JP2005349696A - 画像形成装置および画像出力方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents

画像形成装置および画像出力方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷シーケンス中における各色毎の伸長データの転送と各色別の画像形成部との画像形成タイミングとが間に合わなくなって画像不良となる事態の発生を低減することである。
【解決手段】ホストコンピュータ1001からホストI/F制御部1032aが受信し、該受信した複数色にかかる第1の画像信号をRAM1035上に割り当てられた領域に記憶させた後、データ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−Kは、各色のエンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kにて用いる第2の画像信号に変換する処理等を実行して、Engine I/F制御部1033f−Y,1033f−M,1033f−C,1033f−Kを介して、各エンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kに転送する構成を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部装置から受信する画像信号を処理して、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する画像形成装置および画像出力方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
従来、この種の画像形成装置、例えばレーザプリンタに代表されるページプリンタでは、ページ記述言語(Page Description Language、「PDL」と略す)で記述された印刷データをプリンタが受け取り、PDLの解釈、印刷イメージの作成、プリンタエンジン制御等をすべて内部に搭載されたプリンタコントローラで行っていた。このため、プリンタコントローラは高速なCPUや印刷イメージを作成するためのイメージプロセッサ等を使用するため高価なものになっていた。
一方、ホストコンピュータで印刷イメージを作成しプリンタに送ることで印刷を行うホストベースプリンタも開発され、ホストコンピュータの処理能力の向上、データ通信を行うインターフェース技術の向上でより使い易い環境が整い、また安価であるため急速に普及している。
そして、ホストベースで印刷イメージを生成する場合、特に、カラー画像情報を処理する際に、データ転送効率を上げるために、ホスト側で各色毎に圧縮処理が施される場合がある。
このような圧縮処理の技術として、下記特許文献1、2が既に公開されており、特許文献1には、複数の色画像を同時に印刷するような場合、画像情報の内容に応じて、各再現色毎の印刷イメージ量の違いから同じ圧縮処理を施しても、圧縮率が異なり、印刷実行時のデータ伸長時に各色毎の伸長処理時間に長短が生じることが記載され、下記特許文献2には、ビットマップ展開された4色分の画像データは同サイズ(A4、600dpiで各色4Mバイト)となるが、データ転送時間を短縮するためと、搭載RAM容量を少なくするために、画像データに圧縮を施すのが一般的であることが記載されている。
特開平9−321992号公報 特開2003−341152号公報
ところが、従来のホストベースプリンタ技術によるカラープリンタへの応用は、白黒プリンタの延長線上に考えられる1Dタイプ(1色ずつ色を印刷していくタイプ)のカラープリンタは製品化されているが、4Dタンデムタイプ(4色同時に印刷していくタイプ)は製品化がなされていなかった。
理由として挙げられるのは、データ通信能力がタンデムタイプのカラープリンタを実現するのに不足しており、また一頁分のメモリを持つと、省メモリでコストを抑えることが出来なくなる点である。
しかし、USB2.0などの高速なデータ通信手段が実現されたため、ホストベースプリンタ技術によるカラータンデム印刷装置実現への環境が整ってきた。
また、上記特許文献1,2における指摘事項を考慮すれば、印刷画像の種類(テクスト、グラフィック、イメージ)や仕様される色の偏り、各色のディザパターンが異なることに起因して、圧縮後の各色データサイズにかなりのばらつきが発生するとの課題が指摘されている。
特に、4Dタイプの印刷装置では、一連のプリントシーケンスが連続的に実行されるため、圧縮された画像データの転送タイミングの調整を考慮する必要があるため、プリント出力シーケンスが複雑となるばかりか、イメージデータの伸長時間を考慮して、あらかじめ備えるメモリ容量が多大なものとなってコストパフォーマンスが著しく低下する等の幾多の課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ホストコンピュータから受信する各色毎の圧縮画像信号を伸長して、エンジン部に転送処理する際に、ホストコンピュータ側で圧縮処理された際の圧縮に関する情報に基づいて、圧縮されている圧縮画像信号を記憶した後における各色毎の伸長処理部への転送順序を動的に切り替え制御することにより、画像形成装置側に備える必要がある圧縮された画像信号を記憶するためのメモリの搭載容量を大幅に減らして、装置コストを削減できるとともに、削減されたメモリ容量内で印刷シーケンス中における各色毎の伸長データの転送と各色別の画像形成部との画像形成タイミングとが間に合わなくなって画像不良となる事態の発生を低減できる画像形成装置および画像出力方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
本発明は、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する画像形成装置であって、前記用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段と、前記複数色にかかる第1の画像信号であって、各色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記複数色にかかる第1の画像信号を記憶する記憶手段と、前記複数色の各色に対応して設けられ、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像信号を前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換する複数の信号変換手段と、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への前記第1の画像信号の転送を、前記所定の圧縮に関する情報に基づいて制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記複数色の各色にかかる前記所定の圧縮に関する情報に基づいて、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への複数色にかかる第1の画像信号の転送順序を制御することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の画像出力方法は以下に示す構成を備える。
本発明に係る画像出力方法は、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段と、前記複数色にかかる第1の画像信号であって、各色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記複数色にかかる第1の画像信号を記憶する記憶手段と、前記複数色の各色に対応して設けられ、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像信号を前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換する複数の信号変換手段とを備え、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する画像形成装置における画像出力方法であって、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への前記第1の画像信号の転送を、前記所定の圧縮に関する情報に基づいて制御する制御ステップとを有し、前記制御ステップは、前記複数色の各色にかかる前記所定の圧縮に関する情報に基づいて、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への複数色にかかる第1の画像信号の転送順序を制御することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置側に備える必要がある第1の画像信号を記憶するためのメモリの搭載容量を大幅に減らして、装置コストを削減できるとともに、削減されたメモリ容量内で印刷シーケンス中における各色毎の伸長データの画像形成部への転送と各色別の画像形成部との画像形成タイミングとが間に合わなくなって画像不良となる事態の発生を低減できるという効果を奏する。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す画像形成装置の制御構成を説明するブロック図であり、例えば後述する4ドラム方式のカラーレーザビームプリンタ(以下、単に「プリンタ」と記す)に適用可能な例に対応する。
図1に示すように、プリンタ1030は、パーソナルコンピュータ等、情報処理装置としてのホストコンピュータ1001と通信線1002を介して接続され、印刷システムを構成する。なお、ホストコンピュータ1001には、図示しない制御部が制御するハードディスク等の外部記憶装置を備え、該外部記憶装置に記憶されるオペレーティングシステム(OS)の下で、プリンタドライバがRAM等にロードされて、アプリケーションからの描画情報をプリンタが出力可能な印刷データに変換して転送することが可能に構成されている。
プリンタ1030において、1031はプリンタコントローラで、本プリンタ全体の動作の制御を行う制御ユニットである。プリンタコントローラ1031において、1033はCPUで、ROM1034に格納された制御プログラムを実行し、この制御ユニット全体を制御する。
1035はRAMで、CPU1033のワークエリアとして用いられる一方、ホストコンピュータからの印刷データの受信エリアとしても機能する。
1032はASICで、Host I/F制御部1032a、CPU I/F制御部1032b、Memory制御部1032c、DMA制御部1032d、データ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−K、Engine I/F制御部1033f−Y,1033f−M,1033f−C,1033f−K等を含む。Host I/F制御部1032aは、通信線1002を通じホストコンピュータ1001との制御信号のやり取り、データ送信を行う。
また、データ受信に関してはDMA制御部1032dと連動して受信データのRAMへの格納を行う。CPU I/F制御部1032bは、文字通りCPU1033とのインターフェースを司るもので、ASIC内部の不図示の制御レジスタ、データレジスタへのアクセス制御を行う。1032cはメモリ制御部で、ROM1034、RAM1035へのアクセス制御を行う。
データ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−Kは、ホストコンピュータ1001のプリンタドライバを介して受信した圧縮された印刷データの伸長処理をRAM1035上で行う。Engine I/F制御部1033f−Y,1033f−M,1033f−C,1033f−Kは、各色毎の画像形成部となるエンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kとの制御信号のやり取りや印刷画像データのシッピングを制御する。なお、エンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kの一例については図2を参照して詳述する。
図2は、本発明に係る画像形成装置のエンジン構成を説明する概略断面図であり、例えば4ドラムカラーレーザビームプリンタのエンジン部(図1に示すエンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−K)に対応する。なお、本実施形態は、画像形成装置としてプリンタを例とする場合である。
図2において、プリンタ1030は、エンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kを構成する機構として、レーザ光によって感光ドラム325、326、327、328上に静電潜像を形成し、その静電潜像を顕像化し転写材(印刷用紙)へ更に転写する処理を行う光学処理機構、転写材に転写されたトナー像を定着させるための定着器335、印刷用紙の給紙機構、印刷用紙の搬送機構がそれぞれ設けられている。
光学処理機構は、レーザスキャナ部317を有し、そのレーザドライバ313,314,315,316は、プリンタコントローラ1031から供給されたビットマップイメージデータに応じて半導体レーザ(図示せず)をオン、オフ駆動し、これによって半導体レーザから発射されたレーザ光は回転多面鏡に入射し主走査方向に振られる。
そして、その主走査方向に振られたレーザ光は反射ミラー340,341,342,343,344,345,346,347,348,349,350,351を介して各色に割り当てられた感光ドラム325,326,327,328に導かれ、感光ドラム上を主走査方向に露光走査する。感光ドラムは、ドラムユニットの一次帯電器によって予め帯電されており、上述のレーザ光による露光走査によって感光ドラム上には静電潜像が形成される。
その後、その潜像は現像ロータリの各色現像器から供給されるトナーによってトナー像に顕像化され、さらにこのトナー像は、トナー像とは逆特性の電圧が印加されることによって感光ドラム上から転写材(印刷用紙)上に転写される。
そして、転写材上に形成されたトナー像は、最初に色画像を形成する感光ドラム近傍位置に配置されるレジストシャッタによってその搬送を待機させておいた転写材が搬送転写位置に搬送されることによって転写が行われる。
以上のようにしてトナー像が転写された転写材は、定着機構まで搬送されトナー像の定着が行われる。この定着機構は、転写材に転写されたトナー像を熱圧によって定着させるための定着器335を有し、定着器には、転写材に熱を加えるための定着ローラと、転写材を定着ローラに圧接させるための加圧ローラとが設けられている。これらの各ローラは中空のローラであり、その内部にそれぞれヒータを有している。
また、これらローラが回転駆動されることによって同時に転写材の搬送も行われる。それぞれのローラに内蔵されるヒータは、所定の定着温度が得られるようにエンジン制御部によって加熱駆動が制御される。本実施形態のプリンタは、普通紙、厚紙等、用紙の種類に応じて定着器の通過時間を変更する。例えば、厚紙の場合には、材質の違いから、普通紙にトナーを定着させるよりもトナー像の加熱時間を長くする必要があるため通過時間を長くする。また、これに代わってもしくはこれとともに、定着器の加熱温度を切り替えてもよい。
印刷用紙(転写材)の給紙機構は、転写材を収容するカセット360,361と手差し用トレイ362とを有し、カセット360,361の印刷用紙または手差しトレイ362の印刷用紙を選択的に給紙するように構成されている。カセット360,361は筐体内に装着され、このカセット360,361には、その内部の仕切り板(図示せず)の設定位置に応じて印刷用紙のサイズを電気的に検知するサイズ検知機構が設けられている。カセット360,361からは、ピックアップローラが回転駆動されることにより、最上の印刷用紙から1枚単位で給紙が行われ、印刷用紙は給紙ローラが配置される位置まで搬送される。
ピックアップローラは、給紙毎に駆動手段(図示せず)によって間欠的に回転駆動され、そのカム部によって1回転で1枚の印刷用紙の給紙が可能となる。
また、給紙パス上に配置される給紙ローラは、ピックアップローラで搬送される印刷用紙をその先端部がレジストシャッタに対応する位置まで搬送し、レジストシャッタは、給紙された印刷用紙の押圧及びその解除によって、その印刷用紙の給紙停止及びその解除を行う。このようなレジストシャッタの動作は、CPU1033がROM1034からロードする制御プログラムに基づいて、レーザ光の主走査に同期するように制御される。
以上のカセット360,361からの給紙に対し、手差しトレイ362はその一部が図2に示すように筐体の外部に突き出すように設けられ、ユーザによって手差しトレイ362に搭載された印刷用紙は、給紙ローラでレジストシャッタに向けて給紙される。
次に、印刷用紙の搬送処理機構は、レジストシャッタによる押圧が解除された印刷用紙を現像器321,322,323,324を通った印刷用紙を筐体に形成された排紙トレイ370まで導く搬送ローラ336,337で構成され、各搬送ローラを駆動するための駆動手段(図示せず)を備えている。
プリンタ1030の筐体には、操作パネル部1037が取り付けられている。操作パネル部1037には、指示入力操作のためのスイッチ群、情報表示のためのLED表示器やLCD表示器が設けられて、CPU1033がプリントシーケンスの実行に伴い表示内容を変更する表示制御が実行されている。
このように構成された画像形成装置において、本実施形態では、用紙に複数色からなるカラー画像を形成するプリンタ1030であって、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段は、感光ドラム325,326,327,328を含む画像形成部として構成され、各ドラムに対応する色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置としてのホストコンピュータ1001から受信手段として機能するホストI/F制御部1032aが受信し、該受信した複数色にかかる第1の画像信号をRAM1035上に割り当てられた領域に記憶させる。
そして、各色毎に設けられるデータ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−K(本実施形態では、信号変換手段として機能する)は、RAM1035に記憶された第1の画像信号を各色のドラムにて画像形成させるために用いる第2の画像信号に変換して、Engine I/F制御部1033f−Y,1033f−M,1033f−C,1033f−Kを介してエンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kへ転送する。
この際、メモリ制御部1032cはRAM1035の各色別の領域に記憶される第1の画像信号をデータ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−Kに転送する処理を、例えば転送順序を所定の圧縮に関する情報に基づき、下記の図3に示すフローチャートに従う手順で制御する。
また、この際、データ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−Kは、圧縮されている第1の画像信号を伸長して、各色のエンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kにて用いる第2の画像信号に変換して、Engine I/F制御部1033f−Y,1033f−M,1033f−C,1033f−Kを介して、各エンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kに転送する処理を行う。
なお、RAM1035は、論理的に各エンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kの画像形成色毎に使用領域が分割されており、該分割された使用領域をリングバッファとして機能している。このため、最小限のメモリ容量で第1の画像信号を記憶することができ、従来に比べてその容量を節減できる。
また、メモリ制御部1032cは、色毎に使用領域の先頭アドレス、終端アドレスを保持するレジスタ(図示しない)を有し、当該アドレスは搭載メモリによって任意の設定可能(後述するステップS307)としている。
さらに、メモリ制御部1032cは、各色に分割される使用領域に記憶された前記第1の画像信号の読み出し時に、読み出すタイミングを色毎に設定可能としている。
さらに、前記色毎に使用領域が分割されて記憶された第1の画像信号の読み出し時に、読み出しの競合が発生した場合には、メモリ制御部1032cは、ホストコンピュータ1001から受けた各色の第1の画像信号の所定の圧縮に関する情報に基づいて読み出しの優先順位を設定し(図3のステップS312)、メモリ制御部1032cは設定された優先順位に従い、情報をRAM1035から前記第1の画像信号を読み出すように制御される。なお、優先順位は、第1の画像信号に付加されている所定の圧縮に関する情報から簡単な演算処理により、例えば圧縮率の大小比較処理で設定可能である。
なお、ホストコンピュータ1001側における圧縮に関する情報の付与は、ホストコンピュータ1001側において、例えばコンピュータシステムが備えるハード資源としてのハードディスク等に記憶されたOSが管理するプリンタドライバを起動して、アプリケーションからの描画情報をプリンタ1030が印刷可能な色別の画像信号を生成し、その後、所定の圧縮形式による信号圧縮処理で生成される際に、圧縮前後のデータ量の比較により、圧縮率を算出して、これらの情報あるいは、これらを所定のテーブルでコード化したもの等を第1の画像信号に付加することで容易に判別可能となるが、これ以外の信号処理で設定されるものであってももちろん良い。
また、メモリ制御部1032cは、所定の圧縮に関する情報で最も圧縮率が悪い色順に優先順位を高位に設定する。これにより、従来のような読み出しと画像形成とが同期しなくなることによる不良画像形成の発生を低減できる。
以上示したプリンタ1030の構成に基づく画像形成処理について以下に説明する。
図3は、本発明に係る画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、プリンタ1030の電源が投入されると、CPU1033がROM1034等からRAM1035にロードする制御プログラムを実行することにより実現される。なお、S300〜S320は各ステップを示す。
まず、ステップS300で、RAM1035等で確保される不図示の内部レジスタの初期化、また通信線1002を介してのホストコンピュータ1001とのコネクションの確立等、プリンタの初期化処理を行い、ホストコンピュータからのデータ受信待機状態となる。なお、所定時間データ受信が検知されないと判断した場合には、後述するように低電力消費モードに移行して、消費電力を抑える制御がCPU1033の電源制御プログラムにより実行される場合もある。
次に、ステップS301では、CPU1033は、ホストコンピュータ1001からデータを受信したかどうかを判断して、受信データがあると判断した場合には、ステップをS302に進め、受信データが無いと判断した場合には、ステップをステップS301に留め、受信データの監視処理を継続する。
このとき、待機時間をカウントしておき一定時間を過ぎた場合にはスリープモード等の低電力消費モードに移行するようにしても良い。
一方、ホストコンピュータ1001では、ユーザの指示によって印刷の実行が指示されると、プリンタドライバソフトウエア(プリンタドライバ)が起動し、アプリケーションソフトのグラフィックデータ(描画情報)の解析を行い、R,G,Bの輝度データで表される印刷画像データを作成する。さらに、R,G,Bの輝度データをトナーの各色に対応したC,M,Y,Kの濃度データに変換し、最終的にビットマップデータを得るための、色修正、UCR、出力γ補正等の各種公知の画像処理が行われる。
次に、ホストコンピュータ1001のプリンタドライバは、Y,M,C,Kの各色のデータをバンドに区分けされ、データ圧縮が施される。そして、通信線1002を介してプリンタ1030に対しデータ送信を所定のプロトコルに従って行う。
プリンタ1030は、ステップS301でホストコンピュータ1001からの送信要求を受けると、ステップS302にステップを移し、受信したデータが印刷開始コマンドであるかどうかCPU1033が判別して、「YES」であると判断されれば、ステップをS311に移し、続く一連の印刷制御処理を行う。
一方、ステップS302で、「NO」であると判断されれば、次なるステップS303に移り、CPU1033は、受信したデータの種別が画像データコマンドかどうかの判別処理を行い、判別結果が「NO」であると判断した場合、その他のコマンドであるため、そのコマンドに対応した処理を実行し(S304)、ステップはS301に戻り、次なるデータ受信を監視処理に移行する。
一方、ステップS303で判別結果が「YES」であると判断した場合、画像データの格納に必要な受信した画像の属性を表す色プレーン選択コマンドを得る(S305)。次に、画像データのデータ数コマンドを得る(S306)。そして、ステップS307では、先に得た、色プレーン選択、データ数を受信し、メモリ格納の制御を行うDMA制御部1032dに設定する。この設定が完了すると、ステップS308で、ホストコンピュータ1001から転送される圧縮済みの画像データ(圧縮された画像データ)を受信し、DMA制御部1032dは制御動作を開始し、ステップS309で、メモリ制御部1032cと連動して論理的に分割されたC、M、Y、Kのメモリ領域(RAM1035内)の内、選択された領域に対し、受信した圧縮された画像データを格納する。
なお、ステップS308、ステップS309は全てハードウエアにて処理されるステップである。
次のステップS310において、CPU1033は、ASICからのデータ転送終了(パケット単位のデータ受信完了)の判断をポーリングないしは、割り込み等で判断し、受信を完了していると判断した場合(「YES」)、ステップをS301に戻し、次なるデータの受信に備える。
一方、ホストコンピュータ1001からのデータの受信を完了していないと判断した場合は(「NO」)、ステップS310からステップS308へ戻り、パケット単位のデータ受信完了を待つ。
一方、ステップS302で、CPU1033が印刷開始コマンドを受信したと判断した場合(「YES」)、ステップS311に移り、各データ(各色プレーン毎)の圧縮率を調べる。
ホストコンピュータ1001では画像データ送信前に圧縮率は既知情報であるため、ホストコンピュータ1001に問い合わせを行うことで容易に圧縮率の情報を取得することができる。
続く、ステップS312で、前記圧縮率の情報を基にデータ読み込みの優先順位を設定する。
一般的に、圧縮率が悪いと単位符号あたりの復号データ量が少ないため、メモリ(RAM1035)に格納している符号化(圧縮)された印刷画像データの読み込み頻度が高くなる。
4D(4ドラム)タンデムエンジンの印刷制御では、C,M,Y,Kそれぞれに対応したデータ伸長回路、シッパ回路が独立して同時に動作を行うため、メモリ読み込みアクセスが各色で競合した場合、圧縮率が悪いプレーンの優先順位を低く設定してしまうといつまでも、メモリ読み込みアクセスが待たされてしまう。
これではエンジン部1036と連動しているシッパ回路からの画像データ要求に対応できなくなり、オーバランが起こりやすくなってしまう。そこで、本発明の特徴である圧縮率に基づく優先順位設定により、このような事態の発生を防ぐことができる。
そして、ステップS313では、エンジン部1036に印刷開始を指示する。エンジン部1036は、該コマンドを受信すると、通常の印刷シーケンスを開始する。次に、ステップS314では、エンジン部1036からの垂直同期信号(レジストシャッタ位置に用紙が到達しているタイミングで発生する信号)が来たか否かを判断し、CPU1033が「YES」と判断した場合、ステップをS315に移し、「NO」と判断した場合は、垂直同期信号の受信の監視を続ける。
次に、ステップS315では、データ伸長部1032e、エンジンインタフェース制御部1032f内のシッパ回路の初期設定を行う。続く、ステップS316でデータ伸長部1032e、エンジンインタフェース制御部1032f内のシッパ回路の動作の開始を指示する。
なお、データ伸長部1032e、シッパ回路は、C,M,Y,K、独立して同時に伸長できるように同じ回路4つからなっており、各色の開始タイミングは独立して任意に設定できるように構成されている。
そして、ステップS317(ハードウエアによって制御されるステップ)で、エンジン部1036におけるスキャナユニットに収納されるBDセンサが所定位置を通過するレーザビームを検知したタイミングで発生する水平同期信号に同期してRAM1035に格納されている画像データのエンジン部1036への送出を行う。
そして、ステップS318では、画像データの送出が1ページ分終了したかをCPU1033が判断し、「YES」であると判断した場合、ステップをS319に移し、また「NO」であると判断した場合は、1頁の画像データの送出が終了するまで各プレーンのデータ受信、データ書き込み、データ読み出し、データ伸長、画像データの送出等一連の印刷動作を繰り返す。
そして、ステップS319では、ジョブの全ての頁の印刷が完了したか否かをCPU1033が判断し、「YES」であると判断した場合は、印刷処理を終了し(S320)、ステップS301へ戻り、次なるジョブの開始を待つ。
一方、ステップS319で、「NO」であると判断した場合は、印刷処理を終了することなく、ステップS301へ戻り、全頁終了するまで一連の動作を繰り返す。
このように図1に示した画像形成装置において、用紙に複数色からなるカラー画像を形成するプリンタ1030であって、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段は、感光ドラム325,326,327,328を含む画像形成部として構成され、各ドラムに対応する色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置としてのホストコンピュータ1001から受信手段として機能するホストI/F制御部1032aが受信し、該受信した複数色にかかる第1の画像信号をRAM1035上に割り当てられた領域に記憶させた後、データ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−Kは、図3に示す制御手順に従い、圧縮されている第1の画像信号を伸長して、ステップS316で、各色のエンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kにて用いる第2の画像信号に変換する処理等を実行して、Engine I/F制御部1033f−Y,1033f−M,1033f−C,1033f−Kを介して、各エンジン部1036−Y,1036−M,1036−C,1036−Kに転送する処理を行う画像処理方法も、本発明の実施形態の一態様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、圧縮画像データを保持するメモリ(RAM1035)を論理的に4つの領域に分けリングバッファ構成し、該リングバッファを使用し、各色に対応した伸長回路(データ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−K)を設けることで、大容量のRAM1035を複数個搭載することなく安価なカラータンデム型の画像形成装置を構成することができる。
また、メモリ制御部1032eがRAM1035の読み込みアクセスの優先順位を各色プレーンの画像データ圧縮率に基づき設定することでオーバランを極力抑えることが可能となる。
以下、図4に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図4は、本発明に係る画像形成装置ムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図3に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。以下、その実施態様1〜14について説明する。
〔実施態様1〕
用紙に複数色からなるカラー画像を形成する画像形成装置であって、前記用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段(例えば図1に示すエンジン部1036―Y,部1036―M,部1036―C,部1036―K)と、前記複数色にかかる第1の画像信号であって、各色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置から受信する受信手段(例えば図1に示すホストI/F制御部1032)と、前記受信手段が受信した前記複数色にかかる第1の画像信号を記憶する記憶手段(例えば図1に示すRAM1035内に確保される)と、前記複数色の各色に対応して設けられ、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像信号を前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換する複数の信号変換手段(例えば図1に示すデータ伸長部1032e―Y,部1032e―M,部1032e―C,部1032e―K)と、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への前記第1の画像信号の転送を、前記所定の圧縮に関する情報に基づいて制御する制御手段(例えば図1に示すエンジンインタフェース制御部1033e―Y,部1033e―M,部1033e―C,部1033e―K)とを有し、前記制御手段は、前記複数色の各色にかかる前記所定の圧縮に関する情報に基づいて、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への複数色にかかる第1の画像信号の転送順序を制御することを特徴とする画像形成装置。
〔実施態様2〕
前記複数の信号変換手段は、圧縮されている前記第1の画像信号を伸長して、前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換して、各画像形成手段に転送する処理を行うことを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
〔実施態様3〕
前記記憶手段は、論理的に各画像形成手段の画像形成色毎に使用領域が分割されており、該分割された使用領域をリングバッファとして機能可能とすることを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
〔実施態様4〕
前記制御手段は、色毎に使用領域の先頭アドレス、終端アドレスを保持するレジスタを有し、当該アドレスは搭載メモリによって任意の設定可能とすることを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
〔実施態様5〕
前記制御手段は、各色に分割される使用領域に記憶された前記第1の画像信号の読み出し時に、読み出すタイミングを色毎に設定可能することを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
〔実施態様6〕
前記色毎に使用領域が分割されて記憶された第1の画像信号の読み出し時に、読み出しが競合が発生した場合には、前記外部装置から受けた各色の第1の画像信号の前記所定の圧縮に関する情報に基づいて読み出しの優先順位を設定する優先順位設定手段(例えば図1に示すメモリ制御部1032cによる)を有し、
前記制御手段は、前記優先順位設定手段により設定された優先順位に従い、情報を前記記憶手段から前記第1の画像信号を読み出すことを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
〔実施態様7〕
前記優先順位設定手段は、前記所定の圧縮に関する情報で最も圧縮率が悪い色順に優先順位を高位に設定することを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
〔実施態様8〕
用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段(例えば図1に示すエンジン部1036―Y,部1036―M,部1036―C,部1036―K)と、前記複数色にかかる第1の画像信号であって、各色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置から受信する受信手段(例えば図1に示すホストI/F制御部1032)と、前記受信手段が受信した前記複数色にかかる第1の画像信号を記憶する記憶手段(例えば図1に示すRAM1035内に確保される)と、前記複数色の各色に対応して設けられ、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像信号を前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換する複数の信号変換手段(例えば図1に示すデータ伸長部1032e―Y,部1032e―M,部1032e―C,部1032e―K)とを備え、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する画像形成装置における画像出力方法であって、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への前記第1の画像信号の転送を、前記所定の圧縮に関する情報に基づいて制御する制御ステップ(図3に示すステップS311〜S320)とを有し、前記制御ステップは、前記複数色の各色にかかる前記所定の圧縮に関する情報に基づいて、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への複数色にかかる第1の画像信号の転送順序を制御することを特徴とする画像出力方法。
〔実施態様9〕
前記制御ステップは、色毎に使用領域の先頭アドレス、終端アドレスを保持するレジスタを有し、当該アドレスは搭載メモリによって任意の設定可能とすることを特徴とする実施態様8記載の画像出力方法。
〔実施態様10〕
前記制御ステップは、各色に分割される使用領域に記憶された前記第1の画像信号の読み出し時に、読み出すタイミングを色毎に設定可能することを特徴とする実施態様8記載の画像出力方法。
〔実施態様11〕
前記色毎に使用領域が分割されて記憶された第1の画像信号の読み出し時に、読み出しが競合が発生した場合には、前記外部装置から受けた各色の第1の画像信号の前記所定の圧縮に関する情報に基づいて読み出しの優先順位を設定する優先順位設定ステップ(図3に示すステップS312)を有し、前記制御ステップは、前記優先順位設定ステップにより設定された優先順位に従い、情報を前記記憶手段から前記第1の画像信号を読み出すことを特徴とする実施態様8記載の画像出力方法。
〔実施態様12〕
前記優先順位設定ステップは、前記所定の圧縮に関する情報で最も圧縮率が悪い色順に優先順位を高位に設定することを特徴とする実施態様11記載の画像出力方法。
〔実施態様13〕
実施態様8〜12記載の画像出力方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
〔実施態様14〕
実施態様8〜12記載の画像出力方法を実行させることを特徴とするプログラム。
これにより、圧縮画像データを保持するメモリ(RAM1035)を論理的に4つの領域に分けリングバッファ構成し、該リングバッファを使用し、各色に対応した伸長回路(データ伸長部1032e−Y,1032e−M,1032e−C,1032e−K)を設けることで、大容量容量のRAM1035を複数個搭載することなく安価なカラータンデム型の画像形成装置を構成することができる。
また、メモリ制御部1032eがRAM1035の読み込みアクセスの優先順位を各色プレーンの画像データ圧縮率に基づき設定することでオーバランを極力抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す画像形成装置の制御構成を説明するブロック図である。 本発明に係る画像形成装置のエンジン構成を説明する概略断面図である。 本発明に係る画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
1001 ホストコンピュータ
1002 通信線
1030 カラーレーザビームプリンタ
1031 プリンタコントローラ
1032 ASIC
1033 CPU
1034 ROM
1035 RAM
1036 エンジン部
1037 操作パネル部

Claims (14)

  1. 用紙に複数色からなるカラー画像を形成する画像形成装置であって、
    前記用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段と、
    前記複数色にかかる第1の画像信号であって、各色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記複数色にかかる第1の画像信号を記憶する記憶手段と、
    前記複数色の各色に対応して設けられ、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像信号を前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換する複数の信号変換手段と、
    前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への前記第1の画像信号の転送を、前記所定の圧縮に関する情報に基づいて制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記複数色の各色にかかる前記所定の圧縮に関する情報に基づいて、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への複数色にかかる第1の画像信号の転送順序を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の信号変換手段は、圧縮されている前記第1の画像信号を伸長して、前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換して、各画像形成手段に転送する処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶手段は、論理的に各画像形成手段の画像形成色毎に使用領域が分割されており、該分割された使用領域をリングバッファとして機能可能とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、色毎に使用領域の先頭アドレス、終端アドレスを保持するレジスタを有し、当該アドレスは搭載メモリによって任意の設定を可能とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、各色に分割される使用領域に記憶された前記第1の画像信号の読み出し時に、読み出すタイミングを色毎に設定可能とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記色毎に使用領域が分割されて記憶された第1の画像信号の読み出し時に、読み出しの競合が発生した場合には、前記外部装置から受けた各色の第1の画像信号の前記所定の圧縮に関する情報に基づいて読み出しの優先順位を設定する優先順位設定手段を有し、
    前記制御手段は、前記優先順位設定手段により設定された優先順位に従い、前記記憶手段から前記第1の画像信号を読み出すことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記優先順位設定手段は、前記所定の圧縮に関する情報で最も圧縮率が悪い色順に優先順位を高位に設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 用紙に複数色からなるカラー画像を形成する複数の画像形成手段と、前記複数色にかかる第1の画像信号であって、各色毎に所定の圧縮がなされている第1の画像信号を外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記複数色にかかる第1の画像信号を記憶する記憶手段と、前記複数色の各色に対応して設けられ、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像信号を前記複数の画像形成手段の各色の画像形成手段にて用いる第2の画像信号に変換する複数の信号変換手段とを備え、用紙に複数色からなるカラー画像を形成する画像形成装置における画像出力方法であって、
    前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への前記第1の画像信号の転送を、前記所定の圧縮に関する情報に基づいて制御する制御ステップとを有し、
    前記制御ステップは、前記複数色の各色にかかる前記所定の圧縮に関する情報に基づいて、前記記憶手段から前記複数の信号変換手段への複数色にかかる第1の画像信号の転送順序を制御することを特徴とする画像出力方法。
  9. 前記制御ステップは、色毎に使用領域の先頭アドレス、終端アドレスを保持するレジスタを有し、当該アドレスは搭載メモリによって任意の設定可能とすることを特徴とする請求項8記載の画像出力方法。
  10. 前記制御ステップは、各色に分割される使用領域に記憶された前記第1の画像信号の読み出し時に、読み出すタイミングを色毎に設定可能とすることを特徴とする請求項8記載の画像出力方法。
  11. 前記色毎に使用領域が分割されて記憶された第1の画像信号の読み出し時に、読み出しの競合が発生した場合には、前記外部装置から受けた各色の第1の画像信号の前記所定の圧縮に関する情報に基づいて読み出しの優先順位を設定する優先順位設定ステップを有し、
    前記制御ステップは、前記優先順位設定ステップにより設定された優先順位に従い、前記記憶手段から前記第1の画像信号を読み出すことを特徴とする請求項8記載の画像出力方法。
  12. 前記優先順位設定ステップは、前記所定の圧縮に関する情報で最も圧縮率が悪い色順に優先順位を高位に設定することを特徴とする請求項11記載の画像出力方法。
  13. 請求項8〜12記載の画像出力方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  14. 請求項8〜12記載の画像出力方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018075773A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム

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