JP2005350269A - シート後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像記録済の多数枚の各種サイズのシートを各部数毎に整合、綴じ合わせした後、排出するシート後処理装置において、排紙トレイ上に排出されたシート束が不揃えや散乱することなく積載し、コピー生産性またはプリント生産性を向上させることができ、操作性が良く、生産性が優れたシート後処理装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置から搬出されたシートPを中間スタッカ22に積載して整合し、ステイプラ30により綴じ合わせ処理したのち、挟持排出手段5により排紙トレイ6に排出するシート後処理装置において、ステイプラ30により綴じ合わせ処理されたシート束Pを挟持排出手段5による排出中に減速に切り替えて排出する可変速排紙手段と、前記減速に切り替えるタイミングをシートサイズにより可変制御する制御手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置により画像が形成されたシートを受け入れ、ステイプラにより自動的に綴じ合わせ処理した後、排出手段により排紙トレイ上に排出するシート後処理装置に関し、特に、ステイプル処理後のシート束の排出処理を改善したシート後処理装置に関する。
画像形成装置より排紙される画像記録済の複数枚のシートを、コピー部数ごとに丁合してステイプラにより綴じ合わせる装置としてフィニッシャと呼ばれるシート後処理装置が利用される。
このフィニッシャは、複写機やプリンタ等の画像形成装置本体と機能が接続されていて、コピーまたはプリントプロセスのシーケンス作動に対応して駆動するようになっている。
従って画像形成プロセスを高速で処理することの可能な画像形成装置に対しては、その処理速度に追従して機能を果すことの出来る高速処理の可能なフィニッシャが必要とされる。
このような高速処理の可能なフィニッシャに関しては、すでに特開昭60−142359号、同60−158463号、同62−239169号さらに特開昭62−288002号、同63−267667号、特開平2−276691号、特公平5−41991号の各公報に開示されている。
前記シート後処理装置においては、画像形成装置本体から搬出された画像記録済みのシートは、中間スタッカ内に整合されながら順次積載されて1セット分のシート束収納後に、ステイプラ等によるシート後処理が行われ、綴じ合わせられたシート束は、前記中間スタッカの底部に設けられた排出ベルトに載せて搬送され、さらに上下一対の排出ローラ対によって挟持されて排紙トレイに排出される。
また、特開平2−276691号公報の画像形成後処理装置に示されるものは、二個のファーブラシを回転可能に設け、該ファーブラシの先端をガイド板に接触させた構成である。特開平1−214565号公報の用紙収納装置に示されるものは、複数の羽根部材を放射状に取り付けたパドルホイールを回転駆動してシートを整合させるものである。特開昭63−116168号公報のシート後処理装置は、排出ローラ対の下ローラに、その下端部が中間トレイに当接しているベルトの一部が巻き付けられ、該ベルトが下ローラと共に回転して、中間トレイ上に搬出されたシートをストッパに当接させるものである。
特開昭62−290653号公報のシート後処理装置は、積載されたシートのサイズまたは枚数によって搬送手段の減速を行うものであるが、本発明の減速開始のタイミングをシート束の排紙中にシートサイズに対応して変えて制御するものではない。また、特開平1−127556号公報のシート後処理装置は、画像形成装置から送られて来たシートを二つのシート搬送パスの何れかに切り替え分岐させてシート処理部に送り込むものであり、本発明のシート束排出完了前に次部数のシート送り込みを行うものではない。
特開平2−276691号公報 特開平1−214565号公報 特開昭63−116168号公報 特開昭62−290653号公報 特開平1−127556号公報
従来のシート後処理装置において、小サイズのシート(B5判シート、A4判シート、8.5″×11″シート等)を小数枚ステイプル処理して排出手段により排出するときには、大サイズのシート(A3判シート、B4判シート、11″×17″シート、8.5″×14″シート等)を多数枚ステイプル処理して排出手段により排出するときと比較して、シート束の重量が軽量であるから、前記排出手段により同じ排紙速度で排出されたときに、小サイズのシート束が大きく飛翔して、排紙トレイ上でシート束が散乱して不揃いになる。また、排出手段による排紙速度を遅くすると、画像形成装置からシート後処理装置に所定速度で送り込まれた後続のシートが、ステイプル済み後に排出中の先行するシート束の後端部付近に突き当たり排紙不良を発生する。前記後続のシートの中間スタッカへの搬入を遅らせて、先行するシート束との衝突を回避しようとするとコピー生産性が低下する。
本発明の目的は、上記の問題点を解決して改良した結果、(1)排紙トレイ上に排出されたシート束が不揃えや散乱することなく積載する、(2)コピー生産性またはプリント生産性を向上させることができるという、操作性が良い、生産性が優れた効果が得られるシート後処理装置(フィニッシャ)を提供するものである。
上記目的は、画像形成装置から搬出されたシートを中間スタッカに積載して整合し、ステイプラにより綴じ合わせ処理したのち、挟持排出手段により排紙トレイに排出するシート後処理装置において、前記ステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束を前記挟持排出手段による排出中に減速に切り替えて排出する可変速排紙手段と、前記減速に切り替えるタイミングをシートサイズにより可変制御する制御手段とを有することを特徴とするシート後処理装置によって達成される。
また、上記目的は、画像形成装置から搬出されたシートを中間スタッカに積載して整合し、ステイプラにより綴じ合わせ処理したのち、挟持排出手段により排紙トレイに排出するシート後処理装置において、前記ステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束を前記挟持排出手段による排出中に減速に切り替えて排出する可変速排紙手段と、前記減速切り替え後のシート束排出速度をシートサイズと綴じ合わせ処理するシート束の枚数とにより可変制御する制御手段とを有することを特徴とするシート後処理装置によって達成される。
さらに上記目的は、画像形成装置から搬出されたシートを中間スタッカに積載して整合し、ステイプラにより綴じ合わせ処理したのち、挟持排出手段により排紙トレイに排出するシート後処理装置において、前記ステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束を前記挟持排出手段による排出中に減速に切り替えて排出する可変速排紙手段と、前記減速に切り替えるタイミングをシートサイズに対応して可変制御するとともに、前記減速後のシート排出速度をシートサイズと綴じ合わせ処理するシート束の枚数に対応して可変制御する制御手段とを有することを特徴とするシート後処理装置によって達成される。
本発明のシート後処理装置により、排紙トレイ上に排出されたシート束が不揃えや散乱することなく積載し、コピー生産性またはプリント生産性を向上させることができ、操作性が良く、生産性が優れた効果が得られる。
次に、本発明のシート後処理装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は前記シート後処理装置(フィニッシャ)の構成を示す断面図である。該シート後処理装置はシートPの受け入れ部が画像形成装置(複写機、プリンタ等)本体の排紙口と合致するよう位置と高さを調節して設置され、画像形成装置本体の作動に対応して駆動されるよう制御系に接続される。
前記受け入れ部の入口部ローラ対1のシート搬送下流に接続するシートPの搬送路は上段の第1搬送路100と中段の第2搬送路200および下段の第3搬送路300の3系統に分岐されていて、切替ゲートG1、G2、G3の占める角度の選択によりシートPが何れかの搬送路に給送されるようになっている。
図2(a)は第1搬送路100によるシートPの搬送経路を示す(一点鎖線)模式図、図2(b)は第2搬送路200によるシートPの搬送経路を示す(一点鎖線)模式図、図3(a)は第3搬送路300によるシートPの搬送経路を示す(一点鎖線)模式図、図3(b)は第4搬送路400によるシートPの搬送経路を示す(一点鎖線)模式図である。
(1)第1搬送路100(プリンタモード、画像面下向き排紙)
図2(a)において、画像形成装置本体から画像面上向きで排出されたシートPは、前記入口部ローラ対1により搬送されて、上方の第1の切り替えゲートG1の下方の通路11を通過して、搬送ローラ対2に挟持されて第2搬送路200である斜め下方の第2の切り替えゲートG2の上方の通路12を通過して、搬送ローラ対3、通路13、搬送ローラ対4を経て、一旦停止した後、逆転駆動に変換された搬送ローラ対2,3,4によりスイッチバックして、第1の切り替えゲートG1の上方の通路15、さらに上方の通路16を通過して、排出ローラ対7により機外上部の排紙トレイ8上に画像面下向き(フェースダウン)で排出され、頁順に載置される。
(2)第2搬送路200(コピーモード、画像面上向き排紙、オフセット排紙を含むノンステイプルモード)
図2(b)において、画像形成装置本体から画像面上向き(フェースアップ)で排出されたシートPは、前記入口部ローラ対1により搬送されて、上方の第1の切り替えゲートG1の下方の通路11を通過して、搬送ローラ対2に挟持されて第2搬送路200である斜め下方の第2の切り替えゲートG2の上方の通路12を通過して、搬送ローラ対3、通路13、搬送ローラ対4、通路14を経て、排出ローラ対(挟持排出手段)5により機外の排紙トレイ6上に画像面上向きで排出、載置される。なお、前記画像形成装置に接続された自動原稿送り装置(ADF)では、最終原稿から露光処理され、画像形成処理された最終頁のコピーから順次シート後処理装置に送り込まれて、排紙トレイ6上に頁順に積載される。
(3)第3搬送路300(コピーモード、画像面上向き排紙、ステイプルモード)
図3(a)において、画像形成装置本体内で画像形成処理された最終頁のコピーから画像面上向き(フェースアップ)で排出されて、順次、シート後処理装置に送り込まれたシートPは、前記入口部ローラ対1により搬送されて、上方の第1の切り替えゲートG1の下方の通路11を通過して、搬送ローラ対2に挟持されて、第3搬送路300である斜め下方の第3の切り替えゲートG3の上方の通路17または下方の通路18を通過して、搬送ローラ対9、通路19を経て、ステイプル処理部20に送り込まれる。
通路18の下流の搬送ローラ対21に挟持されて搬送されたシートPは、傾斜配置された中間スタッカ22の上方空間に放出され、該中間スタッカ22または該中間スタッカ22上に積載されたシートPの上面に接し、さらに滑走上昇したのち、搬送ローラ対21からシート後端が排出されたのちには、シートPの自重により下降に転じ、中間スタッカ22の傾斜面上を滑落し、ステイプラ(綴じ手段)30近傍のシート突き当て面(ストッパ部材)31に当接して停止する。前記搬送ローラ対21の下ローラ21Aと同軸に回転するプーリに巻回するベルトにより回転する搬送補助回転部材(巻き込み部材)23は、前記滑落するシートPの上面に摺接するすることにより、シートPがスイッチバックするとき該搬送補助回転部材23の摺接作用によりストッパ部材31に確実に当接するようにする。
24は前記中間スタッカ22の両側面に移動可能に設けた一対の整合部材である。該整合部材24はシート搬送方向と直交する方向に移動可能であり、シートPが中間スタッカ22上に放出されるシート受け入れ時には、シート幅より広く開放され、中間スタッカ22上を滑落してストッパ部材31に当接して停止するときには、シートの幅方向の側縁を軽打してシート束の幅揃え(整合)を行う。この停止位置において、中間スタッカ22上に所定枚数のシートPが積載、整合 されると、ステイプラ30により綴じ合わせ処理(ステイプル処理)が行われ、シート束が綴じ合わされる。
前記中間スタッカ22のシート積載面の一部には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ25と従動プーリ26に巻回された複数の排出ベルト27が回動可能に駆動される。該排出ベルト27の一部には、排出爪28が一体に形成されていて、その先端部は、図示一点鎖線のように長円軌跡を描く。ステイプル処理されたシート束Pは、排出ベルト27の排出爪28によりシートPの後端を保持されて、排出ベルト27上に載せられ、中間スタッカ22の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、排出ローラ対(挟持排出手段)5のニップ位置に進行する。回転する排出ローラ対5に挟持されたシート束Pは、排紙トレイ6上に排出、積載される。
(4)第4搬送路400(コピーモード、画像面上向き排紙)
図3(b)において、画像形成装置本体から画像面上向きで排出されたシートPは、前記入口部ローラ対1により搬送され、略垂直上方に搬送されて、前記切り替えゲートG1の背面の通路(第4搬送路)400を通過して、更に上方の通路16を経て、排出ローラ対7により機外上部の排紙トレイ8上に画像面上向き(フェースアップ)で排出される。
図4はシート後処理装置の駆動系を示す構成図である。モータM1は、タイミングベルトB1,B2を介して第3搬送路300の搬送ローラ対9の駆動ローラ9A(左ローラ)を回転させるとともに、ギア列を経て第2搬送路200の搬送ローラ対2の駆動ローラ2A(下ローラ)、搬送ローラ対3の駆動ローラ3A(下ローラ)及び搬送ローラ対4の駆動ローラ4A(上ローラ)を回転させる。さらにタイミングベルトB3を介して受け入れローラ対1の駆動ローラ1A(右ローラ)を回転させ、さらにタイミングベルトB4を経て排出ローラ対7の駆動ローラ7A(下ローラ)を回転させる。
モータM2は、タイミングベルトB5,B6を介して排出ローラ対5の上駆動ローラ(以下、上ローラと称す)5Aを回転させるとともに、ギア列とタイミングベルトB7を経て排出ローラ対5の下駆動ローラ(以下、下ローラ称す)5Bを回転させる。さらに、前記下ローラ5Bを駆動するプーリは、タイミングベルトB8を介して前記駆動プーリ25を回転させ、排出ベルト27を回動させる。
モータM4は、ギア列を介して駆動プーリ61を駆動回転させ、該駆動プーリ61と上方の従動プーリ62とを巻回するワイヤ63を回動させる。該ワイヤWの一部には、前記排紙トレイ6の基部が係止部材64により固定されている。該排紙トレイ6は、その基部に回転自在に支持されたローラ65がレール部材66に摺動し、前記ワイヤ63が回動することにより、レール部材66に沿って昇降可能である。
図5はステイプル処理部20と排紙部を示す断面図、図6はステイプル処理部20の平面図である。
図6において、2個の整合部材24は中心線CLに対して左右対称に配置され、シートPの搬送方向と直交する方向に同時に移動可能である。左右の整合部材24はそれぞれタイミングベルト32に固定され、ガイドバー33に摺動して移動する。タイミングベルト32は、ステッピングモータM6から中間ギア列を介して回動する。図6に示す整合部材24は、ホームポジション位置にある状態を示す。このホームポジション位置は、整合部材24に設けた突起部(被検出部)24Aと、中間スタッカ22に設けたホームポジション検出用センサ34とにより検出、制御される。なお、図6に示す一点鎖線は各種サイズのシートPを示す。本実施の態様では、一例としてA3判、B4判、11″×17″、8.5″×14″の各長手方向の長さを有する各種サイズのシートPを大サイズシートと設定し、これより短い長さを有するシートPを小サイズシートと設定した。そして前記ステイプラ30近傍のストッパ部材31のシートを突き当てるストッパ面(突き当て面)mから、排出ローラ対5のニップ位置nまでの距離Lを、前記大サイズと小サイズとを区別する位置に設定した。即ち、前記小サイズの各種シートPは、何れも搬送方向の長さが、距離Lより短いから、排出ローラ対5の上流側に載置される。これに対して、大サイズの各種シートPは、何れも搬送方向の長さが、距離Lより長いから、先端部が排出ローラ対5のニップ位置から下流側に突出して、排紙トレイ6上にも載置される。この大サイズのシートPを載置して整合、ステイプル処理するために、前記排出ローラ対5のニップ部を開閉制御する。
図5において、排出ローラ対5は、図4に示すモータM2にそれぞれ接続して駆動回転する上ローラ5Aと下ローラ5Bとから成る。下ローラ5Bは定位置で駆動回転する。駆動回転可能な上ローラ5Aは、保持部材51に支持され、支軸52を中心にして装置本体の側板に設けた円弧状の長溝53に沿って揺動可能である。即ち、モータM5の駆動軸上のピニオンギアg1は、ギアg2,g3,g4,g5から成るギア列を介して減速され、円板54を回転させる。該円板54の偏心位置に植設された偏心ピン55はクランクレバー56の一端に回転可能に接続する。該クランクレバー56の他端は前記保持部材51の上部に設けたピン57に回転可能に係合する。モータM5のピニオンギアg1が駆動回転し、前記ギア列を経て円板54が半回転すると、クランクレバー56が移動して、前記上ローラ5Aを保持する保持部材51を、支軸52を中心にして長溝53に沿って時計方向に揺動させる。前記回転する円板54が半回転して、該円板54に設けた被検出部58がフォトインタラプタ型のセンサPS5の光路を通過すると、モータM5の駆動が停止され、上ローラ5Aはシート排出通路を開放した状態で停止する。図7は、排出ローラ対開閉駆動手段50の上ローラ5Aが開放されて停止した状態を示す断面図である。
図8は上記排出ローラ対5の上ローラ5A及び下ローラ5Bによる排紙速度を制御する制御部のブロック図である。
(1)コピー操作の開始に先立ち、排紙モード(ステイプルモード又はノンソートモード)が選択設定され、原稿枚数とコピー部数の設定が行われる。複写機本体側またはプリンタ本体側で、画像形成されるシート(記録紙)のサイズが、自動給紙選択機能(APS)による自動検出設定、または操作パネル上での手動設定が行われ、画像形成装置本体側からステイプルモード信号、シートサイズデータ、シート枚数データ等がシート後処理装置の制御部に送られる。
(2)画像形成装置本体のスタート釦を押すと、コピーまたはプリント動作が開始し、引き続きステイプル動作に入る。大サイズシートのステイプルモードでは、前記コピーまたはプリント動作中に、排出ローラ対開閉駆動手段50の前記上ローラ5Aが上方に揺動されて、図7に示す位置に停止する。この排紙通路の開放状態で、シート後処理装置の第3搬送路300に搬送されたシートPは、ステイプル処理部20に進行し、搬送ローラ対21により放出され中間スタッカ22上を斜め上方に飛翔後、滑走して、シート先端部は開放状態の搬送ローラ対5の下ローラ5Bの上方を通過して、排紙トレイ6の上方に達したのち、前記下ローラ5B及び中間スタッカ22上、または積載されたシート上をシートPの自重により滑落して、搬送補助回転部材23との協働により、シートPの後端部は前記ステイプラ30のストッパ部材31のストッパ面mに当接して停止する。なお、この搬送過程で、スッテピングモータM4の駆動により整合部材24がシート幅方向に移動してシート整合が行われる。なお、小サイズシートのステイプルモードでは、前記排出ローラ対5がニップした状態で、中間スタッカ22上にシートPが搬入、積載される。
(3)所定枚数のシートPが前記下ローラ5B及び中間スタッカ22上に積載され、最終整合が終了すると、ステイプル処理が行われる。なおこのステイプル処理に先立って、各サイズごとのステイプル位置及びステイプル数が選択設定されている。
(4)ステイプル処理終了後、制御手段70は、排出ローラ対開閉駆動手段50のモータM3を駆動して、上ローラ5Aを下方に揺動し、シート束を下ローラ5Bとの間に挟持する。
(5)同時に制御手段70はモータM2を駆動して、排出ベルト27の回動と排出ローラ対5の回転とを開始する。これによりステイプル処理済みの上記シート束は排出ベルト27、排出爪28、排出ローラ対5により搬送される。シート束の先端部が排紙センサPS2をオンしてからタイマーによる計時t秒後に、排出ローラ対5の排出速度を、V1からV2に変化させて排出させるように排紙用のモータM2を速度制御する。即ち、シート束は最初は高速の排出速度V1で排出され、シート束の後端付近が前記排出ローラ対5のニップ位置を通過するころに減速に切り替えられて排出速度V2の低速で排出され、排紙トレイ6上に放出、載置される。上記の減速タイミングの計時t秒は、各種シートサイズにより可変設定される(表1参照)。この減速タイミングは、先行のシート束の後端部が排出ローラ対5のニップ位置通過前で、後続のシートが中間スタッカ22に搬入するときの障害にならない時点で切り替え制御される。また、上記排出速度V2は、シートサイズとシート束の枚数により可変制御される。
図9はシートサイズ別の排紙速度制御を示すフローチャートである。なお、ここに示すシートサイズとして、代表的なシートを選択して説明を簡略にしたが、適用可能な各種シートを表1に示した。
Figure 2005350269
(ステップ1):ステイプル終了後に、シートサイズがA3判(搬送方向長さ420mm)なら、減速タイマー値tをKt(440ms)にセットする。
(ステップ2):シートサイズがA4判R(同長さ297mm)なら、減速タイマー値tをLt(370ms)にセットする。
(ステップ3):シートサイズがA4判(同長さ210mm)なら、減速タイマー値tをMt(220ms)にセットする。
(ステップ4):シートサイズがB5判(同長さ182mm)なら、減速タイマー値tをNt(170ms)にセットする。
(ステップ5):排紙部駆動用のモータM2を駆動開始しシート束を排出速度V1で高速排出開始するするとともに、上記減速タイマーをスタートさせ計時を開始させる。
(ステップ6):減速タイマーによる設定値(Kt,Lt,Mt,Nt)がカウントアップすると、シート排出速度を以下の低速に切り替える。
(ステップ7):ここでシートサイズが大サイズのA3判またはB4判か、小サイズのA4判R以下かを前記シートサイズ入力データで判定する。
(ステップ8):シートサイズが大サイズのA3判またはB4判なら、制御手段70は排紙用モータM2に速度指令値Yをセットし、シートサイズが小サイズのA4判R以下なら、制御手段70は排紙用モータM2に速度指令値Xをセットする。
(ステップ9):速度指令値Yにより制御されたモータM2は低速の排出速度V2Yで駆動され、排出ローラ対5は排出速度V2Yで大サイズシートを排紙トレイ6上に排出する。速度指令値Xにより制御されたモータM2はより低速の排出速度V2Xで駆動され、排出ローラ対5は排出速度V2Xで小サイズシートを排紙トレイ6上に排出する。大サイズシートは自重が大であるから、あまり低速排紙であると、排出ローラ対5から排出されて排紙トレイ6上に放出されるときに充分飛翔せず、シート後端が排出ローラ対5の近傍に停滞し排紙不良を発生することがある。これに対して小サイズシートは、自重が小であるから、より低速排紙にしないと、排出ローラ対5から排出されて排紙トレイ6上に放出されるときに容易に飛翔して、排紙トレイ6上に散乱して不揃いになる。本発明は、シート排紙時の減速タイミングをシートサイズにより変更する制御を行うことにより、各小サイズのシート後端部近傍が排出ローラ対5を通過する直前に、排出速度を表2に示すV1からV2に減速変更して、シート束を排紙トレイ6上に排出する。
Figure 2005350269
上記シート束の排出時の減速速度は、シートサイズとシート束の枚数とにより変更する制御を実施した。表3にシートサイズとシート束の枚数との相関条件に対するシート束の排出速度制御を示す。
Figure 2005350269
表3に示すように、小サイズのシートや少数枚のシート束の場合(イ、ロ)は、前記タイマー値のカウントアップ後のシート排出速度の減速比が大きい。これにより、排紙トレイ6上の前記不揃いは解消される。これに対して大サイズのシート(A3判、B4判等)を多数枚ステイプル処理したシート束(ハ、ニ)は排出速度を減速されないで排出される。これにより、排出されたシートの後端が排出ローラ対5の近傍に停滞し排紙不良を発生することが防止される。
図10は、排出ベルト27と排出爪28及び排出ローラ対5から成る排出手段により1部目のシート束P1が排出され、2部目のシート束の先頭シートP2が中間スタッカ22に送り込まれる状態を示す断面図である。
中間スタッカ22のシート入り口に設けた搬送ローラ対9から中間スタッカ22に送り込まれて積載された第一部目の複数枚のシートのうち、最終枚目のシートが積載されてから、整合、ステイプル、排出の各処理が順次行われたのちに、第二部目のシート束の先頭シートを積載する方式では、連続複写速度(毎分当たりのコピー枚数)が速い高速処理可能な複写機はシート間の距離が短いために、前記整合、ステイプル、排出の各処理中に後続のシートを中間スタッカ22に搬入させることができず、複写機のコピープロセスを中断させなければならず、コピー生産性が低下する。この問題を回避するため、シート束の排出速度を速くすると、整合、ステイプル処理の所要時間を短くするために、駆動源が大きくなり、製造原価高や騒音発生等の問題がある。また、排出速度を速くすると、排出性の低下や排紙トレイ6上のシート束の不揃いが発生する。
本発明は、ステイプラ30により綴じ合わせ処理されたシート束P1を前記排出ローラ対5による排出完了する前に、後続の先頭シートP2を前記中間スタッカ22に送り込み開始することにより、排出中の先行のシート束P1の後端を追いかけるように、後続のシートP2の先端が搬入されるようにした。
図10において、前記後続の1枚目のシートが、第三の切り替えゲートG3の上方の通路17、搬送ローラ対9、通路19を経て搬送され、シート先端が回転停止している搬送ローラ対(中間スタッカ入口ローラ)21の周面に当接して停止し一時待機する。後続の2枚目のシートが、第三の切り替えゲートG3の下方の通路18、搬送ローラ対9、通路19を経て搬送され、前記1枚目のシートの上面に摺動して搬送ローラ対21の周面に当接して停止し、1枚目のシートと重ね合わされた状態で一時待機する。この2枚のシートは、前記実施の形態と同様に、ステイプラ30により綴じ合わせ処理されたシート束P1を前記排出ローラ対5による排出完了する前に、後続の2枚のシートP2を前記中間スタッカ22に送り込み開始することにより、排出中の先行のシート束P1の後端を追いかけるように、後続のシートP2の先端が搬入されるようにした。
なお、本発明の実施の形態では、複写機に接続したシート後処理装置を示したが、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置や軽印刷機等と接続して使用するシート後処理装置にも適用可能である。
本発明のシート後処理装置の構成を示す断面図。 第1搬送路によるシートの搬送経路を示す模式図、及び第2搬送路によるシートの搬送経路を示す模式図。 第3搬送路によるシートの搬送経路を示す模式図、及び第4搬送路によるシートの搬送経路を示す模式図。 シート後処理装置の駆動系を示す構成図。 ステイプル処理部と排紙部を示す断面図。 ステイプル処理部の平面図。 排出ローラ対の上ローラが開放されて停止した状態を示す断面図。 排出ローラ対による排紙速度を制御する制御部のブロック図。 シートサイズ別の排紙速度制御を示すフローチャート。 排出手段により1部目のシート束が排出され、2部目のシート束の先頭シートが中間スタッカに送り込まれる状態を示す断面図。
符号の説明
2,3,4,9 搬送ローラ対
5 排出ローラ対(挟持排出手段)
7 排出ローラ対
5A 上ローラ(上駆動ローラ)
5B 下ローラ(下駆動ローラ)
6,8 排紙トレイ
11,12,13,14,15,16,17,18,19 通路
20 ステイプル処理部
21 搬送ローラ対(中間スタッカ入口部ローラ対)
22 中間スタッカ
23 搬送補助回転部材(巻き込み部材)
24 整合部材
27 排出ベルト
28 排出爪
30 ステイプラ
31 ストッパ部材
50 排出ローラ対開閉駆動手段
70 制御手段
100 第1搬送路
200 第2搬送路
300 第3搬送路
M1,M2,M3,M4,M5,M6 モータ
P シート、シート束
PS1 入口部センサ
PS2 排紙センサ
PS3 スタッカ入口部センサ

Claims (4)

  1. 画像形成装置から搬出されたシートを中間スタッカに積載して整合し、ステイプラにより綴じ合わせ処理したのち、挟持排出手段により排紙トレイに排出するシート後処理装置において、
    前記ステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束を前記挟持排出手段による排出中に減速に切り替えて排出する可変速排紙手段と、
    前記減速に切り替えるタイミングをシートサイズにより可変制御する制御手段とを有することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 画像形成装置から搬出されたシートを中間スタッカに積載して整合し、ステイプラにより綴じ合わせ処理したのち、挟持排出手段により排紙トレイに排出するシート後処理装置において、
    前記ステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束を前記挟持排出手段による排出中に減速に切り替えて排出する可変速排紙手段と、
    前記減速切り替え後のシート束排出速度をシートサイズと綴じ合わせ処理するシート束の枚数とにより可変制御する制御手段とを有することを特徴とするシート後処理装置。
  3. 画像形成装置から搬出されたシートを中間スタッカに積載して整合し、ステイプラにより綴じ合わせ処理したのち、挟持排出手段により排紙トレイに排出するシート後処理装置において、
    前記ステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束を前記挟持排出手段による排出中に減速に切り替えて排出する可変速排紙手段と、
    前記減速に切り替えるタイミングをシートサイズに対応して可変制御するとともに、前記減速後のシート排出速度をシートサイズと綴じ合わせ処理するシート束の枚数に対応して可変制御する制御手段とを有することを特徴とするシート後処理装置。
  4. 前記可変速排紙手段が、駆動源に接続して回転可能な排出ローラ対及び回動可能な排出ベルトとから成ることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のシート後処理装置。
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