JP3105964B2 - 三転ダンプ車のゲート開閉装置 - Google Patents

三転ダンプ車のゲート開閉装置

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JP3105964B2
JP3105964B2 JP03284134A JP28413491A JP3105964B2 JP 3105964 B2 JP3105964 B2 JP 3105964B2 JP 03284134 A JP03284134 A JP 03284134A JP 28413491 A JP28413491 A JP 28413491A JP 3105964 B2 JP3105964 B2 JP 3105964B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷台をシャシフレーム
に対して後方及び左右側方のいずれかの方向に傾斜する
三転ダンプ車のゲート開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シャシフレームの上部に荷台を後
方及び側方に傾動自在に配設し、荷台の後端にテールゲ
ートを開閉自在に設けると共に、荷台の両側にサイドゲ
ートをそれぞれ開閉自在に設け、テールゲートの上部両
端を荷台の後端にヒンジにより回動自在に装着し、サイ
ドゲートの下部を荷台の両側にヒンジにより回動自在に
装着し、荷台の四隅の下部に設けたヒンジを連結ピンを
介してシャシフレームに連結し、テールゲート及びサイ
ドゲートを荷台にそれぞれ係止した三転ダンプ車のゲー
ト開閉装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の三転
ダンプ車のゲート開閉装置では、テールゲートの下部を
荷台の後端に対して爪により係止していたので、荷台が
シャシフレームに対して任意の角度まで傾斜した時に、
爪を手動で開かなければ、テールゲートのその自重によ
る開放が行えず、しかも、サイドゲートの上部両端を荷
台の両側に対して係止していたので、荷台のサイドゲー
トの開閉が面倒であった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、荷台の下部のヒンジに傾斜させようとする方向にの
み連結ピンを挿入することにより、荷台がシャシフレー
ムに対して後方あるいは左右側方のいずれかに傾斜し、
テール用係止杆あるいはサイド用係止杆の他端が荷台の
シャシフレームに対する後方あるいは左右側方のいずれ
かへの傾斜に伴ってストッパの先端より離脱し、テール
用係止杆あるいはサイド用係止杆が第1の付勢手段の付
勢力により回動し、テール用係止杆あるいはサイド用係
止杆の一端がテールゲートあるいはサイドゲートの下部
の係合体の係止を解除し、テールゲートあるいはサイド
ゲートがその自重により荷台の後端あるいは両側に対し
て回動し、荷台のテールゲートあるいはサイドゲートを
開放し、荷台のシャシフレームに対する後方あるいは左
右側方のいずれかへの傾斜に際し、ロックレバーの係合
部がヒンジあるいは連結ピンより離脱し、ロックレバー
が第2の付勢手段の付勢力によりテール用係止杆あるい
はサイド用係止杆に向って回動し、ロックレバーの先端
がテール用係止杆あるいはサイド用係止杆の他端寄りの
下面に当接し、テール用係止杆あるいはサイド用係止杆
の第1の付勢手段による回動をロックレバーにより阻止
し、テール用係止杆あるいはサイド用係止杆の一端がテ
ールゲートあるいはサイドゲートの下部の係合体を係止
した状態を維持し、荷台のテールゲートあるいはサイド
ゲートをテール用係止杆あるいはサイド用係止杆により
閉鎖したままの状態とすることが可能な三転ダンプ車の
ゲート開閉装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の三転ダンプ車の
ゲート開閉装置は、シャシフレームの上部に荷台を後方
及び側方に傾動自在に配設し、前記荷台の後端及び両側
にテールゲート及びサイドゲートをそれぞれ開閉自在に
設け、前記荷台の下部に設けたヒンジを連結ピンを介し
て前記シャシフレームに連結した三転ダンプ車のゲート
開閉装置において、前記荷台の後端下部にテール用係止
杆を前記シャシフレームの左右方向の軸線のまわりに回
動自在に設け、前記荷台の両側下部にサイド用係止杆を
前記シャシフレームの前後方向の軸線のまわりにそれぞ
れ回動自在に設け、前記テール用係止杆及び前記サイド
用係止杆の下部にロックレバーをそれぞれ回動自在に配
設し、前記テールゲート及び前記サイドゲートの下部に
前記テール用係止杆及び前記サイド用係止杆の一端に係
脱する係合体をそれぞれ設け、前記シャシフレームに前
記テール用係止杆及び前記サイド用係止杆の回動を阻止
するストッパを設け、前記荷台と前記テール用係止杆及
び前記サイド用係止杆との間に前記テール用係止杆及び
前記サイド用係止杆の他端を前記ストッパに向って付勢
する第1の付勢手段を設け、前記ロックレバーに前記ヒ
ンジ及び前記連結ピンに係合する係合部を形成し、前記
荷台と前記ロックレバーとの間に前記ロックレバーを前
記テール用係止杆及び前記サイド用係止杆に向って付勢
する第2の付勢手段を設けたことを特徴とする構成を有
するものである。
【0006】
【作用】シャシフレームの上部に配設した荷台の下部に
設けたヒンジに傾斜させようとする方向にのみ連結ピン
を挿入すると、荷台がシャシフレームに対して後方ある
いは左右側方のいずれかに傾斜し、荷台の後端下部のテ
ール用係止杆あるいは荷台の両側下部のサイド用係止杆
の他端が荷台のシャシフレームに対する後方あるいは左
右側方のいずれかへの傾斜に伴ってシャシフレームに設
けたストッパの先端より離脱すると同時に、テール用係
止杆あるいはサイド用係止杆が荷台とテール用係止杆及
びサイド用係止杆との間に設けた第1の付勢手段の付勢
力により回動し、テール用係止杆あるいはサイド用係止
杆の一端が荷台の後端及び両側に開閉自在に設けたテー
ルゲートあるいはサイドゲートの下部の係合体の係止を
解除し、テールゲートあるいはサイドゲートがその自重
により荷台の後端あるいは両側に対して回動し、荷台の
テールゲートあるいはサイドゲートを開放する。
【0007】また、荷台のシャシフレームに対する後方
あるいは左右側方のいずれかへの傾斜に際し、テール用
係止杆及びサイド用係止杆の下部に回動自在に配設した
ロックレバーに形成した係合部がヒンジあるいは連結ピ
ンより離脱し、ロックレバーが荷台とロックレバーとの
間に設けた第2の付勢手段の付勢力によりテール用係止
杆あるいはサイド用係止杆に向って回動し、ロックレバ
ーの先端がテール用係止杆あるいはサイド用係止杆の他
端寄りの下面に当接し、テール用係止杆あるいはサイド
用係止杆の第1の付勢手段による回動をロックレバーに
より阻止し、テール用係止杆あるいはサイド用係止杆の
一端がテールゲートあるいはサイドゲートの下部の係合
体を係止した状態を維持し、荷台のテールゲートあるい
はサイドゲートがテール用係止杆あるいはサイド用係止
杆により閉鎖したままの状態となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1はシャシフレームであ
り、シャシフレーム1の上部には、図2に示すように、
荷台2が後方及び左右側方のいずれかの方向に傾動自在
に配設され、荷台2の後端にはテールゲート3が開閉自
在に設けられると共に、荷台2の両側には、図3に示す
ように、サイドゲート4,5がそれぞれ開閉自在に設け
られている。
【0010】荷台2の前端寄りの両側下部には、図1及
び図2に示すように、ヒンジとなるブラケット6,6が
それぞれ設けられると共に、荷台2の後端寄りの両側下
部にはヒンジとなるブラケット7,7がそれぞれ設けら
れ、荷台2のブラケット6,6が連結ピン8,8を介し
てシャシフレーム1の前端にそれぞれ回動自在に連結さ
れ、荷台2のブラケット7,7が連結ピン9,9を介し
てシャシフレーム1の後端に連結されている。
【0011】荷台2の後端下部には、図1及び図2に示
すように、両側寄りにテール用係止杆としてロックアー
ム10,10がシャシフレーム1の左右方向の軸線のま
わりにそれぞれ回動自在に設けられると共に、荷台2の
両側下部には、図3に示すように、前端及び後端寄りに
サイド用係止杆としてロックアーム11,11及びロッ
クアーム12,12がシャシフレーム1の前後方向の軸
線のまわりにそれぞれ回動自在に設けられている。
【0012】ロックアーム10の下部には、図1及び図
2に示すように、テールロックレバー13が回動自在に
配設されると共に、ロックアーム11,12の下部に
は、図3に示すように、サイドロックレバー14,15
がそれぞれ回動自在に配設され、テールゲート3の下部
には両端寄りにロックアーム10の一端に係脱する係合
体となる係止ピン16が設けられ、サイドゲート4,5
の下部には前端及び後端寄りにロックアーム11,12
の一端に係脱する係合体となる係止ピン17,18がそ
れぞれ設けられている。
【0013】シャシフレーム1には、図1,図2及び図
3に示すように、ロックアーム10及びロックアーム1
1,12の回動を阻止するストッパとしてボルト19,
20,21がそれぞれ設けられると共に、荷台2とロッ
クアーム10との間にはロックアーム10の他端をボル
ト19に向って付勢する第1の付勢手段として引張コイ
ルバネ22が設けられ、荷台2とロックアーム11,1
2との間にはロックアーム11,12の他端をボルト2
0,21に向って付勢する第1の付勢手段として引張コ
イルバネ23,24がそれぞれ設けられている。
【0014】テールロックレバー13には、図1及び図
2に示すように、ブラケット7の支持パイプ25に係合
する係合部となる当接片26が形成されると共に、サイ
ドロックレバー14,15には、図3に示すように、連
結ピン8に係合する係合部となる当接片27,28がそ
れぞれ形成され、荷台2とテールロックレバー13との
間にはテールロックレバー13をロックアーム10に向
って付勢する第2の付勢手段として引張コイルバネ29
が設けられ、荷台2とサイドロックレバー14,15と
の間にはサイドロックレバー14,15をロックアーム
11,12に向って付勢する第2の付勢手段として引張
コイルバネ30,31がそれぞれ設けられている。
【0015】シャシフレーム1の上部には、図1,図2
及び図3に示すように、長手方向に沿って互いに平行な
サブフレーム32の縦材33,33がそれぞれ配設さ
れ、サブフレーム32の縦材33,33の前端には、図
4及び図5に示すように、これと交差する方向に支持シ
ャフト34が固定されると共に、サブフレーム32の縦
材33,33の後端には、図6及び図7に示すように、
支持シャフト34と平行な支持パイプ25が固定され、
支持パイプ25には支持シャフト35が回動自在に支持
されている。
【0016】サブフレーム32の縦材33,33の上部
には、図1及び図2に示すように、荷台2が配置され、
荷台2の下部には、図3に示すように、長手方向に沿っ
て互いに平行な縦材36,36がそれぞれ配設されると
共に、縦材36,36の外側には、図4及び図5に示す
ように、互いに対向する位置に側部横材37,37及び
側部横材38,38がそれぞれ配設され、縦材36,3
6の前端寄りの下部にはこれと交差する方向に前部横材
39が配設され、縦材36,36の後端寄りの下部に
は、図6及び図7に示すように、前部横材39と平行な
後部横材40が配設されている。
【0017】前部横材39の両端寄りの下部には、図4
及び図5に示すように、ブラケット6,6がそれぞれ配
設され、ブラケット6の後壁には後方に向って突出した
筒体41が固定され、筒体41の周壁には、図3に示す
ように、軸方向に沿って切欠溝42が形成され、ブラケ
ット6の筒体41には後方より連結ピン8が挿通されて
いる。
【0018】連結ピン8の端面には、図4及び図5に示
すように、リング状の把手43が設けられ、連結ピン8
の端部寄りの外周には上方に向って突出した係合片44
が固定され、ブラケット6の筒体41の切欠溝42には
連結ピン8の係合片44の基部が嵌入され、前部横材3
9のブラケット6,6は支持シャフト34の両端に形成
した連結部に連結ピン8,8を介してそれぞれ連結され
ている。
【0019】後部横材40の両端寄りの下部には、図6
及び図7に示すように、ブラケット7,7がそれぞれ配
設され、ブラケット7の前壁には前方に向って突出した
筒体45が固定され、筒体45の周壁には軸方向に沿っ
て切欠溝46が形成され、ブラケット7の筒体45には
前方より連結ピン9が挿通されている。
【0020】連結ピン9の端面には、図6及び図7に示
すように、リング状の把手47が設けられ、連結ピン9
の端部寄りの外周には上方に向って突出した係合片48
が固定され、ブラケット7の筒体45の切欠溝46には
連結ピン9の係合片48の基部が嵌入され、後部横材4
0のブラケット7,7は支持シャフト35の両端に形成
した連結部に連結ピン9,9を介してそれぞれ連結され
ている。
【0021】縦材36,36の後端寄りの外側には、図
6及び図7に示すように、下方に向って垂下したブラケ
ット49が設けられ、ブラケット49の後縁寄りには外
方に向って突出した支持ピン50が固定されると共に、
ブラケット49の下端寄りには外方に向って突出した支
持ピン51が固定されている。
【0022】ブラケット49の支持ピン50の上部には
外方に向って張出した受け板52が固定されると共に、
ブラケット49の前縁寄りの上部には外方に向って張出
した受け板53が固定され、受け板53の前端には下方
に向って折曲した垂下片54が形成され、受け板52に
は係止孔が設けられ、受け板53の垂下片54には係止
孔が設けられている。
【0023】ブラケット49の外側には、図6及び図7
に示すように、ロックアーム10が配置され、ロックア
ーム10の長手方向中央付近には保持体55が固定さ
れ、保持体55にはロックアーム10の両側に上方に向
って立上った側壁がそれぞれ形成され、保持体55の側
壁に設けた支持孔にはブラケット49の支持ピン50が
挿通され、ブラケット49の支持ピン50の先端寄りに
はワッシャ56が嵌合され、保持体55はブラケット4
9の支持ピン50に対して抜止ピン(図示せず)により
係止され、ロックアーム10はブラケット49の支持ピ
ン50に保持体55を介して回動自在に支持されてい
る。
【0024】ロックアーム10の一端には下方に向って
屈曲したフック57が形成され、ロックアーム10の保
持体55とフック57との間の上面には上方に向って突
出した受け片58が設けられると共に、ロックアーム1
0の受け片58には係止孔が設けられている。
【0025】ブラケット49の受け板52とロックアー
ム10の受け片58との間には、図6及び図7に示すよ
うに、引張コイルバネ22が配置され、引張コイルバネ
22の一端がブラケット49の受け板52の係止孔に引
掛けられると共に、引張コイルバネ22の他端がロック
アーム10の受け片58の係止孔に引掛けられ、ロック
アーム10の一端寄りが引張コイルバネ22の引張力に
より荷台2に向って上方に常時引張られている。
【0026】ブラケット49の下端寄りの外側には、図
6及び図7に示すように、ロックアーム10の下部に臨
んでテールロックレバー13が配置され、テールロック
レバー13の垂直壁59の上縁には前方に向って直角に
折曲した水平壁60が形成されると共に、テールロック
レバー13の垂直壁59の下縁には後方に向って直角に
折曲した当接片26が形成され、テールロックレバー1
3の水平壁60の先端寄りの下面には下方に向って垂下
した保持板61が固定され、保持板61の下端寄りの側
縁には前方に向って折曲した受け片62が形成され、保
持板61の受け片62には係止孔が設けられている。
【0027】テールロックレバー13の垂直壁59と水
平壁60との交差するコーナー部にはカラー(図示せ
ず)が固定され、カラーにはブラケット49の支持ピン
51が挿通され、ブラケット49の支持ピン51の先端
寄りにはワッシャ63が嵌合され、カラーはブラケット
49の支持ピン51に対して抜止ピン(図示せず)によ
り係止され、テールロックレバー13はブラケット49
の支持ピン51にカラーを介して回動自在に支持されて
いる。
【0028】ブラケット49の受け板53の垂下片54
とテールロックレバー13の保持板61の受け片62と
の間には、図6及び図7に示すように、引張コイルバネ
22の引張力よりも強い引張力の引張コイルバネ29が
配置され、引張コイルバネ29の一端がブラケット49
の受け板53の垂下片54の係止孔に引掛けられると共
に、引張コイルバネ29の他端がテールロックレバー1
3の保持板61の受け片62の係止孔に引掛けられ、テ
ールロックレバー13の先端が引張コイルバネ29によ
り荷台2に向って上方に常時引張られている。
【0029】サブレーム32の縦材33,33の後端に
固定した支持パイプ25には、図6及び図7に示すよう
に、テールロックレバー13の当接片26が引張コイル
バネ29の引張力により当接され、支持パイプ25はテ
ールロックレバー13の引張コイルバネ29の引張力に
よるブラケット49の支持ピン51に対する回動を阻止
するようになっている。
【0030】荷台2の後端には、図6及び図7に示すよ
うに、テールゲート3が配置され、テールゲート3の両
端寄りの下部には下方に向って垂下した一対の支持板6
4,64がそれぞれ設けられ、支持板64と支持板64
との間には水平方向に係止ピン16が横架され、テール
ゲート3の上部両端は荷台2の後端にヒンジ(図示せ
ず)により回動自在に装着されている。
【0031】荷台2の後端下部には、図6及び図7に示
すように、後板65が配設され、後板65には開口部6
6が形成され、後板65の開口部66の側部には後方に
向って突出した係合板67が設けられ、係合板67には
後方に向って開口する嵌合凹部68が形成され、係合板
67の嵌合凹部68にはテールゲート3の係止ピン16
が嵌入されている。
【0032】テールゲート3の下部の係止ピン16には
ロックアーム10のフック57が引掛けられて係止さ
れ、テールゲート3の係止ピン16はロックアーム10
のフック57及び係合板67の嵌合凹部68により荷台
2に対して固縛され、荷台2の後端がテールゲート3に
より閉鎖されている。
【0033】サブフレーム32の縦材33,33の後端
寄りの外側には、図6及び図7に示すように、ロックア
ーム10の他端に臨んでひじ板69が配設され、ひじ板
69の垂直壁70の上縁には外方に向って折曲した水平
壁71が形成され、ひじ板69の水平壁71にはねじ孔
72が設けられ、ひじ板69の水平壁71のねじ孔72
にはボルト19が螺着され、ボルト19はひじ板69の
水平壁71にナット73により固定されている。
【0034】ボルト19の頭部74にはロックアーム1
0の他端が引張コイルバネ22の引張力により当接さ
れ、ボルト19はロックアーム10の引張コイルバネ2
2の引張力によるブラケット49の支持ピン50に対す
る回動を阻止するようになっている。
【0035】側部横材37,37の長手方向中央付近の
後側には、図4及び図8に示すように、ブラケット75
が設けられ、ブラケット75の外縁寄りには後方に向っ
て突出した支持ピン76が固定されると共に、ブラケッ
ト75の支持ピン76の上部には後方に向って張出した
受け板77が固定され、ブラケット75の内縁寄りの上
部には後方に向って張出した受け板78が固定され、受
け板78の内端には下方に向って折曲した垂下片79が
形成され、受け板77には係止孔が設けられ、受け板7
8の垂下片79には係止孔が設けられている。
【0036】ブラケット75の外側には、図8に示すよ
うに、ロックアーム11が配置され、ロックアーム11
の長手方向中央付近には保持体80が固定され、保持体
80にはロックアーム11の両側に上方に向って立上っ
た側壁がそれぞれ形成され、保持体80の側壁に設けた
支持孔にはブラケット75の支持ピン76が挿通され、
ブラケット75の支持ピン76の先端寄りにはワッシャ
81が嵌合され、保持体80はブラケット75の支持ピ
ン76に対して抜止ピン(図示せず)により係止され、
ロックアーム11はブラケット75の支持ピン76に保
持体80を介して回動自在に支持されている。
【0037】ロックアーム11の一端には下方に向って
屈曲したフック82が形成され、ロックアーム11の保
持体80とフック82との間の上面には上方に向って突
出した受け片83が設けられると共に、ロックアーム1
1の受け片83には係止孔が設けられている。
【0038】ブラケット75の受け板77とロックアー
ム11の受け片83との間には、図8に示すように、引
張コイルバネ23が配置され、引張コイルバネ23の一
端がブラケット75の受け板77の係止孔に引掛けられ
ると共に、引張コイルバネ23の他端がロックアーム1
1の受け片83の係止孔に引掛けられ、ロックアーム1
1の一端寄りが引張コイルバネ23の引張力により荷台
2に向って上方に常時引張られている。
【0039】側部横材37,37の下部には、図4に示
すように、円筒状の軸受84,84がそれぞれ固定さ
れ、軸受84,84にはシャフト85が回動自在に横架
され、シャフト85には軸受84に隣接してスリーブ8
6が固定されると共に、シャフト85の後端寄りには軸
受84に隣接してスリーブ86が固定され、シャフト8
5の前端寄りには軸受84に隣接してスリーブ87が固
定されている。
【0040】スリーブ86,86には、図4及び図8に
示すように、ロックアーム11,11の下部に臨んで内
方に向って張出したサイドロックレバー14,14がそ
れぞれ固定されると共に、スリーブ87にはサイドロッ
クレバー14と反対方向に向って張出した当接片27が
固定され、サイドロックレバー14の内端寄りの側面に
は後方に向って張出した保持板88が固定され、保持板
88の下端寄りの後縁には内方に向って折曲した受け片
89が形成され、保持板88の受け片89には係止孔が
設けられ、サイドロックレバー14,14及び当接片2
7はシャフト85と共に軸受84,84に対して回動さ
れるようになっている。
【0041】ブラケット75の受け板78の垂下片79
とサイドロックレバー14の保持板88の受け片89と
の間には、図8に示すように、引張コイルバネ23の引
張力よりも強い引張力の引張コイルバネ30が配置さ
れ、引張コイルバネ30の一端がブラケット75の受け
板78の垂下片79の係止孔に引掛けられると共に、引
張コイルバネ30の他端がサイドロックレバー14の保
持板88の受け片89の係止孔に引掛けられ、サイドロ
ックレバー14の内端が引張コイルバネ30により荷台
2に向って上方に常時引張られている。
【0042】連結ピン8の係合片44の上縁には、図4
及び図8に示すように、シャフト85の前端寄りに固定
したスリーブ87の当接片27の下縁が引張コイルバネ
30の引張力により当接され、シャフト85の引張コイ
ルバネ30の引張力による軸受84,84に対する回動
が連結ピン8の係合片44により阻止されている。
【0043】荷台2の一側には、図8に示すように、サ
イドゲート4が配置され、サイドゲート4の前端及び後
端寄りの下部には下方に向って垂下した一対の支持板9
0,90がそれぞれ設けられ、支持板90と支持板90
との間には水平方向に係止ピン17が横架され、サイド
ゲート4の上部両端は荷台2の一側にヒンジ(図示せ
ず)により回動自在に装着されている。
【0044】荷台2の一側下部には、図8に示すよう
に、側板91が配設され、側板91には開口部92が形
成され、側板91の開口部92の側部には外方に向って
突出した係合板93が設けられ、係合板93には外方に
向って開口する嵌合凹部94が形成され、係合板93の
嵌合凹部94にはサイドゲート4の係止ピン17が嵌入
されている。
【0045】サイドゲート4の下部の係止ピン17には
ロックアーム11のフック82が引掛けられて係止さ
れ、サイドゲート4の係止ピン17はロックアーム11
のフック82及び係合板93の嵌合凹部94により荷台
2に対して固縛され、荷台2の一側がサイドゲート4に
より閉鎖されている。
【0046】サブフレーム32の一方の縦材33の外側
には、図8に示すように、ロックアーム11の他端に臨
んでひじ板95が配設され、ひじ板95の垂直壁96の
上縁には外方に向って折曲した水平壁97が形成され、
ひじ板95の水平壁97にはねじ孔98が設けられ、ひ
じ板95の水平壁97のねじ孔98にはボルト20が螺
着され、ボルト20はひじ板95の水平壁97にナット
99により固定されている。
【0047】ボルト20の頭部100にはロックアーム
11の他端が引張コイルバネ23の引張力により当接さ
れ、ボルト20はロックアーム11の引張コイルバネ2
3の引張力によるブラケット75の支持ピン76に対す
る回動を阻止するようになっている。
【0048】側部横材38,38の長手方向中央付近の
後側には、図5及び図9に示すように、ブラケット10
1が設けられ、ブラケット101の外縁寄りには後方に
向って突出した支持ピン102が固定されると共に、ブ
ラケット101の支持ピン102の上部には後方に向っ
て張出した受け板103が固定され、ブラケット101
の内縁寄りの上部には後方に向って張出した受け板10
4が固定され、受け板104の内端には下方に向って折
曲した垂下片105が形成され、受け板103には係止
孔が設けられ、受け板104の垂下片105には係止孔
が設けられている。
【0049】ブラケット101の外側には、図9に示す
ように、ロックアーム12が配置され、ロックアーム1
2の長手方向中央付近には保持体106が固定され、保
持体106にはロックアーム12の両側に上方に向って
立上った側壁がそれぞれ形成され、保持体106の側壁
に設けた支持孔にはブラケット101の支持ピン102
が挿通され、ブラケット101の支持ピン102の先端
寄りにはワッシャ107が嵌合され、保持体106はブ
ラケット101の支持ピン102に対して抜止ピン(図
示せず)により係止され、ロックアーム12はブラケッ
ト101の支持ピン102に保持体106を介して回動
自在に支持されている。
【0050】ロックアーム12の一端には下方に向って
屈曲したフック108が形成され、ロックアーム12の
保持体106とフック108との間の上面には上方に向
って突出した受け片109が設けられると共に、ロック
アーム12の受け片109には係止孔が設けられてい
る。
【0051】ブラケット101の受け板103とロック
アーム12の受け片109との間には、図9に示すよう
に、引張コイルバネ24が配置され、引張コイルバネ2
4の一端がブラケット101の受け板103の係止孔に
引掛けられると共に、引張コイルバネ24の他端がロッ
クアーム12の受け片109の係止孔に引掛けられ、ロ
ックアーム12の一端寄りが引張コイルバネ24の引張
力により荷台2に向って上方に常時引張られている。
【0052】側部横材38,38の下部には、図5に示
すように、円筒状の軸受110,110がそれぞれ固定
され、軸受110,110にはシャフト111が回動自
在に横架され、シャフト111には軸受110に隣接し
てスリーブ112が固定されると共に、シャフト111
の後端寄りには軸受110に隣接してスリーブ112が
固定され、シャフト111の前端寄りには軸受110に
隣接してスリーブ113が固定されている。
【0053】スリーブ112,112には、図5及び図
9に示すように、ロックアーム12,12の下部に臨ん
で内方に向って張出したサイドロックレバー15,15
がそれぞれ固定されると共に、スリーブ113にはサイ
ドロックレバー15と反対方向に向って張出した当接片
28が固定され、サイドロックレバー15の内端寄りの
側面には後方に向って張出した保持板114が固定さ
れ、保持板114の下端寄りの後縁には内方に向って折
曲した受け片115が形成され、保持板114の受け片
115には係止孔が設けられ、サイドロックレバー1
5,15及び当接片28はシャフト111と共に軸受1
10,110に対して回動されるようになっている。
【0054】ブラケット101の受け板104の垂下片
105とサイドロックレバー15の保持板114の受け
片115との間には、図9に示すように、引張コイルバ
ネ24の引張力よりも強い引張力の引張コイルバネ31
が配置され、引張コイルバネ31の一端がブラケット1
01の受け板104の垂下片105の係止孔に引掛けら
れると共に、引張コイルバネ31の他端がサイドロック
レバー15の保持板114の受け片115の係止孔に引
掛けられ、サイドロックレバー15の内端が引張コイル
バネ31により荷台2に向って上方に常時引張られてい
る。
【0055】連結ピン8の係合片44の上縁には、図5
及び図9に示すように、シャフト111の前端寄りに固
定したスリーブ113の当接片28の下縁が引張コイル
バネ31の引張力により当接され、シャフト111の引
張コイルバネ31の引張力による軸受110,110に
対する回動が連結ピン8の係合片44により阻止されて
いる。
【0056】荷台2の他側には、図9に示すように、サ
イドゲート5が配置され、サイドゲート5の前端及び後
端寄りの下部には下方に向って垂下した一対の支持板1
16,116がそれぞれ設けられ、支持板116と支持
板116との間には水平方向に係止ピン18が横架さ
れ、サイドゲート5の上部両端は荷台2の他側にヒンジ
(図示せず)により回動自在に装着されている。
【0057】荷台2の他側下部には、図9に示すよう
に、側板117が配設され、側板117には開口部11
8が形成され、側板117の開口部118の側部には外
方に向って突出した係合板119が設けられ、係合板1
19には外方に向って開口する嵌合凹部120が形成さ
れ、係合板119の嵌合凹部120にはサイドゲート5
の係止ピン18が嵌入されている。
【0058】サイドゲート5の下部の係止ピン18には
ロックアーム12のフック108が引掛けられて係止さ
れ、サイドゲート5の係止ピン18はロックアーム12
のフック108及び係合板119の嵌合凹部120によ
り荷台2に対して固縛され、荷台2の他側がサイドゲー
ト5により閉鎖されている。
【0059】サブフレーム32の他方の縦材33の外側
には、図9に示すように、ロックアーム12の他端に臨
んでひじ板121が配設され、ひじ板121の垂直壁1
22の上縁には外方に向って折曲した水平壁123が形
成され、ひじ板121の水平壁123にはねじ孔124
が設けられ、ひじ板121の水平壁123のねじ孔12
4にはボルト21が螺着され、ボルト21はひじ板12
1の水平壁123にナット125により固定されてい
る。
【0060】ボルト21の頭部126にはロックアーム
12の他端が引張コイルバネ24の引張力により当接さ
れ、ボルト21はロックアーム12の引張コイルバネ2
4の引張力によるブラケット101の支持ピン102に
対する回動を阻止するようになっている。
【0061】シャシフレーム1と荷台2との間には荷台
傾斜手段となる油圧シリンダ127(図11参照)が配
設され、シャシフレーム1には油圧シリンダ127の基
端が自在継手(図示せず)を介して揺動自在に支持さ
れ、油圧シリンダ127のピストンロッド128の先端
が荷台2に回動自在に連結され、油圧シリンダ127の
シリンダチューブ129には圧油を供給するための油圧
供給手段として油圧ポンプ(図示せず)が連絡されてい
る。
【0062】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0063】荷台2が図10に示すシャシフレーム1の
上部に下降した状態の位置から、荷台2を図11に示す
シャシフレーム1に対して前上がり傾斜したリヤダンプ
状態とする場合は、まず、前部横材39の両端寄りの下
部のブラケット6,6の筒体41,41から連結ピン
8,8をそれぞれ抜取り、ブラケット6,6の支持シャ
フト34の両端に形成した連結部に対する連結ピン8,
8による連結を解放し、後部横材40の両端寄りの下部
のブラケット7,7の筒体45,45に連結ピン9,9
をそれぞれ挿入し、ブラケット7,7を支持シャフト3
5の両端に形成した連結部に連結ピン9,9によりそれ
ぞれ連結する。
【0064】連結ピン8の前部横材39の一端寄りの下
部のブラケット6の筒体41からの抜取りにより、サイ
ドロックレバー14,14がシャフト85と共に引張コ
イルバネ30,30の引張力により軸受84,84に対
して図8の反時計方向にそれぞれ回動すると同時に、当
接片27がサイドロックレバー14,14と共にシャフ
ト85を介して図8の反時計方向に回動し、図12に示
すように、サイドロックレバー14,14の内端上縁の
角部がロックアーム11,11の他端寄りの下面にそれ
ぞれ当接する。
【0065】連結ピン8の前部横材39の他端寄りの下
部のブラケット6の筒体41からの抜取りにより、サイ
ドロックレバー15,15がシャフト111と共に引張
コイルバネ31,31の引張力により軸受110,11
0に対して図9の時計方向にそれぞれ回動すると同時
に、当接片28がサイドロックレバー15,15と共に
シャフト111を介して図9の時計方向に回動し、図1
3に示すように、サイドロックレバー15,15の内端
上縁の角部がロックアーム12,12の他端寄りの下面
にそれぞれ当接する。
【0066】その後、油圧シリンダ127のシリンダチ
ューブ129に油圧ポンプにより圧油を供給すると、油
圧シリンダ127のピストンロッド128が上方に向っ
て突出し、荷台2の前端が油圧シリンダ127のピスト
ンロッド128の突出に伴って支持シャフト35を支持
パイプ25に対して回動しながらシャシフレーム1より
上昇し、図11に示すように、荷台2が油圧シリンダ1
27によりシャシフレーム1に対して前上がりに傾斜す
る。
【0067】荷台2のシャシフレーム1に対する前上が
りの傾斜により、ロックアーム10の他端がボルト19
の頭部74より上方に向って離脱し、ロックアーム10
が引張コイルバネ22の引張力によりブラケット49の
支持ピン50に対して図6の反時計方向に回動し、図1
4に示すように、テールロックレバー13の当接片26
が引張コイルバネ29の引張力により支持パイプ25に
当接したままの状態を維持し、ロックアーム10の一端
寄りの上面が後板65の開口部66の上縁に当接し、後
板65がロックアーム10の引張コイルバネ22による
ブラケット49の支持ピン50に対する回動を阻止し、
テールロックレバー13はブラケット49の支持ピン5
1に対して回動しない。
【0068】ロックアーム10の引張コイルバネ22に
よるブラケット49の支持ピン50に対する回動によ
り、図14に示すように、ロックアーム10のフック5
7がテールゲート3の係止ピン16の係止を解除し、テ
ールゲート3がその自重により荷台2の後端に対して回
動すると同時に、テールゲート3の係止ピン16が係合
板67の嵌合凹部68より後方に向って抜外れ、荷台2
の後端のテールゲート3を開放する。
【0069】荷台2の前端の油圧シリンダ127による
シャシフレーム1に対する上昇により、ロックアーム1
1の他端が、図15に示すように、ボルト20の頭部1
00より上方に向って離脱し、サイドロックレバー14
の内端上縁の角部が引張コイルバネ30の引張力により
ロックアーム11の他端寄りの下面に当接したままの状
態となり、引張コイルバネ30がサイドロックレバー1
4を介してロックアーム11の引張コイルバネ23によ
るブラケット75の支持ピン76に対する回動を阻止
し、ロックアーム11のフック82がサイドゲート4の
係止ピン17を引掛けて係止した状態を維持し、荷台2
の一側のサイドゲート4をロックアーム11により閉鎖
したままの状態となる。
【0070】また、ロックアーム12の他端が、図16
に示すように、荷台2の前端のシャシフレーム1に対す
る上昇に伴ってボルト21の頭部126より上方に向っ
て離脱し、サイドロックレバー15の内端上縁の角部が
引張コイルバネ31の引張力によりロックアーム12の
他端寄りの下面に当接したままの状態となり、引張コイ
ルバネ31がサイドロックレバー15を介してロックア
ーム12の引張コイルバネ24によるブラケット101
の支持ピン102に対する回動を阻止し、ロックアーム
12のフック108がサイドゲート5の係止ピン18を
引掛けて係止した状態を維持し、荷台2の他側のサイド
ゲート5をロックアーム12により閉鎖したままの状態
となる。
【0071】荷台2が図11に示すシャシフレーム1に
対して前上がりに傾斜したリヤダンプ状態の位置から、
油圧シリンダ127のシリンダチューブ129の内部よ
り図示しない操作ボタンにより圧油を除去すると、油圧
シリンダ127のピストンロッド128が荷台2の自重
によりシリンダチューブ129の内部に向って後退し、
図10に示すように、荷台2の前端が油圧シリンダ12
7のピストンロッド128のシリンダチューブ129の
内部への後退に伴って支持シャフト35を支持パイプ2
5に対して回動しながらシャシフレーム1の上部に下降
する。
【0072】荷台2の自重によるシャシフレーム1の上
部への下降により、テールゲート3がその自重により荷
台2の後端に向って回動すると同時に、テールゲート3
の係止ピン16が係合板67の嵌合凹部68に入込み、
ロックアーム10の他端が荷台2のシャシフレーム1の
上部への下降に伴ってボルト19の頭部74に当接し、
ロックアーム10が引張コイルバネ22の引張力に抗し
ながらブラケット49の支持ピン50に対して図14の
時計方向に回動し、図6に示すように、ボルト19がロ
ックアーム10の引張コイルバネ22によるブラケット
49の支持ピン50に対する回動を阻止し、テールロッ
クレバー13の当接片26が引張コイルバネ29の引張
力により支持パイプ25に当接したままの状態を維持
し、テールロックレバー13はブラケット49の支持ピ
ン51に対して回動しない。
【0073】ロックアーム10のボルト19によるブラ
ケット49の支持ピン50に対する回動により、図6に
示すように、ロックアーム10のフック57がテールゲ
ート3の係止ピン16を引掛けて係止し、テールゲート
3の下部の係止ピン16をロックアーム10のフック5
7及び係合板67により荷台2に対して固縛し、荷台2
の後端のテールゲート3をロックアーム10により閉鎖
する。
【0074】荷台2の前端のシャシフレーム1の上部へ
の下降により、ロックアーム11の他端寄りの下面が、
図12に示すように、ボルト20の頭部100に当接
し、ボルト20がロックアーム11の引張コイルバネ2
3によるブラケット75の支持ピン76に対する回動を
阻止し、ロックアーム11のフック82がサイドゲート
4の係止ピン17を引掛けて係止した状態を維持し、荷
台2の一側のサイドゲート4をロックアーム11により
閉鎖したままの状態となる。
【0075】また、ロックアーム12の他端寄りの下面
が、図13に示すように、荷台2の前端のシャシフレー
ム1の上部への下降に伴ってボルト21の頭部126に
当接し、ボルト21がロックアーム12の引張コイルバ
ネ24によるブラケット101の支持ピン102に対す
る回動を阻止し、ロックアーム12のフック108がサ
イドゲート5の係止ピン18を引掛けて係止した状態を
維持し、荷台2の他側のサイドゲート5をロックアーム
12により閉鎖したままの状態となる。
【0076】荷台2が図10に示すシャシフレーム1の
上部に下降した状態の位置から、荷台2を図17に示す
シャシフレーム1に対して一側方に向って傾斜したサイ
ドダンプ状態とする場合は、まず、前部横材39の一端
寄りの下部のブラケット6の筒体41に連結ピン8を挿
入すると共に、後部横材40の一端寄りの下部のブラケ
ット7の筒体45に連結ピン9を挿入し、ブラケット6
を支持シャフト34の一端に形成した連結部に連結ピン
8により連結し、ブラケット7を支持シャフト35の一
端に形成した連結部に連結ピン9により連結する。
【0077】また、前部横材39の他端寄りの下部のブ
ラケット6の筒体41から連結ピン8を抜取ると共に、
後部横材40の他端寄りの下部のブラケット7の筒体4
5から連結ピン9を抜取り、ブラケット6の支持シャフ
ト34の他端に形成した連結部に対する連結ピン8によ
る連結を解放し、ブラケット7の支持シャフト35の他
端に形成した連結部に対する連結ピン9による連結を解
放する。
【0078】連結ピン8の前部横材39の他端寄りの下
部のブラケット6の筒体41からの抜取りにより、サイ
ドロックレバー15,15がシャフト111と共に引張
コイルバネ31,31の引張力により軸受110,11
0に対して図9の時計方向にそれぞれ回動すると同時
に、当接片28がサイドロックレバー15,15と共に
シャフト111を介して図9の時計方向に回動し、図1
3に示すように、サイドロックレバー15,15の内端
上縁の角部がロックアーム12,12の他端寄りの下面
にそれぞれ当接する。
【0079】その後、油圧シリンダ127のシリンダチ
ューブ129に油圧ポンプにより圧油を供給すると、油
圧シリンダ127のピストンロッド128が上方に向っ
て突出し、前部横材39の一端寄りの下部のブラケット
6が支持シャフト34の一端の連結部に対して連結ピン
8を支点として回動すると同時に、後部横材40の一端
寄りの下部のブラケット7が支持シャフト35の一端の
連結部に対して連結ピン9を支点として回動し、前部横
材39の他端寄りの下部のブラケット6が支持シャフト
34の他端の連結部より上方に向って離脱し、後部横材
40の他端寄りの下部のブラケット7が支持シャフト3
5の他端の連結部より上方に向って離脱し、荷台2の他
側が油圧シリンダ127のピストンロッド128の突出
に伴ってシャシフレーム1より上昇し、図17に示すよ
うに、荷台2が油圧シリンダ127によりシャシフレー
ム1に対して右上がりに傾斜する。
【0080】荷台2のシャシフレーム1に対する右上が
りの傾斜により、ロックアーム11の他端がボルト20
の頭部100より上方に向って離脱し、ロックアーム1
1が引張コイルバネ23の引張力によりブラケット75
の支持ピン76に対して図8の時計方向に回動し、図1
8に示すように、当接片27の下縁が引張コイルバネ3
0の引張力により連結ピン8の係合片44の上縁に当接
したままの状態を維持し、ロックアーム11の一端寄り
の上面が側板91の開口部92の上縁に当接し、側板9
1がロックアーム11の引張コイルバネ23によるブラ
ケット75の支持ピン76に対する回動を阻止すると同
時に、連結ピン8の係合片44が当接片27を介してサ
イドロックレバー14のシャフト85の引張コイルバネ
30による軸受84,84に対する回動を阻止する。
【0081】ロックアーム11の引張コイルバネ23に
よるブラケット75の支持ピン76に対する回動によ
り、図18に示すように、ロックアーム11のフック8
2がサイドゲート4の係止ピン17の係止を解除し、サ
イドゲート4がその自重により荷台2の一側に対して回
動すると同時に、サイドゲート4の係止ピン17が係合
板93の嵌合凹部94より外方に向って抜外れ、荷台2
の一側のサイドゲート4を開放する。
【0082】荷台2の他側の油圧シリンダ127による
シャシフレーム1に対する上昇により、ロックアーム1
0の他端が、図19に示すように、ボルト19の頭部7
4より上方に向って離脱すると同時に、テールロックレ
バー13の当接片26が支持パイプ25より上方に向っ
て離脱し、テールロックレバー13が引張コイルバネ2
9の引張力によりブラケット49の支持ピン51に対し
て図6の時計方向に回動する。
【0083】テールロックレバー13の引張コイルバネ
29によるブラケット49の支持ピン51に対する回動
により、図19に示すように、テールロックレバー13
の水平壁60の先端がロックアーム10の他端寄りの下
面に当接し、引張コイルバネ29がテールロックレバー
13を介してロックアーム10の引張コイルバネ22に
よるブラケット49の支持ピン50に対する回動を阻止
し、ロックアーム10のフック57がテールゲート3の
係止ピン16を引掛けて係止した状態を維持し、荷台2
の後端のテールゲート3をロックアーム10により閉鎖
したままの状態となる。
【0084】また、ロックアーム12の他端が、図16
に示すように、荷台2の前端のシャシフレーム1に対す
る上昇に伴ってボルト21の頭部126より上方に向っ
て離脱し、サイドロックレバー15の内端上縁の角部が
引張コイルバネ31の引張力によりロックアーム12の
他端寄りの下面に当接したままの状態となり、引張コイ
ルバネ31がサイドロックレバー15を介してロックア
ーム12の引張コイルバネ24によるブラケット101
の支持ピン102に対する回動を阻止し、ロックアーム
12のフック108がサイドゲート5の係止ピン18を
引掛けて係止した状態を維持し、荷台2の他側のサイド
ゲート5をロックアーム12により閉鎖したままの状態
となる。
【0085】荷台2が図17に示すシャシフレーム1に
対して右上がりに傾斜したサイドダンプ状態の位置か
ら、油圧シリンダ127のシリンダチューブ129の内
部より図示しない操作ボタンにより圧油を除去すると、
油圧シリンダ127のピストンロッド128が荷台2の
自重によりシリンダチューブ129の内部に向って後退
し、前部横材39の一端寄りの下部のブラケット6が支
持シャフト34の一端の連結部に対して連結ピン8を支
点として回動すると同時に、後部横材40の一端寄りの
下部のブラケット7が支持シャフト35の一端の連結部
に対して連結ピン9を支点として回動し、図10に示す
ように、荷台2の他側が油圧シリンダ127のピストン
ロッド128のシリンダチューブ129の内部への後退
に伴ってシャシフレーム1の上部に下降する。
【0086】荷台2の自重によるシャシフレーム1の上
部への下降により、サイドゲート4がその自重により荷
台2の一側に向って回動すると同時に、サイドゲート4
の係止ピン17が係合板93の嵌合凹部94に入込み、
ロックアーム11の他端が荷台2のシャシフレーム1の
上部への下降に伴ってボルト20の頭部100に当接
し、ロックアーム11が引張コイルバネ23の引張力に
抗しながらブラケット75の支持ピン76に対して図1
8の反時計方向に回動し、図8に示すように、ボルト2
0がロックアーム11の引張コイルバネ23によるブラ
ケット75の支持ピン76に対する回動を阻止し、ロッ
クアーム11の他端寄りの下面がサイドロックレバー1
4の内端上縁の角部より上方に向って離脱し、当接片2
7が引張コイルバネ30の引張力により連結ピン8の係
合片44に当接したままの状態を維持し、サイドロック
レバー14のシャフト85は軸受84,84に対して回
動しない。
【0087】ロックアーム11のボルト20によるブラ
ケット75の支持ピン76に対する回動により、図8に
示すように、ロックアーム11のフック82がサイドゲ
ート4の係止ピン17を引掛けて係止し、サイドゲート
4の下部の係止ピン17をロックアーム11のフック8
2及び係合板93により荷台2に対して固縛し、荷台2
の一側のサイドゲート4をロックアーム11により閉鎖
する。
【0088】荷台2の他側のシャシフレーム1の上部へ
の下降により、ロックアーム10の他端寄りの下面がボ
ルト19の頭部74に当接すると同時に、テールロック
レバー13の当接片26が支持パイプ25に当接し、テ
ールロックレバー13が引張コイルバネ29の引張力に
抗しながらブラケット49の支持ピン51に対して図1
9の反時計方向に回動し、図6に示すように、テールロ
ックレバー13の水平壁60の先端がロックアーム10
の他端寄りの下面より下方に向って離脱し、ボルト19
がロックアーム10の引張コイルバネ22によるブラケ
ット49の支持ピン50に対する回動を阻止し、ロック
アーム10のフック57がテールゲート3の係止ピン1
6を引掛けて係止した状態を維持し、荷台2の後端のテ
ールゲート3をロックアーム10により閉鎖したままの
状態となる。
【0089】また、ロックアーム12の他端寄りの下面
が、図13に示すように、荷台2の他側のシャシフレー
ム1の上部への下降に伴ってボルト21の頭部126に
当接し、ボルト21がロックアーム12の引張コイルバ
ネ24によるブラケット101の支持ピン102に対す
る回動を阻止し、ロックアーム12のフック108がサ
イドゲート5の係止ピン18を引掛けて係止した状態を
維持し、荷台2の他側のサイドゲート5をロックアーム
12により閉鎖したままの状態となる。
【0090】荷台2が図10に示すシャシフレーム1の
上部に下降した状態の位置から、荷台2を図20に示す
シャシフレーム1に対して他側方に向って傾斜したサイ
ドダンプ状態とする場合は、まず、前部横材39の一端
寄りの下部のブラケット6の筒体41から連結ピン8を
抜取ると共に、後部横材40の一端寄りの下部のブラケ
ット7の筒体45から連結ピン9を抜取り、ブラケット
6の支持シャフト34の一端に形成した連結部に対する
連結ピン8による連結を解放し、ブラケット7の支持シ
ャフト35の一端に形成した連結部に対する連結ピン9
による連結を解放する。
【0091】また、前部横材39の他端寄りの下部のブ
ラケット6の筒体41に連結ピン8を挿入すると共に、
後部横材40の他端寄りの下部のブラケット7の筒体4
5に連結ピン9を挿入し、ブラケット6を支持シャフト
34の他端に形成した連結部に連結ピン8により連結
し、ブラケット7を支持シャフト35の他端に形成した
連結部に連結ピン9により連結する。
【0092】連結ピン8の前部横材39の一端寄りの下
部のブラケット6の筒体41からの抜取りにより、サイ
ドロックレバー14,14がシャフト85と共に引張コ
イルバネ30,30の引張力により軸受84,84に対
して図8の反時計方向にそれぞれ回動すると同時に、当
接片27がサイドロックレバー14,14と共にシャフ
ト85を介して図8の反時計方向に回動し、図12に示
すように、サイドロックレバー14,14の内端上縁の
角部がロックアーム11,11の他端寄りの下面にそれ
ぞれ当接する。
【0093】その後、油圧シリンダ127のシリンダチ
ューブ129に油圧ポンプにより圧油を供給すると、油
圧シリンダ127のピストンロッド128が上方に向っ
て突出し、前部横材39の他端寄りの下部のブラケット
6が支持シャフト34の他端の連結部に対して連結ピン
8を支点として回動すると同時に、後部横材40の他端
寄りの下部のブラケット7が支持シャフト35の他端の
連結部に対して連結ピン9を支点として回動し、前部横
材39の一端寄りの下部のブラケット6が支持シャフト
34の一端の連結部より上方に向って離脱し、後部横材
40の一端寄りの下部のブラケット7が支持シャフト3
5の一端の連結部より上方に向って離脱し、荷台2の一
側が油圧シリンダ127のピストンロッド128の突出
に伴ってシャシフレーム1より上昇し、図20に示すよ
うに、荷台2が油圧シリンダ127によりシャシフレー
ム1に対して左上がりに傾斜する。
【0094】荷台2のシャシフレーム1に対する左上が
りの傾斜により、ロックアーム12の他端がボルト21
の頭部126より上方に向って離脱し、ロックアーム1
2が引張コイルバネ24の引張力によりブラケット10
1の支持ピン102に対して図9の反時計方向に回動
し、図21に示すように、当接片28の下縁が引張コイ
ルバネ31の引張力により連結ピン8の係合片44の上
縁に当接したままの状態を維持し、ロックアーム12の
一端寄りの上面が側板117の開口部118の上縁に当
接し、側板117がロックアーム12の引張コイルバネ
24によるブラケット101の支持ピン102に対する
回動を阻止すると同時に、連結ピン8の係合片44が当
接片28を介してサイドロックレバー15のシャフト1
11の引張コイルバネ31による軸受110,110に
対する回動を阻止する。
【0095】ロックアーム12の引張コイルバネ24に
よるブラケット101の支持ピン102に対する回動に
より、図21に示すように、ロックアーム12のフック
108がサイドゲート5の係止ピン18の係止を解除
し、サイドゲート5がその自重により荷台2の他側に対
して回動すると同時に、サイドゲート5の係止ピン18
が係合板119の嵌合凹部120より外方に向って抜外
れ、荷台2の他側のサイドゲート5を開放する。
【0096】荷台2の一側の油圧シリンダ127による
シャシフレーム1に対する上昇により、ロックアーム1
0の他端が、図19に示すように、ボルト19の頭部7
4より上方に向って離脱すると同時に、テールロックレ
バー13の当接片26が支持パイプ25より上方に向っ
て離脱し、テールロックレバー13が引張コイルバネ2
9の引張力によりブラケット49の支持ピン51に対し
て図6の時計方向に回動する。
【0097】テールロックレバー13の引張コイルバネ
29によるブラケット49の支持ピン51に対する回動
により、図19に示すように、テールロックレバー13
の水平壁60の先端がロックアーム10の他端寄りの下
面に当接し、引張コイルバネ29がテールロックレバー
13を介してロックアーム10の引張コイルバネ22に
よるブラケット49の支持ピン50に対する回動を阻止
し、ロックアーム10のフック57がテールゲート3の
係止ピン16を引掛けて係止した状態を維持し、荷台2
の後端のテールゲート3をロックアーム10により閉鎖
したままの状態となる。
【0098】また、ロックアーム11の他端が、図15
に示すように、荷台2の一側のシャシフレーム1に対す
る上昇に伴ってボルト20の頭部100より上方に向っ
て離脱し、サイドロックレバー14の内端上縁の角部が
引張コイルバネ30の引張力によりロックアーム11の
他端寄りの下面に当接したままの状態となり、引張コイ
ルバネ30がサイドロックレバー14を介してロックア
ーム11の引張コイルバネ23によるブラケット75の
支持ピン76に対する回動を阻止し、ロックアーム11
のフック82がサイドゲート4の係止ピン17を引掛け
て係止した状態を維持し、荷台2の一側のサイドゲート
4をロックアーム11により閉鎖したままの状態とな
る。
【0099】荷台2が図20に示すシャシフレーム1に
対して左上がりに傾斜したサイドダンプ状態の位置か
ら、油圧シリンダ127のシリンダチューブ129の内
部より図示しない操作ボタンにより圧油を除去すると、
油圧シリンダ127のピストンロッド128が荷台2の
自重によりシリンダチューブ129の内部に向って後退
し、前部横材39の他端寄りの下部のブラケット6が支
持シャフト34の他端の連結部に対して連結ピン8を支
点として回動すると同時に、後部横材40の他端寄りの
下部のブラケット7が支持シャフト35の他端の連結部
に対して連結ピン9を支点として回動し、図10に示す
ように、荷台2の一側が油圧シリンダ127のピストン
ロッド128のシリンダチューブ129の内部への後退
に伴ってシャシフレーム1の上部に下降する。
【0100】荷台2の自重によるシャシフレーム1の上
部への下降により、サイドゲート5がその自重により荷
台2の他側に向って回動すると同時に、サイドゲート5
の係止ピン18が係合板119の嵌合凹部120に入込
み、ロックアーム12の他端が荷台2のシャシフレーム
1の上部への下降に伴ってボルト21の頭部126に当
接し、ロックアーム12が引張コイルバネ24の引張力
に抗しながらブラケット101の支持ピン102に対し
て図21の時計方向に回動し、図9に示すように、ボル
ト21がロックアーム12の引張コイルバネ24による
ブラケット101の支持ピン102に対する回動を阻止
し、ロックアーム12の他端寄りの下面がサイドロック
レバー15の内端上縁の角部より上方に向って離脱し、
当接片28が引張コイルバネ31の引張力により連結ピ
ン8の係合片44に当接したままの状態を維持し、サイ
ドロックレバー15のシャフト111は軸受110,1
10に対して回動しない。
【0101】ロックアーム12のボルト21によるブラ
ケット101の支持ピン102に対する回動により、図
9に示すように、ロックアーム12のフック108がサ
イドゲート5の係止ピン18を引掛けて係止し、サイド
ゲート5の下部の係止ピン18をロックアーム12のフ
ック108及び係合板119により荷台2に対して固縛
し、荷台2の他側のサイドゲート5をロックアーム12
により閉鎖する。
【0102】荷台2の一側のシャシフレーム1の上部へ
の下降により、ロックアーム10の他端寄りの下面がボ
ルト19の頭部74に当接すると同時に、テールロック
レバー13の当接片26が支持パイプ25に当接し、テ
ールロックレバー13が引張コイルバネ29の引張力に
抗しながらブラケット49の支持ピン51に対して図1
9の反時計方向に回動し、図6に示すように、テールロ
ックレバー13の水平壁60の先端がロックアーム10
の他端寄りの下面より下方に向って離脱し、ボルト19
がロックアーム10の引張コイルバネ22によるブラケ
ット49の支持ピン50に対する回動を阻止し、ロック
アーム10のフック57がテールゲート3の係止ピン1
6を引掛けて係止した状態を維持し、荷台2の後端のテ
ールゲート3をロックアーム10により閉鎖したままの
状態となる。
【0103】また、ロックアーム11の他端寄りの下面
が、図12に示すように、荷台2の一側のシャシフレー
ム1の上部への下降に伴ってボルト20の頭部100に
当接し、ボルト20がロックアーム11の引張コイルバ
ネ23によるブラケット75の支持ピン76に対する回
動を阻止し、ロックアーム11のフック82がサイドゲ
ート4の係止ピン17を引掛けて係止した状態を維持
し、荷台2の一側のサイドゲート4をロックアーム11
により閉鎖したままの状態となる。
【0104】なお、上記実施例では、サイドロックレバ
ーと当接片とは別体のものとしたが、当選片をサイドロ
ックレバーと一体に形成することも可能である。
【0105】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の三転ダン
プ車のゲート開閉装置によれば、荷台の下部のヒンジに
傾斜させようとする方向にのみ連結ピンを挿入すること
により、荷台をシャシフレームに対して後方あるいは左
右側方のいずれかに傾斜させることができ、テール用係
止杆あるいはサイド用係止杆の他端が荷台のシャシフレ
ームに対する後方あるいは左右側方のいずれかへの傾斜
に伴ってストッパの先端より離脱するので、テール用係
止杆あるいはサイド用係止杆を第1の付勢手段の付勢力
により回動することができ、テール用係止杆あるいはサ
イド用係止杆の一端がテールゲートあるいはサイドゲー
トの下部の係合体の係止を解除するので、テールゲート
あるいはサイドゲートがその自重により荷台の後端ある
いは両側に対して回動し、荷台のテールゲートあるいは
サイドゲートを開放することができる。
【0106】また、荷台のシャシフレームに対する後方
あるいは左右側方のいずれかへの傾斜に際し、ロックレ
バーの係合部がヒンジあるいは連結ピンより離脱するの
で、ロックレバーを第2の付勢手段の付勢力によりテー
ル用係止杆あるいはサイド用係止杆に向って回動するこ
とができ、ロックレバーの先端がテール用係止杆あるい
はサイド用係止杆の他端寄りの下面に当接するので、テ
ール用係止杆あるいはサイド用係止杆の第1の付勢手段
による回動をロックレバーにより阻止することができ、
テール用係止杆あるいはサイド用係止杆の一端がテール
ゲートあるいはサイドゲートの下部の係合体を係止した
状態を維持するので、荷台のテールゲートあるいはサイ
ドゲートをテール用係止杆あるいはサイド用係止杆によ
り閉鎖したままの状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の三転ダンプ車のゲート開閉装
置の要部切断正面図
【図2】図1の背面図
【図3】図1の要部側断面図
【図4】図1の要部拡大図
【図5】図2の要部拡大図
【図6】図1の別位置の要部拡大図
【図7】図2の別位置の要部拡大図
【図8】図3の要部拡大図
【図9】図3の別位置の要部拡大図
【図10】ゲート開閉装置を備えた三転ダンプ車の概略
正面図
【図11】荷台のシャシフレームに対するリヤダンプ状
態を示す三転ダンプ車の概略正面図
【図12】荷台のシャシフレームに対するリヤダンプ前
のサイドゲートの閉鎖状態を示す要部側断面図
【図13】荷台のシャシフレームに対するリヤダンプ前
のサイドゲートの閉鎖状態を示す要部側断面図
【図14】荷台のシャシフレームに対するリヤダンプ時
のテールゲートの開放状態を示す要部切断正面図
【図15】荷台のシャシフレームに対するリヤダンプ時
のサイドゲートの閉鎖状態を示す要部側断面図
【図16】荷台のシャシフレームに対するリヤダンプ時
のサイドゲートの閉鎖状態を示す要部側断面図
【図17】荷台のシャシフレームに対する一側方へのサ
イドダンプ状態を示す三転ダンプ車の概略側面図
【図18】荷台のシャシフレームに対するサイドダンプ
時のサイドゲートの開放状態を示す要部側断面図
【図19】荷台のシャシフレームに対するサイドダンプ
時のテールゲートの閉鎖状態を示す要部切断正面図
【図20】荷台のシャシフレームに対する他側方へのサ
イドダンプ状態を示す三転ダンプ車の概略側面図
【図21】荷台のシャシフレームに対するサイドダンプ
時のサイドゲートの開放状態を示す要部側断面図
【符号の説明】
1 シャシフレーム 2 荷台 3 テールゲート 4 サイドゲート 5 サイドゲート 6 ブラケット 7 ブラケット 8 連結ピン 9 連結ピン 10 ロックアーム 11 ロックアーム 12 ロックアーム 13 テールロックレバー 14 サイドロックレバー 15 サイドロックレバー 16 係止ピン 17 係止ピン 18 係止ピン 19 ボルト 20 ボルト 21 ボルト 22 引張コイルバネ 23 引張コイルバネ 24 引張コイルバネ 25 支持パイプ 26 当接片 27 当接片 28 当接片 29 引張コイルバネ 30 引張コイルバネ 31 引張コイルバネ 32 サブフレーム 33 縦材 34 支持シャフト 35 支持シャフト 36 縦材 37 側部横材 38 側部横材 39 前部横材 40 後部横材 41 筒体 42 切欠溝 43 把手 44 係合片 45 筒体 46 切欠溝 47 把手 48 係合片 49 ブラケット 50 支持ピン 51 支持ピン 52 受け板 53 受け板 54 垂下片 55 保持体 56 ワッシャ 57 フック 58 受け片 59 垂直壁 60 水平壁 61 保持板 62 受け片 63 ワッシャ 64 支持板 65 後板 66 開口部 67 係合板 68 嵌合凹部 69 ひじ板 70 垂直壁 71 水平壁 72 ねじ孔 73 ナット 74 頭部 75 ブラケット 76 支持ピン 77 受け板 78 受け板 79 垂下片 80 保持体 81 ワッシャ 82 フック 83 受け片 84 軸受 85 シャフト 86 スリーブ 87 スリーブ 88 保持板 89 受け片 90 支持板 91 側板 92 開口部 93 係合板 94 嵌合凹部 95 ひじ板 96 垂直壁 97 水平壁 98 ねじ孔 99 ナット 100 頭部 101 ブラケット 102 支持ピン 103 受け板 104 受け板 105 垂下片 106 保持体 107 ワッシャ 108 フック 109 受け片 110 軸受 111 シャフト 112 スリーブ 113 スリーブ 114 保持板 115 受け片 116 支持板 117 側板 118 開口部 119 係合板 120 嵌合凹部 121 ひじ板 122 垂直壁 123 水平壁 124 ねじ孔 125 ナット 126 頭部 127 油圧シリンダ 128 ピストンロッド 129 シリンダチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/04 B60P 1/267 B60P 1/273

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャシフレームの上部に荷台を後方及び
    側方に傾動自在に配設し、前記荷台の後端及び両側にテ
    ールゲート及びサイドゲートをそれぞれ開閉自在に設
    け、前記荷台の下部に設けたヒンジを連結ピンを介して
    前記シャシフレームに連結した三転ダンプ車のゲート開
    閉装置において、前記荷台の後端下部にテール用係止杆
    を前記シャシフレームの左右方向の軸線のまわりに回動
    自在に設け、前記荷台の両側下部にサイド用係止杆を前
    記シャシフレームの前後方向の軸線のまわりにそれぞれ
    回動自在に設け、前記テール用係止杆及び前記サイド用
    係止杆の下部にロックレバーをそれぞれ回動自在に配設
    し、前記テールゲート及び前記サイドゲートの下部に前
    記テール用係止杆及び前記サイド用係止杆の一端に係脱
    する係合体をそれぞれ設け、前記シャシフレームに前記
    テール用係止杆及び前記サイド用係止杆の回動を阻止す
    るストッパを設け、前記荷台と前記テール用係止杆及び
    前記サイド用係止杆との間に前記テール用係止杆及び前
    記サイド用係止杆の他端を前記ストッパに向って付勢す
    る第1の付勢手段を設け、前記ロックレバーに前記ヒン
    ジ及び前記連結ピンに係合する係合部を形成し、前記荷
    台と前記ロックレバーとの間に前記ロックレバーを前記
    テール用係止杆及び前記サイド用係止杆に向って付勢す
    る第2の付勢手段を設けたことを特徴とする三転ダンプ
    車のゲート開閉装置。
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