JP2019090430A - 大型産業機械用の防振装置 - Google Patents

大型産業機械用の防振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019090430A
JP2019090430A JP2017217462A JP2017217462A JP2019090430A JP 2019090430 A JP2019090430 A JP 2019090430A JP 2017217462 A JP2017217462 A JP 2017217462A JP 2017217462 A JP2017217462 A JP 2017217462A JP 2019090430 A JP2019090430 A JP 2019090430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
base plate
disc springs
receiver
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017217462A
Other languages
English (en)
Inventor
浩 倉林
Hiroshi Kurabayashi
浩 倉林
学 武藤
Manabu Muto
学 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIHON BOUSHIN CO Ltd
Original Assignee
NIHON BOUSHIN CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIHON BOUSHIN CO Ltd filed Critical NIHON BOUSHIN CO Ltd
Priority to JP2017217462A priority Critical patent/JP2019090430A/ja
Publication of JP2019090430A publication Critical patent/JP2019090430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

【課題】相対変位の調整、装置固有周期(固有振動数)調整が多様化でき、装置のコンパクト化も可能である大型産業機械用の防振装置を提供する。【解決手段】垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置1であって、基礎部に固定配置されるベースプレート11と、ベースプレートの上方に配置した可動部による衝撃振動を受ける振動受体20と、ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネ16aの同心配列からなる2個の皿バネ体16と、2個の皿バネ体の上下伸縮動をガイドする皿バネ体ガイド部材18と、ベースプレートと振動受体との間において2個の皿バネ体と直列に配置した振動減衰用の減衰材22と、ベースプレート上で2個の皿バネ体の下側に配置した上下方向の剛性が大きい積層ゴム体14とを有する構成としたものである。【選択図】図2

Description

本発明は、大型産業機械用の防振装置に関し、詳しくは、相対変位の調整、装置固有周期(固有振動数)調整が多様化でき、装置のコンパクト化も可能で、主に大きな衝撃振動を発生する大型プレス機械等の防振に適用して好適な大型産業機械用の防振装置に関するものである。
従来から使用されている大型産業機械用の防振装置について概説すると、以下の通りである。
上下方向に大きな衝撃力を発生する機械、例えば大中型プレス機械等を例として説明すると、上記機械等から発生する衝撃力を低減する目的で防振装置(防振・緩衝装置)が活用されている。
従来におけるこのような防振装置に要求される性能・条件は、効率の高い防振・緩衝効果を有していることは勿論、機械の作業性が確保されていること、メンテナンスに手間が掛からないこと、更にシンプルな構造で信頼性の高く高寿命のこと、更にはコストの安いこと等である。
従来のこの種の防振装置の具体例としては、例えば、コイルバネと粘性(粘弾性)ダンパーとを組み合わせた装置、皿バネ単体を使用した装置、防振ゴムを使用した装置等が知られている。
このうち、コイルバネと粘性(粘弾性)ダンパーとを組み合わせた装置の場合には、コイルバネの横剛性が小さいことからプレス可動時に機械が揺動し(大型トランスファブレスの場合には防振装置(防振・緩衝装置)設置面から加工位置は約4mの高さにあり大きなモーメントが作用することから、作業性に問題を生じたり、また、コイルバネの負担荷重が小さいので装置が大掛かりになり、それに伴い基礎工事も大掛かりになるという問題を包含している。
そして、皿バネ単体を使用した装置の場合には、最適な防振効果の範囲内では摩擦減衰のみで減衰不足であり、また、高周波数の影響があり、地盤の加速度が大きくなり無視できない。
また、皿バネの摩擦減衰を大きくした場合には等価バネ定数も大きくなるので、最適な減衰を確保するためには工夫が必要で、10%〜20%強の最適な減衰定数を確保することは困難である。
防振ゴムを使用した装置の場合には、大きな荷重負担は無理であり、バネ定数が大きく振動数は大きくなり、耐熱、耐油性の問題も包含している。
特許文献1には、パンチプレス等の産業機械の加工によって生じる地盤振動を抑制する振動抑制装置において、地盤取付部を有し、かつ、上方が開口した筒状の取付台を設けて、この取付台に上記機械フレームのフレーム取付部を支持する支持台を昇降可能、かつ、離脱不能に設け、この支持台に座金を貫通して備えた取付ねじを螺合し、この取付ねじに上記機械フレーム取付部を上方向から上記座金を介して締付ける締付ナットを螺合し、上記取付台と上記昇降台の間に高周波の振動を主として吸収するコイルバネを用いた第1バネ及び低周波の振動を主として吸収する皿バネを用いた第2バネをそれぞれ設け、第1バネのバネ定数を小さく構成すると共に第2バネのバネ定数を大きく構成した振動抑制装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の振動抑制装置の場合、皿バネを用いた第2バネのバネ定数を大きく設定する構成であることから、既述したように等価バネ定数も大きくなることから、最適な減衰特性を確保することが困難であると推定される。
特開平10−267081号公報
本発明は、従来における上記事情に鑑み開発されたものであり、相対変位の調整、装置固有周期(固有振動数)調整が多様化でき、装置のコンパクト化も可能である大型産業機械用の防振装置を提供するものである。
本発明に係る大型産業機械用の防振装置は、設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、前記基礎部に固定配置されるベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける振動受体と、前記ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる任意数の皿バネ体と、前記ベースプレートと振動受体との間に前記任意数の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記任意数の皿バネ体の上下伸縮動をガイドする高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、前記ベースプレートと振動受体との間において前記任意数の皿バネ体と直列又は並列に配置した振動減衰用の減衰材と、前記ベースプレート上で任意数の皿バネ体の下側に配置した上下方向の剛性が大きい振動低減材と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、固有振動数や減衰定数が任意に設定可能で、設計自由度が高く、大きな防振・緩衝性能を持ち特に大型機械向けとして好適であり、しかも、コンパクト化、省スペース化も可能である大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、皿バネ体2個構成で、かつ、2個の皿バネ体と直列の減衰材と、2個の皿バネ体の下側に配置した上下方向の剛性が大きい振動低減材である積層ゴム体と、を有する構成の基に、固有振動数や減衰定数が任意に設定可能で、設計自由度が高く、大きな防振・緩衝性能を持ち特に大型機械向けとして好適であり、しかも、コンパクト化、省スペース化も可能である大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、皿バネ体2個構成で、かつ、減衰ダンパーと下部の防振ゴムを有する構成の基に、固有振動数や減衰定数が任意に設定可能で、設計自由度が高く、大きな防振・緩衝性能を持ち特に大型機械向けとして好適であり、しかも、コンパクト化、省スペース化も可能である大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、大型化した装置構成で、かつ、4個の皿バネ体を備えるとともに、ジャッキをも備えることから、固有振動数や減衰定数が任意に設定可能で、設計自由度が高く、大きな防振・緩衝性能を持ち、特に大型プレス機械等用として好適であり荷重不均衡解消機能をも備える大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、皿バネ体2個構成で、かつ、防振ゴム減衰材を備える構成の基に、沈み込み領域の高さ寸法の範囲内において、請求項1記載の発明と略同様な効果を奏する大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、皿バネ体2個構成で、かつ、防振ゴム減衰材を備える構成の基に、沈み込み領域の高さ寸法の範囲内において、沈み込み領域の高さ寸法の範囲内において前記皿バネ体の作用の基に請求項5記載の発明に近似した作用、効果を発揮させることができ、比較的小型のプレス機械用として好適な大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、4個の皿バネ体を備えることから、この防振装置全体としてのバネ定数、減衰効果は大きく、大型プレス機械等用として適用可能で、また、ジャッキを使用して荷重の不均衡を解消し、的確な防振機能を発揮させることができる大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、皿バネの角座面を、その板厚の10%から30%の量を研磨により除去した構成としているので、皿バネの組み合わせからなる皿バネ体の安定性を確保でき、長期間の可動に対する動作安定性の確保を図ることができる大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、ある大きさ以上の地震力作用時にせん断破壊して防振装置自体を取り付け箇所から分離するように設計されているシアーボルトを備える構成としているので、地震荷重作用時において可動部等の機械要素の転倒を防止する機能を発揮する大型産業機械用の防振装置を実現し提供することができる。
図1は本発明の実施例1に係る大型産業機械用の防振装置の概略平面図である。 図2は本実施例1に係る大型産業機械用の防振装置の部分切欠概略断面図である。 図3は本発明の実施例2に係る大型産業機械用の防振装置の概略平面図である。 図4は本実施例2に係る大型産業機械用の防振装置の概略断面図である。 図5は本発明の実施例3に係る大型産業機械用の防振装置の概略平面図である。 図6は図5のA−A線断面図である。 図7は図5のB−B線断面図である。 図8は本発明の実施例4に係る大型産業機械用の防振装置の概略平面図である。 図9は本実施例4に係る大型産業機械用の防振装置の概略縦断面図である。 図10は本発明の実施例5に係る大型産業機械用の防振装置の部分切欠概略断面図である。 図11は本実施例5に係る大型産業機械用の防振装置の概略平面図である。 図12は本実施例5に係る大型産業機械用の防振装置の概略側面図である。 図13は本発明の実施例6に係る大型産業機械用の防振装置の概略平面図である。 図14は本実施例6に係る大型産業機械用の防振装置の部分切欠概略断面図である。
本発明は、相対変位の調整、装置固有周期(固有振動数)調整が多様化でき、装置のコンパクト化も可能である大型産業機械用の防振装置を実現し提供するという目的を、設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、前記基礎部に固定配置されるベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける振動受体と、前記ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる2個の皿バネ体と、前記ベースプレートと振動受体との間に前記2個の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記2個の皿バネ体の上下伸縮動をガイドする高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、前記ベースプレートと振動受体との間において前記2個の皿バネ体と直列に配置した振動減衰用の減衰材と、前記ベースプレート上で2個の皿バネ体の下側に配置した上下方向の剛性が大きい振動低減材である積層ゴム体と、を有する構成により実現した。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る大型産業機械用の防振装置について詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例1に係る大型産業機械用の防振装置1は、図1、図2に示すように、プレス機械等の設置箇所の基礎部に固定設置される略四角形板状のベースプレート11と、このベースプレート11の上に振動低減材である積層ゴム体14を介在しつつ配置するとともに後述する2個の皿バネ体ガイド部材18用の2個の分離配置の円形孔部13を設けたステンレス製で平坦な皿バネ体受材12と、前記皿バネ体受材12、積層ゴム体14を貫通して前記ベースプレート11に螺着される所要数のシアーボルト15と、前記皿バネ体受材12上に前記2個の円形孔部13と同心配置する任意数の皿バネ16aを並列に組み合わせた全体として略円筒形状を呈する2個の皿バネ体16と、2個の皿バネ体16上に設置する円盤状の2個の皿バネ体抑えプレート17と、前記皿バネ体16を貫通し下端部を前記円形孔部13を経て前記積層ゴム体14の上面に接合させるとともに、上端部を前記皿バネ体抑えプレート17の内周部に臨ませた高周波熱処理済で丸棒状の2個の皿バネ体ガイド部材18と、前記2個の皿バネ体抑えプレート17上に設置されボルト19により各皿バネ体抑えプレート17にネジ止固着した平坦な略四角形板状の振動受体20と、前記振動受体20の略中央部から上方に突出する状態に設けられ、図示しないプレス機械の可動部にこの防振装置1を取り付けるための取り付けネジユニット21と、前記2個の皿バネ体ガイド部材18の上面と、前記振動受体20の下面との間に各々配置した(前記皿バネ体16と直列に配置した)例えば厚さ30mmの円盤状に形成した減衰材22と、前記略四角形板状の振動受体20の各側面から前記皿バネ体16の下端部に相当する領域にわたって垂下し振動受体20の各側面にビス止めしたステンレス製で表面を化粧処理した化粧カバー23と、を有している。
また、本実施例1に係る大型産業機械用の防振装置1は、図1に示すように、前記ベースプレート11、振動受体20の双方において各々内方に向けて略半円状に凹陥させることにより形成したジャッキ設置スペース24を具備している。
前記振動低減材である積層ゴム体14は、例えば1mm厚の耐油性の高い材質からなるゴム板4枚、2.3mm厚の鉄板3枚を用いた合計7層の積層構造としている。
この積層ゴム体14は、上下方向の剛性が大きく大きな荷重負担が可能であり、主にプレス機械稼働時の衝撃力に含まれる高周波振動低減のために設置されるものである。
前記シアーボルト15は、ある大きさ以上の地震荷重作用時にせん断破壊して防振装置1を取り付け箇所から分離するように設計され、前記地震荷重作用時において機械要素の転倒を防止する機能を有している。
前記皿バネ体16は、本実施例1では同一規格の皿バネ16aを合計6枚同心配置に組み合わせて構成し、これを前記皿バネ体受材12上に2連配置した構成としている。
前記皿バネ16aの配列態様は種々選定できるが、本実施例1では上段で2枚下向き並列、中段で2枚対向並列、下段で2枚上向き並列の3態様を採用している。
ここに、2枚下向き並列とは、2枚重ねの皿バネ16aの中央部が周辺部より下側に位置する態様をいい、2枚対向並列とは、2枚重ねの皿バネ16aの中央部が離隔する態様をいい、2枚上向き並列とは、2枚重ねの皿バネ16aの中央部が周辺部より上側に位置する態様をいうものと定義する。
また、本実施例1では、前記皿バネ16aの角座面を、使用状態に対応し、その板厚の10%から30%の量を研磨して除去し、これにより皿バネ16aの組み合わせからなる皿バネ体16の安定性の確保、すなわち、長期間の可動に対する安定性の確保を図っている。
この種の防振用・緩衝用のバネ要素としては、本実施例1のような皿バネ16aの他、板バネ、コイルバネ、防振ゴム等、種々のものが考えられるが、本実施例1では防振後のプレス機械の安定性を考慮し、前記皿バネ16aの組み合わせを採用している。
前記皿バネ体16の特徴としては、小さいスペースで大きな荷重を支持できること、任意数の皿バネ16aの組み合わせの自由度が大きく、負担荷重とバネ定数は任意に設定できること、フリクション摩擦力の調整が可能なので摩擦減衰が確保できると同時に簡単に調整ができること、前記皿バネ体16は上下方向のみ伸縮するので1軸方向に稼働するプレス機械の可動部の安定性維持に優れること、防振効果に影響する固有振動数は少ないスペースの中で皿バネ16aの形状や組合せ及び数量により任意に設定できること等を挙げることができる。
前記皿バネ体ガイド部材18は、図示しないがプレス機械の作動時における安全性を十分に考慮して、上下方向以外の、作業性に悪影響を与える前後・左右方向変位(ロッキングなど)を拘束する機能を有している。
この皿バネ体ガイド部材18の外周と前記皿バネ体16の内周との隙間はDIN規格で管理されており、かつ、皿バネ体ガイド部材18は前記皿バネ16aよりも硬度が大きくなるように高周波熱処理した仕様としている。
前記取付けネジユニット21は、前記振動受体20により下端部を固定支持されるとともに、前記振動受体20の略中央部から上方に突出するネジ部21aに所要数の取り付けナット21bを螺合した構成としている。
前記減衰材22は、前記皿バネ体16よりも小さい剛性を持ち、微小変位でも減衰効果の大きい例えばウレタンゴム製で、耐油性、耐熱性等の点で優れた特性を有し、かつ、剛性と粘度は自由に選択可能な構成としている。
更にまた、本実施例1の防振装置1の組立時には、所要の箇所に防錆油塗布処理が実施され、メンテナンスが必要無いような仕様としている。
なお、図2において、25は前記皿バネ体16の上面、下面に配置したゴムブッシュである。
上述した構成からなる本実施例1の防振装置1は、この防振装置1全体としてのバネ定数は、前記皿バネ体16、上部の減衰材22、及び、下部の積層ゴム体14の仕様で定まり、また、この防振装置1全体としての減衰効果は、前記皿バネ体16の摩擦減衰、減衰材22の粘性減衰、積層ゴム体14の粘性減衰により決定されることになる。
これにより、本実施例1の防振装置1は、固有振動数や減衰定数が任意に設定可能であり、また、設計自由度が高く、大きな防振・緩衝性能を持ち特に大型機械向けとして好適であり、しかも、コンパクト化、省スペース化も可能であるという優れた効果を奏するものである。
すなわち、本実施例1の防振装置1は、プレス機械等の可動部の一部と基礎上部とを前記防振装置1を介して一体化することによりプレス機械等々の稼働時において優れた防振・緩衝効果を発揮するものである。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係る大型産業機械用の防振装置1Aについて、図3、図4を参照して説明する。
なお、図3、図4に示す実施例2に係る防振装置1Aにおいて、実施例1に係る防振装置1の場合と同一の要素には同一の符号を付しその詳細説明は省略する。
本実施例2に係る防振装置1Aは、基本的構成は実施例1に係る防振装置1の場合と略同様である。
但し、本実施例2に係る防振装置1Aにおいては、前記積層ゴム体14に替えて硬度80〜90度の防振ゴム板31を配置したこと、防振ゴム板31と皿バネ体受材12との間に設置板32を配置したこと、前記減衰材22を省略し、振動受体20に挿通したボルト19により皿バネ体ガイド部材18Aを直接支持する構成としたこと、2個の皿バネ体16の外側で設置板32、振動受体20間に各々前記減衰材22と同様な機能を有する減衰ダンパー33を配置したこと、前記振動受体20上に厚さ1mm〜5mmの高さ調整ライナー34を配置したこと、実施例1のようなジャッキ設置スペース24を設けない構成としたこと、前記ゴムブッシュ25に替えてバネ鋼ブッシュ36を配置したこと、前記皿バネ体ガイド部材18Aの下面と設置板32の上面との間に皿バネ体ガイド部材18Aの沈み込み領域37を設けたこと、が特徴であり、残余の構成は実施例1に係る防振装置1の場合と同様である。
本実施例2に係る防振装置1Aによっても、前記皿バネ体16、前記減衰ダンパー34、下部の防振ゴム板31の作用で実施例1に係る防振装置1の場合と略同様な作用、効果を発揮させることができる。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3に係る大型産業機械用の防振装置1Bについて、図5乃至図7を参照して説明する。
なお、図5乃至図7に示す実施例3に係る防振装置1Bにおいて、実施例1に係る防振装置1の場合と同一の要素には同一の符号を付しその詳細説明は省略する。
本実施例3に係る防振装置1Bは、基本的構成は実施例1に係る防振装置1の場合と略同様であるが、実施例1に係る防振装置1の場合よりも全体構成を大型化し、ベースプレート11、振動受体20間に4個の皿バネ体16を平面視略台形状配置に設置した構成とするとともにジャッキ設置スペース24に例えば能力100トンの荷重不均衡解消用のジャッキ40を配置した構成としたものである。
また、本実施例3に係る防振装置1Bにおいては、各皿バネ体16の上面と各皿バネ体抑えプレート17の下面との間に調整円盤41を介在させている。
前記調整円盤41は皿バネ体16を構成する皿バネ16aの枚数増減に対応するためのものであり、調整円盤41の枚数を増加する際には調整円盤41を除去し、その空スペースに新たに皿バネ16aを配置することを可能としている。
更に、本実施例3に係る防振装置1Bにおいては、前記ゴムブッシュ25に替えて座金42を用いている。残余の構成は実施例1に係る防振装置1の場合と同様である。
本実施例3に係る防振装置1Bによっても、実施例1に係る防振装置1の場合と略同様な作用、効果を発揮させることができ、特に4個の皿バネ体16を備えることから、この防振装置1B全体としてのバネ定数、減衰効果は実施例1に係る防振装置1の場合より大きく、例えば1500トンクラスの大型プレス機械用として適用可能である。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4に係る大型産業機械用の防振装置1Cについて、図8、図9を参照して説明する。
なお、図8、図9に示す実施例3に係る防振装置1Cにおいて、実施例1に係る防振装置1の場合と同一の要素には同一の符号を付しその詳細説明は省略する。
本実施例4に係る防振装置1Cは、基本的構成は実施例1に係る防振装置1の場合と略同様であるが、前記皿バネ体16を2連構成とし、前記皿バネ体16を振動受体20の下面と、座金51を設置した皿バネ体受材12との間に配置したこと、前記減衰材22を省略し、振動受体20に挿通したボルト52により、皿バネ体16と同心配置の皿バネ体ガイド部材18Aを直接支持する構成としたこと、前記皿バネ体ガイド部材18Aの下面とベースプレート11の上面との間に皿バネ体ガイド部材18Aの沈み込み領域37(高さtmm:例えば20mm)を設けたこと、前記積層ゴム体14を省略したこと、前記皿バネ体16の外側の位置で、かつ、化粧カバー23より内側の位置に起立板54を配置して、化粧カバー23と起立板54との間に防振ゴム減衰材53を介在させたこと、実施例1のようなジャッキ設置スペース24を設けない構成としたこと、が特徴である。
本実施例4に係る防振装置1Cは、以上の構成の他の構成は実施例1に係る防振装置1の場合と同様である。
本実施例4に係る防振装置1Cによっても、前記沈み込み領域37の高さ寸法の範囲内において、前記皿バネ体16、前記防振ゴム減衰材53の作用の基に実施例1に係る防振装置1の場合と略同様な作用、効果を発揮させることができる。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5に係る大型産業機械用の防振装置1Dについて、図10乃至図12を参照して説明する。
なお、図10乃至図12に示す実施例5に係る防振装置1Dにおいて、実施例4に係る防振装置1Cの場合と同一の要素には同一の符号を付しその詳細説明は省略する。
本実施例5に係る防振装置1Dは、基本的構成は実施例4に係る防振装置1Cの場合と略同様であるが、前記皿バネ体16を2連構成とし、前記皿バネ体16を振動受体20の下面に固着した座金61と、座金62を設置した皿バネ体受材12との間に配置したこと、前記減衰材22を省略し、振動受体20に挿通したボルト52により、皿バネ体16と同心配置の皿バネ体ガイド部材18Aを直接支持する構成としたこと、前記皿バネ体ガイド部材18Aの下面側においては前記ベースプレート11に抜穴63を設けて皿バネ体ガイド部材18Aの沈み込み領域64としたこと、振動受体20上に厚さ1mm〜5mmの高さ調整ライナー34を配置したこと、が特徴である。
本実施例5に係る防振装置1Dは、以上の構成の他の構成は実施例4に係る防振装置1Cの場合と同様である。
本実施例5に係る防振装置1Dによっても、前記沈み込み領域64の高さ寸法の範囲内において前記皿バネ体16の作用の基に実施例4に係る防振装置1Cの場合に近似した作用、効果を発揮させることができ、例えば100〜150トンクラスの比較的小型のプレス機械用として適用可能である。
(実施例6)
次に、本発明の実施例6に係る大型産業機械用の防振装置1Eについて、図13、図14を参照して説明する。
なお、図13、図14に示す実施例6に係る防振装置1Eにおいて、既述した防振装置1乃至1Dの場合と同一の要素には同一の符号を付しその詳細説明は省略する。
本実施例6の防振装置1Eは、既述した実施例3の防振装置1Bの場合に類似して全体構成を大型化し、ベースプレート11上の皿バネ体受材12と、振動受体20との間に4個の皿バネ体16を図13に示すように前側の2個を狭間隔、後側の2個を広間隔の配置で全体として平面視略台形状配置を呈する状態に設置した構成とするとともに、前記ベースプレート11上の皿バネ体受材12と、振動受体20との間において前側の2個の皿バネ体16の両側に各々1台ずつ、合計2台の例えば能力100トンのジャッキ40(例えば油圧ジャッキ)を配置した構成としている。
前記各皿バネ体16は、本実施例6においては2枚対向並列の皿バネ16aを任意段数(例えば15段、20段等)同心に配列し、各皿バネ体16を貫通するように垂直配置した既述した場合と同様な構造を有する皿バネ体ガイド部材18Bにより垂直方向の伸縮動をガイドするように構成している。
なお、皿バネ体ガイド部材18Bの具体的取り付け構造については説明を省略する。
また、本実施例6に係る防振装置1Eは、前記振動受体20の略中央部から上方に突出する状態に設けられ、図示しないプレス機械の可動部にこの防振装置1Eを取り付けるための取り付けネジユニット21を備えている。
更に、本実施例6に係る防振装置1Eにおいては、前記ベースプレート11の下側にジャッキ駆動ユニット71を配置し、このジャッキ駆動ユニット71に前記2台のジャッキ40を作動するための例えばオイルを供給するジャッキ用配管材72を接続している。
前記皿バネ体受材12と皿バネ体16の下面との間には円盤状の皿バネ体受プレート73が、前記振動受体20の下面と皿バネ体16の上面との間には円盤状の皿バネ体抑えプレート74が各々配置されている。
なお、本実施例6に係る防振装置1Eにおいても、図14には図示していないが、既述した積層ゴム体14、減衰材22等のような要素を付加した構成とすることも勿論可能である。
本実施例6に係る防振装置1Eにおいて、この防振装置1Eを基礎部(基礎コンクリート)に例えば4台設置し、各防振装置1Eを取り付けネジユニット21を使用してプレス機械の可動部に取り付けたとき、4台の防振装置1Eに対するプレス機械の可動部からの荷重に不均衡が生じる場合があることから、このとき、前記ジャッキ40を作動させ、荷重の不均衡を解消(前記振動受体20のレベリング)するものである。
本実施例6の防振装置1Eによれば、既述した実施例3に係る防振装置1Bの場合と同様に、特に4個の皿バネ体16を備えることから、この防振装置1E全体としてのバネ定数、減衰効果は大きく、例えば1500トンクラスの大型プレス機械用として適用可能であり、前記ジャッキ40を使用して荷重の不均衡を解消し、的確な防振機能を発揮する防振装置1Eを実現できる。
本発明の大型産業機械用の防振装置は、例えば、自動車業界や製織業界で使用するブランキングプレス、トランスファープレス、高速プレス、鍛造プレス機械や射出成型機、鉱山業界で使用するセメントミル、電気機器分野の変電所遮断機等々の防振用として広範に適用可能である。
1 大型産業機械用の防振装置
1A 大型産業機械用の防振装置
1B 大型産業機械用の防振装置
1C 大型産業機械用の防振装置
1D 大型産業機械用の防振装置
1E 大型産業機械用の防振装置
11 ベースプレート
12 皿バネ体受材
13 円形孔部
14 積層ゴム体
15 シアーボルト
16 皿バネ体
16a 皿バネ
17 皿バネ体抑えプレート
18 皿バネ体ガイド部材
18A 皿バネ体ガイド部材
18B 皿バネ体ガイド部材
19 ボルト
20 振動受体
21 取り付けネジユニット
21a ネジ部
21b ナット
22 減衰材
23 化粧カバー
24 ジャッキ設置スペース
25 ゴムブッシュ
31 防振ゴム板
32 設置板
33 減衰ダンパー
34 高さ調整ライナー
36 バネ鋼ブッシュ
37 沈み込み領域
40 ジャッキ
41 調整円盤
42 座金
51 座金
52 ボルト
53 防振ゴム減衰材
54 起立板
61 座金
62 座金
63 抜穴
64 沈み込み領域
71 ジャッキ駆動ユニット
72 ジャッキ用配管材
73 皿バネ体受プレート
74 皿バネ体抑えプレート

Claims (9)

  1. 設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、
    装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、
    前記基礎部に固定配置されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける振動受体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる任意数の皿バネ体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に前記任意数の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記任意数の皿バネ体の上下伸縮動をガイドする高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、
    前記ベースプレートと振動受体との間において前記任意数の皿バネ体と直列又は並列に配置した振動減衰用の減衰材と、
    前記ベースプレート上で任意数の皿バネ体の下側に配置した上下方向の剛性が大きい振動低減材と、
    を有することを特徴とする大型産業機械用の防振装置。
  2. 設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、
    装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、
    前記基礎部に固定配置されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける振動受体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる2個の皿バネ体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に前記2個の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記2個の皿バネ体の上下伸縮動をガイドする高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、
    前記ベースプレートと振動受体との間において前記2個の皿バネ体と直列に配置した振動減衰用の減衰材と、
    前記ベースプレート上で2個の皿バネ体の下側に配置した上下方向の剛性が大きい振動低減材である積層ゴム体と、
    を有することを特徴とする大型産業機械用の防振装置。
  3. 設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、
    装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、
    前記基礎部に固定配置されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける振動受体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる2個の皿バネ体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に前記任意数の2個の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記2個の皿バネ体の上下伸縮動をガイドするとともに、下降時にその下面側を直下領域に設けた沈み込み領域に沈み込ませる高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、
    前記ベースプレートと振動受体との間において前記2個の皿バネ体と各々並列に配置した振動減衰用の減衰ダンパーと、
    前記ベースプレート上で2個の皿バネ体の下側に配置した硬度80〜90度の振動低減材である防振ゴム板と、
    を有することを特徴とする大型産業機械用の防振装置。
  4. 設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、
    装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、
    前記基礎部に固定配置される大型のベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける大型の振動受体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に平面視略台形状を呈する状態に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなり、かつ、皿バネ枚数調整用の調整円盤を含む4個の皿バネ体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に前記4個の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記4個の皿バネ体の上下伸縮動をガイドする高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、
    前記ベースプレートと振動受体との間において前記4個の皿バネ体と各々直列に配置した振動減衰用の減衰材と、
    前記ベースプレート上で4個の皿バネ体の下側に配置した上下方向の剛性が大きい振動低減材である積層ゴム体と、
    前記ベースプレート上に配置した荷重不均衡解消用の2台のジャッキと、
    を有することを特徴とする大型産業機械用の防振装置。
  5. 設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、
    装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、
    前記基礎部に固定配置されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける振動受体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる2個の皿バネ体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に前記2個の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記任意数の皿バネ体の上下伸縮動をガイドするとともに、下降時にその下面側を直下領域に設けた沈み込み領域に沈み込ませる高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、
    前記ベースプレートと振動受体との間において前記2個の皿バネ体の外側の位置に配置した振動減衰用の防振ゴム減衰材と、
    を有することを特徴とする大型産業機械用の防振装置。
  6. 設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、
    装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、
    前記基礎部に固定配置されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける振動受体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる2個の皿バネ体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に前記2個の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記任意数の皿バネ体の上下伸縮動をガイドするとともに、下降時にその下面側を前記ベースプレートに設けた沈み込み領域に沈み込ませる高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、
    を有することを特徴とする大型産業機械用の防振装置。
  7. 設置箇所に設けた基礎部上に設置されるとともに、垂直方向に上下動し大きな衝撃振動を発生する可動部を有する大型産業機械用の防振装置であって、
    装置自体を可動部に取り付けるための取り付けネジユニットと、
    前記基礎部に固定配置される大型のベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に配置した前記可動部による衝撃振動を受ける大型の振動受体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に平面視略逆台形状を呈する状態に分離配置した各々所要数の皿バネの同心配列からなる4個の皿バネ体と、
    前記ベースプレートと振動受体との間に前記4個の皿バネ体を各々貫通するように同心配置され、前記4個の皿バネ体の上下伸縮動をガイドする高周波熱処理済の皿バネ体ガイド部材と、
    前記前記ベースプレートと振動受体との間で、かつ、前記4個の皿バネ体のうちの狭間隔の2個の皿バネ体の両側に配置した荷重不均衡解消用の2台のジャッキと、
    を有することを特徴とする大型産業機械用の防振装置。
  8. 前記皿バネの角座面は、その板厚の10%から30%の量を研磨により除去してあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の大型産業機械用の防振装置。
  9. ある大きさ以上の地震力作用時にせん断破壊して防振装置自体を取り付け箇所から分離するように設計されているシアーボルトを備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の大型産業機械用の防振装置。
JP2017217462A 2017-11-10 2017-11-10 大型産業機械用の防振装置 Pending JP2019090430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017217462A JP2019090430A (ja) 2017-11-10 2017-11-10 大型産業機械用の防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017217462A JP2019090430A (ja) 2017-11-10 2017-11-10 大型産業機械用の防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019090430A true JP2019090430A (ja) 2019-06-13

Family

ID=66837247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017217462A Pending JP2019090430A (ja) 2017-11-10 2017-11-10 大型産業機械用の防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019090430A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114087318A (zh) * 2021-11-22 2022-02-25 汕头职业技术学院 一种可变刚度的冲床隔振装置
KR102689470B1 (ko) * 2024-03-30 2024-07-29 주식회사 집카 진동 방지용 메인 완충 모듈을 포함하는 크레인

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114087318A (zh) * 2021-11-22 2022-02-25 汕头职业技术学院 一种可变刚度的冲床隔振装置
KR102689470B1 (ko) * 2024-03-30 2024-07-29 주식회사 집카 진동 방지용 메인 완충 모듈을 포함하는 크레인

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101737822B1 (ko) 방진 성능 및 내진 성능을 갖춘 배전반
KR101946382B1 (ko) 내진 기능이 구비된 인버터 케이스
KR101355191B1 (ko) 자동복귀 기능을 갖는 수배전반 내진장치
JP3216607U (ja) 空気浮上式振動制御システム
JP2008121328A (ja) 3次元免震装置
JP2016033390A (ja) 防振減震装置
JP2019090430A (ja) 大型産業機械用の防振装置
JP5865686B2 (ja) 制振装置及び屋外作業機
JP2016216906A (ja) 免震構造
JP6463137B2 (ja) 減震装置
KR20010074179A (ko) 일체형 다방향 면진받침
RU2537881C1 (ru) Тарельчатый виброизолятор кочетова
CN220523153U (zh) 一种任意方向减振的高阻尼橡胶调谐质量阻尼器
KR20210135919A (ko) 전원 설비의 면진 장치
JP6641970B2 (ja) ユニット型減震装置および該ユニット型減震装置を備えた防振架台
KR102498283B1 (ko) 볼타입 작동체가 구비된 면진장치
KR101245107B1 (ko) 구조물용 방진장치
US7090207B2 (en) Single-end-mount seismic isolator
KR101059944B1 (ko) 랙의 내진장치
KR20110072412A (ko) 면진 장치
RU2618350C1 (ru) Виброизолирующая система кочетова для станков
JP3215004U (ja) 大型産業機械用の防振装置に付加される揺れ防止リンク機構
JP2004263430A (ja) 免震構造物の半固定装置
JP2011220010A (ja) 基礎構造
JP2012219879A (ja) 上下免震装置