JP2005350720A - 疲労強度に優れた非晶質合金 - Google Patents

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Abstract

【課題】 硬度及び強度が高く、加工性に優れ、高耐食性を有するというZr基又はHf基非晶質合金の優れた特性を保持すると共に、さらに疲労強度が向上し、且つ耐制振性に優れた非晶質合金を提供する。
【解決手段】 非晶質合金は、一般式:XabAlc(但し、XはZr及びHfから選ばれる1種又は2種の元素を表わし、MはNi、Nb、Cu、Fe、Co及びMnから選ばれる少なくとも1種の元素を表わし、a、b、cは原子パーセントで、25≦a≦85、5≦b≦70、0<c≦35である。)で示される組成を有し、50〜100%(体積率)の非晶質相を含む非晶質合金中に、水素を含有していることを特徴としている。
【選択図】 なし

Description

本発明は、硬度及び強度が高く、加工性に優れ、高耐食性を有し、且つ疲労強度が高く、さらに制振性に優れた非晶質合金に関するものである。
非晶質合金は金属ガラスとも呼ばれ、一般に引張強さがステンレス鋼の約3倍、チタン合金の約2倍と高強度であり、また耐食性が高く、ヤング率が低いので工業用材料として大きな注目を浴びている。
従来知られている非晶質合金の中でも、加工特性に優れた非晶質合金として、ガラス遷移温度(Tg)と結晶化温度(Tx)との温度幅である過冷却液体領域の温度幅が広く、高硬度、高強度、高耐熱性、高耐食性に優れた特性を有するZr,Hf−M(M=Ni、Cu、Fe、Co、Mn)−Al系の非晶質合金が知られている(特許文献1参照)。
特開平3−158446号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、上記非晶質合金や、現在一般的に研究が進められている金属ガラスは、疲労強度が低く、長期間繰り返し応力がかかる場所に使用する材料としては問題があった。その上、金属ガラスは、ミクロ的に見た場合、一般的な結晶金属に含まれている「転位」などが材料中に存在しない無欠陥な材料であるため、ひとたび材料に振動を加えると、その振動が「転位」などによって妨げられることがないため、長時間振動が続く、即ち「制振性」が悪いといった問題があった。
従って、本発明の目的は、硬度及び強度が高く、加工性に優れ、高耐食性を有するという前記Zr基又はHf基非晶質合金の優れた特性を保持すると共に、さらに疲労強度が向上し、且つ制振性に優れた非晶質合金を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によれば、一般式:XabAlc(但し、XはZr及びHfから選ばれる1種又は2種の元素を表わし、MはNi、Nb、Cu、Fe、Co及びMnから選ばれる少なくとも1種の元素を表わし、a、b、cは原子パーセントで、25≦a≦85、5≦b≦70、0<c≦35である。)で示される組成を有し、50〜100%(体積率)の非晶質相を含む非晶質合金中に、水素を含有していることを特徴とする非晶質合金が提供される。
本発明の非晶質合金は、ガラス遷移温度(Tg)と結晶化温度(Tx)との温度幅である過冷却液体領域の温度幅が広い前記一般式で示される組成の非晶質合金をベースとして、これに水素を含有させたものであるため、高硬度、高強度、高耐熱性、高耐食性に優れた特性を有することに加えて、下記の特徴・効果が顕著に現れる。
−疲労強度が大幅に向上することにより、材料としての長期信頼性が向上する。
−制振性が向上し、振動が加えられても速やかに減衰すると同時に発生する音が小さくなる。
本発明の非晶質合金は、前記一般式で示される組成の非晶質合金をベースとして、これに水素を含有させたものである。金属ガラス中に存在する水素は、他の金属原子と比較してその原子半径が小さい(0.3Å;酸素や窒素は0.74Å)ことにより、金属ガラス中を移動することができ、疲労破壊による亀裂が進展していく際、疲労亀裂先端部に水素が集中し、その部分が硬化することにより、疲労破壊の進展を止めるという効果が得られる。
金属ガラス中に水素を含有させる方法は、原料溶湯から母合金(プリフォーム)を作製する際に用いる不活性雰囲気中に水素ガスを添加することによって好適に行うことができる。
金属ガラスの主原料であるZrやHfは非常に酸化し易いので、原料は不活性雰囲気中で溶解しなければならない。本発明では、このプリフォームを作る際に水素ガスを混合した不活性雰囲気(不活性ガス)を用いることで、プリフォーム中に水素を均一に混入させ、最終的に水素を若干含んだ金属ガラス製品を作製することができる。この方法により作製された水素含有金属ガラスは、疲労強度や制振性が大幅に向上し、実用材料として信頼性のある非晶質合金材料を提供することができる。
金属ガラス中の水素の含有量は、少なすぎると疲労破壊亀裂先端部に水素が集中し難く、その部分が硬化し難くなるため、疲労破壊の進展をとめることができ難くなるので好ましくない。一方、水素含有量が高すぎると、ZrやHfと水素原子の結合量が増えてしまい、結果的にZrやHfの水素化物を生成してしまい、脆くなり易いので好ましくない。合金組成によっても異なるが、一般に、金属ガラス中の水素の含有量は、重量比で0.005〜10%程度が適当である。
金属ガラス中の水素の含有量は、主として母合金作製時に不活性ガス中の水素ガス量を調整することによって制御するが、溶解時間、溶解温度など他の条件を調整することによっても任意に制御できる。また、ここで金属ガラス中の酸素の含有量は、製造プロセス下において重量比で1%以下にしておくことが好ましい。これは、1%よりも多くなってしまうと、金属ガラス中に含まれる酸化物が多くなることによって脆くなり易いので好ましくない。さらに、酸素量が多いと、疲労破壊の進展の際に亀裂先端部に集中した水素と金属ガラス中に含まれる酸素が反応を起こし、亀裂進展を抑制する水素が水として金属ガラス外へ排出されてしまうからである。
本発明の非晶質合金のベースとなる合金は、前記したように一般式:XabAlc(但し、XはZr及びHfから選ばれる1種又は2種の元素を表わし、MはNi、Nb、Cu、Fe、Co及びMnから選ばれる少なくとも1種の元素を表わし、a、b、cは原子パーセントで、25≦a≦85、5≦b≦70、0<c≦35である。)で示される組成を有し、50〜100%(体積率)の非晶質相を含む非晶質合金である。ここで、元素X、M及びAlの原子パーセントa、b、cが上記範囲に限定されている理由は、上記範囲から外れると非晶質化し難くなり、例えば液体急冷法などを利用した工業的な急冷手段では、少なくとも50%(体積率)の非晶質相を含む合金を得難くなるためである。
本発明の非晶質合金は、上記組成を有する水素含有の母合金を作製し、その溶湯を液体急冷法で急冷凝固することにより得ることができる。この液体急冷法とは、溶融した合金を急速に急冷させる方法をいい、例えば以下のような製法により作製することができる。
(1)ロール法、双ロール法
これらの方法では104〜106K/sec程度の冷却速度が得られる。この単ロール法、双ロール法などにより薄帯を製造する場合には、ノズル孔を通して約300〜10,000rpmの範囲の一定速度で回転している直径30〜3,000mmの例えば銅あるいは鋼製のロールに、予め水素を含有させた上記組成の溶湯を噴出する。これにより、幅が約1〜300mmで厚さが約5〜500μmの各種薄帯材料を容易に得ることができる。
(2)回転液中防糸法
回転液中防糸法により細線材料を製造する場合には、ノズル穴を通じ、アルゴンガス背圧にて、約50〜500rpmで回転するドラム内に遠心力により保持された深さ約10〜100mmの溶液冷媒層中に、予め水素を含有させた上記組成の溶湯を噴出して、細線材料を容易に得ることができる。この際、ノズルからの噴出溶湯と溶液冷媒面とのなす角度は約60〜90度、噴出溶湯と溶液冷媒面の相対速度比は0.7〜0.9であることが好ましい。
(3)ダイカスト法
ダイカスト法により金属ガラス製品を作製する場合には、まず、不活性雰囲気中で、アーク溶解などの溶解方法により、上記金属ガラス原料を均一に溶解したプリフォーム(母合金)を予め作製し、このプリフォームを用いてダイカストを行い、金属ガラスの製品に仕上げることができる。このとき、不活性雰囲気として水素ガスを混合した不活性ガスを用いることで、プリフォーム中に水素を均一に混入させることができ、前記水素を混入したプリフォームを製造できる。次いで、例えば特開平2001−246451号公報に記載のような装置を用い、冷却手段を有する金型の湯口に向って前後進自在に配されたスリーブの中にプリフォームを供給し、加熱溶解し、前記スリーブ内に摺動自在に配設されたプランジャによって、前記金型に射出鋳造を行い、該金型内で、過冷却領域で冷却することにより、金属ガラス特有のアモルファス構造を形成する。尚、金型は冷却を行っていても行わなくてもよく、また、キャビティサイズとダイセットの容積比によっては、金型を加熱しておいても十分に溶融金属は冷却される。
また、上記のような方法の他、(4)スパッタリング法によって薄膜を作製でき、また、(5)高圧ガス噴霧法などの各種アトマイズ法やスプレー法により急冷粉末を得ることができる。この時、スパッタリング法では、雰囲気ガスに水素を含有させるか、あるいは、ターゲット材料を溶解して作る際に、溶解雰囲気に水素を含有させて作製することにより、同様に生成させる金属ガラス薄膜に水素を含有させることができる。また、アトマイズ法においては、噴霧するガスとして水素含有ガスを用いることにより、金属ガラス粉末に水素を含有させることが可能となる。
得られた急冷合金が非晶質であるかどうかは、通常のX線回折法によって、非晶質特有のハローパターンが存在する否かによって知ることができる。さらに、この非晶質組織を加熱すると特定の温度以上で結晶化する(この温度を結晶化温度と呼ぶ)。
次に、前記した方法のうち、ダイカスト法により金属ガラス製品を作製するための装置の一例を添付図面を参照しながら説明する。
図1乃至図4は金属ガラス製品を作製するための真空溶解射出成形装置の一例を示しており、図中、符号1は金型であり、固定下型2と可動上型3とからなる。湯口4を有する下型2は、対応する箇所に円形の開口部6を有する主定盤7に固定されており、かつそれらの間はO−リング等のシール部材8によりシールされている。主定盤7には複数本のタイバー9が平行に立設され、その上端部には固定盤10が固定されている。タイバー9の本数は、本実施例では4本であるが、勿論これに限られず、3本又は2本の場合もある。このタイバー9に装着された可動盤11は、固定盤10上に装着された型締用シリンダ12により昇降されるようになっている。可動盤11の下部には、固定部材13及び連結部材14(固定部材13と一体のものでもよい)を介して、固定下型2とのパーティング面に形成されたキャビティ5を有する可動上型3が固定されており、この可動上型3は可動盤11の昇降に伴って昇降する。なお、可動盤11及び固定部材13の所定位置には金型排気孔15が形成されており、また可動盤11、固定部材13、連結部材14、可動上型3及び固定下型2の各々の間はそれぞれシール部材8によりシールされる。
また、金型1には、キャビティ5内に突出できるようにエジェクタピン16が複数本(図示の例では一対であるが、キャビティの個数に応じて3本以上とすることもできる)挿入されており、これらエジェクタピン16の連結ロッド17は可動盤11及び固定部材13に挿通され、上方への付勢手段及びストッパ手段(図示せず)により各エジェクタピン16の下端面が金型キャビティ5の上面と一致するように構成されている。なお、射出成形終了後に可動盤11が上死点まで上昇すると、連結ロッド17の上端面は、それと整合するように固定盤10に装着されたエジェクタシリンダ18のシリンダロッド19の下端面と当接し、エジェクタシリンダ18を作動させることにより、シリンダロッド19が連結ロッド17を押し下げ、エジェクタピン16がキャビティ5内に突出するようになっている。
さらに可動盤11の下面には、可動上型3を囲繞するように垂下する筒状の真空ハウジング20がシール部材8を介して固定されており、一方、主定盤7の上面には、対応する位置にシール用枠体21が同様にシール部材8を介して固定されており、可動盤11が降下して可動上型3の固定下型2への型締めが行なわれるときに、真空ハウジング20の外面がシール用枠体21の内面にシール部材8を介して摺接し、密閉された射出成形部空間Xを形成できるように構成されている。
また、主定盤7上の所定位置には、所定の高さで射出成形部に接近・後退可能なアーム部23を備えた成形品排出シリンダ22が取り付けられている。
一方、主定盤7の下部には加熱溶解部空間Yを密閉形成するための真空チャンバ24が配設され、フレーム48により支持されている。前記射出成形部空間Xと真空チャンバ24内の加熱溶解部空間Yとの間の遮断及び連通は、シャッタシリンダ25により主定盤7下面に摺接して前進・後退するように作動される遮蔽シャッタ26による開口部6の閉鎖及び開口により行なわれる。
真空チャンバ24内には、固定下型2の湯口4及び主定盤7の開口部6と整合する位置真下に円筒状の射出スリーブ27が配設されており、その内部には摺動自在に配設された射出プランジャ28を備え、該射出プランジャ28は真空チャンバ24の下部に装着された射出シリンダ29により作動される。また、射出スリーブ27の下端部はスリーブ保持部材30に固着されており、該スリーブ保持部材30はスリーブ移動シリンダ31により作動され、スリーブ移動ガイドピン32により案内されて昇降する。従って、射出スリーブ27は、スリーブ移動シリンダ31を作動させてスリーブ保持部材30を昇降させることにより、金型1の湯口4に向って上昇し、また当初位置まで降下する。
また、射出スリーブ27の上部周囲には、加熱手段として高周波誘導加熱用コイル34が配設されている。加熱手段としては、高周波誘導加熱に限られるものではなく、抵抗加熱等他の公知の加熱方法を採用できることは勿論である。
さらに真空チャンバ24内には、上記射出スリーブ27の側部開口部33に整合して母合金供給装置35が付設されている。この母合金供給装置35は、上記射出スリーブ27の側部開口部33に接続可能な高さ位置に設置された母合金供給路筒体36と、該母合金供給路筒体36上に配置される母合金カセット37と、上記供給路筒体36内に摺動自在に配設された母合金供給プランジャ38及びそれを作動する母合金供給シリンダ39とからなり、母合金供給プランジャ38及びそれを作動する母合金供給シリンダ39は、母合金カセット37から母合金供給路筒体36内に落下した母合金塊Aを射出スリーブ27内に移動させる強制移動手段として機能する。
母合金カセット37は、図1〜4及び図5に示すように、母合金供給路筒体36に固定された取付台40上に回転自在に載置されるターンテーブル41と、該ターンテーブル41上に配設された複数本(図示の例では4本であるが、2本もしくは3本又は5本以上でもよい)の竪型筒状の母合金収納マガジン42とからなり、各母合金収納マガジン42内には所定寸法に成形された母合金塊Aが一定個数内装されている。母合金カセット37の上記ターンテーブル41の中心穴部43をステッピングモータ44の回転軸に嵌め合わせることにより、ターンテーブル41を所定の時間間隔で段階的に回転させ、各母合金収納マガジン42が順次、母合金供給路筒体36上でかつ取付台40の開口部45上に位置するようになっている。
母合金収納マガジン42内に段重ね状に収容されている母合金塊Aは、母合金供給路筒体36内に落下した最下段の母合金塊Aが母合金供給プランジャ38により射出スリーブ27内に供給されている間は、母合金供給プランジャ38により取付台40の開口部45が塞がれているために、母合金供給路筒体36内に落下することはないが、母合金供給プランジャ38が後退して取付台40の開口部45が開口すると、母合金供給路筒体36内に落下し、次の供給に備える。このようにして、母合金収納マガジン42内の母合金塊Aは順次落下して、1個ずつ所定の時間間隔で射出スリーブ27に供給される。母合金収納マガジン42が空になると、ターンテーブル41が所定角度だけ回転し、次の母合金収納マガジン42が供給位置に配置される。
上記母合金供給装置35は真空チャンバ24のスライド式蓋体46に取り付けられており、該蓋体46はガイドレール47上に摺動自在に載置され、蓋体46を引くことにより母合金供給装置35全体を引き出すことができるようになっている。従って、全ての母合金収納マガジン42内の母合金塊Aを用いて射出成形が終了した後、真空チャンバ24に接続されているチャンバ空気弁53を開いて真空状態を解除し(このとき、真空チャンバ24の真空排気系統L2は遮断)、蓋体46を引き出して母合金カセット37を取り換えることにより、一度の操作で多数の母合金塊Aの供給態勢を整えることができる。なお、蓋体46を真空チャンバ24にセットすると、母合金供給路筒体36の先端面は射出スリーブ27の側部開口部33の周囲に当接し、また蓋体46と真空チャンバ24の間はシール部材8によりシールされる。
なお、母合金供給装置は、母合金収納マガジン内に配された母合金を昇降ピン等により上方に移送するようにし、上方に移送された母合金をアーム等の移送手段によりスリーブ上方に移送し、上方からスリーブ内に母合金を投入するように構成してもよい。
真空ポンプ50(拡散ポンプとロータリポンプから構成)の真空排気系統Lの一つのラインL1(金型排気ライン)は可動盤11及び固定部材13に形成された金型排気孔15に接続され、射出成形部空間X内が所定の真空度になるまで排気するように構成され、他のラインL2は真空チャンバ24に接続され、加熱溶解部空間Y内が所定の真空度になるまで排気するように構成されている。また、金型排気ラインL1には、射出成形部空間Xの真空状態を解除するための金型空気弁54が接続されていると共に、真空リザーブタンク51も接続され、可動上型3を固定下型2に型締めした後に瞬時に射出成形部空間Xを真空状態にできるようになっている。
また、真空チャンバ24には不活性ガス容器52も接続され、用いる母合金の種類によってはAr等の不活性ガス雰囲気下で加熱溶解ができるようになっている。符号55〜59は電磁弁である。
次に、前記装置を用いた射出成形工程について説明する。
<母合金供給工程>
まず、蓋体46を引き出して前記したように母合金カセット37を母合金供給装置35にセットした後、蓋体46を閉め、チャンバ空気弁53を閉じた状態で電磁弁58を開き、真空チャンバ24内の加熱溶解部空間Yを真空引きする。このとき、遮蔽シャッタ26は閉じられており、母合金供給部と加熱溶解部は1つの真空チャンバ24内に内装されたことになる。
母合金カセット37の母合金収納マガジン42が所定位置にセットされると、母合金供給シリンダ39が作動し、母合金収納マガジン42から母合金供給路筒体36内に落下した母合金塊Aは、図1に示すように、母合金供給プランジャ38により射出スリーブ27内に押し入れられる。
<加熱溶解工程>
次に射出シリンダ29が作動し、図2に示すように、射出プランジャ28が母合金塊Aを溶解ゾーンまで押し上げる。ここで、高周波誘導加熱用コイル34に電流が流され、母合金塊Aが加熱溶解される。このとき、可動上型3は固定下型2に型締めされ、真空ハウジング20内の射出成形部空間Xは真空引きされ、射出成形できる態勢になっている。
<射出成形工程>
射出スリーブ27内の溶湯が所定温度に達した後(温度測定は、射出プランジャ28内に熱電対を配設したり、後述する実施例のように放射温度計を用いるなど、適当な方法を採用できる。)高周波誘導加熱用コイル34が消磁され、シャッタシリンダ25が作動して遮蔽シャッタ26が開き、射出成形部空間Xと加熱溶解部空間Yは連通する。この段階で直ちにスリーブ移動シリンダ31及び射出シリンダ29が同期的に作動し、射出スリーブ27及び射出プランジャ28が上昇し、図3に示すように、射出スリーブ27の上端が金型1の湯口4周囲に密着すると共に、なお、所定距離だけ上昇する射出プランジャ28で加圧された溶湯が金型キャビティ5内に射出充填され、金型1により熱を奪われて急冷凝固して成形される。このとき、金型1は、溶湯の流れの終末側となるエジェクタ部より可動盤11の金型排気孔15を通して排気されているため、溶湯の流れは排気流れに乗って金型キャビティ5内に充填されるので、気泡の巻き込みが起こり難い。
<成形品排出工程>
射出成形終了後、図4に示すように、射出スリーブ27と射出プランジャ28が元の位置まで後退し、遮蔽シャッタ26が閉じられ、電磁弁55を閉じ、金型空気弁54を開いた後、型締めシリンダ12により可動盤11が上昇され、金型1が開かれる。可動盤11が上死点に達すると、エジェクタピン16の連結ロッド17上端面は、エジェクタシリンダ18のシリンダロッド19下端面と当接した状態となる。この段階で、凝固した成形品Bは可動上型3と共に固定下型2から離脱しているので、エジェクタシリンダ18が作動してエジェクタピン16を下方に突き出し、成形品Bを可動上型3から離脱させて固定下型2上に落下させる。次いで、成形品排出シリンダ22が作動し、アーム部23が前進して成形品Bを把持した後に後退し、成形品Bを装置外に取り出す。このとき、電磁弁56、57は開かれていて真空リザーブタンク51は真空ポンプ50と接続されており、金型開き工程時間を利用して真空リザーブタンク51内の真空度は高められる。
<ショットサイクル>
成形品排出後、再度型締シリンダ12が作動して金型1を閉止する。次いで、金型空気弁54が閉、電磁弁55が開となって、射出成形部空間Xが真空リザーブタンク51に接続され、予備排気された後、電磁弁56が閉じて(電磁弁57は、通常、開の状態)真空ポンプ50と接続されるので、極めて短時間に射出成形部空間Xの真空化が完了し、図1に示す状態に復帰して次の射出サイクルに入る。
一方、母合金供給装置35では、母合金供給プランジャ38が後退することにより母合金収納マガジン42から母合金供給路筒体36内に落下した次の母合金塊Aが、母合金供給プランジャ38により押し出されて射出スリーブ27内に供給されているので、次のショットサイクルに入る。
以上のようにして、母合金カセット37の各母合金収納マガジン42に収容されている母合金塊Aが全てなくなるまで、自動的にかつ連続的にショットサイクルが繰り返される。母合金カセット37の母合金塊Aが全てなくなった後は、電磁弁58を閉じ、チャンバ空気弁53を開いた後、先に説明したように、蓋体46を引き出し、母合金カセット37の交換を行なう。カセット交換後、蓋体46を閉め、前記したようなショットサイクルを再度繰り返す。
アーク溶解法により、表1に示す各組成となるように金属ガラス原料(Zr、Al、Cu等)を均一に溶解し、プリフォーム(母合金)を作製した。このプリフォームを作る際に、水素ガスを3vol%混合した不活性ガスを用い、プリフォーム中に水素を均一に混入させた。比較のために、水素ガスを混入していない不活性ガスのみを用い、水素を含有していないプリフォームも作製した。
得られた各プリフォームを用いて、前記図1に示すような装置により鋳造(ダイカスト)を行い、金属ガラス試験片を作製した。
得られた各金属ガラス試験片を用い、疲労試験を行った。その結果を表1及び図6〜9に示す。なお、図6〜9において、横軸の「E」は指数関数を表わし、例えば1.0E+01は1.0×10、1.0E+02は1.0×102を表わす。
疲労試験は、小野式回転曲げ疲労試験機を用いて、応力比R=−1の条件でサイン波繰り返し応力を用いて行った。サイクル周波数は13Hzで、疲労試験は室温、大気中で行った。試験片としては、棒状試験片(直径16mmで中央部がくびれた砂時計型、肩半径(くびれ移行部の曲率半径)R=16mm、試験機のチャック部に把持する部分の直径(くびれ部の直径)φ=8mm、破断する部分の最短直径φ=4mm、標点距離L=20mm)を用い、平滑材(ノッチ無し)の疲労試験結果となる。
Figure 2005350720
表1及び図6〜9に示される結果から明らかなように、水素含有金属ガラスから作製したサンプルは、水素を含有しない金属ガラスから作製したサンプルに比べて、サイクル数に対する疲労限が大幅に向上していることがわかる。
本発明の金属ガラス製品を作製するための真空溶解射出成形装置の一例の概略部分断面側面図であり、母合金供給工程を示している。 図1に示す装置の概略部分断面側面図であり、母合金の加熱溶解部への移動工程を示している。 図1に示す装置の概略部分断面側面図であり、射出工程を示している。 図1に示す装置の概略部分断面側面図であり、成形品排出工程を示している。 図1に示す装置に用いる母合金供給装置の母合金カセット部の平面図である。 水素含有又は水素を含有しない金属ガラス試験片(Zr50Cu40Al10)のサイクル数に対する疲労応力の変化を示すグラフである。 水素含有又は水素を含有しない金属ガラス試験片(Zr60Cu30Al10)のサイクル数に対する疲労応力の変化を示すグラフである。 水素含有又は水素を含有しない金属ガラス試験片(Zr50Cu30Ni10Al10)のサイクル数に対する疲労応力の変化を示すグラフである。 水素含有又は水素を含有しない金属ガラス試験片(Zr55Cu30Ni5Al10)のサイクル数に対する疲労応力の変化を示すグラフである。
符号の説明
1 金型
2 固定下型
3 可動上型
4 湯口
5 キャビティ
11 可動盤
12 型締用シリンダ
15 金型排気孔
16 エジェクタピン
18 エジェクタシリンダ
20 真空ハウジング
22 成形品排出シリンダ
24 真空チャンバ
25 シャッタシリンダ
26 遮蔽シャッタ
27 射出スリーブ
28 射出プランジャ
29 射出シリンダ
31 スリーブ移動シリンダ
34 高周波誘導加熱用コイル
35 母合金供給装置
36 母合金供給路筒体
37 母合金カセット
39 母合金供給シリンダ
42 母合金収納マガジン

Claims (1)

  1. 一般式:XabAlc(但し、XはZr及びHfから選ばれる1種又は2種の元素を表わし、MはNi、Nb、Cu、Fe、Co及びMnから選ばれる少なくとも1種の元素を表わし、a、b、cは原子パーセントで、25≦a≦85、5≦b≦70、0<c≦35である。)で示される組成を有し、50〜100%(体積率)の非晶質相を含む非晶質合金中に、水素を含有していることを特徴とする非晶質合金。
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