JP2005342111A - 遊技機用情報表示装置 - Google Patents

遊技機用情報表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005342111A
JP2005342111A JP2004163499A JP2004163499A JP2005342111A JP 2005342111 A JP2005342111 A JP 2005342111A JP 2004163499 A JP2004163499 A JP 2004163499A JP 2004163499 A JP2004163499 A JP 2004163499A JP 2005342111 A JP2005342111 A JP 2005342111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
information
electronic paper
game
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004163499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4453448B2 (ja
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeya Co Ltd filed Critical Takeya Co Ltd
Priority to JP2004163499A priority Critical patent/JP4453448B2/ja
Publication of JP2005342111A publication Critical patent/JP2005342111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4453448B2 publication Critical patent/JP4453448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 遊技客が表示内容を確認する手間と、表示の消費電力量とを低減できる遊技機用情報表示装置を提供。
【解決手段】 遊技機島3の上方に設置される表示装置1は、表示画面を構成する表示部30a,30bと、表示部30a,30bを支持する表示支持板21a,21bと、露光器61を備える。また、左表示支持板21a及び右表示支持板21bは、それぞれの一端縁(接続端縁)で、上下2つのヒンジ23a,23bを介して屈曲可能に接続される。そして、表示部30a,30bを提示する時には、左表示支持板21a及び右表示支持板21bを、接続端縁で屈曲させ、遊技機島3から突出した状態で配置する(図(c)参照)。また、表示部30a,30bの表示画面は、電子ペーパ31a,31bで構成される。この電子ペーパ31,31bは、フォトクロミック材料から構成される表示媒体であり、この表面に露光器61から可視光を照射して画像を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機に関する情報を表示する遊技機用情報表示装置に関する。
従来より、複数の遊技機(例えば、パチンコ遊技機)が設置される遊技機島には、通常、大当たり回数やスタート回数などの遊技機に関する情報を遊技者に対して表示する情報表示装置が遊技機毎に設置されている。特に、封入式遊技機が設置される遊技機島(以降、封入遊技機島と称す)や、遊技者が遊技機で遊技をして獲得した遊技球(以降、出球とも称す)の数を遊技機毎に計数する機能を備えた遊技機島(以降、個別計数遊技機島と称す)では、出球を収納する球箱が遊技者付近の床に山積みされることがないため、情報表示装置は出球数を表示する(例えば、特許文献1参照。)。
尚、上記の情報表示装置は、情報表示装置が設置された遊技機に関する情報を、この遊技機で遊技している遊技者に対して提供することが主な役割である。このため、情報表示装置は、この遊技機で遊技中の遊技者が視認できるように、その表示面が、遊技機の正面側に向くように配置される。
また、このような情報表示装置では、一般に、LEDや液晶ディスプレイ(LCD)によって情報が表示されている。
特許第2878648号公報(第16図)
ところで、大当たり回数やスタート回数等の回数情報に基づいて、遊技をするための遊技機を選ぶ遊技客や、遊技機島に設置された遊技機の全体としての出玉数に基づいて、この遊技島内の遊技機で遊技するか否かを決める遊技客が存在する。そして、このような遊技客は、遊技機島に設置された全ての遊技機の回数情報または出玉数を確認する必要がある。
しかし、情報表示装置の略正面に移動しないと表示内容を確認することができないため、遊技客は、この遊技機島の一端から他端まで移動しながら全ての情報表示装置の表示内容を見る必要がある。即ち、情報表示装置に表示された内容の確認が、非常に手間が掛かるものになるという問題があった。
更に、情報表示装置は遊技機毎に設置されるため、何百台もの遊技機が設置される遊技場においては、情報表示装置のLEDやLCDを駆動するために消費される電力量増加が無視できないほど大きくなるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、情報表示装置の表示内容を遊技客が確認する手間を低減するとともに、表示のための消費電力量を低減できる遊技機用情報表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機用情報表示装置は、遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、遊技機に関する情報を表示する遊技機用情報表示装置であって、不揮発性表示媒体である電子ペーパと、当該装置が表示すべき表示情報を電子ペーパに書き込む書込手段と、電子ペーパにおいて表示情報が書き込まれる書込表面を、当該装置の正面側及び側面側に向かって提示するように、電子ペーパを支持する支持手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機用情報表示装置においては、書込手段は、当該装置が表示すべき表示情報を電子ペーパに書き込む。更に、支持手段は、書込表面を、当該装置の正面側及び側面側に向かって提示するように支持する。
即ち、書込表面は当該装置の正面側だけでなく側面側にも向かって提示するように配置されるため、遊技客は、当該装置の側面側が見える位置に移動することによって、書込表面に書き込まれた表示情報を確認することができる。
従って、遊技中の遊技客は、当該装置の正面側から電子ペーパの書込表面を視認することによって、遊技中の遊技機に関する情報を確認でき、また、遊技機を選択中の遊技客は、遊技機島の一端に位置することによって、その遊技機島に備えられた全ての遊技機に関する情報を一度に確認できる。
また、電子ペーパは、電源の供給を受けることなしに、書き込まれた内容を保持可能な表示媒体(不揮発性表示媒体)であるので、書込手段が表示情報を電子ペーパに書き込んだ後には、この内容を保持するための電力を必要としない。つまり、表示情報を表示している間の電力が不要となる。
従って、本発明の遊技機用情報表示装置によれば、遊技客が当該装置の表示内容を確認する手間を低減するとともに、情報を表示するための消費電力量を低減することができる。
また、本発明の遊技機用情報表示装置では、遊技機における大当たり回数やスタート回数を表示するようにしてもよいが、封入遊技機島や個別計数遊技機島においては、表示情報は、遊技者が現在獲得している遊技媒体の数を示す現在獲得媒体数情報であるようにするとよい。
このように構成された遊技機用情報表示装置においては、現在獲得媒体数が表示される。このため、遊技客は、遊技機島の一端に位置することによって、遊技機島の一端から他端まで移動することなく、この遊技機島に備えられた全ての遊技機の現在獲得媒体数を確認することができる。
また、表示情報は、更に、遊技者が獲得した遊技媒体数の最大値を示す最大獲得媒体数情報を含むようにするとよい。
このように構成された遊技機用情報表示装置においては、現在獲得媒体数と最大獲得媒体数が表示される。即ち、遊技者は、現在獲得媒体数と最大獲得媒体数との差分から、消費された遊技媒体数を知ることができるので、消費された遊技媒体数に基づいて、遊技を継続するか否かの判断をすることができる。
また、本発明の遊技機用情報表示装置では、遊技機の状態を表す遊技信号が入力され、この遊技信号に基づいて、遊技機に関する遊技情報を生成する遊技情報生成手段と、遊技情報生成手段によって生成された遊技情報から、表示情報を生成する表示情報生成手段と、を備え、書込手段は、表示情報の内容に変化があった時に、この表示情報を電子ペーパに書き込むようにするとよい。
このように構成された遊技機用情報表示装置によれば、遊技情報生成手段は、入力された遊技信号に基づいて、現在獲得媒体数情報を生成し、更に、表示情報生成手段は、生成された現在獲得媒体数情報から表示情報を生成する。そして、書込手段は、表示情報の内容に変化があった時に、この表示情報を電子ペーパに書き込む。
即ち、表示情報の書き換えが必要なときにのみ書込手段が動作するので、消費する電力を必要最小限に抑えることができる。
ところで、遊技者が獲得した遊技媒体を球箱に収納して、遊技者付近の床に球箱を山積みする方法を採用している遊技場では、遊技客は、遊技機島の一端に位置して、この遊技機島において山積みされた球箱の数を確認することにより、この遊技機島における出球状況を把握することができる。即ち、遊技場側としては、球箱を山積みすることによって、遊技場内の出球感を演出することができる。
しかし、封入遊技機島や個別計数遊技機島においては、球箱を山積みする必要がないために、従業員が球箱を上げ下ろしする作業を省略することができる利点があるが、遊技場内の出球感を演出することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明の遊技機用情報表示装置では、表示情報生成手段は、遊技情報により示される遊技媒体数に応じた数の球箱を表す球箱画像を表示情報として生成するようにするとよい。
このように構成された遊技機用情報表示装置においては、遊技者が獲得した遊技媒体数に応じた数の球箱を表す画像が表示される。つまり、遊技場側としては、球箱を山積みする場合と同様に、遊技場内の出球感を演出することができる。
また、一般的に、遊技者は、獲得した遊技媒体の数を、例えば「10,000個の球を出した」というよりも「5箱分の球を出した」というように(通常、1箱は約2,000個の遊技媒体に相当する)、球箱の数によって表現することが多い。このため、遊技者にとっては、遊技媒体数より球箱数で表示されるほうが、大体の遊技媒体数を認識し易い。
また、遊技機が、予め設定された第1抽選条件が成立すると予め設定された第1抽選確率で第1抽選を行い、第1抽選結果に従って、遊技者が多数の遊技媒体を獲得可能な大当り遊技を遊技者に対して提供するとともに、予め設定された第2抽選条件が成立すると、予め設定された第2抽選確率で第2抽選を行い、第2抽選結果に従って、第1抽選確率を設定するように構成される場合には、本発明の遊技機用情報表示装置では、球箱画像により表される各球箱は、遊技者が遊技媒体を獲得した時の第1抽選確率の値に応じて、異なった形態を有するようにしてもよい。尚、この形態は、具体的には、球箱の色、形状、模様などである。
このように構成された遊技機用情報表示装置によれば、遊技者は、獲得した遊技媒体が、どのような第1抽選確率の時に当選した大当り遊技において獲得されたものであるかを知ることができる。
また、本発明の遊技機用情報表示装置では、当該装置の正面側及び側面側に向かって書込表面を提示するように電子ペーパが配置される位置を第1位置とし、当該装置の正面側に向かって書込表面を提示するとともに、側面側に向かって書込表面を非提示とするように電子ペーパが配置される位置を第2位置とし、支持手段は、電子ペーパを、第1位置と第2位置との間で移動可能に支持し、現在獲得媒体数情報により示される遊技媒体数が予め設定された所定判定値以上の場合には、支持手段に電子ペーパを第1位置に移動させ、現在獲得媒体数情報により示される遊技媒体数が所定判定値未満の場合には、支持手段に電子ペーパを第2位置に移動させる支持制御手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機用情報表示装置においては、現在獲得媒体数が所定判定値以上の場合には、正面側及び側面側に向かって書込表面が提示され、現在獲得媒体数が所定判定値未満の場合には、正面側に向かって書込表面が提示されるとともに側面側に向かって書込表面が非提示とされる。このため、遊技客は、遊技機島の一端に位置すると、現在獲得媒体数が所定判定値未満の遊技機に設置された遊技機用情報表示装置についての表示情報を確認することができない。
即ち、遊技客は、遊技機島の一端に位置して、表示情報を確認できるか否かによって、獲得媒体数が所定判定値以上であるか否かを判断することができる。このため、遊技客は、例えば、遊技機島の一端に位置して、表示情報を確認できる遊技機用情報表示装置が多い場合にはこの遊技機島における出球数が多いというように、出球状況を把握し易くなる。
また、本発明の遊技機用情報表示装置では、電子ペーパは、書込表面がフォトクロミック材料で構成されたものであり、書込手段は、電子ペーパに書き込まれた表示情報を消去する情報消去手段と、入力された表示情報に対応する可視光を書込表面に照射することにより、電子ペーパに表示情報を書き込む可視光照射手段とを備え、書込手段は、情報消去手段を動作させた後に可視光照射手段を動作させることにより、表示情報を書き込むようにするとよい。
上記フォトクロミック材料は、光の照射によって可逆的に色が変化する材料のことであり、具体的には、例えば、青い光を照射すると青色に、緑色の光を照射すると緑色に、というように、当てた光の色に応じて色が変わり、紫外線を照射すると元の色(褐色)に戻る材料である。(東京大学 生産技術研究所 計測技術開発センター 立間研究室 研究内容、“マルチカラーフォトクロミック材料”、[online]、[平成16年4月22日検索]、インターネット<URL:http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/~tatsuma/multic.html>参照)。
即ち、このように構成された遊技機用情報表示装置では、可視光照射手段から照射した光の色に応じた色で、表示情報を電子ペーパに書き込むことができるので、遊技機に関する情報を様々な色で表示することができる。
(第1実施形態)
以下に、本発明の第1実施形態について図面をもとに説明する。
まず、本発明の遊技機用情報表示装置を適用した表示装置1の配置を図1に基づいて説明する。図1は、表示装置1の配置を示す正面図である。
図1に示すように、複数のパチンコ遊技機(以降、パチンコ機と称す)5が遊技機島3に設置され、さらに、パチンコ機5の上方には、表示装置1がパチンコ機5毎に設置される。
尚、遊技機島3は、出球数を遊技機毎に計数する機能を備えている。即ち、遊技機島3には、遊技者が獲得した遊技球(出球)を投入する出球投入口(不図示)が遊技機毎に設けられている。そして、遊技機島3は、この出球投入口に出球が1個投入される毎に、出球が1個投入されたことを示す出球信号を出力するように構成されている。
また、パチンコ機5は、始動入賞口5aに遊技球が入賞すると所定の大当り確率(例えば、1/300)で大当り抽選を行う。そして、この大当り抽選に当選すると、更に、所定の確変確率(例えば、1/2)で確変抽選を行う。
即ち、パチンコ機5は、大当り抽選に当選するまでは、始動入賞口5aへの入賞を契機として大当り抽選を繰り返し、大当り抽選に当選した場合には、大入賞口5bを長時間開放することによって、遊技者が大量の遊技球を獲得できる大当たり遊技を提供する。更に、確変抽選に当選した場合には、パチンコ機5は、大当り確率を変動(上昇)させる(例えば、1/300→1/60)。尚、この大当り確率の上昇は、以降の確変抽選ではずれるまで維持される。
つまり、大当り抽選に当選すると、パチンコ機5は、大当り確率が変動しない通常大当り遊技と、大当り確率が変動する確変大当り遊技との何れか一方を提供する。
そして、パチンコ機5は、通常大当り遊技提供中には、通常大当り遊技を提供していることを示す通常大当り信号を、確変大当り遊技提供中には、確変大当り遊技を提供していることを示す確変大当り信号を出力する。
次に、表示装置1の構成を図2に基づいて説明する。図2(a)は表示部30を収納した状態における表示装置1の正面図、図2(b)は表示部30を収納した状態における表示装置1の内部構成を示す平面図、図2(c)は表示部30を突出させた状態における表示装置1の内部構成を示す平面図である。
表示装置1は、当該装置の構成要素を収納する筐体11と、パチンコ機5に関する情報を表示するための表示画面を構成する表示部30と、表示部30が当該装置の正面に配置されるように支持する表示支持部20と、表示部30及び表示支持部20を移動させる移動部40と、表示画面に画像を形成する画像形成部60とから構成される。
これらのうち、筐体11の前面には、表示支持部20を収納するための表示支持部収納口13が形成されている。更に、表示支持部20の移動をガイドするためのガイドレール15a,15bがそれぞれ、表示支持部収納口13の上端縁部及び下端縁部に沿って設けられている。
また、表示支持部20は、矩形状の左表示支持板21aと右表示支持板21bとから構成される。そして、左表示支持板21a及び右表示支持板21bは、それぞれの一端縁(以降、接続端縁と称す)で、上下2つのヒンジ23a,23bを介して屈曲可能に接続される。
更に、左表示支持板21a及び右表示支持板21bは、接続端縁に対して左右対称になるように構成され、左表示支持板21a(右表示支持板21b)の接続端縁に対向する他端縁側の上下には、それぞれガイド・ピン25a,25b(25c,25d)が突設されており、このガイド・ピン25a,25b(25c,25d)はそれぞれ、ガイドレール15a,15bにより摺動可能に支持される。尚、左表示支持板21a(右表示支持板21b)には、後述の左表示部30a(右表示部30b)を収納する表示部収納口27a(27b)が形成されている。
即ち、表示支持部20は、ガイド・ピン25a,25b,25c,25d及びガイドレール15a,15bを介して移動可能に、筐体11に支持される。
次に、表示部30は、左側の表示画面を形成する左表示部30aと、右側の表示画面を形成する右表示部30bとから構成される。
そして、左表示部30a(右表示部30b)は、書き込まれた内容を電源供給なしに保持可能な電子ペーパ31a(31b)と、電子ペーパ31a(31b)が前面に貼り付けられた矩形状の表示板33a(33b)とから構成される。
尚、電子ペーパ31a,31bは、フォトクロミック材料から構成される表示媒体である。このフォトクロミック材料は、青い光を照射すると青色に、緑色の光を照射すると緑色に、というように、当てた光の色に応じて色が変わり、紫外線を照射すると元の色(褐色)に戻る材料である。
また、表示板33a(33b)の上端縁部及び下端縁部にはそれぞれ軸ピン35a,35b(35c,35d)が突設されている。そして、表示板33a(33b)は、この軸ピン35a,35b(35c,35d)により、回転可能に表示部収納口27a(27b)の開口縁部に支持される。また、後述のウォーム47a(47b)と噛合するウォームホイール37a(37b)が、軸ピン35a(35c)と同軸上で一体に回転可能に、軸ピン35a(35c)に固設される。
次に、移動部40は、左表示支持板21a及び右表示支持板21bを移動させる駆動源としてのソレノイド41と、表示板33aを回転させるためのステッピングモータ43aと、表示板33bを回転させるためのステッピングモータ43bと、ソレノイド41と左表示支持板21aとを連結する連結部材45aと、ソレノイド41と右表示支持板21bとを連結する連結部材45bとから構成される。
尚、ソレノイド41は、左表示支持板21a及び右表示支持板21bの裏面側に配置されており、ソレノイド41が通電状態になるとソレノイド41内部に吸引される棒状のプランジャー41aと、プランジャー41aがソレノイド41から離れる方向に移動する方向(図2(b)において、上から下に向かう方向)にプランジャー41aを付勢する付勢バネ41bとを備えている。そして、連結部材45a(45b)の一端にはプランジャー41aが、他端には左表示支持板21a(右表示支持板21b)の裏面が、ヒンジを介して連結されている。
即ち、ソレノイド41が通電状態(以降、オン状態と称す)の時には、プランジャー41aがソレノイド41によって吸引されるために、左表示支持板21a及び右表示支持板21bは、連結部材45a,45bを介して、吸引方向(図2(b)において、下から上に向かう方向)に引っ張られる。これにより、左表示支持板21a及び右表示支持板21bは、表示支持部収納口13内に収納された状態で配置される(図2(b)参照)。尚、ソレノイド41がオン状態のときに、左表示支持板21a及び右表示支持板21bが配置される状態を、以降、収納状態と称す。
一方、ソレノイド41が非通電状態(以降、オフ状態と称す)の時には、プランジャー41aが付勢バネ41bによってソレノイド41から引き出されるために、左表示支持板21a及び右表示支持板21bは、連結部材45a,45bを介して、吸引方向と逆方向に押し出される。これにより、左表示支持板21a及び右表示支持板21bは、接続端縁で屈曲して、表示支持部収納口13から突出した状態で配置される(図2(c)参照)。尚、ソレノイド41がオフ状態のときに、左表示支持板21a及び右表示支持板21bが配置される状態を、以降、突出状態と称す。
また、ステッピングモータ43a(43b)の出力軸にはウォーム47a(47b)が固設されている。そして、ステッピングモータ43a(43b)は、このウォーム47a(47b)とウォームホイール37a(37b)とが噛合する位置に配置され、左表示支持板21a(右表示支持板21b)の裏面に固定される。
即ち、ステッピングモータ43a(43b)を駆動させると、この駆動力がウォーム47a(47b)とウォームホイール37a(37b)とを介して表示板33a(33b)に伝達され、表示板33a(33b)を、軸ピン35a(35c)を中心に回転させることができる。
次に、画像形成部60は、電子ペーパ31a,31bに画像を書き込む露光器61と、筺体11内において露光器61を水平方向に移動させる露光器水平移動装置71とから構成される。
これらのうち、露光器61は、左表示支持板21a及び右表示支持板21bの裏面側に配置されており、電子ペーパ31a,31bに紫外線,赤色光,青色光及び緑色光をそれぞれ照射する紫外線照射器63,赤色光照射器65,青色光照射器67及び緑色光照射器69から構成されている。そして、紫外線照射器63,赤色光照射器65,青色光照射器67及び緑色光照射器69はそれぞれ、紫外線,赤色光,青色光及び緑色光を、電子ペーパ31a,31bの表面に向けて、上から下(図2(b)において、紙面に垂直で、紙面の手前側から奥側に向かう方向)に走査しながら照射する。
次に、表示装置1の電気的構成を図3に基づいて説明する。図3は表示装置1の電気的構成を表すブロック図である。
表示装置1は、図3に示すように、ソレノイド41と、ステッピングモータ43a,43bと、ステッピングモータ43a,43bの回転軸の回転角をそれぞれ検出する回転角センサ49a,49bと、露光器61と、露光器水平移動装置71と、表示装置1全体の動作を制御するコントローラ100とを備えている。
そして、コントローラ100は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU101と、種々の制御プログラムが格納されたROM103と、種々のデータを格納するRAM105と、ソレノイド41に駆動信号を伝えるソレノイド駆動回路110と、ステッピングモータ43a,43bに駆動信号を伝えるモータ駆動回路120と、回転角センサ49a,49b,露光器61,露光器水平移動装置71,ソレノイド駆動回路110及びモータ駆動回路120が接続され、CPU101及びRAM105との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部107とを備えている。尚、入出力部107には、遊技機島3から出球信号が、パチンコ機5から通常大当り信号及び確変大当り信号が入力される。
また、RAM105には、出球信号に基づいて出球数を計数するための出球数カウンタC1と、出球数の最大値を格納する最大出球数記憶領域M1とが設けられている。
そして、CPU101は、出球信号に基づいて出球数に関する情報を生成する出球情報生成処理と、出球数についての表示を行う表示処理とをそれぞれ独立に実行する。
まず、出球情報生成処理の手順を、図4を用いて説明する。図4は、出球情報生成処理を表すフローチャートである。尚、この出球情報生成処理は、CPU101が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この出球情報生成処理が実行されると、CPU101は、まずS10にて、出球信号が入力したか否かを判断する。ここで、出球信号が入力していない場合には(S10:NO)、当該出球情報生成処理を終了する。一方、出球信号が入力した場合には(S10:YES)、S20にて、出球数カウンタC1をインクリメントする。
そして、S30にて、出球数カウンタC1の値(出球数)が最大出球数記憶領域M1に記憶された値(最大出球数)を超えているか否かを判断する。ここで、出球数が最大出球数を超えていない場合には(S30:NO)、当該出球情報生成処理を終了する。一方、出球数が最大出球数を超えている場合には(S30:YES)、S40にて、最大出球数記憶領域M1に出球数カウンタC1の値を格納する。即ち、最大出球数を更新する。その後、当該出球情報生成処理を終了する。
次に、表示処理の手順を、図5を用いて説明する。図5は、表示処理を表すフローチャートである。尚、この表示処理は、CPU101が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この表示処理が実行されると、CPU101は、まずS110にて、出球数カウンタC1の値(出球数),最大出球数記憶領域M1に記憶された値(最大出球数),通常大当り信号及び確変大当り信号に基づいて、表示画像データD1を生成する。
尚、この表示画像データD1に基づいて電子ペーパ31a,31b上に表示される画像は、例えば、図6に示すように、出球数と最大出球数が、数字画像と球箱画像とで表される。即ち、「現在 13,456個」と表示される数字画像I1は出球数を、「最大 18,901個」と表示される数字画像I2は数字で最大出球数を、1から7までの整数値がそれぞれ記載されるとともに、輪郭が実線である7個の実線球箱画像I11〜I17は出球数を、8,9の値が記載されるとともに、輪郭が破線である破線球箱画像I18,I19は最大出球数を表現している。
つまり、CPU101は、出球数と最大出球数に基づいて、出球数に応じた数の実線球箱画像と、最大出球数と出球数との差分に応じた数の破線球箱画像とを表現した表示画像データD1を生成する。
更に、数字画像I1,I2は赤色で、球箱画像I11,I12,I17,I18,I19は青色で、球箱画像I13〜I16は緑色で表示される。尚、青色で表される球箱画像は通常大当り遊技で獲得した出球、緑色で表される球箱画像は確変大当り遊技で獲得した出球を示す。即ち、CPU101は、通常大当り信号入力時に追加された出球を青色の球箱画像で、確変大当り信号入力時に追加された出球を緑色の球箱画像で表現した表示画像データD1を生成する。
そして、表示画像データD1は、図7に示すように、赤色で表示された部分を表す画像データ(以降、表示赤画像データと称す)D1rと(図7(a)参照)、青色で表示された部分を表す画像データ(以降、表示青画像データと称す)D1bと(図7(b)参照)、緑色で表示された部分を表す画像データ(以降、第1表示緑画像データと称す)D1gと(図7(c)参照)から構成されるデータである。つまり、S110では、表示赤画像データD1rと表示青画像データD1bと表示緑画像データD1gとを生成している。
尚、表示赤・青・緑画像データD1r,D1b,D1gはそれぞれ、2次元の配列を構成しており、横方向(以降、X軸方向とも称す)にX_SIZE個、縦方向(以降、Y軸方向とも称す)にY_SIZE個の画素データが並んでいる(X_SIZE:画像データ横サイズ(ピクセル):Y_SIZE:画像データ縦サイズ(ピクセル))(図7参照)。即ち、X_SIZE個×Y_SIZE個の画素データP(X,Y)から構成されている。Xは画素の横方向の座標値、Yは縦方向の座標値であり、Xについては0,1,2,・・・・,(X_SIZE−1)、Yについては0,1,2,・・・・,(Y_SIZE−1)の値が付されている。また、画素データP(X,Y)は、「0」または「1」の値をデータとして有している。即ち、「1」の値を有する画素データP(X,Y)は、画像を形成するためのドットが配置される画素であり、「0」の値を有する画素データP(X,Y)は、ドットが配置されない画素であることを示す。
次に、S120にて、S110で生成した表示画像データD1の内容と、生成する前の表示画像データD1の内容とを比較する。
その後、S130にて、S120で比較した結果、生成前後で表示画像データD1の内容に変化があるか否かを判断する。ここで、変化がない場合には(S130:NO)、当該表示処理を終了する。一方、変化がある場合には(S130:YES)、S140にて、ソレノイド41をオン状態にすることにより、左表示支持板21a及び右表示支持板21bを収納状態に配置する。
次に、S150にて、ステッピングモータ43a,43bを駆動することにより、表示板33a,33bを180°回転させる。即ち、電子ペーパ31a,31bの表面を、露光器61と対向可能となるように配置する。
その後、S160にて、電子ペーパ31a,31bに形成された画像を消去する。即ち、露光器水平移動装置71によって、露光器61を1画素分ずつ水平方向に移動させながら、紫外線照射器63に、紫外線を上から下(図2(b)において、紙面に垂直で、紙面の手前側から奥側に向かう方向)に走査しながら照射させることによって、電子ペーパ31a,31bの表面全体に紫外線を照射し、画像を消去する。
次に、S170にて、電子ペーパ31aに画像を形成する。即ち、露光器水平移動装置71によって、露光器61を1画素分ずつ水平方向に移動させながら、赤色光照射器65,青色光照射器67,緑色光照射器69に、それぞれ赤色光,青色光,緑色光を、電子ペーパ31aの表面に向けて、上から下(図2(b)において、紙面に垂直で、紙面の手前側から奥側に向かう方向)に走査しながら照射させる。この時、赤色光照射器65,青色光照射器67,緑色光照射器69はそれぞれ、表示赤画像データD1r,表示青画像データD1b,表示緑画像データD1gに応じて赤色光,青色光,緑色光を照射する。即ち、露光器61の現在の水平方向位置に基づいて、電子ペーパ31aの表面上における、赤色光,青色光,緑色光が照射される位置(照射位置)を特定する。そして、特定した照射位置に対応する画素データP(X,Y)に応じて、画素データP(X,Y)=1の場合には赤色光,青色光,緑色光を照射し、画素データP(X,Y)=0の場合には、照射を停止する。この照射を、電子ペーパ31aにおける水平方向の一端位置から他端位置まで行うことによって、電子ペーパ31aの表面に表示画像データD1に基づいた画像を形成する。
次に、S180にて、S170と同様にして、電子ペーパ31bに画像を形成する。その後、S190にて、ステッピングモータ43a,43bを駆動することにより、表示板33a,33bを180°回転させる。即ち、電子ペーパ31a,31bの表面が、表示装置1の正面を向くように配置する。
そして、S200にて、出球数カウンタC1の値(出球数)が所定表示板配置判定出球数(本実施形態では2,000)を超えているか否かを判断する。ここで、出球数が所定表示板配置判定出球数を超えていない場合には(S200:NO)、当該表示処理を終了する。一方、出球数が所定表示板配置判定出球数を超えている場合には(S200:YES)、S210にて、ソレノイド41がオフ状態にすることにより、左表示支持板21a及び右表示支持板21bを突出状態に配置する。その後、当該表示処理を終了する。
このように構成された第1実施形態の表示装置1では、入力した出球信号に基づいて、出球数と最大出球数が算出される(S10〜S40)。そして、出球数,最大出球数,通常大当り信号及び確変大当り信号に基づいて、表示画像データD1が生成される(S110)。更に、生成した表示画像データD1に変化があった時に(S130:YES)、電子ペーパ31a,31bに表示画像データD1に基づいた画像が形成される(S160〜S180)。その後、出球数が2,000個を超えている場合に(S200:YES)、左表示支持板21a及び右表示支持板21bが突出状態で配置される。
即ち、電子ペーパ31a,31bにおいて画像が形成された画像形成面は表示装置1の正面側だけでなく側面側にも向かって提示するように配置されるため、遊技客は、表示装置1の側面側が見える位置に移動することによって、表示部30に表示された情報を確認することができる。
従って、遊技中の遊技客は、表示装置1の正面側から電子ペーパ31a,31bの画像形成面を視認することによって、遊技中のパチンコ機5の出球数を確認でき、また、パチンコ機5を選択中の遊技客は、遊技機島3の一端に位置することによって、その遊技機島3に備えられた全てのパチンコ機5の出球数を一度に確認できる。
また、電子ペーパ31a,31bは、電源の供給を受けることなしに、書き込まれた内容を保持可能な表示媒体(不揮発性表示媒体)であるので、表示画像データD1が電子ペーパ31a,31bに書き込まれた後には、この内容を保持するための電力を必要としない。つまり、表示画像データD1を表示している間の電力が不要となる。
従って、遊技客が出球数を確認する手間を低減するとともに、出球数を表示するための消費電力量を低減することができる。
また、表示装置1は最大出球数を表示する。このため、遊技者は、出球数と最大出球数との差分から、消費された遊技球数を知ることができる。つまり、遊技者は、消費された遊技球数に基づいて、遊技を継続するか否かの判断をすることができる。
また、表示装置1は、表示画像データD1に変化がある時にのみ、電子ペーパ31a,31bに画像を形成するので、消費する電力を必要最小限に抑えることができる。
また、表示装置1は、出球数に応じた数の球箱画像を表示する。このため、遊技場側としては、球箱を山積みする場合と同様に、遊技場内の出球感を演出することができる。また、一般的に、遊技者は、獲得した遊技球の数を球箱の数によって表現することが多い。このため、遊技者にとっては、遊技球数より球箱数で表示されるほうが、大体の遊技球数を認識し易い。
また、表示装置1は、通常大当り遊技で獲得した出球の数を青色の球箱画像で、確変大当り遊技で獲得した出球の数を緑色の球箱画像で表示する。このため、遊技者は、獲得した出球が、通常大当り遊技及び確変大当り遊技の内のどちらの大当り遊技において獲得されたものであるかを知ることができる。
また、表示装置1は、出球数が2,000個を超える場合には、正面側及び側面側に向かって出球数を表示し、出球数が2,000個を超えない場合には、正面側に向かって出球数を表示するとともに側面側に向かって出球数を非表示とする。このため、遊技客は、遊技機島3の一端に位置すると、出球数が2,000個を超えないパチンコ機5についての出球数を確認することができない。
即ち、遊技客は、遊技機島3の一端に位置して、出球数を確認できるか否かによって、出球数が2,000個を超えているか否かを判断することができる。このため、遊技客は、例えば、遊技機島3の一端に位置して、出球数を確認できる表示装置1が多い場合にはこの遊技機島3における出球数が多いというように、出球状況を把握し易くなる。
また、電子ペーパ31a,31bは、当てた光の色に応じて色が変わり、紫外線を照射すると元の色(褐色)に戻るフォトクロミック材料で構成されている。そして、表示装置1は、紫外線を電子ペーパ31a,31bに照射して画像を消去し(S160)、その後に、赤色光,青色光,緑色光を電子ペーパ31a,31bに照射して画像を形成する(S170,S180)。このため、表示装置1は、赤色,青色,緑色の3色で情報を表示することができる。
以上説明した第1実施形態において、表示装置1は本発明における遊技機用情報表示装置、パチンコ機5は本発明における遊技機、図5におけるS160〜S180の処理は本発明における書込手段、移動部40は本発明における支持手段、図4の出球情報生成処理は本発明における遊技情報生成手段、図5におけるS110の処理は本発明における表示情報生成手段、図5におけるS140,S200及びS210の処理は本発明における支持制御手段、紫外線照射器63は本発明における情報消去手段、赤色光照射器65,青色光照射器67,緑色光照射器69は本発明における可視光照射手段である。
また、表示画像データD1は本発明における表示情報、画像形成面は本発明における書込表面、数字画像I1及び実線球箱画像I11〜I17は本発明における現在獲得媒体数情報、数字画像I2及び破線球箱画像I18,I19は本発明における最大獲得媒体数情報、出球信号は本発明における遊技信号、出球数は本発明における遊技情報、所定表示板配置判定出球数は本発明における所定判定値、左表示支持板21a及び右表示支持板21bが突出状態で配置される時の電子ペーパ31a,31bの位置は本発明における第1位置、左表示支持板21a及び右表示支持板21bが収納状態で配置される時の電子ペーパ31a,31bの位置は本発明における第2位置である。
また、始動入賞口5aに遊技球が入賞することは本発明における第1抽選条件、大当り確率は本発明における第1抽選確率、大当り抽選は本発明における第1抽選、大当り抽選に当選することは本発明における第2抽選条件、確変確率は本発明における第2抽選確率、確変抽選は本発明における第2抽選、通常大当り遊技,確変大当り遊技は本発明における大当り遊技である。
(第2実施形態)
以下に、本発明の第2実施形態について図面をもとに説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態における表示装置1が第1実施形態と異なる点は、電子ペーパ31a,31b,露光器61及びコントローラ100の構成が変更された点と、後述の加熱・冷却装置81,83が追加された点と、表示処理が変更されている点である。
まず、電子ペーパ31a,31b,露光器61及びコントローラ100の構成を図8,図9をもとに説明する。図8(a)は表示部30を収納した状態における表示装置1の正面図、図8(b)は表示部30を収納した状態における表示装置1の内部構成を示す平面図、図8(c)は表示部30を突出させた状態における表示装置1の内部構成を示す平面図、図9は表示装置1の電気的構成を表すブロック図である。
電子ペーパ31a,31bは、少なくとも一方が透明な二枚の基板又はフィルム間に分子量が2000以下でガラス転移温度が35℃以上のコレステリック液晶性化合物又はそれらの液晶性化合物の混合物にフォトクロミック化合物を0.5〜10重量%添加することによって得られる組成物をはさんだことを特徴とする書き換え可能なカラー画像記録媒体である。具体的には、「エイコサジオン酸ジコレステリルエステルAと4,4’−ジメチルアゾベンゼンB((A)に対して5重量%)を塩化メチレン中に溶解して十分混合した後、室温、減圧下で溶媒を除去し、更に十分乾燥後(A)と4,4’−ジメチルアゾベンゼンBとの混合物を、厚さ0.18mmの二枚の石英板間にはさみ、全体を130℃に加熱して溶解し、試料部の厚さが約20ミクロンとなるように調整したものである(特開2000−89398号公報参照)。
このように構成された電子ペーパ31a,31bでは、コレステリック液晶性化合物とフォトクロミック化合物とからなる組成物が液晶状態になる温度(本実施形態では98℃)に加熱され、更に紫外線を照射されると、照射部分が緑色から青色に変化し、紫外線照射後、0℃に急冷する(冷却速度は1℃/秒以上)と色が固定される。つまり、加熱・冷却・紫外線照射により画像を書き込むことができる。また、コレステリック液晶性化合物とフォトクロミック化合物とからなる組成物が溶融状態になる温度(本実施形態では130℃)に加熱されると、書き込まれた画像を消去される。
即ち、この電子ペーパ31a,31bは、加熱及び光照射により可逆的に構造が変化し、その構造の変化に従って、吸収波長、又は反射波長が変化する材料によって形成されている。
また、露光器61は、図8に示すように、赤色光照射器65,青色光照射器67及び緑色光照射器69が省略されている。即ち、露光器61は、紫外線照射器63のみから構成される。
また、加熱・冷却装置81(83)は、表示板33a(33b)の内部に配置されており(図8(b)参照)、電子ペーパ31a(31b)全体を0〜130℃の温度範囲で加熱・冷却することが可能な加熱・冷却部81a(83a)と、コントローラ100との間で無線通信を行う無線通信部81b(83b)とから構成される(図9参照)。そして、無線通信部81b(83b)が、電子ペーパ31a(31b)の加熱・冷却温度を指示する温度設定指令をコントローラ100から受信すると、加熱・冷却部81a(83a)は、温度設定指令によって指示される温度になるように、電子ペーパ31a(31b)を加熱・冷却する。
また、コントローラ100には、無線通信部81b,83bと間で無線通信を行う無線通信部109が追加されており、コントローラ100は、無線通信部109を介して無線通信部81b(83b)に温度設定指令を送信する。
次に、第2実施形態における表示処理を図5にもとづいて説明する。第2実施形態における表示処理が第1実施形態と異なる点は、S160,S170,S180の処理が変更されている点である。
即ち、S160では、無線通信部109を介して温度設定指令を無線通信部81b,83bに送信することによって、加熱・冷却装置81(83)を動作させ、電子ペーパ31a(31b)を130℃に加熱する。この結果、電子ペーパ31a(31b)に書き込まれた画像は消去される。
その後S170にて、無線通信部109を介して温度設定指令を無線通信部81bに送信することによって、加熱・冷却装置81を動作させ、電子ペーパ31aを98℃に加熱する。そして、露光器水平移動装置71によって、露光器61を1画素分ずつ水平方向に移動させながら、紫外線照射器63に紫外線を上から下(図8(b)において、紙面に垂直で、紙面の手前側から奥側に向かう方向)に走査しながら照射させる。これによって電子ペーパ31aの表面に青色の画像が形成される。なお、紫外線照射器63は、表示赤画像データD1r,表示青画像データD1b及び表示緑画像データD1gが1つの画像としてまとまった画像データに応じて紫外線を照射する。その後、加熱・冷却装置81を動作させ、電子ペーパ31aを0℃まで冷却する(冷却速度は例えば2℃/秒)。これによって、形成された青色の画像が固定される。
次に、S180にて、S170と同様にして、加熱・冷却装置83,露光器水平移動装置71及び露光器61を動作させることにより、電子ペーパ31bの表面に青色の画像を形成・固定する。
このように構成された第2実施形態の表示装置1では、電子ペーパ31a,31bは、電源の供給を受けることなしに、書き込まれた内容を保持可能な表示媒体(不揮発性表示媒体)であるので、電子ペーパ31a,31bに画像が書き込まれた後には、この内容を保持するための電力を必要としない。つまり、画像を表示している間の電力が不要となる。従って、表示するための消費電力量を低減することができる。
以上説明した第2実施形態において、図5におけるS160〜S180の処理は本発明における書込手段である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば、上記実施形態においては、表示装置1は「出玉数」を表示したが、パチンコ機5のその他の情報を表示するようにしてもよい。その他の情報とは、例えば、パチンコ機5の「スタート回数」,「大当り回数」等である。
また、上記実施形態においては、フォトクロミック材料によって構成された電子ペーパ31a,31bを適用したものを示したが、その他の方式の電子ペーパを適用してもよい。例えば、正に帯電した白色粒子と、負に帯電した黒色粒子とが入ったマイクロカプセルを、透明電極と背面電極の間に配置し、この電極間に電圧を印加してマイクロカプセル内の粒子を電気泳動させることにより画像表示を行う電気泳動方式の電子ペーパを適用してもよい。さらに、特開平5−224341号公報,特開平7−199401号公報,特開2000−44592号公報,特開2002−341485号公報に開示されているように、加熱、又は光照射により可逆的に構造が変化し、その構造変化に従って、吸収波長、又は反射波長が変化して、所望の色に変化するフルカラー型のフォトクロミック材料を適用してもよい。
また、第1実施形態においては、電子ペーパ31a,31bに書き込まれた画像を消去するために紫外線を照射したが、電子ペーパ31a,31bとして特開2002−341485号公報に開示されているフォトクロミック材料(即ち、発色状態における極大吸収波長が400〜500nmの範囲にあるフォトクロミック化合物と、発色状態における極大吸収波長が500〜600nmの範囲にあるフォトクロミック化合物と、発色状態における極大吸収波長が600〜700nmの範囲にあるフォトクロミック化合物をすべて含有するもの)を適用する場合には、電子ペーパ31a,31bに書き込まれた画像を消去するために、波長が400〜500nmの範囲にある光(例えば420nm)、500〜600nmの範囲にある光(例えば530nm)及び600〜700nmの範囲にある光(例えば665nm)の3種類を照射すればよい。
また、上記実施形態においては、通常大当り遊技及び確変大当り遊技で獲得した出球をそれぞれ異なる色の球箱画像で表示するものを示した。しかし、球箱の形状や模様を変えて表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、左表示支持板21a及び右表示支持板21bを接続端縁で屈曲させて、表示支持部収納口13から突出した状態(突出状態)で配置することによって、電子ペーパ31a,31bの画像形成面が表示装置1の正面側及び側面側に向かって提示されるものを示した。しかし、表示装置1の正面側及び側面側に向かって情報が表示されるものであれば、どのような形態であってもよい。
また、上記実施形態においては、表示装置1を、パチンコ機を設置した遊技機島に適用したが、スロット遊技機など、他の種類の遊技機が設置された遊技機島に適用してもよい。
表示装置1の配置を示す正面図。 表示装置1の構成を説明する図。 表示装置1の制御系統の構成を示すブロック図。 出球情報生成処理手順を示すフローチャート。 表示処理手順を示すフローチャート。 表示装置1の表示画面を示す図。 表示画像データD1を示す図。 表示装置1の構成を説明する図。 表示装置1の制御系統の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…表示装置、3…遊技機島、5…パチンコ機、5a…始動入賞口、5b…大入賞口、11…筐体、13…表示支持部収納口、15a,15b…ガイドレール、20…表示支持部、21a…左表示支持板、21b…右表示支持板、23a,23b…ヒンジ、25a,25b,25c,25d…ガイド・ピン、27a,27b…表示部収納口、30…表示部、30a…左表示部、30b…右表示部、31a,31b…電子ペーパ、33a,33b…表示板、35a,35b,35c,35d…軸ピン、37a,37b…ウォームホイール、40…移動部、41…ソレノイド、41a…プランジャー、41b…付勢バネ、43a,43b…ステッピングモータ、45a,45b…連結部材、47a,47b…ウォーム、49a,49b…回転角センサ、60…画像形成部、61…露光器、63…紫外線照射器、65…赤色光照射器、67…青色光照射器、69…緑色光照射器、71…露光器水平移動装置、81,83…加熱・冷却装置、81a,83a…加熱・冷却部、81b,83b…無線通信部、100…コントローラ、101…CPU、103…ROM、105…RAM、107…入出力部、109…無線通信部、110…ソレノイド駆動回路、120…モータ駆動回路。

Claims (8)

  1. 遊技機島に備えられた遊技機毎に設置され、前記遊技機に関する情報を表示する遊技機用情報表示装置であって、
    不揮発性表示媒体である電子ペーパと、
    当該装置が表示すべき表示情報を前記電子ペーパに書き込む書込手段と、
    前記電子ペーパにおいて前記表示情報が書き込まれる書込表面を、当該装置の正面側及び側面側に向かって提示するように、前記電子ペーパを支持する支持手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機用情報表示装置。
  2. 前記表示情報は、遊技者が現在獲得している遊技媒体の数を示す現在獲得媒体数情報である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用情報表示装置。
  3. 前記表示情報は、更に、遊技者が獲得した遊技媒体数の最大値を示す最大獲得媒体数情報を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機用情報表示装置。
  4. 前記遊技機の状態を表す遊技信号が入力され、該遊技信号に基づいて、前記遊技機に関する遊技情報を生成する遊技情報生成手段と、
    前記遊技情報生成手段によって生成された遊技情報から、前記表示情報を生成する表示情報生成手段と、を備え、
    前記書込手段は、前記表示情報の内容に変化があった時に、該表示情報を前記電子ペーパに書き込む、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の遊技機用情報表示装置。
  5. 前記表示情報生成手段は、前記遊技情報により示される遊技媒体数に応じた数の球箱を表す球箱画像を前記表示情報として生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機用情報表示装置。
  6. 前記遊技機は、予め設定された第1抽選条件が成立すると予め設定された第1抽選確率で第1抽選を行い、該第1抽選結果に従って、遊技者が多数の遊技媒体を獲得可能な大当り遊技を遊技者に対して提供するとともに、予め設定された第2抽選条件が成立すると、予め設定された第2抽選確率で第2抽選を行い、該第2抽選結果に従って、前記第1抽選確率を設定するように構成され、
    前記球箱画像により表される各球箱は、遊技者が遊技媒体を獲得した時の前記第1抽選確率の値に応じて、異なった形態を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機用情報表示装置。
  7. 当該装置の正面側及び側面側に向かって前記書込表面を提示するように前記電子ペーパが配置される位置を第1位置とし、
    当該装置の正面側に向かって前記書込表面を提示するとともに、側面側に向かって前記書込表面を非提示とするように前記電子ペーパが配置される位置を第2位置とし、
    前記支持手段は、前記電子ペーパを、前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能に支持し、
    前記現在獲得媒体数情報により示される遊技媒体数が予め設定された所定判定値以上の場合には、前記支持手段に前記電子ペーパを前記第1位置に移動させ、前記現在獲得媒体数情報により示される遊技媒体数が前記所定判定値未満の場合には、前記支持手段に前記電子ペーパを前記第2位置に移動させる支持制御手段を備える、
    を備えることを特徴とする請求項3〜請求項6何れかに記載の遊技機用情報表示装置。
  8. 前記電子ペーパは、前記書込表面がフォトクロミック材料で構成されたものであり、
    前記書込手段は、
    前記電子ペーパに書き込まれた表示情報を消去する情報消去手段と、
    入力された表示情報に対応する可視光を前記書込表面に照射することにより、前記電子ペーパに該表示情報を書き込む可視光照射手段と、を備え、
    前記書込手段は、前記情報消去手段を動作させた後に前記可視光照射手段を動作させることにより、前記表示情報を書き込む、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7何れかに記載の遊技機用情報表示装置。
JP2004163499A 2004-06-01 2004-06-01 遊技機用情報表示装置 Expired - Lifetime JP4453448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004163499A JP4453448B2 (ja) 2004-06-01 2004-06-01 遊技機用情報表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004163499A JP4453448B2 (ja) 2004-06-01 2004-06-01 遊技機用情報表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005342111A true JP2005342111A (ja) 2005-12-15
JP4453448B2 JP4453448B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=35495022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004163499A Expired - Lifetime JP4453448B2 (ja) 2004-06-01 2004-06-01 遊技機用情報表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4453448B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061889A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Daito Hanbai Kk 遊技台情報表示装置
JP2008148796A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Takao:Kk 遊技機
JP2012115396A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5992273B2 (ja) * 2012-09-18 2016-09-14 ダイコク電機株式会社 遊技場用表示システム
JP5992274B2 (ja) * 2012-09-18 2016-09-14 ダイコク電機株式会社 遊技場用表示システム
JP6267756B2 (ja) * 2016-08-01 2018-01-24 ダイコク電機株式会社 遊技場用表示システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061889A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Daito Hanbai Kk 遊技台情報表示装置
JP2008148796A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Takao:Kk 遊技機
JP2012115396A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4453448B2 (ja) 2010-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008043511A (ja) スロットマシン
JP2012110422A (ja) 遊技機
US20090289414A1 (en) Dispenser for holding playing cards
JP4453448B2 (ja) 遊技機用情報表示装置
JP2004129903A (ja) 遊技機
JP2005143940A (ja) 遊技機
JP2007054424A (ja) 遊技機
JP2007159701A (ja) 遊技機
US8246440B2 (en) Display device for gaming machine having a spinning reel
JP2008161645A (ja) 遊技機用表示装置、遊技機、および表示制御方法
JP2012187222A (ja) 遊技機
JP2008154875A (ja) 遊技機
JP2009112413A (ja) スロットマシン
JP2006204608A (ja) パチンコ遊技機
JP2008029500A (ja) 遊技機
JP2004081228A (ja) 遊技機
JP2008161452A (ja) シンボルの変更表示を行うゲームマシン
JP2009000240A (ja) 遊技機
JP2007006995A (ja) 遊技機
JP2007175308A (ja) 遊技機の表示装置
JP2007075254A (ja) スロットマシン
JP2008006113A (ja) 遊技機
JP2008079870A (ja) 遊技機
JP6475406B2 (ja) ゲーミングマシン
JP6371507B2 (ja) ゲーミングマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4453448

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150