JP2005338419A - 面発光装置用封止体及び面発光装置 - Google Patents

面発光装置用封止体及び面発光装置 Download PDF

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Yoshiaki Ezaki
義昭 江崎
Hirohisa Hino
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Abstract

【課題】簡便な工法にて複数の発光素子に給電される電力のバラツキを抑制してその発光輝度を均一化することができ、且つ各発光素子や電極への水蒸気や酸素等の侵入を防止して発光輝度の劣化を防止することができる面発光装置用の封止体を提供する。
【解決手段】面発光装置Bにおける発光素子6を実装した透光性基板5の実装面側に配設される封止体Aに関する。絶縁樹脂層1を介した一面側に金属製のガスバリア層2が、他面に発光素子6への給電用の導体配線3が設けられている。前記導体配線3はパターニングされた金属箔にて形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、面発光装置における透光性基板に実装された発光素子を外気から遮断するための封止体及びこの封止体を備える面発光装置に関するものである。
近年、有機エレクトロルミネッセンス素子を用いたディスプレーや表示装置、有機エレクトロルミネッセンス素子をバックライトして用いた液晶表示装置、プラズマディスプレイ等の面発光装置Bは、薄型の表示装置や映像表示装置等として注目を集めている。これらの面発光装置Bでは、ガラス基板等のような透光性基板5に対して発光素子6をマトリックス状に配置して構成されるものであり、またその背面側にガスバリア性を有する封止体Aを設けることで、水蒸気や酸素等の侵入を防止し、これにより発光素子6の発光特性の劣化を防止するようにしている(特許文献1参照)。
このような面発光装置B’の一例を図5に示す。図示の例では、ガラス基板等のような透光性基板5上に必要に応じて平坦化膜12を形成したものに、透明薄膜配線7’を蒸着等により形成し、この透明薄膜配線7’上に発光素子6をマトリックス状に配置し、更にその上に薄膜配線8’を前記透明薄膜配線7’との間に絶縁性を確保しつつ形成するようにしている。このとき各発光素子6のアノード電極とカソード電極のいずれか一方の機能を透明薄膜配線7’が兼備し、他方の機能を薄膜配線8’が兼備するようになっている。そして、この透光性基板5の実装面側にガラス、金属板あるいはそれらの加工体等により形成された封止体A’を配設し、この封止体A’と透光性基板5の外周縁部の隙間をスペーサを兼ねる側部封止体13にて閉塞するようにしている。また、このような面発光装置B’には、図示はしていないが、必要に応じて各発光素子6を駆動するための薄膜トランジスタ等で構成される駆動回路や、各発光素子6間の発光の干渉等を防止したりプラズマ発光素子6の場合における封止ガスを封止するための隔壁等が設けられる。
上記のような面発光装置B’には、透明薄膜配線7’と薄膜配線8’とを外部電源やアース等に接続するために外部接続端子10を設けることで、外部からの給電を受けて駆動するようになっている。
特開2003−133058号公報 特開2003−216100号公報
しかし、上記のような面発光装置B’においては、上記のような薄膜配線8’や透明薄膜配線7’は蒸着等で形成するものであるため厚膜化することが困難であり、このためこれらの配線における電圧降下が無視できないものとなって、特に大型の面発光装置B’を形成する場合には外部接続端子10と各発光素子6との間の距離の相違により発光素子6間の輝度のバラツキが生じやすくなるものであった。
このような問題を解決するために、従来、バス電極と呼ばれる回路をスクリーン印刷等で形成したり、特殊な駆動回路を組み込んだりする手法(特許文献2参照)なども提案されているが、これらの手法では製造工程が複雑化してしまい、歩留まりの悪化や製造コストの増大等を招いてしまうものであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡便な工法にて複数の発光素子に給電される電力のバラツキを抑制してその発光輝度を均一化することができ、且つ各発光素子や電極への水蒸気や酸素等の侵入を防止して発光輝度の劣化を防止することができる封止体及び面発光装置を提供することを目的とするものである。
本発明者らは鋭意研究の結果、面発光装置における封止体に厚膜の導体配線を形成可能にしてこの導体配線における電圧降下を低減すると共にこの導体配線から面発光素子へと電力を供給可能に形成し、且つこの封止体における高いガスバリア性を維持するようにして、本発明の完成に至ったものである。
すなわち本発明に係る面発光装置用封止体Aは、面発光装置Bにおける発光素子6を実装した透光性基板5の実装面側に配設される封止体Aにおいて、絶縁樹脂層1を介した一面側に金属製のガスバリア層2が、他面に発光素子6への給電用の導体配線3が設けられており、前記導体配線3はパターニングされた金属箔にて形成されていることを特徴とするものであり、封止体Aを絶縁樹脂層1とガスバリア層2と金属箔との積層体にて構成することで封止体Aを簡便且つ安価に形成することができると共に、前記ガスバリア層2にて高いガスバリア性を確保して発光素子6が外部の水分や酸素に曝露されることを防いで発光特性の劣化を抑制し、且つ前記導体配線3にて各発光素子6への駆動電力の供給を可能とすると共にこの導体配線3を金属箔にて厚膜に形成することが容易となり、導体配線3における電圧降下を抑制して各発光素子6の発光輝度のバラツキの発生を抑制することができるものである。
また、上記ガスバリア層2は、面状に形成することが好ましく、これにより封止体Aの広い範囲に亘ってガスバリア性を付与して水分や酸素等の侵入を防止し、発光素子6が外部の水分や酸素等に曝露されることを効果的に抑制することができるものである。
また、上記ガスバリア層2は圧延金属箔から形成することが好ましく、この場合、電解金属箔におけるマイクロプロシティと呼ばれる欠陥が存在せず、高いガスバリア性を有するガスバリア層2を形成することができるものである。
また、上記導体配線3には、この導体配線3と、透光性基板5に実装された発光素子6とを電気的に接続するためのバンプ4を設けることが好ましく、この場合、バンプ4を介して各発光素子6に電力を供給することができるものである。
また、上記封止体Aは、透光性基板5に対して封止体Aを位置合わせして配設した際に透光性基板5よりも外側方に突出する突出部9を備え、前記突出部9には、上記導体配線3と導通する外部接続端子10が設けられるようにすることが好ましく、これにより、外部接続端子10を介して導体配線3を電源やアース等に接続して、給電用の電力の供給を受けることができるものである。
また、上記絶縁樹脂層1にはスルーホール11を設けても良く、この場合、スルーホースを介して導体配線3を絶縁樹脂層1の一面側(背面側)へ引き回すことができて、配線設計の自由度が高くなる。例えば、アノード電極へ接続される導体配線3とカソード電極へ接続される導体配線3のうちの一方をスルーホール11を介して絶縁樹脂層1の一面側(背面側)へ引き回すことができて、外部接続端子10をアノード電極へ接続される導体配線3の外部接続端子10と、カソード電極へ接続される導体配線3の外部接続端子10を、それぞれ封止体Aの表裏両面に設けることができるものである。
また、上記のようにスルーホール11を設ける場合には、このスルーホール11にビアフィルめっきを施すことが好ましく、この場合、スルーホール11を形成した部位におけるガスバリア性の低下を防止することができるものである。
また、上記絶縁樹脂層1としては、開口面積比率が10%以下であるガラスクロスを補強材として用いることが好ましく、これにより更に封止体Aのガスバリア性を向上することができるものである。
また、上記絶縁樹脂層1は、鱗片状の充填材が充填されているものであることが好ましく、このようにすることによっても、封止体Aのガスバリア性を更に向上することができるものである。
また、本発明に係る面発光装置Bは、発光素子6を実装した透光性基板5の実装面側に、上記のような封止体Aを、上記導体配線3が実装面と対向するように配設し、前記導体配線3と発光素子6とを電気的に接続したものであり、これにより、封止体Aを絶縁樹脂層1と金属箔との積層体にて構成することで封止体Aを簡便且つ安価に形成することができると共に、前記ガスバリア層2にて高いガスバリア性を確保して発光素子6が外部の水分や酸素に曝露されることを防いで発光特性の劣化を抑制し、且つ前記導体配線3にて各発光素子6への駆動電力の供給を可能とすると共にこの導体配線3を金属箔にて厚膜に形成することが容易となり、導体配線3における電圧降下を抑制して各発光素子6の発光輝度のバラツキの発生を抑制することができるものである。
本発明によれば、面発光装置の封止体を、絶縁樹脂層の一面側に金属製のガスバリア層を積層して形成し、前記絶縁樹脂層の他面に金属箔をパターニングした素子への給電用の導体配線を積層して形成することで、金属製のガスバリア層による封止体の高いガスバリア性により発光素子が外部の水分や酸素に曝露されることを防止してその発光特性が低下することを防止し、且つこの封止体に設けた導体配線によって各発光素子への駆動電力の供給を可能とすると共にこの導体配線を金属箔にて厚膜に形成することを容易として導体配線における電圧降下を抑制して各発光素子の発光輝度のバラツキの発生を抑制することができ、これにより、簡便な工法にて複数の発光素子に給電される電力のバラツキを抑制してその発光輝度を均一化すると共に、各発光素子や電極への水蒸気や酸素等の侵入を防止して発光輝度の劣化を防止することができるものである。
以下、本発明をその実施をするための最良の形態に基づいて説明する。
図1〜4は、封止体Aを備える面発光装置Bの構成を示す。本発明に係る面発光装置Bの封止体Aは、上記のように絶縁樹脂層1の一面側に金属製のガスバリア層2を積層し、前記絶縁樹脂層1の他面に金属箔をパターニングした素子への給電用の導体配線3を積層して、構成される。
絶縁樹脂層1は、適宜の樹脂組成物を成形硬化することにより形成することができる。使用できる樹脂組成物としては、適宜の熱硬化性や熱可塑性の樹脂組成物を適用することができ、例えばエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂等を含む樹脂組成物を用いることができる。
また、この絶縁樹脂層1には、補強材として適宜の繊維質基材を含有させることで強度の向上を図ると共に、この繊維質基材によってガスバリア性を向上することができる。繊維質基材としては、適宜の織布や不織布を用いることができ、例えばガラス不織布、ガラス織布(ガラスクロス)、紙、有機繊維織布、有機繊維不織布等を用いることができる。このような補強材としては、開口面積比率が小さいものを用いるほど、この水分や酸素等のガスが補強材を透過しにくくなって封止体Aのガスバリア性が向上するものであり、特に補強材として開口面積比率が10%以下のガラスクロスを用いると、封止体Aのガスバリア性を特に低減することができる。このときのガラスクロスの開口面積比率の下限は特に制限されず、この値が低くなるほどガスバリア性を向上することができるが、絶縁樹脂層1の製造時の成形性等を考慮すると、実質的な下限は1%となる。このようなガラスクロスとしては、適宜のものを用いることができるが、例えば開繊ガラスクロス、扁平ヤーンガラスクロス等を用いることができる。
また、この絶縁樹脂層1には鱗片状の充填材を含有させることで封止体Aのガスバリア性を更に向上させることができる。すなわち、鱗片状の充填材は球状のものよりも大きな遮蔽面積を有することから、ガスの透過性を低減することができるものである。このような鱗片状の充填材としては、特に制限されるものではないが、例えば雲母、粘土鉱物等を挙げることができる。この充填材の含有量が適宜調整されるが、好ましくは10〜80質量%の範囲となるようにする。
この絶縁樹脂層1の厚みは特に制限されるものではないが、例えば0.01〜2.00の範囲に形成することができる。
また、ガスバリア層2は適宜の金属材にて形成することができるが、例えばアルミニウム板等の適宜の金属板や、銅箔等の適宜の金属箔等にて形成することができる。ガスバリア層2の厚みはこのガスバリア層2に十分なガスバリア性が付与されるように適宜の厚みにすることができるが、好ましくは5〜100μmの範囲となるようにする。
またガスバリア層2を金属箔にて形成する場合、このガスバリア層2に特に大きなガスバリア性を付与するためには、このガスバリア層2を圧延金属箔にて形成することが好ましい。すなわち、電解金属箔を用いてガスバリア層2を形成する場合には、このガスバリア層2に電解金属箔に起因するマイクロプロシティと呼ばれる欠陥が発生するおそれがあるが、圧延金属箔にはこのような欠陥が発生することがなく、このため電解金属箔にて形成する場合と較べて高いガスバリア性が付与されるものである。
上記のガスバリア層2は、封止体Aに高いガスバリア性を付与するためには、面状に形成することが好ましい。また、このガスバリア層2は絶縁樹脂層1の一面の全面に形成することができるが、部分的にガスバリア層2が形成されていない領域が存在していても良い。好ましくはガスバリア層2は、絶縁樹脂層1の一面の90%以上の領域に形成されるようにする。
また、絶縁樹脂層1の他面に形成される導体配線3を構成する金属箔も、適宜の金属材にて形成することができるが、例えば銅箔等にて形成することができる。また導体配線3は電解金属箔と圧延金属箔のいずれで形成しても良いが、特に圧延金属箔にて形成すると、導体配線3による封止体Aのガスバリア性の向上も図ることができる。
この導体配線3の厚みや線幅は、発光素子6への給電時に十分な電流量が導通可能であると共に大きな電圧降下が生じないように適宜設定されるものであるが、特に厚みを5μm〜100μm、線幅を0.01mm〜2.00mmの範囲となるように形成することが好ましい。
このような導体配線3としては、少なくとも互いに電気的に絶縁された二系統の導体配線3a,3bが形成され、面発光装置Bを構成した場合にはこの二系統の導体配線3a,3bのうちの一方は発光素子6のアノード電極に電気的に接続され、他方は発光素子6のカソード電極に電気的に接続されるようになっている。各導体配線3は互いに電気的に絶縁されるように形成され、且つ発光素子6の配置状態に応じた適宜のパターン状に形成される。
上記のような各導体配線3には、それぞれ外部の電源やアース等に接続される外部接続端子10が接続される。外部接続端子10は、導体配線3が形成されている面に、導体配線3の一部として形成することができる。このとき外部接続端子10は、絶縁樹脂層1の端縁部に形成されるが、面発光装置Bにおいてこの外部接続端子10が外部に露出するためには、後述する面発光装置Bの透光性基板5に対して封止体Aを位置合わせして配設した際に透光性基板5よりも外側方に突出する突出部9を絶縁樹脂層1に設け、この突出部9に外部接続端子10を設けるようにする。
ここで、同一面において互いに電気的に絶縁される二種類の導体配線3を設ける場合、配線の長大化を防止するためには各導体配線3の外部接続端子10を近接して設けることは困難であるため、カソード電極に接続される導体配線3と、発光素子6のアノード電極に接続される導体配線3とにそれぞれ接続される各外部接続端子10は、絶縁樹脂層1の一端側と他端側とにそれぞれ形成することが好ましく、このため上記突出部9は絶縁樹脂層1の両端部にそれぞれ設けて各突出部9に各導体配線3に接続される外部接続端子10をそれぞれ設けるようにすることが好ましい(図1,4参照)。
また、この封止体Aには、必要に応じてスルーホール11を形成することができる(図2,3参照)。この場合、絶縁樹脂層1の他面に形成した導体配線3をスルーホール11を介して絶縁樹脂層1の他面に引き回すことができて、配線設計の自由度が向上するものである。このとき例えば、絶縁樹脂層1の他面に形成された二系統の導体配線3a,3bのうちの一方をスルーホール11を介して絶縁樹脂層1の一面側へ引き回すと、例えば絶縁樹脂層1の一端にのみ突出部9を設けてこの突出部9の他面側(透光性基板5と対向する側)の面に一方の導体配線3の外部接続端子10を設け、更に絶縁樹脂層1の一面側(背面側)に、スルーホール11を介して引き回された他方の導体配線3の外部接続端子10を設けるようにすることも可能である(図2参照)。また、二系統の導体配線3a,3bを共にスルーホール11を介して絶縁樹脂層1の一面側へ引き回すようにすると、面発光装置Bを形成した場合において絶縁樹脂層1に上記のような突出部9を設けることなく、外部接続端子10を外部に露出させて形成することができる(図3参照)。このようにすると、面発光装置Bの小型化が可能となる。
上記のようにスルーホール11を形成する場合には、スルーホール11にビアフィルめっきを施すことでスルーホール11の開口を完全に閉塞してしまうことが好ましい。この場合、スルーホール11の形成位置において封止体Aに開口が形成されてしまうことを防ぎ、これにより高いガスバリア性を維持することができるものである。ビアフィルめっきは銅めっき、ニッケルめっき、金めっき等により行うことができる。
上記のようにスルーホール11を介して導体配線3を引き回す場合には、絶縁樹脂層1の一面側に引き回された導体配線3は、上記のガスバリア層2と電気的に絶縁されるように形成される。このとき、絶縁樹脂層1の一面側においては、ガスバリア層2が形成されない領域が存在することとなるが、この領域の面積が極力小さくなるようにするためには、スルーホール11は絶縁樹脂層1の端縁付近に形成すると共に、このスルーホール11を介して絶縁樹脂層1の一面側に引き回された導体配線3は、スルーホール11から最短距離で絶縁樹脂層1の端縁に引き回されるようにするなどしてその配線長さが極力短くなるように形成して、ガスバリア層2が形成される領域の面積ができるだけ広くなるようにすることが好ましい。尚、絶縁樹脂層1の一面側に引き回された導体配線3は、ガスバリア層2の一部としても機能する。
また、導体配線3には、図1〜4に示すように、この導体配線3と発光素子6とを電気的に接続するためのバンプ4を設けるようにしても良い。バンプ4は、半田、導電ペースト、金等の適宜の材質にて形成することができる。バンプ4の形成位置は面発光装置Bにおける発光素子6、アノード電極、カソード電極の配列に応じて適宜設定されるものであるが、面発光装置Bにおいて複数の発光素子6にそれぞれアノード電極とカソード電極とを設けると共に各発光素子6間では前記電極が全て電気的に絶縁されるように形成しておくことを前提として、各発光素子6のアノード電極とカソード電極にそれぞれ対応するバンプ4を設けるようにすることが好ましい。この場合、導体配線3から各発光素子6へ到る給電経路を短くして電圧降下を更に抑制することができる。
上記のような封止体Aを作製するにあたっては、例えば金属箔張積層板の作製手法を適用することができる。すなわち、ガラスエポキシ銅張積層板、ガラスポリイミド銅張積層板、ガラスフッ素樹脂銅張積層板、ガラスコンポジット銅張積層板、紙エポキシ銅張積層板、フレキシブル銅張積層板、金属基板銅張積層板等のような種々の金属箔張積層板と同一の手法を用いて絶縁樹脂層1に金属箔を積層成形した成形体を作製し、これに対してプリント配線形成技術を適用することにより導体配線3、ガスバリア層2、スルーホール11等を形成することで、封止体Aを得ることができる。
例えば、ガラスエポキシ銅張積層板、ガラスポリイミド銅張積層板、ガラスフッ素樹脂銅張積層板、ガラスコンポジット銅張積層板、紙エポキシ銅張積層板等のような絶縁樹脂基板金属箔張積層板を製造する手法を用いて封止体Aを作製する場合には、例えばまず適宜の熱硬化性樹脂組成物を補強材となる基材に含浸させ、必要に応じて加熱乾燥してBステージ化することによりプリプレグを作製し、一枚のプリプレグ、又はこのプリプレグを複数枚重ねたものの両面に、それぞれ金属箔を積層配置し、加熱加圧成形を施すことで、絶縁樹脂基材の両面に金属箔が積層一体化した成形体を得る。
次に、上記成形体の、透光性基板5と対向して配置される側の面(他面)の金属箔に、パターンめっき処理を施して導体配線3及び外部接続端子10を形成する。この場合、プリント配線形成技術を適用することで、微細な配線パターンを容易に形成することができる。またこの導体配線3には必要に応じてめっき処理を施すことで、導体配線3の更なる厚膜化を図ることもできる。
また、成形体の、透光性基板5とは反対側に配置される側の面(一面)における金属箔はそのまま残存させることにより、絶縁樹脂層1の一面全体に亘ってガスバリア層2を形成することができる(図1参照)。このとき二系統の導体配線3a,3bは絶縁樹脂層1の他面側にのみ形成され、各導体配線3の外部接続端子10は共に突出部9の他面側に設けられるようにする。
また、図2,3に示す場合のように透光性基板5とは反対側に配置される側の面(一面)にも導体配線3及び外部接続端子10を形成する場合には、透光性基板5とは反対側に配置される側の面(一面)における金属箔にパターンめっき処理を施すなどして、この面に金属箔にて形成されるガスバリア層2と、金属箔にて形成される導体配線3とを併設する。このときレーザ加工やドリル加工等によりスルーホール11を形成し、このスルーホール11の内面にビアフィルめっきを施すことで両面の導体配線3を導通させることができる。
また、フレキシブル銅張積層板等のようなフレキシブル金属箔張積層板を製造する手法を用いて封止体Aを作製する場合には、例えばまずポリイミドフィルム等のような可撓性樹脂フィルムの両面に銅箔等の金属箔を積層一体化することで、絶縁樹脂層1の両面に金属箔が積層一体化した成形体を得る。この成形体に対して上記の場合と同様にして導体配線3とガスバリア層2とを形成することで、封止体Aを得ることができるものである。
またアルミニウム基板銅張積層板のように金属基板金属箔張積層板を製造する手法を用いて封止体Aを作製する場合には(図4参照)、例えばまずアルミニウム板等の金属板と金属箔とを、上記のようなプリプレグや、あるいは熱硬化性樹脂からなる樹脂シートを介して積層一体化することにより、プリプレグ又は樹脂シートにて形成される絶縁樹脂層1の一面に金属板が、他面に金属箔が積層成形された成形体を得る。
次に、成形体の上記他面の金属箔にパターンめっき処理を施して導体配線3及び外部接続端子10を形成する。この場合も、プリント配線形成技術を適用することで、微細な配線パターンを容易に形成することができる。またこの導体配線3には必要に応じてめっき処理を施すことで、導体配線3の更なる厚膜化を図ることもできる。また、ガスバリア層2は金属板にて構成されるものである。
次に、上記のような封止体Aを用いた面発光装置Bの構成について説明する。
面発光装置Bは、発光素子6を実装した透光性基板5の実装面側に、上記のような封止体Aを、この封止体Aの導体配線3が実装面と対向するように配設し、更に封止体Aの導体配線3と発光素子6とを電気的に接続することで構成することができる。
透明基板としては電気的絶縁性を有し且つ適度な強度を有するものを適宜用いることができ、また無色透明の他に、多少着色されているものであってもよい。このような透明基板としては、例えば、ソーダライムガラスや無アルカリガラスなどの透明ガラス板や、フィルム状または板状の透明プラスチックのシートなどを用いることができる。
この透明基板の一面には、必要に応じて平坦化膜12が形成され、更に透明薄膜電極7、発光素子6、薄膜電極8が積層成形される。
平坦化膜12は薄膜トランジスタなどを発光素子6より透光性基板5側に形成する場合などに、それによる段差を無くすために形成するものであり、感光性透明樹脂等で形成することができる。
透明薄膜電極7は、例えばCuI、ITO(インジウム−スズ酸化物:インジウムチンオキサイド)、SnO2、ZnO等の導電性透明材料を用いて形成することができ、これらの電極材料を用いて例えば真空蒸着法やスパッタリング法等の方法により薄膜に形成することによって作製することができる。この透明薄膜電極7は、各発光素子6ごとにそれぞれ設けることが好ましく、このとき各透明薄膜電極7間は電気的に絶縁されるように形成される。この透明薄膜電極7は高い透光性を付与するためにはできるだけ厚みを薄く形成することが好ましいが、あまりに薄すぎると十分な導電性を維持することができなくなるおそれがあり、そのため透明薄膜電極7の厚みは材質により異なるが10nm〜500nmの範囲に形成することが好ましい。
上記の透明薄膜電極7に対して、発光素子6が積層して設けられる。発光素子6としては、プラズマ発光素子、有機エレクトロルミネッセンス素子等の適宜のものが形成される。これらの発光素子6としては公知の構成のものを用いることができるが、例えば有機エレクトロルミネッセンス素子を形成する場合にはホール輸送層、有機発光層、電子輸送層等を積層成形することにより形成することができる。
また、薄膜電極8は、例えば、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、リチウム、マグネシウム、アルミニウム、マグネシウム−銀混合物、マグネシウム−インジウム混合物、アルミニウム−リチウム合金、Al/Al23混合物、Al/LiF混合物等の導電性材料を用いて形成することができ、これらの電極材料を用いて例えば真空蒸着法やスパッタリング法等の方法により、薄膜に形成することができる。この薄膜電極8は、各発光素子6ごとにそれぞれ設けることが好ましく、このとき各薄膜電極8間は電気的に絶縁されるように形成される。また、この薄膜電極8は、発光素子6からの発光を透光性基板5側に出射させるためには高い遮光性を有することが好ましく、このため薄膜電極8の厚みは材質により異なるが10〜1000nmの範囲に形成することが好ましい。
上記の透明薄膜電極7と薄膜電極8のうち、いずれか一方がアノード電極として機能すると共に、他方がカソード電極として機能し、この電極から発光素子6への給電がなされる。
上記の各電極は透光性基板5とは反対側に露出する露出面を有するように形成されるものであり、図示の例では透明薄膜電極7にはその透光性基板5とは反対側の面における一部の領域に発光素子6が積層されていると共に残りの面が露出面となるように形成されており、また薄膜電極8はその透光性基板5とは反対側の面が全て露出面として形成されている。
封止体Aはその導体配線3が形成されている側の面(ガスバリア層2が形成されている側とは反対側の面)が、上記の透光性基板5の発光素子6が実装されている実装面と対向するように配設され、且つ前記導体配線3と各発光素子6に設けられている透明薄膜電極7及び薄膜電極8とが電気的に接続される。導体配線3と各電極との接続は、上記のように導体配線3にバンプ4が設けられている場合にはこのバンプ4を各電極に接合することによりなされる。また各電極側に予めバンプ4を設けておき、このバンプ4を封止体Aの導体配線3と接続するようにしても良い。このとき二系統の導体配線3a,3bのうちの一方にのみ透明薄膜電極7が接続され、且つ他方にのみ薄膜電極8が接続されるようにする。
また封止体Aと透光性基板5の縁部の外周縁部の隙間には、スペーサを兼ねる側部封止体13が設けられており、この側部封止体13によって封止体Aと透光性基板5とが所定の間隔をあけて配設されると共に、封止体Aと透光性基板5の縁部の外周縁部からのガスの侵入を防止している。この側部封止体13は適宜の材質にて形成することができるが、例えばアルミニウムなどの金属、ガラス、樹脂成型品等にて形成することができる。
このように形成される面発光装置Bのうち、図1,4に示すものは、封止体Aの一面の全面に亘ってガスバリア層2が設けられていると共に、導体配線3は封止体Aの他面にのみ形成されており、また封止体Aの両端にそれぞれ突出部9が設けられていてこの突出部9が透光性基板5よりも外側方に突出していると共に、各突出部9にはアノード電極に接続される導体配線3とカソード電極に接続される導体配線3とにそれぞれ接続されている外部接続端子10が設けられている。
また、図2に示すものでは、封止体Aの一面に外縁部の一部を除いて面状のガスバリア層2が設けられている。またアノード電極に接続される導体配線3とカソード電極に接続される導体配線3は封止体Aの他面に形成されていると共に、封止体Aの絶縁樹脂層1に設けられたスルーホール11を介して一方の導体配線3の一部が封止体Aの一面に引き回されている。また封止体Aの一端には突出部9が設けられていて、この突出部9が透光性基板5よりも外側方に突出していると共に、突出部9の表裏両面にそれぞれ導体配線3に接続されている外部接続端子10が設けられている。ここで、スルーホール11は突出部9の近傍に設けられると共に、この封止体Aの導体配線3はこのスルーホール11から突出部9に向けて設けられていて、突出部9の一面側の外部接続端子10に接続されている。ガスバリア層2はこの封止体Aの一面側の導体配線3、スルーホール11及び外部接続端子10が形成されていない領域に、これらと電気的に絶縁された状態で形成されている。
また、図3に示すものでは、封止体Aの一面に外縁部の一部を除いて面状のガスバリア層2が設けられている。また導体配線3は封止体Aの他面に形成されていると共に、封止体Aの絶縁樹脂層1に設けられたスルーホール11を介して導体配線3の一部が封止体Aの一面に引き回されている。また封止体Aの一端には突出部9が設けられていて、この突出部9が透光性基板5よりも外側方に突出していると共に、突出部9の表裏両面にそれぞれ導体配線3に接続されている外部接続端子10が設けられている。ここで、スルーホール11は突出部9の近傍に設けられると共に、この封止体Aの導体配線3はこのスルーホール11から突出部9に向けて設けられていて、突出部9の一面側の外部接続端子10に接続されている。ガスバリア層2はこの封止体Aの一面側の導体配線3、スルーホール11及び外部接続端子10が形成されていない領域に、これらと電気的に絶縁された状態で形成されている。
(実施例1)
基材としてガラスクロスを用いたエポキシ樹脂プリプレグを4枚重ね合わせると共にその両面に厚み18μmの圧延銅箔を重ね、加熱加圧成形により積層一体化することにより、厚み0.8mmの絶縁樹脂層1の両面に銅箔が積層された成形体を得た。
この成形体の片側の銅箔にのみ、パターンめっき処理を施して、二系統の導体配線3a,3bを形成すると共に各導体配線3に接続する外部接続端子10を形成した。この導体配線3は線幅100μmに形成し、また外部接続端子10からの導体配線3の最大経路長は50mmとなるようにした。
このような封止体Aを用い、図1に示すような構成を有する、ボトムエミッション・パッシブ方式でバス電極無しの面発光装置Bを作製した。このとき透光性基板5としては厚み1.0mmのガラス基板を用い、透明薄膜電極7はITOにて厚み100nmに形成し、薄膜電極8はマグネシウム−銀混合物で厚み200nmに形成し、発光素子6としては有機エレクトロルミネッセンス素子を設けた。
(実施例2)
厚み1.0mmのアルミニウム基板の片面に樹脂シートを介して厚み35μmの圧延銅箔を重ね、加熱加圧成形により積層一体化することにより、厚み100μmの絶縁樹脂層1の一面にアルミニウム基板が、他面に銅箔が積層された成形体を得た。
この成形体の片側の銅箔にのみ、パターンめっき処理を施して、二系統の導体配線3a,3bを形成すると共に各導体配線3に接続する外部接続端子10を形成した。この導体配線3は線幅100μmに形成し、また外部接続端子10からの導体配線3の最大経路長は50mmとなるようにした。
このような封止体Aを用い、図4に示すような構成を有する、ボトムエミッション・パッシブ方式でバス電極無しの面発光装置Bを作製した。他の条件は実施例1と同一である。
(実施例3)
厚み50μmのフレキシブルポリイミドフィルムの両面に厚み18μmの圧延銅箔を積層成形した成形体を用いた以外は、実施例1と同様にして、ボトムエミッション・パッシブ方式でバス電極無しの面発光装置Bを得た。
(実施例4)
基材として開口面積比率5%のガラスクロスを用い、樹脂ワニスとして鱗片状雲母を固形分換算で50質量%の割合で含むものを用いて得られたエポキシプリプレグを4枚重ね合わせると共にその両面に厚み18μmの圧延銅箔を重ね、加熱加圧成形により積層一体化することにより、厚み0.8mmの絶縁樹脂層1の両面に銅箔が積層された成形体を得た。
この成形体の両側の銅箔にそれぞれパターンめっき処理を施すと共にスルーホール11形成とビアフィルめっき処理とを行い、図3に示すような構成を有する封止体Aを得た。このとき導体配線3は線幅100μmに形成し、また外部接続端子10からの導体配線3の最大経路長は50mmとなるようにした。
このような封止体Aを用い、図3に示すような構成を有する、ボトムエミッション・パッシブ方式でバス電極無しの面発光装置Bを作製した。他の条件は実施例1と同一である。
(比較例1)
封止体A’として厚み1.0mmのアルニウム板を用いて、図5に示す構成を有する、ボトムエミッション・パッシブ方式でバス電極無しの面発光装置B’を作製した。
このとき透光性基板5としては厚み1.0mmのガラス基板を用い、透明薄膜配線7’はITOにて厚み100nm、線幅100μmに形成し、薄膜配線8’はマグネシウム−銀混合物で厚み200nm、線幅100μmに形成し、発光素子6としては有機エレクトロルミネッセンス素子を設けた。各配線の外部接続端子10からの最大経路長は50mmとなるようにした。
(比較例2)
プリプレグとして紙基材フェノール樹脂プリプレグを用い、且つガスバリア層2を設けない以外は、実施例1と同様にして、ボトムエミッション・パッシブ方式でバス電極無しの面発光装置Bを作製した。
(評価試験)
各実施例及び比較例の面発光装置Bについて、外部接続端子10間に10Vの電圧を印加して面発光装置Bを発光させ、このときの発光輝度のバラツキの有無を確認した。バラツキがない場合を「○」、バラツキが発生した場合を「×」として評価し、その結果を表1に示す。
また、各実施例及び比較例の面発光装置Bを60℃、90%RHの条件下に500時間放置した後、上記と同一の条件で面発光装置Bを発光させた場合の、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光輝度の低下の有無を確認した。発光輝度の低下が生じない場合を「○」、発光輝度が低下した場合を「×」と評価し、その結果を表1に示す。
Figure 2005338419
上記の結果から明らかなように、実施例1〜4では発光輝度のバラツキも吸湿処理後の発光輝度の低下も生じず、良好な結果が得られた。
本発明の実施の形態の一例を示す概略の断面図である。 本発明の実施の形態の他例を示す概略の断面図である。 本発明の実施の形態の更に他例を示す概略の断面図である。 本発明の実施の形態の更に他例を示す概略の断面図である。 従来技術の一例を示す概略の断面図である。
符号の説明
A 封止体
B 面発光装置
1 絶縁樹脂層
2 ガスバリア層
3 導体配線
4 バンプ
5 透光性基板
6 発光素子
9 突出部
11 スルーホール

Claims (10)

  1. 面発光装置における発光素子を実装した透光性基板の実装面側に配設される封止体において、絶縁樹脂層を介した一面側に金属製のガスバリア層が、他面に発光素子への給電用の導体配線が設けられており、前記導体配線はパターニングされた金属箔にて形成されていることを特徴とする面発光装置用封止体。
  2. 上記ガスバリア層が面状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の面発光装置用封止体。
  3. 上記ガスバリア層が圧延金属箔から形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の面発光装置用封止体。
  4. 上記導体配線に、この導体配線と、透光性基板に実装された発光素子とを電気的に接続するためのバンプを設けて成ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の面発光装置用封止体。
  5. 透光性基板に対して封止体を位置合わせして配設した際に透光性基板よりも外側方に突出する突出部を備え、前記突出部には、上記導体配線と導通する外部接続端子が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の面発光装置用封止体。
  6. 上記絶縁樹脂層にスルーホールが設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の面発光装置用封止体。
  7. 上記スルーホールにはビアフィルめっきが施されていることを特徴とする請求項6に記載の面発光装置用封止体。
  8. 上記絶縁樹脂層が、開口面積比率が10%以下であるガラスクロスを補強材として備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の面発光装置用封止体。
  9. 上記絶縁樹脂層が、鱗片状の充填材が含有されているものであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の面発光装置用封止体。
  10. 発光素子を実装した透光性基板の実装面側に、請求項1から9のいずれかに記載の封止体を、上記導体配線が実装面と対向するように配設し、前記導体配線と発光素子とを電気的に接続して成ることを特徴とする面発光装置。
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