JP2005348627A - 薬剤拡散装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の薬剤拡散装置1は、薬剤の保持が可能な網状の薬剤保持部材12と、薬剤保持部材12を保持する枠状部材13と、薬剤が透過し難い材質により構成されている本体部材11とを有している。本体部材11は開閉することができ、開いた状態では、枠状部材13は本体部材11の板状部材11a,11bとの間に隙間が形成されるように配置し、また、薬剤保持部材12は外部に露出している。本体部材11が閉じた状態では、枠状部材13及び薬剤保持部材12は板状部材11a、11bに挟まれている。
【選択図】 図2
Description
また、薬剤保持部材は網状であるので、薬剤保持部材の網目を風が通過することができ、薬剤の揮散効率がよい。さらに、本体部材は薬剤が透過し難い材質により構成されているので、本体部材を閉じると薬剤の拡散を停止させることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の薬剤拡散装置の使用しない状態を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態の薬剤拡散装置の使用状態を示す斜視図である。図3は、図1に示される薬剤拡散装置のA−A断面図である。図4は、本発明の第2の実施形態における薬剤拡散装置の使用状態を示すものであって、薬剤保持部材の一部を破断した斜視図である。図5は、本発明の第2の実施形態における薬剤拡散装置の使用しない状態を示す断面図である。図6は、本発明の第3の実施形態における薬剤拡散装置の使用状態を示すものであって、薬剤保持部材の一部を破断した斜視図である。図7は、本発明の第4の実施形態における薬剤拡散装置の使用状態を示したヒンジ部付近を拡大した断面図である。図8は、本発明の第5の実施形態における薬剤拡散装置の使用しない状態を示す断面図である。
一対の板状部材11a、11bは、長辺部50と短辺部51とを有する長方形状の板状の部材であって、板状部材11aと板状部材11bとはほぼ同じ形状である。また、板状部材11a及び板状部材11bは、長辺部50側に設けられているヒンジ部20により、回転可能に接続されている。
図1に示されるように、板状部材11aの短辺部51と板状部材11bの短辺部51とのなす角度、すなわち、板状部材11aの板面部24と板状部材11bの板面部24とのなす角度を約0°となるように重ね合わせて本体部材11を閉じた状態にすることができる。
また、図2に示されるように、板状部材11aの短辺部51と板状部材11bの短辺部51とのなす角度、すなわち、板状部材11aの板面部24と板状部材11bの板面部24とのなす角度を約180°として本体部材11を開いた状態にすることができる。
なお図2には、板状部材11aの板面部24と板状部材11bの板面部24とのなす角度が約180°の例を図示するが、この角度は、通常90〜270°の範囲で適宜変更することができる。
板面部24の面積は通常50〜1500cm2であり、枠状部材13の大きさよりもやや大きい。
側面部23の高さは、通常0.01cm〜5cmであり、また、本体部材11が閉じた状態での厚みは、板状部材11aと板状部材11bとが重なるので、通常0.02cm〜10cm程度となる。
板面部24や側面部23の厚みは、通常0.1mm〜1.0mmであり、好ましくは0.5mm程度である。
薬剤保持部材12に用いられる繊維の種類としては、ポリエステル、ポリアミドなどの合成繊維、アセテートなどの半合成繊維、レーヨン、キュプラなどの再生繊維などを用いることができる。また、これらの繊維を用いて網状とするときの目付量は平方メートル当たり通常1〜10000gである。
本実施形態で採用する薬剤は、常温揮散性があり、具体的には、25℃での蒸気圧が1.33×10-4Pa(1×10-6mmHg)以上である。
1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(一般名:エンペントリン)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(一般名:トランスフルスリン)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=約8/1))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル (1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=約8/1))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート等のピレスロイド化合物、2,2−ジクロロビニル ジメチル ホスフェート、N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−ジオール。
また、本実施形態の薬剤拡散装置1では、それぞれの枠状部材13に各1枚の薬剤保持部材12は固定されているが、一枚の枠状部材13に2枚以上の網を重ねて多重構造としてもよい。
薬剤拡散装置1を製造した後、使用するまでの間は、図1、図3に示すように本体部材11が閉じた状態としておく。本体部材11が閉じた状態では、板状部材11a、11bの板面部24同士の間に、枠状部材13や薬剤保持部材12が配置されており、また、薬剤保持部材12は、板状部材11a、11bの凹部21、21によって形成された空間22に収納されており、薬剤保持部材12の薬剤の揮散を抑制することができる。
本体部材11が開いた状態となると、薬剤保持部材12が外部に露出し、薬剤の揮散が可能となる。また、薬剤保持部材12は枠状部材13に取り付けられているので、網状の薬剤保持部材12を確実に広げた状態にすることができる。
また、薬剤を保持した網状の薬剤保持部材12は、防虫が必要な場合においては、本体部材11などによって覆われているので、薬剤保持部材12がべたついている場合でも持ち運びしやすく、販売しやすい。
なお、薬剤拡散装置2の薬剤保持部材62以外の構造については、上記した第1の実施形態の薬剤拡散装置1と同様であり、薬剤拡散装置2の説明においては、第1の実施形態の薬剤拡散装置1の説明で用いた符号を用いて説明を省略する。
薬剤拡散装置2の本体部材11を閉じると、本体部材11内部の空間22に、枠状部材13及び薬剤保持部材62が配置されており、また、薬剤保持部材62は折りたたまれ、又は湾曲した状態で、枠状部材13の周りに位置している。
例えば、一方に凹部21を設け、他方に凹部21設けない一対の板状部材11a、11bを用いて、空間22を形成することができる。このように、一対の板状部材11a、11bの形状が異なっていても良い。
また、図8に示される薬剤拡散部材5のように、本体部材11を閉じた状態で薬剤拡散装置5の枠状部材13を厚み方向に密着させるようにし、本体部材11の板面部24と枠状部材13によって、薬剤保持部材12を収納する空間22を形成することができる。
このインジケータは、使用時に露出し、使用しないときに露出しない状態となる位置に設置されるものであり、一定時間露出すると表面の色などが変化するものである。設置する位置としては、枠状部材13や、板状部材11a、11bの内側などがある。
11 本体部材
11a、11b 板状部材
12、62、72 薬剤保持部材
13 枠状部材
15 位置決め部材
16 係止部材
20 ヒンジ部
21 凹部
65 薬剤供給部
Claims (8)
- 薬剤の保持が可能な網状の薬剤保持部材と、前記薬剤保持部材を保持する枠状部材と、前記薬剤が透過し難い材質により構成されている本体部材とを有し、前記本体部材はヒンジ部を介して連結された一対の板状部材が設けられて、いずれかの板状部材を他方の板状部材に対して相対回転させることにより本体部材を開閉することができるものであり、前記枠状部材は前記ヒンジ部に接続されており、本体部材が閉じた状態では前記枠状部材及び薬剤保持部材は板状部材に挟まれており、本体部材が開いた状態では前記枠状部材は板状部材との間に隙間が形成されるように配置し、かつ、薬剤保持部材が外部に露出していることを特徴とする薬剤拡散装置。
- 薬剤保持部材は、枠状部材の枠内で略平面状に保持されていることを特徴とする請求項1記載の薬剤拡散装置。
- 薬剤保持部材は、枠状部材の枠外に配置されて枠状部材を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の薬剤拡散装置。
- 板状部材の少なくとも一方には凹部が設けられており、本体部材が閉じた状態では、前記凹部が閉鎖されて密閉された空間を形成するものであって、枠状部材及び薬剤保持部材が前記空間に収納されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の薬剤拡散装置。
- 枠状部材は複数設けられ、板状部材と枠状部材との間、及び、隣接する枠状部材同士の間の角度がほぼ同一となるように、枠状部材の位置決めが可能な位置決め部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の薬剤拡散装置。
- 薬剤保持部材は多重構造であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の薬剤拡散装置。
- 本体部材が閉じた状態を維持することができることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の薬剤拡散装置。
- 薬剤保持部材に保持される薬剤が、常温で揮散して防虫効果を発揮する薬剤であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の薬剤拡散装置。
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