JP2005343635A - カード排出シート - Google Patents

カード排出シート Download PDF

Info

Publication number
JP2005343635A
JP2005343635A JP2004165799A JP2004165799A JP2005343635A JP 2005343635 A JP2005343635 A JP 2005343635A JP 2004165799 A JP2004165799 A JP 2004165799A JP 2004165799 A JP2004165799 A JP 2004165799A JP 2005343635 A JP2005343635 A JP 2005343635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
discharge sheet
reader
contact
jammed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004165799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4272114B2 (ja
Inventor
Koji Oguchi
晃司 小口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2004165799A priority Critical patent/JP4272114B2/ja
Publication of JP2005343635A publication Critical patent/JP2005343635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4272114B2 publication Critical patent/JP4272114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】 カードリーダ内に引出し具等を設けることなく、簡易な構成で、カード等がカード搬送路内でカードジャムを起こした場合に確実にカードリーダ外部に排出することができるカード排出シートを提供すること。
【解決手段】 カード排出シート20はカード搬送路3内に詰まったカード2を挟み込むかえりを有する鈎部21を備えており、詰まったカード2を鈎部21とカード排出シート20本体との間で挟み込んでカードリーダ1外部に排出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、カードリーダのカード搬送路内に詰まったカードをカードリーダ外部に排出するために使用されるカード排出シートに関する。
カードリーダは、たとえば、図1に示すような構成である。カードリーダとしてのICカードリーダ1は、ICカード2(以下、『カード2』とする)が搬送されるカード搬送路3と、モータMにより動作し、カード2を搬送するカード送りローラ4と従動ローラ5と、カード2に形成されている磁気ストライプ(図示せず)に記録された情報を読み出す磁気ヘッド6と、カード2が当接する当接部8を有すると共にカード2の端子面に接するIC接点9を有する接点ブロック7とを備えると共に、磁気ヘッド6は接点ブロック7よりICカードリーダ1のカード挿入口13側に設置されている。
そして、カード2がカード挿入口13から接点ブロック7に向かって搬送されるとき、磁気ヘッド6により磁気ストライプに記録された情報が読み出され、その後に接点ブロック7にてカード2とデータのやり取りを行うようにしている。すなわち、カード2の先端が接点ブロック7の当接部8に当接して接点ブロック7を押すことにより、接点ブロック7はカード2に押圧する。このとき、接点ブロック7の接点バネ9がカード2の端子面に当接して、接点ブロック7とICカード2の内蔵ICとが接続される。この状態でデータのやり取りが行われる。
そして、処理を終えたカード2は、カード搬送路3の奥端側から排出されたり、あるいはカード挿入口13に戻されて排出される。
ところで、カード2やプリペイドカード等のカードは、その管理状態によって湾曲または変形したりオイル等が付着することがあり、このようなカードがカード搬送路3内に挿入されると、カードジャムと称するカード搬送路3内にカードが詰まってしまう現象が発生することがある。
従来は、カードリーダ内に取り残されたカードが所定時間経過しても排出されない場合、シートの先端部に櫛歯を互い違いに異なる方向に曲げたY字状のフック部を備えた除去シートを用いて、取り残されたカードをカードリーダ内の排出口に押し出すようにしていた。(例えば特許文献1参照)。
また、カードリーダにカード詰まり除去用引き出し具を予め装着し、取り残されたカードをカードリーダ内から外部に引き出ししている。(例えば特許文献2参照)。
特許文献1に開示されたカード除去シート131は、図5(A)、(B)に示すように、長方形をしており、フック部132がカード進行方向Aの一端部に設けてある。フック部132は櫛歯状になっており、櫛歯をシート厚さ方向へ交互に反対向きに斜めに曲げてある。また、カード除去シート131の基材131bはスチール製で、磁気ヘッドに傷を付けないように表面にはヘッドクリーニング材131aをコーティング、又は接着してある。
そして、センサ12がカード2を検知できないと、カードリーダ1がジャム発生と認識する。これにより、モータMをカード進行方向Aに回転させ、カード除去シート131を挿入口13より挿入すると、カード除去シート131はカード送りローラ4、従動ローラ5とによりカード進行方向Aへ搬送され、その先端部のフック部132がジャムを起しているカード2の先端部に当接する。カード2はカード除去シート131によってカード進行方向Aにカード除去シート131とともに排出口(図示しないがカードリーダ1の奥側)へ排出される。
また、特許文献2に開示されたカードリーダ200では、図6に示すとおり、カードリーダ200内に、詰まったカード230を取り出すための引出し具222を設けている。引出し具222は、全体形状を略U字状とした棒状の部材で形成してなる。
そして、図6に示すように両端部を垂直に折り曲げてカード230の縁を係止する係止部を形成してある。
この引出し具222は、カードリーダ200内のカード230の装着位置の下側に設けてある。カード230がカードリーダ200内で引掛り排出されなくなった場合、利用者は引出し具222の摘持部210を図の矢印方向に引く。このとき、係止部がカ−ド230の縁に引掛っているため、カード挿入口221側へカード230が引き出され、容易に外へ排出されることとなる。
特開平5−143781号公報 特開平4−178958号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたカード除去シートでは、先端がY字状のフック部であり、カード進行方向Aに押し出すことしかできず、カード引き抜き方向B(カード進行方向Aとは逆方向)へカード2を引き戻して取り出すことができないという問題がある。
また、取り残されたカード2をカードリーダ1内の排出口(図示せず)に押し出すため、カードリーダとは別体のカードスタッカ(図示せず)を設けなければならず、カードリーダ1を含む装置全体が大型化となる。
つぎに、特許文献2に開示されたカードリーダでは、使用するしないにかかわらず、引き出し具はカードリーダに装着した構造であり、部品点数が多くなり、コストアップにつながる。
また、係止部の長さが短いと、折れ曲がったカードや、プリペイドカードのような薄いカードを確実に引っ掛けることが難しく、逆に、長すぎると、カード搬送路を構成するフレームに接触したりし、スムーズな動作を行うこともできないという問題もある。
そこで、本発明の課題は、カードリーダ内に引出し具等を設けることなく、簡易な構成で、カード等がカード搬送路内でカードジャムを起こした場合に確実にカードリーダ外部に排出することができるカード排出シートを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、カードリーダのカード搬送路で詰まったカードを除去するカード排出シートであって、このカード排出シートは前記詰まったカードを挟み込むようにするかえりを有する鈎部を備え、前記詰まったカードを前記鈎部と前記カード排出シート本体との間で挟み込むようにし前記カードリーダ外部に排出することを特徴とする。
本発明においては、カード搬送内に詰まったカードを、鈎部とカード排出シート本体との間で挟み込むようにしカードリーダ外部に排出することができるので、カードを収納するカードスタッカを設ける必要もなく、カードリーダを含む装置全体の大型化を防止している。
また、カード排出シートを用いて詰まったカードを排出できるので、カードリーダ自体にカード排出シートを設置する構造をとることもなく、コストアップを防いでいる。
本発明において、カード排出シートは、可撓性および弾性を有するPET(ポリエチレン テレフタレート)を基材とすることが好ましい。このように構成することで、カード搬送路内に押し込まれた際も、カード搬送路に突出している各構成部品に対してもなじむようになっているので、カード排出シートは各構成部品の外周面を摺動し各構成部品を傷めることなく、詰まったカードを排出することができる。
また、本発明において、鈎部のかえりの長さは、カード搬送路の高さよりも長いことが好ましい。このように構成することで、鈎部とカード排出シート本体との開き角度θが鋭角となり、カード排出シートをカード引き抜き方向に引き抜いたとしても、鈎部が反り返ることなく、カード排出シートがもつ可撓性および弾性により、カード搬送路内に突出している各構成部品の外周面に沿って摺動させることができ、鈎部が反り返って使用不能となることを防止できる。
本発明においては、カード搬送内に詰まったカードを、前記鈎部と前記カード排出シート本体との間で挟み込むようにしカードリーダ外部に排出することができるので、カードを収納するカードスタッカを設ける必要もなく、カードリーダを含む装置全体の大型化を防止している。
また、カード排出シートを用いて詰まったカードを排出できるので、カードリーダ自体にカード排出シートを設置する構造をとることもなく、コストアップを防いでいる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、カードリーダを示す概略側面図である。図2は、本発明の一実施例を示すカード排出シートの平面図及び正面図である。図3は、他の実施形態を示すカードリーダのカード排出シートを示す平面図である。図4(a)〜(d)は、カード排出シートの動作を示す図である。
(カードリーダの構成)
図1は、本発明のカードリーダとしてのICカードリーダ1の実施の一形態を示す。このICカードリーダ1は、カード2が搬送されるカード搬送路3と、モータMにより動作し、カード2を搬送するカード送りローラ4と従動ローラ5と、カード2に形成されている磁気ストライプ(図示せず)に記録された情報を読み出す磁気ヘッド6と、カード2が当接する当接部8を有すると共にカード2の端子面に接する接点バネ9を有する接点ブロック7とを備えると共に、磁気ヘッド6は接点ブロック7よりICカードリーダ1のカード挿入口13側に設置されている。
接点ブロック7は、図1、図4(a)〜(d)に示すように、4本のリンク10によってカード搬送路3に対して突出及び退避可能であるように支持されている。また、接点ブロック7には、カード2の先端と当接するようにカード搬送路3に向かって突出する当接部8が形成されている。カード2が挿入されていない状態は、IC接点ブロック7は弾性部材、例えば引っ張りコイルバネ11によってカード引き抜き方向B(カード進行方向Aと逆方向)に引き寄せられている。これにより、IC接点ブロック7は、カード2のカード進行方向Aへの移動に伴いカード搬送路3に向かって下降するように構成されている。IC接点ブロック7が下降すると、接点バネ9がカード2の接触式入出力端子(図示せず)に接触する。
接点バネ9は、通信の信頼性向上のために、カード2の接触式入出力端子と弾性的に接触するものが好ましく、また接点圧が集中するように点接触するものが好ましい。このため、本実施形態では、ねじりコイルバネにより接点バネ9を構成している。
そして、カード2がカード挿入口13から接点ブロック7に向かって搬送されるとき、磁気ヘッド6により磁気ストライプに記録された情報が読み出され、その後に接点ブロック7にてカード2とデータのやり取りを行うようにしている。
さらに、カード送りローラ4はモータMにより駆動され、このカード送りローラ4の回転が従動ローラ5に伝達され、カード送りローラ4と従動ローラ5は一体的に回転する。これらカード送りローラ4、従動ローラ5との回転によりカード2を所定の方向に搬送することができる。
本実施形態のICカードリーダ1は、カード送りローラ4、従動ローラ5より奥のカード搬送路3にカード長さよりも短い間隔で配置した複数のカード検出センサ12を有している。カード検出センサ12は、各センサ12のカード検出信号の有無から、カード2がカード搬送路3のどの位置にあるかを検出するために用いる。カード検出センサ12は、本実施形態では発光素子と受光素子から成るフォトセンサを用いている。但し、これには限られず機械式スイッチ等他のセンサを用いても良い。また、中、符号14は制御回路を搭載した回路基板である。
(カード排出シートの構成)
次に、カード搬送路に詰まったカードを排出するカード排出シートについて詳細に説明する。
カード排出シート20は、図2(a)、(b)に示すように長方形をしており、幅寸法Wはカード搬送路の幅寸法より少し短くなっており、長手方向の寸法Lはカードリーダ1のカード搬送路3よりも長くなっている。
このカード排出シート20は、カード進行方向Aの先端側にジャムしたカードを挟み込むようにするかえりを有する鈎部21と、利用者が把持する把持部22と、カード搬送路3に突出している接点バネ9との接触を避けるために形成した凹部23とからなっている。
鈎部21は、図2(a)に示すように凹部23を囲むように3つ設けられている。
また、各鈎部21は長方形であり、カード排出シート20の先端側の一辺(以下、「根元部21a」とする)を残し、その他の三辺(以下、それぞれ、「先端部21b」、「側端部21c」、「側端部21d」とする)に切り込みをいれている。
鈎部21は、その先端部21bに向かうにしたがい開くようになっているが、図2(b)に示すように、その開き角度θは鋭角、すなわち、90°より小さくなっている。
また、鈎部21は、根元部21aを支点として可撓性を有している。
鈎部21の長さm、mはカード搬送路3の高さH(図1参照)より長くなっている。
長さm、mが高さHよりも短いと、鈎部21の先端部21bがカード搬送路3の図示下面に接触しないので、カード排出シート20をカード引き抜き方向Bに移動させた場合、カード2の引き抜き負荷によっては、根元部21aを支点として鈎部21が容易に反り返ってしまう。このように、鈎部21が反り返ってしまうと、カード排出シート20が使用できなくなる場合もある。
また、反り返る際、鈎部21の先端部21bに接触すると、カード送りローラ4の外周面を傷つけることもある。
そこで、本実施の形態に示すカード排出シート20では、鈎部21の長さm、mが、カード搬送路3の高さHよりも長くしている。
これにより、鈎部21の先端部21bは常にカード搬送路3の下面に接触することになり、その開き角度θは鋭角であり、90°より小さくなっている。
このように、鈎部21の長さm、m が高さHよりも長いので、たとえ、カード2の引き抜き時にカード2から大きな負荷を受けても、先端部21bがカード搬送路3の下面と接触するため、容易に反り返ることはなく、カード排出シート20がもつ可撓性や弾性により、カード送りローラ4の外周面に沿って移動し始める。
なお、鈎部21の長さm、mは、その長さは先端部21bがカード搬送路3に接触する長さであれば、同じ長さであってもよいし、別々の長さとしてもよい。
また、先端部21bがカード搬送路3に接触する長さであることを満足すれば、いくつかの長さを持つカード排出シートを複数用意しておいてもよい。
さらに、鈎部21の形状についても、図2(a)、(b)に示す長方形に限定されるものではなく、詰まったカードを挟み込むことが可能であれば、どのような形状でもよい。
上述したカード排出シート20は、可撓性および弾性を有するPET(ポリエチレン テレフタレート)を基材としている。このため、カード搬送路3内を押し込まれた際も、カード搬送路3に突出しているカード送りローラ4、従動ローラ5、磁気ヘッド6等の各構成部品に対してもなじむようになっている。すなわち、各構成部品の外周面に沿って摺動することが可能となっている。なお、材質はPETに限定されるものではなく、可撓性、弾性を有する材質、例えば、ポリプロピレン(PP)シート、ポリカーボネート(PC)シート等でもよい。
(カードの処理動作)
上述したICカードリーダ1およびカード排出シート20を用いてカード搬送路3内につまったカードを排出する動作を以下に説明する。
磁気ストライプを備えると共にIC(図示せず)を内蔵するカード2をカード挿入口13から挿入すると、最もカード挿入口13寄りのカード検出センサ12がカード2を検出して、モータMを駆動する。これにより、カード送りローラ4、従動ローラ5が作動し、カード2の先端がカード送りローラ4、従動ローラ5に到達してからカード2はこれらによりカード搬送路3を自動で搬送される。
そして、カード送りローラ4に隣接する磁気ヘッド6により、磁気ストライプに記憶されている磁気データが読み取られる。次いで、カード2の先端が接点ブロック7の当接部8に当接して接点ブロック7を押すことにより、接点ブロック7はカード2に押圧する。このとき、接点ブロック7のIC接点9がカード2の端子面に当接して、接点ブロック7とカード2の内蔵ICとが接続される。この状態でデータのやり取りが行われる。
一方、カード2が、カード搬送路3内に取り込まれ、所定時間以上カード搬送路3内に位置したり、あるいは、カード搬送路3内での移動速度が著しく遅くなると、カード搬送路3内に配置されるカード検出センサ12の信号に基づき、制御回路14が、『カード詰まり』と判断して、モータMが停止する。
モータMが停止後、カード挿入口13に、カード排出シート20を挿入し、作業者が手動でカード排出シート20をカード搬送路3内に押し込んでいく(図4(a)参照)。
押し込まれるカード排出シート20は、その鈎部21のかえりがカード進行方向Aに対し抵抗しない方向に形成されているのでスムーズに押し込むことができる。
カード排出シート20はカード搬送路3内を押し込まれた際も、カード搬送路3に突出しているカード送りローラ4、従動ローラ5、磁気ヘッド6等の各構成部品に対してもなじむようになっているので、これら部品の外周面に沿って摺動する。
そして、詰まったカード2の図示上面を摺動しながら、さらに、カードリーダ1の奥側に押し込まれ、接点ブロック7の当接部8に当接する(図4(b)参照)。
この状態では、3箇所に形成された鈎部21のうち、凹部23の横に形成された2つの鈎部21の先端部21bは、詰まったカード2の先端よりも奥側になっている。
残りの1つの鈎部21は、図4(b)に示すように、詰まったカード2の上面に位置している。
また、カード排出シート20は、その凹部23により、カード搬送路3に突出している接点バネ9との接触を避けるようになっている。
つぎに、作業者がカード排出シート20を、カード引き抜く方向B(カード進行方向Aと逆方向)、すなわち、カード挿入口13側に引き抜くと、詰まったカード2の先端よりも奥側に位置している2つの鈎部21が詰まったカード2の先端に当接する。
当接後、図4(c)に示すように、鈎部21のかえりがカード搬送路3の下面に向かって進もうとし、2つの鈎部21の先端部21bは詰まったカード2とカード搬送路3の下面に入り込む。
さらに、カード引き抜き方向Bにカード排出シート20が引かれると、詰まったカード2は、2つの鈎部21とカード排出シート20本体との間に挟み込まれた状態で、カード排出シート20と一体的になって移動する(図4(d)参照)。
作業者がカード引き抜き方向Bにさらに引き抜きことで、挟みこまれたカード2は、カード排出シート20とともにカード挿入口13から排出される。
なお、カード搬送路3には、カード送りローラ4、従動ローラ5、磁気ヘッド6等の各構成部品がカード搬送路3にむかって突出しているが、カード送りローラ4にロックがかかっていない限り、作業者の引き抜き力により、カード送りローラ4、従動ローラ5間を通過することができる。さらに、カード排出シート20の鈎部21も、上述したとおり、開き角度θが鋭角になっているので、鈎部21が反り返ることもなく、カード排出シート20の可撓性や弾性により、なじむようになり、すなわち、カード送りローラ4aの外周面に沿って移動し始めるため、詰まったカード2と一体的にこれら部品の外周面に沿って摺動する。
(本形態の効果)
カード搬送路3内に詰まったカードを、かえりを有する鈎部21とカード排出シート20本体との間で挟み込むようにしカードリーダ1外部に排出することができるので、カードリーダ1内にカードを収納する収納部を設ける必要もなく、カードリーダ1を含む装置全体の大型化を防止している。
また、カード排出シート20を用いて詰まったカードを排出できるので、カードリーダ1自体にカード排出シート20を設置する構造をとることもなく、コストアップを防いでいる。
また、カード排出シート20は、可撓性および弾性を有するPET(ポリエチレン テレフタレート)を基材としており、カード搬送路3内を押し込まれた際も、カード搬送路3に突出している各構成部品に対してもなじむようになっているので、各構成部品を傷めることなく、詰まったカード2を排出することができる。
さらに、鈎部21のかえりの長さm、mは、カード搬送路3の高さHよりも長いので、カード排出シート20をカード引き抜き方向Bに引き抜かれたとしても、鈎部21の先端部21bがカード搬送路3の下面に接触し、カード排出シート20本体と鈎部21との開き角度θが鋭角となるので、鈎部21が反り返ることもなく、カード排出シート20の可撓性や弾性により、なじむようになり、すなわち、カード搬送路3内の各構成部品の外周面に沿って摺動させることができ、反り返って使用不能となることは防止できる。
(他の実施の形態)
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施例の一例であるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨に逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
本実施の形態では、接点ブロック7を備えたICカードリーダ1であるため、接点バネ9との接触を避けるため、凹部23を形成しているが、磁気ヘッド6だけからなる磁気カードリーダの場合や、接点ブロック7を必要としない非接触式ICカードリーダの場合には凹部23を形成しなくてもよい。
例えば、図3に示すカード排出シート30では、幅方向全体にかえりを備えた鈎部31を形成してもよい。
また、カード排出シート30には、利用者が把持する把持部22と、カード挿入口13に当接する規制部33を設けている。これにより、カード排出シート30がカード搬送路3に挿入した際、カード排出シート30をカードリーダ1内に挿入しすぎて、カードリーダ1内に配置されている部品等に不用意に接触することを避けることができる。
例えば、本実施形態は、接点ブロックを備えたICカードリーダであるが、磁気ストライプを備えた磁気カードの情報を読み書きする磁気カードリーダや、接点ブロックを必要としない非接触式ICカードリーダに用いてもよい。
さらに、プリペイドカード等のような薄いカードに用いるカードリーダでもよい。
本発明の実施の形態に係るカードリーダの概略構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るカード排出シートを示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 他の実施の形態を係るカード排出シートを示す平面図である。 (a)〜(d)はカード排出シートの処理動作を説明する説明図である。 従来例のカード除去シートを示し、(A)は平面図であり、(B)は正面図である。 従来例の他の実施の形態に係るカードリーダのカード詰まり除去構造を示す概略図である。
符号の説明
1 カードリーダ
2 カード
3 カード搬送路
7 接点ブロック
8 当接部
9 接点バネ
12 カード検出センサ
13 カード挿入口
20、30 カード排出シート
21、31 鈎部
22、32 摘持部

Claims (3)

  1. カードリーダのカード搬送路で詰まったカードを除去するカード排出シートであって、このカード排出シートは前記詰まったカードを挟み込むようにするかえりを有する鈎部を備え、前記詰まったカードを前記鈎部と前記カード排出シート本体との間で挟み込むようにし前記カードリーダ外部に排出することを特徴とするカード排出シート。
  2. 前記カード排出シートは、可撓性および弾性を有するPET(ポリエチレン テレフタレート)を基材としていることを特徴とする請求項1記載のカード排出シート。
  3. 前記鈎部のかえりの長さは、前記カード搬送路の高さよりも長いことを特徴とする請求項1または2記載のカード排出シート。
JP2004165799A 2004-06-03 2004-06-03 カード排出シート Expired - Fee Related JP4272114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004165799A JP4272114B2 (ja) 2004-06-03 2004-06-03 カード排出シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004165799A JP4272114B2 (ja) 2004-06-03 2004-06-03 カード排出シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005343635A true JP2005343635A (ja) 2005-12-15
JP4272114B2 JP4272114B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=35496364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004165799A Expired - Fee Related JP4272114B2 (ja) 2004-06-03 2004-06-03 カード排出シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4272114B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4272114B2 (ja) 2009-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5033533B2 (ja) カード処理装置
WO2011096507A1 (ja) カードリーダ
WO2015129447A1 (ja) カード送出機構およびカード発行装置
JP2016224830A (ja) カードリーダおよびカードロック機構
US20200216284A1 (en) Output Hopper for Media Processing Devices
JP2008165483A (ja) カード回収機構およびカード発行装置
JP4272114B2 (ja) カード排出シート
JP5508028B2 (ja) カード状媒体処理装置およびカード状媒体処理装置の制御方法
JP2004355407A (ja) 記録媒体取扱装置
JP2005213026A (ja) ラベルプリンタ及びラベル剥離方法
US8496240B1 (en) Automatic document feeder
CN109697477B (zh) 卡回收盒及卡处理装置
US8627754B2 (en) Sheet processing apparatus
JP2007269485A (ja) カセット式媒体収納容器、ホッパー及び媒体発行装置
JP5695596B2 (ja) カード類及びシート類の処理装置
EP2025522B1 (en) Sheet processing apparatus
JP4813948B2 (ja) 使用済み媒体廃棄装置及び媒体発行装置
JP2008165471A (ja) カード取扱い装置
JP2009248316A (ja) 記録装置
JP2011129043A (ja) 紙葉類処理装置
JP5018389B2 (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JPWO2010052755A1 (ja) カードリーダ
JP2005196686A (ja) カード処理装置
KR101401908B1 (ko) 카드 디스펜서
JP6201636B2 (ja) 媒体処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090218

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees