JP2005351351A - 管路の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一方の管端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管にゴム輪を装着して受け口に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とを連結して密封性を確保する管路の接続構造において、フランジ部と押し輪の連結に、ボルトナット螺合連結に比較して作業性に優れた新規な連結構造を提供する。
【解決手段】 フランジ部3に接続管2側に突出して且つフランジ部外周縁より内方に折曲する鉤状係止爪6を突設し、押し輪5を前記係止爪とフランジ部面の間に介在させた状態ではゴム輪を圧する装着状態となる厚みを備え、且つ外周縁の一部に係止爪の通過切欠部52を設けると共に、通過切欠部の側縁を薄くして装着状態の厚さ箇所までを傾斜面53に形成してなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 フランジ部3に接続管2側に突出して且つフランジ部外周縁より内方に折曲する鉤状係止爪6を突設し、押し輪5を前記係止爪とフランジ部面の間に介在させた状態ではゴム輪を圧する装着状態となる厚みを備え、且つ外周縁の一部に係止爪の通過切欠部52を設けると共に、通過切欠部の側縁を薄くして装着状態の厚さ箇所までを傾斜面53に形成してなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水道供給管路やプラント配管等の種々の管路における接続構造に関するものである。
管路として給水管を例にとると、その管接続手段として種々の構造が知られているが、最も多用されているのがメカニカル継手と称される構造で、図6に例示するように一方の管01の端部にフランジ部02を備えた受け口03を形成し、接続管04にゴム輪(ゴムシール)05を装着して受け口03に差し込み、押し輪06でゴム輪05を押圧するようにフランジ部02と押し輪06とをボルトナット07で連結するものである(特許文献1,2)。
ところで前記従来例ではフランジ部02と押し輪06の連結にボルトナット07を採用しており、通常は3〜6本のボルトナットを使用して連結しているものである。このため管の接続作業又は分離作業に際しては、ボルトナット07の螺合操作が必要であり、必ずしも作業性に優れているとは言い難い。
そこで本発明は、作業性に優れた管路接続に際してのフランジ部と押し輪の新規な連結構造を提案したものである。
本発明に係る管路の接続構造は、一方の管端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管にゴム輪を装着して受け口に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とを連結して密封性を確保する管路の接続構造において、フランジ部に接続管側に突出して且つフランジ部外周縁より内方に折曲する鉤状係止爪を突設し、押し輪を前記係止爪とフランジ部面の間に介在させた状態ではゴム輪を圧する装着状態となる厚みを備え、且つ外周縁の一部に係止爪の通過切欠部を設けると共に、通過切欠部の側縁を薄くして装着状態の厚さ箇所までを傾斜面に形成してなることを特徴とするものである。
而して押し輪とゴム輪を接続管に装着し、接続管の先端部分を受け口に差し込み、押し輪の通過切欠部を係止爪位置に合わせ、押し輪を回動すると、係止爪が傾斜面に当接した状態で回動するので、押し輪はフランジ部側に移動して、フランジ部とでゴム輪を押圧挟持することで、管路接続部分の密封性が確保される。
本発明は上記構成を備えることで、押し輪とフランジ部との連結をボルトナット連結の一部又は全部を係止爪による連結に置き換えることができるので、管路の接続又は離脱作業に際して、ボルトナットの螺合作業の一部若しくは全部を省略でき、作業性を改善するものである。
次に本発明の実施形態について説明する。図1乃至3は第一実施形態を示したもので、この実施形態は、係止爪での連結のみを採用した例である。
管路構成は、径大の受け口1に接続すべき管(接続管)2の先端を差し入れるもので、接続部分は、基本的には従前のメカニカル継ぎ手を採用したものと同一で、受け口1の端部に適宜なフランジ部3を設け、接続管2に外装するゴム輪(パッキン)4と、押し輪5で構成される。
フランジ部3には、対向する2箇所の外周縁に係止爪6を付設したものである。この係止爪6は、フランジ部3の外周縁より接続管2の軸方向に突設し、更に内方(管軸中心方向)に折曲する鉤状に形成したもので、特に鉤状部61とフランジ部2との間隙は後述する押し輪5の厚さと対応させてなり、鉤状部61の内方突出長は、押し輪5の周板幅の半分程度とする。
押し輪5は、中心に接続管2が挿通される透孔51を備えたリング状の周板形状で、前記フランジ部3と対応する大きさとしたものであり、その厚さは、鉤状部61とフランジ部3との間隙に対応させたものである。
特に係止爪6の鉤状部61が邪魔にならないように押し輪5をフランジ部3に対面させることのできるように外周縁の一部に係止爪の通過切欠部52を設けると共に、通過切欠部52の側縁の厚みを薄くし、前記の鉤状部61とフランジ部3との間隙に対応する厚さ箇所までを傾斜面53に形成したものである。また周板部分の適宜位置に操作用の透孔54を設けたものである。
而して管路の接続は、押し輪5とゴム輪4を接続管2の管端から差し入れ装着した後、受け口1に接続管2を差し込み、押し輪5の通過切欠部52を係止爪6の位置に合わせ、押し輪5の操作用透孔54を使用して押し輪5をフランジ部3側に押し付けながら回動すると、係止爪6の鉤状部61が傾斜面53に当接した状態となり、更に押し輪5を回動すると、鉤状部61の傾斜面53への当接によって、押し輪5はフランジ部3側に移動して、フランジ部3とでゴム輪4を押圧挟持することで、管路接続部分の密封性が確保されて管路の接続がなされるものである。
図4,5は第二実施形態を示したもので、フランジ部3aには一個の係止爪6を設けると共に、係止爪6の対向位置にボルト孔31を設けたものである。
また押し輪5は前記第一実施形態のものと同一のものを使用できるが、特に操作用透孔54の位置を前記ボルト孔31の位置と一致させておく。
而して前記の第一実施形態と同様に、押し輪5とゴム輪4を装着した接続管2の管端を受け口1に差し込み、押し輪5の回動で押し輪5をフランジ部3に係止できると共に、一致したボルト孔(操作用透孔)31,54にボルト7を挿通し、緊締ナット8を螺合すると、管路の接続が実現するものである。
特にボルト7の貫通装着によって、押し輪5の回動が阻止されるので、押し輪5が誤って移動して外れることがない。
このように押し輪5の係止爪6による係止によって管路の密封性を確保するもので、多数のボルトナットでのフランジ部3と押し輪5の連結を行う必要がなく、管路接続作業が簡素化されたものである。
尚本発明の対象となる管路は、水道配管等に限らず各種プラント配管、船舶内配管等どのような管路にも適用できるものであり、また係止爪の位置や数並びにボルトナット連結との組み合わせは任意である。
1 受け口
2 接続管
3,3a フランジ部
31 ボルト孔
4 ゴム輪(パッキン)
5 押し輪
51 管用透孔
52 通過切欠部
53 傾斜面
54 操作用透孔(ボルト孔)
6 係止爪
61 鉤状部
7 ボルト
8 緊締ナット
2 接続管
3,3a フランジ部
31 ボルト孔
4 ゴム輪(パッキン)
5 押し輪
51 管用透孔
52 通過切欠部
53 傾斜面
54 操作用透孔(ボルト孔)
6 係止爪
61 鉤状部
7 ボルト
8 緊締ナット
Claims (3)
- 一方の管端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管にゴム輪を装着して受け口に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とを連結して密封性を確保する管路の接続構造において、フランジ部に接続管側に突出して且つフランジ部外周縁より内方に折曲する鉤状係止爪を突設し、押し輪を前記係止爪とフランジ部面の間に介在させた状態ではゴム輪を圧する装着状態となる厚みを備え、且つ外周縁の一部に係止爪の通過切欠部を設けると共に、通過切欠部の側縁を薄くして装着状態の厚さ箇所までを傾斜面に形成してなることを特徴とする管路の接続構造。
- 鉤状係止爪を複数形成すると共に、前期係止爪に対応して押し輪の通過切欠部及び傾斜面を形成し、係止爪の係止のみによってフランジ部と押し輪を連結してなる請求項1記載の管路の接続構造。
- 単数又は複数の鉤状係止爪の係止によるフランジ部と押し輪の連結状態において一致するボルト孔を、フランジ部と押し輪に少なくとも1箇所形成し、ボルトナットによってフランジ部と押し輪を連結してなる請求項1記載の管路の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004172053A JP2005351351A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | 管路の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004172053A JP2005351351A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | 管路の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005351351A true JP2005351351A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35585991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004172053A Pending JP2005351351A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | 管路の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005351351A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019504753A (ja) * | 2016-01-15 | 2019-02-21 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 手持ち式スプレーガン用のボタンロック流体コネクタ |
-
2004
- 2004-06-10 JP JP2004172053A patent/JP2005351351A/ja active Pending
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JP2019504753A (ja) * | 2016-01-15 | 2019-02-21 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 手持ち式スプレーガン用のボタンロック流体コネクタ |
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