JP2005336900A - 上下制振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、微振動、大地震時の振動双方に効果的に作用するとともに経済的、且つ、実用的な制振装置を提供する。
【解決手段】本発明の制振装置は、構造物の床又は梁に設置する上下配置の水平部材2、2と、各水平部材2、2を連結する直立柱3、3とを有するベースフレーム1と、直立柱3により回転軸5を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアーム4と、アーム4に添設したウェート移動具8によりアーム4に沿って移動可能に配置したウェート6と、下側の水平部材2とアーム4との間にばね取付金具15を介して予め撓ませた状態で設けた第1のバネ9と、アーム4と上側の水平部材2との間にばね取付金具15を介して予め撓ませた状態で、且つ、第1のバネ9と対向配置に設けた第2のバネ10と、アーム4と下側の水平部材2との間で、且つ、アーム4の自由端又は軸支端の近傍位置に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパ11と、ウェート6のアーム4に対する位置決めを行うウェート固定材7、固定金具18とを有するものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の制振装置は、構造物の床又は梁に設置する上下配置の水平部材2、2と、各水平部材2、2を連結する直立柱3、3とを有するベースフレーム1と、直立柱3により回転軸5を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアーム4と、アーム4に添設したウェート移動具8によりアーム4に沿って移動可能に配置したウェート6と、下側の水平部材2とアーム4との間にばね取付金具15を介して予め撓ませた状態で設けた第1のバネ9と、アーム4と上側の水平部材2との間にばね取付金具15を介して予め撓ませた状態で、且つ、第1のバネ9と対向配置に設けた第2のバネ10と、アーム4と下側の水平部材2との間で、且つ、アーム4の自由端又は軸支端の近傍位置に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパ11と、ウェート6のアーム4に対する位置決めを行うウェート固定材7、固定金具18とを有するものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、上下制振装置に関し、詳しくは、建物床や渡り廊下等に地震及び歩行振動等により生じる上下振動を的確に低減する上下制振装置に関するものである。
従来、微動振動用と地震対策用の付加質量型制振装置は、その振動対象に応じて別々の装置で行われてきた。
歩行振動等の微動振動と地震時のウェートの振幅が比較的大きい振動を一つの装置で対応する上下制振装置として、例えば以下の装置が知られている。
すなわち、特許文献1には、付加質量体をばねで支持するとともに、減衰手段として床と付加質量体との間に粘弾性材を配置した床制振システムが開示されている。
また、特許文献2には、ウェートの上下変位の減衰材として粘性ダンパとオイルダンパとを併用して、微動振動には粘性ダンパが、地震時には粘性ダンパとオイルダンパが各々作用するように構成した建造物用制振装置が開示されている。
特許文献1の床制振システムの場合、上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性材を用いることによって、微動振動及び地震時の比較的大きな振動に対しても有効な減衰手段を有しているといえる。
しかし、建物床に適用する場合を考慮すると、床の固有振動数は、一般的に低くても3.5Hz以上、通常は6Hz以上である。この場合、ウェートを直接バネで支持するとバネの静たわみは固有振動数によって決定される。
しかし、建物床に適用する場合を考慮すると、床の固有振動数は、一般的に低くても3.5Hz以上、通常は6Hz以上である。この場合、ウェートを直接バネで支持するとバネの静たわみは固有振動数によって決定される。
すなわち、バネの静たわみ:δ、固有振動数:f(Hz)、重力加速度:g(m/s)とすると、δ=g/(2πf)2となる。
例えば、固有振動数f=3.5(Hz)の場合、δ=20.3mm、固有振動数f=6(Hz)の場合、δ=6.9mmとなる。
例えば、固有振動数f=3.5(Hz)の場合、δ=20.3mm、固有振動数f=6(Hz)の場合、δ=6.9mmとなる。
建物床に設置した制振装置の大地震時の付加質量体変位は、±30乃至50mm程度となることが多く、上述した静たわみの値を超えることことになり、地震時には十分に対応できないことが分かる。
また、特許文献1の床制振システムの場合、振動数の調整方法は開示されていないが、付加質量体の増減やバネの交換で実施するものと推定される。
このような方法では、きめ細かく調整することが困難であり、煩雑な労力が要求されるものと推定される。
このような方法では、きめ細かく調整することが困難であり、煩雑な労力が要求されるものと推定される。
また、付加質量体をバネと粘弾性材で支持しているものであるから、ロッキング等の発生を完全に抑えることは難しい。
この結果、対象床の振動数とロッキング振動数が近いような場合、上下方向の振動を効果的に制振できないと推定される。
この結果、対象床の振動数とロッキング振動数が近いような場合、上下方向の振動を効果的に制振できないと推定される。
特許文献2の場合、減衰手段として、ウェートの上下変位を粘性ダンパとオイルダンパとを併用して抑えるように構成されていて、微動振動には粘性ダンパを、地震時には粘性ダンパとオイルダンパを各々作用させるものであるが、バネの静たわみが地震時の動変位を超えてしまい、地震時に十分対応できないことは特許文献1の場合同様である。
更に、粘性ダンパは、ウェートの変位が大きくなると抵抗板に付着した粘性体が上昇し、粘性体の油漏れを起こしてしまう。また、減衰材を2種類併用することは装置が大きくなり、経済面でも不経済となる。更に、地震終了後には、オイルダンパを中立位置に戻す等の手間が必要となる。
特開平10−252253号公報
特開平09−328926号公報
解決しようとする問題点は、微振動、大地震時の振動双方に効果的に作用するとともに、経済的、且つ、実用的な制振装置が存在しない点である、
本発明の上下制振装置は、構造物の床又は梁に設置する水平部材と直立柱とを有するベースフレームと、前記直立柱により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアームと、前記アームに沿って移動可能に配置したウェートと、前記水平部材とアームとの間に設けた第1のバネと、前記アームと水平部材との間に設けた第2バネのバネと、前記アームと水平部材との間に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパとを有することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1乃至3記載の発明によれば、水平部材上にアーム、ウェート、第1バネのバネ、第2バネのバネ、粘弾性ダンパを配置した構成で、ウェートの位置調整によりロッキング等の不要な振動を回避しつつ上下制振装置の振動数を連続的に、且つ、簡略に調整することができ、第1バネのバネ、第2バネのバネの撓みの適切な設定により大地震時の大きな振動変位を減衰させることができ、更に粘弾性ダンパによっても歩行振動のような微振動から大地震時の大きな振動まで幅広く効果的に減衰させるることができ、取り扱いが容易であり、経済面でも優れた新規な上下制振装置を提供することができる。
請求項1乃至3記載の発明によれば、水平部材上にアーム、ウェート、第1バネのバネ、第2バネのバネ、粘弾性ダンパを配置した構成で、ウェートの位置調整によりロッキング等の不要な振動を回避しつつ上下制振装置の振動数を連続的に、且つ、簡略に調整することができ、第1バネのバネ、第2バネのバネの撓みの適切な設定により大地震時の大きな振動変位を減衰させることができ、更に粘弾性ダンパによっても歩行振動のような微振動から大地震時の大きな振動まで幅広く効果的に減衰させるることができ、取り扱いが容易であり、経済面でも優れた新規な上下制振装置を提供することができる。
請求項4乃至6記載の発明によれば、直方体状のベースフレームを含む構成で、ウェートの位置調整によりロッキング等の不要な振動を回避しつつ上下制振装置の振動数を連続的に、且つ、簡略に調整することができ、第1バネのバネ、第2バネのバネの撓みの適切な設定により大地震時の大きな振動変位を減衰させることができ、更に粘弾性ダンパによっても歩行振動のような微振動から大地震時の大きな振動まで幅広く効果的に減衰させるることができ、取り扱いが容易であり、経済面でも優れた新規な上下制振装置を提供することができる。
微振動、大地震時の振動双方に効果的に作用するとともに、経済的、且つ、実用的な制振装置を提供するという目的を、構造物の床又は梁に設置する上下配置の水平部材と、各水平部材を連結する直立柱とを有するベースフレームと、前記直立柱により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアームと、 前記アームに添設したウェート移動具によりアームに沿って移動可能に配置したウェートと、前記下側の水平部材とアームとの間に拘束金具を介して予め撓ませた状態で設けた第1のバネと、前記アームと上側の水平部材との間に拘束金具を介して予め撓ませた状態で、且つ、前記第1のバネと対向配置に設けた第2のバネと、前記アームと水平部材との間で、且つ、前記アームの自由端又は軸支端の近傍位置に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパと、前記ウェートのアームに対する位置決めを行う位置決め具とを有する構成により実現した。
以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例1の上下制振装置は、図1に示すように、構造物の床20(又は梁)に設置した上下配置の水平部材2、2と、複数本(例えば2本)の直立柱3とを有し、全体として直方体状を呈するベースフレーム1と、一方の直立柱3により回転軸5を介して一端を上下方向に回転可能に支持し、且つ、自由端側を他方の直立柱3側に臨ませたアーム4と、前記アーム4に添設したウェート移動具8によりこのアーム4に沿って移動可能に配置したウェート6と、前記下側の水平部材2とアーム4の自由端近傍位置の下面との間にばね取付金具15を介在させつつ予め撓ませた状態で設置した第1のバネ9と、前記アーム4の自由端近傍位置の上面と前記上側の水平部材2との間に、ばね取付金具15を介在させつつ予め撓ませた状態で設置した前記第1のバネ9と対向配置の第2バネのバネ10と、前記アーム4と水平部材2との間に配置され、上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパ11とを有している。
(実施例1)
本実施例1の上下制振装置は、図1に示すように、構造物の床20(又は梁)に設置した上下配置の水平部材2、2と、複数本(例えば2本)の直立柱3とを有し、全体として直方体状を呈するベースフレーム1と、一方の直立柱3により回転軸5を介して一端を上下方向に回転可能に支持し、且つ、自由端側を他方の直立柱3側に臨ませたアーム4と、前記アーム4に添設したウェート移動具8によりこのアーム4に沿って移動可能に配置したウェート6と、前記下側の水平部材2とアーム4の自由端近傍位置の下面との間にばね取付金具15を介在させつつ予め撓ませた状態で設置した第1のバネ9と、前記アーム4の自由端近傍位置の上面と前記上側の水平部材2との間に、ばね取付金具15を介在させつつ予め撓ませた状態で設置した前記第1のバネ9と対向配置の第2バネのバネ10と、前記アーム4と水平部材2との間に配置され、上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパ11とを有している。
前記ウェート6は、その側面に外周にネジを刻設した位置決め具を構成するウェート固定材7の一端をナット止めにて取り付け、このウェート固定材7の他端側を、前記アーム4に取り付けた位置決め具を構成する固定金具18を貫通させて突出させ、ウェート固定材7に螺合した一対の締め付けナット16、17を前記固定金具18の両側にネジ締めすることで、前記アーム4に対する位置決め固定が可能となっている。
前記粘弾性ダンパ11は、図2に示すように、例えば高分子材料等を用いて形成した例えば直方体状のダンパ本体12と、このダンパ本体12の一面に添設されるとともに前記アーム4に上端部をボルト19を用いて固定した上支持具13と、ダンパ本体12の他面に添設されるとともに前記水平部材2に下端部をボルト19を用いて固定した下支持具14とを具備している。
次に、本実施例1の上下制振装置の作用を説明する。
本実施例1の上下制振装置において、前記アーム4は、一方の直立柱3により回転軸5を介して一端を上下方向に回転可能に支持され、且つ、自由端側を他方の直立柱3側に臨ませており、前記ウェート6は、前記アーム4に添設したウェート移動具8によりこのアーム4に沿って移動可能に配置されているので、このウェート6のアーム4に対する位置を変えることで、上下制振装置の振動数を連続的に、且つ、簡略に調整することができる。
本実施例1の上下制振装置において、前記アーム4は、一方の直立柱3により回転軸5を介して一端を上下方向に回転可能に支持され、且つ、自由端側を他方の直立柱3側に臨ませており、前記ウェート6は、前記アーム4に添設したウェート移動具8によりこのアーム4に沿って移動可能に配置されているので、このウェート6のアーム4に対する位置を変えることで、上下制振装置の振動数を連続的に、且つ、簡略に調整することができる。
また、前記ウェート6は、前記アーム4とともにその回転変位の方向が回転軸5を支軸とする上下方向に限定されるので、ロッキング等の不要な振動を回避できる。
前記第1バネのバネ9、第2バネのバネ10の撓みを、予め大地震時に想定される振動変位以上の範囲となるように設定することで、第1バネのバネ9、第2バネのバネ10を予め撓ませた範囲内で撓ませつつ大地震時の大きな振動変位を減衰させることができる。
前記粘弾性ダンパ11は、上下方向の振動変位でせん断変形して振動の減衰作用を発揮するものであるから、歩行振動のような微振動から大地震時の大きな振動まで幅広く効果的に減衰することができる。また、前記粘弾性ダンパ11は、特別の保護ケース等を付設する必要がないため、取り扱いが容易であり、経済面でも優れている。
(実施例2)
図3を参照して本発明の実施例2の上下制振装置について説明する。
本実施例2においては、基本的には実施例1の上下制振装置と同様な構成であるが、前記第1のバネ9、第2のバネ10の配置を、前記アーム4の拘束端近傍位置(軸受近傍位置)で上下対向配置としたことが特徴であり、この他の構成は実施例1の場合と同様である。
図3を参照して本発明の実施例2の上下制振装置について説明する。
本実施例2においては、基本的には実施例1の上下制振装置と同様な構成であるが、前記第1のバネ9、第2のバネ10の配置を、前記アーム4の拘束端近傍位置(軸受近傍位置)で上下対向配置としたことが特徴であり、この他の構成は実施例1の場合と同様である。
本実施例2の上下制振装置によっても、実施例1の上下制振装置の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
(実施例3)
次に、図4乃至図6を参照して本発明の実施例3について説明する。なお、本実施例3において、図1、図2に示す実施例1の上下制振装置の場合と同一の要素には同一の符号を付して示す。
次に、図4乃至図6を参照して本発明の実施例3について説明する。なお、本実施例3において、図1、図2に示す実施例1の上下制振装置の場合と同一の要素には同一の符号を付して示す。
本実施例3の上下制振装置は、平行配置の一対の水平部材22、22と、一対の水平部材22、22一端近傍位置を相互に連結する連結部材23とを有するベースフレーム21と、前記水平部材22、22の一端近傍位置上で回転軸5、5を介して一端を上下方向に回転可能に支持し、且つ、自由端側を水平部材22、22に沿って延設した一対のアーム25、25と、一対のアーム25、25に各々添設したウェート移動具8、8に係合され、アーム25、25に沿って各々移動可能に配置した直方体状のウェート26と、このウェート26の各アーム25、25に対する位置決めを行う一対の位置決め具としての実施例1の場合と同様なウェート固定材7、固定金具18及び締め付けナット16、17と、前記水平部材22、22と、アーム25、25の自由端側との間に、各々バネ高さ拘束ボルト31、拘束金具32を用いて予め撓ませた状態で配置した一対ずつの構成の第1バネのバネ9、第2バネのバネ10と、前記アーム25、25と水平部材22、22との間に各々配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる一対の粘弾性ダンパ11、11とを有している。
前記拘束金具32は、図5、図6にも示すように、アーム25の自由端近傍位置の下方において水平部材22に下端部を取り付けるとともに、その上端側を水平部材22の自由端よりも上方に突出した筒状に形成され、その内部に前記第1バネのバネ9を下側、第2バネのバネ10を上側とした対向配置に収納している。
また、前記第1バネのバネ9と第2バネのバネ10との間に前記アーム25の自由端に設けた突出片25aを介在させるとともに、拘束金具32の下端側、上端側に配置した固定板33a、33bに取り付けたバネ高さ拘束ボルト31を回転調整することで、前記第1バネのバネ9、第2バネのバネ10の撓み状態を調整可能としている。
前記粘弾性ダンパ11、11は、前記アーム25、25の各短辺と、対応する水平部材22、22の側辺との間に各々配置している。
本実施例3の上下制振装置において、前記アーム25、25は、回転軸5、5を介して一端を上下方向に回転可能に支持され、前記ウェート26は、前記アーム25、25に添設したウェート移動具8によりこのアーム25、25に沿って移動可能に配置されているので、このウェート26のアーム25、25に対する位置を変えることで、実施例1の場合と同様、上下制振装置の振動数を連続的に、且つ、簡略に調整することができる。
また、前記ウェート26は、前記アーム25、25とともにその回転変位の方向が回転軸5、5を支軸とする上下方向に限定されるので、ロッキング等の不要な振動を回避できる。
前記第1バネのバネ9、第2バネのバネ10の撓みを、予め大地震時に想定される振動変位以上の範囲となるように設定することで、実施例1の場合と同様、第1バネのバネ9、第2バネのバネ10を予め撓ませた範囲内で撓ませつつ大地震時の大きな振動変位を減衰させることができる。
更に、前記粘弾性ダンパ11、11は、上下方向の振動変位でせん断変形して振動の減衰作用を発揮するものであるから、実施例1の場合と同様、歩行振動のような微振動から大地震時の大きな振動まで幅広く効果的に減衰することができる。また、前記粘弾性ダンパ11、11は、特別の保護ケース等を付設する必要がないため、取り扱いが容易であり、経済面でも優れている。
以上説明したように、本発明の実施例1乃至3の上下制振装置によれば、微振動、大地震時の大きな振動の双方に効果的に対応でき、且つ、経済的、実用的な上下制振装置を提供することができる。
本発明は、上述した構造物の床、梁等における制振に適用する場合の他、例えば精密機械器具等における微振動、大地震時の大きな振動制振対策として幅広く適用可能である。
1 ベースフレーム
2 水平部材
3 直立柱
4 アーム
5 回転軸
6 ウェート
7 ウェート固定材
8 ウェート移動具
9 第1のバネ
10 第2のバネ
11 粘弾性ダンパ
12 ダンパ本体
13 上支持具
14 下支持具
15 ばね取付金具
16 ナット
17 ナット
18 固定金具
19 ボルト
20 床
21 ベースフレーム
22 水平部材
23 連結部材
25 アーム
25a 突出片
26 ウェート
31 バネ高さ拘束ボルト
32 拘束金具
33a 固定板
33b 固定板
2 水平部材
3 直立柱
4 アーム
5 回転軸
6 ウェート
7 ウェート固定材
8 ウェート移動具
9 第1のバネ
10 第2のバネ
11 粘弾性ダンパ
12 ダンパ本体
13 上支持具
14 下支持具
15 ばね取付金具
16 ナット
17 ナット
18 固定金具
19 ボルト
20 床
21 ベースフレーム
22 水平部材
23 連結部材
25 アーム
25a 突出片
26 ウェート
31 バネ高さ拘束ボルト
32 拘束金具
33a 固定板
33b 固定板
Claims (6)
- 構造物の床又は梁に設置する水平部材を有するベースフレームと、
前記水平部材により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアームと、
前記アームに沿って移動可能に支持したウェートと、
前記アームの自由端側に各々予め撓ませた状態で、且つ、前記アームの自由端を間に介在しつつ上下対向配置に設けた第1のバネ及び第2のバネと、
前記アームと水平部材との間に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパと、
を有することを特徴とする上下制振装置。 - 構造物の床又は梁に設置する並列配置の一対の水平部材を有するベースフレームと、
前記並列配置の水平部材により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持した並列配置の一対のアームと、
前記各アームに添設したウェート移動具により各アームに沿って移動可能に支持したウェートと、
前記各アームにバネ高さ拘束ボルト又は拘束金具或いは当該拘束ボルト、拘束金具の両方により各々予め撓ませた状態で、且つ、前記各アームを間に介在しつつ上下対向配置に設けた第1のバネ及び第2のバネと、
前記各アームと各水平部材との間に各々配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる一対の粘弾性ダンパと、
前記各ウェートの各アームに対する位置決めを行う一対の位置決め具と、
を有することを特徴とする上下制振装置。 - 構造物の床又は梁に設置する並列配置の一対の水平部材を有するベースフレームと、
前記並列配置の水平部材により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持した並列配置の一対のアームと、
前記各アームに添設したウェート移動具により各アームに沿って移動可能に支持したウェートと、
前記各アームにバネ高さ拘束ボルト又は拘束金具或いは当該拘束ボルト、拘束金具の両方により各々予め撓ませた状態で、且つ、前記各アームを間に介在しつつ上下対向配置に設けた第1のバネ及び第2のバネと、
前記各アームと各水平部材との間に各々配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる一対の粘弾性ダンパと、
を有することを特徴とする上下制振装置。 - 構造物の床又は梁に設置する水平部材と直立柱とを有するベースフレームと、
前記直立柱により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアームと、
前記アームに沿って移動可能に配置したウェートと、
前記水平部材とアームとの間に設けた第1のバネと、
前記アームと水平部材との間に設けた第2バネのバネと、
前記アームと水平部材との間に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパと、
を有することを特徴とする上下制振装置。 - 構造物の床又は梁に設置する上下配置の水平部材と、各水平部材を連結する直立柱とを有するベースフレームと、
前記直立柱により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアームと、
前記アームに添設したウェート移動具によりアームに沿って移動可能に配置したウェートと、
前記下側の水平部材とアームとの間にばね取付金具を介して予め撓ませた状態で設けた第1のバネと、
前記アームと前記上側の水平部材との間にばね取付金具を介して予め撓ませた状態で、且つ、前記第1のバネと対向配置に設けた第2のバネと、
前記アームと水平部材との間に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパと、
を有することを特徴とする上下制振装置。 - 構造物の床又は梁に設置する上下配置の水平部材と、各水平部材を連結する直立柱とを有するベースフレームと、
前記直立柱により回転軸を介して一端を上下方向に回転可能に支持したアームと、
前記アームに添設したウェート移動具によりアームに沿って移動可能に配置したウェートと、
前記下側の水平部材とアームとの間にばね取付金具を介して予め撓ませた状態で設けた第1のバネと、
前記アームと前記上側の水平部材との間にばね取付金具を介して予め撓ませた状態で、且つ、前記第1のバネと対向配置に設けた第2のバネと、
前記アームと水平部材との間で、且つ、前記アームの自由端又は軸支端の近傍位置に配置した上下方向変位でせん断変形して減衰を生じさせる粘弾性ダンパと、
前記ウェートのアームに対する位置決めを行う位置決め具と、
を有することを特徴とする上下制振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004158979A JP2005336900A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 上下制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004158979A JP2005336900A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 上下制振装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2004158979A Pending JP2005336900A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 上下制振装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2005336900A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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