JP2005343071A - コンクリート用コッター型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】
U字状の差し筋を仮保持するコッター型枠を側型枠に付設してコンクリートを打設するものにおいて、そのコッター型枠を分割したり分離することなく型枠の組立や脱型を行なえるようにして、作業能率の向上を図る。
【解決手段】
コンクリートを打設成形する側型枠に取付ける取付け手段17と、側型枠30に取付る側のみが開口した中空部10と、該中空部10の開口側と反対側の面において水平方向に開口するスリット16と、該スリット16の両側で開口する差し筋保持穴14、15を設ける。前記スリット16と差し筋保持穴14、15を前記中空部10内に開口し、更に、スリット16の幅を差し筋保持穴14、15の直径より小さくするとともにスリット16を形成する部分に弾性をもたせる。
【選択図】
図9

Description

本発明は、コンクリート用コッター型枠に関するもので、より詳しくは、プレキャストコンクリート部材の相互を接合するコッターを形成するコッター型枠に関する。
従来、図11に示すように、プレキャストコンクリート板(以下PCa板という)41の接合端部に切欠状のコッター42を形成するとともに、該コッター42に、基部をPCa板41内に埋設した差し筋43を突設し、このようなPCa板41を、図12に示すように接合し、両コッター42内にわたってコンクリートを打設して、両PCa板41、41を連結することが行われている。
そして、前記のような、差し筋43を有するコッター42をPCa板41とともに形成する際の型枠として図20に示す型枠が使用されている。
この図20に示す型枠は、PCa板の一般部を成形する側型枠101と、コッター型枠102とからなり、該コッター型枠102は次のような構造になっている。
コッター型枠102は、上下2分割された金属製の構成型枠103、104を、これらの間にU字状の差し筋43を介在してボルト105で分離可能に連結し、このボルト105とともに連結された取付け板106を、シャコ万と称される治具107により側型枠101に取外し可能に取付けるようになっている。
そして、コッター型枠102を図20に示すように側型枠101に取付けた後、側型枠101内にコンクリートを打設し、そのコンクリートの硬化後、治具107を外して側型枠101を脱型し、コッター型枠102における上側の構成型枠103を上方へ外し、その後、下側の構成型枠104を外側方へ外す。
これにより、図11及び図12に示すように、PCa板41にコッター42が成形され、かつ、差し筋43が、そのU字状先部をコッター42内に露出して固設される。
前記従来のコッター型枠102においては、その構成型枠103、104を相互に連結したり分離する作業が必要である上にそのコッター型枠102を側型枠101に取付けたり取外す作業が必要であることから、型枠の組付けや脱型作業の工数が多くなり、その作業に時間と手間を要する問題があった。
また、前記のコッター型枠102は金属製で内充実であるため非常に重く、作業性に問題があった。
そこで本発明は、前記の問題を解決するコンクリート用コッター型枠を提供することを目的とするものである。
本発明は、PCa板にコッターを形成するためのコッター型枠であって、特にU字状の差し筋をコッター型枠に仮保持させる作業において、コッター型枠を側型枠に付設したままで、かつ、分割することなく差し筋をコッター型枠に対して挿入して仮保持させたり、また抜き外すことができるようにしたもので、コッター型枠に差し筋を挿入できるスリットを形成するとともに該スリットを、打設されるコンクリートがコッター型枠内に流入しない構造にしたことを最も主な特徴とする。
前記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コンクリートを打設成形する側型枠に取付ける取付け手段と、側型枠に取付る側のみが開口した中空部と、該中空部の開口側と反対側の面において水平方向に開口するスリットと、該スリットの両側で開口する差し筋保持穴を設け、前記スリットと差し筋保持穴を前記中空部内に開口し、更に、スリットの幅を差し筋保持穴の直径より小さくするとともにスリットを形成する部分に弾性をもたせたことを特徴とするものである。
本発明において、使用に際しては、コッター型枠を取り付け手段によって側型枠の内面に取付け、U字状の差し筋を、その頭部からスリット内へ挿入して、その差し筋の頭部を中空部内へ突出させ、差し筋の脚部を差し筋保持穴を通じてコッター型枠外へ突出させる。
このとき、差し筋の頭部がスリットを通過する際にはスリットの幅が押し開かれ、スリットを通過して中空部内に達した後は、スリットの幅が復元して縮小する。このスリットの縮小により、コンクリートの打設の際に、コンクリートがスリットを通じてコッター型枠内に流入することを防止する。
また、コンクリートの打設後は、側型枠とともにコッター型枠を脱型すると、差し筋はスリットを押し開いてコッター型枠より抜かれる。
したがって、差し筋のコッター型枠への装着時とコンクリート打設後の脱型時において、従来のようなコッター型枠の分割、組立て作業や側型枠との分離、取付け作業が不要になる。
請求項2記載の発明は、コンクリートを打設成形する側型枠に取付ける取付け手段と、側型枠に取付ける側の面のみが開口する中空部を形成した箱型の型部からなるコッター型枠であって、前記型部における開口側と反対側の後板の内面に差し筋保持部を中空部側へ突設し、該差し筋保持部に、水平方向のスリットと、該スリットの両側に位置して差し筋保持穴を形成し、更に、スリットと差し筋保持穴を、前記後板の外面と中空部内に開口し、更に、前記スリットの幅を差し筋保持穴の直径より小さくし、更に、差し筋保持部を弾性材で形成したことを特徴とするものである。
本発明においては、スリットと差し筋保持穴を形成する差し筋保持部を中空部側へ突出して形成したので、スリット部の対向面積を広くしてコンクリートの流入阻止効果を高めることができるとともに、差し筋保持穴の長さを長くして差し筋の仮保持力を高めることができる。更に、スリットを形成する部分の差し筋保持部の厚みを所望に設定してスリットの開き力と復元力を所望に設定することができる。更に、型部が中空体であるため、軽量化を図ることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記取付け手段を、前記型部の両側板間に取付け板を架設固定するとともに該取付け板に側型枠への取付け用の雌ねじを設けて形成したものである。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記型部の下板と前記差し筋保持部とをリブで連結したものである。
本発明においては、型部の下板が、リブを介して差し筋保持部により支持され、型部の下板がゴム等の弾性材で形成される場合において、その下板の撓みを低減することができる。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明において、前記取付け板の上端面を前記型部の上板の下面に当接させたものである。
本発明においては、型部の上板が取付け板で支承され、その型部の上板がゴム等の弾性材で形成される場合において、その上板の撓みを防止できる。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記型部の上板の目視穴を設けたものである。
本発明においては、型部が不透明な材料で形成される場合において、差し筋のコッター型枠内への挿入状態を目視穴から確認でき、差し筋の正確な挿入が行える。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記型部をゴム材で形成したものである。
本発明においては、コッター型枠を金属製型枠に比べて軽量化でき、かつ、前記の差し筋保持部の弾性化が容易になる。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記型部を透明材で形成したものである。
本発明においては、差し筋のコッター型枠内への挿入状態を透視して確認でき、差し筋の正確な挿入が行える。
本発明によれば、U字状の差し筋を仮保持するコッター型枠を側型枠に付設してコンクリートを打設するものにおいて、コッター型枠自体の分割や組立て及びコッター型枠の側型枠への取付けや分離の作業が必要としないので、型枠の組立てや脱型の作業の工数を前記従来のものに比べて減らし、その作業の時間と手間を低減することができる。
更に、型部を中空体に形成したり、ゴムで形成することにより、金属製の内充実のものと比べて軽量化を図り、作業の向上を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図19に示す実施例に基づいて説明する。
図1乃至図12は実施例1を示す。
図1はコッター型枠を前側、すなわち側型枠の取付け側から見た斜視図、図2は、図1の反対側から見た斜視図、図3は図1において取付け板を付けた状態の前面図、図4は図3におけるA−A線断面図、図5は図3におけるB−B線断面図、図6は図3におけるC−C線断面図、図7は図3において取付け板を外した前面図、図8は本発明のコッター型枠を側型枠に取付けるとともに差し筋を仮保持させた状態の斜視図、図9は図10の状態でコンクリートを打設した状態の平断面図、図10は図9におけるD−D線断面図である。
前記コッター型枠の型部1は、上板2と、下板3と、左側板4と、右側板5と後板6を一体に形成し、前側(側型枠への取付け側であるE側を前側とする)のみに開口部7を有する中空部10を形成した箱型に形成されている。これら各板2〜6はゴムや樹脂などの弾性材で形成され、金属材よりも軽く、かつ、打設されたコンクリートによって大きく変更しない硬さ及び厚みを有する。また、これらの板2〜6は不透明材で形成してもよいが、これらの板2〜6を透明材で形成するか、少なくとも上板2を透明材で形成するとよい。
また、上板2は、その前側端の長さL1よりも後側端の長さL2が短く設定され、また、下板3は、その前側端の長さよりも後側端の長さが短く設定され、また、両側板4、5は、その前側端の長さL3よりも後側端の長さL4が短く設定され、また,後板6は、その上端の長さL2よりも下端の長さL5が短く設定されている。
したがって、両側板4、5は、後側に至るにつれて内側に向うテーパ面に形成され、上板2を水平状態に置いた場合に、下板3が後側Fに至る程上昇するテーパ面に形成され、
後板6と各板2〜5の前端面2a〜5aは上板2と略直交する垂直面になっており、全体として、下方と後方が狭くなる箱型に形成されている。
なお、実施例では、L1を約26cmとし、L2を約23cmとし、L3を約9.5cmとし、L4を約8.5cmとし、上板2と両側板4、5の板厚を約1cmとし、下板の板厚を約1.5cmとした。
前記コッター型枠の型部1の両側板4、5の内面には、取付部8、9が両側板4,5と一体形成されて、すなわち、両側板4、5と同一材により一体形成されて、中空部10内へ突出している。該両取付け部8、9の前側には、前記各板2〜5の前端面2a〜5aよりも内側へ入った段差L7(図4参照)を有する取付け面8a、9aが形成されている。更に、前記取付け部8、9内には、前側が開口する金属製の雌ねじ体11、12が埋設されている。
前記後板6の内面には、差し筋保持部13が後板6と一体形成されて、すなわち、後板6と同一材或いは同一性材料からなるゴムや樹脂などの弾性材により一体形成されて、中空部10内へ突出している。該差し筋保持部13は、前記両取付け部8、9より内側において水平状態で平板状に形成されており、その両端部に差し筋保持穴14、15が前後方向に貫通して、すなわち、後板6も貫通して形成されている。更に、該差し筋保持部13には、その前記両差し筋保持穴14、15間にわたって切り込んだスリット16が形成されている。該スリット16は後板6まで形成されて後板6の後面に開口するとともに差し筋保持部13における中空部10側の内面に開口している。
また、スリット16における後板6側開口部の上下部は、図4に示すように外側に向ってラッパ状に開くテーパ面16aに形成され、スリット16における中空部10側の上下部は、内側に向ってラッパ状に開くテーパ面16bに形成されている。
また、前記差し筋保持穴14、15の直径は、使用される差し筋の直径と略同径に形成され、前記スリット16の幅、すなわち上下方向の幅(寸法)L6(図4参照)は、前記差し筋保持穴14、15の直径よりも短い寸法に設定されている。この寸法L6は、打設されたコンクリートが中空部10内に流入しない寸法に形成されている。
また、差し筋保持部13における中空部10側の端面13c、すなわち、差し筋保持部13のコッター内への突出量L9は、図9に示すように差し筋43を所定量挿入した際に、その差し筋43の係止部43cの後面43fが位置する部分に設定されている。
前記両取付け部8、9の取付け面8a、9a間には金属製の取付け板17が架設固定して備えられている。該取付け板17は、その両端部に取付け穴18、19を形成し、該取付け穴18、19にボルト20、21を挿通するとともに該両ボルト20、21を前記雌ねじ体11、12に螺着して、両取付け部8、9に固着されている。また、該取付け板17の厚みは、図4乃至図6に示すように、前記段差L7の寸法よりも薄く形成されており、前記各板2〜5の前端面2a〜5aが取付け板17の前面より所定寸法L8だけ突出するようになっている。また、前記ボルト20、21の頭部は取付け板17に没入するようになっている。
更に、前記取付け板17の左右方向の中央部であって、前記スリット16の延長線上に位置する部分には、側型枠への取付け用の雌ねじ穴22が形成されている。この取付け板17が、コッター型枠の型部1を側型枠へ取付けるための取付け手段を構成している。
次に、前記のコッター型枠1を使用してPCa板にコッターを形成する方法について説明する。
先ず、図9及び図10に示すように、PCa板41を成形する側型枠30の内面側に前記のコッター型枠の型部1を固着する。この固着方法は、側型枠30におけるコッター型枠を付設する部分に形成した取付け穴31と、コッター型枠における取付け板17に形成した雌ねじ穴22とを合致させるとともに、コッター型枠の型部1を略水平姿勢にし、ボルト32を、前記取付け穴31に挿通するとともに前記雌ねじ穴22に締め付ける。
前記コッター型枠の型部1における各板2〜5の前端面2a〜5aが取付け板17の前面より突出しているため、前記のようにボルト32を締め付けると、各板2〜5の前端面2a〜5aが側型枠30の内面に圧着し、型部1と側型枠30との間が水密的にシールされ、この間から打設されたコンクリートがコッター型枠の型部1内に流入することを防止できる。
次に、図8乃至図12に示すような、PCa板41内に埋設される両脚部43a、43bと、該両脚部43a、43bを連結しコッター42内に露出される係止部43cと両脚部43a、43bの後部に形成したフック部43d、43eとからなる差し筋43を、コッター型枠の型部1の後板6側から、差し筋43の係止部43cを先にしてスリット16内へ挿入する。この挿入に際しては、図9及び図10に示すように、係止部43cをコッター型枠の型部1の中空部10内に位置させ、両脚部43a、43bを差し筋保持穴14、15に嵌合させ、両脚部43a、43bのフック部43d、43eを型部1の後部外に突出させる。この挿入時において、係止部43cがスリット16内を通る際には、差し筋保持部13におけるスリット16で分離された上下片13a、13bが押し拡げられ、挿通後は前記上下片13a、13bが復元力により復元し、スリット16の幅L6が狭くなる。
また、前記のような差し筋43の係止部43cの挿入時には、スリット16の後部側の上下部にテーパ面16aを形成したので、その差し筋43の挿入が容易に行える。
また、差し筋43が所定位置まで挿入されて、その係止部43cがスリット16から中空部10内へ出ると、その挿入操作の感触が変化するため、差し筋43が所定量挿入された、すなわち、所定量のみ込まれたことが分かる。
更に、コッター型枠の型部1の少なくとも上板2を透明材で形成することにより、差し筋43を目視して所定量挿入することができる。
前記のように差し筋43を挿入して差し筋保持部13に仮保持させた後、図9及び図10に示すように、型部1と側端枠30で形成される空間内にコンクリートを打設する。このとき、スリット16の幅L6が狭く形成されているため、このスリット16を通じてコンクリートが型部1内に流入することが防止される。
そして、打設されたコンクリートが硬化した後に脱型する。
この脱型は、側型枠30を図10に示す外側方向Xへ水平移動することにより、側型枠30に固着された型部1も側型枠30とともにX方向へ移動されて脱型される。
このとき、差し筋43は、その両脚部43a、43bとフック部43d、43eとによりPCa板41に固着されているため、型部1から抜かれてPCa板41に残存し、図11に示すように、その差し筋43の係止部43cは形成されたコッター42内に露出する。
また、コッター型枠の脱型の際には、コッター型枠の型部1が全体として、下方と後方が狭くなる箱型に形成されているため、その脱型が容易に行なわれ、また、スリット16の前部側の上下にテーパ面16bを形成したので、差し筋43における係止部43cの抜き外しが容易に行なわれる。
以上のように、コッター型枠の型部1に差し筋43を装着する際においても、また、型部1から差し筋43を抜く際にも前記従来のようなコッター型枠の分離作業を必要とせず、また、コッター型枠1を常時側型枠30に付設した状態で側型枠30の組付けと脱型作業によりコッター型枠の組付けと脱型が行なえ、前記従来のようなコッター型枠を側型枠に対して取付けたり、取外しする作業が必要とせず、型枠の組立て作業と脱型作業の工数を減らし、その作業の時間と手間を低減することができる。
また、本発明においては、コッター型枠1をゴムや樹脂で形成したことにより、従来の金属材からなるコッター型枠に比べて軽量化でき、作業性を高めることができる。
図13及び図14は実施例2を示す。
本実施例2は、前記コッター型枠の型部1における下板3と差し筋保持部13との間にリブ50を設けて、これらを一体成形したものである。
その他の構造は前記実施例1と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一符号を付して説明を省略する。
本実施例2においては、型部1の下板3が、リブ50を介して差し筋保持部13により支承され、下板3の撓みを低減できる。
図15及び図16は実施例3を示す。
本実施例3は、前記コッター型枠の型部1における取付け板17の左右方向の中央部に、上端面17aが上板2の下面に当接する支承部17bを一体に形成したものである。なお、この支承部17bは取付け板17の左右方向の全長にわたって形成してもよい。
その他の構造は前記実施例1と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例3においては、取付け板17の支承部17bにより上板2が支承され、その撓みを防止することができる。
なお、本実施例3においても前記実施例2のリブ50を設けて下板3の撓みをも低減するとよい。
図17は実施例4を示す。
本実施例4は、前記コッター型の型部1における上板2に目視穴60を、上板2の表裏方向に貫通して形成したものである。
その他の構造は前記実施例1と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例4においては、差し筋43の挿入状態を目視穴60から覗いて、差し筋43を目視で確認して所定位置に挿入することができる。なお、この実施例4のように目視穴60を形成する場合は、コッター型枠の型部1を形成する各板2〜6を不透明材料で形成してもよい。
図18は実施例5を示す。
本実施例5は、前記のボルト32を締め付けた際に、そのボルト32の先端面32aが、前記差し筋43の挿入位置を規制する規制面となるように、ボルト32の長さを設定したものである。すなわち、差し筋43を規定量挿入した際に、その係止部43cがボルト32の先端面32aに当接するようにボルト32の長さを設定したものである。
その他の構造は前記実施例1と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例5においては、差し筋43が所定量挿入された位置において、その係止部43cがボルト32の先端面32aに当るため、差し筋43が所定量まで挿入されたことが分かり、差し筋43ののみ込み量を適正に定めることができる。
図19は実施例6を示す。
本実施例6は、前記の取付け板17の内面に、差し筋43を規定量挿入した際に、その係止部43cが当るストッパ17cを形成したものである。
その他の構造は前記実施例1と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例6においては、差し筋43が所定量挿入された位置において、その係止部43cがストッパ17cに当るため、差し筋43が所定量まで挿入されたことが分かり、差し筋43ののみ込み量を適正に定めることができる。
なお、前記各実施例を所望に組合わせて構成してもよい。
本発明の実施例1を示すコッター型枠の分離斜視図。 図1のコッター型枠を後側から見た斜視図。 図1のコッター型枠の前面図。 図3におけるA−A線断面図。 図3におけるB−B線断面図。 図3におけるC−C線断面図。 図3において、取付け板を外した前面図。 本発明のコッター型枠を側型枠に取付けた状態の斜視図。 図8の状態においてコンクリートを打設した状態の平断面図。 図9におけるD−D線断面図。 コッターを形成したPCa板の斜視図。 コッターを形成したPCa板の接合状態を示す平面図。 本発明の実施例2を示すコッター型枠の型部の前面図。 図13におけるG−G線断面図。 本発明の実施例3を示すコッター型枠の前面図。 図15におけるH−H線断面図。 本発明の実施例4を示す斜視図。 本発明の実施例5を示す断面図。 本発明の実施例6を示す断面図。 従来のコッター型枠を示す斜視図。
符号の説明
1 コッター型枠の型部
6 後板
7 開口部
10 中空部
13 差し筋保持部
14,15 差し筋保持穴
16 スリット
17 取付け手段を構成する取付け板
17a 取付け板の上端面
43 差し筋
50 リブ
60 目視穴

Claims (8)

  1. コンクリートを打設成形する側型枠に取付ける取付け手段と、側型枠に取付る側のみが開口した中空部と、該中空部の開口側と反対側の面において水平方向に開口するスリットと、該スリットの両側で開口する差し筋保持穴を設け、前記スリットと差し筋保持穴を前記中空部内に開口し、更に、スリットの幅を差し筋保持穴の直径より小さくするとともにスリットを形成する部分に弾性をもたせたことを特徴とするコンクリート用コッター型枠。
  2. コンクリートを打設成形する側型枠に取付ける取付け手段と、側型枠に取付ける側の面のみが開口する中空部を形成した箱型の型部からなるコッター型枠であって、前記型部における開口側と反対側の後板の内面に差し筋保持部を中空部側へ突設し、該差し筋保持部に、水平方向のスリットと、該スリットの両側に位置して差し筋保持穴を形成し、更に、スリットと差し筋保持穴を、前記後板の外面と中空部内に開口し、更に、前記スリットの幅を差し筋保持穴の直径より小さくし、更に、差し筋保持部を弾性材で形成したことを特徴とするコンクリート用コッター型枠。
  3. 前記取付け手段を、前記型部の両側板間に取付け板を架設固定するとともに該取付け板に側型枠への取付け用の雌ねじを設けて形成した請求項1又は2記載のコンクリート用コッター型枠。
  4. 前記型部の下板と前記差し筋保持部とをリブで連結した請求項2又は3記載のコンクリート用コッター型枠。
  5. 前記取付け板の上端面を前記型部の上板の下面に当接させた請求項3又は4記載のコンクリート用コーター型枠。
  6. 前記型部の上板の目視穴を設けた請求項1乃至5のいずれかに記載のコンクリート用コッター型枠。
  7. 前記型部をゴム材で形成した請求項1乃至6のいずれかに記載のコンクリート用コッター型枠。
  8. 前記型部を透明材で形成した請求項1乃至6のいずれかに記載のコンクリート用コッター型枠。
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