JP2005350126A - 液晶表示用ガラス板のコンテナ - Google Patents

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JP2005350126A
JP2005350126A JP2004175445A JP2004175445A JP2005350126A JP 2005350126 A JP2005350126 A JP 2005350126A JP 2004175445 A JP2004175445 A JP 2004175445A JP 2004175445 A JP2004175445 A JP 2004175445A JP 2005350126 A JP2005350126 A JP 2005350126A
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Shiyuuichi Sakakibara
脩以智 榊原
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DAINAGA KASEI KK
SAKAKIBARA KK
Dainaga Cork Co Ltd
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DAINAGA KASEI KK
SAKAKIBARA KK
Dainaga Cork Co Ltd
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Abstract

【課題】液晶表示用ガラス板の未梱包時のコンテナを小型でコンパクトに変形させる。
【解決手段】上方開口部を有する梱包箱本体1と、該箱本体1の開口部を着脱自在に被冠
する蓋体2とから成り、箱本体1の短手側板4、底板3及び蓋体2の各内側面には液晶表
示用ガラス板Wの四辺の夫々を支持する凹溝9a、15aを形成した緩衝材9、15を設けたコ
ンテナにおいて、箱本体1の短手側板4及び長手側板5の隣接する各側縁は、箱本体1の
各隅角部を形成して底板3の各隅角部3aに立設する支柱6に着脱自在に係合連結され、支
柱6の短手及び長手側板4、5との離脱状態で、短手側板4は底板3上に複数に折り重ね
られる様に屈伸自在に設け、長手側板5は折り重ねられた短手側板4上に複数に折り重ね
られる様に屈伸自在に設け、支柱6は折り重ねられた長手側板5間に形成される空間Yに
収容可能と成し、蓋体2は折り重ねられた長手側板5上に固定手段Kで載上固定する。
【選択図】図16

Description

本発明は、特に大型の液晶表示用ガラス板を梱包輸送する液晶表示用ガラス板のコンテ
ナに関するものである。
従来、この種のコンテナとしては、特許文献1に開示される様に、上方が開口した梱包
箱本体と、該箱本体の開口部を閉塞する蓋体とから成り、箱本体の短手側板及び底板と蓋
体の内側面の夫々には液晶表示用ガラス板の四辺の夫々を支持する凹溝を形成した緩衝材
を設け、箱本体内にガラス板全体を収容して蓋体を被せてこれを箱本体に固定する様に成
している。
特開2001−354281号公報
しかしながら、上記の様なコンテナは反復使用されるものであり、回収して再び使用す
る場合、コンテナ回収のための輸送においては、液晶表示用ガラス板を収容しておらず、
例え重量が軽くても、輸出時と同じスペースを要するため回収コストが高く、特に大型の
液晶表示用ガラス板の輸送を目的としたものでは、コンテナ自体も大型のためその回収コ
ストはより嵩むことになる課題を有している。
本発明は、上記課題に鑑み、上方に開口部を有する梱包箱本体と、該箱本体の開口部を
着脱自在に被冠する蓋体とから成り、箱本体の短手側板及び底板と蓋体の内側面の夫々に
は液晶表示用ガラス板の四辺の夫々を支持する凹溝を形成した緩衝材を設けたコンテナに
おいて、箱本体の短手側板及び長手側板の隣接する側縁の夫々は、箱本体の各隅角部を形
成すると共に底板の各隅角部に立設する支柱に着脱自在に係合連結され、該支柱の短手及
び長手側板との離脱状態で、短手側板は底板上に複数に折り重ねられる様に屈伸自在に設
け、長手側板は折り重ねられた短手側板上に複数に折り重ねられる様に屈伸自在に設け、
支柱は底板の短手方向の各端部側に折り重ねられた長手側板間に形成される空間に収容可
能と成し、蓋体は折り重ねられた長手側板上に載置すると共に固定手段により折り畳まれ
た箱本体に固定することにより、液晶表示用ガラス板を収容していない場合にコンテナ全
体をコンパクトに折り畳み変形する様にして、上記課題を解決する。
そして、短手側板は上下方向で三分割に形成され、底板上に立設される最下部の短手分
割体を除く短手分割体の内側面の夫々に緩衝材を設け、最下部の短手分割体より上方の短
手分割体の夫々は下方より順に内側の次に外側へと順次に屈曲する様にヒンジ連結し、最
下部の短手分割体はその直上の短手分割体を屈曲した状態で該直上の短手分割体の緩衝材
が底板の緩衝材上に重なる様に高さを設定し、又長手側板は上下方向で複数に分割形成さ
れ、長手側板の最下部の長手分割体は、底板上に折り重ねられた短手分割体の最上部の緩
衝材上面に対応した高さを有して底板上に立設され、最下部の長手分割体より上方の長手
分割体の夫々は下方より順に内側の次に外側へと順次に屈曲する様にヒンジ連結すること
により、箱本体を箱型に変形しながらでも、液晶表示用ガラス板を梱包できる様にしてそ
の作業性を良好とする。
又、緩衝材は帯電防止性を有する材質により形成されると共に、箱本体及び蓋体の少な
くとも内側面には帯電防止処理を施し、箱本体を箱型形態に変形した状態において、短手
及び長手側板の各屈曲部における接合端面間にシール手段を介装し、支柱と短手及び長手
側板との継ぎ目に帯電防止処理を施したシーリングテープを貼着し、箱本体の開口部端面
と、該開口部端面上に載置される蓋体周縁との間に別途シール手段を設けたり、又箱本体
及び蓋体は剛性を有する外装材に断熱材を内装することにより、液晶表示用ガラス板にと
って好適な内部環境をコンテナに備える。
その他に、緩衝材については箱本体の短手側板及び底板と蓋体の夫々に着脱自在に取付
けることにより、緩衝材の部分交換を可能にする。
又、箱本体に対する蓋体の被冠状態を保持する留め金具を蓋体と箱本体に係合離脱自在
に設け、留め金具は底板上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板間に形成
される空間に収容可能と成すことにより、蓋体の被冠状態を確実にする。
更に、底板には支持脚を固定すると共に、キャスターを着脱自在に設け、底板より取り
外したキャスターは底板上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板間に形成
される空間に収容可能と成し、支持脚はキャスターの底板への装着状態で下端が地面に接
触しない高さに設定することにより、コンテナの変形形態に対応してキャスター又は支持
脚によるコンテナの支持手段を変更する。
又、折り重ねられた短手側板上に折り重ねることができない長手側板の下端外側面にス
リングロープを係止する丸環フックを設けることにより、コンテナのクレーンによる移送
を可能とする。
要するに請求項1に係る発明では、箱本体の底板上に短手側板を折り重ね、その上に更
に長手側板を折り重ね、底板の短手方向の各端部側に折り重ねた長手側板の間に形成され
る空間に支柱を収容し、折り重ねられた長手側板の上に蓋体を固定手段で載上固定するこ
とにより、コンテナ全体をコンパクトな小型に変形してコンテナ回収時の輸送スペースや
保管スペースを極力小さくでき、よって回収及び保管コストを低減できる。
又、上記の様に折り重ねられた短手及び長手側板を伸展させて底板上に起立させ、短手
及び長手側板の隣接する側縁の夫々を底板の各隅角部に立設する支柱で係合連結すること
により、支柱が短手及び長手側板の前記伸展起立状態を保持でき、液晶表示用ガラス板を
収容可能な箱型形態に箱本体を簡単に変形できるため、後は箱本体内に液晶表示用ガラス
板を収容し、箱本体の開口部を蓋体で閉塞すれば良いので、差程の手間を要することもな
くコンテナに液晶表示用ガラス板を簡単に梱包できる。
請求項2に係る発明では、短手側板は上下方向で三分割に形成され、底板上に立設され
る最下部の短手分割体を除く短手分割体の内側面の夫々に緩衝材を設け、最下部の短手分
割体より上方の短手分割体の夫々は下方より順に内側の次に外側へと順次に屈曲する様に
ヒンジ連結し、最下部の短手分割体はその直上の短手分割体を屈曲した状態で該直上の短
手分割体の緩衝材が底板の緩衝材上に重なる様に高さを設定したので、内側面に緩衝材を
設けた最上部と中間部の短手分割体を外側へ折り返した状態で底板の緩衝材上に整然と積
層できると共に、底板上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板間に箱本体
より取り外した支柱以外の部材の収容空間を形成できる。
又、長手側板は上下方向で複数に分割形成され、最下部の長手分割体は、底板上に折り
重ねられた短手分割体の最上部の緩衝材上面に対応した高さを有して底板上に立設され、
最下部の長手分割体より上方の長手分割体の夫々は下方より順に内側の次に外側へと順次
に屈曲する様にヒンジ連結することにより、上記の様に底板上に折り重ねられた短手側板
の最上面(最上部の短手分割体の緩衝材上面)に、最下部の長手分割体より上方の長手分
割体を折り重ねて整然と積層できると共に、この様に底板の短手方向の各端部側に折り重
ねられた長手側板間に、短手及び長手側板より取り外した支柱の収容空間を形成できる。
よって、請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様なる効果を奏すると
共に、特に大型の液晶表示用ガラス板を梱包する場合、先ず底板上に立設した短手及び長
手側板下端に相当する最下部の短手及び長手分割体上の夫々にその直上の短手及び長手分
割体のみを起立させることにより、最下部の短手及び長手分割体上に起立させたその直上
の短手及び長手分割体が外側へは屈曲できないため、その下方二段の短手及び長手分割体
にて液晶表示用ガラス板の下方を支持できる。
従って、底板の緩衝材における凹溝と最下部の短手分割体上に起立した短手分割体の緩
衝材における凹溝に、液晶表示用ガラス板の底辺と下方側辺の夫々を嵌め込めば、箱型へ
の変形途中の箱本体内で液晶表示用ガラス板の底辺と下方側辺を凹溝に沿って整列支持さ
せることができる。
続いて、中間部の短手分割体上に最上部の短手分割体を起立させるだけで、その緩衝材
における凹溝内に液晶表示用ガラス板の上方側辺を簡単に嵌め込むことができ、その後は
上記と同様に全ての短手及び長手分割体が伸展された短手及び長手側板を支柱で係合連結
して蓋体を被冠すれば、箱本体を箱型に変形しながら液晶表示用ガラス板を簡単容易に梱
包できるため、特に大型で大重量の液晶表示用ガラス板では、箱本体を箱型形態に変形し
た後に箱本体における短手側板の緩衝材の上下に長い凹溝に沿って嵌め込むよりも、より
確実にその凹溝内に嵌め込みでき、その作業効率を飛躍的に向上できる。
請求項3に係る発明によれば、液晶表示用ガラス板の梱包状態でコンテナ各所の継ぎ目
(短手及び長手側板の屈曲部、各側板と支柱の連結部、蓋体と箱本体の接合部)がシール
されているため、液晶表示用ガラス板をコンテナ内部に気密的に封入して外部環境と隔絶
でき、外部からの塵、埃等の侵入を阻止できると共に、コンテナ内部は帯電防止を図って
いることからコンテナ内での静電気発生を抑制し、液晶表示用ガラス板に埃等の付着防止
を図ることが出来る。
請求項4に係る発明によれば、箱本体及び蓋体は剛性を有する外装材に断熱材を内装し
たことにより、液晶表示用ガラス板を梱包した時の重量や輸送中にコンテナに生ずる外的
衝撃に対応できる強度、及び繰り返し使用に充分に対応できる耐久性を具備できると共に
、コンテナ内部は外気温度に左右されないため結露発生による液晶表示用ガラス板への水
滴付着を防止できる。
請求項5に係る発明によれば、箱本体の短手側板及び底板と蓋体の夫々に緩衝材が着脱
自在に取付けられることにより、コンテナの繰り返し使用により緩衝材が磨耗や欠損する
など劣化した場合、その劣化した緩衝材だけを交換できるので利便性が良い。
請求項6に係る発明によれば、留め金具によって箱本体に対する蓋体の被冠状態を堅固
に保持でき、輸送時等に生ずる衝撃により蓋体が不用意に外れないため安全に輸送でき、
コンテナを上記の様にコンパクト化した状態では、蓋体及び箱本体より取り外した留め金
具を底板上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板間に形成される空間に収
容できるので、留め金具の紛失を防止できる。
請求項7に係る発明によれば、底板には支持脚を固定すると共に、キャスターを着脱自
在に設け、支持脚は底板へのキャスターの装着状態で下端が地面に接触しない高さに設定
したので、コンテナに液晶表示用ガラス板を梱包した状態でキャスターによる移動が可能
である。
又、コンテナを上記の様にコンパクト化した状態では、底板より取り外したキャスター
が底板上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板間に形成される空間に収容
できるので、キャスターの紛失を防止でき、その際コンテナを支持している支持脚間にフ
ォークリフトトラックのフォークを挿入して運搬できると共に、そのコンテナを他のコン
パクト化されたコンテナの蓋体上に積み重ねて保管できる。
この様にキャスターの着脱によって支持脚との二通りのコンテナ支持形態を変更でき、
キャスターと支持脚を交換して取り付ける場合に比し、その作業が効率的に行える。
請求項8に係る発明によれば、折り重ねられた短手側板上に折り重ねることができない
長手側板の下端部外側面にスリングロープを係止する丸環フックを設けたので、コンテナ
の上記のいずれの変形形態に拘らず、丸環フックに係止したスリングロープを介してコン
テナをクレーンで吊り下げ移送できる等その実用的効果甚だ大である。
以下本発明の実施の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
本発明に係るコンテナは、上方に開口部を有する梱包箱本体1と、該箱本体1の開口部
を着脱自在に被冠する蓋体2とから主に構成されている。
箱本体1は、矩形状の底板3と、該底板3の各側縁に立設する短手側板4及び長手側板
5と、箱本体1の各隅角部を形成すると共に底板3の各隅角部3bに立設し、短手側板4及
び長手側板5の隣接する側縁の夫々を着脱自在に係合連結する支柱6とから構成されてい
る。
底板3は、その基体3aを矩形板状に形成して成り、該基体3aは角柱形の集成材を適宜に
組み付けると共に、該集成材間に発泡スチロール製の断熱材を配置した心材の表裏にアル
ミニウム製薄板から成る外装材を貼着している。
尚、図においては、基体3aは心材と外装材とを一体化した平板材として表現している。
基体3aの四辺の夫々には、略L字板状の枠材7を配置しており、該枠材7は基体3aの外
側面(底面)側縁より外方延出した枠材7の水平部7aを配置すると共に、基体3aより側板
4、5の肉厚分を隔てて垂直部7bを基体3aの側縁端面に平行に立設して成り、水平部7aの
下面には、その長手方向に沿ってC型溝7cを設けている。
隅角部3bは二等辺直角部を有する変形L字板状の鋼板から成り、その二等辺直角部を隣
接する枠材7の端部間に配置する様にして、隅角部3bの各端部をC型溝7cに挿嵌固定して
いる。
底板3の内側面(上面)において、その長手方向の左右には、底板3の短手方向に所定
間隔を置いて複数本の支持レール8を平行配置している。
支持レール8は、アルミニウム製のハット型鋼から成り、L字状係止片8aを両端に立設
した帯状片8bを底板3内側面に図示しないビスにて固定し、L字状係止片8aの先端と底板
3の内側面間に後述の緩衝材9の両側縁の夫々を挟持している。
緩衝材9は、帯電しない特性を有する合成樹脂、例えばポリプロピレンから成る方形板
の上面において、底板3の長手方向に対応する方向に液晶表示用ガラス板Wの底辺を支持
する凹溝9aを多数条形成して成り、底板3の短手方向で対向するL字状係止片8a間に配置
して底板3上に一体化されると共に、底板3からの支持レール8の着脱により底板3に着
脱自在と成している。
尚、底板3の内側面に当接する緩衝材9の底面適所には、凹溝9aの形成方向に沿った溝
を複数条形成し、その内の隣接する2条の溝の夫々で、後述のリニアレール10を底板3に
締結固定するために底板3の内側面上に配置したナットを囲繞し、緩衝材9に直接干渉し
ない様にしている。
又、底板3の少なくとも内側面には帯電防止処理を施しており、具体的には底板3の基
体3a、隅角部3b及び枠材7と支持レール8に帯電防止剤を塗布している。
底板3の基体3aにおける外側面の長手側縁の夫々には、下側にC型溝を有するリニアレ
ール10を相互に平行に配置しており、各リニアレール10の両端には、スライダー11を摺動
自在に装着し、該スライダー11の夫々には、キャスター12の支持ブラケットをボルトSで
固定している。
スライダー11を介したリニアレール10に対するキャスター12の固定は、リニアレール10
にスライダー11を装着した状態で、スライダー11を貫通した上記ボルトS先端部をリニア
レール10に押し付けることにより成され、キャスター12をリニアレール10から取り外すに
は、前記ボルトSを螺退させ、ボルトS先端部のリニアレール10に対する押圧を解除して
スライダー11を摺動可能な状態と成してリニアレール10より離脱することで成し得る。
キャスター12の内側の隣接位置には、リニアレール10より垂下した支持脚13を設けてお
り、該支持脚13は、その断面形状が略門型に形成されると共に、その高さ(リニアレール
10から垂下した長さ)がキャスター12のそれより短く設定、即ちキャスター12の装着状態
で支持脚13下端が地面に接触しない高さに設定され、上端にはキャスター12と同様な手段
にてスライダー11を介してリニアレール10に取付けられている。
尚、各リニアレール10の両端側に取付けられた支持脚13の間隔は、フォークリフトトラ
ックのフォークの間隔より広く設定する。
キャスター12は、主に箱本体1に液晶表示用ガラス板Wを収容する時に取付けられ、後
述する箱本体1の折り畳み形態では、キャスター12を底板3(リニアレール10)より取り
外し、支持脚13で箱本体1を支持する。
底板3の基体3a内側面の各側縁には、枠材7の垂直部7bに平行な突片14を立設している

そして、短手及び長手側板4、5の各下端を枠材7の垂直部7bと突片14間に介装する様
にして枠材7の水平部7a上に立設し、垂直部7bから突片14へ渡るビスで締結することによ
り基体3aに枠材7及び側板4、5を固定している。
短手側板4は、少なくともその内側面には帯電防止剤塗布による帯電防止処理が施され
、底板3の緩衝材9上に複数に折り重ねられる様に屈伸自在に設けている。
具体的には、短手側板4は上下方向で三枚に分割形成され、底板3上に立設される最下
部の短手分割体4cを除く短手分割体4a、4bの内側面の夫々に液晶表示用ガラス板Wの側辺
を支持する緩衝材15を設け、最下部の短手分割体4cより上方の短手分割体の4a、4b夫々は
同一の大きさに形成され、下方より順に内側の次に外側へと順次に屈曲する様にヒンジ連
結し、最下部の短手分割体4cは、その直上の中間部の短手分割体4bを屈曲した状態で該短
手分割体4bの緩衝材15が底板3の緩衝材9上に重なる様に高さを設定している。
即ち、最下部の短手分割体4cとその直上の中間部の短手分割体4bとは夫々の内側面がヒ
ンジHで連結されて中間部の短手分割体4bを底板3の緩衝材9上面へ屈曲する様に設定し
、中間部の短手分割体4bと最上部の短手分割体4aとは夫々の外側面がヒンジHで連結され
て各外側面が向かい合う様に屈曲する様に設定している。
従って、短手側板4を屈曲した状態では、底板3上に短手分割体4a、4bが積層する様に
折り重ねられ、かかる状態において、底板3の長手方向の各端部側に折り重ねられた短手
側板4間には、所定容積を有する空間Xが形成され、該空間Xにはリニアレール10より取
り外したキャスター12等を収容する。
尚、各短手分割体4a、4b…は、底板3の基体3aと同様に断熱材と集成材から成る心材と
外装材により構成され、図においてはそれらを一体化した平板材として表現している。
緩衝材15は、底板3に設けた緩衝材9と同材質にして同じ大きさに形成され、短手側板
4の上下方向に対応する方向に凹溝15aを多数条形成しており、底板3の緩衝材9と同様
に短手分割体4a、4bの内側面の横手方向に複数平行配置した支持レール8にて短手分割体
4a、4bの内側面に着脱自在に設け、短手分割体4a、4bの伸展状態では、夫々に設けた緩衝
材15の凹溝15aが連続する。
支持レール8は、底板3に設けたものと同様に帯電防止処理が施されその構成が同一の
ため、その同一部分には同じ符号を付し、これ以上の説明は省略する。
又、中間部の短手分割体4bを屈曲した状態では、底板3の支持レール8上に短手分割体
4bに設けた支持レール8が対応する様に当接する。
短手分割体4aの外側面最上部と短手分割体4bの外側面最下部の夫々には、これらを折り
重ねた状態で相互に当接するスペーサMを設けており、各スペーサMが相互に当接するこ
とにより上下の短手分割体4a、4bが水平に積層される様に成している。
上記スペーサMは、短手分割体4a、4bの横手方向に長い略帯板状に形成されているが、
短手分割体4aに設けたスペーサMに限っては、その下端が断面鉤型に形成されており、こ
の下端部を係合部Maと成している。
又、短手側板4の各屈曲部(短手分割体4a、4b…の連結部と同じ)における接合端面間
の夫々にはシール手段16を介装している。
このシール手段16は、短手分割体4b、4cの上端より突出する様に設けた合成ゴム製のパ
ッキン16aと、短手分割体4a、4bの下端に凹設したパッキン16aの収容溝16bとから成り
、短手分割体4a、4b…を伸展した状態でパッキン16aがその収容溝16bに圧縮状に収容さ
れることにより、伸展した短手分割体4a、4b…の継ぎ目をシールしている。
更に、各短手分割体4a、4b…の外側面の両側縁には、短手側板4の伸展状態において上
下方向で連続するC型溝状の側縁レール17を設置しており、該側縁レール17の厚みはスペ
ーサMと同肉厚に設定している。
長手側板5は、少なくともその内側面には帯電防止剤塗布による帯電防止処理が施され
、折り重ねられた短手側板4上に複数に折り重ねられる様に屈伸自在に設けている。
具体的には、長手側板5は上下方向で複数の奇数枚(図示例では5枚)に分割形成され
、長手側板5の最下部の長手分割体5eは、底板3上に折り重ねられた最上部の短手分割体
4aの緩衝材15上面に対応した高さを有して底板3上に立設され、最下部の長手分割体5eよ
り上方の長手分割体5a、5b、5c、5dの夫々は下方より順に内側の次に外側へと順次に屈曲
する様にヒンジ連結している。
即ち、最下部の長手分割体5eとその直上の四段目の長手分割体5dとは夫々の内側面がヒ
ンジHで連結されて四段目の長手分割体5dを折り重ねられた最上部の短手分割体4aの緩衝
材15上へ長手分割体5dが屈曲する様に設定し、一方、最上部の長手分割体5aとその真下の
二段目の長手分割体5b、三段目の長手分割体5cとその真下の四段目の長手分割体5dとは夫
々の外側面がヒンジHで連結されて各外側面が向かい合う様に屈曲する様に設定し、又二
段目の長手分割体5bと三段目の長手分割体5cとは夫々の内側面がヒンジHで連結されて各
内側面が向かい合う様に屈曲する様に設定している。
尚、各長手分割体5a、5b…も短手側板4の短手分割体4a、4b…と同様に断熱材と集成材
から成る心材と外装材により構成され、図においてはそれらを一体化した平板材として表
現している。
四段目の長手分割体5dは、折り重ねられた短手側板4(短手分割体4aの緩衝材15)上に
折り重ねた時に、短手分割体4aの緩衝材15と向かい合う内側面最上部が、その緩衝材15を
支持している支持レール8のL字状係止片8aの先端に後述のスペーサNを介して設置され
る大きさと成し、この長手分割体5dと外側面が向かい合って折り重なる長手分割体5cとは
同一の大きさに形成され、同様に外側面が向かい合って折り重なる最上部の長手分割体5a
と二段目の分割体5bとは、同一の大きさに形成されているが、長手分割体5c、5dよりも若
干面積が小さくなる。
従って、長手側板5を屈曲した状態では、折り重ねられた短手側板4上に長手分割体5a
、5b、5c、5dが積層する様に折り重ねられ、かかる状態において、底板3の短手方向の各
端部側に折り重ねられた長手側板5間には、所定容積を有する空間Yが形成され、該空間
Yには、短手及び長手側板4、5とから離脱した4本の支柱6を収容する。
尚、空間Y内への支柱6の収容に際しては、支柱6は上層の短手分割体4a中央の緩衝材
15上に載置されることになるので、緩衝材15の保護のため、該緩衝材15上に鋼板等の保護
板材(図示せず)を敷設した上に支柱6を載置しても良く、又4本の支柱6は図示しない
結束ベルトにて束ねて収容しても良い。
長手分割体5dの内側面最上部には、上記の如くその内側面と向かい合う短手分割体4aの
緩衝材15を支持している支持レール8のL字状係止片8aの先端に当接するスペーサNを設
け、又長手分割体5a、5cの外側面最上部と長手分割体5b、5dの外側面最下部、長手分割体
5bの内側面最上部と長手分割体5cの内側面下方部の夫々には、折り重ねた状態で相互に当
接するスペーサNを設け、該スペーサNにより折り重ねられた短手側板4上に上下に折り
重なる長手分割体5a、5b、5c、5dが水平に積層される様に成している。
上記スペーサNは、短手側板4に設けたそれと同様に、長手分割体5a、5b、5c、5dの横
手方向に長い略帯板状に形成され、長手分割体5aに設けたスペーサNに限っては、その下
端が断面鉤型に形成されており、この下端部を係合部Naと成している。
更に、上記のスペーサNの中で少なくとも長手分割体5c、5b、5dの内側面に設けたスペ
ーサNには、帯電防止剤塗布による帯電防止処理が施されている。
長手側板5の各屈曲部(長手分割体5a、5b…の連結部と同じ)における接合端面間の夫
々にも短手側板4と同一構成のパッキン16aと収容溝16bとから成るシール手段16を介装
し、伸展した長手分割体5a、5b…の継ぎ目をシールしている。
更に、各長手分割体5a、5b…の外側面の両側縁にも、短手側板4と同様に長手側板5の
伸展状態において上下方向で連続するC型溝状の側縁レール17を設置しており、該側縁レ
ール17の厚みはスペーサNと同肉厚に設定している。
又、折り重ねられた短手側板4上に折り重ねることができない長手側板5の下端に相当
する最下部の長手分割体5eの外側面において、その長手方向の各端部側にはスリングロー
プを係止する丸環フック18を取付けている。
支柱6は、直角な内角部と外角部を有する略L型筒状に形成された基体6aと、該基体6a
の外角部を形成する外側面の側縁より連続する様に延出形成した略帯板状のカバー片6bと
から主に構成されている。
基体6aの側縁端面は、伸展状態の短手及び長手側板4、5の隣接する側縁端面の夫々に
密接する様に平坦状に形成され、基体6aの中空部には、発泡スチロール製の断熱材を内装
している。
又、支柱6において、少なくとも基体6aの内角部を形成する内側面には帯電防止剤塗布
による帯電防止処理が施されている。
カバー片6bは、その内側面に、伸展した短手及び長手側板4、5の側縁レール17にスラ
イド挿嵌される断面略T字状のスライドレール19を突設し、カバー片6bの側縁は内側へ屈
曲形成されている。
そして、短手及び長手側板4、5を伸展状態させた状態において、側縁レール17の上端
口にスライドレール19の下端を挿入して支柱6を下方へスライド移動させることにより、
側縁レール17にスライドレール19が挿嵌され、これにより短手及び長手側板4、5の隣接
する側縁の夫々が支柱6に係合連結された状態で支柱6は底板3の隅角部3a上に立設し、
短手及び長手側板4、5の伸展状態を保持する様にこれらと接合一体化して箱本体1の箱
型形態を維持する。
かかる状態にあっては、支柱6における基体6aの側縁端面と短手及び長手側板4、5の
隣接する側縁端面とが密接し、内側へ屈曲されたカバー片6bの側縁先端が短手及び長手側
板4、5の外側面に当接する。
更に、上記箱型形態の箱本体1において、内側に露出する支柱6と短手及び長手側板4
、5との継ぎ目の夫々には、帯電防止剤塗布による帯電防止処理を施したアルミ箔製のシ
ーリングテープTを貼着する。
尚、未貼着のシーリングテープTは、箱本体1の折り畳み変形した状態において、底板
3上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板4間に形成される空間Xにキャ
スター12と共に収容される(図示せず)。
蓋体2は、少なくともその内側面(底面)には帯電防止剤塗布による帯電防止処理が施
され、箱本体1の開口部の閉塞面積を有する天板2aと、該天板2aの四辺を囲繞して蓋体2
周縁と成る額縁状の枠材2bとから主に構成されている。
又、箱本体1の開口部端面(短手及び長手側板4、5の上端面と支柱6の上端面に相当
)と、該開口部端面上に載置される蓋体2周縁(枠材2bに相当)との間にシール手段20を
設けている。
天板2aは、底板3の基体3aと同様に断熱材と集成材から成る心材と外装材により構成さ
れ、図においてはそれらを一体化した平板材として表現している。
又、天板2aの内側面には、底板3と同様に液晶表示用ガラス板Wの上辺を支持する凹溝
9aを形成した緩衝材9とこれを支持する帯電防止剤塗布済みの支持レール8が設置され、
該支持レール8及び緩衝材9は、底板3に設けたそれらと構成が同一のため、その同一部
分には同じ符号を付し説明は省略する。
枠材2bは、その内部が中空に形成され、その中空部に発泡スチロールから成る断熱材が
内装され、枠材2bの上端は天板2aの外側面(上面)より上方に位置する様に設定している

又、枠材2bの外周には先端が上方へ立ち上がり形成された断面L字状のフランジ21を突
設している。
シール手段20は、枠材2bの下端に突設した合成ゴム製のパッキン20aと、短手及び長手
側板4、5の上端面と支柱6の上端面に連続する様に設けたパッキン20aの嵌合溝20bと
から成り、箱本体1を蓋体2で被冠することにより、パッキン20aが嵌合溝20bに嵌入し
て箱本体1の開口部が気密的に密閉される。
蓋体2は留め金具22によって箱本体1に対する被冠状態が堅固に保持される様に成して
いる。
留め金具22は、箱本体1と蓋体2との継ぎ目に跨がる様に係合離脱自在に設けて成り、
短手及び長手側板4、5(短手及び長手分割体4a、5a)の外側面上端のスペーサM、Nに
おける係合部Ma、Naに係止する鉤状片23aを下端に設けたベース23と、該べース23の上端
に基端が枢着されたガイド軸24と、該ガイド軸24の先端側に固定されると共に、下端にベ
ース23下端縁に係合離脱自在な鉤状の掛止部25aを設けた錠止部25と、該錠止部25に下端
寄り部位が枢着されると共に、上端に蓋体2のフランジ21先端に係合離脱自在に設けたフ
ック26aと下端に操作レバー26bを設けた掛金部26とから構成されている。
そして、留め金具22の鉤状片23a及びフック26aを上記係合部Ma、Na及びフランジ21先
端の夫々に係合し、ベース23、ガイド軸24及び掛金部26が折り重ねて掛止部25aをベース
23下端縁に係止することにより、フック26aとフランジ21先端との係合が維持され、蓋体
2の箱本体1に対する被冠状態が保持される。
尚、図示例では、留め金具22の鉤状片23a及びフック26aを長手側板5に設けた係合部
Naと蓋体2の長手側縁のフランジ21先端の夫々にのみ係合したものを示したが、当然なが
ら短手側板4に設けた係合部Maと蓋体2の短手側縁のフランジ21先端の夫々にも係合して
も良い。
又、操作レバー26bを引き上げて掛止部25aによるベース23下端縁との係合を解除する
ことにより、留め金具22を蓋体2及び箱本体1より取り外せる。
尚、留め金具22は上記構成に限定されることはなく、要するに蓋体2のフランジ21先端
と箱本体1上端縁のスペーサM、Nの係合部Ma、Naとに係脱自在に設けられ、箱本体1に
対する蓋体2の被冠状態を保持する構成であれば良い。
又、箱本体1の折り畳み変形した状態において、蓋体2は折り重ねられた短手側板4上
に折り重ねた長手側板5の最上面(長手分割体5aの内側面)上に載置し、結束ベルトなど
の固定手段Kにて折り畳まれた箱本体1と共に締結することにより箱本体1に一体的に固
定される様に成し、留め金具22は底板3上でその短手方向の各端部側に折り重ねられた短
手側板4間に形成される空間Xにキャスター12等と共に収容される。
上記の様に構成されたコンテナにおいて、箱本体1の折り畳み形態では、支持脚13が地
面に接地し、底板3の緩衝材9上には、短手側板4における短手分割体4cより上方の短手
分割体4a、4bの外側面が向かい合わせに折り重なっており、底板3の長手方向の各端部側
で折り重なった短手分割体4a、4b間に形成される空間X内において、緩衝材9が敷設され
ていない底板3内側面上にキャスター12、留め金具22及び図示しない未貼着のシーリング
テープTが載置されている。
更に、折り重ねた短手側板4の最上層の短手分割体4aの緩衝材15上には、長手側板5に
おける長手分割体5eより上方の長手分割体5a、5bの外側面、長手分割体5b、5cの内側面、
及び長手分割体5c、5dの外側面の夫々が向かい合わせに折り重なっており、底板3の短手
方向の各端部側で折り重なった長手分割体5a、5b、5c、5d間に形成される空間Y内におい
て、短手分割体4aの中央の緩衝材15上に直接、又は緩衝材15上に図示しない保護板材を介
して支柱6が載置されている。
そして、折り重ねた長手側板5の最上層の長手分割体5aの内側面上には、蓋体2が載置
され、該蓋体2を折り畳み形態の箱本体1に結束ベルト(固定手段)Kにて締結して一体
化している。
この様に、コンパクト化されたコンテナは、丸環フック18にスリングロープを係止して
クレーンで吊り上げ移動したり、支持脚13の間にフォークリフトトラックのフォークを差
し込んで移送し、輸送又は保管時には、蓋体2上に他のコンテナの支持脚13を載置してコ
ンテナを複数積載する。
次に、液晶表示用ガラス板Wをコンテナに梱包するには、先ず結束ベルトKの結束を解
いて蓋体2を取り外し、空間Y内より支柱6を取り出す。
そして、長手分割体5dを引き起してこれのみを長手分割体5e上に起立させ、その他の長
手分割体5a、5b、5cを適当な状態で外方に配し、空間X内よりキャスター12、留め金具22
及びシーリングテープTを取り出す。
次いで、短手分割体4aと共に短手分割体4bを引き起こして短手分割体4bのみを短手分割
体4c上に起立させる。
この様に、底板3の四方を伸展状態の短手及び長手分割体4b、4c、5d、5eで囲んだ状態
では、各短手及び長手分割体4b、4c、5d、5eはその内側面がヒンジHにて連結されている
ため、外側へは倒れない。
そして、液晶表示用ガラス板Wの底辺及び側辺下方を底板3上の緩衝材9の凹溝9a及び
短手分割体4bの緩衝材15の凹溝15a内の夫々に嵌め込むことにより、複数の液晶表示用ガ
ラス板Wを底板3上に所定間隔置きに立設させる。
続いて、長手分割体5a、5b、5cを分割体5d上に起立させ、短手分割体4aを短手分割体4b
上に起立させると共に、該短手分割体4bの緩衝材15の凹溝15a内に液晶表示用ガラス板W
の側辺上方を嵌め込む。
かかる状態では、短手及び長手側板4、5は底板3上に伸展状態で起立しており、各短
手及び長手分割体4a、4b…、5a、5b…の両側縁の側縁レール17が上下に連続している。
そして、短手及び長手側板4、5の隣接する側縁レール17の夫々に上方より支柱6のス
ライドレール19下端を挿嵌し、支柱6を下方へスライド移動させることにより側縁レール
17にスライドレール19をスライド装着させ、支柱6が底板3の隅角部3a上に立設する。
これにより、支柱6を介して短手及び長手側板4、5が係合連結されると共に、各側板
4、5の伸展状態が保持され、箱本体1が箱型に組み立てられる。
ここで、箱本体1内側に露出する支柱6と長手側板4、5との継ぎ目上にシーリングテ
ープTを貼着する。
そして、蓋体2の緩衝材9の凹溝9a内に液晶表示用ガラス板Wの上辺を嵌め込むと共に
、蓋体2のパッキン20aを箱本体1の開口部端面の嵌合溝20bに嵌め込む様にして蓋体2
を箱本体1に被冠し、留め金具22にて蓋体2を箱本体1に固定することにより、梱包を完
了する。
この梱包状態では、蓋体2と箱本体1との継ぎ目は、蓋体2の周縁下部に設けたパッキ
ン20aが箱本体1の開口部端面に設けた嵌合溝20bに嵌入されることにより気密的に閉塞
され、短手及び長手側板4、5における短手及び長手分割体4a、4b…、5a、5b…の継ぎ目
は、これらの接合部端面の一方に設けたパッキン16aが接合部端面の他方に設けた収容溝
16bに嵌入されることにより気密的に閉塞され、又箱本体1の内側に露出する支柱6と短
手及び長手側板4、5との継ぎ目は、シーリングテープTの貼着により気密的に閉塞され
ているので、液晶表示用ガラス板Wはコンテナ内に気密的に密封され、外部からコンテナ
内への塵、埃等の侵入を防止する。
更に、蓋体2と箱本体1の各構成部材は、断熱材を内装することでコンテナ内部は外気
温度に左右されず、その内部で結露が発生するのを防止し、又コンテナ内において、蓋体
2及び箱本体1の内側面(詳細には、これらの内側面に設けた支持レール8、スペーサN
、シーリングテープT及び緩衝材9、15を含む)は帯電防止機能を有しているため、コン
テナ内部の埃等が液晶表示用ガラス板Wに付着することを抑制している。
上記の様に、コンテナ内への液晶表示用ガラス板の梱包が完了した状態で、キャスター
12をリニアール10にスライド装着し、ボルトSの締結によりキャスター12を底板3に固定
する。
尚、キャスター12の取付けは、コンテナをフォークリフトトラック等で上方へ引き上げ
て行う。
液晶表示用ガラス板Wを梱包したコンテナは、キャスター12による手押し移送以外にフ
ォークリフトトラックによる移送や丸環フック18に係止したスリングロープを介したクレ
ーンによる移送も可能である。
又、液晶表示用ガラス板Wの取り出しは、上記と逆の手順で行う。
本実施例におけるコンテナは、特に大型サイズ(1100×1250mm以上)の液晶表
示用ガラス板Wに対応した容積を有するものであり、上記では大型の液晶表示用ガラス板
Wを、折り畳み形態の箱本体1を組み立てながら梱包する手順を示したが、小型サイズ(
730×920mm以下)の液晶表示用ガラス板Wに対応したコンテナであれば、箱本体1
を箱型に変形完了した後に、液晶表示用ガラス板Wを箱本体1内に収容して梱包する様に
しても良い。
コンテナの正面図である。 図1の側面図である。 図1の底面図である。 図1の平面図である。 箱本体の平面図である。 蓋体の底面面である。 図1のAーA断面図である。 図2のBーB断面図である。 図1のCーC断面図である。 図7上方の部分拡大図である。 図7下方の部分拡大図である。 図8上方の部分拡大図である。 図8下方の部分拡大図である。 図9下方の部分拡大図である。 コンパクト化したコンテナの正面図である。 図15の側面図である。 図15のD−D半断面図である。 図16のE−E半断面図である。 液晶表示用ガラス板梱包初期時における箱本体の側面の縦断面図である。 同上箱本体の正面の縦断面図である。
符号の説明
1 箱本体
2 蓋体
3 底板
3a 隅角部
4 短手側板
4a、4b… 短手分割体
5 長手側板
5a、5b… 長手分割体
6 支柱
9 緩衝材
9a 凹溝
12 キャスター
13 支持脚
15 緩衝材
15a 凹溝
16 シール手段
19 丸環フック
20 シール手段
22 留め金具
H ヒンジ
K 固定手段
T シーリングテープ
W 液晶表示用ガラス板
X 空間
Y 空間

Claims (8)

  1. 上方に開口部を有する梱包箱本体と、該箱本体の開口部を着脱自在に被冠する蓋体とか
    ら成り、箱本体の短手側板及び底板と蓋体の内側面の夫々には液晶表示用ガラス板の四辺
    の夫々を支持する凹溝を形成した緩衝材を設けたコンテナにおいて、箱本体の短手側板及
    び長手側板の隣接する側縁の夫々は、箱本体の各隅角部を形成すると共に底板の各隅角部
    に立設する支柱に着脱自在に係合連結され、該支柱の短手及び長手側板との離脱状態で、
    短手側板は底板上に複数に折り重ねられる様に屈伸自在に設け、長手側板は折り重ねられ
    た短手側板上に複数に折り重ねられる様に屈伸自在に設け、支柱は底板の短手方向の各端
    部側に折り重ねられた長手側板間に形成される空間に収容可能と成し、蓋体は折り重ねら
    れた長手側板上に載置すると共に固定手段により折り畳まれた箱本体に固定する様に成し
    たことを特徴とする液晶表示用ガラス板のコンテナ。
  2. 短手側板は上下方向で三分割に形成され、底板上に立設される最下部の短手分割体を除
    く短手分割体の内側面の夫々に緩衝材を設け、最下部の短手分割体より上方の短手分割体
    の夫々は下方より順に内側の次に外側へと順次に屈曲する様にヒンジ連結し、最下部の短
    手分割体はその直上の短手分割体を屈曲した状態で該直上の短手分割体の緩衝材が底板の
    緩衝材上に重なる様に高さを設定し、又長手側板は上下方向で複数に分割形成され、長手
    側板の最下部の長手分割体は、底板上に折り重ねられた短手分割体の最上部の緩衝材上面
    に対応した高さを有して底板上に立設され、最下部の長手分割体より上方の長手分割体の
    夫々は下方より順に内側の次に外側へと順次に屈曲する様にヒンジ連結したことを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示用ガラス板のコンテナ。
  3. 緩衝材は帯電防止性を有する材質により形成されると共に、箱本体及び蓋体の少なくと
    も内側面には帯電防止処理を施し、箱本体を箱型形態に変形した状態において、短手及び
    長手側板の各屈曲部における接合端面間にシール手段を介装し、支柱と短手及び長手側板
    との継ぎ目に帯電防止処理を施したシーリングテープを貼着し、箱本体の開口部端面と、
    該開口部端面上に載置される蓋体周縁との間に別途シール手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記又は2載の液晶表示用ガラス板のコンテナ。
  4. 箱本体及び蓋体は剛性を有する外装材に断熱材を内装したことを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の液晶表示用ガラス板のコンテナ。
  5. 緩衝材は箱本体の短手側板及び底板と蓋体の夫々に着脱自在に取付けたことを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4記載の液晶表示用ガラス板のコンテナ。
  6. 箱本体に対する蓋体の被冠状態を保持する留め金具を蓋体と箱本体に係合離脱自在に設
    け、留め金具は底板上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板間に形成され
    る空間に収容可能と成したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の液晶表示
    用ガラス板のコンテナ。
  7. 底板には支持脚を固定すると共に、キャスターを着脱自在に設け、底板より取り外した
    キャスターは底板上でその長手方向の各端部側に折り重ねられた短手側板間に形成される
    空間に収容可能と成し、支持脚はキャスターの底板への装着状態で下端が地面に接触しな
    い高さに設定したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の液晶表示用ガ
    ラス板のコンテナ。
  8. 折り重ねられた短手側板上に折り重ねることができない長手側板の下端外側面にスリン
    グロープを係止する丸環フックを設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6
    又は7記載の液晶表示用ガラス板のコンテナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218227A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 フィンケ フォルメンバウ ゲーエムベーハー 輸送容器
JP2019001526A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 東芝ロジスティクス株式会社 コンテナ
JP2020203721A (ja) * 2019-06-11 2020-12-24 株式会社ユニテ 長尺物移送ラック

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