JPH0721587U - 航空機タイヤ用コンテナ - Google Patents

航空機タイヤ用コンテナ

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JPH0721587U
JPH0721587U JP6473192U JP6473192U JPH0721587U JP H0721587 U JPH0721587 U JP H0721587U JP 6473192 U JP6473192 U JP 6473192U JP 6473192 U JP6473192 U JP 6473192U JP H0721587 U JPH0721587 U JP H0721587U
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shaped
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学 平島
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日鐵建材工業株式会社
株式会社ニッケンプラント
株式会社信栄商事
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤをコンテナに格納したり、コンテナか
ら引き出す際、隣りのタイヤを手で押える必要がなく、
またタイヤを長期間コンテナに格納保管してもタイヤ面
が変形せず、さらにフォークリフトによる段積みの際フ
ォークやパレットの底部がタイヤの外周の頂部を傷付け
ることがなく、またコンテナ不使用時、部材を散逸する
ことなくコンパクトに折畳んで収納スペースを少なくで
きる航空機タイヤ用コンテナを提供する。 【構成】 矩形の基台の四隅に支柱を立設し、左右両側
の前後の支柱には、夫々前後2本の支柱に上部梁、中間
梁を結合してなる側枠部材を基台の内方に折畳み可能に
設け、基台の上面中間左右方向には断面円弧状に陥んだ
帯状の受け板を設け、この受け板に対向して左右両側の
側枠部材の上部梁間に帯状の上蓋を着脱可能に設け、左
右両側の側枠部材の前側の支柱間及び後側の支柱間に枠
状の扉を開閉又は着脱可能に設けてなる航空機タイヤ用
コンテナ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、航空機タイヤを輸送、保管するのに用いるコンテナに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
一般にタイヤを輸送、保管するには、図7,8に示すように左右両側に側枠2 を有するパレット1上に、タイヤTを竪向きに平行に左右方向に並べて載置し、 左右の側枠2間の前面及び後面に止め桟3を架設すると共にパレット1上に一対 の棒状ストッパー4を固設してタイヤTの動きを止めている。 ところで、このパレット1にタイヤTを格納する際、及びパレット1からタイ ヤTを取出す際には、止め桟3を外して、タイヤTをパレット1に格納又はパレ ット1から手前に引き出すのであるが、この時隣りのタイヤTを手で押えなくて も手前にころがり落ちないように一対の棒状ストッパー4でタイヤTの移動を阻 止している。 然し乍ら、航空機タイヤのように長期間パレット1に格納して保管していると 、棒状ストッパー4に当接しているタイヤの面が変形してしまう。また、このパ レット1は、輸送時、格納時共にフォークリフトにより段積みされるが、その際 、フォークリフトのフォークやパレット1の底部がタイヤTの頂部を傷付けるこ とがある。 ジェット機等の航空機のタイヤは、高価であるばかりではなく、離着陸時に高 速回転による応力が生じるので、僅かな変形や傷があっても安全性が懸念される 。従って、航空機のタイヤは上記のパレット1に載置して輸送、格納することは できない。また、パレット1を使用せず、保管したり、折畳んで輸送する時は、 止め桟3を取外しておくので、部材散逸等の問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、タイヤをコンテナに格納したり、コンテナから引き出す際、 隣りのタイヤを手で押える必要がなく、またタイヤを長期間コンテナに格納保管 してもタイヤ面が変形せず、さらにフォークリフトによる段積みの際フォークや パレットの底部がタイヤの外周の頂部を傷付けることがなく、またコンテナ不使 用時、部材を散逸することなくコンパクトに折畳んで収納スペースを少なくでき る航空機タイヤ用コンテナを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の航空機タイヤ用コンテナは、矩形の基台の 四隅に支柱を立設し、左右両側の前後の支柱には、夫々前後2本の支柱に上部梁 、中間梁を結合してなる側枠部材を基台の内方に折畳み可能に設け、基台の上面 中間左右方向には断面円弧状に陥んだ帯状の受け板を設け、この受け板に対向し て左右両側の側枠部材の上部梁間に帯状の上蓋を着脱可能に設け、左右両側の側 枠部材の前側の支柱間及び後側の支柱間に枠状の扉を開閉又は着脱可能に設けて なるものである。
【0005】 本考案の航空機タイヤ用コンテナの他の1つは、上記構成の航空機タイヤ用コ ンテナに於いて、矩形の基台上の受け板の両側端に夫々一対のストッパーを立設 してこれらストッパーにコンテナ前後面より取外しして基台上の前後両側に載置 した枠状の扉の両側端のLピンを係合して枠状の扉を固定し、この枠状の扉の上 に左右両側の側枠部材を折畳み載置し、この折畳んだ側枠部材を、予め取外した 上蓋を基台の右両側の前後の支柱の上端間に設けた側梁に着脱可能に取付けるこ とによって押えて固定したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記のように構成された本考案の航空機タイヤ用コンテナに航空機タイヤを積 み込むには、上蓋を側枠部材の上部梁間から取外し、また前側又は後側の枠状の 扉を開くか又は取外す。そして基台の上面中間左右方向に設けた断面円弧状に陥 んだ帯状の受け板上に、左側又は右側から航空機タイヤを順次竪向きに平行に並 べて外周の底部を嵌合の上載置する。この時、先に格納した航空機タイヤは受け 板上からころがり落ちることがないので、手で押える必要がなく、作業性が向上 する。前記の開くか又は取外した枠状の扉は閉じるか又は取付け、左右両側の側 枠部材の上部梁間に帯状の上蓋を取付けて航空機タイヤの外周の頂部を被う。
【0007】 こうして航空機タイヤを積み込んだコンテナは、輸送或いは格納の為フォーク リフトにより段積みされるが、この段積みの際航空機タイヤの外周の頂部が帯状 の上蓋で被われているので、フォークリフトのフォークやコンテナの底部が航空 機タイヤの外周の頂部を損傷することがない。 コンテナより航空機タイヤを取出す時は、帯状の上蓋を取外し、前側又は後側 の枠状の扉を開くか又は取外して、端部より航空機タイヤを1個づつ引き出す。 この時、各航空機タイヤの外周の底部が断面円弧状に陥んだ帯状の受け板上に嵌 合の上載置されているので、隣りの航空機タイヤは共に引き出されることがない 。従って、隣りの航空機タイヤを手で押える必要がないので、作業性が向上する 。
【0008】 コンテナの不使用時は、上蓋及び前後両側の枠状の扉を取外して先ず枠状の扉 を基台上に載置して両側端のLピンをストッパーに係合して固定し、次に左右両 側の側枠部材を基台の内方に折畳んで枠状の扉の上に重ね、次いでその上から上 蓋を基台の左右両側の前後の支柱の上端間に設けた側梁に着脱可能に取付けるこ とによって、側枠部材を押えて固定する。かくしてこれらを段積みすることがで き、部材は散逸することがなく、収納スペースは少なくて済む。
【0009】
【実施例】
本考案の航空機タイヤ用コンテナの一実施例を図によって説明する。図1,2 ,3に示すように矩形の基台10の四隅に短い支柱11が立設され、左右両側の 前後の支柱11には、夫々前後2本の支柱12に上部梁13、中間梁14を結合 してなる側枠部材15が基台10の内方に折畳み可能に設けられている。即ち、 前後の支柱11は基台10の内方にコ字型に開口され、これに側枠部材15の前 後2本の支柱12が嵌入され、その側面の長孔16に基台1の前後の支柱11の 側面からピン17が挿通されて側枠部材15が前後の支柱11に支持され、基台 10の内方に折畳み可能になされている。そして側枠部材15の支柱12の下部 外側面に設けたクサビ18を支柱11の上端外側面に設けたU溝18aに係止し て、側枠部材15を起立固定している。基台10の上面中間左右方向には断面円 弧状に(載置する航空機タイヤの外径に合わせて)陥ませた帯状の受け板19が 設けられている。受け板19に対応して左右両側の側枠部材15の上部梁13間 には断面が扁平リップ付溝形の帯状の上蓋20が着脱可能に、即ち、上蓋20の 両端のフランジ21が側枠部材15の上部梁13上の中間に載置され、上蓋20 の左端面に設けられたリベットピン22が左側の側枠部材15の上部梁13の内 側面に設けられた透孔23に貫通され、上蓋20の右端面に設けられた透孔24 と右側の側枠部材15の上部梁13に穿設された透孔25とに、上蓋18の下面 に鎖26にて吊設されたボールピン27が貫通されて、着脱可能に上蓋20が設 けられている。左右両側の側枠部材15の前側の支柱12間及び後側の支柱12 間には、夫々枠状の扉28が着脱可能に、即ち、扉28の両側端部上下に外側方 に突出して固設したLピン29の垂直部を側枠部材15の支柱12の外側面に固 設した筒体30に嵌入して、着脱可能に扉28が設けられている。尚、図2中の 31は受け板19の両側端に立設したストッパーで、取外した枠状の扉28を基 台1上に載置した時に移動するのを阻止するものである。32,33は基台1の 左右両側の前後の支柱2の上端間に設けた側梁34に突設した透孔で、取外した 上蓋20を固定するためリベットピン22、ボールピン27を貫通するものであ る。
【0010】 このように構成された実施例の航空機タイヤ用コンテナに、航空機タイヤを積 み込むには、上蓋20をボールピン27を抜いて側枠部材15の上部梁13間か ら取外し、また前側又は後側の枠状の扉28に持ち上げてLピン29の垂直部を 側枠部材15の支柱12に固設した筒体30より抜き取って、枠状の扉28を取 外す。そして基台10の上面中間左右方向に設けた断面円弧状に陥んだ帯状の受 け板19上に、左側又は右側から図4に示すように航空機タイヤTを順次竪向き に平行に並べて外周の底部を嵌合の上載置する。この時、先に格納した航空機タ イヤTは受け板19上からころがり落ちることがないので、手で押える必要がな く、作業性が向上する。前記の取外した枠状の扉28は、左右両側の側枠部材1 5の支柱12に取付け、左右両側の側枠部材15の上部梁13間に帯状の上蓋2 0を取付けて、航空機タイヤTの外周の頂部を被う。
【0011】 こうして航空機タイヤTを積み込んだコンテナは、輸送或いは格納の為フォー クリフトにより段積みされるが、この段積みの際、航空機タイヤTの外周の頂部 が帯状の上蓋20で被われているので、フォークリフトのフォークや段積みする 他のコンテナの底部が航空機タイヤTの外周の頂部を損傷することがない。また 、航空機タイヤTの外周の中高部がコンテナの前面及び後面よりはみ出ないので 、作業上邪魔になったり、傷付いたりすることがなく、輸送や格納に便利である 。
【0012】 コンテナより航空機タイヤTを取出す時は、帯状の上蓋20を取外し、前側又 は後側の枠状の扉28を取外して、端部より航空機タイヤTを1個づつ引き出す 。この時、各航空機タイヤTの外周の底部が断面円弧状に陥んだ帯状の受け板1 9上に嵌合の上載置されているので、隣りの航空機タイヤTは共に引き出される ことがない。従って、隣りの航空機タイヤTを手で押える必要がないので、作業 性が向上する。
【0013】 コンテナの不使用時は、上蓋20及び前後両側の枠状の扉28を図5に示すよ うに取外して、先ず枠状の扉28を基台10上に前後に載置し、両端のLピン2 9をストッパー31に係合して扉28を固定し、次に左右両側の側枠部材15を 長孔16を介して僅かに上方にスライドさせてクサビ18を支柱11の上端外側 面のU溝18aから外した後、ピン17を中心に基台10の内方に回転して図6 に示すように折畳み、次いでその上に上蓋20を配し、基台10の左右両側の前 後の支柱11の上端間に設けた側梁34の透孔32にリベットピン22を、透孔 33と上蓋20の透孔24とにボールピン27を貫通して着脱可能に取付けて、 前記の折畳んだ側枠部材15を押えて固定する。 かくしてこれらを段積みすることができ、部材は散逸することがなく、収納ス ペースは少なくて済む。
【0014】
【考案の効果】
以上の通り本考案の航空機タイヤ用コンテナは、タイヤをコンテナに格納した り、コンテナからタイヤを引き出す際、隣りのタイヤを手で押える必要がなく、 作業性が良い。また、タイヤを長期間コンテナに格納保管してもタイヤは外周面 に沿って円弧状に陥んだ受け板に支持されているので、タイヤ面が変形しない。 さらに航空機タイヤを積み込んだコンテナを輸送或いは格納の為、フォークリフ トにより段積みする際航空機タイヤの頂部が上蓋で被われているので、フォーク リフトのフォークや段積みする他のコンテナの底部が航空機タイヤの頂部を傷付 けることがなく安全である。
【0015】 またコンテナの不使時、上蓋及び前後両側の枠状の扉を取外して先ず扉を基台 上に載置固定し、左右の側枠部材を基台の内方に折畳み、その上から上蓋を基台 の側梁に着脱可能に取付けることにより、部材を散逸することなくコンパクトに まとめて段積みすることができるので、収納スペースが少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の航空機タイヤ用コンテナの一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図2のコンテナに航空機タイヤを積み込んだ状
態を示す図である。
【図5】図1のコンテナに於いて前後の枠状の扉と上蓋
を取外し、枠状の扉を基台上に載置した状態を示す図で
ある。
【図6】図5のコンテナに於いて側枠部材を基台の内方
に折畳んで扉の上に重ね、その側枠部材を上蓋にて押え
て固定した状態を示す側面図である。
【図7】従来のタイヤ用パレットを示す正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
10 基台 11 支柱 12 支柱 13 上部梁 14 中間梁 15 側枠部材 19 受け板 20 上蓋 28 扉 29 Lピン 31 ストッパー 34 側梁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の基台の四隅に支柱を立設し、左右
    両側の前後の支柱には、夫々前後2本の支柱に上部梁、
    中間梁を結合してなる側枠部材を基台の内方に折畳み可
    能に設け、基台の上面中間左右方向には断面円弧状に陥
    んだ帯状の受け板を設け、この受け板に対向して左右両
    側の側枠部材の上部梁間に帯状の上蓋を着脱可能に設
    け、左右両側の側枠部材の前側の支柱間及び後側の支柱
    間に枠状の扉を開閉又は着脱可能に設けてなる航空機タ
    イヤ用コンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の航空機タイヤ用コンテナ
    に於いて、矩形の基台上の受け板の両側端に夫々一対の
    ストッパーを立設してこれらストッパーにコンテナ前後
    面より取外して基台上の前後両側に載置した枠状の扉の
    両側端のLピンを係合して、枠状の扉を固定し、この枠
    状の扉の上に左右両側の側枠部材を折畳み載置し、この
    折畳んだ側枠部材を、予め取外した上蓋を基台の左右両
    側の前後の支柱の上端間に設けた側梁に着脱可能に取付
    けることによって押えて固定したことを特徴とする航空
    機タイヤ用コンテナ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074372A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 小野谷機工株式会社 タイヤ空気充填用安全柵
KR101641906B1 (ko) * 2016-04-21 2016-07-22 김일태 안정 고정 크레이트

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