JP2005330742A - 雨樋構造 - Google Patents

雨樋構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005330742A
JP2005330742A JP2004151354A JP2004151354A JP2005330742A JP 2005330742 A JP2005330742 A JP 2005330742A JP 2004151354 A JP2004151354 A JP 2004151354A JP 2004151354 A JP2004151354 A JP 2004151354A JP 2005330742 A JP2005330742 A JP 2005330742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
roof
gutter
internal space
rain gutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004151354A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyoshi Sugimoto
文義 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUGIMOTO KENCHIKU KENKYUSHO KK
Sugimoto Kenchiku Kenkyusho KK
Original Assignee
SUGIMOTO KENCHIKU KENKYUSHO KK
Sugimoto Kenchiku Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUGIMOTO KENCHIKU KENKYUSHO KK, Sugimoto Kenchiku Kenkyusho KK filed Critical SUGIMOTO KENCHIKU KENKYUSHO KK
Priority to JP2004151354A priority Critical patent/JP2005330742A/ja
Publication of JP2005330742A publication Critical patent/JP2005330742A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】 外観及び強度的に優れ、積雪の多い地方等においても好適で、施工も容易で、庇としても機能する雨樋構造を提供する。
【解決手段】 屋根2の下端部と一体的に、内部空間3aを有する箱状に形成された庇兼用軒樋3を屋根の下辺に沿って延設し、庇兼用軒樋の上面に、内部空間に通じる複数のスリット3bを形成した雨樋構造。従来の雨樋としての形状が全くなく、庇としても機能し、外観に優れるとともに、樋内に積雪することもない。複数の瓦を屋根の下辺に沿って連設した際に現れる外観になるように上面に凹凸を形成し、庇兼用軒樋を完全に屋根の瓦と一体化することができる。庇兼用軒樋の上面のスリットの上方に落葉防止用ネットを設け、樋の閉塞を防止できる。庇兼用軒樋の屋根に近接する底面3cに水勾配3hを設け、底面の最も低い部分を縦樋5に直接接続し、呼樋を不要にして作業性を向上させることもできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雨樋構造に関し、特に、屋根と一体的に形成され、庇としても機能する軒樋等を備え、一文字葺きの家屋に好適な雨樋構造に関する。
従来、軒樋は、建物とは別体として形成され、樋支持用金具等によって支持されていた。そのため、軒樋を支持するための金具の取付けには専門的な技術が必要となったり、積雪、風雨、日光の照射等によって劣化し、樋としての機能が低下するとともに、屋根の周辺の美観が損われる等の問題があった。また、庇についても、通常、建物とは別体として構成されていた。
上記問題点を解消するため、例えば、特許文献1には、軒樋を屋根と一体的に設けるとともに、隅角用縦樋を隅角用壁板と兼用し、建物の美観を向上させるとともに、安価で機能的に構成した雨樋が開示されている。この雨樋は、樋部と延設部からなる軒樋を、屋根の勾配に沿って一端部が他端部より上方に位置するように野地板の下端部に取り付け、下方側端部に集められた雨水を、呼樋を介して縦樋に流すように形成し、内部が空洞の略々角筒状に形成された縦樋を、左右の壁板間の空隙部に直接または縦樋支持用のコーナー材部を介して取り付けている。
特開平11−350678号公報
しかし、上記特許文献1に記載の雨樋においては、軒樋が屋根と一体的に形成されているものの、略々L字状に、従来の雨樋としての形状が残された状態で配置されている。そのため、外観の面で改善の余地があるとともに、上方が完全に解放されているため、積雪等によって雨樋が破損しやすくなるという問題もあった。
そこで、本発明は、上記従来の雨樋構造における問題点に鑑みてなされたものであって、外観に優れるとともに、強度的にも優れ、積雪の多い地方等においても好適で、施工も容易で、庇としても機能する雨樋構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、雨樋構造であって、屋根の下端部において、該下端部と一体的に、内部空間を有する箱状に形成された庇兼用軒樋を該屋根の下辺に沿って延設し、該庇兼用軒樋の上面に、前記内部空間に通じる複数のスリットを形成したことを特徴とする。
そして、本発明によれば、内部空間に通じる複数のスリットを有する箱状の庇兼用軒樋を屋根の下端部と一体的に、屋根の下辺に沿って延設したため、従来の雨樋としての形状が全くなく、庇としても機能し、外観に優れるとともに、樋内に積雪することもないため、積雪の多い地方等においても好適に使用することができる。
前記雨樋構造において、複数の瓦を屋根の下辺に沿って連設した際に現れる外観になるように、上面に凹凸を形成することができる。これによって、庇兼用軒樋を完全に屋根の瓦と一体化することができ、従来の樋が存在しないような外観とすることができる。
前記雨樋構造において、前記箱状の庇兼用軒樋の上面のスリットの上方に落葉防止用ネットを設けることができる。これによって、樋内に落葉等が落下して樋が閉塞することを防止することができる。
前記雨樋構造において、前記庇兼用軒樋の前記屋根に近接する底面に水勾配を設け、該底面の最も低い部分を縦樋に直接接続することができる。これによって、呼樋が不要になり、施工の容易な雨樋構造を提供することができる。
また、本発明は、庇兼用軒樋用部材であって、内部空間を有する箱状に形成された本体と、該本体の上面に、前記内部空間に通じる複数のスリットとを備えることを特徴とする。この庇兼用軒樋用部材を、屋根の下端部において、該下端部と一体的に該屋根の下辺に沿って延設することにより、上述のように、従来の雨樋としての形状が全くなく、庇としても機能し、外観に優れるとともに、積雪の多い地方等においても好適に使用することが可能な庇兼用軒樋を構成することができる。
前記庇兼用軒樋用部材において、前記本体の底面に水勾配を設け、該底面の最も低い部分を縦樋との接続部とすることができる。接続部を直接縦樋に接続することにより、呼樋が不要になり、施工が容易となる。
本発明によれば、外観に優れるとともに、強度的にも優れ、積雪の多い地方等においても好適で、施工も容易で、庇としても機能する雨樋構造を提供することができる。
図1は、本発明にかかる雨樋構造の一実施の形態を示し、この雨樋構造1は、屋根2の下端部2aと一体的に庇兼用軒樋3が設けられ、庇兼用軒樋3の先端部3iに破風板4が貼着される。
庇兼用軒樋3は、塩化ビニル、溶融亜鉛メッキ鋼板等で、内部空間3aを有する箱状に形成され、上面に内部空間3aに通じる複数のスリット3bが形成される。庇兼用軒樋3の底面3cの屋根2に近接する部分に水勾配を設け、底面3cの最も低い部分を縦樋5との接続部3dとして、呼樋を介することなく、縦樋5に直接接続することができる。尚、スリット3bは、図1のように切り起して形成したり、複数のスリットが穿設された脱着型の板を取り付けて形成することもできる。
庇兼用軒樋3は、図2に示すように、例えば、鋼板等を略々コの字状に曲折して形成した第1部材3eと、鋼板等を略々Z字状に曲折して形成した第2部材3fとを複数組み合わせて構成することができる。尚、縦樋5との接続部3dを備えた部分は、接続部3dの両側に水勾配3hを有する第3部材3gのように形成することができる。庇兼用軒樋3を上述のような分割構造とすることにより、個々の部材をベンダで容易に製造することができ、製造コストを低減することができる。
庇兼用軒樋3全体が屋根2と同様に連続する瓦の外観を呈するように形成することもできる。尚、庇兼用軒樋3をルーフパネルで形成した屋根2の先端部に装着することもできる。また、庇兼用軒樋3の上面のスリット3bの上方に図示しない落葉防止ネットを張設し、スリット3bを介して内部空間3aに落葉等が落下して軒樋3が閉塞しないようにしてもよい。
庇兼用軒樋3は、図3に示されるように、屋根2の上方に向かって延設された部分3jが垂木6の小口にビスで固定される。また、庇兼用軒樋3に接続された縦樋5は、柱8に固定し、柱8に沿って下方に延設する。縦樋5を、柱8と図示しない外壁材との間に配置し、外側から縦樋5が全く目視されないようにすることができる。また、縦樋5の外表面を図示しない分割された外壁材の間に、外壁材の各々の外表面と、段差が生じないように連続して配置し、周囲との関係で縦樋5を全く違和感のない状態で設置することもできる。
庇兼用軒樋3及びその周辺を上記のような構造とすることにより、樋支持用金具、従来の樋が存在しないような外観とすることができ、庇としても機能させることができ、特に一文字葺きに好適である。また、庇兼用軒樋3は、野地合板7を介して垂木6と一体となっているため、高強度である。さらに、庇兼用軒樋3の中に積雪することもないため、積雪の多い地方等においても問題なく使用することができる。
本発明にかかる雨樋構造の一実施の形態を示す分解斜視図である。 図1の雨樋構造の庇兼用軒樋用部材の要部を示す分解斜視図である。 図1の雨樋構造を示す側断面図である。
符号の説明
1 雨樋構造
2 屋根
2a 下端部
3 庇兼用軒樋
3a 内部空間
3b スリット
3c 底面
3d 接続部
3e 第1部材
3f 第2部材
3g 第3部材
3h 水勾配
3i 先端部
3j 延設部
4 破風板
5 縦樋
6 垂木
7 野地合板
8 柱

Claims (6)

  1. 屋根の下端部において、該下端部と一体的に、内部空間を有する箱状に形成された庇兼用軒樋を該屋根の下辺に沿って延設し、該庇兼用軒樋の上面に、前記内部空間に通じる複数のスリットを形成したことを特徴とする雨樋構造。
  2. 複数の瓦を屋根の下辺に沿って連設した際に現れる外観になるように、上面に凹凸を形成したことを特徴とする請求項1に記載の雨樋構造。
  3. 前記箱状の庇兼用軒樋の上面のスリットの上方に落葉防止用ネットを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の雨樋構造。
  4. 前記庇兼用軒樋の前記屋根に近接する底面に水勾配を設け、該底面の最も低い部分を縦樋に直接接続したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の雨樋構造。
  5. 内部空間を有する箱状に形成された本体と、
    該本体の上面に、前記内部空間に通じる複数のスリットとを備えることを特徴とする庇兼用軒樋用部材。
  6. 前記本体の底面に水勾配を設け、該底面の最も低い部分を縦樋との接続部としたことを特徴とする請求項5に記載の庇兼用軒樋用部材。
JP2004151354A 2004-05-21 2004-05-21 雨樋構造 Withdrawn JP2005330742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151354A JP2005330742A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 雨樋構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151354A JP2005330742A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 雨樋構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005330742A true JP2005330742A (ja) 2005-12-02

Family

ID=35485596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004151354A Withdrawn JP2005330742A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 雨樋構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005330742A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103590526A (zh) * 2013-11-22 2014-02-19 王睿敏 装配整体式防水屋面板及其构成的防雨屋面
CN104533029A (zh) * 2015-01-06 2015-04-22 当代节能置业股份有限公司 一种具有结构自找坡的屋面施工工艺及屋面

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103590526A (zh) * 2013-11-22 2014-02-19 王睿敏 装配整体式防水屋面板及其构成的防雨屋面
CN104533029A (zh) * 2015-01-06 2015-04-22 当代节能置业股份有限公司 一种具有结构自找坡的屋面施工工艺及屋面

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9347222B2 (en) Welded roof for modular building units
JP2020204260A (ja) 端部構造
CN204850273U (zh) 一种钢结构建筑中的钢板天沟
JP6910797B2 (ja) 軒先排水構造
JP5977396B2 (ja) 屋根用板金役物
JP2005330742A (ja) 雨樋構造
JP5421642B2 (ja) 片流れ屋根の換気棟取付構造
JP2009270406A (ja) 簡易建物、簡易建物の組立方法
JP4183085B2 (ja) 換気機能付き軒先構造
JP2019073950A (ja) 屋根面換気ユニット及び屋根面換気ユニットの施工方法
KR200362809Y1 (ko) 조립식 건축물의 박공 및 처마 후레싱
JP4478433B2 (ja) 建築物の換気構造
JP2006057376A (ja) 屋上排水構造
JP7289490B2 (ja) 軒先構造
JP3414711B2 (ja) 太陽電池パネル付バルコニー
JP2005273148A (ja) 雨樋構造
KR102086291B1 (ko) 빗물받이 겸용 처마 마감부재
JP6693717B2 (ja) 屋根構造および建物
JP2020159129A (ja) 屋根構造体
JP5019998B2 (ja) 軒樋の取付け構造
CN211714397U (zh) 边墙泄水钢雨槽
KR20130080514A (ko) 기와, 지붕 구조 및 지붕 시공 방법
JP7007211B2 (ja) 鼻隠部材および屋根
US20240183168A1 (en) Multi-purpose screed device / exterior wall cavity ventilation system
JP2003213864A (ja) 軒先構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807