JP2005343132A - 液体吐出用ヘッドおよびそれを用いた記録装置 - Google Patents

液体吐出用ヘッドおよびそれを用いた記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 素子基板の面積を抑制してコストを低減した記録ヘッド、およびそれを用いた記録装置を提供する。
【解決手段】 液体吐出のためのエネルギーを発生する複数の記録素子101は所定方向に配列され、複数のブロックGrp1〜GrpMに分割されている。第1の入力回路106、105は、複数のブロックに関する一連のデータ信号を入力とし、複数のブロックの各々に対するデータ信号を出力する。そして、この第1の入力回路はブロックに対応して分割され、対応するブロックの記録素子101等と隣接して配置されている。第2の入力回路は109、108は、符号化された一組のブロック信号を入力とし、ブロックに対して一組のブロック信号を出力する。複数の出力回路103は、第1の入力回路からのデータ信号、および第2の入力回路からのブロック信号に応じて駆動回路102を駆動する。複数の駆動回路102は記録素子101に通電して駆動する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録ヘッドおよびその記録ヘッドを用いた記録装置に関し、特に、所定方向に配列された複数の記録素子とその記録素子を駆動するための駆動回路とが同一の素子基体上に設けられており、記録素子が複数のブロック毎に分割駆動されるように構成された記録ヘッドおよびその記録ヘッドを用いた記録装置に関する。
例えば、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に用いられる情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等のシート状の記録媒体に記録するプリンタ等の記録装置が広く使用されている。
プリンタの記録方式として様々な方式が知られているが、近年、その中でもインクジェット方式が特に注目されている。インクジェット方式には、用紙等の記録媒体に非接触で情報を記録することができる、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の様々な利点がある。
インクジェット方式の記録装置の構成としては、所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを備えており、その記録ヘッドを記録媒体の送り方向と交差する方向に往復走査しながら記録を行なうシリアル記録方式が広く用いられている。このシリアル記録方式には安価で小型化が容易などの利点がある。
インクジェット方式におけるインクの吐出方法としては、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方法が知られている。この場合、記録ヘッドには、インク液滴を吐出する吐出口に連通する部位に発熱素子等の電気熱変換体が設けられている。そして、この発熱素子に数マイクロ秒程度の間通電することにより、インク中に気泡を発生させ、その圧力によってインク液滴を記録媒体に対して吐出する。
このような記録ヘッドでは、多数の吐出口および発熱素子を高密度に配置することが容易であり、これにより高精細な画像の記録を行うことができる。
さて、このような記録ヘッドの全ての発熱素子を同時に駆動することとすると、瞬時に大きな電流を流すこととなるので大容量の電源が必要となる。そこで通常は数十から数百の発熱素子を複数のブロックに分割し、ブロック毎に僅かに異なるタイミングで時分割駆動を行うことにより、瞬時に流れる電流の値を低く押えるようにしている。
また、記録ヘッドの素子基板上に発熱素子の駆動回路を内蔵することにより、記録ヘッドと記録装置本体の間の配線数が多くならないようにしている。この発熱素子や駆動回路を内蔵した記録ヘッド素子基板の材料(素子基体)としては、Si(シリコン)ウエハが広く用いられている。素子基体としてSiウエハを用いた例として特許文献1に記載されたものがある。
この素子基板上に作り込まれる回路の構成には様々なものがあるが、その代表的な記録ヘッド素子基板のレイアウト構成の例を図6に示す。
図6を参照すると、記録装置本体(不図示)からの信号によってインク吐出動作を行う2つのグループ623、624がインクの供給口600を挟んで対称に配置されている。グループ623、624の各々は、端子621、シフトレジスタ619、ラッチ回路617、デコーダー615、配線605、ゲート回路603、バッファ601、パワートランジスタ609、および発熱素子611を有している。
記録装置から記録ヘッド素子基板へはクロックとそれに同期したシリアル形式の記録データが入力される。記録データは記録ヘッド素子基板の端子621に入力される。記録データはデータ信号とブロック信号から構成されている。データ信号は、駆動するブロックを示す信号である。ブロック信号は、ブロック内の駆動する発熱素子を示す、エンコードされた信号である。
端子621に入力された記録データの各ビットはクロックに同期してシフトレジスタ619をシフトし、ラッチ回路617に保持される。ラッチ回路617に保持された記録データのうち、ブロック信号の部分は、デコーダー615で復号され、配線605に出力される。一方、データ信号の部分は、ラッチ回路617から、直接、配線605に出力される。
配線605の先にはゲート回路603、パワートランジスタ609、発熱素子611、および不図示のレベルコンバータからなる回路が複数備えられている。配線605のうち各発熱素子611の選択条件を示す部分が各ゲート回路603に接続されている。ゲート回路603は、不図示のレベルコンバータを介してパワートランジスタ609に接続されている。レベルコンバータは、ゲート回路603の出力を昇圧させることによりパワートランジスタ609の駆動能力をアップさせるものであり、バッファ601によって駆動される。パワートランジスタ609は発熱素子611に接続されており、パワートランジスタ609からの信号に従って発熱素子611が駆動される。
このような構成により記録ヘッド素子基板は記録装置からの記録データに基づいて各発熱素子611を駆動し、記録媒体にインクを吐出する。
特開2002−321366号公報
図6に示したような記録ヘッド素子基板を有する従来の記録ヘッドでは、一般的に、発熱素子の数を増やすことによって高画質と高速化を実現する。具体的には、記録データ中のデータ信号のビット数を増やして、インクを同時に吐出できる発熱素子の数を増やし、印字速度を上げる。
発熱素子611の増加は避けることができないが、それに伴ってパワートランジスタ609およびゲート回路603も増加する。そして、発熱素子の増加に応じて、発熱素子611の配列方向に記録ヘッド素子基板が大きくなる。
一方、インクの吐出特性により決まる、同一ノズルの繰り返し吐出可能な最小時間間隔がは数十マイクロ秒程度であるため、発熱素子611の数を増やすために記録データ中のブロック信号のビット数を増やすことには制限がある。
また、データ信号のビット数を増やせばシフトレジスタ619とラッチ回路617のビット数が増加し、配線605に含まれる配線数も増加する。これによって、端子621近傍に配置されるシフトレジスタ619およびラッチ回路617のエリア、さらには配線605のエリアが増大することになり、発熱素子611の配列方向のみならず、その垂直方向にも記録ヘッド素子基板が大きくなる。
このように、図6の構成では、高画質および高速化を実現しようとすると、1枚のSiウエハから取れるヘッド素子基板の数が著しく減少し、ヘッド素子基板のコストが上昇してしまう。
本発明の目的は、素子基板の面積を抑制してコストを低減した記録ヘッド、およびそれを用いた記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の液体吐出用ヘッドは、
所定方向に配列され複数のブロックに分割された、液体吐出のためのエネルギーを発生する複数の記録素子と、
前記記録素子に通電して駆動する複数の駆動回路と、
複数の前記ブロックに関して、前記ブロック内の所定の記録素子を駆動すべきか否かを示す一連のデータ信号を入力とし、複数の前記ブロックの各々に対するデータ信号を出力する第1の入力回路と、
前記ブロック内の前記所定の記録素子を示すように符号化された一組のブロック信号を入力とし、前記ブロックに対して前記一組のブロック信号を出力する第2の入力回路と、
前記第1の入力回路からの前記データ信号、および前記第2の入力回路からの前記ブロック信号に応じて前記駆動回路を駆動する信号を出力する複数の出力回路とを有し、
前記第1の入力回路が前記ブロックに対応して分割されており、分割された各々が、対応する前記ブロックの前記記録素子と該記録素子に対応する前記駆動回路および前記出力回路とに隣接して配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、各ブロックに対応するデータ信号を出力する第1の入力回路を、対応する各ブロックの記録素子および駆動回路に隣接して分割配置しているので、記録素子を増加させても、素子基板面積の増加はブロック数の増加に伴う記録素子配列方向のみとなり、素子基板の無駄な増大を抑制することができる。
本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施形態では、インクジェット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを例に挙げるが、本発明はこれに限られるものではない。本発明は、複写機、ファクシミリ、ワードプロセッサ、コンピュータ等の情報機器の出力用装置として用いられる記録装置、あるいはDNAチップ、有機トランジスタ、カラーフィルタなどの作製に用いられる液体吐出装置などに広く応用できる。
本明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等の有意の情報を記録媒体に形成する場合のみならず、無意の情報を形成する場合も含む。また、形成された情報が人間の視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成し、または記録媒体の加工を行う場合も「記録」に含むものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも広く含むものとする。
また、「インク」(「液体」という場合もある)とは、上述した「記録(プリント)」の定義と同様に広く解釈されるべきものであり、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、または記録媒体の加工、あるいはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を広く含むものとする。
また、以下に用いる「素子基体(「素子基板」と言う場合もある)」という語は、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線などが設けられた基体を示すものである。
更に、以下の説明で用いる「素子基体上」という表現は、単に素子基体の上を指し示すだけでなく、素子基体の表面、表面近傍の素子基体内部をも示すものである。また、本明細書でいう「作り込み(ビルトイン(built−in))」とは、別体の各素子を単に基体上に配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程などによって素子基体上に一体的に形成、製造することを示すものである。
<装置本体の機構の説明>
図1は、本発明の代表的な実施形態であるインクジェットプリンタ(以下、プリンタという)IJRAの構成の概要を示す外観斜視図である。
図1において、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011を介してリードスクリュー5005が回転する。
キャリッジHCは、リードスクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合するピン(不図示)を有しており、ガイドレール5003に支持され、リードスクリュー5005の回転によって矢印a,b方向に往復移動する。キャリッジHCには、記録ヘッドIJHとインクタンクITとを内蔵した一体型インクジェットカートリッジIJCが搭載されている。
また、紙押え板5002は、キャリッジHCの移動方向に亙って記録媒体Pをプラテン5000に対して押圧する。
フォトカプラ5007,5008は、モータ5013の回転方向切り換え等を行うために、キャリッジHCのレバー5006の所定領域での存在を確認する。レバー5006の確認により、キャリッジHCがホームポジションにあることが検知される。
キャップ部材5022は、支持部材5016で支持されており、所定位置に来た記録ヘッドIJHの前面をキャップする。これがキャピングと呼ばれる。吸引器5015は、キャップ内開口5023を介してキャップ内を吸引することにより記録ヘッドIJHの吸引回復を行う。
クリーニングブレード5017および可動部材5019は本体支持板5018に支持されており、可動部材5018がクリーニングブレード5017を前後方向に移動可能にしている。この構成によりクリーニングブレード5017がキャリッジHCの方向に移動してクリーニングを行う。図1に示したクリーニングブレード5017は一例であり、他の周知の形態のものを本実施形態のプリンタに適用可能であることは言うまでもない。
レバー5021は、吸引回復における吸引を開始するためのレバーであり、キャリッジHCと係合するカム5020に伴って移動する。カム5020およびレバー5021は、駆動モータ5013からクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で伝達された駆動力により移動制御される。
本実施形態では、キャリッジHCがホームポジション側の領域にきたときに、リードスクリュー5005の作用によって、キャッピング、クリーニング、吸引回復の所望の処理が所定位置で行えるように各部が構成されている。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、各部が周知のタイミングで所望の動作を行うことによりキャッピング、クリーニング、吸引回復を行うための、いかなる構成あってもよい。
また、ここでは、インクタンクITと記録ヘッドIJHを一体的に形成した交換可能なインクカートリッジIJCを例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、インクタンクITと記録ヘッドIJHを分離可能な構成とし、インクがなくなったときにインクタンクITだけを交換することとしてもよい。
上述したような機構を有する装置本体に所定の制御を加えることにより記録媒体Pに所望の情報を記録することができる。
<制御回路の構成の説明>
図2は、本実施形態のインクジェットプリンタにおいて記録制御を行なう制御回路の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、制御回路は、インタフェース1700、制御処理部170、ヘッドドライバ1705、モータドライバ1706、1707を有している。制御処理部170は、MPU1701、ROM1702、DRAM1703、およびゲートアレイ(GA)1704を有している。
インタフェース1700には、記録制御を指示する記録信号が入力される。
MPU1701は、ROM1702に格納されている制御プログラムを実行して、インタフェース1700に入力された記録信号に応じた処理を行うことにより、記録ヘッドIJHへの記録データの供給、記録媒体Pを搬送する搬送モータ1709の駆動、および記録ヘッドIJHを搬送するキャリアモータ5013の駆動を行う。制御プログラムを実行する際に、MPU1701は、インタフェース1700に入力された記録信号や、記録ヘッドIJHに供給する記録データなどの各種データをダイナミック型のRAMであるDRAM1703に記録する。ゲートアレイ1704は、MPU1701から記録ヘッドIJHへの記録データの供給を制御する。また、ゲートアレイ1704は、インタフェース1700、MPU1701、およびRAM1703の間のデータ転送制御をも行う。
ヘッドドライバ1705は、制御処理部170からの制御に従って記録ヘッドIJHを駆動する。モータドライバ1706,1707は、制御処理部170からの制御に従って、それぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ1710を駆動する。
なお、ここでは、MPU1701で実行される制御プログラムがROM1702に格納された構成を例示したが、他の構成であってもよい。例えば、EEPROM等のデータの消去/書き込みが可能な記憶媒体を制御回路に備え、インクジェットプリンタIJRAに接続したホストコンピュータから記憶媒体上の制御プログラムを更新可能とすることもできる。
<制御回路の動作の説明>
以上説明した構成を有する制御回路の動作について説明する。
インタフェース1700に入力された記録信号がゲートアレイ1704を介してMPU1701に与えられると、MPU1701は、その記録信号をプリント用の記録データに変換してヘッドドライバ1705に与えると共に、モータドライバ1706、1707に駆動信号を与える。
モータドライバ1706、1707が、MPU1701からの駆動信号に従って搬送モータ1709、キャリアモータ5013の各々を駆動し、それと連動してヘッドドライバ1705が記録ヘッドIJHを駆動することにより、記録媒体Pに所望の情報が記録される。
<記録ヘッドの説明>
以下、本実施形態における記録ヘッドIJHについて説明する。本実施形態の記録ヘッドIJHでは記録素子として発熱素子が用いられている。そして、その発熱素子を駆動する駆動回路としてパワートランジスタが用いられている。
記録ヘッドIJHには、(16×M)個を1組とする2組の発熱素子、すなわち合計(16×M×2)個の発熱素子が備えられている。各組の発熱素子は、各々が16個ずつの発熱素子からなるM個のブロックに分割されている。そして、各ブロックの中から1つずつの発熱素子が同時に駆動される。
図3は、本実施形態の記録ヘッドIJH内の1組の発熱素子に対して、記録ヘッド素子基板上に作り込み(ビルトイン(built−in))された回路を示す回路図である。図3を参照すると、1組の発熱素子に対して、M個のブロックGrp1〜GrpMと、それぞれ4個のラッチ回路109およびラッチ回路108と、1つのVHTバッファ113とが作りこまれている。M個のブロックGrp1〜GrpMは同一構成である。
各ブロックは、ラッチ回路105、ラッチ回路106、およびAND回路104を1つずつと、AND回路103、レベルコンバータ112、パワートランジスタ102、および発熱素子101を16個ずつ有している。
記録ヘッドIJHに作りこまれた図3の回路には、ヘッドドライバ1705から、電源電圧VH、VHT、接地電圧GNDH、記録データDATA、クロック信号CLK、イネーブル信号HE、ラッチ信号LTが供給される。電源電圧VHは、発熱素子101を駆動するための電源であり、電源電圧VHTは、発熱素子101を駆動するドライバのドライバビリティを向上するための電源である。
電源を供給された図3の回路は、記録データDATA、クロック信号CLK、イネーブル信号HE、およびラッチ信号LTに従って動作する。記録データDATAはデータ信号とブロック信号から構成されている。データ信号は、駆動するブロックを示す信号である。ブロック信号は、ブロック内において駆動する発熱素子を示す、エンコードされた信号である。
各ブロックGrp1〜Mのラッチ回路106と、いずれのブロックにも含まれない4つのラッチ回路109とでシフトレジスタが構成されており、そのシフトレジスタは、クロック信号CLKの立ち上がりおよび立ち下がりエッジに同期して記録データDATAを順次シリアルシフトする。
ラッチ回路105は、ラッチ回路106にラッチされている信号をラッチ信号LTに同期してラッチする。これにより、ラッチ回路105には、記録データ中のデータ信号がラッチされる。AND回路104は、配線110により、ラッチ回路105の出力と接続されており、イネーブル信号HEとラッチ回路105にラッチされたデータ信号との論理積を求める。このように、各ブロックGrp1〜GrpMのラッチ回路105、ラッチ回路106、およびAND回路104からなる回路は、記録データを入力とし、その中から各ブロックGrp1〜GrpMに対するデータ信号を出力するデータ信号入力回路として動作する。
ラッチ回路108は、ラッチ回路109にラッチされている信号をラッチ信号LTに同期してラッチする。これにより、ラッチ回路18には、記録データ中のブロック信号がラッチされる。4個のラッチ回路108の正出力Qおよび反転出力XQの合計8本の信号線からなる配線107が各ブロックGrp1〜GrpMに与えられる。このように、ラッチ回路109およびラッチ回路108からなる回路は、記録データを入力とし、エンコードされた一組のブロック信号をブロックGrp1〜GrpMに出力するブロック信号入力回路として動作する。
各ブロックGrp1〜GrpM内では、発熱素子101の各々に対して、その発熱素子101を駆動するパワートランジスタ102、パワートランジスタ102への駆動信号を生成するAND回路103、およびAND回路103の出力を昇圧してパワートランジスタ102に与えるレベルコンバータ112が1つずつ備えられている。
AND回路103には、ブロック外の4個のラッチ回路108からの8本の配線107の中から選択された4本と、ブロック内で共通のAND回路104からの出力信号とが入力されている。そして、AND回路103は、それら入力の論理積を求める。
配線107のブロック信号は、ブロック内の発熱素子を示すエンコードされた信号なので、同一のラッチ回路108の正出力Qまたは反転出力XQのいずれかを選択するように4本の信号を選択し、各AND回路103にて、それら入力の論理積を求めることによりデコーダの役割を果たす。このデコーダによってブロック内の16個の発熱素子101の中から1つが選択される。
このように、AND回路103からなる回路は、エンコードされた一組のブロック信号をデコードして選択された発熱素子101に対して、イネーブル信号HEによって駆動タイミングに調整されたデータ信号を出力することにより、エンコードされたブロック信号と、AND回路104からのデータ信号とに応じて、駆動する発熱素子101を選択する出力回路として動作する。
VHTバッファ113は、発熱素子101へのドライバビリティを向上させるためのバッファ回路であり、電源電圧VHTの供給を受けてレベルコンバータ112を駆動する。AND回路103の出力は、レベルコンバータ112によって昇圧されてパワートランジスタ102に入力される。
パワートランジスタ102は入力に従ってオン/オフし、発熱素子101への通電を制御する。発熱素子101の駆動のタイミングおよびパルス幅は、AND回路104からの出力信号と、ラッチ回路108からのブロック信号とによって決まる。
図4は、本実施形態の記録ヘッド素子基板のレイアウト構成を示す図である。
ここで、記録ヘッド素子基板の材料(素子基体)としては、従来と同様にSi(シリコン)ウエハ等が用いられている。図4はレイアウト図なので各部の配置を示しているが、図3における各部と同じ符号が付与されている部分には、図3に示した各部が配置される。
図4を参照すると、図3の回路がインク供給口202に対してほぼ点対称に2組の回路が配置されている。また、図4中の上下に、端子エリア111が配置されている。
端子エリア111は、プリンタIJRAの本体から記録ヘッドIJHへ供給される信号線(記録データDATA、ラッチ信号LT、クロックCLK、イネーブル信号HE、発熱素子電源電圧VH、発熱素子接地電圧GNDH、ドライバ駆動電源電圧VHT)を接続する。
ブロックGrp1〜GrpMは、インク供給口202の長辺方向に平行に並べて配置されている。また、ブロックGrp1〜GrpMの各々はインク供給口202の長辺方向と垂直に構成されている。そして、各ブロック内において、ラッチ回路106,105およびAND回路104と、それぞれ16個のAND回路103、レベルコンバータ112、パワートランジスタ102、および発熱素子101とはインク供給口202の長辺方向に垂直に並べて配置されている。
このように、記録データを入力として各ブロックGrp1〜GrpMに対応するデータ信号を出力するラッチ回路105、106およびADN回路104からなるデータ信号入力回路は、各ブロックGrp1〜GrpMに対応して分割配置されており、分割された各々が、対応するブロックの発熱素子101、パワートランジスタ102、およびAND回路103に隣接して配置されている。
また、ラッチ回路108,109はブロックGrpMと端子エリア111の間に配置されている。さらに、VHTバッファ113は、ブロックGrp1またはブロックGrpMと端子エリア111の間に配置されている。
本実施形態によれば、ラッチ回路106からなるシフトレジスタ、ラッチ回路105、およびAND回路104によりデータ信号入力回路が構成されている。そして、そのデータ信号入力回路は、複数のブロックに関して、ブロック内の所定の記録素子(発熱素子101)を駆動すべきか否かを示す一連のデータ信号を入力とし、複数の各ブロックに対するデータ信号を出力する。そして、そのデータ信号入力回路の構成は、ブロックに対応して分割されており、分割された各々が、対応する各ブロックの記録素子(発熱素子101)および駆動回路(パワートランジスタ102)に隣接して配置されている。
そのため、記録素子の数を増加させたときの素子基板面積の増加について、記録素子配列方向と異なる方向への増大が抑制され、素子基板の無駄な増大が抑制される。その結果、1枚の半導体ウエハからの素子基板の収量が増加し、記録ヘッドのコストが低減される。また、配置面積の減少による配線長の短縮効果もあるので、輻射ノイズをさらに抑えることができる。
また、各ブロックの配線長が均一化されると共に短くなり、動作速度の向上、輻射ノイズの低減を図ることができる。また、各ブロックを同一の構成にできるので、共通ユニットを標準化することができ、設計の効率化と品質の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、ラッチ回路109、108でブロック信号入力回路が構成されている。ブロック信号入力回路は、ブロック内の所定の記録素子を示すように符号化された一組のブロック信号を入力とし、その一組のブロック信号を各ブロックに対して出力する。そして、データ信号入力回路およびブロック信号入力回路に、一連のデータ信号および一組のブロック信号からなる記録データが入力される構成なので、記録ヘッドと記録装置本体の間の配線数が多くならないためにシリアル形式の記録データを入力する制御方式に適用可能である。
また、本実施形態によれば、ブロック信号入力回路は、一組のブロック信号として、符号化されている各々の信号の正出力と反転出力の双方を出力し、出力回路(AND回路103)は、その中から任意に選択した信号の論理積を求めることにより、各記録素子を駆動するための駆動信号を生成するので、デコーダを構成する回路を各記録素子に隣接して分割配置することができる。そのため、記録素子の数を増加させた場合の素子基板の面積増加は、記録素子配列方向に限定され、素子基板の無駄な増大を抑制することができる。また各ブロックの配線長も短くなる。
また、本実施形態によれば、データ信号入力回路は、クロック信号CLKと、記録素子の駆動を許可する駆動タイミングを示すイネーブル信号HEとを供給され、ラッチ回路106からなるシフトレジスタで、シリアルに入力されたデータ信号をクロック信号CLKに従ってシフトし一時的に格納し、そのシフトレジスタに格納されたデータ信号をラッチ回路105により所定のラッチタイミングでラッチし、イネーブル信号HEによって示される駆動タイミングで出力する。そのため、シフトレジスタの配置方向を記録素子の配置方向と同じ方向に配置できるので、シフトレジスタを構成するラッチ回路間の配線長を均一化すると共に短くすることができる。
図5は、本実施形態の記録ヘッドIJHを駆動するときの各信号の状態を示すタイミングチャートである。
記録データDATAは、クロック信号CLKの立ち上がりおよび立ち下がりエッジに同期して、ラッチ回路109およびラッチ回路106で構成されたシフトレジスタをシリアルシフトする。次に、ラッチ信号LTが“Low”となっているタイミングで、シフトレジスタを構成する各ラッチ回路109、106の内容がラッチ回路108、105にそれぞれ保持される。
次に、イネーブル信号HEが“High”の期間において、選択された発熱素子101が駆動され、インク滴が吐出される。
図5のタイミングチャートにおいては、動作の理解を容易にするため、記録データDATAをシフトレジスタにシリアル転送する転送タイミングと、イネーブル信号HEが“Low”となって発熱素子101を駆動する駆動タイミングとを時間的に分離した例を示したが、本実施形態は、この動作に限定されるものではない。本実施形態の記録ヘッドIJHは、転送タイミングを、1つ前の周期で転送されたデータで発熱素子101を駆動する駆動タイミングと時間的に重複させてもよい。データの転送と発熱素子101の駆動を同
時に行うことにより、プリンタIJRAの記録速度を向上させることができる。
<本実施形態の変形例>
本実施形態では、図3に示した1組の回路に対して1つのVHTバッファ113を備えた構成としたが、他の構成を採ることもできる。例えば、M個のブロックGrp1〜GrpMを半分に分け、2つのVHTバッファがそれぞれを賄うこととしてもよい。また、M個のブロックを任意に分割し、それぞれを賄うだけの個数のVHTバッファを備えることとしてもよい。その場合のレイアウトとして、各VHTバッファは端子エリアの近傍に配置すればよい。
また、本実施形態では、AND回路103の出力をレベルコンバータ112で昇圧することによりパワートランジスタ102の駆動能力を上げる構成としたが、他の構成を採ることも可能である。例えば、駆動能力の十分高いパワートランジスタを使用できれば、AND回路103の出力をパワートランジスタ102に直接接続することとし、レベルコンバータ112およびVHTバッファ113を省略してもよい。それにより回路規模を更に縮小することができる。
また、図3の回路は、シフトレジスタにデータを転送するタイミングと、発熱素子101を駆動するタイミングとを時間的に重複させることのできる構成とされているが、他の構成を採ることもできる。例えば、図5のタイミングチャートのように、記録データDATAの転送は、必ず、発熱素子101の駆動を終了した後に行うこととすれば、図3の回路からラッチ回路105、108を省略することができる。それにより回路規模を更に縮小することができる。
また、図5に示したタイミングチャートでは、クロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりの両エッジに同期して、記録データDATAをシフトレジスタに取り込むこととしたが、他の構成を採ることもできる。例えば、立ち上がりエッジのみ、または立ち下がりエッジのみに同期してデータを取り込むこととしてもよい。
また、図3の回路では、クロック信号のエッジに同期して動作するフリップフロップのラッチ回路でシフトレジスタを構成したが、他の構成を採ることもできる。例えば、スルーラッチのラッチ回路でシフトレジスタを構成することとしてもよい。それにより回路規模を更に縮小することができる。
また、図5のタイミングチャートではラッチ回路108、105のラッチ論理をロースルーとしたが、ハイスルーとしてもよい。また、図3の回路におけるラッチ回路108、105はフリップフロップで構成してもよい。その場合、立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジに同期してデータをラッチすることとしてもよく、両エッジに同期してラッチすることとしてもよい。
また、図3の回路では、発熱素子101毎のAND回路103の前段にブロック内で共通のAND回路104を備える構成としたが、他の構成を採ることもできる。例えば、AND回路103を6入力のANDゲートとし、イネーブル信号HEをAND回路103に直接入力することとしてもよい。さらに他の構成として、ブロック信号とイネーブル信号HEの論理積の出力と、データ信号とを入力とした論理積の出力をレベルコンバータ112に入力する構成としてもよい。
また、図3の回路では、4個のラッチ回路108の正出力Qおよび反転出力XQの8本の配線107の中から4本を選択し、それらとAND回路104の出力の5本の信号の論理積をAND回路103により求める構成としたが、他の構成を採ることもできる。
例えば、ラッチ回路108でラッチしたエンコードされた4ビットのブロック信号の中から2ビットをデコードして4個の信号を生成し、残りの2ビットの正出力Qと反転出力XQからなる4個の信号から2個を選択し、選択した2個の信号と、生成した4個の信号の中の1個とをAND回路103に入力することとしてもよい。この場合、AND回路103には4入力のANDゲートを用いればよい。
他の例として、エンコードされた4ビットのブロック信号の中から3ビットをデコードして8個の信号を生成し、残りの1ビットの正出力Qと反転出力XQからなる2個の信号から1個を選択し、選択した1個の信号と、生成した8個の信号の中の1個とをAND回路103に入力することとしてもよい。この場合、AND回路103には3入力のANDゲートを用いればよい。
さらに他の例として、エンコードされた4ビットのブロック信号をフルデコードして16個の信号を生成し、生成した16個の信号の中の1個をAND回路103に入力することとしてもよい。この場合、AND回路103には2入力のANDゲートを用いればよい。
また、本実施形態では、記録データDATAは4ビットのデータ信号と4ビットのブロック信号からなるものとしたが、記録データDATAを構成するデータ信号およびブロック信号のビット数は特に限定されない。また、データ信号とブロック信号の順番も本実施形態で用いたものに限定されるものではない。
また、本実施形態では、インクジェットプリンタとその記録ヘッドを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、インクジェット方式以外の方式で記録を行う記録ヘッドおよびその記録ヘッドを用いて記録を行うプリンタにも広く適用できる。
また、本実施形態では、ラッチ回路109、106を連結してシフトレジスタを構成し、データ信号とブロック信号からなる記録データをシリアルにシフトすることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ラッチ回路109で構成されるシフトレジスタと、ラッチ回路106で構成されるシフトレジスタとを別個に設け、データ信号とブロック信号を別線で供給し、2つのシフトレジスタの各々にてブロック信号とデータ信号をそれぞれシリアルにシフトすることとしてもよい。
<実施例>
本実施形態の具体的な実施例について説明する。
インクジェット方式においてもインクの吐出には様々な方式がある。その中でも、インクを吐出するためのエネルギーとして、例えば電気熱変換体やレーザ光などによる熱エネルギーを用い、その熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させて吐出する方式は、特に記録の高密度化、高精細化が可能である。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な構成や原理を用いるのが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマンド型およびコンティニュアス型のいずれにも適用可能である。
オンデマンド型の場合、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応して少なくとも1つの駆動信号を印加し、核沸騰を越える急速な温度上昇を与える。そして、それにより電気熱変換体に発生した熱エネルギーで記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰が生じ、その結果、液体(インク)内に、駆動信号に1対1で対応した気泡を形成できるので、この方式はオンデマンド型には特に有効である。そして、この気泡の成長および収縮により吐出口を介して液体(インク)を吐出させ、少なくとも1つの滴が形成される。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長および収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
パルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。また、熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すれば、更に優れた記録を行うことができる。
本発明では、記録ヘッドの構成として、上述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に、熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書に記載された構成としてもよい。
また、複数の電気熱変換体に対して共通するスロットを吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や、熱エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としてもよい。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、本実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
本実施形態においては、インクが液体であることを前提として説明したが、室温やそれ以下で固化するインク、あるいは室温で軟化もしくは液化するインクを用いてもよい。また、インクジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整することによりインクの粘性を安定吐出範囲に制御するのが一般的なので、記録信号を付与するときにインクが液状をなすものであればよい。
さらに、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用することとしてもよい。また、インクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化するインクを用いてもよい。いずれにしても、記録信号に応じた熱エネルギーの付与によってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、吐出されたインクが記録媒体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も、本発明は適用可能である。
このような場合、インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対向する形態としてもよい。本発明において各インクに最も有効なのは上述した膜沸騰方式である。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
本発明の代表的な実施形態であるインクジェットプリンタの構成の概要を示す外観斜視図である。 本実施形態のインクジェットプリンタにおいて記録制御を行なう制御回路の構成を示すブロック図である。 本実施形態の記録ヘッド内の1組の発熱素子に対して、記録ヘッド素子基板上にビルトインされた回路を示す回路図である。 本実施形態の記録ヘッド素子基板のレイアウト構成を示す図である。 本実施形態の記録ヘッドを駆動するときの各信号の状態を示すタイミングチャートである。 従来の一般的な記録ヘッド素子基板のレイアウト構成の一例を示す図である。
符号の説明
101 発熱素子
102 パワートランジスタ
103、104 AND回路
105、106、108、109 ラッチ回路
112 レベルコンバータ
113 VHTバッファ
170 制御処理部
IJH 記録ヘッド


Claims (8)

  1. 所定方向に配列され複数のブロックに分割された、液体吐出のためのエネルギーを発生する複数の記録素子と、
    前記記録素子に通電して駆動する複数の駆動回路と、
    複数の前記ブロックに関して、前記ブロック内の所定の記録素子を駆動すべきか否かを示す一連のデータ信号を入力とし、複数の前記ブロックの各々に対するデータ信号を出力する第1の入力回路と、
    前記ブロック内の前記所定の記録素子を示すように符号化された一組のブロック信号を入力とし、前記ブロックに対して前記一組のブロック信号を出力する第2の入力回路と、
    前記第1の入力回路からの前記データ信号、および前記第2の入力回路からの前記ブロック信号に応じて前記駆動回路を駆動する信号を出力する複数の出力回路とを有し、
    前記第1の入力回路が前記ブロックに対応して分割されており、分割された各々が、対応する前記ブロックの前記記録素子と該記録素子に対応する前記駆動回路に隣接して配置されていることを特徴とする液体吐出用ヘッド。
  2. 前記第1の入力回路および前記第2の入力回路には、前記一連のデータ信号および前記一組のブロック信号からなる記録データが入力されることを特徴とする、請求項1記載の液体吐出用ヘッド。
  3. 前記第2の入力回路は、前記一組のブロック信号として、符号化されている各々の信号の正出力と反転出力の双方を出力し、
    前記出力回路は、前記第1の入力回路からの前記データ信号と、前記第2の入力回路からの前記一組のブロック信号から任意に選択した信号との論理積を演算するAND回路を有し、前記AND回路の演算結果によって、前記記録素子を駆動するための駆動信号を前記駆動回路に出力することを特徴とする、請求項1または2に記載の液体吐出用ヘッド。
  4. 前記第1の入力回路は、クロック信号と、前記記録素子の駆動を許可する駆動タイミングを示すイネーブル信号とを供給され、シリアルに入力された前記データ信号を前記クロックに従ってシフトし一時的に格納するシフトレジスタと、前記シフトレジスタに格納された前記データ信号を所定のラッチタイミングでラッチするラッチ回路を有し、前記ラッチ回路の出力を、前記イネーブル信号によって示される前記駆動タイミングで出力することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出用ヘッド。
  5. 前記第2の入力回路は、クロック信号を供給され、シリアルに入力された前記ブロック信号を前記クロックに従ってシフトし一時的に格納するシフトレジスタと、前記シフトレジスタに格納された前記ブロック信号を所定のラッチタイミングでラッチするラッチ回路とを有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載された液体吐出用ヘッド。
  6. 前記出力回路の出力を昇圧して前記駆動回路に供給する複数の昇圧回路をさらに有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体吐出用ヘッド。
  7. 前記記録素子が発熱体を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出用ヘッド。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体吐出用ヘッドからなる記録ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに対する信号の供給を制御する制御処理部とを有することを特徴とする記録装置。
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