JP2006351256A - 電界放出型冷陰極装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のエミッタを、高い電界強度が得られるように、電界集中が起こり難くならない適正な間隔で隣り合うもの同士を配置した電界放出型冷陰極装置を提供する。
【解決手段】 所定の真空空間4中に、先鋭な先端を有する複数のエミッタ8が突設されたカソード電極2とアノード電極3とを、所定離間距離を設けて対向配置し、複数のエミッタ8とアノード電極との間に所定電位を与えて電子の放出が行われるようにしたもので、複数のエミッタ8を、隣接するものとの間隔Lが、エミッタ8の高さHの3.5倍以上となる状態に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、平面型画像表示装置や電子線ディバイス、照明装置等に使用する基板面上に複数のエミッタが配置されてなる電界放出型冷陰極装置に関する。
周知のとおり、電界電子放出現象は、先鋭形状を有するエミッタの先端部分に大きい電界強度を付加し、先端表面の電位ポテンシャルがエミッタ材料の仕事関数を超えるとトンネル効果により先端表面から電子が放出される現象である。そして、この現象を用いて電子放出を行う装置として、複数のエミッタを基板上に配置し、またこれに対向してアノード電極を配置、さらに、必要に応じてエミッタとアノード電極の間にゲート電極等を配置した電界放出型冷陰極装置が開発されてきている。また、こうした電界放出型冷陰極装置では、エミッタに大きい電界強度が付加し得るように、その先端部分の曲率半径を小さくし先鋭化することが行われており、錐体形状のエミッタ、例えば略(ほぼ)4角錐状のエミッタでは曲率半径が十数nm程度に、またカーボンナノチューブを用いたものでは数nmにまでなってきている。
そして、例えば略4角錐状のエミッタを基板面上に複数設ける方法としては、p型で(100)結晶方位のSi単結晶基板に、正方形開口部(例えば1μm角)を有するパターンを用いて異方性エッチングを行って略4角錐状の凹部を形成し、さらに凹部内を含めてSiO層を設けた後、スパッタリング法、蒸着法、印刷法、電気メッキ等のいずれかの方法を用いて凹部に充填するように例えばNi等の金属を成層して金属層を形成し、この金属層に基板を接着してからSi基板をエッチング除去して略4角錐体をなす先鋭な凸型を多数有するマスタ基板を得、またさらに、形成したマスタ基板を用いて金型モールド基板を作製し、その後に、金型モールド基板によって電界放出型冷陰極装置に用いる略4角錐状の複数のエミッタを有する基板を得る方法が示されている(例えば特許文献1参照)。
他に略4角錐状の凹部を形成したSi基板をマスタ基板として、メッキ法により凹部に充填するように金属を成層して金属層を形成し、水圧等により金属層とSiで形成されたマスタ基板から分離して金型モールド基板を作製する方法もある。例えば、金型モールド基板の金属材料としてメッキ法を用いた場合、Mo、Ta、W、Cr、Ni、Cu等がある。
こうした状況のもと、複数のエミッタを基板上に配設したものでは、例えば略4角錐状のエミッタを作製する過程や作製したエミッタをエージングする過程等で、エミッタの先鋭な先端が破損してしまったり、エミッタ自体が破損しまったり等することにより電子放出しないエミッタが存在するために、さらに電界放出面積を増やし単位面積当たりの電流密度を高めるために、エミッタの単位面積当たりの配設数を多くし、高集積化することが行われてきた。例えば、特許文献1に記載されているものでは、エミッタの配置間隔を4角錐状エミッタの底辺長さと略等しく、また高さの1.4倍程度にしている。
しかし、複数のエミッタを配置した際に局所的に高いエミッタが存在すると、高いエミッタのみに大きな電界が付加されることになって、そのエミッタからは電子が放出されるが、それ以外のエミッタからは電子が放出され難くなってしまう。このため、局所的に高いエミッタを放電等により破壊することでエミッタの高さを均一化し、エミッタ全体に均等に大きな電界強度を付加して電子放出面積を増加することがなされてきた。
しかしながら、このような手段をとった場合には、放電によって破壊した部位の限定が難しく、また破壊した部位以外にも放電破壊によってエミッタ材料が飛散し、健全なエミッタを破損してしまう虞が生じる。例えば、健全であるエミッタの先端部分が損傷して形状の変化が生じると、電界放出の均一性が悪くなってしまい、健全なエミッタの歩留が悪くなってしまうことになる。そして、電界放出型冷陰極装置が、複数のエミッタによってエミッタ部を形成すると共に、このエミッタ部を同一基板上に複数設けるように構成したものである場合には、各エミッタ部の特性を揃ったものにしようとすると、非常にコストが高いものとなってしまう虞があった。
また、複数の高さの揃ったエミッタを基板上に配設し、高集積化すべく、隣り合うエミッタ同士の間隔を狭隘なものとした場合には、各エミッタの先鋭部分が近づきすぎて電界集中が起こり難くなってしまい、高い電界強度を得ることができない。このため、高電界強度が得られるように、アノード電極とエミッタの離間距離を小さくすることが考えられるが、このようにアノード電極とエミッタを近づけると、エミッタから放出された電子(一次電子)がアノード電極に衝突して発生した電子(二次電子)やイオン、スパッタ等の影響を受けて、エミッタが破損してしまう虞がある。
特開2000−285798号公報(第3頁〜第4頁)
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは、
複数のエミッタを配置する際に、隣り合うエミッタ同士の間隔を適正なものとすることにより電界集中が起こり難くなるのを解消し、高い電界強度が得られるようにする共に、アノード電極とエミッタの離間距離を小さくせずに高い電界強度が得られることによって、アノード電極で発生した二次電子等によるエミッタの損傷を低減することができる電界放出型冷陰極装置を提供することにあり、
また、同一基板面に複数のエミッタを、電界集中が起こり難くならないよう隣り合うもの同士の間隔を適正に保持しながら多数配置することができる電界放出型冷陰極装置を提供することにある。
本発明の電界放出型冷陰極装置は、
所定の真空状態が保持された中に、所定離間距離を設けて先鋭な先端を有する複数のエミッタとアノード電極を対向配置し、前記複数のエミッタと前記アノード電極との間に所定電位を与えて電子の放出が行われるようにした電界放出型冷陰極装置であって、
前記複数のエミッタは、略同一高さを有して同一基板面に配置されていると共に、隣接するもの同士の間隔が、該エミッタの高さの3.5倍以上となっていることを特徴とするものであり、
また、基板の同一面上に略同一の所定高さに突設された略4角錐状の複数のエミッタと、これらエミッタに対して所定離間距離を設けて配置されたアノード電極とを備えた電界放出型冷陰極装置において、
前記複数のエミッタの隣接するもの同士の間隔が、該エミッタの底辺の長さの2.5倍以上となっていることを特徴とするものであり、
さらに、前記複数のエミッタが、それぞれ前記基板面上の正三角形の頂点となる位置に配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、
複数のエミッタを配置する際に、隣り合うエミッタ同士の間隔が適正なものとなり、電界集中が起こり易くなって高い電界強度が得られ、さらに高い電界強度を得るためにアノード電極とエミッタの離間距離を小さくする必要がないことから、アノード電極で発生した二次電子等によるエミッタの損傷を低減することができる等の効果を有し、
また、同一基板面に複数のエミッタを、電界集中が起こり難くならないようにしながら、稠密に多数配置でき、電流密度を高いものとすることができる等の効果を奏する。
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
先ず第1の実施形態を図1乃至図3により説明する。図1は概略構成を模式的に示す断面図であり、図2はカソード電極の斜視図であり、図3は電界強度特性を解析結果に基づき示す特性図である。
図1及び図2において、電界放出型冷陰極装置1は、カソード電極2とアノード電極3とを、例えば10−6Torr程度の高真空状態に保持した真空空間4を間に設け、電源5によりカソード電極2とアノード電極3の間に所定の電位差を与えることで、電子がカソード電極2からアノード電極3に向けて放出されるように構成されている。またカソード電極2は、例えばガラスで形成された支持基板6のアノード電極3側の面にカソード配線を兼ねたエミッタ基板7を設け、さらに、エミッタ基板7のアノード電極3対向面に、略4角錐状に形成された例えば曲率半径が十数nm程度の先鋭な先端を有する複数のエミッタ8を突設させた構成となっている。
また、エミッタ基板7に突設された複数のエミッタ8は、隣接するものとの間に所定の間隔Lを設けて、直交する複数の行、列方向にそれぞれ配列されている。そして、エミッタ基板7及びこれに突設されたエミッタ8は、アノード電極3に対向する表面部分が導電部分となるように形成されており、エミッタ基板7とエミッタ8の導電部分には、例えばMo、Ta、W、Cr、Ni、Cu等の少なくとも1つの材料でなる、あるいは、いずれかを主材料としてなる導電材料が用いられている。
なお、複数の略4角錐状エミッタ8のエミッタ基板7への突設は、公知の技術、例えば上記した特許文献1に示されるように、p型で(100)結晶方位のSi単結晶基板に、異方性エッチングを行って開口部分が例えば1μm角の正方形の略4角錐状凹部を形成し、この形成した凹部を使って略4角錐体をなす先鋭な凸型を多数有するマスタ基板を得、さらにマスタ基板を用いて略4角錐状の凹部を有する金型モールド基板を作製し、その後に金型モールド基板によって、樹脂シートに略4角錐状の凸型を転写し、さらに樹脂シート上に導電部分として導電層を成層することによって突設させる等の方法により行われるか、あるいは同様に、略4角錐体の凸型を有するマスタ基板を得た後に、これを樹脂材料に押し当てて写し取り、得られた樹脂材料の凹部を埋め込むように前記導電材料を設ける方法により行われる。
他に略4角錐状の凹部を形成したSi基板をマスタ基板として、メッキ法により凹部に充填するように金属を成層して金属層を形成し、水圧等により金属層とSiで形成されたマスタ基板から分離して金型モールド基板を作製する方法もある。例えば、金型モールド基板の金属材料としてメッキ法を用いた場合、Mo、Ta、W、Cr、Ni、Cu等がある。
本実施形態では、上記のうちの2番目の方法を用い、樹脂材料の凹部を埋め込むようにスパッタリング法で、例えばNiを凹部深さ以上に厚く成層させて、エミッタ基板7とエミッタ8の導電部分を形成した。なお、スパッタリング法に代えて蒸着法、印刷法、電気めっき等の方法を用いてもよい。
また、エミッタ基板7に突設された複数のエミッタ8が、例えば上記のSi単結晶基板の結晶面を使った異方性エッチングによる方法で形成したものの場合は、略4角錐状をなす個々のエミッタ8の形状は、正方形に形成された底面の底辺の長さXに対し、
高さHが、
H=2X/tan(55°)
となるものとなっている。
ここで、tan(55°)の項は、結晶方位(100)のSi単結晶基板面を異方性エッチングしたときに、基板面に対するエッチングされた傾斜面の傾斜角度が、55°であることを反映している。
また、こうした形状のエミッタ8を所定の間隔Lで複数設けたカソード電極2について、隣接するエミッタ8同士の間隔Lとエミッタ8の底辺長さXの比(L/X)を変え、各構成での電界強度を解析して求めたところ、図3に示すような電界強度特性の解析結果が得られた。すなわち、間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が2.5以上の状態では、電界強度は一定の高い値となり、また、間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が2.5より小さい状態では、小さくなるほど電界強度の値は低下する。なお、上記形成方法で得られる略4角錐状のエミッタ8は、上記の式(H=2X/tan(55°))の関係を有することから、隣接するエミッタ8同士の間隔Lとエミッタ8の高さHの比(L/H)に対する電界強度は、間隔Lと高さHの比(L/H)が3.5以上の状態では、一定の高い値をとり、3.5より小さい状態では、小さくなるほど低下する。
この結果によれば、エミッタ8の高密度に配置しようとした場合に、隣接するエミッタ8同士の間隔Lを小さくしても、先鋭なエミッタ8の先端に高い電界強度を付加することができないことになる。これは、隣接するエミッタ8同士が互いの電場の影響を受けるために電界集中が妨げられるからで、互いの電場の影響を受けない範囲で複数のエミッタ8を設けるためには、間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が2.5以上であることが必要、言い換えれば、間隔Lと高さHの比(L/H)が3.5以上であることが必要で、高電界強度の付加のためには、間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が2.5以上、あるいは間隔Lと高さHの比(L/H)が3.5以上であることが好ましいことになる。
そして、以上のように、複数のエミッタ8を適正な間隔Lで配置することで、エミッタ8の先端に高い電界強度を付加でき、容易に電子を放出させることができる。またアノード電極3とエミッタ8の離間距離を小さくせずに高い電界強度が得られることから、アノード電極3で発生した二次電子等によるエミッタ8の損傷を低減できるので、放電によるエミッタ材料の飛散等による影響も少なくでき、電子放出特性も広範囲で均一なものになり、駆動電圧の低電圧化が可能となる。さらに、高電界強度を付加するためのエージングに、従来は多くの日数をかけていたものが、より短い期間でよく、装置製作の日数が短縮でき、装置の低コスト化が可能となる。
次に第2の実施形態を図4乃至図6により説明する。図4は概略構成を模式的に示す断面図であり、図5はカソード電極の斜視図であり、図6はカソード電極の平面図である。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図4乃至図6において、本実施形態の電界放出型冷陰極装置11は、エミッタ8の配置パターンのみが第1の実施形態と異なるもので、カソード電極12のアノード電極3に対向する面を形成するエミッタ基板7には、略4角錐状の複数のエミッタ8が、図6に示すように、隣接するものとの間に所定の間隔Lを設けて、エミッタ基板7面上の1点鎖線で示した正三角形の頂点となる位置に配置されている。すなわち、左右方向に配列されたエミッタ8の隣接するものとの間、また、左右方向に対し60度右斜め上方向に配列されたエミッタ8の隣接するものとの間、さらに、左右方向に対し60度左斜め上方向に配列されたエミッタ8の隣接するものとの間に、それぞれ等しい間隔Lを設けたものとなっている。
そして、隣接するもの同士の間隔Lは、各エミッタ8の底辺長さX、高さHに対し、隣接するエミッタ8同士で互いの電場の影響を受けない範囲でとなる間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が2.5以上、あるいは間隔Lと高さHの比(L/H)が3.5以上なる関係を満たすものとなっている。
この結果、上記第1の実施形態と同様の作用、効果を得ることができると共に、複数のエミッタ8がより高密度に配置でき、単位面積当たりの電流密度を高めることができる。
なお、上記の各実施形態では、高電界強度の付加のために、間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が2.5以上、あるいは間隔Lと高さHの比(L/H)が3.5以上であることが好ましいとしたが、より好ましくは、間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が3.0以上、間隔Lと高さHの比(L/H)でみると、4.2以上あればよく、また実使用的な面から装置によっては、間隔Lと底辺長さXの比(L/X)が2.0以上、あるいは間隔Lと高さHの比(L/H)でみると、2.8以上あればよい。さらに、隣接するエミッタ8同士の間隔Lについては、その許容許容される範囲の上限は、スペースファクタを考慮し、使用する機器やその仕様、性能等に基づいて適宜に設定がなされればよい。
また、上記の各実施形態は、1つの支持基板5上に単独に設けたカソード電極2におけるものであるが、同一支持基板5にそれぞれ独立に複数設けられたカソード電極2におけるものであってもよい。さらに、上記の実施形態においては、略4角錐状のエミッタ7について説明したが、エミッタ8を導電材料で形成された先鋭な先端を有するもの、例えば、基板上に立設したカーボンナノチューブ等で構成したり、円錐状、4角錐状以外の多角錐状等としたりして、それぞれの配置間隔Lと高さHの比(L/H)を上記のようにしても、同様の効果を得ることができる。またさらに、用途によって、エミッタ8とアノード電極3の間に1つあるいは複数のゲート電極等を配置した3極以上の多極構成にしたり、アノード電極3のエミッタ8対向面側に蛍光体層を設ける等した構成としたりしたものでも、同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるカソード電極の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る電界強度特性を解析結果に基づき示す特性図である。 本発明の第2の実施形態の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるカソード電極の斜視図である。 本発明の第2の実施形態におけるカソード電極の平面図である。
符号の説明
1,11…電界放出型冷陰極装置
2,12…カソード電極
3…アノード電極
4…真空空間
8…エミッタ
H…高さ
L…間隔
X…底辺長さ

Claims (3)

  1. 所定の真空状態が保持された中に、所定離間距離を設けて先鋭な先端を有する複数のエミッタとアノード電極を対向配置し、前記複数のエミッタと前記アノード電極との間に所定電位を与えて電子の放出が行われるようにした電界放出型冷陰極装置であって、
    前記複数のエミッタは、略同一高さを有して同一基板面に配置されていると共に、隣接するもの同士の間隔が、該エミッタの高さの3.5倍以上となっていることを特徴とする電界放出型冷陰極装置。
  2. 基板の同一面上に略同一の所定高さに突設された略4角錐状の複数のエミッタと、これらエミッタに対して所定離間距離を設けて配置されたアノード電極とを備えた電界放出型冷陰極装置において、
    前記複数のエミッタの隣接するもの同士の間隔が、該エミッタの底辺の長さの2.5倍以上となっていることを特徴とする電界放出型冷陰極装置。
  3. 前記複数のエミッタが、それぞれ前記基板面上の正三角形の頂点となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電界放出型冷陰極装置。
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