周方向において大きく形成されていることが好ましい。
このように構成することにより、何らかの原因によってピストンまたはディスプレーサが軸線を中心に回転した場合にも、突部と仕切り壁との接触を回避するマージンが大きく確保されるため、ピストンまたはディスプレーサが仕切り壁に衝突することが防止されるようになる。
上記本発明に基づくガス圧縮膨張機にあっては、上記ディスプレーサが内側に内部空間を有する外殻体にて構成され、かつ上記弾性連結が上記ディスプレーサロッドの先端部と上記外殻体との弾性部材による連結にて構成されていることが好ましい。また、上記本発明に基づくガス圧縮膨張機にあっては、上記弾性連結がガススプリングにて構成されていてもよい。
このように、本発明に基づくガス圧縮膨張機にあっては、ディスプレーサとディスプレーサロッドとの弾性連結として種々の構成が採用可能であり、仕様に応じて適宜選択することが可能である。
上記本発明に基づくガス圧縮膨張機にあっては、上記作動空間の一部を規定するとともに上記ピストンおよび上記ディスプレーサが嵌挿されるシリンダをさらに備え、上記シリンダが、上記ピストンが嵌挿されるピストン側シリンダと上記ディスプレーサが嵌挿されるディスプレーサ側シリンダとによって構成され、上記仕切り壁が、上記ピストン側シリンダまたは上記ディスプレーサ側シリンダのいずれか一方の軸方向端部に設けられていることが好ましい。
このように、シリンダを2分割し、一方のシリンダの圧縮室側の端部に仕切り壁を設ける構成とすることにより、容易に上述のポスティッドロッド型ディスプレーサ構造を実現することができる。
本発明によれば、ポスティッドロッド型ディスプレーサを具備したガス圧縮膨張機においても圧縮室内の死容積を低減することができるため、高性能で高効率のガス圧縮膨張機とすることができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。
図1に示すように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Aは、ヘリウムガスや水素ガス、窒素ガスなどの作動ガスが作動媒体として内部に充填されたケーシング2を有している。ケーシング2の内部には、作動ガスが充填されたシリンダ3が配置されている。シリンダ3は、ピストン4が嵌挿されるピストン側シリンダ3aと、ディスプレーサ5が嵌挿されるディスプレーサ側シリンダ3bとに分割されており、これらピストン側シリンダ3aの中心軸とディスプレーサ側シリンダ3bの中心軸とが重なるように、ピストン側シリンダ3aとディスプレーサ側シリンダ3bとが同軸上に配置されている。
シリンダ3内には、ピストン4およびディスプレーサ5が同軸上に嵌挿されている。これらピストン4およびディスプレーサ5によってケーシング2内に位置する作動空間が、圧縮室7と膨張室8とに区画されている。ディスプレーサ側シリンダ3bのピストン4側に位置する端部には、仕切り壁31が設けられている。仕切り壁31は、圧縮室7をピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとに区画形成している。仕切り壁31の所定位置には、ピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとを連通する連通孔32が設けられている。
圧縮室7内には、放熱部である高温側コルゲートフィン11の内周部に位置する高温側圧入リング9が位置している。一方、膨張室8には、吸熱部である低温側コルゲートフィン12の内周部に位置する低温側圧入リング10が位置している。圧縮室7と膨張室8とは、ディスプレーサ側シリンダ3bの外側に形成された流路を介して連通している。圧縮室7と膨張室8とを連通する流路内には、再生器13が配設されている。なお、ピストン4から見てディスプレーサ5とは反対側の空間には、ケーシング2によって囲まれた背圧室14が位置している。
シリンダ3の外側に位置する背圧室14内には、リニアモータ6が設置されている。リニアモータ6は、ピストン4に取付けられたマグネットホルダの先端に位置する可動マグネット6dと、この可動マグネット6dを挟み込むように位置するインナーヨーク6aおよびアウターヨーク6bと、同じくインナーヨーク6aとアウターヨーク6bの間に位置し、電源に接続されたピストン駆動用コイル6cとから構成される。このピストン駆動用コイル6cに外部の電源から電力が供給されることにより、リニアモータ6が作動し、可動マグネット6dが駆動されることによって、ピストン4がシリンダ3内を軸方向に往復動する。なお、ピストン4は、板バネ15を介してケーシング2に固定されているため、シリンダ3内を所定の周期をもって滑らかに摺動する。
ディスプレーサ5は、内側に内部空間を有する外殻体にて構成されている。外殻体は、ディスプレーサ5の往復動方向において2分割されており、圧縮室7側に位置するボディ部5aと、膨張室8側に位置するキャップ部5bとを含んでいる。これらボディ部5aとキャップ部5bとは、ネジ、接着剤、スナップフィット等の締結手段によって締結されることによって一体化される。
ディスプレーサ5のピストン4側の端面には、上述の仕切り壁31に設けられた連通孔32に対応する位置に突部51が設けられている。シリンダ3の軸線と直交する断面における突部51の外形は、連通孔32の開口形状よりも小さく形成されている。
圧縮室7内に配設された仕切り壁31のディスプレーサ5側の壁面の中央部からは、ディスプレーサ5側に向かってディスプレーサ5の往復動方向と平行な方向に延びるディスプレーサロッド20が延設されている。ディスプレーサロッド20の先端部は、ディスプレーサ5のボディ部5aの圧縮室7に面する端部に設けられた孔を介して、ディスプレーサ5の内部空間へと差し込まれている。ディスプレーサ5の内部空間に差し込まれたディスプレーサロッド20の先端部には、固定部材21が取付けられている。
ディスプレーサ5を構成する外殻体と固定部材21との間には、一対の弾性部材であるコイルバネ22,23が組み込まれている。コイルバネ22は、固定部材21とディスプレーサ5のボディ部5aの端部とによって挟持されており、コイルバネ23は、固定部材21とディスプレーサ5のキャップ部5bの端部とによって挟持されている。すなわち、コイルバネ22,23は、ディスプレーサロッド20の先端部に取付けられた固定部材21をディスプレーサ5の往復動方向において両側から挟み込むように設けられており、これらコイルバネ22,23は、ボディ部5aとキャップ部5bとによってディスプレーサ5の往復動方向において挟持されている。
ディスプレーサ5は、リニアモータ6に駆動されるピストン4の往復動によって生じる作動空間内の作動ガス圧の変動を受けてシリンダ3内を軸方向に往復動する。その際、ディスプレーサ5は、その内部空間に位置するコイルバネ22,23を介してディスプレーサロッド20に固定されているため、シリンダ3内を所定の周期をもって滑らかに摺動する。このディスプレーサ5の往復動は、上述のピストン4の往復動と一定の位相差をもって同期的に行なわれる。
以上の如くディスプレーサ5がピストン4の往復動にあわせて共振することにより、圧縮室7と膨張室8との間を作動ガスが行き来するようになり、これによって既知の逆スターリングサイクルが実現する。この熱サイクルにより、圧縮室7内においては等温圧縮変化に基づいて作動ガスの温度が上昇し、膨張室8内においては等温膨張変化に基づいて作動ガスの温度が低下する。この結果、スターリング冷凍機1Aの吸熱部において極低温が発生するようになる。
上述のように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Aにおいては、圧縮室7内に配設された仕切り壁31に連通孔32が設けられており、この連通孔32に対応する位置のディスプレーサ5のピストン4側の端面に圧縮室7に向かって突き出る突部51が設けられている。この突部51は、スターリング冷凍機1Aの少なくとも運転時において、連通孔32内を挿通するように構成されている。
図2は、図1中のII−II線に沿った模式断面図であり、突部が連通孔内を挿通した状態を示す仕切り壁部分の模式端面図である。図2に示すように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Aにおいては、仕切り壁31に略扇形の4つの連通孔32が設けられており、この4つの連通孔32のそれぞれに、ディスプレーサ5に設けられた4つの略扇形の突部51が挿通している。ここで、個々の突部51は、その外形が連通孔32の各々の開口形状よりも小さく形成されており、突部51が仕切り壁31に非接触の状態で連通孔32を挿通するように構成されている。
上述のようにポスティッドロッド型ディスプレーサ構造を採用した場合には、圧縮室7内に仕切り壁31を設けることが必要になる。しかしながら、圧縮室7内に仕切り壁31を設けた場合には、仕切り壁31に設けられた連通孔32の容積分だけ圧縮室7の死容積が増大する。また、一定の位相差をもって往復動するピストン4およびディスプレーサ5の軌道を一部重複させることができなくなるため、ピストン4とディスプレーサ5の振幅中心位置を離して設計する必要が生じる。その結果、圧縮室7の死容積がさらに増大することとなる。
しかしながら、上記構成とすることにより、突部51が占有する容積分だけ圧縮室7の容積を低減することが可能になるため、仕切り壁31を設けることによって生じる圧縮室7の死容積の増大を防止することが可能になる。このため、ピストン4の往復動に伴う圧縮室7内の作動ガス圧の圧力変化が大きくなり、その分、高効率にスターリング冷凍機が動作するようになり、高性能化を図ることができる。したがって、ポスティッドロッド型ディスプレーサ構造を採用することによる製造の容易性と、死容積の低減による装置の高性能化の両立が図られる。
なお、図2に示すように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Aにおいては、突部51が連通孔32に挿通した状態において、連通孔32を規定する仕切り壁31の内周面と突部51の外周面との間のクリアランスが、ディスプレーサ5の往復動方向と直交する断面において、径方向よりも周方向において大きく形成されている。すなわち、図2に示すクリアランスD1(径方向におけるクリアランス)よりもクリアランスD2(周方向におけるクリアランス)の方が大きく構成されている。
このように構成した場合には、何らかの原因によってシリンダ3内を摺動するディスプレーサ5に軸線を中心とした回転が生じた場合にも、ディスプレーサ5の突部51と仕切り壁31との接触を防止するマージンが多く確保されることになるため、これら部材間の衝突が未然に防止されるようになる効果が得られる。
図3は、本発明の実施の形態1におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の変形例を示す模式断面図である。図1に示すスターリング冷凍機1Aにおいては、ディスプレーサロッド20とディスプレーサ5とを連結する弾性連結部として、コイルバネ22,23を用いた構成を採用した場合を例示したが、図3に示すスターリング冷凍機1Bのように、弾性連結部としてガススプリング18を採用することも当然に可能である。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。なお、上述の実施の形態1におけるスターリング冷凍機1Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図4に示すように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Cにおいても、上述の実施の形態1におけるスターリング冷凍機1Aと同様に、ディスプレーサ5が嵌挿されるディスプレーサ側シリンダ3bのピストン4側に位置する端部に仕切り壁31が設けられている。仕切り壁31の所定位置には、ピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとを連通する連通孔32が設けられている。
一方、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Cにおいては、上述の実施の形態1におけるスターリング冷凍機1Aと異なり、少なくとも運転時において仕切り壁31に設けられた連通孔32に挿通する突部41が、ピストン4のディスプレーサ5側の端面に設けられている。なお、ピストン4のディスプレーサ5側の端面に設けられた突部41は、上述の仕切り壁31の連通孔32に対応した位置に設けられている。
図5は、図4中のV−V線に沿った模式断面図であり、突部が連通孔内を挿通した状態を示す仕切り壁部分の模式端面図である。図5に示すように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Cにおいては、仕切り壁31に略扇形の4つの連通孔32が設けられており、この4つの連通孔32のそれぞれに、ピストン4に設けられた4つの略扇形の突部41が挿通している。ここで、個々の突部41は、その外形が連通孔32の各々の開口形状よりも小さく形成されており、突部41が仕切り壁31に非接触の状態で連通孔32を挿通するように構成されている。
このように構成することにより、上述の実施の形態1と同様に、突部41が占有する容積分だけ圧縮室7の容積を低減することが可能になるため、仕切り壁31を設けることによって生じる圧縮室7の死容積の増大を防止することが可能になる。このため、ピストン4の往復動に伴う圧縮室7内の作動ガス圧の圧力変化が大きくなり、その分、高効率にスターリング冷凍機が動作するようになり、高性能化を図ることができる。
なお、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Cにおいても、図5に示すように、突部41が連通孔32に挿通した状態において、連通孔32を規定する仕切り壁31の内周面と突部41の外周面との間のクリアランスが、ピストン4の往復動方向と直交する断面において、径方向よりも周方向において大きくなるように構成することにより、何らかの原因によってシリンダ3内を摺動するピストン4に軸線を中心とした回転が生じた場合にも、ピストン4の突部41と仕切り壁31との接触を防止するマージンが多く確保されることになるため、これら部材間の衝突が未然に防止されるようになる効果が得られる。
図6は、本発明の実施の形態2におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の変形例を示す模式断面図である。図4に示すスターリング冷凍機1Cにおいては、ディスプレーサロッド20とディスプレーサ5とを連結する弾性連結部として、コイルバネ22,23を用いた構成を採用した場合を例示したが、図6に示すスターリング冷凍機1Dのように、弾性連結部としてガススプリング18を採用することも当然に可能である。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。なお、上述の実施の形態2におけるスターリング冷凍機1Cと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図7に示すように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Eにあっては、上述の実施の形態2におけるスターリング冷凍機1Cと異なり、仕切り壁31がディスプレーサ側シリンダ3bの端部に設けられておらず、ピストン側シリンダ3aのディスプレーサ5側の端部に設けられている。そして、この仕切り壁31の中央部からディスプレーサ5側に向かってディスプレーサ5の往復動方向と平行な方向に延びるディスプレーサロッド20が延設されている。
仕切り壁31の所定位置には、ピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとを連通する連通孔32が設けられている。スターリング冷凍機1Eの少なくとも運転時において、この連通孔32にはピストン4のディスプレーサ5側の端面に突設された突部41が挿通する。
このように構成した場合にも、上述の実施の形態2と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Eにおいても、上述の実施の形態1におけるスターリング冷凍機1Aと同様に、突部51をディスプレーサ5のピストン4側の端面に設けることが可能である。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。なお、上述の実施の形態2におけるスターリング冷凍機1Cと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図7に示すように、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Fにあっては、上述の実施の形態2におけるスターリング冷凍機1Cと異なり、仕切り壁31がケーシング2に設けられている。そして、この仕切り壁31の中央部からディスプレーサ5側に向かってディスプレーサ5の往復動方向と平行な方向に延びるディスプレーサロッド20が延設されている。
仕切り壁31の所定位置には、ピストン側空間7aとディスプレーサ側空間7bとを連通する連通孔32が設けられている。スターリング冷凍機1Fの少なくとも運転時において、この連通孔32にはピストン4のディスプレーサ5側の端面に突設された突部41が挿通する。
このように構成した場合にも、上述の実施の形態2と同様の効果を得ることが可能になる。なお、本実施の形態におけるスターリング冷凍機1Fにおいても、上述の実施の形態1におけるスターリング冷凍機1Aと同様に、突部51をディスプレーサ5のピストン4側の端面に設けることが可能である。
以上において説明した本発明の実施の形態1ないし4においては、ピストンまたはディスプレーサに設けられた突部の外形が、ピストンまたはディスプレーサの往復動方向と直交する断面において略扇形である場合を例示して説明を行なったが、この形状に特に限定されるものではない。たとえば、円形状や多角形状等どのような形状であっても構わない。しかしながら、加工が行ない易い形状にすることが好ましく、あまり複雑な形状にすべきではない。また、突部の数も特に限定されるものではない。
また、上述の実施の形態1ないし4においては、ガス圧縮膨張機としてフリーピストン型スターリング冷凍機を例示して説明を行なったが、本発明は他のガス圧縮膨張機にも当然に適用が可能である。
また、上述の実施の形態1ないし4においては、シリンダ内にピストンおよびディスプレーサが同軸上に嵌挿された構成のスターリング冷凍機に本発明を適用した場合を例示して説明を行なったが、本発明の適用は、特にこの構成のスターリング冷凍機に限定されるものではない。たとえば、圧縮機と膨張機とが別装置として構成され、これら圧縮機と膨張機とが互いに組み合わされたスターリング冷凍機にも当然に適用が可能である。
さらには、上述の実施の形態1ないし4に示す構成は、互いに組合わせることが可能であり、使用に応じて適宜変更が可能である。
なお、上述の実施の形態1ないし4におけるスターリング冷凍機1Aないし1Hの構造を示す図1、図3、図4、図6ないし図10においては、各種構成部品を内包するケーシングを一体物として図示している。これは、各実施の形態におけるスターリング冷凍機1Aないし1Hの構成が容易に理解されるように図示を簡略化したものである。しかしながら、実際に図示される構造のスターリング冷凍機を製作する場合には、複数の分割体を組合わせてケーシングを構成する必要がある。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。 図1中のII−II線に沿った模式断面図であり、突部が連通孔内を挿通した状態を示す仕切り壁部分の模式端面図である。 本発明の実施の形態1におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の変形例を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態2におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。 図4中のV−V線に沿った模式断面図であり、突部が連通孔内を挿通した状態を示す仕切り壁部分の模式端面図である。 本発明の実施の形態2におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の変形例を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態3におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態4におけるフリーピストン型スターリング冷凍機の構造を示す模式断面図である。 従来のフリーピストン型スターリング冷凍機の一構成例を示す模式断面図である。 従来のフリーピストン型スターリング冷凍機の他の構成例を示す模式断面図である。
符号の説明
1A〜1H スターリング冷凍機、2 ケーシング、3 シリンダ、3a ピストン側シリンダ、3b ディスプレーサ側シリンダ、4 ピストン、5 ディスプレーサ、5a ボディ部、5b キャップ部、6 リニアモータ、6a インナーヨーク、6b アウターヨーク、6c ピストン駆動用コイル、6d 可動マグネット、7 圧縮室、7a ピストン側空間、7b ディスプレーサ側空間、8 膨張室、9 高温側圧入リング、10 低温側圧入リング、11 高温側コルゲートフィン、12 低温側コルゲートフィン、13 再生器、14 背圧室、15,16 板バネ、18 ガススプリング、20 ディスプレーサロッド、21 固定部材、22,23 コイルバネ、31 仕切り壁、32 連通孔、41,51 突部。

Claims (5)

  1. 駆動手段に駆動されて往復動し、作動ガスが充填された作動空間内のガス圧を変動させるピストンと、
    前記作動空間内に配置され、前記ピストンが往復動することによって生じる前記作動ガスのガス圧変動を受けて往復動するディスプレーサと、
    前記ピストンと前記ディスプレーサとの間に位置し、前記作動空間の一部となる圧縮室と、
    前記圧縮室をピストン側空間とディスプレーサ側空間とに区画形成するとともに、前記ピストン側空間と前記ディスプレーサ側空間とを連通する連通孔を含む仕切り壁と、
    前記仕切り壁の前記ディスプレーサ側に位置する壁面の一部から延設され、先端部が前記ディスプレーサに弾性連結されたディスプレーサロッドと、
    前記ピストンの前記ディスプレーサ側端面および前記ディスプレーサの前記ピストン側端面のうちの少なくともいずれか一方に突設され、少なくとも運転時において前記連通孔に挿通する突部とを備える、ガス圧縮膨張機。
  2. 前記突部が前記連通孔に挿通した状態において、前記仕切り壁の前記連通孔を規定する内周面と前記突部の外周面との間のクリアランスが、前記ディスプレーサまたは前記ピストンの往復動方向と直交する断面において、径方向よりも周方向において大きく形成されている、請求項1に記載のガス圧縮膨張機。
  3. 前記ディスプレーサは、内側に内部空間を有する外殻体にて構成され、
    前記弾性連結は、前記ディスプレーサロッドの先端部と前記外殻体との弾性部材による連結にて構成されている、請求項1または2に記載のガス圧縮膨張機。
  4. 前記弾性連結は、ガススプリングにて構成されている、請求項1または2に記載のガス圧縮膨張機。
  5. 前記作動空間の一部を規定するとともに前記ピストンおよび前記ディスプレーサが嵌挿されるシリンダをさらに備え、
    前記シリンダは、前記ピストンが嵌挿されるピストン側シリンダと、前記ディスプレーサが嵌挿されるディスプレーサ側シリンダとによって構成され、
    前記仕切り壁は、前記ピストン側シリンダまたは前記ディスプレーサ側シリンダのいずれか一方の軸方向端部に設けられている、請求項1から4のいずれかに記載のガス圧縮膨張機。
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