JP2005331064A - 変速機の回転軸支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転軸の軸方向長さを短縮した場合であっても、軸受の内輪鍔部の変形を招くことのない、変速機の回転軸支持構造を提供する。
【解決手段】 リダクションドリブンギヤ102は、そのボス部102aの一端側が、ピニオンギヤ103の側面部103aに当接した状態で、ナット部材3が締付けられ、また、ナット部材3を挟んで、リダクションドリブンギヤ102ギヤとは反対側の領域に、円錐ころ軸受4が設けられている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、変速機の回転軸支持構造、たとえば、無段変速機を有する変速機に適用される変速機の回転軸支持構造に関する。
ベルト式無段変速機(CVT)を備えた車両用のトランスアクスルにおいては、エンジン出力軸から入力された回転力は、トルクコンバータおよび入力軸を介して無段変速機に伝達される。入力軸の回転力は駆動プーリ、Vベルト、従動プーリ、従動軸、駆動ギヤ、リダクションドリブンギヤ、ドライブピニオン軸、ピニオン、およびファイナルギアを介して差動装置に伝達される。
上述の伝達機構を備えるベルト式無段変速機としては、下記特許文献1に開示されるものがあり、その回転軸支持構造100Bを図3に示す。ドライブピニオン軸101には、リダクションドリブンギヤ102およびドライブピニオンギヤ103が設けられ、ドライブピニオン軸101の両端部には、ケーシング10,11に対して、円錐ころ軸受4,5が設けられている。
ドライブピニオンギヤ103は、ドライブピニオン軸101に対して一体的に設けられ、リダクションドリブンギヤ102は、ドライブピニオン軸101に設けられたスプライン106対してスプライン嵌合され、リダクションドリブンギヤ102のボス部102aの一端側が、ドライブピニオンギヤ103の側部に設けられた側壁領域103bに当接している。
また、ドライブピニオン軸101のドライブピニオンギヤ103が設けられる側の一端側には、ドライブピニオン軸101の段付部101cとケーシング11との間に円錐ころ軸受5が配設されている。また、リダクションドリブンギヤ102の他端側においても、ドライブピニオン軸101の段付部101bとケーシング10との間に円錐ころ軸受4が配設され、この円錐ころ軸受4は、ドライブピニオン軸101の表面に刻設されたネジ領域101aに螺合するナット部材3の締付けにより、リダクションドリブンギヤ102のボス部102a側に圧接されている。
ここで、車両の変速機においては、車両搭載性の観点からは、小型であることが望まれる。図3に示すギヤ機構において小型化を図るためには、ドライブピニオン軸の軸方向長さの短縮が必要となる。そのためには、リダクションドリブンギヤ102のボス部102aの幅を小さくし、スプライン106の長さ(L4)を短くする必要がある。一方で、強度を維持するために、スプライン106のスプライン径(φD2)を大きくする必要がある。
しかし、図3に示す構造のまま、スプライン径(φD2)を大きくした場合には、リダクションドリブンギヤ102のボス部102aの径も大きくなることから、ボス部102aと円錐ころ軸受4の内輪鍔部4aとの接触面積が小さくなる結果、ナット部材3の締付けにより内輪鍔部4aが変形してしまうおそれがある。
特開2000−9211号公報
この発明が解決しようとする課題は、小型化を図るために、回転軸の軸方向長さを短縮したことに起因して、ボス部と円錐ころ軸受の内輪鍔部との接触面積が小さくなる結果、ナット部材の締付けにより内輪鍔部が変形してしまうおそれがあることにある。したがって、この発明の目的は、回転軸の軸方向長さを短縮した場合であっても、軸受の内輪鍔部の変形を招くことのない、変速機の回転軸支持構造を提供することにある。
この発明に基づいた変速機の回転軸支持構造においては、無段変速機を有する変速機ケーシング内において、エンジン出力が入力された回転力を、無段変速機を介して出力し、この出力された回転力を差動装置に伝達するための回転軸の構造であって、上記回転軸にスプライン嵌合され、上記無段変速機側から出力された回転力を当該回転軸に入力するための第1回転部材と、上記回転軸に設けられ、当該回転軸に入力された回転力を差動装置に伝達するための第2回転部材と、上記変速機ケーシングに対して、上記回転軸を回転可能に軸支持するための軸受とを有し、上記第1回転部材は、そのボス部の一端側が、上記第2回転部材の側面部に当接した状態で、上記ボス部の他端側から上記回転軸の表面に刻設されたネジ領域にナット部材を締付けることにより、上記回転軸に対する上記第1回転部材の位置決め固定を行ない、上記ナット部材を挟んで、上記第1回転部材とは反対側の領域に、上記軸受が設けられている。
この発明に基づいた変速機の回転軸支持構造によれば、回転軸にスプライン嵌合される第1回転部材は、そのボス部の一端側が、第2回転部材の側部に当接した状態で、ボス部の他端側から回転軸表面に刻設されたネジ領域にナット部材を締付けることにより、回転軸に対する第1回転部材の位置決め固定を行なっている。また、このナット部材を挟んで、第1回転部材とは反対側の領域に、軸受が設けられている。この構成により、従来のように、軸受に第1回転部材を固定するための荷重が加わることがないため、軸受の内輪鍔部が破損されることもない。その結果、軸受の破損を考慮することなく、回転軸の軸方向長さの短縮化を図ることが可能になる。これにより、この機構を搭載した変速機の小型化を図ることが可能になる。
以下、この発明に基づいた実施の形態における回転軸支持構造について、ベルト式無段変速機の回転軸としてドライブピニオン軸に、本発明を適用した場合について、図1を参照しながら説明する。なお、図1は、本実施の形態におけるドライブピニオン軸の構造を示す断面図である。
図1を参照して、本実施の形態におけるドライブピニオン軸の支持構造100Aは、ドライブピニオン軸101にスプライン嵌合され、無段変速機側ギヤ200から出力された回転力をこのドライブピニオン軸101に入力するための第1回転部材としてのリダクションドリブンギヤ102と、ドライブピニオン軸101に一体的に設けられ、このドライブピニオン軸101に入力された回転力を差動装置側ギヤ300に伝達するための第2回転部材としてのドライブピニオンギヤ103と、変速機のケーシング10,11に対して、ドライブピニオン軸101を回転可能に軸支持するための円錐ころ軸受4,5とを有している。
リダクションドリブンギヤ102は、そのボス部102aの一端側が、ドライブピニオンギヤ103の側面部103aに当接した状態でスプライン106に嵌合され、ボス部102aの他端側からドライブピニオン軸101の表面に刻設されたネジ領域101aにナット部材3を締付けることにより、ドライブピニオン軸101に対するリダクションドリブンギヤ102の位置決め固定を行なっている。
また、ドライブピニオン軸101のドライブピニオンギヤ103が設けられる側の一端側には、ドライブピニオン軸101の段付部101cとケーシング11との間に円錐ころ軸受5が配設されている。また、ナット部材3を挟んで、リダクションドリブンギヤ102とは反対側の領域において、ドライブピニオン軸101の段付部101bとケーシング10との間に円錐ころ軸受4が配設されている。
(作用・効果)
この発明に基づいた回転軸支持構造100Aの作用効果について、図2を参照して説明する。なお、図2は、本実施の形態におけるドライブピニオン軸の支持構造100Aと、背景技術におけるドライブピニオン軸の支持構造100Bとを回転中心軸を挟んで上下に示した断面図である。
この回転軸支持構造100Aによれば、ドライブピニオン軸101にスプライン嵌合されるリダクションドリブンギヤ102は、そのボス部102aの一端側が、ドライブピニオンギヤ103の側面部103aに当接した状態で、ボス部102aの他端側からドライブピニオン軸101の表面に刻設されたネジ領域101aにナット部材3を締付けることにより、ドライブピニオン軸101に対するリダクションドリブンギヤ102の位置決め固定を行ない、また、ナット部材3を挟んで、リダクションドリブンギヤ102ギヤとは反対側の領域に、円錐ころ軸受4が設けられている。
この構成により、従来のように、円錐ころ軸受4にリダクションドリブンギヤ102を固定するための締付け荷重が加わることがないため、円錐ころ軸受4の内輪鍔部4aが破損されることもない。その結果、円錐ころ軸受4の内輪鍔部4aの破損を考慮することなく、スプライン径(φD1)を大きくした場合に、スプライン106の幅(L1)およびボス部102aの幅(L2)を小さくすることができる結果、ドライブピニオンギヤ103の側面部103aからドライブピニオン軸101の端部までの距離(L3)の短縮化を可能としている。これにより、ドライブピニオン軸101の軸方向長さの短縮化を図ることが可能になり、この機構100Aを搭載した変速機の小型化を図ることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
この発明に基づいた実施の形態におけるドライブピニオン軸の支持構造を示す断面図である。 この発明に基づいた実施の形態におけるドライブピニオン軸の支持構造と、背景技術におけるドライブピニオン軸の支持構造とを回転中心軸を挟んで上下に示した断面図である。 背景技術におけるドライブピニオン軸の構造を示す断面図である。
符号の説明
3 ナット部材、4,5 円錐ころ軸受、4a 内輪鍔部、10,11 ケーシング、100A ドライブピニオン軸の支持構造、101 ドライブピニオン軸、101a ネジ領域、101b,101c 段付部、102 リダクションドリブンギヤ、102a ボス部、103 ドライブピニオンギヤ、103a 側面部、106 スプライン、200 無段変速機側ギヤ、300 差動装置側ギヤ。

Claims (1)

  1. 無段変速機を有する変速機ケーシング内において、エンジン出力が入力された回転力を、前記無段変速機を介して出力し、この出力された回転力を差動装置側に伝達するための、変速機の回転軸支持構造であって、
    前記回転軸にスプライン嵌合され、前記無段変速機側から出力された回転力を当該回転軸に入力するための第1回転部材と、
    前記回転軸に設けられ、当該回転軸に入力された回転力を差動装置側に伝達するための第2回転部材と、
    前記変速機ケーシングに対して、前記回転軸を回転可能に軸支持するための軸受と、を有し、
    前記第1回転部材は、そのボス部の一端側が、前記第2回転部材の側面部に当接した状態で、前記ボス部の他端側から前記回転軸の表面に刻設されたネジ領域にナット部材を締付けることにより、前記回転軸に対する前記ギヤの位置決め固定を行ない、前記ナット部材を挟んで、前記第1回転部材とは反対側の領域に、前記軸受が設けられる、変速機の回転軸支持構造。
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