JP2005343274A - エンジン付き車輌の排気管封止装置 - Google Patents

エンジン付き車輌の排気管封止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 排気管に対する装着が強固に行われ、燃焼排ガスの圧力増大に対抗して当初の装着状態を安定に保持できる排気管封鎖装置を提供する。
【解決手段】 排気管の出口に挿入される排気止め栓と、排気止め栓に長さ方向にスライド可能に嵌め合わされる押圧スリーブと、排気止め栓の内端フランジと押圧スリーブとの間で排気止め栓に嵌め合わされる封止チューブと、排気止め栓に枢着され、押圧スリーブに対して排気止め栓を引き出し方向にスライドさせて、封止チューブを拡径方向に弾性変形させる操作レバーと、排気止め栓の貫通孔に挿通され、排気管内部の受止め部に係脱可能なフックを内端部に有するワイヤー部材と、ワイヤー部材を排気止め栓に対してスライド不能に錠止する抜け止めロック機構とからなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車や自動二輪車等のエンジン付き車輌のエンジンの作動を阻害するために排気管の出口に装着される排気管封止装置に関する。
警察官が逮捕連行のために容疑者の事務所や住居に踏み込むとき、容疑者がエンジン付き車輌で逃走するのを防止する対策として、容疑者が使用するものと想定される車輌に対し、エンジン作動を妨害する措置を講じて置きたいことがある。
開発の当初に考えられた方法は、エンジンの燃焼排ガスを大気中に排出する排気管の出口に詰め物を装着し、排気管を封止することであった(特許文献1参照)。この狙いは、警察官による捕縛をすり抜けた容疑者が車輌内に逃げ込み、エンジンを始動させたとしても、燃焼排ガスをエンジン内部に充満させることによって、エンジンを自然に作動停止に陥らせることにある。
しかしながら、当初段階で試作された排気管封止装置は、前記詰め物と排気管との連結が強固でなかったため、内部の燃焼排ガスの圧力が過大になると、詰め物が排気管の出口から抜け出てしまい、意図した封止効果が得られないことが多かった。
また、詰め物が排気管から脱出するとき、高い内圧により猛スピードで排気管から発射されるため、周辺の人体や器物に当って不測の危害を与える危険性があり、安全面の配慮で難点があった。さらにまた、前記詰め物を排気管の内面に密着させる操作は、詰め物を貫通した締付ボルトに螺合した締付ナットを多数回回すことによって行なわれるため、迅速な装填が行なえず、実用化する段階には至らないものであった。
特開平8―312368号公報
本発明の課題は、排気管に対する装着が強固に行われ、燃焼排ガスの圧力増大に対抗して当初の装着状態を安定に保持できるとともに、装着と取外しの操作が簡便かつ安全に行われる排気管封鎖装置を提供することである。
請求項1の発明のエンジン付き車輌の排気管封止装置は、エンジンの排気管の出口に挿入される排気止め栓と、排気止め栓の中間部に排気止め栓の長さ方向にスライド可能に嵌め合わされた押圧スリーブと、排気止め栓の内端フランジと押圧スリーブとの間において排気止め栓の内端部側に嵌め合わされる封止チューブと、排気止め栓の外端部側に枢着され、押圧スリーブに対して排気止め栓を引き出し方向にスライドさせて、前記封止チューブを拡径方向に弾性変形させる操作レバーと、排気止め栓の長さ方向の貫通孔に挿通され、排気管内部の受止め部に係脱可能なフックを内端部に有するワイヤー部材と、排気止め栓の外端側に配置され、前記フックが受止め部に係合した引張り状態において、ワイヤー部材を排気止め栓に対してスライド不能に錠止する抜け止めロック機構とからなる。
この排気管封止装置を逃走阻止対象のエンジン付き車輌の排気管に装着するに当っては、排気止め栓の内端側よりワイヤー部材を一定長さ繰り出した状態で、ワイヤー部材のフックを排気管の出口より挿入し、該フックを排気管内部の受止め部に係合させる。そして、ワイヤー部材を引っ張った状態にて排気止め栓を排気管の出口に挿入する。
操作レバーを封止実施方向に回転操作して、排気止め栓を押圧スリーブに対して引き出し方向にスライドさせ、封止チューブを排気止め栓の内端フランジと押圧スリーブの内端面との間で拡径方向に圧縮変形させ、封止チューブの膨らんだ全長または一定長さ部分の外面を排気管の内面に密着させる。
ワイヤー部材を緊張させた状態において抜け止めロック機構を作動させて、ワイヤー部材を排気止め栓に対して移動不能に錠止する。
排気管封止装置を排気管から取外すには、操作レバーを封止解除方向に回転操作して内圧を解除し、抜け止めロック機構による排気止め栓に対するワイヤー部材の拘束を解除すればよい。
前記した操作レバーの回転操作によって、操作レバーによる押圧スリーブの押し付けが解除されるため、封止チューブが弾性によって原状に復元し、押圧スリーブが排気止め栓の外端方向にスライドする、換言すれば、排気止め栓が押圧スリーブに入り込む方向にスライドする。これによって、封止チューブの外面が排気管の内面から離反するため、排気官の内圧が解放される。そして、排気止め栓と封止チューブ及び押圧スリーブは一体として、排気管から抜き取られる。
この抜取り操作に先行して、ワイヤー部材が排気管内に少し押し込まれ、ワイヤー部材を押し込み位置で少し回転させることによって、前記フックが受止め部から離脱させられる。
請求項1の発明の排気管封止装置では、上記のようにワイヤー部材のフックを排気管内部の受止め部に係合させた状態で、操作レバーを回転操作して封止チューブを拡径方向に弾性変形させるものであるから、排気管に対する封止チューブの連結固定が強固に行なわれる。
また、封止チューブを排気管内面に密着させたワイヤー部材の引張り状態において、抜け止めロック機構の作動によってワイヤー部材を排気止め栓に対してスライド不能に拘束するようにしてあるので、排気管の内圧が増大しても排気管封止装置が排気管から抜け出る危険性がなく、安全に使用することができる。
さらにまた、排気管封止装置の排気管に対する装着と取外し操作は、受止め部に対するフックの係脱操作、排気止め栓の挿入後における操作レバーのただ一回の回転操作、抜け止めロック機構の作動によってなされるから、迅速性と簡便性の要請に適合し、実用性に優れたものである。
図1から図3に示した実施例1は請求項1の発明に係るものであり、排気止め栓1は金属製の段付き棒体で構成されており、内端フランジ2が大径部に形成され、操作レバー3の枢着される外端部が小径部4に形成され、押圧スリーブ6と封止チューブ7は中径部5に嵌められている。円筒体の押圧スリーブ5は金属製であり、外端部8の中央には排気止め栓1の小径部4が嵌挿される透孔9を形成してある。外端部8の外周部には外端フランジ29が形成されている。
封止チューブ7はシリコンゴム製であり、押圧スリーブ6の筒壁部と同等の厚さを有する。図2に示したように排気止め栓1が押圧スリーブ6に対して鎖線位置までスライドすることによって、内端フランジ2と押圧スリーブ6間に圧縮された封止チューブ7は、その外面が図2の鎖線に示すように膨れ上がる。
排気止め栓1を押圧スリーブ6に対してスライドさせる操作レバー3は金属製である。ワイヤー部材10は金属製であり、ワイヤー部材10の挿通される貫通孔11は、排気止め栓1の中心部を貫通している。操作レバー3の枢軸12は金属製であり、貫通孔11より少しずらせた位置において排気止め栓1の小径部4を横断している。枢軸12は、操作レバー3の基端部に偏心形成された軸孔13に嵌挿されており、操作レバー3の基端部には、駆動突起14が突出形成されている。操作レバー3を封止実施方向(図面のロック方向)に回したとき、駆動突起14が押圧スリーブ6の外端部8を押す。これによって、排気止め栓1が外向きに牽引されるため、排気止め栓1の内端フランジ2が押圧スリーブ6に接近し、封止チューブ7を内端フランジ2と押圧スリーブ6間に押圧する。
この押圧操作を力学的に効率良く行なうには、押圧スリーブ6を定位置に安定的に保持する。この安定保持は押圧スリーブ6を掴んで行なうこともできるが、押圧スリーブ6の外端フランジ29を排気管26の出口端面30に当接させることもできる。
排気止め栓1の前記貫通孔11の外端部は少し拡径形成されており、この拡径孔部15には、ワイヤー部材10にスライド可能に嵌められたシリコンゴム製のキャップ16が嵌め込まれるようになっている。
実施例1では、抜け止めロック機構17は、排気止め栓1とは別体に構成されている。抜け止めロック機構17の筒状本体18は金属製であり、筒状本体18の中心部にはワイヤー部材10よりも十分に大径のロック孔19が貫通して形成されている。ロック孔19にはロックシャフト20がスライド可能に嵌挿されており、ロックシャフト20は圧縮コイルバネ21によって排気止め栓1の方向に移動付勢されている。筒状本体18の端部は、バネ押さえ用キャップ44で閉塞されている。
ワイヤー部材10はロックシャフト20の中央孔22に挿通されている。ロックシャフト20には、中央孔22に連通するようにボール受孔23が半径方向に放射状に形成されている。ロックシャフト20の外端部には摘み24が連結されている。
図6に拡大表示してあるように、ボール受孔23には鋼製のロックボール25が半径方向に移動可能に収容されており、ロックホール25の外面部は、ロックシャフト20の位置に応じてロック孔19のテーパー面部19aに接離するようになっている。
このロック孔19のテーパー面部19aは、筒状本体18の内端部側から外端部側に向かう程、径が増大するように形成されている。ワイヤー部材10の外端部には引張り操作し易いようにループ部10aが形成されている。
実施例1では、排気管封止装置を排気管26に装着するに当っては、排気止め栓1の内端側よりワイヤー部材10を繰り出した状態で、ワイヤー部材10のフック27を排気管26の出口より挿入し、フック27を排気管1内部の受止め部28に係合させる。そして、ワイヤー部材10を引っ張った状態において、排気止め栓1を排気管26の出口へ最後まで挿入し、押圧スリーブ6の外端フランジ29を出口端面30に当接させる。
操作レバー3を封止実施方向(ロック方向)に回転操作して、排気止め栓1を押圧スリーブ6に対して引き出し方向にスライドさせ、封止チューブ7を排気止め栓1の内端フランジ2と押圧スリーブ6の内端面との間で拡径方向に圧縮変形させ、封止チューブ7の一定長さ部分の外面を排気管26の内面に密着させる。
ワイヤー部材を引張った状態において、抜け止めロック機構17の筒状本体18を排気止め栓1の外端面に当接するまでスライドさせ、前記キャップ16を排気止め栓1の貫通孔11の拡径孔部15に押し込み、キャップ16を拡径孔部15内で弾性変形させて、キャップ16とワイヤー部材10間の空隙及びキャップ16と拡径孔部15間の空隙を消失させ、密封状態を成立させる。
前記した封止実施状態において、エンジンの燃焼排ガスによって排気管26内部の圧力が上昇したとき、排気止め栓1には抜け出る方向の力が作用するのであるが、このとき、ロックシャフト20に坦持されたロックボール25の外面部が圧縮コイルバネ21の作用によって筒状本体18のロック孔19のテーパー面部19aに突き当てられているため、ワイヤー部材10は抜け止めロック機構17の筒状本体18に対してスライド不能に錠止されており、また、この筒状本体18が排気止め栓1の外端面に当接しているため、ワイヤー部材10は排気止め栓1に対してもスライド不能に拘束されている。そして、ワイヤー部材10の内端がフック2を介して排気管内部の受止め部28に係合しているため、排気止め栓1は排気管26から脱出することができない。排気止め栓1の排気管26に対する連結固定力は、排気管26の内部圧力が高まれば高まる程強くなる。すなわち、前記ロックボール25とロック孔19のテーパー面部19aとの係合による抜け止めロック機構17は自己締付け式になっている。
実施例1では、前記摘み24を引くことによって、圧縮コイルバネ21の付勢に抗してロックシャフト20を引き戻すことによって、前記ロックボール25とロック孔19のテーパー面部19aとの係合が解除され、筒状本体18を排気止め栓1から引き離すことができる。この引き離しの過程において、前記キャップ16の圧縮が解かれるため、排気管内部の燃焼排ガスの一部がキャップ16とワイヤー部材10間の隙間及びキャップ16と拡径孔部15間の隙間から放出される。抜け止めロック機構17が十分に排気止め栓1から離れると、キャップ16が前記拡径孔部15から押し出され、燃焼排ガスの放出がより多くなされる。
そして、操作レバー3を封止解除方向(図示のオープン方向)に回すと、押圧スリーブ6が外端方向にスライドして、封止チューブ7が弾性復元することによって排気管内面から離反し、燃焼排ガスが更に多量に放出され、排気管26の内圧が解放される。
弾性キャップ16を排気止め栓1の貫通孔11の拡大孔部15に装填するようにした上記実施例では、燃焼排ガスの放出が徐々に段階的になされるため、操作者が一気に吹き出した燃焼排ガスを顔面は腕などにもろに受ける危険がなく、より安全に排気管封止装置の取外し作業を行なうことができる。
図4に示した実施例2では、抜け止めロック機構17は、排気止め栓1とは一体に構成され、前記筒状本体18部分は排気止め栓1の延長上に形成されている。その他の構成と作動は実施例1と同様であるので、繰り返しの説明は省略する。
図5に示した実施例3では、抜け止めロック機構17は、排気止め栓1とは別体に製作され、筒状本体18の内端側の螺子軸部31が、排気止め栓1の外端側の螺子孔32に捻じ込まれることによって一体化されている。そのため、排気管封止装置の取外しに当っては、螺子軸部31と螺子孔32の螺合を少しずつ緩めることによって、前記弾性キャップ16の圧縮変形を少しずつ解除し、燃焼排ガスの放出を適正にコントロールしながら安全に行なうことができる。
図7と図8に示した実施例4は、請求項2の発明に係るものであり、排気管封止装置は追加の構成部材として、排気止め栓1に対して回転可能に嵌め合せられ、押圧スリーブ6の外端部8に当接する台座板33を有している。
この台座板33は金属製の円盤体であり、操作レバー3の駆動突起14が当接する台座板33の外面は、半円形の薄肉部34と半円形の厚肉部35とで構成されている。
抜け止めロック機構17は排気止め栓1それ自体に内蔵されており、抜け止めロック機構17の筒状本体18の部分は、排気止め千の小径部4の外端側部分によって構成されている。
実施例4では、排気官26への排気管封止装置の装着に当っては、排気止め栓1の内端側より繰り出したワイヤー部材10を排気管26の出口より挿入し、フック27を排気管1内部の受止め部28に係合させる。そして、ワイヤー部材10を引っ張った状態において、排気止め栓1を排気管26の出口部に挿入する。
押圧スリーブ6を安定に保持した状態で、操作レバー3を封止実施方向(鎖線で表示した位置方向))に回転操作し、操作レバー3の駆動突起14で台座板33を押して、排気止め栓1を押圧スリーブ6に対して引き出し方向にスライドさせ、封止チューブ7を排気止め栓1の内端フランジ2と押圧スリーブ6の内端面との間で拡径方向に圧縮変形させ、封止チューブ7の一定長さ部分の外面を排気管26の内面に密着させる。このとき、抜け止めロック機構17の作動によって、排気止め栓1はワイヤー部材10に対して移動不能にロックされ、フック27と押圧スリーブ6間の距離も固定される。
前記したように操作レバー3の回転操作によって排気止め栓1を封止実施方向にスライドさせるとき、封止対象の排気管26の内径と封止チューブ7の外径との差が比較的小さい場合には、薄肉部34が操作レバーの駆動突起14に当接するように、台座板33が回される。他方、封止対象の排気管26の内径と封止チューブ7の外径との差が比較的大きい場合には、厚肉部35が操作レバーの駆動突起14に当接するように、台座板33が回される。すなわち、台座板33の追加によって、封止チューブ7の拡径方向への弾性変形の度合いが広範囲に調整・選択され、車両の種類によって排気管26の内径が異なる実際の状況に良く対応することができる
封止実施状態において、エンジンの燃焼排ガスによって排気管26の内圧が上昇したとき、排気止め栓1には抜け出る方向の力が作用するのであるが、このとき、ロックシャフト20に坦持されたロックボール25の外面部が圧縮コイルバネ21の作用によってロック孔19のテーパー面部19aに突き当てられているため、ワイヤー部材10は抜け止めロック機構17の筒状本体18すなわち排気止め千の小径部4に対してスライド不能に錠止されている。そして、ワイヤー部材10の内端がフック2を介して排気管内部の受止め部28に係合しているため、排気止め栓1は排気管26から脱出することができない。排気止め栓1の排気管26に対する連結固定力は、排気管26の内圧が高まれば高まる程強くなる。すなわち、前記ロックボール25とロック孔19のテーパー面部19aとの係合による抜け止めロック機構17は自己締付け式になっている。
排気管封止装置を排気官26から取外すには、操作レバー3を封止解除方向(実線で表示した位置方向)に回すと、押圧スリーブ6が外端方向にスライドして、封止チューブ7が弾性復元することによって排気管26の内面から離反し、排気管26の内部の燃焼排ガスが放出される。
排気官26の内圧を解放した後、ロックシャフト20の外端部の摘み24を引き、圧縮コイルバネ21の付勢に抗してロックシャフト20を引き戻すと、前記ロックボール25とロック孔19のテーパー面部19aとの係合が解除される。
このようにワイヤー部材10の排気止め栓1に対する拘束を解いた後、ワイヤー部材10を排気管26内に少しの長さ押し込み、ワイヤー部材10を押し込み位置で少し回転させることによって、フック27が排気管26の受止め部28から離脱させられる。
そのため、排気止め栓1と封止チューブ7及び押圧スリーブ6は一体として、排気管26から抜き取られる。
また、実施例4では、操作レバー3は邪魔とならないように短く形成されており、必要に応じて操作レバー3の操作部の受孔3bに補助操作棒3aを差し込むようになっている。
排気止め栓1の内端フランジ2は、排気止め栓1の主体部分とは別体に構成され、排気止め栓1の主体部分の螺子孔40に捻じ込まれるビス39によって当該主体部分に固定されている。
排気止め栓1の前記貫通孔11の内端部は少し拡径形成されており、この拡径孔部15には、ワイヤー部材10がスライド可能に嵌められるシリコンゴム製のキャップ16が収容される。内端フランジ2のビス止めに際して適宜に押圧されたキャップ16は、拡径孔部15内で弾性変形してキャップ16とワイヤー部材10間の空隙及びキャップ16と拡径孔部15間の空隙を消失させ、密封状態を成立させる。
その他の構成と作動は前記各実施例と同様であるので、繰り返しの説明は省略する。
図9と図10に示した実施例5は、請求項3の発明に係るものであり、排気管封止装置は追加の構成部材として、封止チューブ7の外面と排気管26の内面との間に嵌められる補助封止チューブ36を有している。補助封止チューブ36は、内端側に向かって縮径形成されたテーパー部37を有する。
この補助封止チューブ36は、内側にある本来の封止チューブ7の拡径方向の弾性変形すなわち膨らみによって、排気官26の内面に押し付けられるものであり、封止チューブ7の外径と排気管26の内径差が大きい場合に、前記台座板33と併用されるか、あるいは単独に使用される。前記テーパー部37の存在により、排気管26の内径が広範囲に異なる状況にも的確に対応することができる。
その他の構成と作動は前記各実施例と同様であるので、繰り返しの説明は省略する。
図11に示した実施例6は、請求項4の発明に係るものであり、この排気管封止装置は前記した操作レバー3の構成を有しない。操作レバー3に代わる押圧スリーブ6の駆動手段として、押圧スリーブ6それ自体の回転によるねじ運動を使用している。
排気止め栓1の中径部5の外周面には、封止チューブ7の被包区域に一部達するように雄螺子部41が形成されており、押圧スリーブ6の内端部側の内周面には、前記雄螺子部41に螺合される雌螺子部42を形成してある。
押圧スリーブ6を長手方向軸線の周りに排気止め栓1に対して回転させたとき、ねじ運動によって押圧スリーブ6は排気止め栓1の内端フランジ2に向かって前進し、封止チューブ7を拡径方向に弾性変形させる。その他の構成と作動は前記各実施例と同様であるので、繰り返しの説明は省略する。
この押圧スリーブ6の回転操作に当っては、外端フランジ29を掴み部材として使用することができ、滑り止めのローレット溝43を外周面に設けることができる。このように押圧スリーブ6それ自体を排気止め栓1の周りに回転させる方式では、確保すべき操作用空間が狭くて済む利点がある。
本発明の実施例1に係る排気管封止装置の取外し状態の正面図である。 図1の排気管封止装置の縦断面図である。 図1の排気管封止装置の装着状態の縦断面図である。 本発明の実施例2に係る排気管封止装置の装着状態の正面図である。 本発明の実施例3に係る排気管封止装置の装着状態の正面図である。 図2における抜け止めロック機構部分の拡大図である。 本発明の実施例4に係る排気管封止装置の取外し状態の平面図である。 図7の排気管封止装置の排気止め栓を挿入した段階の縦断面図である。 本発明の実施例5に係る排気管封止装置の取外し状態の平面図である。 図9の排気管封止装置の排気止め栓を挿入した段階の縦断面図である。 本発明の実施例6に係る排気管封止装置の排気止め栓を挿入した段階の縦断面図である。
符号の説明
1 排気止め栓
2 内端フランジ
3 操作レバー
4 排気止め栓の小径部
5 排気止め栓の中径部
6 押圧スリーブ
7 封止チューブ
8 押圧スリーブの外端部
9 端壁部の透孔
10 ワイヤー部材
11 排気止め栓の貫通孔
12 操作レバーの枢軸
13 操作レバーの軸孔
14 操作レバーの駆動突起
15 貫通孔の拡径孔部
16 キャップ
17 抜け止めロック機構
18 筒状本体
19 ロック孔
20 ロックシャフト
21 圧縮コイルバネ
22 ロックシャフトの中央孔
23 ボール受孔
24 摘み
25 ロックボール
26 排気管
27 フック
28 受止め部
29 外端フランジ
30 排気管の出口端面
31 螺子軸部
32 螺子孔
33 操作レバーの台座板
34 台座板の薄肉部
35 台座板の厚肉部
36 補助封止チューブ
37 補助封止チューブのテーパー部
38 補助封止チューブの空洞部
39 固定用ビス
40 固定用螺子孔
41 押圧用雄螺子部
42 押圧用雌螺子部
43 基端フランジ外周のローレット部
44 バネ押さえ用キャップ

Claims (4)

  1. エンジンの排気管の出口に挿入される排気止め栓と、排気止め栓の中間部に排気止め栓の長さ方向にスライド可能に嵌め合わされた押圧スリーブと、排気止め栓の内端フランジと押圧スリーブとの間において排気止め栓の内端部側に嵌め合わされる封止チューブと、排気止め栓の外端部側に枢着され、押圧スリーブに対して排気止め栓を引き出し方向にスライドさせて、前記封止チューブを拡径方向に弾性変形させる操作レバーと、排気止め栓の長さ方向の貫通孔に挿通され、排気管内部の受止め部に係脱可能なフックを内端部に有するワイヤー部材と、排気止め栓の外端側に配置され、前記フックが受止め部に係合した引張り状態において、ワイヤー部材を排気止め栓に対してスライド不能に錠止する抜け止めロック機構とからなるエンジン付き車輌の排気管封止装置。
  2. エンジンの排気管の出口に挿入される排気止め栓と、排気止め栓の中間部に排気止め栓の長さ方向にスライド可能に嵌め合わされた押圧スリーブと、排気止め栓の内端フランジと押圧スリーブとの間において排気止め栓の内端部側に嵌め合わされる封止チューブと、排気止め栓の外端部側に枢着され、押圧スリーブに対して排気止め栓を引き出し方向にスライドさせて、前記封止チューブを拡径方向に弾性変形させる操作レバーと、排気止め栓の長さ方向の貫通孔に挿通され、排気管内部の受止め部に係脱可能なフックを内端部に有するワイヤー部材と、排気止め栓の外端側に配置され、前記フックが受止め部に係合した引張り状態において、ワイヤー部材を排気止め栓に対してスライド不能に錠止する抜け止めロック機構と、排気止め栓に対して回転可能に嵌め合せられ、押圧スリーブの外端部に当接する台座板とからなり、操作レバーの駆動突起が当接する台座板に薄肉部と厚肉部を形成したエンジン付き車輌の排気管封止装置。
  3. エンジンの排気管の出口に挿入される排気止め栓と、排気止め栓の中間部に排気止め栓の長さ方向にスライド可能に嵌め合わされた押圧スリーブと、排気止め栓の内端フランジと押圧スリーブとの間において排気止め栓の内端部側に嵌め合わされる封止チューブと、排気止め栓の外端部側に枢着され、押圧スリーブに対して排気止め栓を引き出し方向にスライドさせて、前記封止チューブを拡径方向に弾性変形させる操作レバーと、排気止め栓の長さ方向の貫通孔に挿通され、排気管内部の受止め部に係脱可能なフックを内端部に有するワイヤー部材と、排気止め栓の外端側に配置され、前記フックが受止め部に係合した引張り状態において、ワイヤー部材を排気止め栓に対してスライド不能に錠止する抜け止めロック機構と、封止チューブの外面と排気管の内面との間に嵌められる補助封止チューブとからなり、補助封止チューブが内端側に向かって縮径したテーパー部を有するエンジン付き車輌の排気管封止装置。
  4. エンジンの排気管の出口に挿入される排気止め栓と、排気止め栓の中間部に排気止め栓の長さ方向にスライド可能に嵌め合わされた押圧スリーブと、排気止め栓の内端フランジと押圧スリーブとの間において排気止め栓の内端部側に嵌め合わされる封止チューブと、排気止め栓の長さ方向の貫通孔に挿通され、排気管内部の受止め部に係脱可能なフックを内端部に有するワイヤー部材と、排気止め栓の外端側に配置され、前記フックが受止め部に係合した引張り状態において、ワイヤー部材を排気止め栓に対してスライド不能に錠止する抜け止めロック機構とからなり、
    排気止め栓の雄螺子部に螺合される雌螺子部を押圧スリーブに形成し、押圧スリーブを排気止め栓に対して回したとき、ねじ運動によって押圧スリーブが排気止め栓の内端フランジに向かって前進し、封止チューブを拡径方向に弾性変形させるようにしたエンジン付き車輌の排気管封止装置。
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