JP2005332717A - 導光板及び面光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出射部における輝度ムラが生じにくい導光板を提供することを目的とする。別の目的は、前記導光板を用いた面光源装置を提供することである。
【解決手段】、導光板14は、光を出射する出射部18と、出射部18と対向する反射部19と、出射部18と反射部19との間に光を入射させる複数の平面形状の入射面20A,20B,20C,20Dとを有する。出射部18は、複数の突条22を平行に配列して構成されている。入射面20A,20Cは、それらの法線201が、突条22の長さ方向Q1と突条22の配列方向Q2とで規定される平面H1に平行で、かつ端面143側を向くように形成されている。平面形状の入射面20B,20Dは、それらの法線202が平面H1に平行で、かつ端面141側を向くように形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】、導光板14は、光を出射する出射部18と、出射部18と対向する反射部19と、出射部18と反射部19との間に光を入射させる複数の平面形状の入射面20A,20B,20C,20Dとを有する。出射部18は、複数の突条22を平行に配列して構成されている。入射面20A,20Cは、それらの法線201が、突条22の長さ方向Q1と突条22の配列方向Q2とで規定される平面H1に平行で、かつ端面143側を向くように形成されている。平面形状の入射面20B,20Dは、それらの法線202が平面H1に平行で、かつ端面141側を向くように形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、入射面から入射された光を反射部で出射部に向けて反射させる導光板、及びこのような導光板を用いた面光源装置に関する。
点状光源(例えば、発光ダイオード)から出射された光を導光板の端面(入射面)から導光板内に入射させ、導光板の出射面から光を出射させるようにした面光源装置は、例えば特許文献1,2に開示されている。面光源装置は、例えば液晶表示装置のバックライトとして用いられる。
特許文献1に開示の装置では、導光板の反射面に対向する出射面が端面(入射面)と略直交する方向に延長するストライプ状の凹部を複数配列して構成されている。複数のストライプ状の凹部からなる光拡散パターンは、端面(入射面)と平行な方向(光の入射方向と垂直な方向)への拡散をもたらす。つまり、発光ダイオードから出射されて端面(入射面)から導光板内に入射された光束は、導光板の出射面に形成された光拡散パターンによって、入射された光の入射方向と垂直な方向へ拡散されて出射面から出射される。
特許文献2に開示の装置では、導光板の側面(入射面)に対して角度の異なる方向に延びる第1、第2及び第3プリズムが出射面と対向する対向面に形成されている。発光ダイオードは、第1、第2及び第3プリズムが入射面で交差する交差部に対向するように配置されている。発光ダイオードから出射された光は、第1、第2及び第3プリズムが入射面で交差する交差部及びその周囲の領域から入射される。第1、第2及び第3プリズムは、入射面から入射してきた光をそれぞれ異なる方向に反射して出射面から出射させ、出射面における輝度のばらつきを少なくしている。
特開2003−234004号公報
特開2003−279753号公報
しかし、特許文献1に開示の装置では、発光ダイオードから出射される光束の主な出射方向が光拡散パターンを形成する複数のストライプ状の溝の長さ方向に一致する場合には、輝線が発生し易い。
特許文献2に開示の装置では、導光板の入射面に対して角度の異なる方向に延びる第1、第2及び第3プリズムが交差する交差部が出射面に対向する対向面の全体にわたって多数存在している。この多数の交差部は、入射面から導光板内へ入射された光束を入射面とは反対側の側面の方まで拡散させ難くする。そのため、入射面側における出射面の領域の輝度と、入射面と反対側の側面側における出射面の領域の輝度とに差が生じやすい。
本発明は、光出射部における輝度ムラが生じにくい導光板を提供することを目的とする。本発明の別の目的は、前記導光板を用いた面光源装置を提供することである。
請求項1乃至請求項5の発明は、光を出射する出射部と、出射部と対向する反射部と、出射部と反射部との間に光を入射させる入射面とを有し、入射面から入射された光を反射部で出射部に向けて反射させる導光板を対象とし、請求項1の発明では、凹条を複数配列して反射部を構成し、複数の凹条の配列方向に延びる突条を複数配列して出射部を構成し、入射面の法線の方向が突条の長さ方向に対して傾くように、入射面を形成した。ここで、入射面の法線が突条の長さ方向に対して傾くとは、入射面の法線の方向が突条の長さ方向に一致しないことを意味する。
この構成では、入射面から入射した光束が複数の突条の配列方向(突条が隣り合う方向)へ大きく拡散して出射部から出射し、輝線が生じにくい。又、突条同士が交差しないため、入射面から導光板内へ入射された光束が入射面と反対側の端面の方まで拡散し易い。
請求項2の発明では、請求項1において、入射面の法線が、突条の長さ方向と突条の配列方向で規定される平面に平行となるように前記入射面を形成した。ここで、突条の長さ方向と突条の配列方向で規定される平面とは、両方向のどちらにも平行である平面を指す。本明細書では、以下、突条の長さ方向と突条の配列方向とで規定される平面を「平面H1」と記す。
このような構成では、入射面の法線を突条の長さ方向に一致させた構成に比べ、光束の突条の配列方向への拡散が大きい。
請求項3の発明では、請求項1において、入射面の法線の方向が、突条の配列方向に垂直になるように入射面を形成した。本明細書では、以下、突条の配列方向と垂直な平面を「平面H2」と記す。
請求項3の発明では、請求項1において、入射面の法線の方向が、突条の配列方向に垂直になるように入射面を形成した。本明細書では、以下、突条の配列方向と垂直な平面を「平面H2」と記す。
このような構成では、入射面の法線を突条の長さ方向に一致させた構成に比べ、光束の突条の配列方向への拡散が大きい。
請求項4の発明では、請求項1において、入射面の法線の方向が、前記突条の長さ方向と前記突条の配列方向で規定される平面に平行でなく、かつ突条の配列方向に垂直でないように入射面を形成した。言い換えると、入射面の法線の方向が、平面H1にも平面H2にも平行でない。
請求項4の発明では、請求項1において、入射面の法線の方向が、前記突条の長さ方向と前記突条の配列方向で規定される平面に平行でなく、かつ突条の配列方向に垂直でないように入射面を形成した。言い換えると、入射面の法線の方向が、平面H1にも平面H2にも平行でない。
このような構成では、入射面の法線を突条の長さ方向に一致させた構成に比べ、光束の突条の配列方向への拡散が大きい。
請求項5の発明では、請求項1乃至請求項2のいずれか1項においては、入射面が2組あり、それぞれの組に属する入射面の法線の方向が一致するとともに、一方の組に属する入射面の法線の方向と他方の組に属する入射面の法線の方向とは異なる。そして、一方の組に属する入射面と他方の組に属する入射面の両方に垂直な平面が、突条の配列方向に平行である。
請求項5の発明では、請求項1乃至請求項2のいずれか1項においては、入射面が2組あり、それぞれの組に属する入射面の法線の方向が一致するとともに、一方の組に属する入射面の法線の方向と他方の組に属する入射面の法線の方向とは異なる。そして、一方の組に属する入射面と他方の組に属する入射面の両方に垂直な平面が、突条の配列方向に平行である。
このような構成では、異なる2方向に光が進むため、輝度ムラが更に小さくなる。
請求項6の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項の導光板と、導光板の入射面に対向するように配置した点状光源とを備えた面光源装置を構成した。
請求項6の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項の導光板と、導光板の入射面に対向するように配置した点状光源とを備えた面光源装置を構成した。
このように構成することで、点状光源を用いながらも輝度ムラを小さくできる。
請求項7の発明では、請求項6において、点状光源の主出射方向が導光板の入射面の法線の方向に一致するようにした。ここで、主出射方向とは、点状光源から出射される光の量が最も多い方向を意味する。
請求項7の発明では、請求項6において、点状光源の主出射方向が導光板の入射面の法線の方向に一致するようにした。ここで、主出射方向とは、点状光源から出射される光の量が最も多い方向を意味する。
このように構成することで、点状光源を用いた場合に、本発明の効果を最大にすることができる。
本発明によれば、出射部における輝度ムラが生じにくい導光板を提供することができる。又、このような導光板を用いた面光源装置を提供することができる。
以下、本発明を液晶表示装置のバックライトに使用される面光源装置の導光板に具体化した第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図3に示すように、液晶表示装置11は、液晶パネル12と、液晶パネル12の背面(表示面とは反対側の面)に配置された面光源装置13とを備えている。バックライトとしての面光源装置13は、導光板14と、複数の点状光源15(本実施形態では4つ)とを備えている。導光板14は、透明性の高い材質(例えばアクリル樹脂)で形成されている。点状光源15としては発光ダイオードが用いられている。液晶パネル12と導光板14との間には散乱シート16が設けられており、導光板14を挟んで液晶パネル12と反対側には反射シート17が設けられている。
図3に示すように、液晶表示装置11は、液晶パネル12と、液晶パネル12の背面(表示面とは反対側の面)に配置された面光源装置13とを備えている。バックライトとしての面光源装置13は、導光板14と、複数の点状光源15(本実施形態では4つ)とを備えている。導光板14は、透明性の高い材質(例えばアクリル樹脂)で形成されている。点状光源15としては発光ダイオードが用いられている。液晶パネル12と導光板14との間には散乱シート16が設けられており、導光板14を挟んで液晶パネル12と反対側には反射シート17が設けられている。
次に、導光板14について説明する。
図1(a),(b)に示すように、導光板14は、光を出射する出射部18と、出射部18と対向する反射部19と、出射部18と反射部19との間に光を入射させる複数の平面形状の入射面20A,20B,20C,20D(本実施形態では4つ)とを有する。図2(a)に示すように、導光板14は、出射部18の周りに3つの端面141,142,143を有する。隣り合う端面141と端面142とは直角をなし、隣り合う端面142と端面143とは直角をなす。端面141と端面143とは対向しており、平面形状の入射面20A,20B,20C,20Dは、端面142に対向している。
図1(a),(b)に示すように、導光板14は、光を出射する出射部18と、出射部18と対向する反射部19と、出射部18と反射部19との間に光を入射させる複数の平面形状の入射面20A,20B,20C,20D(本実施形態では4つ)とを有する。図2(a)に示すように、導光板14は、出射部18の周りに3つの端面141,142,143を有する。隣り合う端面141と端面142とは直角をなし、隣り合う端面142と端面143とは直角をなす。端面141と端面143とは対向しており、平面形状の入射面20A,20B,20C,20Dは、端面142に対向している。
図3に示す反射シート17は、反射部19及び端面141〜143を被覆している。反射シート17は、導光板14から洩れた光を導光板14に戻す役割を果たす。
図1(b)に示すように、反射部19は、複数の直線状の凹条21を平行に配列して構成されている。各凹条21の長さ方向〔図1(b)に矢印R2で図示〕は、端面142に対して平行であり、複数の凹条21の配列方向〔図1(b)に矢印R1で示す〕は、凹条21の長さ方向R2と直交する。凹条21は、配列方向R1(凹条21が隣り合う方向)において入射面20から離れるにしたがって出射部18側へ近づくように傾斜する採光面211と、配列方向R1において入射面20から離れるにしたがって出射部18から離れるように傾斜する傾斜面212とを連ねて形成されている。図2(c)に示すように、複数の凹条21は、採光面211と傾斜面212との接続部213(出射部18から遠い方の接続部)が全て同一の仮想平面P1上に位置するように配置されており、各凹条21の深さは、一定である。仮想平面P1と採光面211とのなす角度θ1は、例えば35°〜50°の範囲で設定されており、仮想平面P1と傾斜面212とのなす角度θ2は、例えば0.3°〜2.5°の範囲で設定されている。複数の凹条21のピッチは、例えば150μm〜300μmの範囲で設定されており、凹条21の深さ(仮想平面P1から最深部位までの距離)は、例えば3μm〜10μmの範囲で設定されている。
図1(b)に示すように、反射部19は、複数の直線状の凹条21を平行に配列して構成されている。各凹条21の長さ方向〔図1(b)に矢印R2で図示〕は、端面142に対して平行であり、複数の凹条21の配列方向〔図1(b)に矢印R1で示す〕は、凹条21の長さ方向R2と直交する。凹条21は、配列方向R1(凹条21が隣り合う方向)において入射面20から離れるにしたがって出射部18側へ近づくように傾斜する採光面211と、配列方向R1において入射面20から離れるにしたがって出射部18から離れるように傾斜する傾斜面212とを連ねて形成されている。図2(c)に示すように、複数の凹条21は、採光面211と傾斜面212との接続部213(出射部18から遠い方の接続部)が全て同一の仮想平面P1上に位置するように配置されており、各凹条21の深さは、一定である。仮想平面P1と採光面211とのなす角度θ1は、例えば35°〜50°の範囲で設定されており、仮想平面P1と傾斜面212とのなす角度θ2は、例えば0.3°〜2.5°の範囲で設定されている。複数の凹条21のピッチは、例えば150μm〜300μmの範囲で設定されており、凹条21の深さ(仮想平面P1から最深部位までの距離)は、例えば3μm〜10μmの範囲で設定されている。
図1(a)に示すように、出射部18は、複数のプリズム状の突条22を平行に配列して構成されている。各突条22の長さ方向〔図1(a)に矢印Q1で図示〕は、端面141,143に対して平行である。突条22の長さ方向Q1は、複数の凹条21の配列方向R1に延び、かつ複数の凹条21の長さ方向R2と直交する方向に延びるように設定されている。つまり、突条22の長さ方向Q1と凹条21の配列方向R1とは一致する。
図2(b)に示すように、突条22は、一対の平面形状の斜面221,222を連ねて形成されている。突条22は、斜面221,222の接続部223(反射部19から遠い方の接続部)が全て同一の仮想平面P2上に位置するように配置されており、全ての突条22の高さは、同じである。本実施形態では、仮想平面P2は、仮想平面P1と平行である。斜面221,222が形成する頂角(接続部223における頂角)は、各突条22において同一にしてあり、各突条22は、その長さ方向Q1と直交する平面で切断した断面形状が全て同形同大の二等辺三角形となっている。突条22の高さは、例えば10μm〜100μmの範囲で設定されており、突条22の頂角は、例えば90°〜120°の範囲で設定されている。複数の突条22のピッチは、例えば30μm〜250μmの範囲で設定されている。
入射面20A,20B,20C,20Dの平面は、いずれも仮想平面P1,P2と直交するようにしてある。図2(a)に示すように、平面形状の入射面20A,20Cは、それらの法線201が平面H1に平行で、かつ端面143側を向くように形成されている。従って、入射面20A,20Cの法線201の方向は、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。
平面形状の入射面20B,20Dは、それらの法線202が平面H1に平行で、かつ端面141側を向くように形成されている。従って、入射面20,20Dの法線202の方向は、突条の長さ方向Q1に対して傾いている。
以上より、入射面は2組あり、一方の組に属する入射面20Aと20Cとは、その法線の方向が一致し、他方の組に属する入射面20Bと20Dとは、その法線の方向が一致している。また、一方の組に属する入射面(20A,20C)の法線の向きと、他方の組に属する入射面(20B,20D)の法線の向きとは異なっている。そして、一方の組に属する入射面(20A,20C)と他方の組に属する入射面(20B,20D)の両方に垂直な平面(平面H1)は、突条の配列方向Q2に平行である。
入射面20A,20Cの法線201と突条22の長さ方向Q1とのなす角度θ3〔〔図1(a)に図示〕〕と、入射面20B,20Dの法線202と突条22の長さ方向Q1とのなす角度θ4〔図1(a)に図示〕とは、同一(θ3=θ4)にしてある。従って、隣り合う入射面20Aと入射面20Bとのなす角度θ5〔図2(a)に図示〕、及び隣り合う入射面20Cと入射面20Dとのなす角度θ6〔図2(a)に図示〕は、2×(90°−θ3)となる。角度θ3(=θ4)は、例えば15°〜45°の範囲で設定されている。
図2(a)に示すように、点状光源15は、導光板14の入射面20A,20B,20C,20Dに対向して配置されている。入射面20A,20Cに対向する点状光源15の主出射方向〔図2(a)に矢印S1で示す〕は、入射面20A,20Cの法線201の方向と一致させてある。入射面20B,20Dに対向する点状光源15の主出射方向〔図2(a)に矢印S2で示す〕は、入射面20B,20Dの法線202の方向と一致させてある。主出射方向S1,S2とは、点状光源15から出射される光の量が最も多い出射方向のことを意味する。
次に、第1の実施形態の面光源装置13の作用について説明する。
入射面20A,20Cに対向する点状光源15から出射された光は、入射面20A,20Cから導光板14内へ入射し、入射面20B,20Dに対向する点状光源15から出射された光は、入射面20B,20Dから導光板14内へ入射する。導光板14内へ入射して採光面211に到達した光が採光面211で出射部18に向けて全反射〔(例えば、図2(c)に矢印Tで図示)されると、この全反射された光は、突条22の斜面221,222にて屈折されて出射部18から出射したり、斜面221,222にて全反射される。
入射面20A,20Cに対向する点状光源15から出射された光は、入射面20A,20Cから導光板14内へ入射し、入射面20B,20Dに対向する点状光源15から出射された光は、入射面20B,20Dから導光板14内へ入射する。導光板14内へ入射して採光面211に到達した光が採光面211で出射部18に向けて全反射〔(例えば、図2(c)に矢印Tで図示)されると、この全反射された光は、突条22の斜面221,222にて屈折されて出射部18から出射したり、斜面221,222にて全反射される。
採光面211に到達する光には、点状光源15から直接採光面211に向かって進行する光や、傾斜面212や出射部18で全反射しながら導光板14内を進行した後、採光面211に到達する光がある。傾斜面212は、入射面20A〜20D側から端面142側へ向かうにつれて平面H1に近づくように形成されている。そのため、点状光源15から直接採光面211に向かって進行する光以外の光は、傾斜面212や出射部18で全反射しながら平面H1と平行な方向に近づき、採光面211で出射部18の方向に効率良く反射される。
入射面20A,20B,20C,20Dからそれらの法線201,202の方向に向けて導光板14内に入射された光束は、突条22の配列方向Q2へ拡散して出射部18から出射する。出射部18から出射した光は、散乱シート16を通って液晶パネル12に入射される。液晶表示装置11の使用者は、液晶パネル12の表示を面光源装置13からの出射光(つまり、導光板14からの出射光)によって視認する。
導光板14内に入射された光束が、突条22の配列方向Q2へ拡散する様子を調べるために、以下のような実験をした。
図4(a),(b),(c)は、複数の突条22によって構成された出射部18を有する導光板14Aの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射部18における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。導光板14の厚み(平面P1と平面P2との間隔)は0.4mm〜1.0mmに設定されている。突条22の高さは100μmに設定されており、突条22の頂角は105°に設定されている。複数の突条22のピッチは250μmに設定されている。
図4(a),(b),(c)は、複数の突条22によって構成された出射部18を有する導光板14Aの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射部18における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。導光板14の厚み(平面P1と平面P2との間隔)は0.4mm〜1.0mmに設定されている。突条22の高さは100μmに設定されており、突条22の頂角は105°に設定されている。複数の突条22のピッチは250μmに設定されている。
図4(d),(e),(f)は、複数の突条22がない平面形状の出射面を有する導光板14Bの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射面における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。導光板14の厚み(平面P1と平面形状の出射面の間隔)は0.4mm〜1.0mmに設定されている。
図4(a)〜(f)のいずれの導光板14A,14Bにおいても、出射部と対向する反射部が複数の凹条21を平行に配列して構成されている。平面P1と採光面211とのなす角度θ1は43°に設定されており、平面P1と傾斜面212とのなす角度θ2は0.7°に設定されている。複数の凹条21のピッチは240μmに設定されており、凹条21の深さは3μm〜7μmに設定されている。
図4(a)〜(f)のいずれにおいても、レーザー光の幅(レーザー光束の太さ)は、同一であって1mmに設定されている。図4(a)〜(f)に示す矢印Soは、レーザー光の主出射方向を表す。図4(a)〜(f)に示す破線は、入射面から入射された光束が凹条21の長さ方向R2へ拡散した具合を模式的に表している。
図4(a),(d)におけるレーザー光の主出射方向Soは、凹条21の配列方向R1に一致させてある。図4(b),(e)におけるレーザー光の主出射方向Soと、凹条21の配列方向R1とは、角度θ41(=15°)>0をなすようにしてある。図4(c),(f)におけるレーザー光の主出射方向Soと、凹条21の配列方向R1とは、角度θ42(=30°)>θ41をなすようにしてある。角度θ41,θ42は、図1(a)に示す角度θ4に相当する角度である。つまり、図4(a)〜(f)におけるレーザー光の主出射方向Soは、いずれも図1(a)に示す平面H1と平行な関係にある。
図4(d)〜(f)の実験結果は、レーザー光の主出射方向Soと凹条21の配列方向R1との角度が0°,θ41,θ42のいずれにおいても、入射面から入射した光束が凹条21の長さ方向R2へほとんど拡散しないで出射面から出射することを示している。つまり、出射面が平面形状の場合には、輝線が生じる。
レーザー光の主出射方向Soと突条22の長さ方向Q1との角度が0°である図4(a)の実験結果は、入射面から入射した光束が突条22の配列方向Q2へほとんど拡散しないで出射部18から出射することを示している。つまり、出射部が複数の突条22を平行に配列して構成されている場合にも、レーザー光の主出射方向Soと突条22の長さ方向Q1とが一致している場合には、輝線の発生を抑制することが難しい。
一方、図4(b),(c)の実験結果は、入射面から入射した光束が突条22の配列方向Q2(凹条21の長さ方向R2)へ大きく拡散して出射部18から出射することを示している。つまり、出射部が複数の突条22を平行に配列して構成されている場合、突条22の長さ方向Q1に対して傾く方向へ光を出射して導光板14A内へ入射させた場合には、輝線のような輝度ムラが生じにくい。
第1の実施の形態では、以下のような効果が得られる。
(1−1)入射面20A,20B,20C,20Dの法線が、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。このため、入射面から導光板14に入射した光束は、入射面と対向する端面142に進むに従って、突条22の配列方向Q2へ拡散する。その結果、輝度ムラが小さくなる。
(1−1)入射面20A,20B,20C,20Dの法線が、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。このため、入射面から導光板14に入射した光束は、入射面と対向する端面142に進むに従って、突条22の配列方向Q2へ拡散する。その結果、輝度ムラが小さくなる。
(1−2)入射面が2組あり、一方の組に属する入射面(20A,20C)の法線の向きと他方の組に属する入射面(20B,20D)の向きとは異なり、互いに突条22の長さ方向Q1に対して対称となっている。このため、導光板14内における光束の進む方向の対称性が高くなり、輝度ムラが更に低減される。
(1−3)入射面の法線が全て、突条22の長さ方向Q1と突条22の配列方向Q2とで規定される平面H1に平行になっている。このため、点状光源としての発光ダイオードの主出射方向を入射面の法線方向に一致させる場合に、発光ダイオードを入射面に対して配置しやすい。
(1−4)突条22同士が交差しないため、入射面20A〜20Dから導光板14内へ入射された光が入射面20A〜20Dとは反対側の端面142の方まで拡散し易い。従って、入射面20A〜20D側の出射部18の領域における輝度と端面142側の出射部18の領域における輝度とに大きな差は生じない。つまり、入射面20A〜20D側の出射部18の領域から端面142側の出射部18の領域へ向かうにつれて輝度が変化してしまうような輝度ムラは生じにくい。
(1−5)出射部18から液晶パネル12に向けて出射した光は、散乱シート16を通過して液晶パネル12に到達する。散乱シート16は、輝線のような輝度ムラを判別し難くする。
次に、図5〜図7に基づいて第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合が用いてある。
図5(a),(b)に示すように、導光板14は、出射部18と反射部19との間に光を入射させる平面形状の入射面20を有する。平面形状の入射面20は、端面142に対向している。平面形状の入射面20は、その法線203が、突条22の配列方向Q2に垂直になり、かつ、法線203の方向が突条22の長さ方向Q1とは一致しないように形成されている。従って、入射面20の法線203の方向は、平面H2と平行である。
図5(a),(b)に示すように、導光板14は、出射部18と反射部19との間に光を入射させる平面形状の入射面20を有する。平面形状の入射面20は、端面142に対向している。平面形状の入射面20は、その法線203が、突条22の配列方向Q2に垂直になり、かつ、法線203の方向が突条22の長さ方向Q1とは一致しないように形成されている。従って、入射面20の法線203の方向は、平面H2と平行である。
入射面20の法線203と突条22の長さ方向Q1とのなす角度θ7〔図5(a),(c)に図示〕は、例えば15°〜45°の範囲で設定されている。
図5(b),(c)及び図6に示すように、点状光源15は、導光板14の入射面20に対向するように配置されている。入射面20に対向する点状光源15の主出射方向〔図5(a),(c)に矢印S3で示す〕は、入射面20の法線203の方向と一致させてある。主出射方向S3とは、点状光源15から出射される光の量が最も多い出射方向のことを意味する。
図5(b),(c)及び図6に示すように、点状光源15は、導光板14の入射面20に対向するように配置されている。入射面20に対向する点状光源15の主出射方向〔図5(a),(c)に矢印S3で示す〕は、入射面20の法線203の方向と一致させてある。主出射方向S3とは、点状光源15から出射される光の量が最も多い出射方向のことを意味する。
次に、第2の実施形態の面光源装置13の作用について説明する。
入射面20に対向する点状光源15から出射された光は、入射面20から導光板14内へ入射する。主出射方向S3が出射部18と交差するため、突条22の斜面221,222に到達する光には、点状光源15から直接斜面221,222に向かって進行する光が多いが、採光面211や傾斜面212で全反射しながら導光板14内を進行した後に斜面221,222に到達する光もある。突条22の斜面221,222に到達した光は、斜面221,222にて屈折されて出射部18から出射したり、斜面221,222にて全反射される。入射面20からその法線203の方向に向けて導光板14内に入射された光束は、突条22の配列方向Q2へ拡散して出射部18から出射する。
入射面20に対向する点状光源15から出射された光は、入射面20から導光板14内へ入射する。主出射方向S3が出射部18と交差するため、突条22の斜面221,222に到達する光には、点状光源15から直接斜面221,222に向かって進行する光が多いが、採光面211や傾斜面212で全反射しながら導光板14内を進行した後に斜面221,222に到達する光もある。突条22の斜面221,222に到達した光は、斜面221,222にて屈折されて出射部18から出射したり、斜面221,222にて全反射される。入射面20からその法線203の方向に向けて導光板14内に入射された光束は、突条22の配列方向Q2へ拡散して出射部18から出射する。
導光板14内に入射された光束が、突条22の配列方向Q2へ拡散する様子を調べるために、以下のような実験をした。
図7(a),(b)は、複数の突条22によって構成された出射部18を有する導光板14Aの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射部18における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図7(c),(d)は、複数の突条22がない平面形状の出射面を有する導光板14Bの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射面における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図7(a)〜(d)のいずれの導光板14A,14Bにおいても、出射部(出射面)と対向する反射部が複数の凹条21を平行に配列して構成されている。図7(a)〜(d)に示す矢印Soは、レーザー光の主出射方向を表す。図7(a)〜(d)に示す破線は、入射面から入射された光束が凹条21の長さ方向R2へ拡散した具合を模式的に表している。
図7(a),(b)は、複数の突条22によって構成された出射部18を有する導光板14Aの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射部18における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図7(c),(d)は、複数の突条22がない平面形状の出射面を有する導光板14Bの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射面における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図7(a)〜(d)のいずれの導光板14A,14Bにおいても、出射部(出射面)と対向する反射部が複数の凹条21を平行に配列して構成されている。図7(a)〜(d)に示す矢印Soは、レーザー光の主出射方向を表す。図7(a)〜(d)に示す破線は、入射面から入射された光束が凹条21の長さ方向R2へ拡散した具合を模式的に表している。
図7(a)〜(d)に実験における導光板14A,14Bの各種条件(凹条21のピッチや深さ等、突条22のピッや頂角等、導光板の厚み)は、第1の実施形態の場合と同じ第1の実施形態の場合と同じであり、レーザーの幅も第1の実施形態の場合と同じ第1の実施形態の場合と同じである。
図7(a),(c)におけるレーザー光の主出射方向Soと、凹条21の配列方向R1とは、図7(e)に示すように角度θ71(=15°)>0をなすようにしてある。図7(b),(d)におけるレーザー光の主出射方向Soと、凹条21の配列方向R1とは、図7(f)に示すように角度θ72(=30°)>θ71をなすようにしてある。角度θ71,θ72は、図5(c)に示す角度θ7に相当する角度である。つまり、図7(a)〜(d)におけるレーザー光の主出射方向Soは、いずれも図5(a)に示す平面H2と平行な関係にある。
図7(c),(d)の実験結果は、レーザー光の主出射方向Soと凹条21の配列方向R1との角度がθ41,θ42のいずれにおいても、入射面から入射した光束が凹条21の長さ方向R2へあまり拡散しないで出射部18から出射することを示している。つまり、出射面が平面の場合には、輝線が生じる。
一方、図7(a),(b)の実験結果は、入射面から入射した光束が突条22の配列方向Q2(凹条21の長さ方向R2)へ大きく拡散して出射部18から出射することを示している。つまり、出射部が複数の突条22を平行に配列して構成されている場合、突条22の長さ方向Q1に対して出射部18側に傾く方向へ光を出射して導光板14A内へ入射させた場合には、輝線のような輝度ムラが生じにくい。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態における効果(1−4)、(1−5)の他に、以下のような効果が得られる。
(2−1)入射面20の法線が、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。このため、入射面20から導光板14に入射した光束は、入射面20と対向する端面142に進むに従って、突条22の配列方向Q2へ拡散する。その結果、輝度ムラが小さくなる。
(2−1)入射面20の法線が、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。このため、入射面20から導光板14に入射した光束は、入射面20と対向する端面142に進むに従って、突条22の配列方向Q2へ拡散する。その結果、輝度ムラが小さくなる。
(2−2)入射面20の法線が、平面H2と平行になる範囲内で、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。このため、突条22の配列方向Q2への光束の拡散の効果を維持しつつ、導光板14のQ1方向の長さを必要最小限にすることが可能となる。
次に、図8〜図10に基づいて第3の実施形態を説明する。第1、第2の実施形態と同じ構成部には同じ符合が用いてある。
図8(a),(b)に示すように、導光板14は、出射部18と反射部19との間に光を入射させる複数の平面形状の入射面20E,20F,20G,20H(本実施形態では4つ)を有する。平面形状の入射面20E〜20Hの法線204,205は、平面H1にも平面H2にも平行ではない。すなわち、入射面20E〜20Hの法線204,205は、突条22の長さ方向Q1と突条22の配列方向Q2とで規定される平面(平面H1)に平行ではなく、かつ突条22の配列方向Q2に垂直ではない。当然のことながら、入射面20E〜20Hの法線204,205の方向はともに、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。
図8(a),(b)に示すように、導光板14は、出射部18と反射部19との間に光を入射させる複数の平面形状の入射面20E,20F,20G,20H(本実施形態では4つ)を有する。平面形状の入射面20E〜20Hの法線204,205は、平面H1にも平面H2にも平行ではない。すなわち、入射面20E〜20Hの法線204,205は、突条22の長さ方向Q1と突条22の配列方向Q2とで規定される平面(平面H1)に平行ではなく、かつ突条22の配列方向Q2に垂直ではない。当然のことながら、入射面20E〜20Hの法線204,205の方向はともに、突条22の長さ方向Q1に対して傾いている。
また、図8(a),(b)に示すように、入射面20E,20Gの法線204の方向は同一であり、端面143側及び突条22側を向いている。入射面20F,20Hの法線205の方向も同一であり、端面141側及び突条22側を向いている。
法線204,205を平面H1に投影した投影線2041,2051〔図8(c)に図示〕と突条22の長さ方向Q1とのなす角度は同一である〔図8(c)にθ8として図示〕。法線204,205を平面H2に投影した投影線2042,2052〔図8(c)に図示〕と突条22の長さ方向Q1とのなす角度は同一である〔図8(c)にθ9として図示〕。角度θ8は、例えば15°〜45°の範囲で設定されており、角度θ9は、例えば15°〜45°の範囲で設定されている。
従って、法線の方向が互いに異なる入射面の組が2組あり、一方の組に属する入射面(20E,20G)と、他方の組に属する入射面(20F,20H)との両方に垂直な平面(法線204と法線205とで規定される平面)は、突条22の配列方向Q2と平行となる。また、法線204と法線205とは、平面H2に対して対称である。
次に、第3の実施形態の面光源装置13の作用について説明する。
入射面20E〜20Hに対向する点状光源15から出射された光は、入射面20E〜20Hから導光板14内へ入射する。突条22の斜面221,222に到達する光には、点状光源15から直接斜面221,222に向かって進行する光が多いが、採光面211や傾斜面212で全反射しながら導光板14内を進行した後に斜面221,222に到達する光もある。入射面20E〜20Hからそれらの法線204,205の方向に向けて導光板14内に入射された光束は、複数の突条22の配列方向Q2へ拡散して出射部18から出射する。
入射面20E〜20Hに対向する点状光源15から出射された光は、入射面20E〜20Hから導光板14内へ入射する。突条22の斜面221,222に到達する光には、点状光源15から直接斜面221,222に向かって進行する光が多いが、採光面211や傾斜面212で全反射しながら導光板14内を進行した後に斜面221,222に到達する光もある。入射面20E〜20Hからそれらの法線204,205の方向に向けて導光板14内に入射された光束は、複数の突条22の配列方向Q2へ拡散して出射部18から出射する。
導光板14内に入射された光束が、突条22の配列方向Q2へ拡散する様子を調べるために、以下のような実験をした。
図10(a),(b),(c),(d)は、複数の突条22によって構成された出射部18を有する導光板14Aの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射部18における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図10(e),(f),(g),(h)は、複数の突条22がない平面形状の出射面を有する導光板14Bの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射面における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図10(a)〜(h)のいずれの導光板14A,14Bにおいても、出射部(出射面)と対向する反射部が複数の凹条21を平行に配列して構成されている。図10(a)〜(h)に示す矢印Soは、レーザー光の主出射方向を表す。図10(a)〜(h)に示す破線は、入射面から入射された光束が凹条21の長さ方向R2へ拡散した具合を模式的に表している。
図10(a),(b),(c),(d)は、複数の突条22によって構成された出射部18を有する導光板14Aの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射部18における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図10(e),(f),(g),(h)は、複数の突条22がない平面形状の出射面を有する導光板14Bの入射面に対して一定幅のレーザー光を出射した場合の出射面における正面輝度分布を写真撮影した実験結果を模式的に表す。図10(a)〜(h)のいずれの導光板14A,14Bにおいても、出射部(出射面)と対向する反射部が複数の凹条21を平行に配列して構成されている。図10(a)〜(h)に示す矢印Soは、レーザー光の主出射方向を表す。図10(a)〜(h)に示す破線は、入射面から入射された光束が凹条21の長さ方向R2へ拡散した具合を模式的に表している。
図10(a)〜(h)に実験における導光板14A,14Bの各種条件(凹条21のピッチや深さ等、突条22のピッチや頂角等、導光板の厚み)は、第1の実施形態の場合と同じ第1の実施形態の場合と同じであり、レーザーの幅も第1の実施形態の場合と同じ第1の実施形態の場合と同じである。
図10(a),(c),(e),(g)におけるレーザー光の主出射方向Soの線を平面H1に投影(正射影)した線(投影線2051に相当)と、凹条21の配列方向R1とは、角度θ81(=15°)>0をなすようにしてある。図10(b),(d),(f),(h)におけるレーザー光の主出射方向Soの線を平面H1に投影(正射影)した線(投影線2051に相当)と、凹条21の配列方向R1とは、角度θ82(=30°)>θ81をなすようにしてある。
図10(a),(b),(e),(f)におけるレーザー光の主出射方向Soの線を平面H2に投影(正射影)した線(投影線2052に相当)と、凹条21の配列方向R1とは、角度θ91(=15°)>0〔図10(i)に図示〕をなすようにしてある。図10(c),(d),(g),(h)におけるレーザー光の主出射方向Soの線を平面H2に投影(正射影)した線(投影線2052に相当)と、凹条21の配列方向R1とは、角度θ92(=30°)(>θ91)〔図10(j)に図示〕をなすようにしてある。
角度θ81,θ82は、図8(c)に示す角度θ8に相当する角度であり、角度θ91,θ92は、図8(c)に示す角度θ9に相当する角度である。つまり、図10(a)〜(h)におけるレーザー光の主出射方向Soは、いずれも図8(c)に示す平面H1,H2と平行にならない関係にある。
図10(e)〜(h)の実験結果は、入射面から入射した光束が凹条21の長さ方向R2へほとんど拡散しないで出射部18から出射することを示している。つまり、出射面が平面形状の場合には、輝線が生じる。
一方、図10(a)〜(d)の実験結果は、入射面から入射した光束が突条22の配列方向Q2(凹条21の長さ方向R2)へ大きく拡散して出射部18から出射することを示している。つまり、出射部が複数の突条22を平行に配列して構成されている場合、突条22の長さ方向Q1に対して傾いた方向へ光を出射して導光板14A内へ入射させた場合には、輝線のような輝度ムラが生じにくい。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態における効果(1−1),(1−4),(1−5)、第2の実施の形態における効果(2−1)を奏するほか、以下の効果が得られる。
(3−1)入射面が2組あり、一方の組に属する入射面(20E,20G)の法線の向きと他方の組に属する入射面(20F,20H)の向きとは異なり、互いに平面H2に対して対称となっている。このため、導光板14内における光束の進む方向の対称性が高くなり、輝度ムラが更に低減される。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
(1)第1の実施形態において、角度θ3と角度θ4とが異なってもよい。
(2)第1の実施形態において、入射面を4つ以外の複数個にしてもよい。
(1)第1の実施形態において、角度θ3と角度θ4とが異なってもよい。
(2)第1の実施形態において、入射面を4つ以外の複数個にしてもよい。
(3)第1の実施形態において、端面141に一番近い入射面に対向する点状光源の主出射方向が端面141を指向するようにしたり、端面143に一番近い入射面に対向する点状光源の主出射方向が端面142を指向するようにしてもよい。
(4)採光面211と平面P1とのなす角度θ1と、傾斜面212と平面P1とのなす角度θ2とが同一角度なるような突条によって反射部を構成してもよい。
(5)第2及び第3の実施形態において、入射面の法線が反射部19側を向くようにしてもよい。
(5)第2及び第3の実施形態において、入射面の法線が反射部19側を向くようにしてもよい。
(6)プリズム状の突条の頂角が異なる複数種類の突部を平行に配列して出射部を構成してもよい。
(7)出射部を構成する突条として、僅かに曲がった突条を採用してもよい。つまり、曲率半径が非常に大きい曲線の形状の複数の突条を平行に配列して出射部を構成するようにしてもよい。本明細書では、突条は、平面で構成される突条以外にも、曲率半径が非常に大きい曲線の形状の突条も含むものとする。
(7)出射部を構成する突条として、僅かに曲がった突条を採用してもよい。つまり、曲率半径が非常に大きい曲線の形状の複数の突条を平行に配列して出射部を構成するようにしてもよい。本明細書では、突条は、平面で構成される突条以外にも、曲率半径が非常に大きい曲線の形状の突条も含むものとする。
(8)反射部を構成する凹条として、僅かに曲がった凹条を採用してもよい。つまり、曲率半径が非常に大きい曲線の形状の複数の凹条を平行に配列して反射部を構成するようにしてもよい。本明細書では、凹条は、平面で構成される凹条以外にも、曲率半径が非常に大きい曲線の形状の凹条も含むものとする。
(9)点状光源の主出射方向が第1〜第3の実施形態における入射面の法線に対して若干傾くようにしてもよい。
(10)複数の突条を平行に近い状態に配列してもよい。
(10)複数の突条を平行に近い状態に配列してもよい。
(11)複数の凹条を平行に近い状態に配列してもよい。
(12)出射部を構成する突条として、プリズム状の突条の代わりに、レンズ状の突条を採用してもよい。レンズ状の突条は、プリズム状の突条22における平面の斜面221,222の代わりに、導光板の内部側へ凹む一対の凹面を連ねて形成されるか、又は導光板の外部側へ膨らむ一対の凸面を連ねて形成される。突条の長さ方向と直交する平面によってレンズ状の突条を切断したときの前記凹面の断面は、導光板の内部側へ凹む一対の曲線を連ねた形状となる。突条の長さ方向と直交する平面によってレンズ状の突条を切断したときの前記凸面の断面は、導光板の外部側へ膨らむ一対の曲線を連ねた形状となる。
(12)出射部を構成する突条として、プリズム状の突条の代わりに、レンズ状の突条を採用してもよい。レンズ状の突条は、プリズム状の突条22における平面の斜面221,222の代わりに、導光板の内部側へ凹む一対の凹面を連ねて形成されるか、又は導光板の外部側へ膨らむ一対の凸面を連ねて形成される。突条の長さ方向と直交する平面によってレンズ状の突条を切断したときの前記凹面の断面は、導光板の内部側へ凹む一対の曲線を連ねた形状となる。突条の長さ方向と直交する平面によってレンズ状の突条を切断したときの前記凸面の断面は、導光板の外部側へ膨らむ一対の曲線を連ねた形状となる。
(13)第1〜第3の実施形態において、散乱シート16を省略してもよい。
(14)第1〜第3の実施形態において、反射部19に設けられた凹条の深さを、入射面20から遠ざかるほど深くなるようにしてもよい。この場合、採光面211と傾斜面212との接続部213は平面上には位置せず、導光板14の外側に向かって凸となる曲面上に位置する。また、導光板14の、突条22と垂直な平面による断面は、巨視的に楔形となる。
(14)第1〜第3の実施形態において、反射部19に設けられた凹条の深さを、入射面20から遠ざかるほど深くなるようにしてもよい。この場合、採光面211と傾斜面212との接続部213は平面上には位置せず、導光板14の外側に向かって凸となる曲面上に位置する。また、導光板14の、突条22と垂直な平面による断面は、巨視的に楔形となる。
前記した実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
〔1〕前記突条は、プリズム状又はレンズ状の突条である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の導光板。
〔1〕前記突条は、プリズム状又はレンズ状の突条である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の導光板。
13…面光源装置。14…導光板。15…点状光源。18…出射部。19…反射部。20,20A,20B,20C,20D,20E,20F,20G,20H…入射面。201,202,203,204,205…法線。21…凹条。22…突条。R1…凹条の配列方向。R2…凹条の長さ方向。Q1…突条の長さ方向。Q2…凹条の配列方向。H1,H2…平面。So,S1,S2,S3…主出射方向。201,202,203,204,205…法線。
Claims (7)
- 光を出射する出射部と、前記出射部と対向する反射部と、前記出射部と前記反射部との間に光を入射させる入射面とを有し、前記入射面から入射された光を前記反射部で前記出射部に向けて反射させる導光板において、
前記反射部は、凹条を複数配列して構成されており、前記出射部は、前記複数の凹条の配列方向に延びる突条を複数配列して構成されており、前記入射面は、前記入射面の法線の方向が前記突条の長さ方向に対して傾くように形成されている導光板。 - 前記入射面は、前記入射面の法線の方向が、前記突条の長さ方向と前記突条の配列方向で規定される平面に平行となるように形成されている請求項1に記載の導光板。
- 前記入射面は、前記入射面の法線の方向が、前記突条の配列方向に垂直になるように形成されている請求項1に記載の導光板。
- 前記入射面は、前記入射面の法線の方向が、前記突条の長さ方向と前記突条の配列方向で規定される平面に平行でなく、かつ前記突条の配列方向に垂直でないように形成されている請求項1に記載の導光板。
- 前記入射面が2組あり、それぞれの組に属する入射面の法線の方向が一致するとともに、一方の組に属する入射面の法線の方向と他方の組に属する入射面の法線の方向とは異なり、前記一方の組に属する入射面と前記他方の組に属する入射面の両方に垂直な平面が、前記突条の配列方向に平行である、請求項1乃至請求項2のいずれか一項に記載の導光板。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の導光板と、前記導光板の入射面に対向するように配置した点状光源とを備えた面光源装置。
- 前記点状光源の主出射方向が、前記導光板の入射面の法線の方向に一致する請求項6に記載の面光源装置。
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2004
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