JP2005340148A - カーボンナノファイバーを用いた電子源及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カーボンナノファイバーの先端部における電界の平滑化を防止して電子放出を効果的に行なうことができるカーボンナノファイバーを用いた電子源及びその製造方法を提供する。
【解決手段】圧力調整された反応容器2でアークプラズマガン5を作動させて基板3上にグラファイト膜を成膜した後に、アークプラズマガン6を作動させてこの基板3表面にイオンビームを所定時間照射することにより、基板3表面に所定の間隔を設けて略円錐形状の突起が多数形成され、かつ前記各突起の頂上部にカーボンナノファイバーが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等に用いられる陰極にカーボンナノファイバーを用いた電界放出型の電子源及びその製造方法に関する。
フラットパネルディスプレイとして、液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)が実用化されているが、近年、これら以外にもフィールドエミッションディスプレイが注目されている(例えば、非特許文献1参照。)。
図7は、従来のフィールドエミッションディスプレイ(以下、FEDという)の要部(カソード電極近傍)を示す概略構成図である。
図7において、100はガラス基板、101はカソード電極(陰極電極)、102はFe、Co、Ni、Pt等のいずれかの単膜あるいはそれらを主成分とする合金膜からなる触媒金属膜、103は触媒金属膜102を触媒として成膜された複数のカーボンナノチューブ、104はカソード電極101の前方側に配置したアノード電極、105はアノード電極104表面に塗布された蛍光体、106は発光側のガラス基板である。所定の隙間を有しているカソード電極101とアノード電極104の間は、排気されて所定の圧力(真空度)に調整されている。
そして、カソード電極101とアノード電極104との間に電源107から数kVの電圧を印加することによって、カーボンナノチューブ103の先端部の電界が高くなり、ついに図8に示すように、トンネル効果で電子がその先端部から放出される。カーボンナノチューブ103の先端部から放出された電子は加速されて前方のアノード電極104に衝突することで、蛍光材105から光が励起されて放出されることにより、3原色の色合いを調整して多用な色を表出する各画素を発光させて、所望の画像を表示する。
"光の話題"、「ディスプレイ市場の今後について」、2002年8月5日掲載、経済産業省 技術調査室、[平成16年4月28日検索],インターネット<URL:http://www.oitda.or.jp/main/hw/hw01302-j.html>
ところで、図7に示した従来のFEDにおいては、触媒金属膜102上に成膜される多数のカーボンナノチューブ103が密集し、かつその高さがある程度揃った状態になってしまうと、1本、1本のカーボンナノチューブ103の電界強度が高くても全体として電界が平滑化されてしまうという問題があった。なお、図7において、aは平滑化された電界を示している。
このため、カーボンナノチューブ103の先端部の電界強度が弱くなって、電子が放出されなくなってしまう(この現象はシールディング効果と呼ばれている)。また、図9に示すように、触媒金属膜102上に成膜される多数のカーボンナノチューブ103の高さが多少異なっていてもそれらが密集していれば、やはり等電位面(図のb)は鋭角にならずに平面的に滑らかになり、電界強度は高くならない。
また、実際のカーボンナノチューブは1本1本単独で存在する場合もあるが、図10に示すように、概ね多数のカーボンナノチューブ103が束(バンドル状態)になって存在する場合が多く、この場合もカーボンナノチューブの先端部は、多数のカーボンナノチューブから構成されることによって電界cが平滑化されてしまい、電子放出を阻害する原因となる。
また、上記したFEDよりも画面サイズが大きく、かつ大電流が通電されるオーロラビジョン等の大画面サイズのフラットパネルディスプレイに用いられる電子源として、従来よりタングステン表面に酸化バリウムを塗布したものを用いた電子源が提案されているが、この場合には、酸化バリウム等を薄く塗布しなければ電子が放出されないので、塗布した後にこの表面を適度な厚さにすべく洗浄したり、乾燥させる工程等が必要となり、プロセス工程数が多くなる。
また、上記したタングステン表面に酸化バリウムを塗布したものを用いた電子源では、必要な場合に電子を放出できるように、この電子源を常に加熱(予備加熱)しておく必要があるので電力を浪費することにもなり、また、この加熱のための電力系等が必要となるのでコストが高くなる。
更に、上記したFEDよりも画面サイズが大きく、かつ大電流が通電されるオーロラビジョン等の大画面サイズのフラットパネルディスプレイに用いられる電子源として、タングステン上にカーボンナノチューブを成長させたものを電子源として用いることも考えられるが、タングステン上にカーボンナノチューブを成長させるためには、先ずタングステン上にNI又はCO又はFe等の薄膜を付着させ次に加熱を行い、更にメタンガスや水素ガスを導入する必要があるので、プロセス工程数が多くなる。
また、カーボンナノチューブは600℃程度の温度で作製され、1000℃程度くらいで破損箇所等が修復され、結晶性が最適となり電子を効率的に放出できるが、温度がこれ以上になると徐々に結晶が破壊され、電子の放出が少なくなっていき、2000℃程度を越えると電子の放出が殆どなくってしまう。
そこで本発明は、カーボンナノファイバーの先端部における電界の平滑化を防止して電子放出を効果的に行なうことができるカーボンナノファイバーを用いた電子源及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、FEDよりも画面サイズが大きく、かつ大電流が通電されるオーロラビジョン等の大画面サイズのフラットパネルディスプレイの電子源に適用した場合においても、プロセス工程の簡略化と低コスト化を図ることができ、かつ電子を長期にわたって良好に放出することができるカーボンナノファイバーを用いた電子源及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、カーボンナノファイバーを電子放出材として用いた電子源であって、前記カーボンナノファイバーは、基板表面に所定の間隔を設けて多数形成された微小突起の各頂上部に形成されていることを特徴としている。
また、前記カーボンナノファイバーは、カーボン膜を成膜した基板上にイオンビームを照射することにより、前記基板表面に所定の間隔を設けて多数形成された微小突起の各頂上部に形成されることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、カーボンナノファイバーを電子放出材として用いた電子源の製造方法であって、基板上にカーボン膜を成膜する工程と、
カーボン膜が成膜された前記基板表面にイオンビームを所定時間照射する工程とを含むことを特徴としている。
前記イオンビームの前記基板表面への照射により、前記基板表面に所定の間隔を設けて微小突起が多数形成され、かつ前記各微小突起の頂上部にカーボンナノファイバーが形成されることを特徴としている。
本発明によれば、カーボンナノファイバーは基板表面に所定の間隔を設けて多数形成された各微小突起の頂上部にそれぞれ形成されることにより、形成された各カーボンナノファイバーは密集することなく、かつその高さも揃っていないので、その先端部の電界が平滑化されることが防止され、電子放出を効果的に行なうことができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。なお、本発明において、カーボンナノファイバーとは、ナノメートル(nm)のオーダの直径を有した炭素を主成分とするファイバー状の物質であり、カーボンナノファイバーとしては、カーボンナノチューブやグラファイトナノチューブなども含有するものである。また、本発明において、グラファイト膜としては、ダイヤモンドライクカーボン膜、無定形(アモルファス)カーボン膜、煤なども含有するものである。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係るFED用のカーボンナノファイバーを用いた電子源を製造する製造装置を示す概略構成図である。この製造装置1の反応容器2内には、基板(シリコン基板)3を載置した基板ホルダー4が設置されており、基板ホルダー4の上方には、基板3上にカーボン膜としてのグラファイト(黒鉛)膜を成膜するためのアークプラズマガン5と、カーボンナノファイバーを成膜するためのイオン源6が設置されている。基板ホルダー4内には、基板ホルダー4上の基板3を加熱するためのヒータ7が内蔵されている。反応容器2には、反応容器2内を排気して所定の圧力に調整する真空ポンプ等を有する排気系8が接続されている。
アークプラズマガン5とイオン源6は、本実施形態では基板3の平面上に対して略35°の角度で、かつ基板3の中心部を通る鉛直線に対して対称位置にそれぞれ設置されている。イオン源6には、反応ガスを導入するためのガス導入系9が接続されている。
次に、上記した製造装置1による電子源の製造方法について説明する。
先ず、基板ホルダー4上に基板3を載置した後、ヒータ7に通電して抵抗加熱し、基板ホルダー4上の基板3を所定温度(200℃程度)に加熱する。この際、反応容器2内を排気系8により排気して所定の圧力に調整する。
そして、アークプラズマガン5を作動させて基板3上にカーボン膜としてのグラファイト膜を1μm程度の厚みで成膜した後、再度反応容器2内を排気系8により排気して所定の圧力(1×10-7Pa程度以下)に調整する。この際、基板ホルダー4上の基板3は、所定温度(200℃程度)に加熱された状態が維持されている。そして、イオン源6にガス導入系9から反応ガスとしてアルゴンガスを導入してイオン源6を作動させる。イオン源6は、アルゴンイオン(Ar+)を約1.2kVで引出し、250μA/cm2程度のイオン電流で基板3上にアルゴンイオンビームを100分程度連続して照射する。
アルゴンイオンビームの照射終了後にこの基板3を反応容器2内から取出して、SEM(走査型電子顕微鏡)を用いてこの基板3を観察したところ、図2に示すように、基板3表面にアルゴンイオンビームの照射によって略円錐形状の高さが数μm〜20μm程度の突起3aが、20〜30μm程度の間隔で多数形成され、かつ各突起3aの頂上部にカーボンナノファイバー10が不揃いの長さでそれぞれ形成されていた。各カーボンナノファイバー10は、その直径が50nm程度で、長さが1〜3μm程度であった。なお、図2における各突起3aと各カーボンナノファイバー10は模式的に示したものであり、実際の形状などを示したものではない。
上記のようにして得られたカーボンナノファイバー10を有する電子源による電子放出特性を調べたところ、図3に示すような結果が得られた。この測定結果から明らかなように、約3V/μmの電界強度で約1mA/cm2の電子電流が得られた。
このように、本発明の製造方法で製造されたFEDに用いる電子源のカーボンナノファイバー10は、基板3表面に形成された略円錐形状の各突起10aの頂上部に形成されることにより、形成された各カーボンナノファイバー10は密集することなく、かつその高さも揃っていないので、その先端部の電界が平滑化されることが防止され、電子放出を効果的に行なうことができる。
また、上記したシールディング効果(カーボンナノファイバーの先端部の電界強度が弱くなって、電子が放出されなくなってしまう現象)は、本実施形態のようにカーボンナノファイバー10の長さの約10倍程度の間隔以上で各カーボンナノファイバー10が配列されていれば殆ど無視することができる。
〈実施形態2〉
実施形態1では、グラファイト膜が成膜された基板上にイオンビームを照射してその表面に略円錐状の突起を多数形成し、かつ各突起の頂上部にカーボンナノファイバーを形成したが、基板に対してイオン照射効果のある方法であれば、実施形態1のようにイオン源を用いる以外にも、例えば平行平板の2極型のスパッタ装置などを用いることができる。
このスパッタ装置を用いる場合には、例えばアークプラズマガンでグラファイト膜を成膜した基板を基板ホルダーを兼ねる基板上に保持し、この基板に負極性の電圧を印加することにより、加速されたアルゴンイオンをこの電極に照射(衝突)させることで、実施形態1と同様にイオン照射効果が得られる。
〈実施形態3〉
実施形態1では、アークプラズマガンを用いて基板上にグラファイト膜を成膜したが、グラファイト膜を成膜する方法はこれ以外にも、例えば電子ビーム蒸着源を用いたり、イオンプレーティング法、スパッタリング法、マイクロ波CVD法、熱CVD法などを用いることができる。
〈実施形態4〉
図4は、本実施形態に係るFEDに用いる電子源の製造装置を示す概略構成である。この製造装置では、基板(シリコン基板)11を保持した電極12とグラファイト・ターゲット13を反応容器(不図示)内に対向配置し、電極12とグラファイト・ターゲット13との間にインバータ電源14を接続している。
次に、この製造装置による電子源の製造方法について説明する。
先ず、反応容器(不図示)内を所定の圧力に調整して、電極12とグラファイト・ターゲット13との間にアルゴンガスを導入し、電極12とグラファイト・ターゲット13との間にインバータ電源14から高周波電圧を印加してアルゴンガスをプラズマ化する。この際、基板11はヒータ(不図示)によって所定温度に加熱されている。なお、図4のAは、プラズマ化されたアルゴンイオン(Ar+)と電子である。
そして、図5に示すように、グラファイト・ターゲット13にインバータ電源14から負極性の電圧を印加することにより、加速されたアルゴンイオンをグラファイト・ターゲット13に照射(衝突)させて、電極12に保持された基板11上にグラファイト膜15を1μm程度の厚みで成膜させる。
そして、図6に示すように、電極12にインバータ電源14から負極性の電圧を所定時間印加することにより、加速されたアルゴンイオンビームを基板11表面に照射(衝突)させる。これにより、実施形態1と同様にイオン照射効果が得られ、基板11表面にアルゴンイオンビームが照射(衝突)することによって略円錐形状の高さが数μm〜20μm程度の突起3aが、20〜30μm程度の間隔で多数形成され、かつ各突起11aの頂上部にカーボンナノファイバー16が不揃いの長さで形成される。形成された各カーボンナノファイバー16は、その直径が50nm程度で、長さが1〜3μm程度であった。なお、図6における各突起11aと各カーボンナノファイバー16は模式的に示したものであり、実際の形状などを示したものではない。
ところで、図6に示したように、基板11表面にアルゴンイオンビームの照射(衝突)によって所定間隔で突起11aが多数形成され、各突起11aの頂上部にカーボンナノファイバー16が形成される際において、電極12とグラファイト・ターゲット13との間の空間に残留しているアルゴンガス(残留ガス)にプラズマ中の電子が衝突すると、正イオンが誕生する。
そして、この正イオンが負極性に帯電しているカーボンナノファイバー16に引き寄せられて衝突する場合がある。この正イオンの衝突によってカーボンナノファイバー16の先端が欠けると電子が放出できなくなることが懸念されるが、上記したように本実施形態では、基板11表面にグラファイト膜が成膜されている(図6ではこの膜は不図示)ので、上記正イオンが負極性の電圧が印加されている基板11表面に衝突し、この衝突によって飛び出したグラファイト材料がカーボンナノファイバー16の欠けた先端に付着することで自己再生されて修復され、良好に電子放出を行なうことができる。
〈実施形態5〉
上記した各実施形態ではFEDに用いる電子源の場合であったが、FEDよりも画面サイズが大きく、かつ大電流が通電されるオーロラビジョン等の大画面サイズのフラットパネルディスプレイに用いられる電子源においても、同様に本発明を適用することができる。
この場合においても、例えば図1、図2に示した実施形態1あるいは図4〜図6に示した実施形態4で述べた製造装置及び製造方法によって、基板表面に形成された略円錐形状の各突起の頂上部にカーボンナノファイバーを形成した大電流用の電子源を得ることができる。なお、この大電流用の電子源においても上記したFEDに用いる電子源と同様に、基板表面に形成される略円錐形状の突起の高さは数μm〜20μm程度、各突起間の間隔は20〜30μm程度、カーボンナノファイバーの直径は50nm程度で長さは1〜3μm程度である。また、この電子源には大電流が流れるので、基板やその周辺部分においては大電流に耐えられるように構成する。
このように、FEDよりも画面サイズが大きく、かつ大電流が通電されるオーロラビジョン等の大画面サイズのフラットパネルディスプレイに用いられる電子源に本発明を適用することにより、上記した従来の大電流用の電子源(タングステン表面に酸化バリウムを塗布したものやタングステンにカーボンナノチューブを成長させたもの)のように多くのプロセス工程を必要とすることなく簡易に作製することができ、かつ従来のように加熱のための電力系等が必要ないのでコストの低減を図ることができ、更に、突起の頂上部に形成されるカーボンナノファイバーは、カーボンナノチューブでは電子の放出ができなくなる2000℃程度の高温でも効率よく電子を放出することができるので、長期にわたって良好に電子を放出することができる。
本発明の実施形態1に係るカーボンナノファイバーを用いた電子源を製造する製造装置を示す概略構成図。 本発明の実施形態1に係る製造方法で形成された電子源における、基板表面の突起とその頂上部に成長したカーボンナノファイバーを示す模式図。 本発明の実施形態1で形成されたカーボンナノファイバーの電子放出特性を示す図。 本発明の実施形態4に係るカーボンナノファイバーを用いた電子源を製造する製造装置を示す概略構成図。 本発明の実施形態4に係る製造装置によるカーボンナノファイバーを用いた電子源の製造過程を示す図。 本発明の実施形態4に係る製造装置によるカーボンナノファイバーを用いた電子源の製造過程を示す図。 従来例における長さが揃ったカーボンナノチューブを有する電子源を備えたフィールドエミッションディスプレイの要部(カソード電極近傍)を示す概略構成図。 カーボンナノチューブの先端部を示す図。 従来例における長さが揃っていないカーボンナノチューブを有する電子源を示す図。 従来例における束になっているカーボンナノチューブを有する電子源を示す図。
符号の説明
1 製造装置
2 反応容器
3、11 基板
3a、11a 突起(微小突起)
4 基板ホルダー
5 アークプラズマガン
6 イオン源
8 排気系
9 ガス導入系
10、16 カーボンナノファイバー
12 電極
13 グラファイト・ターゲット
14 インバータ電源

Claims (4)

  1. カーボンナノファイバーを電子放出材として用いた電子源であって、
    前記カーボンナノファイバーは、基板表面に所定の間隔を設けて多数形成された微小突起の各頂上部に形成されている、
    ことを特徴とするカーボンナノファイバーを用いた電子源。
  2. 前記カーボンナノファイバーは、カーボン膜を成膜した基板上にイオンビームを照射することにより、前記基板表面に所定の間隔を設けて多数形成された微小突起の各頂上部に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーボンナノファイバーを用いた電子源。
  3. カーボンナノファイバーを電子放出材として用いた電子源の製造方法であって、
    基板上にカーボン膜を成膜する工程と、
    カーボン膜が成膜された前記基板表面にイオンビームを所定時間照射する工程とを含む、
    ことを特徴とするカーボンナノファイバーを用いた電子源の製造方法。
  4. 前記イオンビームの前記基板表面への照射により、前記基板表面に所定の間隔を設けて微小突起が多数形成され、かつ前記各微小突起の頂上部にカーボンナノファイバーが形成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載のカーボンナノファイバーを用いた電子源の製造方法。

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