JP2005343800A - 被覆カフェイン粒子、固形製剤および眠気防止薬 - Google Patents
被覆カフェイン粒子、固形製剤および眠気防止薬 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005343800A JP2005343800A JP2004162075A JP2004162075A JP2005343800A JP 2005343800 A JP2005343800 A JP 2005343800A JP 2004162075 A JP2004162075 A JP 2004162075A JP 2004162075 A JP2004162075 A JP 2004162075A JP 2005343800 A JP2005343800 A JP 2005343800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caffeine
- particles
- coating
- coated
- solid preparation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】 一次平均粒径200〜600μmのカフェイン粒子に、水難溶性高分子および可塑剤を含むコーティング剤をコーティングしてなる被覆カフェイン粒子。該被覆カフェイン粒子を含有し、チュアブル錠または口腔内崩壊錠である固形製剤。該固形製剤からなる眠気防止薬。
【選択図】 なし
Description
これらの眠気防止薬においては、カフェインが強い苦味を有しているため、服用性を向上させるために、その苦味を抑制することが必要となっている。
しかし、かかる甘味剤や香料による苦味マスキング効果は充分なものではない。
しかし、糖衣錠などのコーティング錠とした場合は、通常、水で服用する必要があるため、眠気防止薬としては服用性が必ずしも満足できない。また、コーティングの存在により、カフェインが体内に吸収され効果を発揮するまでに時間がかかり、速効性に劣る問題がある。
また、特許文献4では、苦味を有する難水溶性粉粒体を、エチルセルロース等の水不溶性高分子化合物によりコーティングした、粒径が150μm以下のマイクロカプセルが提案されている。また、かかるマイクロカプセルを含有するチュアブル錠等の固形製剤が提案されている。
また、苦味マスキング効果を高めるためにコーティングの量を多くすると、カフェインの溶出性が悪くなり、結果、眠気防止薬の速効性が低下する。
したがって、本発明は、カフェインの苦味マスキング性および溶出性に優れた被覆カフェイン粒子、該カフェイン粒子を含有する、服用性および速効性に優れた固形製剤、および該固形製剤からなる眠気防止薬を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、一次平均粒径200〜600μmのカフェイン粒子に、水難溶性高分子および可塑剤を含むコーティング剤をコーティングしてなる被覆カフェイン粒子である。
前記本発明の被覆カフェイン粒子においては、コーティングが、流動層を有するコーティング装置により行われるものであることが好ましい。
また、本発明は、前記被覆カフェイン粒子を含有し、チュアブル錠または口腔内崩壊錠である固形製剤である。
前記本発明の固形製剤においては、さらにメントールを含有することが好ましい。
また、本発明は、前記固形製剤からなる眠気防止薬である。
また、本発明の被覆カフェイン粒子は、打錠して固形製剤とする際、粒子が破壊されるなどの不具合が生じ難く、打錠適性も良好である。
≪被覆カフェイン粒子≫
本発明の被覆カフェイン粒子は、一次平均粒径200〜600μmのカフェイン粒子に、水難溶性高分子および可塑剤を含むコーティング剤をコーティングしてなるものである。
本発明において、カフェイン粒子は、カフェインまたは無水カフェインからなる、一次平均粒径200〜600μmの粒子である。一次平均粒径200μm未満であると、被覆カフェイン粒子とした際、各粒子間の分離力が小さく、各粒子同士が凝集してしまうおそれがある。また、表面積が大きくなるため、コーティングに用いるコーティング剤の量を多くする必要がある。一次平均粒径が600μmを越えると、固形製剤とする際の打錠時や、該固形製剤の服用・咀嚼時に、被覆カフェイン粒子が壊れ、カフェインが直接口腔内に溶出してしまい、苦味マスキング効果が発揮されないおそれがある。また、賦形剤、崩壊剤、矯味剤等の他の成分との混合時に被覆カフェイン粒子が偏析しやすく、均一に混合することが難しい。一次平均粒径は、300〜500μmであることがより好ましく、350〜450μmであることがさらに好ましい。
本発明に使用できるカフェイン粒子としては、(株)静岡カフェイン工業所製無水カフェイン(顆粒 500μm pass品)、BASF社製無水カフェイン(Gran0.2/0.5 150μm on品)等が市販されている。
なお、本発明において、カフェイン粒子の硬度は、篩により一次平均粒径を250〜355μmに調整したカフェイン粒子について全自動型粉体硬度測定器((株)セイシン企業製)で測定した硬度のn=20の平均値とする。
かかる硬度を有するカフェイン粒子は、上記一次平均粒径を満たすカフェイン粒子について、その硬度を上記測定方法で測定し、選別して用いることができる。
なお、本発明において、カフェイン粒子の変位は、一次平均粒径が250〜355μmのカフェイン粒子を用いて上記硬度の測定した時に、全自動型粉体硬度測定器((株)セイシン企業製)のプローブが、カフェイン粒子に接してから、該カフェイン粒子が割れるまでの距離とする。
かかる変位を有するカフェイン粒子は、上記一次平均粒径を満たすカフェイン粒子について、その変位を上記測定方法で測定し、選別して用いることができる。
なお、本発明において、カフェイン粒子の球形度は、カフェイン粒子をCCDカメラで撮影し、該カフェイン粒子の最大長を直径とした場合の面積と実際面積の比であり、球形度が1に近いほど、その粒子が球形に近いことを意味する。
かかる球形度を有するカフェイン粒子は、上記一次平均粒径を満たすカフェイン粒子について、その球形度を上記測定方法で測定し、選別して用いることができる。
本発明において用いられるコーティング剤は、水難溶性高分子および可塑剤を含むものである。水難溶性高分子および可塑剤を含むコーティング剤を用いることにより、カフェインの苦味マスキング性および溶出性が向上する。
水難溶性高分子として、より具体的には、エチルセルロース、アミノアクリルメタアクリレートコポリマー、メタクリル酸コポリマー等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらのなかでも、使用性、臭いの点から、エチルセルロースが好ましい。
かかる水難溶性高分子としては、市販のものが使用でき、たとえばエチルセルロースとしては商品名「アクアコート」FMC社製、旭化成(株)販売等が市販されており、アミノアクリルメタアクリレートコポリマーとしては商品名「オイドラギッドRL−30D」、「RS−30D」Rohm社製等が市販されており、メタクリル酸コポリマーとしては、商品名「オイドラギッドL100−55」Rohm社製等が市販されている。
可塑剤としては、クエン酸トリエチル、トリアセチン等の、日本薬局方(広川書店)および医薬品添加物規格((株)薬事日報社)等の公定書に記載されているものが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。成膜性を考慮すると、クエン酸トリエチルおよび/またはトリアセチンが好ましく、トリアセチンがさらに好ましい。
可塑剤の配合量は、水難溶性高分子の固形分に対して、5〜50質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましい。
溶出制御剤としては、糖、糖アルコール、高甘味度甘味料、水溶性高分子、その他水溶性添加剤が挙げられる。
糖としては、乳糖、トレハロース、白糖等が挙げられる。
糖アルコールとしては、エリスリトール、マンニトール、キシリトール、ソルビトール等が挙げられる。
高甘味度甘味料としては、アスパルテーム、サッカリンナトリウム等が挙げられる。
水溶性高分子としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
その他水溶性添加剤としては、クエン酸などの有機酸等が挙げられる。
これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、マンニトール、トレハロース、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール等の糖アルコールが好ましい。糖アルコールの中でも、マンニトール、トレハロース、エリスリトールが好ましく、特にマンニトール、トレハロースが好ましい。糖アルコールは吸湿性が低く、保存安定性が良く、また水への溶解速度が速いため、溶出速度のコントロール性に優れている。
溶出制御剤の配合量は、コーティング剤中の、該溶出制御剤を除く固形分に対して、10〜100質量%が好ましく、30〜70質量%がより好ましい。
また、メントール等の香料、色素などを含んでいてもよい。
被覆カフェイン粒子は、上記カフェイン粒子に、上記コーティング剤をコーティングすることにより製造できる。
コーティング剤溶液における分散媒としては、水、エタノール等の低級アルコールなどの揮発性溶媒が挙げられる。
ワースター法とは、流動層底部から上部に向かって原料粒子と噴霧液が同方向に流動する方法であり、タンジェンシャルボトムスプレー、ボトムスプレー等がある。
ワースター法によるコーティング装置においては、粒子の凝集を抑制しやすいことから粗粉の抑制に適している。
装置名 型 仕込量(例) メーカー
マルチプレックス MP−01 800g (株)パウレック
マルチプレックス MP−25 20kg (株)パウレック
GPCG GPCG−10 10kg (株)パウレック
フローコーター FLO−5 1.8kg フロイント産業(株)
スパイラフロー SFC−5 3kg フロイント産業(株)
たとえば、コーティング装置の排気温度は、25〜40℃が好ましく、28〜35℃がより好ましく、29〜32℃がさらに好ましい。排気温度がこの範囲内であると、均一なコーティングができる。
流動層を有するコーティング装置によってコーティングされてなる被覆カフェイン粒子は、コーティングが均一で、また、コーティングの強度も良好であることから、苦味マスキング性と溶出性のバランスが良好である。一方、その他のコーティング装置、たとえば転動造粒装置、撹拌造粒装置等でコーティングを施した被覆カフェイン粒子は、流動層を有するコーティング装置によってコーティングされる被覆カフェイン粒子に比べ、苦味マスキング性および溶出性に劣る傾向がある。
なお、かかる好ましい被覆カフェイン粒子が得られるコーティング方法については上述の通りである。
また、苦味マスキング効果を考慮すると、1分後の溶出率が15%以下が好ましく、10%以下がより好ましく、5%以下がさらに好ましい。
本発明の固形製剤は、上記本発明の被覆カフェイン粒子を含有し、チュアブル錠または口腔内崩壊錠であるものであり、苦味マスキング性および溶出性に優れた本発明の被覆カフェイン粒子を含有することにより、服用性および速効性に優れたものである。
本発明で言う「チュアブル錠」は、口中で咀嚼して服用可能な錠剤をいう。なお、服用時に、必ずしも咀嚼しなくとも、本発明の効果は得られる。
また、本発明で言う「口腔内崩壊錠」は、口中で唾液により2分以内に崩壊する錠剤をいう。
固形製剤が、水なしで服用されるチュアブル錠または口腔内崩壊錠であることにより、本発明の苦味マスキング効果が特に有効に発揮される。また、固形製剤が後述するメントールを含有する場合に、メントールの刺激が鼻にダイレクトに届き、眠気防止効果の速効性がさらに向上する。
固形製剤中、メントールの配合量は、実効性と持続性等を考慮すると、0.1〜5質量%が好ましく、1〜3質量%がより好ましい。特に、本発明の固形製剤を眠気防止薬として用いる場合には、効果の面から、1〜25mg/錠が好ましく、5〜15mg/錠がより好ましい。
他の任意成分としては、カフェイン以外の薬物、薬理的に許容される賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、香料、矯味剤、色素等が挙げられる。
賦形剤としては、セルロース及びその誘導体、スターチ及びその誘導体、糖類、糖アルコール類等が挙げられ、より具体的には、結晶セルロース、乳糖、白糖、マンニトール、エリスリトール、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ等が挙げられる。
結合剤としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、デキストリン、デンプン、アルファー化デンプン等が挙げられる。
崩壊剤としては、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスポビドン等が挙げられる。
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ショ糖脂肪酸エステル、無水ケイ酸、軽質無水ケイ酸、フマル酸ステアリルナトリウム等が挙げられる。
これらの任意成分は、2種以上組み合わせて用いることができる。
かかる点から、固形製剤は、錠剤強度が2〜15kgであることが好ましく、4〜8kgであることがより好ましい。ここでいう錠剤硬度とは、モンサント型の錠剤強度試験機によって測定することができる。
また、固形製剤は、口腔内崩壊速度が2分以下であることが好ましく、1分以下が更に好ましい。ここで、口腔内崩壊速度とは、錠剤を口腔内に入れて舌で継続的に転がし、錠剤が完全に崩壊するまでの時間である。
また、苦味マスキング効果を考慮すると、1分後の溶出率が15%以下が好ましく、10%以下がより好ましく、5%以下がさらに好ましい。
また、かかる被覆カフェイン粒子を含有する本発明の固形製剤は、服用性が良好で、しかもカフェインによる眠気防止効果の速効性が高く、眠気防止薬として好適である。特に、本発明の固形製剤がさらにメントールを含有すると、さらに眠気防止効果の速効性が高まる。
なお、以下の例において用いた各種測定方法を以下に示す。
<測定方法>
「粒度分布」
500μm、355μm、250μm、150μmの内径75mmのふるいを用い、サンプル量10gで、日局「粉体粒度測定法」第2法に基づき試験を行い測定する。
「粒子強度」
篩により250〜355μmに調整した原末について、全自動型粉体硬度測定器((株)セイシン企業製)で粒子強度[gf/mm2]を測定し、そのn=20の平均値を求めた。
「変位」
硬度測定時のプローブが顆粒に接してから顆粒が割れるまでの距離[μm]を求めた。
「球形度」
顆粒をCCDカメラで撮影し、顆粒の最大長を直径とした場合の面積と実際面積の比を求めた。
成人男女10名による官能評価を行った。服用直後、以下の基準で評価し、その平均値を求めた。
1:苦くない 2:わずかに苦い 3:やや苦い 4:苦い 5:非常に苦い
「眠気」
成人男女10名による官能評価。昼間、眠くなったときに服用し、その直後、10分後、および30分後の眠気を以下の基準で評価し、その平均値を求めた。
1.眠くない 2.わずかに眠い 3.やや眠い 4.眠い 5.非常に眠い
「溶出性」
日本薬局方パドル法に準拠する溶出試験を、溶液として水を用いて行い、1分後または30分後の溶出率(%)を求めた。
「錠剤硬度」
錠剤破壊強度測定器(富山産業社製)を用いて10錠測定し、その平均値を錠剤強度とする。
「口腔内崩壊速度」
成人6人に、錠剤を口腔内に入れて舌で継続的に転がし、錠剤が完全に崩壊するまでの時間の平均を求めた。
まず、薬品添加物規格水にエチルセルロース水分散液(商品名アクアコート:旭化成(株))、糖類および可塑剤を入れ、よく撹拌して、表1に記載する組成のコーティング剤溶液A〜Cを得た。
なお、ここで、コーティング率とは、カフェイン粒子に対するコーティング剤(固形分)の割合(質量比)であり、たとえばコーティング率30%は、カフェイン粒子:コーティング剤=100:30であることを意味する。
使用したカフェイン粒子の種類およびコーティング剤溶液の種類、およびコーティング率を表2に示す。
CA:(株)静岡カフェイン工業所製無水カフェイン:(顆粒 500μm pass品)
CB:BASF社製無水カフェイン(Caffen anhyrous Gran0.2/0.5 150μm on品)
CC:(株)静岡カフェイン工業所製無水カフェイン
また、表3に、上記の測定方法により求めた各カフェイン粒子の粒度分布、球形度、顆粒強度、変位、一次平均粒径を示す。なお、CCについては、粒径が小さいため、球形度、顆粒強度、変位は測定不能であった。
まず、以下の手順でエリスリトール/スターチ造粒品を調製した。
エリスリトール3200gとスターチ600gを混ぜ、スパイラーフローSFC−5型(フロイント社製)に入れ、給気温度90℃、排気温度35〜45℃で、ヒドロキシプロピルセルロース6%水溶液を2400g噴霧し、エリスリトール/スターチ造粒品を造粒した。
混合品2を、クリーンプレス(菊水製作所社製)で打錠(打錠圧0.9t)し、質量311.4mg、10mmの円形錠B(実施例9)を得た。
混合品3を、クリーンプレス(菊水製作所社製)で打錠(打錠圧1.5t)し、質量746mg、15mmの円形錠C(実施例10)を得た。
混合品4を、クリーンプレス(菊水製作所社製)で打錠(打錠圧1.5t)し、質量652mg、13mmの円形錠D(比較例2)を得た。
カフェイン粒子CAを1000g、乳糖800g、トウモロコシデンプン60g、ステアリン酸マグネシウム12gを混合し、クリーンプレス(菊水製作所社製)で打錠(打錠圧0.9t)し、質量312mg、10mmの錠剤を得た。この錠剤1000gをフローコーター30型(フロイント社製)に入れ、オパドライOY−7300(日本カラコン社製、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910、酸化チタン、ポリエチレングリコール400混合物)の12%水溶液で、固形分としてのコーティング率が対錠剤5%となるようコーティングした。これを円形錠Eとする。
円形錠A、C、Dについては、錠剤硬度、口腔内崩壊速度、苦味、眠気および溶出性(1分後および30分後)を評価した。
円形錠Bについては、錠剤硬度、口腔内崩壊速度、苦味および溶出性(1分後および30分後)を評価した。
円形錠Eについては、錠剤硬度、眠気および溶出性(1分後および30分後)を評価した。
一方、比較例1の、カフェイン粒子の一次平均粒径が80μmである被覆カフェイン粒子を用いた円形錠Dは、非常に苦味の強いものであった。
また、コーティングしていないカフェイン粒子を用いた円形錠Eは、溶出性が悪く、眠気防止効果の発揮されるのも遅かった。また、その効果も弱かった。
Claims (5)
- 一次平均粒径200〜600μmのカフェイン粒子に、水難溶性高分子および可塑剤を含むコーティング剤をコーティングしてなる被覆カフェイン粒子。
- コーティングが、流動層を有するコーティング装置により行われるものである請求項1に記載の被覆カフェイン粒子。
- 請求項1または2に記載の被覆カフェイン粒子を含有し、チュアブル錠または口腔内崩壊錠である固形製剤。
- さらにメントールを含有する請求項3に記載の固形製剤。
- 請求項3または4に記載の固形製剤からなる眠気防止薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004162075A JP2005343800A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 被覆カフェイン粒子、固形製剤および眠気防止薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004162075A JP2005343800A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 被覆カフェイン粒子、固形製剤および眠気防止薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005343800A true JP2005343800A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35496505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004162075A Pending JP2005343800A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 被覆カフェイン粒子、固形製剤および眠気防止薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005343800A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010526811A (ja) * | 2007-05-08 | 2010-08-05 | ハーキュリーズ・インコーポレーテッド | 堅牢な迅速崩壊錠剤の処方 |
JP2012056948A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-03-22 | Kyowa Hakko Kirin Co Ltd | トピラマート顆粒 |
JPWO2010119851A1 (ja) * | 2009-04-14 | 2012-10-22 | ライオン株式会社 | 口腔内崩壊錠 |
WO2012147660A1 (ja) | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 田辺三菱製薬株式会社 | 口腔内速崩壊性錠 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05246840A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-09-24 | Kao Corp | 薬効剤含有粒子およびその製造方法 |
JPH05255072A (ja) * | 1992-01-15 | 1993-10-05 | Bayer Ag | フレーバーマスクされた薬学的組成物 |
JPH09194347A (ja) * | 1996-01-18 | 1997-07-29 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フィルムコーティング粒剤の製造方法 |
JP2000053563A (ja) * | 1998-08-07 | 2000-02-22 | Bayer Yakuhin Ltd | 苦味がマスクされた速放性細粒剤 |
JP2000095707A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | 苦味を有する薬物を含有する口中溶解型又は咀嚼型固形内服医薬組成物 |
JP2000159691A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-06-13 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 経口用固形製剤 |
JP2000198747A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-07-18 | Tanabe Seiyaku Co Ltd | 徐放性粒子 |
JP2001019635A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-23 | Nitto Yakuhin Kogyo Kk | 苦味を有する難水溶性粉粒体を核物質として含むマイクロカプセルおよびその製造方法、ならびに係るマイクロカプセルを含有する固形製剤 |
JP2002332226A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-11-22 | Sumitomo Pharmaceut Co Ltd | 薬物顆粒の製造方法、および薬物顆粒、ならびにそれを用いた医薬製剤 |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004162075A patent/JP2005343800A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05255072A (ja) * | 1992-01-15 | 1993-10-05 | Bayer Ag | フレーバーマスクされた薬学的組成物 |
JPH05246840A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-09-24 | Kao Corp | 薬効剤含有粒子およびその製造方法 |
JPH09194347A (ja) * | 1996-01-18 | 1997-07-29 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フィルムコーティング粒剤の製造方法 |
JP2000053563A (ja) * | 1998-08-07 | 2000-02-22 | Bayer Yakuhin Ltd | 苦味がマスクされた速放性細粒剤 |
JP2000159691A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-06-13 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 経口用固形製剤 |
JP2000095707A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | 苦味を有する薬物を含有する口中溶解型又は咀嚼型固形内服医薬組成物 |
JP2000198747A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-07-18 | Tanabe Seiyaku Co Ltd | 徐放性粒子 |
JP2001019635A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-23 | Nitto Yakuhin Kogyo Kk | 苦味を有する難水溶性粉粒体を核物質として含むマイクロカプセルおよびその製造方法、ならびに係るマイクロカプセルを含有する固形製剤 |
JP2002332226A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-11-22 | Sumitomo Pharmaceut Co Ltd | 薬物顆粒の製造方法、および薬物顆粒、ならびにそれを用いた医薬製剤 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010526811A (ja) * | 2007-05-08 | 2010-08-05 | ハーキュリーズ・インコーポレーテッド | 堅牢な迅速崩壊錠剤の処方 |
JPWO2010119851A1 (ja) * | 2009-04-14 | 2012-10-22 | ライオン株式会社 | 口腔内崩壊錠 |
JP2012056948A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-03-22 | Kyowa Hakko Kirin Co Ltd | トピラマート顆粒 |
JP2016056193A (ja) * | 2010-08-11 | 2016-04-21 | 協和発酵キリン株式会社 | トピラマート顆粒 |
WO2012147660A1 (ja) | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 田辺三菱製薬株式会社 | 口腔内速崩壊性錠 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2005307052B2 (en) | Taste-masked multiparticulate pharmaceutical compositions comprising a drug-containing core particle and a solvent-coacervated membrane | |
ZA200200344B (en) | Method for making granules with masked taste and instant release of the active particle. | |
JPWO2008120548A1 (ja) | 口腔内崩壊錠 | |
KR20050096941A (ko) | 구강내 속붕성 정제 | |
JP5405752B2 (ja) | 被覆された薬物含有粒子および該粒子を含む固形製剤 | |
US20050175689A1 (en) | Coated fine particles containing drug for intrabuccally fast disintegrating tablet | |
JP2010037326A (ja) | 不快な呈味を有する薬物を含有する製剤粒子 | |
CA2543454A1 (en) | Drug-containing coated microparticles for quick-disintegrating oral tablets | |
JP6866153B2 (ja) | 圧縮成型製剤 | |
JP5664225B2 (ja) | 不快味マスキング粒子及びこれを含有する経口製剤 | |
JP4549609B2 (ja) | 被覆固形催眠製剤 | |
JP4716063B2 (ja) | 不快味マスキング粒子及びこれを含有する経口製剤 | |
JP2017075139A (ja) | 低用量薬物を含有する口腔内崩壊錠 | |
JP5828280B2 (ja) | 錠剤及びその製造方法 | |
JP6186139B2 (ja) | 口腔内速崩壊性錠剤 | |
JP2005343800A (ja) | 被覆カフェイン粒子、固形製剤および眠気防止薬 | |
WO2010119851A1 (ja) | 口腔内崩壊錠 | |
JP2010120872A (ja) | 口腔内速崩錠の製造方法 | |
JP2004026675A (ja) | 咀嚼型医薬製剤用粒子、それを使用した咀嚼型医薬製剤、及び咀嚼型医薬製剤の不快味抑制方法 | |
JP2004217566A (ja) | 製剤のゲル強度の増強方法および徐放性製剤 | |
JP5226732B2 (ja) | 催眠用圧縮成型製剤 | |
JP6757596B2 (ja) | 内服固形錠剤 | |
JP6002870B1 (ja) | 低用量薬物を含有する口腔内崩壊錠 | |
JP6150564B2 (ja) | 口腔内速崩壊性錠剤 | |
JP2005023058A (ja) | 咀嚼型医薬製剤用薬物粒子及びその製造方法、並びに薬物粒子を含有する咀嚼型医薬固形製剤及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100305 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100420 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |