JP2005348722A - 海苔網の液処理方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、海水を絞って除去し、処理液を絞って海水中へ入る量を少なくし、その汚染を可及的に少なくすることを目的としたものである。
【解決手段】 この発明は、海苔網を吊紐につけたまま船上へ持ち上げ、弾性の絞りローラと受け部で海水を絞り取り、ついで海苔網を処理液に漬け、又は処理液を噴霧した後、処理液を絞り取り、ついで海苔網を海に戻すことを特徴とした海苔網の液処理方法により目的を達成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、海苔網を、酸液又は高塩分濃度液を用いて、液処理することにより、海苔の発病を防止すると共に、処理液による海水の汚染を可及的に少なくすることを目的とした海苔網の液処理方法及び装置に関する。
従来海苔網の液処理については、海苔網を支柱から取り外して巻取体に巻き取りながら処理液に浸漬し、ついで巻取体に巻き取られた海苔網を処理液に浸漬しながら他の巻取体に巻き返して、この海苔網を処理液に浸漬した後、取出して、支柱に設置する工程を経てなる海苔網の液処理方法が知られている。
また船本体内の液処理槽内に二本の巻取軸を架設し、一方の巻取軸の海苔網を巻き出して張設しつつ、他方の巻取軸へ海苔網を巻き込む装置も提案されている。
更に海苔網の下へ処理船を入れ、この処理船を移動しながら処理液に浸漬する方法と装置も提案されている。
前記処理液は、酸(例えばクエン酸など)を使用するのが一般的であるが、近来高塩分濃度液の使用も提案されている。
特公平4−28325 特許第2802689号 特公平7−22469 特開平7−135867 特開平8−56455
前記特許文献1、2、3は海苔網を支柱から外して、巻取軸へ巻き取るので、処理液に浸漬する時間等は必要な時間をとることができる反面、作業性が悪い問題点があった。
前記特許文献4、5は、海苔網を張設したまま処理船を移動させ、処理船の処理槽内に海苔網を浸漬する方法であって、作業性は改善されたけれども、処理液のPH変動が著しいので、処理船は度々親船まで行き来して、処理液のPHを調節しなければならない問題点があった。
前記引用文献1、2、3、4、5の共通の問題点は、海苔網に多量の海水が付着したまま処理液中へ入るので、処理液のPH値が急速に変動し、処理効力の低下を来すおそれがあり、その為に常時PH調整に留意しなければならない問題点があった。
更に、処理した海苔網に多量の処理液が付着したまま海中へ戻すので、処理液による海水の汚染が急速に進行する問題点があった。
この発明は、処理船へ持ち上げる海苔網から海水を可及的に除去すると共に、海に戻す海苔網から、処理液を可及的に除去することにより、前記従来の問題点を解決したのである。また、処理液処理前に高濃度塩水処理をすることによって、付着及び含水水分を可及的に少なくすることができる。
次に液絞りローラの取付け構造を改善することによって、海苔網の吊紐を付けたまま処理することに成功し、作業性を改善した。
即ちこの発明は、海苔網を吊紐につけたまま処理船上へ持ち上げ、弾性ローラと受け部で挟着して海水を絞り取り、ついで処理液に漬け、又は処理液を噴霧し処理した後、弾性ローラと受け部で挟着して処理液を絞り取ってから、前記海苔網を海に戻すことを特徴とした海苔網の液処理方法であり、海苔網を処理船上へ持ち上げて高濃度塩水で処理した後、処理液で処理し、ついで処理液を絞り取ってから、前記海苔網を海に戻すことを特徴とした海苔網の液処理方法である。
また他の発明は、内部に処理液槽を設けた処理船体の一側及び他側に、吊紐につけたままの通過海苔網の海水又は処理液を絞り取る為に海苔網挟着用の弾性の絞りローラと受け部を、夫々架設したことを特徴とする海苔網の液処理装置である。また、内部に処理液槽を設けた処理船体の一側及び他側に、通過海苔網を挟着した液分を絞り取る為の弾性ローラと受け部を夫々架設し、前記処理船体の一側の液分絞り取り用の弾性の絞りローラと受けローラと、船体壁との間に高塩分処理槽を設置し、該高塩分処理槽の船体壁側へ通過海苔網を挟着し、その液分を絞り取る為の弾性の絞りローラと受け部を架設したことを特徴とする海苔網の液処理装置であり、弾性の絞りローラは、一端を押え管の軸に固定した支持杆の他端に取付けたものである。
前記において、海中から引き上げる海苔網の海水を絞り取ることによって、処理液の濃度(PH)変化を可及的に少なくすると共に、処理液の浸透を容易にする利点がある。
また処理済の海苔網から処理液を可及的に絞り取ることによって、海苔網に付着している処理液を可及的に除去(表面はもとより、しみ込んでいる液も同様)し得ると共に、海苔網に浸透している処理液の溶出も可及的に低減されるので、海水汚染の低減と処理効果の持続性を高める利点がある。
前記発明において、一端を押え管の軸に固定した弾性支杆の他端へ弾性ローラの軸を固定した構造にすれば、吊紐をつけたまま液絞り処理をすることができるので、作業性を著しく改善したものである。
前記のようにすれば、弾性ローラを上から押えると共に、側方は自由であるから、吊紐があって邪魔にならないので、吊紐を取り外すことなく、液処理をすることができる。
前記発明によれば処理液による処理前に高塩分濃度で処理した装置では、浸透圧により海苔内の水分が置換され、海苔の体面積が縮小するので、珪藻などや付着海苔を処理する処理液量を著しく軽減すると共に、効力を向上させることができる。
また、前記により、処理液の使用量が少なくてすむのみならず、PH処理調整が容易になり、効率を向上させるなどの利点がある。
この発明によれば、液処理前に海水を絞り取るので、処理の進行による処理液のPH(従って濃度も)変化を極力防止し、処理液の使用量を低減させる効果がある。特に高塩分濃度液で処理すれば、酸処理時の処理液の使用量を更に減少させることができる。
また処理済海苔網から処理液を絞り取るので、処理液の補充を極力低減し得ると共に(従ってPH調整も少なくてすむ)、海水汚染を極力低減し得る効果がある。
然して海中へ戻された海苔網(海苔も)の表面に付着した処理液が少なくなり、内部保有の液も少ない状態となるので、海水中に入った海苔網(海苔も)は海水を含む方向に作用し、処理液の溶出量は極めて少なくなる利点がある。また処理液の保有割合が多くなるので、耐病性の持続と、海水汚染の進行防止とは比例することになり、処理回数の低減と、海水汚染の低減が見込まれる効果がある。
前記において、押え管の軸に固定した弾性支杆の他端に弾性ローラの軸を固定したので、吊紐をつけたまま海苔網を処理することができることになり、作業性を著しく改善し、処理速度を著しく速くすることができるなどの諸効果がある。
この発明は、処理船に引き上げる海苔網の海水を絞り取り、まず高塩分濃度液で処理して付着した海水を可及的に少なくしてから処理液で処理し、ついで処理済の海苔網を絞って付着している処理液を可及的に少なくした後、海苔網を海中へ戻す。
またこの発明の装置は、処理船の船首側と、船尾側に絞りローラを設置し、海中から引き上げた海苔網を絞って海水を除去し、これを高塩分濃度液に入れて水分を出した後、処理液に浸漬し、処理する。
また処理済の海苔網を絞って、残留処理液を可及的に少なくした後、海苔網を海中へ戻すようにした装置である。
前記に使用する絞りローラは例えば、硬質の受けローラ(又は受け部)と、吸液用のスポンジローラ(弾性)とをセットで利用するが、受けローラに代えて受け板とすることもできる。
またスポンジローラに加圧されて圧出される液及び吸着された液は速やかに排出する手段(例えば圧出又は減圧吸出など)を講じることが好ましい。
この発明の実施例を図1について説明すると、海中に張設してある海苔網の吊紐をつけたまま引き上げながら、その下へ処理船を進行させるが、引き上げた船上で、弾性ローラ加圧により海水を可及的に除去した後、海苔網を処理槽中の処理液に浸漬して液処理する。この場合の処理液は、例えばクエン酸(PH4〜5)である。また、高塩分濃度液を用いる場合は、2%〜4%塩分液を使用する。
次に処理船の進行に伴って、次々に海苔網を処理船へ引き上げて処理液で処理し、ついで弾性の絞りローラ加圧により海苔網に付着した処理液を除去した後、海苔網を海中へ戻す。
前記において処理時間は処理船の進行速度により調節し、除去した処理液は、異物その他の固形物を除去した後、処理槽へ戻す(循環使用できる)。
前記において、処理液のPH調整又は濃度調整は適宜行うが、一旦測定して調整したならば、爾後は海苔網の一定量処理毎に処理液を取り換えると、ほぼ同一性能を保持することができる。
また高濃度塩水を使用する場合には、適濃度(例えば塩分2%〜4%)の比重測定により、使用可能濃度を規正することができる。この場合には、高濃度塩水を追加するなどの手段により、必要な塩濃度を保つことができる。
この発明の実施装置を図2、3について説明すると、処理船体1の船首側1aに、海苔網2の案内枠3の基部3aを固定し、先端部3bは海上へ張出し設置する。また船首側には、円杆6の外周部に羽根6aを放射状に突設したガイド杆7を架設すると共に、受けローラ4と、スポンジローラ5とよりなる加圧ローラセット8を架設する。
前記処理船体1の船尾側1bにも、前記と同様の加圧ローラセット9を架設した。前記処理船体1内には、処理槽11が設置され、中央部に多数の透孔を有する押え管12が回転自在に架設され、この発明の処理船10が構成されている。図中13は海苔網の張設杆である。
前記実施例において、処理船体1を矢示14のように進行させると共に、海苔網2を処理船1の船首側1a上に矢示15aのように持ち上げる。この際ガイド杆7をハンドル7aにより回転して、海苔網2の持ち上げ角度を定める。
ついで海苔網2はローラセット8により加圧して海水を除去した後、処理槽11内へ導き、押え管12で抑えて水槽内へ浸漬する。また処理船1の進行に伴い、海苔網2を矢示15のように船尾1b側へ持ち上げる。この場合に、ガイド杆7の羽根角度により傾斜を調節することができる。
前記において、海苔網は加圧ローラセット9により加圧され、処理液は可及的に除去される。前記加圧ローラセット9は、受けローラ4と、スポンジローラ5により構成されている。
前記ローラセット9は、合成樹脂製の受けローラ4と、スポンジローラ5とのセットであり、スポンジローラ5は一面で吸水し、他面で脱水する方式と、吸水しつつ脱水する方式とあるので、何れか一方を採用する。何れにしても、処理海苔網に含まれた処理液を吸液除去することに重点をおくことになる。
前記のように、海苔網を引き上げて海水を除去してから処理液で処理し、処理液を除去してから海苔網を海中へ戻すことになり、処理液の希釈化と、海水の汚染を防止することになる。
この発明の他の実施例を図4について説明すると、処理船体1の内部に処理槽11を設置し、該処理槽11内へ巻取軸18、19(巻出軸)を架設し、処理船体1の右縁部へ受けローラ21と、スポンジローラ22よりなる加圧ローラセット23を架設し、前記処理槽11の左側縁上へ、受けローラ24と、スポンジローラ25とからなる加圧ローラセット26を架設して、この発明の処理船20を構成した。
前記実施例において、海苔網1の一端を巻取軸19に固定し、該巻取軸19を矢示27の方向へ回転して海苔網2を巻き込む。この場合に加圧ローラセット23の間へ海苔網2を通せば、スポンジローラ22と受けローラ21とにより海水を絞るので、海苔網2の海水は可及的に絞られ、処理槽11内へ入る海水は著しく削減される。
次に巻き取った海苔網2を、巻戻軸18に巻き返して、その外側を加圧ローラセット26に挟み、矢示28のように進行させれば、スポンジローラ25と、ステンレス製の受けローラ24との間で加圧されて、処理液を絞るので、処理液が海苔網2と共に海水中へ出る量が著しく少なくなる利点がある。
この発明の他の実施例を図5について説明すれば、処理船体1の中央部に支持体29を設置し、該支持体29に受けローラ30と、スポンジローラ31とよりなる加圧ローラセット32を架設し、前記支持体29に、コ状のローラ枠33の両基端を回転自在に取り付け、先端水平杆へスポンジローラ34を回転自在に取り付ける。
前記ローラ枠33を倒した時にその水平杆は、処理船体1の両側の上部へスポンジローラ34が当接できるようにしてあり、この発明の処理船35を構成した。図中36はスポンジローラの当接面である。
前記実施例において、海苔網2の先端を、スポンジローラ34と当接面36との間を通し、矢示37のように、巻取軸38で巻き取れば、海苔網2の海水はスポンジローラ34で脱水され、処理槽39内へ入る海水は極めて少なくなる。
ついで前記海苔網2を、巻戻軸40へ巻き変え、その先端側を、スポンジローラ31と、受けローラ30との間に通した後矢示41の方向へ引張って海中へ張設すれば、処理液はスポンジローラ31と、受けローラ30との間で絞られるので、海中へ入る処理液は著しく少なくなる。図中38aは巻取軸、40aは巻戻軸であって、ローラ枠33を反対側(33a)に移した時、巻取軸38、巻戻軸40と同様に使用する。
前記において、海苔網2の海苔の表面に付着した処理液は殆んどなくなり、海苔と海苔の間その他に含まれた若干の処理液は海中へ入るが、積極的に拡散するおそれはない。
したがって海苔網と共に海中へ入った処理液中、海中へ拡散する処理液は極めて少なくなり、海水汚染は著しく緩和される。
この発明の実施例を図6、7に基づいて説明すると、処理船体1の内部一側に、高塩分処理槽16を設置し、他側に処理槽42を設置し、処理槽42内へ、巻取軸43、44を架設する。前記処理船体1の一側船壁1a高塩分処理槽壁上へガイド杆45と、加圧ローラセット46を架設する。また、前記処理槽42側の高塩分処理槽16の側壁上へ、ガイド杆47と、加圧ローラセット48を架設する。更に処理船体1の他側船壁1b上へ、ガイド杆49と、加圧ローラセット50を架設してあり、この発明の液処理装置65を構成する。図中51は自由状態の押え管である。
前記実施例において、処理手順を説明すると、高塩分処理槽16内へ塩分2%〜4%の塩水を入れると共に、処理槽42内へ、使用処理酸(例えばPH4〜5のクエン酸)を入れる。
次に海苔網2の吊紐を支柱から外し、その先端を巻取軸43に固定し、巻取軸43を矢示52の方向へ回転すると、海苔網2は、まずガイド杆45にガイドされ、加圧ローラセット46により加圧脱水されて、高塩分処理槽16へ入る。そこで海苔に含まれた水分は置換され、海苔網2に含まれた全体の水分は著しく少なくなる。
ついでガイド杆47と、加圧ローラセット48により、可及的に水分を除去して、処理槽42に入り、巻取軸43に巻き取られる。前記海苔網は矢示53、54のように移動する。
このようにして1枚の海苔網を巻き取ったならば、ついで巻取軸44に巻き換える。
前記巻取軸44に巻き換えたならば、その海苔網2の先端をガイド杆49と加圧ローラセット50を通過させて、前記処理船体1を矢示56の方向へ移動させると、海苔網2は矢示63、64のように移動し、処理を終了して海上へ張設される。
前記実施例において、各加圧ローラセットは、スポンジローラ57、58、59と、受けローラ60、61、62からなり、水分を可及的に絞り取って、処理液内への水分の浸入を防止し、処理液を絞り取るので、処理液による海水の汚染を防止すると共に、液処理前の海苔質を改善することができる。また、処理液の浪費を防止することができる。
前記実施例における海苔網の巻取りに要する動力関係を図7により説明すると、船体1の一側にエンジン66を設置し、その出力軸67に固定したウォーム68に、ウォームギヤー69を咬み合せる。
前記ウォームギヤー69の軸70にギヤー71を固定し、ギヤー71に巻取軸43の軸に固定したギヤー72と、巻取軸44の軸に固定したギヤー73とを咬み合せてある。従って、ギヤー71を矢示74の方向へ回転すると、ギヤー72、73は、夫々矢示75、76の方向へ回転するので、巻取軸43を巻取り方向へ、巻取軸44を巻出し方向へ回転させることができる。
この発明の他の実施例を図8、9に基づいて説明すると、処理船体1の内部に処理槽77を設置し、各処理槽77の中間部へ押え管78を昇降回転自在に案内部79、79で案内させる。また押え管78は、軸80へ遊嵌され、軸80の両端部は軸受け81、81に固定されている。前記軸80には支持杆82、82aの基部を固定し、前記支持杆82、82aの先端は、スポンジローラ83、83の軸84へ固定してある。前記スポンジローラ83、83は、処理槽77(又は船壁)の受け部85、85と協同して、海苔網の処理液を絞るようにしてある。
前記実施例において、処理すべき海苔網2を図9のように船体1の上に出して、処理槽77内の液中へ浸漬する。この状態で船体1を矢示86の方向へ前進させると、海苔網2は矢示87の方向へ相対移動する。この場合に、海苔網2は押え管78によって処理液中へ浸漬された状態で、矢示88、89の方向へ流れるように処理される。前記において、海苔網2は、加圧ローラセット90により、海水を絞って処理液中へ入る海水を低減する。また加圧ローラセット91により海苔網2を絞るので、処理液が海水中へ排出させる量がきわめて少なくなる。
前記において、スポンジローラ83、83と、船体1の船縁の受け部85、85とが、加圧ローラセット90、91を構成している。
前記のように、船体の進行により、海苔網は順次進行と共に液処理される。この場合に、押え管、スポンジローラ83、83は共に側方(図9で前後)へ開放されているので、海苔網2の吊紐は邪魔になるおそれなく、吊紐を取り外す必要もない。また、スポンジローラ83又は押え管78、加圧ローラセット90、91のスポンジローラ83は、矢示92、93、94の方向へ回転し、海水の絞り、酸液への浸漬及び酸液の絞りなどが円滑に進行し、容易に酸処理される。
この発明における処理すべき網2は、図10、11に示すように、紐95により水面に張設せられ、紐95の外端は竿96に縛着してある。
そこで図1、2又は図8、9の処理装置においては、紐95を取外すことなく、液処理できるが、図4〜7の処理装置においては、紐95を取外す必要がある。
紐を取外さない場合には、液処理作業が円滑かつ迅速に行われる利点がある。
この発明の実施例のブロック図。 (a)同じく処理船の実施例の一部を省略した平面図、(b)同じく一部を破切し、一部を省略した正面図。 同じくガイド杆の一部を省略した拡大斜視図。 (a)同じく他の実施例の縦断説明図、(b)同じく巻き取り、巻き出し状態の説明図。 (a)同じく他の実施例の一部を断面した説明図、(b)同じく巻き取り、巻き戻し状態を示す説明図。 同じく他の実施例の一部を省略した断面図。 (a)同じく一部を省略した平面図、(b)同じくギヤーの回転方向を示す説明図。 同じく一部を省略した平面図。 同じく一部断面し、一部省略した正面図。 この発明により処理する網の張設状態を示す一部を省略した平面図。 同じく一部を省略した側面図。
符号の説明
1 処理船体
2 海苔網
3 案内杆
4 受けローラ
5 スポンジローラ
6 円杆
7、13 ガイド杆
8、9 加圧ローラセット
10 処理船
11 処理槽
12 押え管
18、19 巻取軸
20 処理船
21、24、30 受けローラ
22、25、31、34 スポンジローラ
23、26、32、46、48、50 加圧ローラセット
29 支持体
33 ローラ枠
35 処理船
38 巻取軸
39、42 処理槽
40 巻戻軸
43、44 巻取軸
45、47 ガイド杆
57、58、59 スポンジローラ
60、61、61 受けローラ

Claims (4)

  1. 海苔網を吊紐につけたまま処理船上へ持ち上げ、弾性の絞りローラと受け部で挟着して海水を絞り取り、ついで処理液に漬け、又は処理液を噴霧して処理した後、弾性ローラで挟着して、可及的多く処理液を絞り取ってから、前記海苔網を海に戻すことを特徴とした海苔網の液処理方法。
  2. 内部に処理液槽を設けた処理船体の一側及び他側に、吊紐につけたままの通過海苔網の海水又は処理液を絞り取る為に海苔網挟着用の弾性の絞りローラと受け部を、夫々架設したことを特徴とする海苔網の液処理装置。
  3. 内部に処理液槽を設けた処理船体の一側及び他側に、通過海苔網を挟着した液分を絞り取る為の弾性ローラと受け部を夫々架設し、前記処理船体の一側の液分絞り取り用の弾性の絞りローラと受けローラと、船体壁との間に高塩分処理槽を設置し、該高塩分処理槽の船体壁側へ通過海苔網を挟着し、その液分を絞り取る為の弾性の絞りローラと受け部を架設したことを特徴とする海苔網の液処理装置。
  4. 弾性の絞りローラは、一端を押え管の軸に固定した支持杆の他端に取付けたことを特徴とする請求項2又は3記載の海苔網の液処理装置。
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