JP2005349707A - 記録システム、記録装置、及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 たとえユーザが設定した記録媒体の種類と記録装置にセットした記録媒体の種類とが異なる場合でもユーザにとって所望の記録結果が得られるようにした記録システム、記録装置、及び記録方法を提供する。
【解決手段】 ホスト装置と記録装置とから構成される記録システムでは、記録装置にセットされた記録媒体の種類を検出し、ユーザが所望の記録に用いる記録媒体の種類を設定し、その設定された記録媒体の種類に適した記録データを生成し、その検出された記録媒体の種類と設定された記録媒体の種類とを比較し、その比較結果をユーザに通知し、その比較結果に従って、生成記録データを記録装置にセットされた記録媒体の種類に適した記録データへと再生成し、生成或いは再生成された記録データに基づいて記録を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は記録システム、記録装置、及び記録方法に関し、特に、例えば、インクジェット方式に従って記録を行うために用いられる記録ヘッドを用いた記録システム、記録装置、及び記録方法に関するものである。
従来のホスト装置(以下、ホストという)と記録装置とによって構成される記録システムでは、ホスト側に組み込まれたプリンタドライバの紙種設定によって、記録装置側にどんな紙が給紙されているかに係わらず、その設定に従った記録を行っていた。
しかし、近年になり、用紙判別機能を有した記録装置が登場した結果、プリンタドライバ側で設定された紙種と記録装置側で判別した紙種とが不一致であることがある。
このような状況をユーザに知らせるために、用紙の種類を自動的に判断して表示する構成が従来より知られている(例えば、特許文献1)。
また、印刷の際に指示された紙種に対応させて印刷処理を実行する構成が特許文献2に開示されているように、従来から知られているが、指示された紙種と記録装置にセットされている紙種とが不一致の場合には、良好な画像の記録を行うことができない。このような場合、従来の記録制御では、記録装置に給紙されている用紙に適した記録データに再生成し直して記録を行う必要があり、プリンタドライバ側の設定を無視して印刷処理を実行するか、ユーザがドライバ側の設定を変更しなければならない。また、用紙トレイを複数備えた記録装置の構成として、使用中のトレイに用紙が無くなった場合に、同サイズの用紙を収容している他のトレイから給紙を行うようにし、同サイズの用紙であっても用紙の種類が、先に使用していたトレイの用紙と異なる場合には、その用紙は用いないようにした構成が、特許文献3に開示されている。
特開平10−310284号公報 特開平8−297553号公報 特開2000−205837号公報
上述のように、プリンタドライバの設定を無視して印刷処理を実行する構成では、以下に記すような問題が生じている。
(1)ユーザは常に記録装置にセットされている用紙の種別を把握しているわけではなく、例えば、前回に写真を印刷したときにセットしておいた写真印刷用の用紙が1枚の残ったままになっていることを忘れて、今回テキスト文書を普通紙モードで印刷しようとした場合に、現状高価な写真印刷用の用紙に普通紙モードでテキスト文書が記録されてしまうか、普通紙モードでの記録データを写真用に再生成し直してテキストデータを高品位モードで記録してしまう。これらのいずれの場合もユーザの意図とはかけ離れた結果となってしまう。
(2)ローカルプリンタであれば記録装置とホスト装置(ユーザが使用する機器)は一対一の対応関係があるので、自分以外に印刷ジョブを投入するものがいないが、ネットワークプリンタにおいては複数ユーザが1台の記録装置を共用しているため、印刷ジョブの割り込みが発生する。例えば、あるユーザ自身が大切な写真を高品位で印刷するために高価な写真印刷用の用紙を記録装置にセットして印刷ジョブを実行するまでの一瞬の間に、他のジョブ(例えば、データがテキスト文書で用いたい用紙は普通紙で、記録は低品位)が割り込んで実行される場合がある。このときには、割り込んだジョブは高価な写真印刷用の用紙でテキスト文書を高品位で印刷し、反対に安価な普通紙には低品位で写真が印刷されるというように、印刷ジョブを発行した双方のユーザの意図とは異なる用紙に印刷がなされてしまう。
(3)プリンタやパソコンを扱うことに不慣れな初心者、用紙の種類の認識が薄い人、視覚や触覚にハンディがある人など、紙を見たり触ったりするだけでは正確な用紙判別が困難な人が印刷を行う場合には、プリンタドライバ側の紙種設定が頼りとなるが、実際の記録時に採用されるのは記録装置側に給紙された紙種の設定が優先されてしまうので、ユーザによって不本意な印刷がなされてしまっても、その事実を通知することがない。
(4)たとえローカルプリンタであっても、設置場所の点で記録装置がユーザから容易に見えるような環境の良い場所に設置される場合は少なく、机の下やラックの一番上といった場所に設置されたり、或いは、用紙自体が装置本体内に格納されているカセット式記録装置などのように現在装置に給紙されている用紙がどのような紙種であるかを認識するのが困難な場合には、ユーザにとって、その用紙判別はプリンタドライバの設定情報が頼りであるが、実際は、記録装置側での紙種検出結果が優先されて、ユーザの意図に反する記録がなされてしまう結果となる。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、たとえユーザが設定した記録媒体の種類と記録装置にセットした記録媒体の種類とが異なる場合でもユーザにとって所望の記録結果が得られるようにした記録システム、記録装置、及び記録方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の記録システムは以下のように構成される。
即ち、少なくともホスト装置と前記ホスト装置と接続された記録装置とから構成される記録システムであって、前記記録装置にセットされた記録媒体の種類を検出する検出手段と、ユーザが所望の記録に用いる記録媒体の種類を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された記録媒体の種類に適した記録データを生成する生成手段と、前記検出手段により検出された記録媒体の種類と前記設定手段により設定された記録媒体の種類とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に従って、前記生成手段により生成された記録データを前記記録装置にセットされた記録媒体の種類に適した記録データへと再生成する再生成手段と、前記生成手段或いは前記再生成手段により生成或いは再生成された記録データに基づいて前記記録装置により記録を行う記録手段とを有することを特徴とする。
なお、前記比較手段による比較結果を前記ユーザに通知する通知手段をさらに備えることが望ましい。
ここで、1つの態様としては、前記再生成手段と比較手段と通知手段とは前記ホスト装置に備えられ、前記検出手段は前記記録装置に備えられ、その検出手段により検出された記録媒体の種類は記録装置からホスト装置に送信されるようにすると良い。
この場合、前記ホスト装置はさらに、前記比較手段による比較結果、前記検出手段により検出された記録媒体の種類と前記設定手段により設定された記録媒体の種類とが不一致である場合、これ以降の記録動作に関し、複数の選択オプションを前記ユーザに呈示し、その複数の選択オプションの呈示に対するユーザからの選択指示を入力し、その入力された選択オプションに従って、前記再生成手段を制御すると良い。
この選択オプションとしては、(1)記録動作の中断、(2)記録装置にセットされた記録媒体を用いた記録、及び、(3)設定手段により設定したユーザ所望の記録媒体による記録が含まれる。
また、ホスト装置では、入力された選択オプションに従って、記録装置にセットされた記録媒体の入れ替えが必要な場合には、その入れ替えの終了が確認されるまでは、記録動作の続行を待ち合わせるように制御すると良い。
また、別の態様として、前記通知手段が前記ホスト装置に備えられ、前記再生成手段と前記比較手段と前記検出手段が前記記録装置に備えられ、前記検出手段により検出された記録媒体の種類が前記記録装置から前記ホスト装置に送信され、前記検出手段により検出された記録媒体の種類と前記設定手段により設定された記録媒体の種類とが不一致である場合には、その旨が前記通知手段により前記ユーザに通知されるようにすると良い。
以上のいずれの態様をとるにしても、前記設定手段による設定と前記通知手段による通知は、前記ホスト装置にインストールされたプリンタドライバとそのホスト装置が備えるマンマシンインタフェース機能とが連動してなされる。
また他の発明によれば、少なくともホスト装置と前記ホスト装置と接続された記録装置とから構成される記録システムにおける記録方法であって、前記記録装置にセットされた記録媒体の種類を検出する検出工程と、ユーザが所望の記録に用いる記録媒体の種類を設定する設定工程と、前記設定工程において設定された記録媒体の種類に適した記録データを生成する生成工程と、前記検出工程において検出された記録媒体の種類と前記設定工程において設定された記録媒体の種類とを比較する比較工程と、前記比較工程における比較結果に従って、前記生成工程において生成された記録データを前記記録装置にセットされた記録媒体の種類に適した記録データへと再生成する再生成工程と、前記生成工程或いは前記再生成工程において生成或いは再生成された記録データに基づいて前記記録装置により記録を行う記録工程とを有することを特徴とする記録方法を備える。
さらに他の発明によれば、ホスト装置と接続される記録装置であって、セットされた記録媒体の種類を検出する検出手段と、前記ホスト装置に前記検出手段による検出結果を送信する送信手段と、前記ホスト装置から記録データを受信して記録を行う記録手段とを有することを特徴とする記録装置を備える。
その記録装置は、さらに、前記ホスト装置によりユーザが設定した所望の記録媒体の種類を受信する受信手段と、前記受信手段により受信したユーザ所望の記録媒体の種類と前記検出手段により検出した前記セットされた記録媒体の種類とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に従って、前記受信した記録データを前記セットされた記録媒体の種類に適した記録データに再生成する再生成手段とを有することが望ましい。
従って本発明によれば、たとえ、ホスト装置側での記録媒体の種類設定と記録装置にセットされている記録媒体の種類との間に不一致が生じたとしても、ユーザがその不一致状態を知らないままに置かれることはないので、ユーザは状況に応じた適切な対応をすることができるという効果がある。
例えば、そのような不一致が発生した場合には、ユーザに対して対処するための選択オプションをいくつか呈示して、ユーザ所望のオプションを選択させ、その事態に対処することも可能になる。
1つの場面としては、記録装置がネットワークに接続されたものであった場合においてもユーザが所望の記録媒体をセットして、印刷ジョブを投入する前に、他のジョブが割り込んできても、自分がセットしたその記録媒体に他のジョブが勝手に印刷するというトラブルを回避できる。
或いは、別の場面としては、前回の印刷で今回と異なる記録媒体がセットされているのを忘れて、別の種類の記録媒体で記録しようとしたときであっても、その不一致が通知されるので、既に給紙されている異なった種類の記録媒体に記録がなされるという事態も回避できる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
図1は本発明が考慮する印刷環境を具体的に示した図である。
図1において、61はユーザが所望の記録結果であり、具体的にはテキストデータが普通紙に記録された印刷物、62は記録装置、63は前回の記録で写真印刷をした時に残された写真印刷用の高画質用紙、64は給紙トレイ、66〜68は高画質用紙62の下に積載され次の記録で給紙される普通紙である。図1で記録装置62は図の上部と下部とに2つ示されているが、上部の図は高画質用紙63が給紙トレイ64にまだ積載されている状態を示し、下部の図は高画質用紙63が排紙された後の状態を示している。
図1に於いて、ユーザが所望するのはテキスト文書の記録なので、高画質用紙を用いる意図はないが、給紙トレイ64には前回写真印刷をした際に用いた高画質用紙63が残っているので、ユーザには高画質用紙63に普通紙モードで記録するか、高画質用紙63に写真モードで記録するか、高画質用紙63を排紙して次の普通紙66に普通紙モードで記録するなどの選択肢がある。
図2は本発明の代表的な実施例であるホスト装置(以下、ホストという)と記録装置とから構成される記録システムの構成を示すブロック図である。
ホスト41と記録装置62とはインタフェースケーブルで相互接続されている。なお、ホスト41としてはパーソナルコンピュータが代表的なものであるが、それ以外にもデジタルカメラ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)などがホストであっても良い。そして、そのような場合には、ホスト41と記録装置62とがケーブルではなく、Bluetooth(登録商標)やIEEE802.11などの無線LANのインタフェースを備えていても良い。
さて、ホスト41にはLCDやCRTなどの表示装置、CPUを内蔵した制御部43、ユーザ指示を入力するキーボード44、記録装置62とのデータのやりとりを行うインタフェース45などが備えられている。
一方、記録装置62には、ホスト41とのデータのやりとりを行うインタフェース48、CPUを内蔵する制御部49、ホスト41から受信した記録データを記録ヘッド用のデータに変換する記録データ生成部50、記録用紙などの記録媒体へ実際に記録するエンジン51、記録ヘッド52、記録媒体の種類判別を行う紙種センサ53、給紙トレイ54などが備えられる。そして、給紙トレイ54には記録用紙55などが積載される。なお、記録ヘッド52としてはインクジェット記録ヘッドが望ましく、特に、インクを吐出する複数の記録要素(ノズル)を備え、そのノズル内に供給される記録信号に従って発熱する電気熱変換体を備え、その熱によりインクを加熱してインクを吐出する方式を採用したインクジェット記録ヘッドが望ましい。
また、図2に示されるように、ホスト41の制御部43にはプリンタドライバがインストールされており、そのプリンタドライバによりユーザは表示部42と連動して動作するマンマシンインタフェースを介して印刷設定を行うことができる。即ち、ユーザはそのプリンタドライバを用いて用紙の紙種等の設定を行う。そして、その設定に従って、ホスト41はその紙種に最適な記録データを制御部43で生成し、記録装置62に対して記録データを送信する。
次に、以上の構成の記録システムにおいて実施される、プリンタドライバによる紙種設定と給紙トレイ54に積載された記録用紙の紙種とが不一致な場合の処理に関するいくつかの実施例についてフローチャートを参照しながら説明する。
図3は本発明の実施例1に従う記録処理を示すフローチャートである。なお、図3のフローチャートにおいて、左側のフローが記録装置側の処理を、右側のフローがホスト側の処理を表している。ここでは、プリンタドライバには紙種として写真印刷用の高画質用紙が設定されているとする。
まず、ステップS2において、ホスト41側ではプリンタドライバでの設定に従って、記録データを写真印刷用の“高画質用紙”に最適なデータを生成する。
一方、記録装置62側では、ステップS17において、給紙トレイ64に積載されている記録用紙の種類を紙種センサ53により検知し、さらにステップS18では、その検知により得られた紙種データをホスト41に通知する。図3に示す例では、記録装置には普通紙がセットされているとして、紙種データとして“普通紙”を通知する。
次に、ホスト側において、ステップS3では、記録装置62にセットされている用紙の紙種データ(この場合は、“普通紙”)を記録装置62から取り込む。そして、ステップS4ではプリンタドライバで設定した紙種と記録装置側で検出した紙種が一致しているかどうかを調べる。ここで、その紙種が一致していると判断されたなら、処理はステップS10に進み、ホストから記録装置に記録データを送信し、ホスト側での処理は終了する。これに対して、その紙種が不一致であれば、処理はステップS6に進む。
ステップS6では紙種が不一致した旨をホスト41の表示部42にメッセージとして表示し、ユーザに通知する。
図4はホストの表示画面に表示されるメッセージの例を示す図である。
図4において、31は表示画面、32は紙種不一致時に表示画面31にポップアップされる表示ウインドウ、33はユーザに対して紙種不一致であることを伝えるメッセージ、34はメッセージ33を介してユーザに呈示される選択オプションである。
この例は、ユーザに対して、1.用紙交換、2.記録装置にセットされている用紙での記録、3.印刷中断の3つのオプションが呈示されている。
この通知がなされると、これに続くステップS7では、表示されたオプションからユーザに所望の処理を選択させるための選択キー入力処理の準備を行い、ユーザからの選択入力を待ち合わせる。そして、その選択入力に関し、ステップS8ではユーザがどんなオプションを選択したのかを調べる。
ここで、オプション2、即ち、ユーザが記録装置にセットされている用紙(ここでは、“普通紙”)での印刷を選択した場合には、処理はステップS9に進み、当初の写真印刷用の高画質紙に適した記録データから普通紙に適した記録データに再生成する記録データ再生成処理を実行する。さらにステップS10では、その再生成された記録データを印刷ジョブとして記録装置に送信する。その後、ホスト側としての処理は終了する。
また、ユーザがオプション3、即ち、印刷中断を選択した場合には、ホスト側の処理はそのまま終了する。
これに対して、オプション1、即ち、プリンタドライバで設定し紙種での印刷を選択した場合には、処理はステップS12に進み、記録装置にセットされている用紙が普通紙から写真印刷用の高画質紙への交換作業の完了を待ち合わせ、さらにステップS13では、その用紙交換の終了を確認する。この確認はユーザが、例えば、キーボードから“ENTER”キーの入力をすることによってなされ、ステップS13では、入力されたキーがその確認に対して正しいキー入力であるかどうかをチェックする。ここで、正しいキー入力がなされ、用紙交換が終了したことをホストが確認すると、処理はステップS3に戻り、上述の処理を繰り返す。
ここで、記録装置側の処理に戻って説明を続ける。
ステップS20では、ホスト側からの記録データの送信を待ち合わせており、ホストから記録データが送信されると、これを受信し、ステップS22において、実際に用紙に印記録を行う。そして、その記録処理が終了すると、記録装置側における一連の処理を終了する。
一連の処理の終了時、記録装置は記録終了をホストに通知する。
以上のような処理により、例えば、ユーザがホスト上のプリンタドライバにおいて記録に使用する用紙の種類として写真印刷用の高画質用紙の設定を行った場合、プリンタドライバはその設定用紙に適した記録データを生成するが、そのデータを記録装置に送信する前に、記録装置にセットされている用紙種類とプリンタドライバ側での紙種設定とが一致しているかどうかをチェックし、一致していれば記録装置へ生成された記録データをそのまま送信するが、不一致であればユーザに紙種が不一致である旨をメッセージ表示により通知し、ユーザがその後の対応を選択できるようにする。
ここで、ユーザが用紙を入れ替えてプリンタドライバが設定した紙種で記録を行うことを選択するなら、その入れ替え作業が終了したことを所定のキーの入力によりプリンタドライバへ通知し、プリンタドライバが再度紙種情報を記録装置から取り込み、新たにセットされた紙種情報に基づいて記録を行うようにする。これに対して、用紙入れ替えなしにそのまま印刷するのであれば、記録装置にセットされている記録用紙の種類に従った記録データとなるように、最初に生成された記録データを再度作り直して、そのデータを記録装置へ送信する。
従って以上説明した実施例に従えば、記録装置にセットされた記録用紙の種類とプリンタドライバで設定した記録用紙の種類が不一致である場合には、記録をそのまま続行させずに、ユーザにその後の処理についての選択の余地を与え、その選択に従った記録を行うように制御することができる。
なお、以上説明した例では、ユーザにメッセージ表示を行い、もし、ユーザ所望の記録用紙で印刷を行うために、記録装置の用紙を入れ替えるために、記録動作を一時中断し、所望の紙種がセットされ、これが確認されるまでは、処理を待ち合わせるように制御しているが、記録装置の紙種検出機能を利用するならば、例えば、記録用紙の給紙トレイに複数種の記録用紙が混載されている場合などには、ユーザが設定した用紙が検出されるまで、記録装置に給紙されている用紙を排紙し続け、所望の用紙が検出された後に印刷を実行するようにしても良い。
また、ユーザにメッセージ表示したなら、印刷は実行しないで記録装置側で給紙された紙を排紙し、ユーザ所望の紙種がセットされるまで印刷ジョブの実行を待ち合わせるようにしても良い。
このようにすることで、印刷時に紙種設定が異なった用紙が一枚もしくは数枚だけセットされているような場合、該当の紙種が見つかるまで排紙するので、ユーザがわざわざ不要な用紙を記録装置の給紙トレイから取り除くというような作業を排除できる。
特に、最近の記録装置によっては、紙種判別センサが給紙トレイ部ではなく、記録ヘッドを搭載するキャリッジに搭載されている場合がある。このような場合、紙種判別はその用紙が給紙トレイから装置内に給紙され、キャリッジ近傍に達した後に行われることになるが、このような場合の不要用紙の取り除き作業がユーザの手で行うとすれば、非常に煩わしいものであるが、上記のように不要用紙の自動排紙がなされると、ユーザにとっては極めて便利となるというメリットがある。
また、この実施例では、最初に生成した記録データを記録に用いる記録用紙の種類に適した記録データに作り替えるデータ再生成処理はホスト側で行うようにしているので、ホストの処理能力に余裕があり、記録装置側の処理能力が小さい場合には有利である。
この実施例では、実施例1とは対照的に最初に生成した記録データを記録に用いる記録用紙の種類に適した記録データに作り替えるデータ再生成処理を記録装置側で行う例について説明する。
図5は本発明の実施例2に従う記録処理を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにおいて、左側のフローが記録装置側の処理を、右側のフローがホスト側の処理を表している。ここでは、プリンタドライバには紙種として写真印刷用の高画質用紙が設定されているとする。また、実施例1で説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略し、ここでは、この実施例に特徴的な処理についてのみ説明する。
まず、ホスト側ではステップS2の処理後、ステップS2aにおいて生成した記録データを印刷ジョブとして記録装置に送信する。その印刷ジョブには、プリンタドライバで設定した紙種情報が含まれる。
一方、記録装置側では、ステップS15においてホストからの印刷ジョブの送信を待ち合わせ、送信があれば、記録データをプリンタドライバで設定した紙種情報とともに受信する。そして、ステップS16では、ホストから送信されてきた印刷ジョブに含まれる紙種情報(この例では、写真印刷用の高画質用紙)を取り出す。さらに、実施例1で説明したステップS17〜S18の処理を実行し、記録装置のセットされている記録用紙の紙種情報をホストに通知する。
さて、ホスト側では、ステップS3の処理を行って、記録装置にセットされた記録用紙の紙種情報を取得し、ステップS6aにおいて、その紙種とプリンタドライバで設定した紙種との間に不一致があれば、その旨をメッセージとして表示部42の表示画面に表示する。その後、ホスト側の処理は終了する。
再び記録装置側では、ステップS19において、記録装置にセットされた記録用紙の紙種とプリンタドライバで設定した紙種との間に一致があるかどうかを調べる。ここで、両者が一致していれば、処理はステップS22に進むが、不一致であれば、処理はステップS21に進んで、受信した記録データを記録装置にセットされている記録用紙の種類に最適なデータへと再生成する。その後、処理はステップS22へと進む。
従って以上説明した実施例によれば、プリンタドライバに設定された紙種と記録装置にセットされた紙種とが異なった場合に、記録装置側にセットされた記録用紙の種類に従った記録を行うことを優先するが、ユーザには紙種判別の結果(不一致)を通知するので、記録自体は記録装置に実際にセットされている用紙に最適な記録がなされるが、そのことをユーザにも通知されるので、必要であればユーザは用紙の交換や再印刷などの適切な処置を行うことができる。
この実施例は、実施例1の処理から用紙の不一致があった場合に、ユーザに通知を行うが、その不一致に対処するためのオプションをユーザに選択させず、ホスト側で所定の処理を行うようにした例である。
図6は本発明の実施例3に従う記録処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートにおいて、左側のフローが記録装置側の処理を、右側のフローがホスト側の処理を表している。ここでは、プリンタドライバには紙種として写真印刷用の高画質用紙が設定されているとする。また、この実施例での処理は全て、実施例1に含まれているので、その同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
この実施例に従えば、プリンタドライバに設定された紙種と記録装置にセットされた紙種とが異なった場合に、その不一致をユーザに通知するとともに、記録データをプリンタドライバ側で記録装置にセットされた記録用紙に最適な記録データへと再生成して印刷する。この実施例では、ユーザに処理の選択自由度はないものの、紙種不一致については表示されるので、必要であればユーザは用紙の交換や再印刷などの適切な処置を行うことができる。
本発明が考慮する印刷環境を具体的に示した図である。 本発明の代表的な実施例であるホスト装置と記録装置とから構成される記録システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に従う記録処理を示すフローチャートである。 ホストの表示画面に表示されるメッセージの例を示す図である。 本発明の実施例2に従う記録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に従う記録処理を示すフローチャートである。
符号の説明
31 表示画面
41 ホスト装置
42 表示部
43 制御部
44 キーボード
45、48 インタフェース
46 インタフェースケーブル
49 制御部
50 記録データ生成部
51 エンジン
52 記録ヘッド
53 紙種センサ
54 給紙トレイ
62 記録装置
63 写真印刷用高画質用紙
64 給紙トレイ
66〜68 普通紙

Claims (11)

  1. 少なくともホスト装置と前記ホスト装置と接続された記録装置とから構成される記録システムであって、
    前記記録装置にセットされた記録媒体の種類を検出する検出手段と、
    ユーザが所望の記録に用いる記録媒体の種類を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された記録媒体の種類に適した記録データを生成する生成手段と、
    前記検出手段により検出された記録媒体の種類と前記設定手段により設定された記録媒体の種類とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に従って、前記生成手段により生成された記録データを前記記録装置にセットされた記録媒体の種類に適した記録データへと再生成する再生成手段と、
    前記生成手段或いは前記再生成手段により生成或いは再生成された記録データに基づいて前記記録装置により記録を行う記録手段とを有することを特徴とする記録システム。
  2. 前記比較手段による比較結果をユーザに通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  3. 前記再生成手段と前記比較手段と前記通知手段とは前記ホスト装置に備えられ、
    前記検出手段は前記記録装置に備えられ、
    前記検出手段により検出された記録媒体の種類は前記記録装置から前記ホスト装置に送信されることを特徴とする請求項2に記載の記録システム。
  4. 前記ホスト装置はさらに、
    前記比較手段による比較結果、前記検出手段により検出された記録媒体の種類と前記設定手段により設定された記録媒体の種類とが不一致である場合、これ以降の記録動作に関し、複数の選択オプションを前記ユーザに呈示する呈示手段と、
    前記呈示手段による複数の選択オプションの呈示に対する前記ユーザからの選択指示を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された選択オプションに従って、前記再生成手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする請求項3に記載の記録システム。
  5. 前記選択オプションは、記録動作の中断、前記記録装置にセットされた記録媒体を用いた記録、及び、前記設定手段により設定したユーザ所望の記録媒体による記録を含むことを特徴とする請求項4に記載の記録システム。
  6. 前記制御手段は、前記入力手段によって入力された選択オプションに従って、前記記録装置にセットされた記録媒体の入れ替えが必要な場合には、前記入れ替えの終了が確認されるまでは、記録動作の続行を待ち合わせるように制御することを特徴とする制御4に記載の記録システム。
  7. 前記通知手段は前記ホスト装置に備えられ、
    前記再生成手段と前記比較手段と前記検出手段は前記記録装置に備えられ、
    前記検出手段により検出された記録媒体の種類は前記記録装置から前記ホスト装置に送信され、
    前記検出手段により検出された記録媒体の種類と前記設定手段により設定された記録媒体の種類とが不一致である場合には、その旨が前記通知手段により前記ユーザに通知されることを特徴とする請求項2に記載の記録システム。
  8. 前記設定手段による設定と前記通知手段による通知は、前記ホスト装置にインストールされたプリンタドライバと前記ホスト装置が備えるマンマシンインタフェース機能とが連動してなされることを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  9. 少なくともホスト装置と前記ホスト装置と接続された記録装置とから構成される記録システムにおける記録方法であって、
    前記記録装置にセットされた記録媒体の種類を検出する検出工程と、
    ユーザが所望の記録に用いる記録媒体の種類を設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定された記録媒体の種類に適した記録データを生成する生成工程と、
    前記検出工程において検出された記録媒体の種類と前記設定工程において設定された記録媒体の種類とを比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較結果に従って、前記生成工程において生成された記録データを前記記録装置にセットされた記録媒体の種類に適した記録データへと再生成する再生成工程と、
    前記生成工程或いは前記再生成工程において生成或いは再生成された記録データに基づいて前記記録装置により記録を行う記録工程とを有することを特徴とする記録方法。
  10. ホスト装置と接続される記録装置であって、
    セットされた記録媒体の種類を検出する検出手段と、
    前記ホスト装置に前記検出手段による検出結果を送信する送信手段と、
    前記ホスト装置から記録データを受信して記録を行う記録手段とを有することを特徴とする記録装置。
  11. 前記ホスト装置によりユーザが設定した所望の記録媒体の種類を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したユーザ所望の記録媒体の種類と前記検出手段により検出した前記セットされた記録媒体の種類とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に従って、前記受信した記録データを前記セットされた記録媒体の種類に適した記録データに再生成する再生成手段とをさらに有することを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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