JP2005335759A - フイルム繰り出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、フイルムの繰り出しを安定にしつつフイルムの切換作動を安定に行うことのできるフイルム繰り出し装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 フイルムロールR1,R2からフイルムを繰り出す際には、供給状態側にあるフイルムロールR1の外周面に当接ローラ15が接触状態にてフイルムF1が引き出し案内され、これによりフイルムF1のテンション変動を極力抑えることができ、安定したフイルムF1の送りを行うことが可能となる。また待機状態にあるフイルムロールR2の外周面に当接ローラ15が非接触状態のまま維持されるように設けることにより、供給側のフイルムロールR1が無くなった際のフイルムロール交換時に、ロール支持部12からフイルムF1が無くなったロール芯の取り外し後において、その待機側にセットするフイルムロールR2が当接ローラ15側と接触することなくロール支持部12に簡便にセットすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえばロール状に巻かれたフイルムロールからフイルムを引き出し移送して連続包装を行う包装機などに適用され、特に包装機を停止させることなく連続的な運転を可能とするフイルムの繰り出し装置に関するものである。
従来、充填包装機やストレッチ包装機などに使用されているフイルムは、ロール状に巻かれたフイルムロールのフイルムが消費されて無くなると、人手により包装機を停止して新しいフイルムロールと取り換えて再び包装機を運転していた。この際、フイルムロールのフイルムが全て引き出され、包装機に供給されるフイルムが空の状態になってしまうと、新しいフイルムロールを再度セットして、フイルムの始端部を引き出し、複数のフイルム送りローラ,折り返し部,シール機構やカッター機構の間にフイルムを引き廻して配設する煩雑な作業を再度繰り返して行わねばならないという問題があるため、フイルムが無くなる前に事前に機械を停止して新しいフイルムロールと取り換えて再び機械を運転させていた。このためフイルムロールの交換時は包装作業ができなくなり、包装の作業能率を低下させる原因となっていた。また最近のオートメーション化により物品の包装から計数,梱包,出荷までライン化している状況下において、包装機など機械の停止は全ラインの効率低下につながるという問題もある。
そこで、供給中のフイルムロールとは別に予備のフイルムロールを予め包装機にセットしておき、この予備のフイルムロールからフイルムの始端部を繰り出してフイルム接続部箇所に隣接して設けた保持部材により停止状態に支持して待機させ、前記供給中のフイルムロールのフイルムが消費されてしまった時、それを検知して供給中のフイルムの終端部と待機中のフイルムの始端部とを前記フイルム接続部箇所にてフイルム同士を接続させて機械を停止させることなく連続してフイルムを供給するようにしたフイルムの繰り出し装置が提案されている。(たとえば、特許文献1,特許文献2を参照。)
実公平3−48009号公報 実公昭62−31381号公報
特許文献1および特許文献2によるフイルム繰り出し装置においては、供給フイルムロールのフイルムと予備フイルムロールのフイルムの接続手段として熱溶着装置を設け、供給中のフイルムロールのフイルムが所定量消費されたことを検知するとシール部材を作動して互いに密着させて供給中のフイルムと待機中のフイルムとを溶着して、フイルム接続を行うと同時に、新しいフイルムロールに切り換えるようにしているため、包装機の機械を停止することなく予備のフイルムロールの切り換えを行うことができるというメリットがある。
しかしながら、通常のフイルムの繰り出し時において、ロール状に巻かれているフイルムロールからフイルムを引き剥がしながらフイルムを供給するため、フイルム同志の密着状態は常に異なっていたり、また静電気の影響などによってフイルムの引き剥がれる状態が一定ではないため、フイルムロールに対してフイルムの剥がれる位置が変動してしまう状態となる。このため、フイルムの引き出し側である包装機の包装作動に影響を与えることがある。たとえば、包装機の引き出しローラによる回転駆動によるほぼ一定の速さからなるフイルムの引き出し量に対して、フイルムがフイルムロールから引き剥がされる位置から引き出しローラまでの距離が変動してしまうため、フイルムのテンションが変化してフイルムが緩んだりあるいは逆にフイルムが張りすぎたりすることがあり、このテンションの変動が直接的に包装機のヒートシール機構に設けられたヒートシールロールの回転に伴ってヒートシールを行う際に、フイルムのシール状態に悪影響をもたらす虞がある。
本発明は、従来の問題点に着目し、フイルムの繰り出しを安定にしつつフイルムの切換作動を安定に行うことのできるフイルム繰り出し装置を提供することを目的とするものであって、回転支軸を軸芯として回転可能に設けた支持枠と、この支持枠上には、一方のフイルムロール側を供給位置にて供給状態とし、他方のフイルムロール側を待機位置にて待機状態として前記各フイルムロールのフイルムを繰り出し案内可能に着脱自在に支持するロール支持部と、待機状態側にある前記フイルムロールの外周面とは非接触状態にて設けられ、供給状態側にある前記フイルムロールの外周面とは接触状態にて前記フイルムが引き出し案内されるように設けられた各当接ローラと、この各当接ローラを回転可能に支持し、かつ各支軸を基点として揺動可能に軸支された各揺動フレームと、この各揺動フレームには、前記各支軸を基点として前記各当接ローラと相反する側に設けられた各錘と、この各錘と対向して設けられた各ストッパ部材とからなることを特徴とするフイルム繰り出し装置である。(請求項1)
また、請求項1に記載のフイルム繰り出し装置において、前記ロール支持部の位置から繰り出される待機状態にあるフイルムロールのフイルム始端側を引き出し案内状態にて仮止め支持する待機フイルム保持部を設けたことを特徴とするものである。(請求項2)
また、請求項2に記載のフイルム繰り出し装置において、前記待機フイルム保持部の位置からフイルムの上流側の位置にて前記供給状態にあるフイルムロールのフイルムの終端部側と前記待機状態にあるフイルムロールのフイルムの始端部側とを熱溶着により接続し、かつ前記供給状態にあるフイルムロールの終端部側に位置するフイルムの余剰部分を溶断可能とする熱溶着・溶断機構からなるフイルム接続部を備えたことを特徴とするものである。(請求項3)
また、請求項3に記載のフイルム繰り出し装置において、前記フイルム接続部による前記待機状態にあるフイルムロールのフイルムと前記供給状態にあるフイルムロールのフイルムとの接続動作後において、切り換えられて連続的に搬出側へと繰り出し案内される側となる前記待機状態にあるフイルムロールを前記一方のフイルムロール供給状態位置へと移行するために、供給側のフイルムの残量による検出信号に基づいて前期回転軸を軸芯として前記支持枠を反転作動してなることを特徴とするものである。(請求項4)
また、請求項1に記載のフイルム繰り出し装置において、前記揺動フレームに設けられた支軸と前記当接ローラとの距離間隔を、前記支軸と前記ロール支持部との距離と等しいかあるいは若干短く設定してなることを特徴とするである。(請求項5)
本発明によるフイルム繰り出し装置においては、回転支軸を軸芯として回転可能に設けた支持枠と、この支持枠上には、一方のフイルムロール側を供給位置にて供給状態とし、他方のフイルムロール側を待機位置にて待機状態として前記各フイルムロールのフイルムを繰り出し案内可能に着脱自在に支持するロール支持部と、待機状態側にある前記フイルムロールの外周面とは非接触状態にて設けられ、供給状態側にある前記フイルムロールの外周面とは接触状態にて前記フイルムが引き出し案内されるように設けられた各当接ローラと、この各当接ローラを回転可能に支持し、かつ各支軸を基点として揺動可能に軸支された各揺動フレームと、この各揺動フレームには、前記各支軸を基点として前記各当接ローラと相反する側に設けられた各錘と、この各錘と対向して設けられた各ストッパ部材とからなることにより、フイルムロールからフイルムを繰り出す際には、供給状態側にあるフイルムロールの外周面に当接ローラが接触状態にてフイルムが引き出し案内され、これによりフイルムのテンション変動を極力抑えることができ、安定したフイルムの送りを行うことが可能となる。また待機状態にあるフイルムロールの外周面に当接ローラが非接触状態のまま維持されるように設けることにより、供給側のフイルムロールが無くなった際のフイルムロール交換時に、ロール支持部からフイルムが無くなったロール芯の取り外し後において、その待機側にセットするフイルムロールが当接ローラ側と接触することなくロール支持部に簡便にセットすることができるものであり、初期の目的を達成することができる。
本発明では、フイルムの繰り出しを安定にしつつフイルムの切換作動を安定に行うことのできるフイルム繰り出し装置を提供することを目的とするものであって、回転支軸を軸芯として回転可能に設けた支持枠と、この支持枠上には、一方のフイルムロール側を供給位置にて供給状態とし、他方のフイルムロール側を待機位置にて待機状態として前記各フイルムロールのフイルムを繰り出し案内可能に着脱自在に支持するロール支持部と、待機状態側にある前記フイルムロールの外周面とは非接触状態にて設けられ、供給状態側にある前記フイルムロールの外周面とは接触状態にて前記フイルムが引き出し案内されるように設けられた各当接ローラと、この各当接ローラを回転可能に支持し、かつ各支軸を基点として揺動可能に軸支された各揺動フレームと、この各揺動フレームには、前記各支軸を基点として前記各当接ローラと相反する側に設けられた各錘と、この各錘と対向して設けられた各ストッパ部材とからなることを特徴とするフイルム繰り出し装置である。このように構成することによって、フイルムロールからフイルムを繰り出す際には、供給状態側にあるフイルムロールの外周面に当接ローラが接触状態に配置され、その当接ローラを介してフイルムが引き出し案内されるため、フイルム同志の密着状態が若干異なっていたとしても、あるいは静電気の影響などによってフイルムの引き剥がれる状態が一定で無かったとしても、当接ローラを介して反転してフイルムが繰り出されるため、フイルムの緩みや極度の張りを抑制しながらフイルムの繰り出しを行うことができ、これによりフイルムのテンション変動を極力抑えることができ、安定したフイルムの送りを行うことが可能となる。また待機状態にあるフイルムロールの外周面に当接ローラが非接触状態のまま維持されるように設けることにより、供給側のフイルムロールが無くなった際のフイルムロール交換時において、ロール支持部からフイルムが無くなったロール芯の取り外し後に、その待機側にセットするフイルムロールを当接ローラ側とむやみに接触することなくロール支持部に簡便にセットすることができる。
また前記ロール支持部の位置から繰り出される待機状態にあるフイルムロールのフイルム始端部側を引き出し案内状態にて仮止め支持する待機フイルム保持部を設けたことにより、供給側のフイルムが無くなった際に、簡単に切り換えて待機側のフイルムを送り出すことが可能となる。
また前記待機フイルム保持部の位置からフイルムの上流側の位置にて前記供給状態にあるフイルムロールのフイルムの終端部側と前記待機状態にあるフイルムロールのフイルムの始端部側とを熱溶着により接続し、かつ前記供給状態にあるフイルムロールの終端部側に位置するフイルムの余剰部分を溶断可能とする熱溶着・溶断機構からなるフイルム接続部を備えたことにり、接続のための接着テープなどを必要とすることなく、熱溶着にて簡便に供給側のフイルムの終端部側と待機側のフイルムの始端部側とを接続することができるとともに、供給状態にあるフイルムロールの終端部側に位置するフイルムの余剰部分を溶断して切り離すことができる。
また前記フイルム接続部による前記待機状態にあるフイルムロールのフイルムと前記供給状態にあるフイルムロールのフイルムとの接続動作後において、切り換えられて連続的に搬出側へと繰り出し案内される側となる前記待機状態にあるフイルムロールを前記一方のフイルムロール供給状態位置へと移行するために、供給側のフイルムの残量による検出信号に基づいて前期回転軸を軸芯として前記支持枠を反転作動してなることにより、フイルムの残量による検出信号に基づいて、次に準備する待機状態にあるフイルムロールの切り換え作動を簡便に行うことが可能となる。
また前記揺動フレームに設けられた支軸と前記当接ローラとの距離間隔を、前記支軸と前記ロール支持部との距離と等しいかあるいは若干短く設定してなることにより、フイルムロールからフイルムを繰り出す際には、供給状態側にあるフイルムロールの外周面に接触状態に配置された当接ローラを介してフイルムが反転して引き出し案内されるため、フイルムの引き出す動作に合わせて当接ローラ側がロール支持部側へと押圧力が作用し、これによりフイルムの緩みも無く引き出すことが可能となり、結果としてフイルムのテンション変動を極力抑えることができ、安定したフイルムの送りを行うことができる。
以下、本発明に係るフイルム繰り出し装置の実施例を添付図面を参照にして説明する。
図1から図8は本発明の第1実施例を示すもので、この第1実施例におけるフイルム繰り出し装置を充填包装機に適用したものであり、そのフイルム繰り出し装置と充填包装機の概略構成とその動作については、図1から図8を参照にして詳述する。
同図において、充填包装機Jの全体概要の構成として、その充填包装機Jの本体側の上方側には、後述するフイルムロールから繰り出し案内されて供給されるフイルムF1を二つ折りに折り返すフイルム折返し機構1が設けられ、このフイルム折返し機構1によって折り返されたフイルムF1が縦シール機構2による一対の縦ヒートシールロール2AでフイルムF1の折り返し端部同士が縦方向に熱シールされながら送り出され、縦シールされ筒状に形成されたフイルムF1を、横シール機構3による一対の横ヒートシールロールに設けたシール部3Aで横方向に所定の間隔にて熱シールしつつ、筒状のフイルムF1内に充填機構4に設けたノズル4Aから被包装物を充填することによって被包装物がフイルムF1によって三方あるいは四方されながら包装袋Pが連続して形成された後、この連続した包装袋Pの横シール箇所の中程をカッタ機構5によって切断することにより被包装物のフイルム包装が行われるように構成されている。
充填包装機Jの本体側方には、フイルム繰り出し装置Tが装備されており、このフイルム自動切換装置Tには、少なくとも一方のフイルムロールR1側を供給状態とし、他方のフイルムロールR2側を待機状態に繰り出し案内可能とするフイルム支承部10と、フイルム支承部10から繰り出される待機状態にあるフイルムロールR2のフイルム始端部FS2側を引き出し案内状態にて仮止め保持する待機フイルム保持部20と、待機フイルム保持部20の位置からフイルムF1,F2の上流側の位置にて供給状態にあるフイルムロールR1の終端部FE1側と待機状態にあるフイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側とを熱溶着により接続し、かつ供給状態にあるフイルムロールR1の終端部FE1側に位置するフイルムF1の余剰部分FY1を溶断可能とするフイルム接続部30と、フイルム接続部30による供給状態にあるフイルムロールR1のフイルムF1の終端部FE1側と待機状態にあるフイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側との熱溶着時に供給状態にあるフイルムロールR1のフイルムF1の余剰部分FY1を分離可能とするフイルム端切り離し部40と、供給側であるフイルムロールR1のフイルムF1が無くなった後に、待機状態にあるフイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるためにフイルム支承部10を反転作動するためのローテーション機構50とがそれぞれ備えられている。
この第1実施例におけるフイルム支承部10は、支持枠11にロール状に巻かれた供給側であるフイルムロールR1と、待機側であるフイルムロールR2とをそれぞれ回転可能に支持する軸部からなるロール支持部12,12が2個設けられ、このロール支持部12,12に支持された一方の供給状態にあるフイルムロールR1から帯状のフイルムF1が搬出側へと供給可能に繰り出し案内されるとともに、他方の待機状態にあるフイルムロールR2から帯状のフイルムF2が待機状態にして引き出し案内可能に設けられている。
また各ロール支持部12,12は、フイルムロールR1,R2をそれぞれ回転可能にして着脱交換可能に軸支するとともに、フイルムロールR1,R2の回転を制動するための電磁パウダーブレーキなどからなる制動手段Bがそれぞれ設けられており、それぞれのフイルムF1,F2の引き出しの際に空回りすることなく所定のブレーキを懸けながら引き出されるように構成されている。
また支持枠11上には、各ロール支持部12,12を結ぶ線上と直交する方向にそれぞれ支軸13,13が設けられ、この各支軸13,13を基点として揺動可能に揺動フレーム14,14がそれぞれ軸支されている。また各支軸13,13を基点として揺動可能に軸支された各揺動フレーム14,14の一端部側に回転可能にして、かつ各フイルムロールR1,R2の外周面に接触可能とする当接ローラ15,15が設けられており、各揺動フレーム14,14の他端部側(当接ローラ15とは反対側)の端部に錘16,16がそれぞれ設けられている。この各錘16,16と対向して揺動範囲を設定するストッパ部材17,17が支持枠11側に設けられている。
また揺動フレーム14に設けられた支軸13と当接ローラ15との距離間隔は、前記支軸13とロール支持部12との距離と等しいかあるいは若干短い寸法となるように設定している。すなわち、供給状態側にあるフイルムロールR1の外周面に当接ローラ15が接触状態に配置される位置関係として、支軸13とフイルムロールR1の外周円とを結ぶ接線位置より短い位置に当接ローラ15側を設置している。
また各支軸13,13を基点として、揺動フレーム14,14の一端部に軸支された当接ローラ15側に対して錘16,16側が若干重くなるように重量バランスを設定しており、この重量バランス(アンバランス分)が供給側であるフイルムロールR1の外周面に当接ローラ15側が接触して所定の押圧力にてフイルムF1を抑えるように設けられている。この際、フイルムF1の供給側であるストッパ部材17と錘16とは離れた状態を維持している。また待機側であるフイルムロールR2側では、支軸13を基点として錘16が下側に位置してストッパ部材17と突き当った状態にて維持しており、この際、待機側であるフイルムロールR2の外周面と当接ローラ15側とは非接触状態を維持するように設けられている。
従って、ロール支持部12に支持された一方の供給状態側にあるフイルムロールR1は、そのフイルムロールR1の外周面に当接し、フイルムF1を引き出し案内する当接ローラ15を介して引き出され、次いで揺動フレーム14の支軸13側へとフイルムF1が案内されて充填包装機J側へと順次繰り出されるように構成されている。また他方の待機状態にあるフイルムロールR2のフイルムF2は、案内ロール18を介して待機フイルム保持部20側へと引き出し案内されるように構成されている。
また前述したように、供給フイルムロールR1のフイルムF1が無くなった後に、待機側であるフイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるための前記ローテーション機構50が設けられており、この実施例におけるローテーション機構50は、各フイルムロールR1,R2を支持する支持枠11の中央箇所に回転駆動用としての回転支軸51が設けられ、この回転支軸51は駆動源となるモータ52に無端状チェーンやプーリなどを介して連結されている。この実施例では、駆動源であるモータ52の作動により回転支軸51を介して支持枠11がフイルムの切換作動に応じて時計回り方向に180度回転駆動するように構成されている。
また前記待機フイルム保持部20は、待機側であるフイルム始端部FS2側を幅方向に沿って支持するフレーム21上にフイルム始端部FS2を介して仮止めするためのプレート22が設けられている。この実施例では、プレート22自体の重さによってフイルム始端部FS2の端部を保持しているが、プレート22を図示しないがシリンダの作動によってフレーム21との間にてフイルム始端部FS2の端部を挟み付けて保持したり、あるいはプレート22自体を着磁して、フレーム21との間で磁気結合することによってフイルム始端部FS2の端部を挟み付けて軽く保持するようにしてもよい。
また熱溶着・熱溶断機構からなる前記フイルム接続部30は、少なくとも一方側に加熱シールするためのシール部材31Aを備えたシール板31と、このシール板31と対をなして他方側に対向して配設されたシール受板32とによって構成され、シール受板32側をシリンダ33によって前後移動可能(往復移動)に設けてシール板31と開閉可能に構成している。この実施例におけるシール部材31Aとしては、所定の時間のみを加熱するインパルスシール方法を採用している。
また、第1実施例におけるフイルムF1,F2として、たとえばナイロン樹脂フイルムによるベースフイルム層と、低密度ポリエチレン樹脂フイルムによるシーラント層とからなる積層体層によって形成し、この積層体層からなる包装用のフイルムF1,F2をロール状に巻いてフイルムロールR1,R2を構成しており、フイルムF1,F2の厚みや幅寸法などの諸条件に合わせて前記シール板31に設けたシール部材31Aの加熱時間を設定している。
また、前記フイルム接続部30による供給側であるフイルムロールR1のフイルムF1の終端部FE1側と待機側であるフイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側との熱溶着時において、供給フイルムロールR1のフイルムF1の余剰部分FY1を分離可能とするためにテンションを加えるためのフイルム端切り離し部40が配設されている。このフイルム端切り離し部40は、各フイルムF1,F2の幅方向に沿って押し込み部材となる押圧板41が設けられ、この押圧板41側をフイルムF1に対して押圧付勢したり、あるいは離間したりするように往復移動可能とする駆動手段であるシリンダ42が設けられている。
この際、供給側であるフイルムロールR1から引き出し案内されるフイルムF1は、フイルムロールR1の回転を制動するための電磁パウダーブレーキなどからなる制動手段Bによってロール支持部12にブレーキが懸けられているため、フイルムF1が緩むことなく引き出し案内されているが、フイルム端切り離し部40の押圧板41の前進移動によってフイルムF1の終端部FE1側が横方向から押し圧されることによってさらに所定のテンションが加えられるように構成されている。
また、熱溶着・熱溶断機構からなるフイルム接続部30と充填包装機Jのフイルム折返し機構1との間には、フイルムF1を余裕を持たせて引き回し配設するためのアキュムレート手段60とフイルムF1のテンションに応じて揺動移動するテンション設定手段70が配設されている。この場合、アキュムレート手段60としては、固定ローラ61側と上下動可能とする可動ローラ62側を備えており、フイルム接続部の作動時や供給フイルムロールR1のフイルムF1が無くなった後に、待機側であるフイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるためのローテーション機構50が作動している際に、すなわち供給側であるフイルムF1の送りが停止している時に、ローラ61,62間の搬送経路の長さを変えながらフイルムF1をテンション設定手段70を介して充填包装機J側へとフイルムF1を送り出すように構成している。
なお、フイルム支承部10の支持枠11に設けられたロール支持部12,12には、フイルム残量を検出するための回転検出手段Sが設けられており、特に供給側であるフイルムロールR1の有無あるいは残量を検出する手段として、この実施例においては、フイルムF1の移送速度とロール支持部12の回転速度(回転検出手段S)から求まるフイルムロールR1の外形寸法を算出して検出し、その回転速度から求まる検出信号の結果を基にしてフイルムF1の有無あるいは残量を検出するようにしている。このようにフイルムF1の消耗状態を検出した場合、フイルムロールR1のフイルムF1から待機側であるフイルムロールR2へ切り換えるようにフイルムF1の繰り出しを停止するとともに、フイルム接続部30による対をなすシール板31とシール受板32との間にて挟持し、かつフイルム端切り離し部40の押圧板41を前進移動してフイルムF1にテンションを付与し、次いでフイルム接続部30のシール板31に設けられているシール部材31AをフイルムF1,F2の条件に合わせて所定時間通電することによってフイルムF1,F2が融着されて接続されるとともに、その熱溶着箇所からフイルムF1の余剰部分FY1側を溶断するように構成している。
前述した構成において、充填包装機に装備された本願発明の主要部であるフイルム繰り出し装置の作動を主体にして説明する。
先ず、フイルム支承部10にセットされたフイルムロールR1,R2において、供給側であるフイルムロールR1からフイルムF1を繰り出す際には、フイルムロールR1の外周面に当接ローラ15が接触状態にて反転してフイルムF1が引き出し案内され、引き出されたフイルムF1は支軸13の外面に沿って搬出側である充填包装機J側へと引き出し案内され、フイルムロールR1から繰り出し案内されて供給されたフイルムF1を二つ折りに折り返すフイルム折り返し機構1へと供給され、この折り返し機構1によって折り返されたフイルムF1が縦シール機構2による一対の縦ヒートシールロール2AでフイルムF1の折り返し端部同士が縦方向に熱シールされながら送り出され、縦シールされ筒状に形成されたフイルムF1が横シール機構3による一対の横ヒートシールロールに設けたシール部3Aによって横方向に所定の間隔にて熱シールされつつ、フイルムF1内に充填機構4に設けられたノズル4Aから被包装物を充填することによって被包装物がフイルムF1によって三方あるいは四方されながら包装袋Pが連続して形成される。この連続した包装袋Pの横シール箇所の中程をカッタ機構5によって切断することにより、被包装物が充填された包装袋Pが次々と分離されながら送り出される。
この場合、フイルムロールR1からフイルムF1が繰り出される際において、供給状態側にあるフイルムロールR1の外周面に錘16による重量アンバランス分の重み分が当接ローラ15を介してフイルムロールR1側へと押圧力として作用するとともに、フイルムロールR1に対して接触状態に配置することにより、この状態にて当接ローラ15を介してフイルムロールR1からフイルムF1が反転して引き出し案内されるため、フイルムF1同志の密着状態が若干異なっていたとしても、あるいは静電気の影響などによってフイルムF1の引き剥がれる状態が一定で無かったとしても、フイルムF1の緩みや極度の張りを抑制することが可能となり、フイルムF1のテンション変動を抑えることができ、安定したフイルムF1の送りを行うことが可能となる。また第1実施例に示すように、揺動フレーム14に設けられた支軸13と当接ローラ15との距離間隔を、支軸13とロール支持部12との距離と等しいかあるいは若干短く設定してなることにより、フイルムロールR1からフイルムF1を繰り出す際に、供給状態側にあるフイルムロールR1の外周面に接触状態に配置された当接ローラ15を介してフイルムF1が反転して引き出し案内されるため、フイルムF1の引き出す動作に合わせて当接ローラ15側がロール支持部12側へと押される力が作用し、錘16によるフイルムロールR1側への当接ローラ15の押圧力に加えて、フイルムF1の引き出し動作に応じて作用する押圧力がフイルムロールR1の中心側に向かって加わることにより、さらに安定した状態にてフイルムF1の緩み無く引き出すことが可能となり、結果としてフイルムF1のテンション変動を極力抑えることができ、安定したフイルムF1の送りを行うことができる。
ところで、包装のためのフイルムF1が消耗して所定量以下になってくると、ロール支持部12の回転速度が速くなり、フイルムF1の移送速度と回転検出手段Sによる検出信号の間隔とによってフイルムロールR1の外径が算出されてフイルムF1残量が所定量以下となったことが検出されると、その検出信号に基づいて先ず供給側であるフイルムロールR1のフイルムF1の繰り出しが停止する。次いで、フイルム接続部30のシリンダ33が作動してシール受板32が前進移動し、この動きによって待機側であるフイルム始端部FS2側が押され、待機フイルム保持部20によって仮止め状態にフレーム21とプレート22との間に挟まれていたフイルム始端部FS2が抜け出るとともに、そのフイルム始端部FS2側と繰り出されていた供給用のフイルムF1の終端部FE1側とが対をなすシール板31とシール受板32との間に挟まれて保持される。(図2を参照)
この状態にて、フイルム端切り離し部40の押圧板41をシリンダ42の前進移動によってフイルムF1にテンションを付与し、シール板31に設けられているシール部材31A(インパルスシール方法)によって所定時間加熱することにより、2枚のフイルムF1,F2が重なり合いながら溶融して接続される。(図3を参照)
この際、フイルム端切り離し部40の押圧板41によって供給用のフイルムF1の終端部FE1が横方向から押されているため、シール部材31Aによって徐々に加熱されてフイルムF1が溶融し、その溶融している箇所にテンション作用による引っ張る力が加えられるため、その溶融箇所から切り離される。(図4を参照)
このように、所定のテンションをフイルムF1の余剰部分FY1に加えることによって、簡単にして良好に加熱されて溶融状態のフイルムF1箇所(余剰部分FY1)から分断することができる。また余剰部分FY1である供給側のフイルムF1が切り離された後、フイルム接続部30のシリンダ33が作動してシール受板32が後退移動するとともに、フイルム端切り離し部40の押圧板41をシリンダ42の後退移動により最初の位置に復帰作動する。(図5を参照)
その後、供給側であるフイルムF1の残量による検出信号に基づいて、待機側であるフイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるために、ローテーション機構50に設けられている駆動源となるモータ52を回転駆動して回転支軸51を時計回り方向に半回転させることにより、最初に設定した供給側であるフイルムロールR1の供給位置側に今まで待機状態にあったフイルムロールR2が移送される状態となり、この状態にて同様に供給用としてのフイルムF1として新たに繰り出される。(図5から図8を参照)
この際、図5の状態から図6に示すように、支持枠11が時計方向に回転作動すると、今まで供給していた側の当接ローラ15が供給側であったフイルムロールR1の外周面から懸け離れる状態となる。すなわち支持枠11の回転に伴い支軸13を基点として当接ローラ15に対して錘16側が若干重くなるように重量バランスを設定しているため、揺動フレーム14は水平方向から錘16側が少し下がり加減でバランスが保たれ、その錘16に対して支持枠11の回転作動に連れて支持枠11側に設けられているストッパ部材17が錘16と接触状態を維持する。この時、待機側であるフイルムロールR2のフイルム始端部FS2側が待機側に配設されている当接ローラ15に押されて接触状態となり、この時点では、その当接ローラ15側と相反する側に配設された錘16はストッパ部材17に当接されている状態を維持している。
さらに支持枠11側が回転作動することにより、今までフイルムF1を供給していた側の当接ローラ15が供給側であったフイルムロールR1の外周面から懸け離れた状態を持続しながら回転作動を続け、その後、今までの待機側であるフイルムロールR2側では支持枠11側が180度時計方向に回転作動する直前にて、供給側と待機側との位置関係が入れ替わり、これと同時に、供給側に移行したフイルムロールR2(R1)の外周面に当接ローラ15が接触する状態となる。(図7を参照)
そして支持枠11側が反転して180度時計方向に回転作動して停止すると、図8に示すように、供給側と待機側との位置関係が完全に入れ替わる状態となる。すなわち、支持枠11側に設けたストッパ部材17に錘16が接触した状態から支軸13を支点として揺動フレーム14が反転作動することとなり、これにより、フイルムF1の供給側であるストッパ部材17と錘16とは離れた状態となり、フイルムロールR2(R1)の外周面に当接ローラ15側が接触して所定の押圧力(錘16によるアンバランス分)にてフイルムF1を抑えるように維持されるものであり、供給側にセットされたフイルムロールR1として新たに充填包装機J側にフイルムF1が繰り出される。
そして、ローテーション機構50によって反転された支持枠11に設けられている軸部からなるロール支持部12に支持されていた空となったフイルムロールR1のロール芯を取り除いて、新しいフイルムロールをロール支持部12にセットすることによって待機側として次のフイルムロールR2として準備に備えることができるものである。(図9を参照)
この際、待機状態側にあるフイルムロールR2との外周面とは当接ローラ15側を非接触状態に維持することができるように配置することによって、供給側であるフイルムロールR1が無くなった際のフイルムロール交換時において、ロール支持部12からフイルムF1が無くなったロール芯の取り外し後に、その待機側にセットするフイルムロールR2を当接ローラ15側とむやみに接触することなくロール支持部12に簡便にセットすることができるものであり、フイルムを傷めることなく簡単に送り込むことが可能となる。
また実施例によるフイルム繰り出し装置では、供給側であるフイルムロールと待機側であるフイルムロールを順次繰り出し案内可能に着脱自在に支持するフイルム支承部10を基準にして縦列方向に、供給側であるフイルムロールR1のフイルムF1の余剰部分FY1を分離可能とするフイルム端切り離し部40と、供給側であるフイルムロールR1の終端部FE1側と待機側であるフイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側とを熱溶着により接続し、かつ供給側であるフイルムロールR1の終端部FE1側に位置するフイルムF1の余剰部分FY1を溶断可能とするフイルム接続部30と、待機側であるフイルムロールR2のフイルム始端部FS2側を引き出し案内状態にて仮止め保持する待機フイルム保持部20と、を並べて配列して設けることにより、スペースを大きく取ることなくコンパクトに纏めることができるという効果もある。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば実施例においては、供給用としてのフイルムロールR1と待機用としてのフイルムロールR2を順次繰り出し案内可能に着脱自在に支持するフイルム支承部10として、2個のフイルムロールを支持するタイプを例にして説明していたが、フイルムロールの数としては3個以上でも順次交換可能にセットすることも可能であり、またフイルムの材質や厚みなどに応じて揺動フレーム14に設けられた支軸13と当接ローラ15との距離間隔を適宜設定すれば良いものであり、またフイルムの材質や厚みなどによってフイルム接続部30のシール機構の幅や形状あるいはシール時間やタイミングなども同様にして適宜設定すれば良いものであり、また実施例の構成要素の組み合わせにより更なる効果も期待することができる。
また実施例では、フイルムロールの有無あるいは残量を検出する手段として、フイルムF1の移送速度とロール支持部12の回転速度から求まるフイルムロールR1の外形寸法から算出し、フイルムF1の有無あるいは残量を検出するようにしていたが、光センサをフイルムロールの側方に設けて直接供給側であるフイルムロールの側方に光を当てて反射させ、フイルムの消費(残量)が一定度合を超えた時に光が反射不可能となるように設定し、この時に処理装置に信号を送ることによって切り換えるようにしても良いものであり、またフイルムの残量を検出するセンサとしてテンションセンサによって検出するようにしても良いものである。
また実施例では、供給状態側にあるフイルムロールの外周面に接触状態に配置された当接ローラを介してフイルムが反転して引き出し案内され、次いで揺動フレーム14の支軸13側へとフイルムF1が案内されて充填包装機J側へと順次繰り出されるように構成しているが、支軸13にフリーローラを回転可能に挿通し、フイルムF1の移送時にフリーローラ部分にフイルムF1が摺接するように構成することにより、フリーローラの滑らかな回転によって円滑にフイルムF1を繰り出すことができるようにしても良い。また支軸13を基点として揺動フレーム14の一端側に当接ローラ15を設け、他方側に錘16を設けて配設していたが、揺動フレーム14の長さや形状などによっては、その揺動フレーム14自体を錘の役目として兼用するようにして構成しても良いものであり、この場合、当接ローラ15方向とは反対側の端部に錘16を設けて当接ローラ15のフイルムロールR1への押圧力を適正荷重に調整するものであるが、この適正荷重は、フイルムF1の繰り出し時に当接ローラ15がフイルムロールR1の外周面から離れることなく付勢でき、かつフイルムF1の搬送時において当接ローラ15が滑らかに回転し、当接ローラ15とフイルムロールR1との間でフイルムF1の供給の抵抗力とならない程度の荷重になるように設定するものであり、この設定は錘16の取付位置や重量などによって調整されるものである。
また、前述した実施例においては、本願発明のフイルムの繰り出し装置を充填包装機に適用したものを例にして説明したが、横型ピロー包装機のフイルムの繰り出し装置やフイルムロール同士を繋ぐ機構としても流用することができるものである。
本発明の第1実施例を充填包装機に適用したフイルム繰り出し装置を示す全体概要正面図である。 図2は、図1のフイルム繰り出し装置におけるフイルム接続部の作動状態を示した動作正面図である。 図3は、図2のフイルム繰り出し装置におけるフイルム端切り離し部の作動状態を示した動作正面図である。 図4は、図3のフイルム繰り出し装置における供給側であるフイルムの切断状態を示した動作正面図である。 図5は、図4のフイルム繰り出し装置におけるフイルム端切り離し部の復帰作動状態を示した動作正面図である。 図6は、図5のフイルム繰り出し装置におけるフイルムロールの反転移行状態を示した要部の動作正面図である。 図7は、図6の更なるフイルムの切り換え移行状態を示した動作正面図である。 図8は、図7におけるフイルム繰り出し装置の切り換え復帰状態を示した動作正面図である。 図9は、図8におけるロール支持部に待機側のフイルムロールをセットした状態を示した正面図である。
符号の説明
10 フイルム支承部
11 支持枠
12 ロール支持部
13 支軸
14 揺動フレーム
15 当接ローラ
16 錘
17 ストッパ部材
18 案内ロール
20 待機フイルム保持部
21 フレーム
22 プレート
30 フイルム接続部
31 シール板
31A シール部材
32 シール受板
33 シリンダ
40 フイルム端切り離し部
41 押圧板
42 シリンダ
50 ローテーション機構
51 回転支軸
52 モータ
60 アキュムレート手段
70 テンション設定手段
F1、F2 フイルム
FE1 フイルムF1の終端部
FS2 フイルムF2の始端部
FY1 余剰部分
R1 供給側のフイルムロール
R2 待機側のフイルムロール

Claims (5)

  1. 回転支軸を軸芯として回転可能に設けた支持枠と、この支持枠上には、一方のフイルムロール側を供給位置にて供給状態とし、他方のフイルムロール側を待機位置にて待機状態として前記各フイルムロールのフイルムを繰り出し案内可能に着脱自在に支持するロール支持部と、待機状態側にある前記フイルムロールの外周面とは非接触状態にて設けられ、供給状態側にある前記フイルムロールの外周面とは接触状態にて前記フイルムが引き出し案内されるように設けられた各当接ローラと、この各当接ローラを回転可能に支持し、かつ各支軸を基点として揺動可能に軸支された各揺動フレームと、この各揺動フレームには、前記各支軸を基点として前記各当接ローラと相反する側に設けられた各錘と、この各錘と対向して設けられた各ストッパ部材とからなることを特徴とするフイルム繰り出し装置。
  2. 前記ロール支持部の位置から繰り出される前記待機状態にあるフイルムロールのフイルム始端側を引き出し案内状態にて仮止め支持する待機フイルム保持部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のフイルム繰り出し装置。
  3. 前記待機フイルム保持部の位置からフイルムの上流側の位置にて前記供給状態にあるフイルムロールのフイルムの終端部側と前記待機状態にあるフイルムロールのフイルムの始端部側とを熱溶着により接続し、かつ前記供給状態にあるフイルムロールの終端部側に位置するフイルムの余剰部分を溶断可能とする熱溶着・溶断機構からなるフイルム接続部を備えたことを特徴とする請求項2に記載のフイルム繰り出し装置。
  4. 前記フイルム接続部による前記待機状態にあるフイルムロールのフイルムと前記供給状態にあるフイルムロールのフイルムとの接続動作後において、切り換えられて連続的に搬出側へと繰り出し案内される側となる前記待機状態にあるフイルムロールを前記一方のフイルムロール供給状態位置へと移行するために、供給側のフイルムの残量による検出信号に基づいて前期回転軸を軸芯として前記支持枠を反転作動してなることを特徴とする請求項3に記載のフイルム繰り出し装置。
  5. 前記揺動フレームに設けられた支軸と前記当接ローラとの距離間隔を、前記支軸と前記ロール支持部との距離と等しいかあるいは若干短く設定してなることを特徴とする請求項1に記載のフイルム繰り出し装置。
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JP7454837B2 (ja) 2020-02-03 2024-03-25 三光機械株式会社 包装フィルムの接合装置及び包装フィルム自動交換装置

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