JP2005337412A - 減速機構付きねじ機構 - Google Patents

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勇 坪野
Makoto Yamakado
山門  誠
Junichi Tamamoto
淳一 玉本
Satoru Takahashi
哲 高橋
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Abstract

【課題】
コンパクトで大減速比を実現しがたの小さな減速機構付きねじ機構を提供することを目的とする。
【解決手段】
ロッド(ラック)1にねじを切り、これに噛み合うナット2を回転させてロッド1を直動させるねじ機構において、ナット2に歯車3を設け、その歯車3に、オルダム機構6で自転を防止する旋回歯車5を噛み合わせた減速機構を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転を直動に変換するねじ機構に関わり、特に減速比が大きいうえにコンパクトな減速機構を付加したねじ機構に関する。本発明のねじ機構は自動車の電動ステアリング装置に用いるのに適している。
従来の減速機構を付加したねじ機構として、特許文献1に開示された動力操向装置があげられる。この減速機構は、ナットに外歯歯車を設け、それよりも歯数の多い内歯歯車を偏心して噛み合わせ、その内歯歯車を回転駆動するものであり、内歯歯数/外歯歯数だけの減速比が取れる。モータは低回転で高トルクよりも高回転で低トルク仕様の方が小形化可能であるため、この減速機構によりモータの小形化を実現でき、装置全体の小形化を可能とした。また、この小形化した分を磁気回路や電気回路の容積増加に用いると、モータの高効率化も可能となる。
実開平6−39666号
しかし、この機構でモータの一層の小形化または高効率化をねらって減速比を増大させると、内歯歯車の歯数の増大が必要になり、内歯歯車径の拡大と偏心量の増大で、機構全体では逆に大型化してしまうという課題があった。
本発明の第一の目的は、大減速比とコンパクト化を両立させた減速機構付きねじ機構を提供することにある。また、第二の目的は、がたの低減を可能とした減速機構付きねじ機構を提供することにある。さらに、第三の目的は、大出力を可能とするボールねじ機構を提供することにある。
上記第一の目的を達成するための第一の手段として、ねじを設けたロッドとそのねじに噛み合うナットとナットの回転駆動源とを有するねじ機構と、その回転駆動源の回転速度を前記ナットに減速して伝える減速機構とを備えた減速機構付きねじ機構において、前記減速機構に、前記ナットに同心に固定配置する回転歯車とその回転歯車に噛み合いながらその中心軸を中心に旋回運動する旋回歯車とその旋回運動を実現する旋回運動実現手段とその旋回歯車の自転を防止する自転防止手段とにより実現した。
また、上記第一の目的を達成するための第二の手段として、上記第一の手段とともに、前記回転歯車を内歯歯車とし、前記旋回歯車を外歯歯車にするとよい。
また、上記第一の目的を達成するための第三の手段として、上記前記第一または第二の手段とともに、前記公転運動実現手段を、前記旋回歯車の中心に旋回軸受を設け、その旋回軸受に偏心部を挿入し前記ロッドが貫通するクランクシャフトとそのクランクシャフトに固定配置されるロータを有する中空モータとした。
また、上記第一または第二の目的を達成するための第四の手段として、上記第三の手段とともに、前記自転防止手段をオルダム機構とした。
また、上記第一または第二の目的を達成するための第五の手段として、上記第三または第四の手段とともに、前記旋回軸受の偏心量が拡大する方向に付勢力を付与する旋回軸受付勢手段を設けた。
また、上記第一または第二の目的を達成するための第六の手段として、上記第五の手段とともに、前記旋回軸受の外輪側または内輪側のはめ合いで少なくとも一箇所をすきまばめとした。
また、上記第一または第二の目的を達成するための第七の手段として、上記第六の手段とともに、前記旋回軸受の外輪側をしまりばめ、内輪側をすきまばめとし、その内輪を偏心量が拡大する方向に付勢する旋回軸受付勢手段を設けた。
また、上記第一乃至第三の目的を達成するための第八の手段として、上記第一乃至七の手段のいずれか一つとともに、前記ねじ機構をボールねじとした。
本発明によれば、減速機構を大型化することなく減速比を増大できる。このため、その増大分をねじ機構の減速比の低減に割り振ると、ねじのリード角を大きく設定することが可能となる。これにより、ねじ機構部の効率向上を図ることができ、装置を大型化することなく高効率化を実現できる。また、ねじリード角を大きく設定できることで、逆効率を向上でき、大型化することなく装置の信頼性を確保できる効果がある。
また、回転駆動源にモータを用いる場合、減速比の増大でモータの小形化が図れ、装置全体のコンパクト化を実現できる。
また、がたを低減できるため、回転方向を頻繁に変える動作でも、回転入力に対して直動出力が出ない回転角度範囲を狭くすることが可能となり、制御性が向上する。
また、ねじにボールねじを用いる場合、ねじ面の摩擦係数が大幅に低下し、装置の高効率を実現できる。さらに、ねじリード角が大きくできることから、組み込むボールの径を大きくできる。これにより、ボールと転動面の接触面積が拡大し、大推力化を実現できる。
本発明を自動車のラックアシストタイプの電動パワーステアリング装置に適用した実施例を示すが、詳細説明の前に、自動車のパワーステアリング装置について概要を説明する。図14は、乗用車で現在主流となっている、ラックピニオン方式のステアリング機構である。主な構成要素は、ステアリングホイール101、その回転軸であるステアリングコラム102、その下端部に設けられたピニオン103、そのピニオン103に噛合うラック1を設けたロッド104(このロッド自体をラックと称することが多い)、その両端に接続し、その他端で操舵輪106と繋がるタイロッド105、ロッド105に設けられたねじ機構107である。これにより、ドライバーがステアリングホイール101をまわすと、ステアリングコラム102が回転し、下端のピニオン103も回転する。ピニオン103の回転でそれに噛合うラック1によりロッド104が軸方向に直動し、それに繋がるタイロッド105が動いて操舵を行う。パワーステアリング装置は、これらの構成要素のいずれかをアシストしてドライバーのステアリングホイール101をまわす力を低減するシステムである。
この機構に要求される主な項目は以下である。
a.駆動部を入力としロッド104の直動を出力とする正方向の機構効率が高い。
b.がたがない(微小入力に対しても,出力が必ず出る)。
c.応答性がよい(ステアリングホイール101の操舵方向の急変に対して応答遅れが極めて小さい)。
d.ロッド104を軸方向に押す力を入力とし駆動部を出力とする逆方向の機構効率がある程度高い。
dの逆効率は、カーブを曲がってステアリングホイール101を戻すとき、ステアリングホイール101から手を離すと自然に戻る操作性の確保と、縁石に乗り上げた時等の衝撃荷重を機構部にかけないために、ある程度の値が必要である。
アシストの動力源としては、現在のところ、油圧とモータを用いた電動がある。ラックアシストのみ実用化されている油圧パワーステアリング装置に対して、電動パワーステアリング装置には以下に示すタイプが実用化されている。
(1)コラムアシストタイプ。
(2)ピニオンアシストタイプ。
(3)ラックアシストタイプ。
(1)、(2)は、回転-直動変換機構であるラックとピニオンの歯車機構をそのまま用い、コラムまたはピニオンに歯車等の減速機構を介してモータトルクを伝達する機構である。このため、これまでステアリングコラムが一本だけ通っていた箇所にモータと減速機構の配置が必要となる以外、構成が極めて単純であることから、現在のところは電動パワーステアリング装置の主流となっている。しかし、これらの方式では、アシスト力もラックとピニオンの噛み合い部にかかるため、アシスト力が大きい大型車では、ピニオン径を拡大して噛み合い率を高くするか、ピニオン長とラック幅を増大して噛み合い線を長くする必要がある。しかし、前者は比ストローク(ステアリングホイール1回転時のラックストローク)が概略決まっていること、後者はラックを太くする必要があることから、コラムやピニオンアシストタイプ電動パワーステアリングの大型車への搭載は極めて困難であった。
これに対し、(3)は新たな回転-直動変換機構が必要となる反面、アシスト力はラックとピニオンの歯車機構を通らないため、電動パワーステアリング装置を大型車へ搭載する可能性が出てくる。
自動車分野における電動化は、主要な環境対応技術であり、今後の技術開発の主流と考えられる。このため、自動車機器の中でも主要部品であるステアリング装置の電動化は重要な開発項目である。よって、大型車へ展開可能な唯一の方式であるラックアシストタイプ電動パワーステアリング装置の開発は、非常に重要である。
現在、実用化している電動パワーステアリング装置のラックアシスト機構としてはボールねじ機構があり、その他の有力な機構は見出されていない。しかしながら、ボールねじ機構は大出力化に伴って低摩擦係数の確保が困難となる特有の問題を有する。これより、出力に上限があり、大型乗用車よりも大出力を必要とするトラックやバスなどには、搭載不可能である。つまり、これまでは、これら車種のステアリング装置を電動化するための機構が見出されておらず、全車種へ電動パワーステアリング装置を搭載することは不可能であった。
本発明の機構は、上記したボールねじ機構の出力の上限が無いため、全車種へ電動パワーステアリング装置を搭載可能とするものである。
第一の実施例を、図1乃至8に基づいて説明する。図の説明に先立ち、本発明の構成要素とステアリング装置における要素の対応を述べる。
本発明のロッドは、ステアリング装置ではラックと呼称することが多いため、これにならって、以後ラックとする。この呼称変更に対応し、ロッドねじはラックねじとする。ラックは軸方向に可動であるが回転しないような支持部が設けられている(図示せず。ラックピニオン方式のステアリング装置では、ピニオンとそれに噛合うラック歯がその役目を果たす)。
図1は電動ステアリング装置のうちラックアシスト部の縦断面図、図2は低速回転部の縦断面図、図3はラック軸側面から見た外観図、図4はラック軸方向から見た外観図、図5は回転歯車と旋回歯車の噛み合い図、図6と図7は回転部の組み立て方法を示す斜視図である。また、図8はフレームかしめ部の縦断面図(図1のM部拡大図)である。
本実施例は、ねじをボールねじとしたタイプであり、さらに減速機構における減速比をできるだけ大きく設定し、逆にねじ機構側の減速比をできるだけ小さくしたものである。この結果、従来よりねじリード角を大きくできるため、ねじ機構部の正効率(入力がモータ回転で出力がラックの直動となる正動作時の効率)の向上(図13参照)でステアリング装置全体の効率(正効率)が向上する。同時に、逆効率(入力がラックの直動で出力がモータ回転となる逆動作時の効率)も向上する(図13参照)。
これにより、タイヤが縁石に乗り上げた場合にかかるような衝撃力がラックに加わってもラックが軸方向へ容易に動くため、荷重時間が長くなる。この結果、機構各部にかかる力のレベルは小さくなり、機構の損傷や破壊が回避されるという効果がある。また、カーブの後半でステアリングを戻す時に、ハンドルから手を離すだけでハンドルの自発的な回転が起きて直進に戻るといった運転性に優れたステアリングを実現できるという特有の効果もある。
まず、概略の構成を説明する。主たる構成要素としては、ラックねじ1aが形成されたラック1とそれに噛み合って回転するナット2とそれらの間に介在する複数のボール9からなるボールねじ機構と、ナット2の回転源であるモータ8と、モータ8からナット2へ減速しつつ回転を繋ぐ減速機構と、ケーシング10からなる。
減速機構は、ナット2に固定配置される回転歯車3と、旋回運動実現手段により旋回運動を起こす旋回歯車5とその自転を防止するオルダム機構からなる。
旋回運動実現手段は、偏心部4aに旋回歯車5を回転フリーに嵌合し中心軸部4bにロータ8aを固定配置したクランクシャフト4からなる。
また、オルダム機構は、旋回歯車5とフレーム7の間にオルダムリング6を配置して構成される。
ここで、図2にナット2と回転歯車3が一体化した低速回転部を示す。これは、焼結等により歯車部を形成した後、以下の機械加工で製作することが考えられる。円筒部に6個の長穴2f1〜2f6を軸方向にずらしながら120度間隔で開け、その後、円筒内面にナットねじ溝2eを切削加工する。必要ならば研削も行う。最後に、ボールねじ機構のボール循環路を形成する6個のデフレクター50を長穴2f1〜2f6に挿入し、ナットねじ溝2eがデフレクター溝50aとスムースに繋がって循環路が形成されるように挿入位置を微調整しながら固定する。必要ならば、固定後にナットねじ2eとこれらデフレクター2g1〜2g6の溝の繋ぎ目を研削加工する。
デフレクター溝50aは、1ピッチずれたナットねじ溝を繋ぐとともに、この部分を転がるボール9がラックねじ1aと干渉しないように、つば50b、50cによって中心軸から遠ざける経路とする。
以上の如くナット2には6本の循環路が形成されるが、これに限らず何本でもよい。但し、複数の循環路の場合、デフレクターの位置はナットの中心軸側から見て等間隔にする。これにより、ナットとラックが噛み合わないデフレクター部を均等に分散できるためボールとねじ溝の接触部の応力集中を緩和できるため、大推力を取り扱うことが可能となる。
次に、これら構成要素の組立て法を説明する。
まず、図6,7を用いて、回転主要部の組立方法を説明する。ローラ軸受である副軸受3aを回転歯車3側の端部に圧入した前記低速回転部(図2参照)をラック1に通した後(図6、7では省略)、デフレクター50の外周側に残る長穴2f1〜2f6から各循環路にボール9を入れる。ここで、長穴はナット2の外周に分布しているため、この作業は、一循環路毎に行い、ボールを入れ終ったら、ラック1を回してボール9の動きをチェックする。そこで異常が無いことを確認した上で、長穴に蓋(図示せず)をする。このボール封入作業を各循環路で行う。
本実施例では、長穴2f1と2f4、2f2と2f5、2f3と2f6は同じ向きに開口しているため、封入作業を同時に行ってもよい。
次に、副軸受3aにクランクシャフト4の一端を係合させる。そして、その偏心部4aに、波板ばね4fを通した後、ニードル軸受またはローラ軸受である旋回軸受5aを圧入した旋回歯車5を係合させる。ここで、旋回軸受5aの内輪側の嵌め合いは隙間嵌めとする。そして、偏心部4aの外周偏心方向に設けた切欠き4eに旋回付勢ばね51を圧入する。この結果、旋回軸受5aの内輪側隙間は偏心側に偏り、旋回歯車5の旋回半径が大きくなる。
図5から明らかなとおり、旋回歯車5と回転歯車3の噛み合い部Aは、ラック中心O3からみて偏心方向(回転歯車3の中心O3からみた旋回歯車5の中心O5の方向)に位置するため、この旋回付勢ばね51は,噛み合いのバックラッシュを小さくし、機構のがたを抑制する効果がある。尚、図5において、C3は回転歯車(内歯歯車)3のピッチ円、C5は旋回歯車(外歯歯車)5のピッチ円、C30は回転歯車(内歯歯車)3の基礎円、C50は旋回歯車(外歯歯車)5の基礎円である。
次に、オルダムリング6を旋回歯車5の背面に装着する。この時、旋回歯車5の背面にある旋回側オルダム溝5bと5cにオルダムリング6の旋回突起6bと6cを挿入し、突起側面をすべり対偶とする。さらに、主軸受7aを圧入したフレーム7を装着する。
この時、フレーム7の底面にあるフレーム側オルダム溝7dと7eにオルダムリング6のフレーム突起6dと6eを挿入し、突起側面をすべり対偶とする。力の関係から、運転の向きに応じてすべり対偶として作用する面が切り替わる。よって、オルダム溝とオルダム突起間の隙間を量産加工で可能な最小レベル(エンドミル加工であれば10μm程度)とし、運転方向切り替え時の旋回歯車5の微小な自転を抑制して運転立ち上がりの遅れを低減する必要がある。このため、オルダム溝の幅とオルダム突起の幅の管理は非常に重要となる。
以上のように、オルダムリング6を旋回運動する旋回歯車5と固定するフレーム7に係合させて、旋回歯車5の自転を防止するオルダム機構を形成する。この後、止め輪4dによりフレーム7をクランクシャフト4に位置決めする。この時、クランクシャフト4のつば部と旋回軸受5aに挟まれて組み込まれた波板ばね4fがわずかに圧縮されるように位置決めする。これにより、旋回歯車5の軸方向のがたをなくすことができるため、運転時にオルダムリング6と旋回歯車5とフレーム7が軸方向に衝突することを回避し、騒音振動を抑制する効果がある。
また歯車の噛合い長さが一定となるために、噛合い状態が安定化し、噛合い部から発生する振動や騒音を低減するという効果もある。
また、オルダムリング6の各突起6b,6c,6d,6eの高さを、挿入する各溝5b,5c,7d,7eの深さよりも小さくしたため、オルダムリング6はオルダム上面6fとオルダム下面6gで挟持される。この結果、それらの面で生じる摩擦力はオルダムリング6を傾ける向きのトルクとして作用するが、腕の長さの大きい(最大はオルダムリングの外直径)偶力で対抗できるため、それによる摩擦損失は無視でき、効率の低下を抑制する効果がある。
以上のように組み立てた回転主要部のクランクシャフト4側に、磁石を内蔵したロータ8aを圧入する。このロータ8aのフレーム軸受7a側端部にバランサー8a1、反対側端部にカウンターバランサー8a2が一体的に配置され、これらによって、ロータ8a,旋回歯車5,オルダムリング6の二面バランスをとる。ここで、オルダムリング6は回転しないため、その半分の質量が回転するとみなすハーフバランシングの考えを用いて不釣合い量を設定する。
次に、ナット2の外周に、スペーサ2cを挟んだ2個のケーシング軸受2a,2b(両者ともアンギュラ玉軸受)を装着し、ロックナット2dをねじ込んで固定する。ここでケーシング軸受2aにはねじ穴の開いたフランジが付いている。
最後に、ロックナット2dのかしめ部をかしめて、ゆるみを防止する。
次に、図1,3,4と図1のM部拡大図である図8を用いて、上記した如く組み立てた回転部およびラック1をケーシング10に組み込む方法を説明する。
まず、回転部およびラック1を第一ケーシング10aに挿入し、トルクを管理しながらベアリングボルト53を締め付ける。これにより、ケーシング軸受2a,2bの予圧を調整するとともに、回転部をケーシング10に仮止めする。この時、Oリング等のシール材53aを入れてケーシング内外のシールを確保する。
次に、フレーム7のかしめ溝7bの位置で第一ケーシング10aをかしめ、回転部をケーシング10に固定する。そして、ロータ8aを外部駆動で回転させ、組立て異常がないことを確認する。
最後に、ステータ8bを焼き嵌めまたは圧入した第二ケーシング10bを、Oリング等のケーシングシール材10cを挟んだ上で、ケーシングボルト54で第一ケーシング10aにねじ固定し、ケーシング10を組み立てる。
この時、ステータ8bとロータ8aが対向して中空のモータ8を形成するが、ロータ8aの磁石の中心がステータの磁気中心よりもカウンターバランサー8a2側にずれた配置とする。これにより、ロータ8aはその磁気中心ずれを縮小する向きに磁力を受けるため、クランクシャフト4は左方向(図1)にずれる力を受ける。この結果、フレーム軸受7aは止め輪4dによって予圧を受けることになり、その部分でのがたを抑制する効果がある。また、モータ8を中空モータとしたため、ラック1と同軸に配置する結果、モータ部がラック側面へ出っ張ることがなく、機構全体の形状をコンパクトな円筒形状にまとめることができる効果がある。
グリースは、歯車3,5の噛合い部と、オルダムリング6の対偶部、ボール9とその転動溝であるラックねじ1a、ナットねじ2e、転がり軸受2a,2b,3a,5a,7aの転動体に塗布する。このように各部に塗布したグリースがステアリング装置内部で移動しないように転がり軸受内にシール板を入れても良い。
以上で、ステアリング装置のうち、ラックアシストを行う電動アクチュエータ部が組立つが、その後は、操舵輪との接続部の組み立てや、ステアリングホイールとの機械的な接続または電気的な接続を行うがここでは省略する。
次に、動作を説明する。
モータ8によりクランクシャフト4が回転し、それによって、旋回歯車5が旋回運動する。このとき、旋回歯車5とオルダムリング6とフレーム7により構成される前記オルダム機構で、旋回歯車5の自転が防止される。図5から明らかなとおり、このように自転しない旋回歯車5が一回だけ旋回運動を行うとそれに噛合う回転歯車3はその歯数差だけ回転する。
本実施例の場合、旋回歯車5の歯数は30、回転歯車3の歯数は36であるため、モータ8が一回転すると旋回歯車5が一回り旋回し、回転歯車3は同一方向に歯数の差である6歯分だけ回転することになる。つまり、1/6回転することになり、減速比が6の減速機構である。このようにコンパクトな機構で大減速比を実現できるという効果がある。
本実施例では、旋回歯車を外歯、回転歯車を内歯としたが、旋回歯車を内歯、回転歯車を外歯としても減速機構を実現できる(但し、入力側の回転方向と出力側の回転方向は逆になる)。後者の場合、外側に配置される内歯歯車の外周にその旋回領域分だけのスペースを確保する必要があるのに対し、本実施例(前者)の場合は、その必要がない。つまり、この減速機構において、旋回歯車を外歯、回転歯車を内歯とすると、外径が小さい一層コンパクトな機構になるという効果がある。
ナット2は、減速した回転歯車3と一体となっているために、低速回転し、ボールねじ機構によって、ラック1が直動する。この時、回転のトルクは減速比だけ倍増しているため、ラック1に発生する推力は減速機構とボールねじ機構の減速効果の積となり、極めて大きくなるという効果がある。
この電動ステアリング装置の動作中は、旋回歯車5が旋回運動するため、旋回歯車5には旋回方向に遠心力が作用する。旋回方向には旋回歯車5と回転歯車3の噛合い部があるため(図5参照)、この遠心力は両歯車3,5の噛合い部を押し付け合う方向に作用する。一般的な傾向として、旋回速度が大きくなると、歯車同士の不慮の噛合い衝突頻度が増加して噛合い部で両者が離れる向きの振動が生じ、がたの増大をまねく。しかしながら、本構造では、前記の如く、旋回速度が増大する程、噛合い部を押し付ける向きの力が増大するため、常時適度な力で両歯車を押し付けることが可能となり、噛合い部の摩擦損失を押さえながらがたを抑制できる効果がある。
また、前記したようにねじリード角を大きくしているためボールねじのピッチが増大する。よって、組み込むことが可能なボール9の直径を増大できる。これより、ボール一個あたりで受け持つことができる負荷が増大するため、ねじ機構がボールねじである場合には、本減速機構を設けることにより、発生可能な推力が増大するという効果がある。
本実施例では、オルダムリング6と旋回歯車5及びフレーム7間はすべり対偶となっているが、ここにボールとそれが循環する転動溝を配置してもよい。これにより、信頼性の向上および摩擦損失の低減による機構効率の向上という特有の効果がある。
次に、第二の実施例を図9の低速回転部の縦断面図に基づいて説明する。低速回転部が、個別のナット2と回転歯車3から成る以外は第一の実施例と同様なので、それ以外の構造及び動作及び効果の説明は省略する。
ナット2を切削加工し、回転歯車3を焼結により作成する。これにより、加工性が向上し、ナット溝2eの形状精度及び回転歯車3の形状精度が向上する。前者により、ボール摩擦係数が低減し、機構効率が向上する特有の効果がある。また、後者により、機構のがたを低減するという効果がある。
逆に、加工性の向上を、加工精度を据え置いて加工コストの低減に割り振ることも可能である。また、ナット2と回転歯車3の材質を熱処理や表面処理の観点から選択し、信頼性を向上させることも可能である。回転歯車3に内周テーパ面3x、ナット2に外周テーパ面2xが設けてあるため、回転歯車3にナット2を挿入するだけで両者の姿勢が自動的に調整されるという特有の効果がある。
その後、ボールナット用ロックナット3nをねじ込み、かしめ溝でかしめて固定する。また、焼結成形した回転歯車3に、テーパ面のみ仕上げ加工した粗加工のナットをボールナット用ロックナット3nで固定後、ナットねじ加工してもよい。この場合には、軸方向における歯車とねじの位置関係をばらつきなく決めることができるため、ラックねじ1aを切る範囲を必要最小限にすることができ、加工コストを低減出来る効果がある。
次に、第三の実施例を図10のラックアシスト部の縦断面図と図11の自転防止機構部拡大断面図(図10中のN部)に基づいて説明する。オルダム機構の代わりに副クランクシャフトを複数設ける以外は、第一の実施例と同様なので、それ以外の構造及び動作及び効果の説明は省略する。
旋回歯車5とフレーム7の間に偏心量がクランクシャフト4の偏心部と同一となる副クランクシャフトを設ける。そこで、旋回歯車5との間にはローラ軸受55a、フレーム7との間にはローラ軸受55bを設ける。デッドポイントを回避するために、複数の副クランクシャフト55はクランクシャフト4とフレーム7上で一直線にならない配置とする。例えば、120度間隔で3個設けると良い。これにより、すべり対偶が無くなり、信頼性が向上するとともに、摩擦損失が低減し機構効率が向上するという特有の効果がある。
次に、第四の実施例を図12の自転防止機構部拡大断面図(図10中のN部)に基づいて説明する。副クランクシャフトの代わりにボール穴機構を複数設ける以外は、第二の実施例と同様なので,それ以外の構造及び動作及び効果の説明は省略する。
旋回歯車5に旋回穴5xとフレーム7にフレーム穴7xを設け、その間に自転防止用ボール56を配置する。ここで、旋回穴5xとフレーム穴7xの直径は同一とし自転防止用ボール56の直径との差をクランクシャフト4の偏心量と一致させる。これらの構成を副クランクシャフトと同様の配置で複数設ける。波板ばね4fは旋回歯車5にフレーム7側へ向う軸方向の付勢力を付加するが、この自転防止用ボール56によりこの力を受けることができるため、摩擦損失の低減による機構効率の向上とその部分の信頼性が向上する特有の効果がある。
上記実施例に用いたねじ機構の効果を図13を参照しながらまとめて説明する。
減速機構を大型化することなく減速比を増大できる。このため、その増大分をねじ機構の減速比の低減に割り振ると、ねじのリード角を大きく設定することが可能となる。図13の実線は、ねじ面の摩擦係数をパラメータとし、横軸にねじリード角をとって効率(正効率)をグラフ化したものであるが、ねじリード角の増大につれて正効率が向上することがわかる。これより、ねじ機構部の効率向上を図ることができ、装置を大型化することなく高効率化を実現できる。
一方、回転を直動に変換するねじ機構を実際に使用した場合、ロッドに衝撃的な力が作用する場合が多い。例えば、ステアリング機構にねじ機構を応用した場合のタイヤが縁石に乗り上げた時がそれに相当する。このような場合、逆動作(ロッドの軸方向変位を入力、出力をロータの回転とする動作)の効率が低いと、極めて大きな衝撃力が機構に加わることになり、機構の損傷や破壊の危険性が増大する。よって、機構の信頼性確保のために逆効率(逆動作時の効率)の向上が重要である。
図13の破線は逆効率を示すが、これより、ねじリード角が小さくなるにつれて逆効率が低下することがわかる。さらに、ある値に近づくと急激に効率が低下し、それ以下で逆効率が0になることが読み取れる。以上より、ねじリード角を大きく設定できることで、逆効率を向上でき、大型化することなく装置の信頼性を確保できる効果がある。
また、回転駆動源にモータを用いる場合、減速比の増大でモータの小形化が図れ、装置全体のコンパクト化を実現できる。また、モータの小形化による容積低減分を巻線径の増加や磁石の大型化に用いると、モータ効率向上を図ることができ、大型化することなく装置の高効率化を実現できる。
また、がたを低減できるため、回転方向を頻繁に変える動作でも、回転入力に対して直動出力が出ない回転角度範囲を狭くすることが可能となり、制御性が向上する。
また、ねじにボールねじを用いる場合、ねじ面の摩擦係数が大幅に低下し、装置の高効率を実現(図13参照)できる。さらに、ねじリード角が大きくできることから、組み込むボールの径を大きくできる。これより、ボールと転動面の接触面積が拡大し、大推力化を実現できる。
第一実施例のラックアシスト部の縦断面図。 第一実施例の低速回転部の縦断面図。 第一実施例のラック軸側面から見た外観図。 第一実施例のラック軸方向から見た外観図。 第一実施例の回転歯車と旋回歯車の噛み合い図。 第一実施例の回転部の組み立て方法を示す第一斜視図。 第一実施例の回転部の組み立て方法を示す第二斜視図。 第一実施例のフレームかしめ部の縦断面図(図1のM部拡大図)。 第二実施例の低速回転部の縦断面図。 第三実施例のラックアシスト部の縦断面図。 第三実施例の自転防止機構部断面図(図10のN部拡大図)。 第四実施例の自転防止機構部断面図(図10のN部拡大図)。 ねじ機構の効率。 自動車に用いられるラックピニオン方式のステアリング機構図。
符号の説明
1…ラック、1a…ラックねじ、2…ナット、3…回転歯車、4…クランクシャフト、5…旋回歯車、6…オルダムリング、7…フレーム、8…モータ、9…ボール、10…ケーシング、51…旋回付勢ばね、55…副クランクシャフト、56…自転防止用ボール。

Claims (8)

  1. ねじを設けたロッドと前記ねじに噛み合うナットと前記ナットの回転駆動源とを有するねじ機構と、前記回転駆動源の回転速度を前記ナットに減速して伝える減速機構とを備えた減速機構付きねじ機構において、
    前記減速機構に、前記ナットに同心に固定配置する回転歯車と、前記回転歯車に噛み合いながらその中心軸を中心に旋回運動する旋回歯車と、その旋回運動を実現する旋回運動実現手段と、その旋回歯車の自転を防止する自転防止手段とを備えたことを特徴とする減速機構付きねじ機構。
  2. 前記回転歯車を内歯歯車とし、前記旋回歯車を外歯歯車としたことを特徴とする請求項1に記載の減速機構付きねじ機構。
  3. 前記旋回運動実現手段を、前記旋回歯車の中心に旋回軸受を設け、前記旋回軸受に偏心部を挿入し前記ロッドが貫通するクランクシャフトとそのクランクシャフトに固定配置されるロータを有する中空モータとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の減速機構付きねじ機構。
  4. 前記自転防止手段をオルダム機構としたことを特徴とする請求項3に記載の減速機構付きねじ機構。
  5. 前記旋回軸受の偏心量が拡大する方向に付勢力を付与する旋回軸受付勢手段を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の減速機構付きねじ機構。
  6. 前記旋回軸受の外輪側または内輪側のはめ合いで少なくとも一箇所をすきまばめとすることを特徴とする請求項5に記載の減速機構付きねじ機構。
  7. 前記旋回軸受の外輪側をしまりばめ、内輪側をすきまばめとし、その内輪を偏心量が拡大する方向に付勢する旋回軸受付勢手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載の減速機構付きねじ機構。
  8. 前記ねじ機構をボールねじとしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の減速機構付きねじ機構。
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