JP2005335442A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 衝突荷重の入力時にサブフレームの後端部を積極的に脱落させることにより、パワーユニットの後方移動量をより稼いでエネルギー吸収量を更に増加することができる車体前部構造の提供を図る。
【解決手段】 車体前部骨格6の下側に前後両端部を取り付けたサブフレーム9の前後方向中間部に、所定値以上の荷重Fにより下方に屈曲変形する屈曲部9fを設け、このサブフレーム9の後端部9dと車体側8との取付部を屈曲部9fの屈曲変形完了後に脱落可能とする脱落構造とし、かつ、サブフレーム9の後端部9dの脱落後にもこのサブフレーム9の後端部9dと車体側8との連結状態を維持する連結部材14を設けることにより、サブフレーム9の後端部9dの脱落によりパワーユニット10の後方移動量を増加させて、フロントサイドメンバ4の潰れストロークを稼ぎ、衝突エネルギーの吸収量を増大できる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、フロントサイドメンバの下方にパワーユニットを搭載するサブフレームを備えた車体前部構造に関する。
従来の自動車には、車体前部の左,右骨格を成すフロントサイドメンバの下方にサブフレームを設けて、このサブフレームにパワーユニットを搭載したものがあり、この場合、サブフレームは、衝突荷重の入力によりフロントサイドメンバの潰れ変形に伴って中間部分が下方に屈曲変形されるようになっており、このとき、サブフレームの後端部と車体側との連結部に、サブレームの屈曲変形が限度に達した後に、このサブフレームの後端部を後方移動させる易変形部を設けてある(例えば、特許文献1参照)。
このように、易変形部を設けることによりパワーユニットの下方移動量を増大して、このパワーユニットがダッシュパネルに干渉するストロークを長くし、もってフロントサイドメンバの潰れストロークを稼ぐことにより、エネルギー吸収効率を向上できるようにしている。
特開2002−160664号公報(第5頁、第8図)
しかしながら、かかる従来の車体前部構造は、上述したようにサブフレームの後端部に易変形部を設けて衝突時の後方移動量を稼ぐようになっているが、易変形部の変形許容量に限度が存在する関係上、パワーユニットの下方移動量が制約され、ひいてはフロントサイドメンバの潰れストロークが制限されてしまう。
また、サブフレームの後端部は易変形部を設けたとはいえ車体側に結合構造となっているため、入力される衝突荷重が大きい場合はその結合部分が脱落し、その後はサブフレームによるエネルギー吸収ができなくなってしまうとともに、パワーユニットが大きく後方移動してダッシュパネルに干渉する可能性がある。
そこで、本発明は衝突荷重の入力時にサブフレームの後端部を積極的に脱落させることにより、パワーユニットの後方移動量をより稼いでエネルギー吸収量を更に増加することができる車体前部構造を提供するものである。
本発明にあっては、車体前部の車幅方向両側に車体前後方向に延在し、車両前方から入力される所定値以上の荷重により軸方向に潰れ変形する左右一対のフロントサイドメンバを設けて車体前部骨格を構成し、
この車体前部骨格の下側に、パワーユニットを搭載するサブフレームの前後両端部を取り付けた車体前部構造において、
前記サブフレームの前後方向中間部に、前記所定値以上の荷重により下方に屈曲変形する屈曲部を設けるとともに、このサブフレームの後端部と車体側との取付部を前記屈曲部の屈曲変形完了後に脱落可能とする脱落構造とし、かつ、サブフレームの後端部の脱落後にもこのサブフレームの後端部と車体側との連結状態を維持する連結部材を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、車体前方から所定値以上の荷重が入力した場合に、サブフレームは屈曲部から下方に屈曲変形してパワーユニットを下方に落とし込み、そして、サブフレームの屈曲変形完了後にサブフレームの後端部が脱落することによりパワーユニットの後方移動量を増加させて、フロントサイドメンバの潰れストロークを稼ぐことができるため、衝突エネルギーの吸収量を増大できる。
また、サブフレームの後端部が脱落した後も、この後端部は連結部材を介して車体側と連結された状態を維持することができ、該連結部材によって衝突エネルギーの吸収量を更に増大できる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図11は本発明の車体前部構造の第1実施形態を示し、図1は車体全体構造の斜視図、図2は車体前部骨格部分の結合状態の要部を示す斜視図、図3は車体前部骨格部分の配置構成の要部を示す分解斜視図、図4は車体前部骨格の組付け状態を示す側面図、図5はサブフレーム後端部の脱落構造部分への取付け状態を示す斜視図、図6はサブフレーム後端部の脱落構造部分への取付け途中を示す分解斜視図、図7は前方から衝突荷重が入力した状態を示す車体前部骨格の側面図、図8は前方からの衝突荷重により脱落構造部分が脱落した状態を示す車体前部骨格の側面図、図9は脱落構造部分に荷重が入力した状態を示す斜視図、図10は脱落構造部分が脱落した状態を示す斜視図、図11は車体前部骨格でのエネルギー吸収特性を従来と比較して示す説明図である。
この第1実施形態の車体前部構造は、図1に示す車体1の前部、つまり、エンジンやモータなどの動力源が収納されるフロントコンパートメント2部分に相当し、このフロントコンパートメント2はダッシュパネル3によって車室Rと隔成されている。
フロントコンパートメント2の車幅方向両側には、図2,図3に示すように、車幅方向両側に前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバ4(便宜上、図中片側のみを示す)が配置されるとともに、一対のフロントサイドメンバ4の前端に跨ってファーストクロスメンバ5が結合される。尚、図2,図3は車両左側部分を示す。
また、フロントサイドメンバ4は、これがダッシュパネル3に至る部分で傾斜部分4aをもって下方に屈曲し、この屈曲した先が車体フロア7(図1参照)の前端部の車幅方向に配置されるダッシュクロスメンバ8に結合され、前記フロントサイドメンバ4とファーストクロスメンバ5およびダッシュクロスメンバ8によって車体前部骨格6が構成される。
前記車体前部骨格6の下側には、前記フロントサイドメンバ4および前記ファーストクロスメンバ5にほぼ沿った形状でサブフレーム9が配置される。
サブフレーム9は、ファーストクロスメンバ5に沿った前端連結部9aと、フロントサイドメンバ4に沿った左右一対のサイドフレーム9bとによって平面視でほぼコ字状に形成され、この一対のサイドフレーム9bは、その前端部9cがファーストクロスメンバ5の車幅方向両端部の下面に結合されるとともに、その後端部9dが車体側としてのダッシュクロスメンバ8の下面に後述の脱落台15を介して結合される。
前記サイドフレーム9bの前後方向中間部分9eには、屈曲部として下向きに凸としたくの字状の折曲部9fが形成されるとともに、左右のサイドフレーム9bの中間部分9eに跨ってパワーユニット10(図3参照)が図外のマウント部材を介して搭載される。
更に、前記フロントサイドメンバ4の車幅方向外方には、図2,図3に示すようにサイドシル11が位置してダッシュクロスメンバ8の車幅方向端部が結合しており、このサイドシル11の前端部には上方に連続して立ち上がるフロントピラー12を結合してある。
フロントサイドメンバ4は断面矩形状の閉断面に形成されて、図7に示すように車両前方から入力される所定値以上の衝突荷重Fにより軸方向に潰れ変形可能となっており、この潰れ変形により衝突荷重Fのエネルギーが吸収される。
また、前記サブフレーム9は、前記衝突荷重Fの入力により図7に示すように前記フロントサイドメンバ4の潰れ変形に伴って中間部分9eが前記折曲部9fから下方に屈曲変形可能となっている。
ここで、本実施形態では図4に示すように、折曲部9fを形成したサブフレーム9の後端部9dとダッシュクロスメンバ8との取付部を、前記折曲部9fの屈曲変形完了後に脱落可能とする脱落構造とし、かつ、サブフレーム9の後端部9dの脱落後にもこのサブフレーム9の後端部9dとダッシュクロスメンバ8との連結状態を維持する連結部材としてのワイヤー14を設けてある。
即ち、サブフレーム9の後端部9dの前記脱落構造は、図5,図6に示すように所定値以上の荷重の入力により脱落可能な脱落台15を介してサブフレーム9の後端部9dをダッシュクロスメンバ8に取り付けて構成してある。
脱落台15は直方体のボックス状に形成され、その上端の周辺から突出するフランジ15aをダッシュクロスメンバ8の下面および側面に所定の結合強度となるようにスポット溶接してあり、脱落台15の脱落時にはフランジ15aのスポット溶接部分から剥離するようになっている。
そして、脱落台15の下面中央から垂下するスタッドボルト16に、サブフレーム9の後端部9dに形成した取付穴9gを挿通した後に、ナット16aによって締付け固定してある。
一方、前記ワイヤー14は、図5,図6に示すように両端部に取付けリング14a,14bを設けてあり、一方の取付けリング14aをサブフレーム9の後端部9dとナット16aとの間に挟むようにして前記脱落台15のスタッドボルト16に固定してある。
他方の取付けリング14bは、前記脱落台15の車幅方向外方に近接してダッシュクロスメンバ8の下面から垂下するスタッドボルト17に挿通した後に、ナット17aによって締付け固定してある。
このとき、前記ワイヤー14の連結強度を、サブフレーム9が脱落台15から脱落した後におけるサブフレーム9の変形強度よりも大きくし、更に、このサブフレーム9の変形強度を、サブフレーム9の脱落台15の脱落強度よりも大きく設定してある。
また、図4に示すように前記ワイヤー14の長さaを、パワーユニット10とダッシュパネル3との間の距離bよりも小さく設定してある。
尚、このときのパワーユニット10とダッシュパネル3との間の距離bは、サブフレーム9の後端部9dが脱落してパワーユニット10が落下した際に、このパワーユニット10とダッシュパネル3との間の距離の増加代を含むものとする。
以上の構成により本実施形態の車体前部構造にあっては、図7に示すように前面衝突により車体前方から衝突荷重Fがファーストクロスメンバ5を介してフロントサイドメンバ4に入力し、このフロントサイドメンバ4が軸方向に潰れ変形して前記衝突荷重Fによるエネルギーが吸収される。
また、このフロントサイドメンバ4の軸方向の潰れ変形によってその前端部が後退することに伴って、サブフレーム9の車幅方向両側のサイドフレーム9bの中間部分9eが図7にも示すように折曲部9fで下方に屈曲変形し、この屈曲変形により前記フロントサイドメンバ4の潰れ変形が更に進行する。
そして、サブフレーム9の屈曲変形に伴ってこれに搭載したパワーユニット10が落下して、このパワーユニット10がダッシュパネル3の下方に潜り込むように下向き後方に移動することにより、パワーユニット10の後方移動量を増加させ、その分、フロントサイドメンバ4の潰れストロークを稼ぐことができるため、衝突エネルギーの吸収量を増大できる。
このとき、サブフレーム9に入力された前記荷重Fは、前記折曲部9fからサイドフレーム9bを屈曲しつつ後端部9dに伝達され、そして、図9に示すようにこの後端部9dを取り付けたスタッドボルト16を介して脱落台15に入力され、図7に示すようにこの脱落台15の下端部を車体後方に後退変形させる。
また、前記サブフレーム9の屈曲変形挙動は、図7に示したように折曲部9fから屈曲したサイドフレーム9bが路面Gに接触するまで進行し、この時点でサブフレーム9の変形は限界に達するが、パワーユニット10とダッシュパネル3との間には隙間cが存在する。
そして、衝突の更なる進行により衝突荷重Fがサブフレーム9の後端部9dに入力すると、図8,図10に示すように脱落台15のフランジ15aがダッシュクロスメンバ8から剥離して脱落する。
このように脱落台15の脱落によりサブフレーム9の後端部9dは車体側との結合が解除されることになるが、本実施形態ではこの後端部9dとダッシュクロスメンバ8とをワイヤー14を介して連結してあるので、サブフレーム9の後端部9dを車体側に保持した状態を維持しつつ後方移動が可能となる。
従って、この脱落によりサブフレーム9の後端部9dの後方移動が増加した分、パワーユニット10の更なる後方移動が許容されるため、前記フロントサイドメンバ4の潰れ変形が更に増大するとともに、ワイヤー14の抗力によって、図11に示すように衝突エネルギーの吸収効率を更に高めることができる。
即ち、図11は横軸に車体前部骨格6が衝突荷重Fにより後退する変位量を取り、縦軸に荷重の吸収量を取って示し、本実施形態の車体前部構造によるエネルギー吸収特性Aを実線で示し、従来の特性Bを破線で示してあり、同図から明らかなように本実施形態では従来に比較して変位量を荷重維持しつつ増加させることができ、もってエネルギー吸収量を増大することができる。
また、本実施形態では前記ワイヤー14の連結強度を、サブフレーム9が脱落台15から脱落した後におけるサブフレーム9の変形強度よりも大きくし、更に、このサブフレーム9の変形強度を、サブフレーム9の脱落台15の脱落強度よりも大きく設定したので、サブフレーム9の後端部9dが脱落した後にあっても、この後端部9dはワイヤー14を介してダッシュクロスメンバ8との連結状態を維持しつつ、サブフレーム9に入力される荷重をワイヤー14の連結強度内でサブフレーム9を更に変形できるため、このサブフレーム9によるエネルギー吸収効率を更に高めることができる。
更に、前記ワイヤー14の長さaを、パワーユニット10とダッシュパネル3との間の距離bよりも小さくしたので、サブフレーム9が屈曲変形し、かつ、脱落台15が脱落した状態に至るまでパワーユニット10が車体後方に後退した場合にも、このパワーユニット10がダッシュパネル3に干渉し、更にはダッシュパネル3を変形して車室内に侵入するのを防止することができる。
図12は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図12は連結部材の取付け状態を示す斜視図である。
この第2実施形態の車体前部構造は上記実施形態と同様に連結部材としてワイヤー20を用いてあり、このワイヤー20の一端部の取付けリング20aを脱落台15の内部に配置して取り付けるとともに、他端部の取付けリング20bをサイドシル11の車幅方向内側の側面に取付けてある。尚、ダッシュクロスメンバ8は図中下面のみを示してある。
即ち、一端部の取付けリング20aを取り付けるにあたって、脱落台15の下面から垂下するスタッドボルト16の上端部をこの脱落台15の内方に突出しておき、この内方突出部16bに前記取付けリング20aを挿通してナット16c締めすることにより固定してある。
一方、他端部の取付けリング20bを取り付けるにあたって、サイドシル11の内側面からスタッドボルト17aを突設し、このスタッドボルト17aに前記取付けリング20bを挿通してナット17b締めすることにより固定してある。
また、この実施形態では両端部の取付けリング20a,20bの取付け高さが近くなる関係上、これら両リング20a,20bが近接配置されるため、ワイヤー20の中間部分にコイル状の巻回部分20cを形成してあり、かつ、その中間部分を脱落台15の側面に形成した切欠き部分15bから挿通するようになっている。
勿論、この実施形態にあっても巻回部分20cを伸展したワイヤー20の長さを、パワーユニット10とダッシュパネル3との間の距離よりも小さく設定してある。
従って、この第2実施形態によれば、ワイヤー20をコンパクトに収納できる。
図13は本発明の第3実施形態を示し、前記第1,第2実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図13は連結部材の取付け状態を示す斜視図である。
この第3実施形態の車体前部構造は上記実施形態と同様に連結部材としてワイヤー21を用いてあり、このワイヤー21の一端部の取付けリング21aを、第2実施形態と同様に脱落台15の内部に配置して取り付けるとともに、他端部の取付けリング21bをダッシュクロスメンバ8の内部に取付けてある。尚、ダッシュクロスメンバ8は図中下面のみを示してある。
即ち、一端部の取付けリング20aを取り付けるにあたって、第2実施形態と同様に脱落台15の下面から垂下するスタッドボルト16の上端部をこの脱落台15の内方に突出しておき、この内方突出部16bに前記取付けリング21aを 挿通してナット16c締めすることにより固定してある。
一方、他端部の取付けリング20bを取り付けるにあたって、ダッシュクロスメンバ8の下面から内方にスタッドボルト17cを突設し、スタッドボルト17cに前記取付けリング20bを挿通してナット17d締めすることにより固定してある。
また、この実施形態ではワイヤー21をダッシュクロスメンバ8の下面を挟んで配索される関係上、脱落台15の取付け部分の内側領域でダッシュクロスメンバ8の下面に開口部8aを形成し、ワイヤー21をこの開口部8aに挿通してある。
勿論、この実施形態にあってもワイヤー21の長さを、パワーユニット10とダッシュパネル3との間の距離よりも小さく設定してある。
従って、この第3実施形態によれば、ワイヤー21の収納をよりコンパクトにするとともに、このワイヤー21は脱落台15およびダッシュクロスメンバ8の内方に配置されて外方から完全に保護できる。
ところで、本発明は前記第1〜第3実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば連結部材はワイヤー14,20,21とした場合を開示したが、これに限ることなく脱落したサブフレーム9の後端部9dを車体側に確実に保持できる部材であればよく、例えばリンクなどによっても構成することができる。
また、連結部材の他端部を取り付ける車体側部材はダッシュクロスメンバ8に限ることなく、サブフレーム9を確実に保持できる部材、例えばフロントクロスメンバ4を車体後方に延設したエクステンションサイドメンバやエクステンションサイドメンバとサイドシル11とを結合するアウトリガーなどであってもよい。
本発明が適用される車体全体構造の斜視図である。 本発明の第1実施形態における車体前部骨格部分の結合状態の要部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における車体前部骨格部分の配置構成の要部を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態における車体前部骨格の組付け状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態におけるサブフレーム後端部の脱落構造部分への取付け状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるサブフレーム後端部の脱落構造部分への取付け途中を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態における前方から衝突荷重が入力した状態を示す車体前部骨格の側面図である。 本発明の第1実施形態における前方からの衝突荷重により脱落構造部分が脱落した状態を示す車体前部骨格の側面図である。 本発明の第1実施形態における脱落構造部分に荷重が入力した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における脱落構造部分が脱落した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における車体前部骨格でのエネルギー吸収特性を従来と比較して示す説明図である。 本発明の第2実施形態における連結部材の取付け状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態における連結部材の取付け状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 車体
3 ダッシュパネル
4 フロントサイドメンバ
6 車体前部骨格
8 ダッシュクロスメンバ(車体側)
9 サブフレーム
9d サブフレームの後端部
9f 折曲部(屈曲部)
10 パワーユニット
14 ワイヤー(連結部材)
15 脱落台(脱落構造)

Claims (3)

  1. 車体前部の車幅方向両側に車体前後方向に延在し、車両前方から入力される所定値以上の荷重により軸方向に潰れ変形する左右一対のフロントサイドメンバを設けて車体前部骨格を構成し、
    この車体前部骨格の下側に、パワーユニットを搭載するサブフレームの前後両端部を取り付けた車体前部構造において、
    前記サブフレームの前後方向中間部に、前記所定値以上の荷重により下方に屈曲変形する屈曲部を設けるとともに、このサブフレームの後端部と車体側との取付部を前記屈曲部の屈曲変形完了後に脱落可能とする脱落構造とし、かつ、サブフレームの後端部の脱落後にもこのサブフレームの後端部と車体側との連結状態を維持する連結部材を設けたことを特徴とする車体前部構造。
  2. 連結部材の連結強度を、サブフレームの脱落構造が脱落した後におけるサブフレームの変形強度よりも大きくし、更に、このサブフレームの変形強度を、サブフレームの脱落構造の脱落強度よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 連結部材の長さを、パワーユニットとダッシュパネルとの間の距離よりも小さくしたことを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部構造。
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