JP2005343354A - 自動車のモータ駆動システム - Google Patents

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Tatsuya Yamazaki
達也 山崎
Yuichi Ito
雄一 伊藤
Tomoo Kiuchi
智夫 木内
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Abstract

【課題】車輪を駆動するモータと駆動力伝達装置を備え、モータ駆動される車輪を懸架する回動アームとナックルの位置関係が変化しない懸架装置を採用した自動車を対象として、ばね下重量を増大させることなく、居室・荷室空間を拡大可能とすることである。
【解決手段】左右の車輪1を懸架する回動アーム3の内部に、モータ2をその出力軸2aが回動アーム3の先端に向けられるように配設することにより、モータ2の配設スペースを別途に設けることを不要として、ばね下重量を増大させることなく、居室・荷室空間を拡大できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪を駆動するモータと駆動力伝達機構を備え、モータ駆動される車輪を懸架する回動アームとナックルの位置関係が変化しない懸架装置を採用した自動車のモータ駆動システムに関する。
自動車の懸架装置には、自在継手に連結した各車輪を独立に懸架する独立懸架方式のものと、デファレンシャル装置を含む左右の車輪の車軸を一体に懸架する車軸懸架方式のものとがある。また、転舵しない車輪には、トレーリングアーム方式等のように、回動アームとナックルの位置関係が変化しない懸架装置が採用されている。
一方、車輪をモータで駆動する自動車のモータ駆動システムには、車輪にモータと歯車減速機構を直結し、これらのモータと歯車減速機構を車輪と一緒に懸架装置で懸架した、いわゆるインホイールタイプのもの(例えば、特許文献1参照)や、デファレンシャル装置にモータと変速機を連結して、従来のエンジン駆動のものと同様に、デファレンシャル装置側のドライブシャフトと車輪側のドライブシャフト(車軸)を自在継手で連結したもの(例えば、特許文献2参照)がある。
また、4輪駆動車を対象として、前後輪のうちの一方の駆動軸をエンジンで駆動し、他方の駆動軸をモータで駆動するようにしたものもある(例えば、特許文献3参照)。さらに、懸架装置のないフォークリフト等の特殊な自動車を対象として、モータを車輪のタイヤの上面よりも上方で車体に下向きに取り付け、歯車減速装置や傘歯車装置を有する駆動力伝達装置で、縦軸心の回りに回動自在な車輪の車軸を駆動するようにしたものもある(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−247713号公報(第4−7頁、第1−2図) 特開2003−72392号公報(第2−4頁、第2−3図) 特開2004−88872号公報(第3頁、第1図) 特開2002−37595号公報(第2−5頁、第1−7図)
特許文献1に記載されたインホイールタイプのモータ駆動システムは、デファレンシャル装置や自在継手が不要となり、駆動力伝達機構をスリム化して、居室・荷室空間の拡大を期待できる利点を有するが、モータと歯車減速機構が車輪と一緒に懸架装置で懸架されるので、ばね下重量が大きくなって、乗り心地や走行性能が低下する問題がある。また、モータが路面の凹凸等によるショックを直接受け、かつ、車体の低い位置で水をかぶりやすいこと等の取り付け環境が悪い問題もある。
一方、特許文献2に記載されたデファレンシャル装置にモータと変速機を連結するタイプのモータ駆動システムは、独立懸架方式の懸架装置を採用することにより、ばね下重量が大きくなることはないが、モータの設置位置が制約され、かつ、駆動力伝達機構が大掛かりなものとなって、居室・荷室空間を拡大できない問題がある。
また、特許文献3に記載された4輪駆動車のモータ駆動システムは、デファレンシャル装置やドライブシャフト等の駆動力伝達機構は、基本的に従来のものと同じであるので、居室・荷室空間を拡大することはできず、モータの設置位置も制約される。なお、特許文献4に記載された特殊自動車のモータ駆動システムは、懸架装置もショックアブソーブ機構も備えていないので乗り心地が悪く、乗用車等の一般の自動車には不向きである。
そこで、本発明の課題は、車輪を駆動するモータと駆動力伝達装置を備え、モータ駆動される車輪を懸架する回動アームとナックルの位置関係が変化しない懸架装置を採用した自動車を対象として、ばね下重量を増大させることなく、居室・荷室空間を拡大可能とすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、左右の車輪を駆動するモータと駆動力伝達機構を備え、このモータで駆動される各車輪を懸架する左右の回動アームとナックルの位置関係が変化しない懸架装置を採用した自動車のモータ駆動システムにおいて、前記回動アームの内部に、前記モータをその出力軸が回動アームの先端に向けられるように配設した構成を採用した。
すなわち、各車輪を懸架する回動アームの内部に、モータをその出力軸が回動アームの先端に向けられるように配設することにより、モータの配設スペースを別途に設けることを不要として、ばね下重量を増大させることなく、居室・荷室空間を拡大できるようにした。
前記モータとモータで駆動される車輪間の駆動力伝達経路に、歯車要素を有する減速機構を設けることにより、モータを小型化することができる。
前記モータとモータで駆動される車輪間の駆動力伝達経路には、モータ側から車輪側へのみ駆動力を伝達するクラッチ機構を設けるとよい。
前記左右の回動アーム同士、またはこれらの回動アームが懸架する懸架部品同士を、前記左右の車輪の中心を結ぶ直線と平行な連結ビームで連結することにより、この連結ビームをトーションビームの代用とすることができる。
本発明の自動車のモータ駆動システムは、各車輪を懸架する回動アームの内部に、モータをその出力軸が回動アームの先端に向けられるように配設することにより、モータの配設スペースを別途に設けることを不要としたので、ばね下重量を増大させることなく、居室・荷室空間を拡大することができる。また、モータが路面の凹凸等によるショックを直接受けずに、かつ、回動アームをケーシングとしてモータが水をかぶらないようにし、モータの取り付け環境を良くすることもできる。
前記モータとモータで駆動される車輪間の駆動力伝達経路に、歯車要素を有する減速機構を設けることにより、モータを小型化することができる。
前記左右の回動アーム同士、またはこれらの回動アームが懸架する懸架部品同士を、左右の車輪の中心を結ぶ直線と平行な連結ビームで連結することにより、この連結ビームをトーションビームの代用とすることができる。
以下、図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1および図2は、第1の実施形態を示す。この自動車のモータ駆動システムは、転舵しない左右の車輪1をそれぞれモータ2で駆動するものであり、各車輪1を懸架する回動アーム3の先端に、各車輪1のハブ4を支持するナックル5が、回動アーム3との位置関係が変化しないように連結され、回動アーム3の内部に、モータ2が出力軸2aを回動アーム3の先端に向けて配設されている。
前記各回動アーム3は、ゴムブッシュ6を介して車体7に取り付けられた回動軸8に回動自在に支持され、その先端には、ナックル5との連結ボルト9で筒状の延長ケーシング10が取り付けられている。モータ2は延長ケーシング10の端面段差部と背面側のスペーサ11とによって、回動アーム3の中に固定されている。
前記モータ2の出力軸2aには、ウォーム12を取り付けた回転軸13が結合され、回転軸13はアンギュラ玉軸受14で延長ケーシング10に回転自在に支持されている。アンギュラ玉軸受14は、ウォーム12を固定するナット15の締め付けで予圧されている。
前記各車輪1のハブ4はハブ軸受16でナックル5に回転自在に支持され、そのインナー側のシャフト部4aに筒状の車軸部材17が嵌合されて、その外周にローラタイプのクラッチ18を介してウォームホイール19がアンギュラ玉軸受20で支持されており、前記ウォーム12との噛み合いでウォームギアを形成するようになっている。このナックル5内のウォームギア形成部には蓋部材21がボルト22で取り付けられ、アンギュラ玉軸受20はボルト22の締め付けで予圧されるようになっている。なお、図示は省略するが、ハブ4には、ディスクブレーキ用のロータまたはドラムブレーキ用のドラムが取り付けられる。
したがって、前記モータ2の出力軸2aの駆動力は、回転軸13から減速機構としてのウォームギアを形成するウォーム12とウォームホイール19、およびクラッチ機構としてのクラッチ18を介して車軸部材17に伝達され、さらに車軸部材17からハブ4、車輪1へと伝達される。クラッチ18はモータ2側から車輪1側へのみ駆動力を伝達する一方向クラッチである。
前記左右のナックル5は、コイルばね23付きのオイルダンパ24を介して車体7に支持されている。また、各回動アーム3は左右の車輪1の中心を結ぶ直線と平行な連結ビーム25によって互いに連結されており、連結ビーム25がトーションビームの役割をするようになっている。このトーションビームの役割をする連結ビーム25には、スタビライザ機構を付加することもできる。
図3は、第2の実施形態を示す。この自動車のモータ駆動システムは、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、前記連結ビーム25が、各回動アーム3で懸架される左右のナックル5同士を連結している点のみが異なる。
上述した実施形態では、モータの駆動力の減速機構にウォームとウォームホイールから成るウォームギアを採用したが、この減速機構は歯車要素を有するものであればよく、歯車同士の噛み合いによるもの等も採用することができ、その配設位置もモータ出力軸側と車軸側との交差部位に限定されることはない。
また、上述した実施形態では、モータ側から車輪側へのみ駆動力を伝達するクラッチ機構として、車軸部材とウォームホイール間にローラタイプの一方向クラッチを介在させたが、このクラッチ機構の形式と配設部位も実施形態のものに限定されることはなく、モータの回生を行う場合はクラッチ機構をなくしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、懸架装置の回動アームをトレーリングアームと似た方式のものとしたが、回動アームはナックルとの位置関係が変化しないものであればよく、他の形態のものを採用することもできる。
第1の実施形態の自動車のモータ駆動システムを示す一部省略横断平面図 図1のII−II線に沿った断面図 第2の実施形態の自動車のモータ駆動システムを示す一部省略横断平面図
符号の説明
1 車輪
2 モータ
2a 出力軸
3 回動アーム
4 ハブ
4a シャフト部
5 ナックル
6 ゴムブッシュ
7 車体
8 回動軸
9 ボルト
10 延長ケーシング
11 スペーサ
12 ウォーム
13 回転軸
14 アンギュラ玉軸受
15 ナット
16 ハブ軸受
17 車軸部材
18 クラッチ
19 ウォームホイール
20 アンギュラ玉軸受
21 蓋部材
22 ボルト
23 コイルばね
24 オイルダンパ
25 連結ビーム

Claims (4)

  1. 左右の車輪を駆動するモータと駆動力伝達機構を備え、このモータで駆動される各車輪を懸架する左右の回動アームとナックルの位置関係が変化しない懸架装置を採用した自動車のモータ駆動システムにおいて、前記回動アームの内部に、前記モータをその出力軸が回動アームの先端に向けられるように配設したことを特徴とする自動車のモータ駆動システム。
  2. 前記モータとモータで駆動される車輪間の駆動力伝達経路に、歯車要素を有する減速機構を設けた請求項1に記載の自動車のモータ駆動システム。
  3. 前記モータとモータで駆動される車輪間の駆動力伝達経路に、モータ側から車輪側へのみ駆動力を伝達するクラッチ機構を設けた請求項1または2に記載の自動車のモータ駆動システム。
  4. 前記左右の回動アーム同士、またはこれらの回動アームが懸架する懸架部品同士を、前記左右の車輪の中心を結ぶ直線と平行な連結ビームで連結した請求項1乃至3のいずれかに記載の自動車のモータ駆動システム。
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