JP2005343242A - 車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置 - Google Patents

車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないようにして、作業者等の安全や美観を確保するとともに、コーナーリングの運転操作を容易にする。荷積みプラットフォーム全体を水平姿勢のままで接地させる。
【解決手段】 不使用時、流体圧シリンダ10の伸長作動によりアーム部材12の連結アーム部12cを支持軸6回りに下方へ回動させて掛止アーム部12bをストッパ部材14に掛止させ、さらなる流体圧シリンダ10の伸長作動により荷積みプラットフォーム1を支持軸6回りに上方へ回動させて垂直姿勢にし、かつこの荷積みプラットフォーム1をロック装置により垂直姿勢にロック保持し、この状態から流体圧シリンダ10の収縮作動により連結アーム部12cを支持軸6回りに上方へ回動させて掛止アーム部12bをストッパ部材14から離間させることで連結アーム部12c及び流体圧シリンダ10を荷積みプラットフォーム1裏面から突出しないよう荷積みプラットフォーム1内に納める。
【選択図】 図10

Description

この発明は、荷物を載せて昇降する荷積みプラットフォームを備えた車両用荷役装置において、上記荷積みプラットフォームを不使用時には閉作動させて垂直姿勢に保持する一方、使用時には開作動させて水平姿勢に保持する荷積みプラットフォーム開閉装置の改良に関するものである。
特許文献1には、荷積みプラットフォーム裏面の幅方向両端に一対の流体圧シリンダを配置し、この両流体圧シリンダの同期した伸縮作動により荷積みプラットフォームを垂直姿勢と水平姿勢とに姿勢変更するようにした技術が開示されている。
特開2003−112547号公報(第3頁、図1及び図7)
ところで、上記の特許文献1では、流体圧シリンダは、シリンダチューブ基端が荷積みプラットフォーム側に連結軸で回動可能に軸着されているとともに、車体固定側の一対の支柱に上下方向に案内される昇降フレーム下端側にピストンロッド先端が連結軸で回動可能に軸着されることにより、荷積みプラットフォーム裏面に取り付けられている。このピストンロッド先端の軸着点は、同じく昇降フレーム下端側に軸着されている荷積みプラットフォーム基部の軸着点よりも下方にあるため、荷積みプラットフォームを格納状態の垂直姿勢に閉じた状態で、流体圧シリンダが荷積みプラットフォーム基部の軸着点から外側方に突出し、作業者等が接触するおそれがあって危険である。また、美観上からも好ましくない。さらには、流体圧シリンダが突出した分だけ車両全長及びリヤオーバーハングが長くなり、コーナーリングの運転操作が難しくなる。一方、上述の如くピストンロッド先端の軸着点は、荷積みプラットフォーム基部の軸着点よりも下方にあるということは荷積みプラットフォーム先端よりも下方にあるということであり、このため、荷積みプラットフォームを水平姿勢で下降させると、荷積みプラットフォーム基部が先端よりも一足早く接地して先端は地面から浮き上がって未だ接地していないため、荷積みプラットフォームを接地時にチルトさせる余分な操作が必要である。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないようにして、作業者等の安全や美観を確保するとともに、コーナーリングの運転操作を容易にすることである。また、荷積みプラットフォーム全体を水平姿勢のままで接地させることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、荷積みプラットフォームを開閉する流体圧シリンダの昇降フレーム側の連結に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、荷積みプラットフォーム基部両端が支持軸で回動可能に軸着された一対の昇降フレームを車体固定側の一対の支柱に上下方向に案内することにより、上記荷積みプラットフォーム基端部を昇降フレーム下部に当接させて水平姿勢に保持された荷積みプラットフォームを地面と荷台床面高さとの間で垂直に昇降させるとともに、荷積みプラットフォームを荷台床面高さでロック装置により格納状態の垂直姿勢にロック保持する車両用荷役装置において、上記荷積みプラットフォームを不使用時には垂直姿勢に格納すべく水平姿勢から閉作動させる一方、使用時には水平姿勢に保持すべく格納状態の垂直姿勢から開作動させる荷積みプラットフォーム開閉装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記支持軸近傍に固着されたストッパ部材と、ボス部の一端に掛止アーム部を他端に連結アーム部をそれぞれ有し、上記掛止アーム部が上記ストッパ部材に掛止するようにかつ上記連結アーム部がストッパ部材に干渉しないように上記ボス部が支持軸に回動自在に外嵌合されたアーム部材と、一端が上記荷積みプラットフォームの側部に他端が上記アーム部材の連結アーム部にそれぞれ連結軸で回動可能に軸着された流体圧シリンダとを備え、荷積みプラットフォームを使用時の水平姿勢から不使用時の垂直姿勢に閉作動させる際、上記流体圧シリンダの伸長作動により上記アーム部材の連結アーム部を支持軸回りに下方へ回動させて掛止アーム部を上記ストッパ部材に掛止させ、さらなる流体圧シリンダの伸長作動により荷積みプラットフォームを支持軸回りに上方へ回動させて垂直姿勢にし、かつこの荷積みプラットフォームを上記ロック装置により垂直姿勢にロック保持し、この状態から流体圧シリンダの収縮作動により上記連結アーム部を支持軸回りに上方へ回動させて上記掛止アーム部をストッパ部材から離間させることで連結アーム部及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないよう荷積みプラットフォーム内に納める一方、荷積みプラットフォームを不使用時の垂直姿勢から使用時の水平姿勢に開作動させる際、上記流体圧シリンダの伸長作動により上記アーム部材の連結アーム部を支持軸回りに下方へ回動させて掛止アーム部を上記ストッパ部材に掛止させ、かつ上記ロック装置による荷積みプラットフォームのロック状態を解除し、この状態から流体圧シリンダの収縮作動により荷積みプラットフォームを支持軸回りに下方へ回動させてその基端部を昇降フレーム下部に当接させることで水平姿勢に保持し、さらなる流体圧シリンダの収縮作動により上記連結アーム部を支持軸回りに上方へ回動させて上記掛止アーム部をストッパ部材から離間させることで連結アーム部及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないよう荷積みプラットフォーム内に納めるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、荷積みプラットフォームを開作動及び閉作動させる際、流体圧シリンダの収縮動作を助勢する助勢手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、流体圧シリンダが伸長作動して荷積みプラットフォームが垂直姿勢になった状態で、荷積みプラットフォーム裏面から突出しているアーム部材の連結アーム部を上記流体圧シリンダの収縮作動により上方へ回動させて連結アーム部及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム内に納めるので、連結アーム部及び流体圧シリンダの荷積みプラットフォーム裏面からの突出をなくして、作業者等の安全や美観を確保することができる。また、連結アーム部及び流体圧シリンダが荷積みプラットフォーム裏面から突出しない分だけ車両全長及びリヤオーバーハングを短くしてコーナーリングの運転操作を容易にすることができる。一方、荷積みプラットフォームが水平姿勢になるときには、アーム部材の連結アーム部が上方へ回動して連結アーム部及び流体圧シリンダが下方へ突出しないよう荷積みプラットフォーム内に納まるので、荷積みプラットフォーム全体を水平姿勢のままで接地させることができ、接地時にチルトさせずに済む。
請求項2に係る発明によれば、荷積みプラットフォームを開作動及び閉作動させる流体圧シリンダの収縮作動を助勢手段で助勢するので、流体圧シリンダが伸長方向にのみ流体圧により作動する単動シリンダの場合であっても、連結アーム部及び流体圧シリンダの荷積みプラットフォームに対する納まりを確実にすることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図12は車両としてのバン車Aを示し、このバン車Aの車幅方向両側で車体前後方向に延びるシャーシフレーム(図示せず)には、後端に観音開きの2枚の扉b1を備えた箱形の荷台Bが搭載されている。この荷台B後端には、荷積みプラットフォーム1を備えた荷役装置Cが装備されている。この荷役装置Cは、車体固定側である荷台B後端の車幅方向両端に立設された一対の支柱2を備え、これら支柱2には一対の昇降フレーム3が図示しない昇降装置の作動により上下方向に案内されるようになっている。上記各昇降フレーム3下端にはブラケット4が接続部材5を介して一体に接続され、上記ブラケット4は、図2等に示すように、横断面コの字形をしていて、支持軸6がブラケット4下端に車幅方向へ延びるように固着され、この両支持軸6で上記荷積みプラットフォーム1基部両端が一対の昇降フレーム3に回動可能に軸着されている。また、上記各昇降フレーム3下部(本例では下端)には、図11に示すように、ボルトからなる当て部材7が垂設されている。そして、昇降装置の作動により上記一対の昇降フレーム3を一対の支柱2に上下方向に案内することにより、上記荷積みプラットフォーム1基端部(後述するバー材1a基部)を昇降フレーム3下端の当て部材7に下方から当接させて荷積みプラットフォーム1を水平姿勢に保持し、この状態で荷積みプラットフォーム1を地面Dと荷台床面高さとの間で垂直に昇降させるようになっている。図1等に荷台床面を符号b2を付して示す。
上記荷積みプラットフォーム1の一方(車体後方から見て左側)の側部には、この発明の実施の形態に係る荷積みプラットフォーム開閉装置8が設置されている。この荷積みプラットフォーム開閉装置8は、図1〜11に示すように、上記荷積みプラットフォーム1の一方の側面に設けられたバー材1a内側に取付部材9を介して取り付けられている。具体的には、荷積みプラットフォーム開閉装置8は、上記取付部材9にシリンダチューブ10a基端が連結軸11で回動可能に軸着された流体圧シリンダ(単動シリンダ)10と、アーム部材12とを備えている。上記アーム部材12は、上記支持軸6に回動可能に外嵌合された円筒形のボス部12aを備え、このボス部12aの一端には掛止アーム部12bが一体に固着されているとともに、他端には連結アーム部12cが上記掛止アーム部12bに対しほぼ90°の角度をもって一体に固着されている。上記連結アーム部12c先端には二股に分岐した分岐部12dが形成され、この両分岐部12d間に上記流体圧シリンダ10のピストンロッド10b先端が挿入されて連結軸13で分岐部12dに回動可能に軸着されている。
上記荷積みプラットフォーム開閉装置8設置側である昇降フレーム3下端側(ブラケット4)の支持軸6近傍(本例では上方)には、ブロック状のストッパ部材14が固着されている。上記アーム部材12は、ボス部12aを支持軸6に外嵌合した状態で、掛止アーム部12bが上記ストッパ部材14の車体前方側に位置してストッパ部材14に掛止するように、かつ連結アーム部12cがストッパ部材14の車幅方向内側に離れて位置してストッパ部材14に干渉しないようになっている。また、上記支持軸6には助勢手段としての捻りコイルバネ15が外嵌合され、この捻りコイルバネ15の一端は支持軸6の二股に分岐した分岐部6a間に離脱しないように挿入固定されているとともに、他端は上記連結アーム部12cに形成された貫通孔12eに離脱しないように挿入固定されている。この捻りコイルバネ15には、上記流体圧シリンダ10の伸長作動により上記アーム部材12の掛止アーム部12bがストッパ部材14に当接する過程(図1の仮想線の状態から図3の状態に至る過程)で捻り力が発生し、荷積みプラットフォーム1を開作動させる際、具体的には、図3の状態から図1の仮想線の状態に移行する際、上記捻り力によりアーム部材12の連結アーム部12cを支持軸6回りに上方へ回動させて上記流体圧シリンダ10の収縮動作を助勢するようになっている。また、この捻り力は、荷積みプラットフォーム1を閉作動させる際、具体的には、図7の状態から図9の状態に移行する際にも、上記と同様に流体圧シリンダ10の収縮動作を助勢するようになっている。
また、上記荷積みプラットフォーム開閉装置8設置側の支持軸6には、トーションバー16の一方の折曲端部が固定されているとともに、他方の折曲端部が荷積みプラットフォーム1内に配置された図示しない固定プレートに固定され、荷積みプラットフォーム1の水平姿勢から垂直姿勢への上向きの回動動作により捻られて捻り力を発生し、この捻り力により荷積みプラットフォーム1の開動作を助勢するようになっている。
上記荷役装置Cは2組のロック装置17を車幅方向両端に1組ずつ備えている。この各ロック装置17は、基端が支柱2に固着され先端に掛止凹部18aを有するロックストッパ18と、荷積みプラットフォーム1側部に進退可能にかつ回動可能に設けられた略L字形のロックハンドル19とからなり、荷積みプラットフォーム1を荷台床面高さで格納状態の垂直姿勢にした状態で、上記ロックハンドル19を引き出して下方に回動させることにより、ロックハンドル19基端側を上記ロックストッパ18の掛止凹部18aに掛止させて荷積みプラットフォーム1を格納状態の垂直姿勢にロック保持し、荷積みプラットフォーム1の支持軸6回りの回動を規制して荷積みプラットフォーム1が走行中に倒れ込まないように安全を確保するようになっている。なお、荷積みプラットフォーム1を開くときには、上記とは逆に、ロックハンドル19を上方に回動させから荷積みプラットフォーム1内に押し込めばよい。
このように構成された荷積みプラットフォーム開閉装置8により、荷積みプラットフォーム1を不使用時には垂直姿勢に格納すべく水平姿勢から閉作動させる一方、使用時には水平姿勢に保持すべく格納状態の垂直姿勢から開作動させるようになっている。次に、その開閉作動を説明する。
荷積みプラットフォーム1を使用時の水平姿勢から不使用時の垂直姿勢に閉作動させるには、まず、荷台Bの扉b1を閉じ、昇降装置を上昇作動させる。これにより、図1実線のように地面Dに接地している荷積みプラットフォーム1を図1仮想線のように荷台床面高さに上昇させる。この段階では、図2にも示すように、アーム部材の掛止アーム部12bはストッパ部材14から離間している。連結アーム部12cと流体圧シリンダ10は支持軸6と連結軸11,13を結ぶ線上で水平方向へ一直線に並んで荷積みプラットフォーム1内に納められている。
その後、流体圧シリンダ10の作動室に流体圧を供給して流体圧シリンダ10を伸長作動させる。これにより、図3及び図4のようにアーム部材12の連結アーム部12cが支持軸6回りに下方へ回動し、掛止アーム部12bがストッパ部材14に掛止する。この過程で捻りコイルバネ15に捻り力が発生する。さらに、流体圧シリンダ10を伸長作動させると、荷積みプラットフォーム1が支持軸6回りに上方へ回動し、図5及び図6の状態を経て図7及び図8のように垂直姿勢に保持されて格納される。この際、トーションバー16が捻られて捻り力が発生する。この段階では、アーム部材12の連結アーム部12c及び流体圧シリンダ10は荷積みプラットフォーム1裏面から突出している。
しかる後、ロック装置17のロックハンドル19を荷積みプラットフォーム1側部から引き出して下方に回動させ、ロックハンドル19基端側をロックストッパ18の掛止凹部18aに掛止させて荷積みプラットフォーム1を格納状態の垂直姿勢にロック保持する(図7参照)。
その後、このロック状態から流体圧シリンダ10の作動室から流体圧を排出して、図1の仮想線の状態から図3の状態に至る閉作動の過程で蓄えられた捻りコイルバネ15に捻り力により助勢しながら流体圧シリンダ10を収縮作動させる。これにより、図9及び図10のようにアーム部材12の連結アーム部12cが支持軸6回りに上方へ回動し、掛止アーム部12bがストッパ部材14から離間する。連結アーム部12cと流体圧シリンダ10は支持軸6と連結軸11,13を結ぶ線上で垂直方向へ一直線に並んで荷積みプラットフォーム1内に納められ、荷積みプラットフォーム1裏面から突出していない。したがって、連結アーム部12c及び流体圧シリンダ10が荷積みプラットフォーム1裏面から突出しない分だけ作業者等の安全や美観を確保することができるとともに、車両全長及びリヤオーバーハングを短くしてコーナーリングの運転操作を容易にすることができる。
一方、荷積みプラットフォーム1を不使用時の垂直姿勢から使用時の水平姿勢に開作動させるには、まず、図9及び図10の状態で、流体圧シリンダ10の作動室に流体圧を供給して流体圧シリンダ10を伸長作動させる。これにより、図7及び図8のようにアーム部材12の連結アーム部12cが支持軸6回りに下方へ回動し、掛止アーム部12bがストッパ部材14に掛止し、図7及び図8のように連結アーム部12c及び流体圧シリンダ10が荷積みプラットフォーム1裏面から突出する。
次いで、ロック装置17のロックハンドル19を上方に回動させてから荷積みプラットフォーム1内に押し込み、ロックハンドル19基端側をロックストッパ18の掛止凹部18aから外して荷積みプラットフォーム1のロック状態を解除する。
その後、流体圧シリンダ10の作動室から流体圧を排出して流体圧シリンダ10を収縮作動させる。これにより、荷積みプラットフォーム1が支持軸6回りに下方へ回動し、図7及び図8の垂直姿勢で格納された状態から図5及び図6の状態を経て図3及び図4のように水平姿勢になる。この際、荷積みプラットフォーム1の自重及び上記閉作動時に蓄えられたトーションバー16の捻り力により荷積みプラットフォーム1の開動作が助勢され、荷積みプラットフォーム1がスムーズに開作動する。そして、荷積みプラットフォーム1基端部(バー材1a基部)が昇降フレーム3下端の当て部材7に下方から当接し、荷積みプラットフォーム1の水平姿勢が保持される。
さらに、流体圧シリンダ10の作動室から流体圧を排出させる状態を保持すると、上記閉作動時に蓄えられた捻りコイルバネ15の捻り力により流体圧シリンダ10の収縮作動が助勢され、アーム部材12の連結アーム部12cが支持軸6回りに上方へ回動し、図1及び図2のように掛止アーム部12bがストッパ部材14から離間し、連結アーム部12c及び流体圧シリンダ10が荷積みプラットフォーム1裏面から下方へ突出しないよう荷積みプラットフォーム1内に納まる。このように、荷積みプラットフォーム1の開作動時、流体圧シリンダ10の収縮作動を捻りコイルバネ15の捻り力により助勢するので、連結アーム部12c及び流体圧シリンダ10の荷積みプラットフォーム1に対する納まりを確実にすることができる。
しかる後、昇降装置を下降作動させて荷積みプラットフォーム1を下降させ、図1実線のように荷積みプラットフォーム1裏面全体を地面Dに水平姿勢で接地させる。したがって、荷積みプラットフォーム1基部が接地した後にチルトさせる必要がない。
なお、この実施の形態では、荷積みプラットフォーム開閉装置8を荷積みプラットフォーム1の一方(車体後方から見て左側)の側部にのみ設置したが、他方の側部にも設置して各々の流体圧シリンダ10を同期して伸縮作動させるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、流体圧シリンダ10が伸長方向にのみ流体圧により作動する単動シリンダであったが、複動シリンダであってもよい。さらに、流体圧シリンダ10の収縮作動を助勢する助勢手段が、支持軸6に外嵌合された捻りコイルバネ15である場合を例示したが、流体圧シリンダに内蔵されてバネにより流体圧シリンダの収縮作動を助勢するようにしてもよい。
この発明は、荷物を載せて昇降する荷積みプラットフォームを備えた車両用荷役装置において、荷積みプラットフォームを不使用時には閉作動させて垂直姿勢に保持する一方、使用時には開作動させて水平姿勢に保持する荷積みプラットフォーム開閉装置として有用である。
水平姿勢で接地した状態の荷積みプラットフォームの側面図である。 荷積みプラットフォームが水平姿勢で接地した状態における荷積みプラットフォーム開閉装置を斜め上方から見た斜視図である。 荷台床面高さで水平姿勢から垂直姿勢に移行する初期段階の荷積みプラットフォームの側面図である。 荷積みプラットフォームが水平姿勢から垂直姿勢に移行する初期段階における荷積みプラットフォーム開閉装置を斜め上方から見た斜視図である。 荷台床面高さで水平姿勢から斜め姿勢に移行した状態の荷積みプラットフォームの側面図である。 荷積みプラットフォームが水平姿勢から斜め姿勢に移行した状態における荷積みプラットフォーム開閉装置を斜め下方から見た斜視図である。 荷台床面高さで垂直姿勢で格納された状態の荷積みプラットフォームの側面図である。 荷積みプラットフォームが垂直姿勢で格納された状態における荷積みプラットフォーム開閉装置を車体後方から見た斜視図である。 荷台床面高さで垂直姿勢で格納された状態で連結アーム部及び流体圧シリンダを内部に納めた荷積みプラットフォームの側面図である。 荷積みプラットフォームが垂直姿勢で格納された状態でかつ連結アーム部及び流体圧シリンダを内部に納めた状態おける荷積みプラットフォーム開閉装置を車体後方から見た斜視図である。 荷台床面高さで水平姿勢をとっている荷積みプラットフォームの基端側を拡大して示す側面図である。 荷積みプラットフォームを接地させた状態のバン車を後方から見た斜視図である。
符号の説明
1 荷積みプラットフォーム
2 支柱
3 昇降フレーム
6 支持軸
8 荷積みプラットフォーム開閉装置
10 流体圧シリンダ
11 連結軸
12 アーム部材
12a ボス部
12b 掛止アーム部
12c 連結アーム部
13 連結軸
14 ストッパ部材
15 捻りコイルバネ(助勢手段)
17 ロック装置
B 荷台(車体固定側)
b2 荷台床面
C 荷役装置
D 地面

Claims (2)

  1. 荷積みプラットフォーム基部両端が支持軸で回動可能に軸着された一対の昇降フレームを車体固定側の一対の支柱に上下方向に案内することにより、上記荷積みプラットフォーム基端部を昇降フレーム下部に当接させて水平姿勢に保持された荷積みプラットフォームを地面と荷台床面高さとの間で垂直に昇降させるとともに、荷積みプラットフォームを荷台床面高さでロック装置により格納状態の垂直姿勢にロック保持する車両用荷役装置において、上記荷積みプラットフォームを不使用時には垂直姿勢に格納すべく水平姿勢から閉作動させる一方、使用時には水平姿勢に保持すべく格納状態の垂直姿勢から開作動させる荷積みプラットフォーム開閉装置であって、
    上記支持軸近傍に固着されたストッパ部材と、
    ボス部の一端に掛止アーム部を他端に連結アーム部をそれぞれ有し、上記掛止アーム部が上記ストッパ部材に掛止するようにかつ上記連結アーム部がストッパ部材に干渉しないように上記ボス部が支持軸に回動自在に外嵌合されたアーム部材と、
    一端が上記荷積みプラットフォームの側部に他端が上記アーム部材の連結アーム部にそれぞれ連結軸で回動可能に軸着された流体圧シリンダとを備え、
    荷積みプラットフォームを使用時の水平姿勢から不使用時の垂直姿勢に閉作動させる際、上記流体圧シリンダの伸長作動により上記アーム部材の連結アーム部を支持軸回りに下方へ回動させて掛止アーム部を上記ストッパ部材に掛止させ、さらなる流体圧シリンダの伸長作動により荷積みプラットフォームを支持軸回りに上方へ回動させて垂直姿勢にし、かつこの荷積みプラットフォームを上記ロック装置により垂直姿勢にロック保持し、この状態から流体圧シリンダの収縮作動により上記連結アーム部を支持軸回りに上方へ回動させて上記掛止アーム部をストッパ部材から離間させることで連結アーム部及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないよう荷積みプラットフォーム内に納める一方、荷積みプラットフォームを不使用時の垂直姿勢から使用時の水平姿勢に開作動させる際、上記流体圧シリンダの伸長作動により上記アーム部材の連結アーム部を支持軸回りに下方へ回動させて掛止アーム部を上記ストッパ部材に掛止させ、かつ上記ロック装置による荷積みプラットフォームのロック状態を解除し、この状態から流体圧シリンダの収縮作動により荷積みプラットフォームを支持軸回りに下方へ回動させてその基端部を昇降フレーム下部に当接させることで水平姿勢に保持し、さらなる流体圧シリンダの収縮作動により上記連結アーム部を支持軸回りに上方へ回動させて上記掛止アーム部をストッパ部材から離間させることで連結アーム部及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないよう荷積みプラットフォーム内に納めるように構成されていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
  2. 請求項1に記載の車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置において、
    荷積みプラットフォームを開作動及び閉作動させる際、流体圧シリンダの収縮動作を助勢する助勢手段が設けられていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
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CN109399524A (zh) * 2018-11-28 2019-03-01 凤城市宝山炭素有限公司 大型咀套翻转专用装置

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JP2012006454A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Shinmaywa Industries Ltd 荷受台昇降装置
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